JP2519161B2 - ダム操作訓練用シミュレ―タ - Google Patents
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Description
水などの非常時における的確な判断能力の習得およびゲ
ート操作技術の向上を目的として、実機感覚での訓練を
行なえるようになされているダム操作訓練用シミュレー
タに関するものである。
して、従来から、例えば特開昭56−72478号公報
に開示されているように、ダム放流を管理するダム管理
所に備えられている演算器を利用して、通常のゲート制
御を行なうための通常信号とシミュレーション動作を行
なうための模擬信号のそれぞれについて時分割して演算
処理し、その演算結果を基にしてシュミレーション結果
を表示するようになしたダムシミュレータが知られてい
る。また、ダムではないが、例えば火力プラント等の各
種の実装プラントの運転状況をビデオ装置に録画させて
おき、訓練時にはその画像を再現させることで、臨場感
のある訓練を実現させるようにした訓練用シミュレータ
(特開昭57−16476号公報参照)や、運転訓練に
必要な操作に対応する実際のプラントの動作を動画デー
タとして記憶させておき、運転訓練時には、運転訓練に
必要な操作に対応した画面を検索して、その検索した画
面データをブラウン管などの表示装置に静止画または動
画として表示させるようにした訓練用シミュレータ(特
公昭61−18190号公報)も知られている。
シミュレータのうち、前者のものは、ダムの操作訓練を
実際のダム管理所で行なわなければならないので、天候
状況の異変による洪水や操作機器の故障などが発生する
と、本来のゲート制御が中心となるために、操作訓練を
実施することができなくなるといったように、時間的な
制約があって、訓練効率が非常に悪い。また、後者のも
のは、実装プラントの運転状況や運転訓練に必要な操作
に対応した画像を表示することができるものの、トレー
ニ自身の操作にともなうゲートおよびダム水位等などの
ダム状況をリアルに把握することができないため、臨場
感のある実践的な訓練を行なう上では未だ不十分なもの
であった。
たもので、トレーニ自身の操作によるダム状況を的確に
把握して、実際のダム管理所に近い臨場感のもとで、非
常に効率的で、しかも実践的な訓練を実施することがで
きるダム操作訓練用シミュレータを提供することを目的
としている。
め、本発明に係るダム操作訓練用シミュレータは、少な
くとも訓練指示、各種訓練データの設定、訓練実施状況
の表示機能およびトレーナ卓を有するトレーナ設備と、
少なくともダムに設置される監視操作卓を模擬し、ゲー
ト操作を行なうトレーニ卓を有するトレーニ設備と、ゲ
ート放流監視用ITVを模擬するITV装置と、各洪水
吐ゲートを模擬表示する画像表示装置とを備えたダム操
作訓練用シミュレータであって、上記トレーニ設備での
ゲート操作によるゲート開度情報およびそのときの水位
情報に応じてゲート開度および水位を画面上の座標に変
換して、その座標データを基に上記画像表示装置の画面
上にゲート開度、そのときの水位およびゲート開度に応
じた放流の絵を表示させる表示処理用コンピュータを設
けるとともに、ホストコンピュータにゲート障害情報を
入力設定して上記画像表示装置の画面上にゲート障害の
状態の画像を表示させることが可能なゲート障害入力操
作部をトレーナ設備側に設けたものである。
画像表示装置としては、ビデオプロジェクタから構成す
ることが好ましい。
タによれば、ITV装置によるゲート放流状態の表示の
他に、トレーニ設備におけるトレーニ卓を介してゲート
操作を行なうことで、そのゲート操作情報が表示処理用
コンピュータに入力されて、該コンピュータにおいて、
ゲート開度情報およびそのときの水位情報に応じてゲー
ト開度および水位が画面上の座標に変換されて、その座
標データを基に上記画像表示装置の画面上にゲート開
度、そのときの水位およびゲート開度に応じた放流の絵
からなるダム状況を忠実に表示させることが可能であ
り、トレーニがその画像を視覚的に把握することによ
り、実際のダム管理所に近い臨場感でゲート操作等の訓
練を効果的に実施することが可能である。また、その訓
練時にトレーナ設備におけるゲート障害入力操作部から
ホストコンピュータに、例えば流木の噛み込みなどのゲ
ート障害の状態を入力設定することで、上記画像表示装
置の画面上に上記したダム状況の上にゲート障害の状態
が加味された画像を任意に表示させることが可能とな
り、そのゲート障害に対する適切な処置をトレーニにと
らせるといった実践的な訓練を行なわせることが可能で
ある。
プロジェクタを使用し、各洪水吐ゲートを模擬表示させ
るときは、ダム状況を一層明確に把握することが可能
で、初級者から上級者までの技術レベルに合わせて、き
め細かい充実した訓練を行なわせることができる。
明する。図1はダム操作訓練用シミュレータの設備概要
および配置を示す全体の斜視図、図2は各装置の関連図
であり、同シミュレータは、大別して、トレーナ卓1お
よび通話卓2などを有するトレーナ設備T1と、実際の
ダム管理所に設置される監視操作卓を模擬したもので、
ゲート操作を行なうトレーニ卓3および放流警報装置の
操作を行なう放流警報操作卓4などを備えたトレーニ設
備T2とから構成されている。
ーナ卓1および通話卓2の他に、訓練の開始・中断・通
常訓練・再訓練・訓練再生・訓練自動走行・訓練継続・
終了・タイムスケール変更などの訓練指示および訓練対
象ダムや出水波形などの訓練データの設定を対話式に行
なう訓練指示用CRT5、訓練実施状況をモニタし、違
反操作のチェックを行なう訓練者モニタ用CRT6、ト
レーナ設備T1の動作記録を行なうロギングプリンタ
7、訓練結果の評価の記録を行なう訓練評価プリンタ
8、訓練制御・水位やゲート開度などの各種計算・訓練
履歴管理・通信制御およびプリンタ制御等を行なう計算
機盤9、後述する70インチビデオプロジェクタの制御
を行なうAV制御盤10、設備の主電源(NFB)の入
切および設備の照明装置12の制御を行なうSi電源盤
(図示せず)などを備えている。なお、上記両CRT
5,6はトレーナ卓1上に設置されている。
のトレーニ卓3および放流警報操作卓4の他に、ゲート
放流監視用ITVを模擬するITV装置13、温度・湿
度・気圧・水温・風向・風速・注意報・大雨や洪水など
の警報を表示する気象観測表示盤14、実際のダム管理
所に設置される放流警報装置を模擬した放流警報装置盤
15、非常用発電機(図示せず)の操作を行なう非常用
発電機盤16、所内の受電状態を表示する所内受電盤1
1、各洪水吐ゲートを模擬表示する画像表示装置として
の70インチビデオプロジェクタ17、各洪水吐ゲート
の開度を表示するゲート開度計盤18、各洪水吐ゲート
の機側操作を行なうゲート機側操作盤19、実際のダム
管理所に設置された水文気象情報端末装置を模擬した水
文気象情報端末装置20、水文気象情報端末装置からの
出力をハードコピーする水文気象情報ハードコピー2
1、商業TV装置22、日誌を作成する日誌プリンタ2
3、操作記録を作成する操作記録プリンタ24、トレー
ニ設備T2の動作記録を作成する運行プリンタ25など
を備えている。また、天候の状況によって生じる雨音・
雷音・風音・河川水流音、非常用発電機音、ゲート動作
音、ゲート放流音、訓練指示や異常気象など各種のアナ
ウンス音を出力する音響装置26を設置している。な
お、図2において、太線は画像制御系統、点線は音声制
御系統、細線は表示制御系統を表している。
レータの動作フローについて、図3〜図6を参照しなが
ら簡単に説明する。図3はシミュレータの起動フローで
あって、主NFBを投入する(ステップS31)と、ト
レーナ卓1の訓練指示用CRT5上に、現在訓練可能な
ダム名称、訓練番号、シミュレーション時刻などのプロ
グラムがロードされる(ステップS32)。次に、シミ
ュレータモードの選択を行なって(ステップS33)、
訓練準備モード、訓練実施モード、訓練管理モード、シ
ミュレータ運用モードのいずれか1つのモードに遷移す
る(ステップS34)。そして、すべてのモードの動作
が完了した段階で、シミュレータ停止の必要の有無を判
定した(ステップS35)後、主NFBを開放する(ス
テップS36)。
て、基本的にはシミュレータで訓練を実施する前に、訓
練の内容を設定準備するものであり、訓練指示用CRT
5上に表示される訓練準備メニュー画面から各項目を選
択的に呼び出すためのメニュー選択を行ない(ステップ
S41)、訓練対象ダムの設定、訓練ケース(訓練波形
番号や開始時刻等)の選択、ダム初期値(ダム水位、ゲ
ート開度、発電使用水量、機側ゲート等)の設定、機器
(トレーニ卓、機側操作盤、発電機盤、放流警報装置盤
等)故障内容の設定、訓練者情報(氏名、所属、レベ
ル、役割等)の設定、流入量・観測所データ(ダム流入
量、観測所での雨量・水位・流量等)の設定(修正)、
音響効果(雨音、風音、雷音、河川水流音、ゲート動作
音、ゲート放流音)の設定など各種の訓練内容を設定す
る(ステップS42)。そして、各準備データの設定が
終了したことを確認した(ステップS43)のち、次の
モードを選択して(ステップS44)、その選択モード
に移行する。
て、基本的には上記訓練準備モードで設定された訓練内
容を利用して、訓練を実施するものであり、訓練指示用
CRT5上に表示される訓練ケース表示画面から訓練ケ
ースを確認した上、訓練実施のイニシャライズを開始す
る(ステップS51)。この状態で訓練中断モード(ス
テップS52)を経て訓練実施中モードの選択を行ない
(ステップS53)、設定された訓練内容に従って訓練
を行なう通常訓練(再訓練含む)モード、訓練中に現在
までの訓練の過程をモニタリングする訓練再生モード、
訓練を自動的に指定時間分だけ進ませる自動走行モー
ド、全ての訓練が中断された状態となる訓練中断モード
を順次あるいは適宜に切換えながら訓練を実施する(ス
テップS54)。そして、訓練実施が終了したことを確
認した(ステップS55)のち、必要に応じて訓練結果
を保存する(ステップS56)。
基本的には訓練内容に対する評価の印字、表示および履
歴を管理するものであり、訓練指示用CRT5上に表示
される訓練メニュー画面から管理項目を選択し(ステッ
プS61)、日誌印字やゲート操作記録印字などの帳票
出力および訓練履歴や訓練者履歴、ダム別履歴などの訓
練履歴などの訓練管理を行ない(ステップS62)、そ
の処理が終了したことを確認した(ステップS63)の
ち、次のモードを選択して(ステップS64)、その選
択モードに移行する。
フローを有するダム操作訓練用シミュレータにおける本
発明の主要部の構成図である。同図において、30はト
レーニ設備T2側のトレーニ卓3に備えられている入出
力処理用コンピュータであって、ゲート操作スイッチ3
1が接続されている。32はトレーナ設備T1側に備え
られているホストコンピュータであって、上述の計算機
盤9などから構成される。このホストコンピュータ32
は、ゲート開度および水位の計算を行なって、それらの
情報を出力するだけでなく、キーボードおよびマウスか
らなる入力操作部33を介してゲート障害を入力設定
し、そのゲート障害情報も出力することが可能である。
タで構成される画像表示装置であって、ゲートおよび水
位状態を各洪水吐ゲート毎に模擬表示する。34は上述
の開度計盤18、機側操作盤19などから構成される表
示処理用コンピュータであって、上記ホストコンピュー
タ32から伝送されてくるゲート開度情報、水位情報を
基に、テーブルにより画面上の座標に変換して、その座
標を上記画像表示装置17に出力するとともに、上記ゲ
ート障害入力操作部33から入力されるゲート障害情報
に基づいて、例えばゲートに流木が噛み込んだ状態の画
像を作成して、これを上記画像表示装置17の画面上に
表示する。
明する。トレーニ設備T2側において、トレーニがゲー
ト操作スイッチ31を操作すると、そのスイッチ情報が
入出力処理用コンピュータ30によりゲート開閉情報に
変換された後、そのゲート開閉情報がトレーナ設備T1
側のホストコンピュータ32へ伝送される。このホスト
コンピュータ32では、上記ゲート開閉情報に基づい
て、ゲート開度およびそのときの水位が計算されて、ゲ
ート開度情報および水位情報が入出力処理用コンピュー
タ30および表示処理用コンピュータ34に伝送され
る。これら情報を受信した表示処理用コンピュータ34
では、テーブルにより、ゲート開度および水位を画面上
の座標に変換して、その座標データを基に、上記画像表
示装置17の画面上にゲート、そのときの水位およびゲ
ート開度に応じた放流の絵を表示する。
面上に表示されたゲート開度および水位の状態を示し、
ゲート開度は全閉から全開まで13段階で表示され、水
位は最小水位から最大水位まで14段階で表示され、こ
の水位によって画面上に描かれる水位面の位置が異な
る。因みに、図8はゲート開度が0の全閉の場合、図9
はゲート開度が6の中間開度の場合、図10はゲート開
度が12の全開の場合を示しており、これらゲート開度
に応じて異なるダム放流の絵が表示されている。なお、
図8〜図10中、27はダム堰堤、28はダム上部構造
体である。
タ32に対して、ゲート障害入力操作部33を介してト
レーナがゲート障害を任意に入力設定することにより、
上記表示処理用コンピュータ34を介して、画像表示装
置17の画面上に、ゲートに流木等が噛み込んだ状態の
画像を作成し表示することができ、これに対する適切な
処置をトレーニに採らせるなどの実践的な訓練を行なう
ことができる。
備T2側のITV装置13を介して放流状況を模擬表示
させることによって、上記画像表示装置17による画像
表示とあわせて、より臨場感を高めることができる。
レーニ設備におけるトレーナ卓を介してゲート操作を行
なうだけで、そのゲート操作によるゲート開度情報およ
びそのときの水位情報に応じて、ゲート、そのときの水
位およびゲート開度に応じた放流の絵からなるダム状況
を画像表示装置の画面上に忠実に表示させることができ
るとともに、このとき、ゲート障害入力操作部から、例
えば流木の噛み込みなど のゲート障害の状態を入力設定
することで、上記画像表示装置の画面上に上記したダム
状況の上にゲート障害の状態が加味された画像を表示さ
せて、実際のダムで発生する種々の状況を視覚的に把握
させることができるので、トレーニに対して実際のダム
管理所に近い臨場感を与えるとともに、ゲート障害に対
する適切な処置を採らせるといった実践的な訓練を行な
わせることができ、訓練の効率化、充実化を達成するこ
とができるという効果を奏する。
備概要および配置を示す全体の斜視図である。
ちシミュレータの起動フローの説明図である。
ある。
ある。
る。
が全閉の場合の画像を示す図である。
が中間の場合の画像を示す図である。
度が全開の場合の画像を示す図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 少なくとも訓練指示、各種訓練データの
設定、訓練実施状況の表示機能およびトレーナ卓を有す
るトレーナ設備と、少なくともダムに設置される監視操
作卓を模擬し、ゲート操作を行なうトレーニ卓を有する
トレーニ設備と、ゲート放流監視用ITVを模擬するI
TV装置と、各洪水吐ゲートを模擬表示する画像表示装
置とを備えたダム操作訓練用シミュレータであって、上
記トレーニ設備でのゲート操作によるゲート開度情報お
よびそのときの水位情報に応じてゲート開度および水位
を画面上の座標に変換して、その座標データを基に上記
画像表示装置の画面上にゲート開度、そのときの水位お
よびゲート開度に応じた放流の絵を表示させる表示処理
用コンピュータを設けるとともに、ホストコンピュータ
にゲート障害情報を入力設定して上記画像表示装置の画
面上にゲート障害の状態の画像を表示させることが可能
なゲート障害入力操作部をトレーナ設備側に設けたこと
を特徴とするダム操作訓練用シミュレータ。 - 【請求項2】 上記画像表示装置が、ビデオプロジェク
タから構成されたものである請求項1記載のダム操作訓
練用シミュレータ。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP6839393A JP2519161B2 (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | ダム操作訓練用シミュレ―タ |
Applications Claiming Priority (1)
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|---|---|---|---|
| JP6839393A JP2519161B2 (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | ダム操作訓練用シミュレ―タ |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06282219A JPH06282219A (ja) | 1994-10-07 |
| JP2519161B2 true JP2519161B2 (ja) | 1996-07-31 |
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6839393A Expired - Fee Related JP2519161B2 (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | ダム操作訓練用シミュレ―タ |
Country Status (1)
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-
1993
- 1993-03-26 JP JP6839393A patent/JP2519161B2/ja not_active Expired - Fee Related
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