JP2532066B2 - 含水性切削油,研削油の腐敗、悪臭発生防止処理方法及びその処理部材 - Google Patents
含水性切削油,研削油の腐敗、悪臭発生防止処理方法及びその処理部材Info
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- JP2532066B2 JP2532066B2 JP61179415A JP17941586A JP2532066B2 JP 2532066 B2 JP2532066 B2 JP 2532066B2 JP 61179415 A JP61179415 A JP 61179415A JP 17941586 A JP17941586 A JP 17941586A JP 2532066 B2 JP2532066 B2 JP 2532066B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、切削或は研削作業において用いられる切削
油や研削油の腐敗防止及び悪臭を除去する処理方法に関
するものである。
油や研削油の腐敗防止及び悪臭を除去する処理方法に関
するものである。
(従来の技術) 従来から、各種機械加工の分野での切削加工や研削加
工用として切削油や研削油は広く使用されているが、最
近では、切削、研削条件の高速化、工具技術の進歩、省
資源の意識及び油自体の改良などにより含水性のものが
多く用いられるようになっている。
工用として切削油や研削油は広く使用されているが、最
近では、切削、研削条件の高速化、工具技術の進歩、省
資源の意識及び油自体の改良などにより含水性のものが
多く用いられるようになっている。
そして、この含水性の切削油や研削油は、その成分中
に種々の有機物を含み、上記機械加工時には水により希
釈されて使用され、該加工に伴って砥粉や結合剤などが
その内容に添入される。
に種々の有機物を含み、上記機械加工時には水により希
釈されて使用され、該加工に伴って砥粉や結合剤などが
その内容に添入される。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、上記含水性の切削油や研削油は水で希釈さ
れた後は、各加工に伴う温度上昇や、油中の添加物の分
解成分などによりバクテリアやカビなどの繁殖を招き、
次第に腐敗を生じ、悪臭を発生するようになる。そし
て、更に腐敗が進行すると、バクテリアの影響により油
自体が汚染されたりスライムが形成されて油の循環が悪
くなり、悪臭の発生による作業環境の悪化につながるだ
けでなく、機械加工の対象となる工具寿命を低下させる
などの問題を露呈するものとなる。
れた後は、各加工に伴う温度上昇や、油中の添加物の分
解成分などによりバクテリアやカビなどの繁殖を招き、
次第に腐敗を生じ、悪臭を発生するようになる。そし
て、更に腐敗が進行すると、バクテリアの影響により油
自体が汚染されたりスライムが形成されて油の循環が悪
くなり、悪臭の発生による作業環境の悪化につながるだ
けでなく、機械加工の対象となる工具寿命を低下させる
などの問題を露呈するものとなる。
そこで本発明は、上記従来の欠点を解消するため、合
成繊維の織布もしくは不織布からなる通水性繊維布で包
んだ一価のAgを含む水溶解性ガラスによって、上記切削
油、研削油の腐敗、悪臭発生を防止する新規な処理方法
を提供することを目的とする。
成繊維の織布もしくは不織布からなる通水性繊維布で包
んだ一価のAgを含む水溶解性ガラスによって、上記切削
油、研削油の腐敗、悪臭発生を防止する新規な処理方法
を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するための手段を添付図面を採って説
明すると、組成中に一価のAgを含む水溶解性ガラスの塊
状物、粒状物もしくは粉状物のいづれか、もしくは混合
物よりなる固形物10を、合成繊維の織布もしくは不織布
からなる通水性繊維布にて包んで水を希釈された切削油
もしくは研削油30中に吊持浸漬し前記ガラス固形物10を
上記繊維布1内において上記水中にゲル化状態を経て溶
解させながらAg+イオンを溶出せしめるとともに、上記
油30中に含まれる懸濁性物質や浮遊物が上記通水性繊維
布1の布目より内部に侵入するのを抑制しながらAg+イ
オンを上記ゲル状物内に保有させ、爾后上記布目より繊
維布1外の残余の水中に徐々に溶出せしめるようにした
ことを特徴とする含水性切削油、研削油の腐敗、悪臭発
生防止処理方法である。
明すると、組成中に一価のAgを含む水溶解性ガラスの塊
状物、粒状物もしくは粉状物のいづれか、もしくは混合
物よりなる固形物10を、合成繊維の織布もしくは不織布
からなる通水性繊維布にて包んで水を希釈された切削油
もしくは研削油30中に吊持浸漬し前記ガラス固形物10を
上記繊維布1内において上記水中にゲル化状態を経て溶
解させながらAg+イオンを溶出せしめるとともに、上記
油30中に含まれる懸濁性物質や浮遊物が上記通水性繊維
布1の布目より内部に侵入するのを抑制しながらAg+イ
オンを上記ゲル状物内に保有させ、爾后上記布目より繊
維布1外の残余の水中に徐々に溶出せしめるようにした
ことを特徴とする含水性切削油、研削油の腐敗、悪臭発
生防止処理方法である。
上記の水溶解性ガラス固形物は、SiO2,B2O3.P2O5の1
種もしくは2種以上の網目形成酸化物と、Na2O,K2O,Ca
O,MgO,BaO,ZnOの1種もしくは2種以上の網目修飾酸化
物と、Al2O3,TiO2の1種もしくは2種の中間体酸化物を
含むガラス組成よりなるとともに、この固形物100重量
部中に一価のAgとして例えばAg2Oを0.1〜2.5重量部を含
有させてなり、上記切削油、研削油中の水分に対する添
加量が300〜1000g/m3となるように調整される。
種もしくは2種以上の網目形成酸化物と、Na2O,K2O,Ca
O,MgO,BaO,ZnOの1種もしくは2種以上の網目修飾酸化
物と、Al2O3,TiO2の1種もしくは2種の中間体酸化物を
含むガラス組成よりなるとともに、この固形物100重量
部中に一価のAgとして例えばAg2Oを0.1〜2.5重量部を含
有させてなり、上記切削油、研削油中の水分に対する添
加量が300〜1000g/m3となるように調整される。
(作用) 含水性切削油もしくは研削油中に、組成中一価のAgを
含む水溶解性ガラス固形物10を合成繊維の織布もしくは
不織布よりなる通水性繊維布1で包んで吊持浸漬するこ
とにより、上記ガラス固形物10は耐溶性のある上記繊維
布1内でゲル化状態で溶解し急激な流出作用を抑制さ
れ、徐々に溶解されて該ゲル状物内にAg+イオンを保有
させ、爾后、上記繊維布1の布目より該繊維布1外の残
余の水中にAg+イオンを徐々に溶出せしめて該Ag+イオン
の微生物、かび等の殺菌、除去作用等により上記含水性
切削油もしくは研削油の腐敗と悪臭発生を防止する。そ
してこの作用は上記固形物10とゲル化現象により該固形
物10の水中における溶解速度を制御させるものとなり、
これから経時一定のAg+イオンを持続させながら水中に
溶出させるものとなる。
含む水溶解性ガラス固形物10を合成繊維の織布もしくは
不織布よりなる通水性繊維布1で包んで吊持浸漬するこ
とにより、上記ガラス固形物10は耐溶性のある上記繊維
布1内でゲル化状態で溶解し急激な流出作用を抑制さ
れ、徐々に溶解されて該ゲル状物内にAg+イオンを保有
させ、爾后、上記繊維布1の布目より該繊維布1外の残
余の水中にAg+イオンを徐々に溶出せしめて該Ag+イオン
の微生物、かび等の殺菌、除去作用等により上記含水性
切削油もしくは研削油の腐敗と悪臭発生を防止する。そ
してこの作用は上記固形物10とゲル化現象により該固形
物10の水中における溶解速度を制御させるものとなり、
これから経時一定のAg+イオンを持続させながら水中に
溶出させるものとなる。
この際、上記油30中に含まれる懸濁性物質や浮遊物を
上記通水性繊維布1の布目より内部に侵入させないよう
に該繊維布1の布目を配慮し効率よくAg+イオンによる
作用を行うようにする。
上記通水性繊維布1の布目より内部に侵入させないよう
に該繊維布1の布目を配慮し効率よくAg+イオンによる
作用を行うようにする。
なお、通水性繊維布1として、切削油を対象とする場
合には布織布を、又、研削油を対象とする場合には織布
を使用する。
合には布織布を、又、研削油を対象とする場合には織布
を使用する。
(実施例) 以下、本発明に係る実施例を説明する。
先ず、本発明の方法は、例えば第1図に示した機械工
具等の切削或は研削加工のために構成される閉ループ管
路5からなる油循環系統Aを対象とする。図中3は切削
油、研削油を原油を貯留している油槽で、その管路3aか
ら当初切削油もしくは研削油をリザーバ(貯槽、以下リ
ザーバという)4に供給する。この切削油、研削油は、
スピンドル油、マシン油等の鉱油に各種薬剤及び有機物
が添入されており、適宜水槽8に貯留している水により
10〜100倍に希釈され、以下循環して使用される。
具等の切削或は研削加工のために構成される閉ループ管
路5からなる油循環系統Aを対象とする。図中3は切削
油、研削油を原油を貯留している油槽で、その管路3aか
ら当初切削油もしくは研削油をリザーバ(貯槽、以下リ
ザーバという)4に供給する。この切削油、研削油は、
スピンドル油、マシン油等の鉱油に各種薬剤及び有機物
が添入されており、適宜水槽8に貯留している水により
10〜100倍に希釈され、以下循環して使用される。
すなわち、上記リザーバ4から管路5を経由して工具
等に対する切削或は研削加工を行う切削もしくは研削機
械2に供給された切削油もしくは研削油は、再び上記リ
ザーバ4に流入し一時的に貯留される。このリザーバ4
内には、図示のように、一価のAgを含む水溶解性ガラス
の固形物10が通水性繊維布1にて包まれて吊持浸漬され
ている。
等に対する切削或は研削加工を行う切削もしくは研削機
械2に供給された切削油もしくは研削油は、再び上記リ
ザーバ4に流入し一時的に貯留される。このリザーバ4
内には、図示のように、一価のAgを含む水溶解性ガラス
の固形物10が通水性繊維布1にて包まれて吊持浸漬され
ている。
なお、上記通水性繊維布1としては、例えば砥粉の添
入が比較的少ない切削油に対してはナイロン、テトロン
等の合成繊維の不織布を用い、砥粉の添入の多い研削油
に対してはポリエチレン、ポリエステル等の合成繊維の
織布を用いるとよい。
入が比較的少ない切削油に対してはナイロン、テトロン
等の合成繊維の不織布を用い、砥粉の添入の多い研削油
に対してはポリエチレン、ポリエステル等の合成繊維の
織布を用いるとよい。
そして上記ガラス固形物10中のAg+イオンによる油の
腐敗と悪臭の発生を効率よく防止させるため、上記水溶
解性ガラス固形物10を包んだ通水性繊維布1をリザーバ
4内等で該布1の全方位面に関して油と接触させるよう
に例えばリザーバ4内においては図示のようにその中間
位置に複数個或は単数個をもって吊持浸漬する。
腐敗と悪臭の発生を効率よく防止させるため、上記水溶
解性ガラス固形物10を包んだ通水性繊維布1をリザーバ
4内等で該布1の全方位面に関して油と接触させるよう
に例えばリザーバ4内においては図示のようにその中間
位置に複数個或は単数個をもって吊持浸漬する。
繊維布1で包んだ水溶解性ガラスの固形物10は上記リ
ザーバ4とは別個に、例えば該リザーバ4からポンプP
により油槽3方向に返送される切削油、研削油の流通過
程に位置する処理ユニット6内にも上記同様に設置さ
れ、該固形物10を包んだ通水性繊維布1と流通する切削
油、研削油とが接触するようにしてもよい。
ザーバ4とは別個に、例えば該リザーバ4からポンプP
により油槽3方向に返送される切削油、研削油の流通過
程に位置する処理ユニット6内にも上記同様に設置さ
れ、該固形物10を包んだ通水性繊維布1と流通する切削
油、研削油とが接触するようにしてもよい。
上記の説明において、水溶解性ガラスの固形物10を含
む通水性繊維布1がリザーバ4内等で循環する上記含水
性切削油もしくは研削油の連続的供給の帰還とを受けて
油分と水分とが動的に混合状態とされた循環工程中で吊
持浸漬されてその腐敗と悪臭発生の防止を行なうことを
示したが、本発明の方法はこの状態に限ることなく、例
えば切削、研削作業が一時停止され、上記含水性切削油
もしくは研削油がリザーバ4内に静置されて油分と水分
とが層分離した場合においてもこのリザーバの水層内に
吊持浸漬させた水溶解性ガラスの固形物10を含む通水性
繊維布1によって、該リザーバ4内の水層に対するその
腐敗と悪臭発生の防止作用が実行される。
む通水性繊維布1がリザーバ4内等で循環する上記含水
性切削油もしくは研削油の連続的供給の帰還とを受けて
油分と水分とが動的に混合状態とされた循環工程中で吊
持浸漬されてその腐敗と悪臭発生の防止を行なうことを
示したが、本発明の方法はこの状態に限ることなく、例
えば切削、研削作業が一時停止され、上記含水性切削油
もしくは研削油がリザーバ4内に静置されて油分と水分
とが層分離した場合においてもこのリザーバの水層内に
吊持浸漬させた水溶解性ガラスの固形物10を含む通水性
繊維布1によって、該リザーバ4内の水層に対するその
腐敗と悪臭発生の防止作用が実行される。
次に、上記方法で用いる水溶解性ガラス固形物10はSi
O2,B2O3.P2O5の1種もしくは2種以上とNa2O,K2O,CaO,M
gO,BaO,ZnOの1種もしくは2種以上と、Al2O3,TiO2の1
種もしくは2種を含む組成の水溶解性ガラスの固形物で
あって、この固形物100重量部中に一価のAgとして例え
ばAg2Oを0.1〜2.5重量部を含有させ、塊状物、粒状物、
粉状物となしたものである。
O2,B2O3.P2O5の1種もしくは2種以上とNa2O,K2O,CaO,M
gO,BaO,ZnOの1種もしくは2種以上と、Al2O3,TiO2の1
種もしくは2種を含む組成の水溶解性ガラスの固形物で
あって、この固形物100重量部中に一価のAgとして例え
ばAg2Oを0.1〜2.5重量部を含有させ、塊状物、粒状物、
粉状物となしたものである。
又、リザーバ4や処理ユニット6内での吊持を容易と
するために、第2図(ロ)に示したような端部に突出片
7aを設けた通水口を多数有する箱体7に同図(イ)で示
すような上記固形物10を包んだ通水性繊維布1を単数も
しくは複数個収納させて用いてもよい。
するために、第2図(ロ)に示したような端部に突出片
7aを設けた通水口を多数有する箱体7に同図(イ)で示
すような上記固形物10を包んだ通水性繊維布1を単数も
しくは複数個収納させて用いてもよい。
又、上記ガラス固形物10は、上記油中の水分に対する
添加量が300〜1000g/m3であることが望ましく、この範
囲内で固形物10のAg+イオンを徐々に油中に溶出させる
とともに、究極においてこのAg+イオンが3〜5ppmとな
るように調整し、目的とする上記油の腐敗、悪臭発生を
防止する。
添加量が300〜1000g/m3であることが望ましく、この範
囲内で固形物10のAg+イオンを徐々に油中に溶出させる
とともに、究極においてこのAg+イオンが3〜5ppmとな
るように調整し、目的とする上記油の腐敗、悪臭発生を
防止する。
次に、上述した本発明処理方法におけるリザーバ内の
切削油中の水分に対する腐敗防止効果をみるためのテス
ト結果を表1として示す。
切削油中の水分に対する腐敗防止効果をみるためのテス
ト結果を表1として示す。
すなわち、リザーバ内の使用限界状態の含水切削油
(乳化型)1000当り、一価のAg含有水溶解性ガラスを
600gになるように調整するとともに、標準篩10メッシュ
のナイロン不織布で該ガラス固形物を包んでリザーバ内
に吊持浸漬したものである。
(乳化型)1000当り、一価のAg含有水溶解性ガラスを
600gになるように調整するとともに、標準篩10メッシュ
のナイロン不織布で該ガラス固形物を包んでリザーバ内
に吊持浸漬したものである。
なお、上記一価のAg含有水溶解性ガラスは、SiO2 40.
0モル%、B2O3 50.0モル%、Na2O 10.0モル%に一価のA
gをAg2Oに換算して0.5重量%添加してこれを均一に混合
し、ガラス融解炉を用い1100〜1300℃の範囲の温度で60
分間融解した後、急冷して作成した。
0モル%、B2O3 50.0モル%、Na2O 10.0モル%に一価のA
gをAg2Oに換算して0.5重量%添加してこれを均一に混合
し、ガラス融解炉を用い1100〜1300℃の範囲の温度で60
分間融解した後、急冷して作成した。
表1として示したテスト結果からは、本発明処理方法
により、上記切削油中の水の腐敗原因となる総生菌、カ
ビ、硫酸還元菌などの経時減少し、反面PH値をアルカリ
側に高めることによりAg+イオンの作用を促進させ、臭
気の発生を減少させていることがわかる。
により、上記切削油中の水の腐敗原因となる総生菌、カ
ビ、硫酸還元菌などの経時減少し、反面PH値をアルカリ
側に高めることによりAg+イオンの作用を促進させ、臭
気の発生を減少させていることがわかる。
更に、上記方法によって、リザーバ内の研削油(乳化
型)中の水分に対する悪臭の発生の除去効果を調べて表
2に示す。
型)中の水分に対する悪臭の発生の除去効果を調べて表
2に示す。
すなわち、リザーバ内の使用限界状態の含水研削油
(乳化型)600当り上記同様の方法で作成した一価のA
g含有水溶解性ガラス400gになるように調整するととも
に標準篩12メッシュのポリエチレン織布を2重にして該
ガラス固形物を包みリザーバ内に吊持浸漬したものであ
る。
(乳化型)600当り上記同様の方法で作成した一価のA
g含有水溶解性ガラス400gになるように調整するととも
に標準篩12メッシュのポリエチレン織布を2重にして該
ガラス固形物を包みリザーバ内に吊持浸漬したものであ
る。
表2の結果から明らかなように、本発明処理方法によ
り上記研削油の悪臭は経日除去されていることが認めら
れる。
り上記研削油の悪臭は経日除去されていることが認めら
れる。
(発明の効果) 以上のように、本発明処理方法は、油水に耐溶性のあ
る合成繊維織布もしくは不織布よりなる通水性繊維布で
包んだ一価のAgを含む溶解性ガラス固形物の全表面から
徐々にして継続的なAg+イオンの溶出により該油の腐
敗、悪臭発生を防止させるものであるので、Ag+イオン
の作用により油の腐敗、悪臭発生の原因となる微生物の
発生を抑制し、死滅させ、上記切削油や研削油の更油期
間を大巾に延長させ、この延長に伴う費用の軽減と、作
業循環の改善が実現できるものとなる。
る合成繊維織布もしくは不織布よりなる通水性繊維布で
包んだ一価のAgを含む溶解性ガラス固形物の全表面から
徐々にして継続的なAg+イオンの溶出により該油の腐
敗、悪臭発生を防止させるものであるので、Ag+イオン
の作用により油の腐敗、悪臭発生の原因となる微生物の
発生を抑制し、死滅させ、上記切削油や研削油の更油期
間を大巾に延長させ、この延長に伴う費用の軽減と、作
業循環の改善が実現できるものとなる。
又、上記ガラス固形物はリザーバもしくはユニット内
に単に吊持しておけばよく処理途上で定量宛注入するタ
イプのものではないので、取扱いが簡単なうえ、使用に
よる減量が目視出来るので適正量の固形物の保守が容易
となり、しかも固形物全表面における溶出のため、リザ
ーバ内に強制的な流れのない静置型のものにも適用出来
ることの他、切削、研削用機械を何ら損傷させることが
ない利益を併せ得る。
に単に吊持しておけばよく処理途上で定量宛注入するタ
イプのものではないので、取扱いが簡単なうえ、使用に
よる減量が目視出来るので適正量の固形物の保守が容易
となり、しかも固形物全表面における溶出のため、リザ
ーバ内に強制的な流れのない静置型のものにも適用出来
ることの他、切削、研削用機械を何ら損傷させることが
ない利益を併せ得る。
第1図は、本発明処理方法の一実施例に係る切削油、研
削油の閉ループ循環系統を示す概略説明図、第2図
(イ)(ロ)は、本発明のガラス固形物を通水性繊維布
で包んだ態様を示す説明図である。 (符号の説明) 1……通水性繊維布、2……切削、研削機、3……原油
槽、4……リザーバ、5……管路、6……処理ユニッ
ト、7……箱体、8……水槽、10……一価の銀を含む水
溶解性ガラスの固形物、30……切削油、研削油。
削油の閉ループ循環系統を示す概略説明図、第2図
(イ)(ロ)は、本発明のガラス固形物を通水性繊維布
で包んだ態様を示す説明図である。 (符号の説明) 1……通水性繊維布、2……切削、研削機、3……原油
槽、4……リザーバ、5……管路、6……処理ユニッ
ト、7……箱体、8……水槽、10……一価の銀を含む水
溶解性ガラスの固形物、30……切削油、研削油。
Claims (8)
- 【請求項1】組成中に一価のAgを含む水溶解性ガラスの
塊状物、粒状物もしくは粉状物のいづれか、もしくは混
合物よりなる固形物を、合成繊維の織布もしくは不織布
からなる通水性繊維布にて包んで水で希釈された切削油
もしくは研削油中に吊持浸漬し前記ガラス固形物を上記
繊維布内において上記水中にゲル化状態を経て溶解させ
ながらAg+イオンを溶出せしめるとともに、上記油中に
含まれる懸濁性物質や浮遊物が上記通水性繊維布の布目
より内部に侵入するのを抑制しながらAg+イオンを上記
ゲル状物内に保有させ、爾后上記布目より繊維布外の残
余の水中に徐々に溶出せしめるようにしたことを特徴と
する含水性切削油、研削油の腐敗、悪臭発生防止処理方
法。 - 【請求項2】含水性切削油、研削油の切削もしくは研削
機械に対する供給及び該機械よりの排出の一つの閉ルー
プ管路によって実施され、通水性繊維布で包んだ水溶解
性ガラス固形物が上記閉ループ管路上にある該油のリザ
ーバ内に吊持浸漬されている特許請求の範囲第1項記載
の処理方法。 - 【請求項3】含水性切削油もしくは研削油がリザーバ内
に静置されて油分と水分とが層分離し、この水槽中に水
溶解性ガラス固形物を含む通水性繊維布が吊持浸漬され
ている特許請求の範囲第2項記載の処理方法。 - 【請求項4】含水性切削油もしくは研削油がリザーバ内
で連続的供給と帰還とを受けて油分と水分とが動的に混
合状態とされ、水溶解性ガラス固形物を含む通水性繊維
布がこの油中に吊持浸漬されている特許請求の範囲第2
項記載の処理方法。 - 【請求項5】通水性繊維布で包んだ水溶解性ガラス固形
物が、リザーバとは別個の処理ユニット内に設置され、
この処理ユニットが閉ループ管路上の任意の位置に設け
られて該処理ユニット内に切削油もしくは研削油が上記
ガラス固形物と接触的に通過するようにされている特許
請求の範囲第1項記載の処理方法。 - 【請求項6】水溶解性ガラスが、SiO2,B2O3.P2O5の1種
もしくは2種以上と、Na2O,K2O,CaO,MgO,BaO,ZnOの1種
もしくは2種以上と、Al2O3,TiO2の1種もしくは2種を
含むガラス組成物よりなり、この組成物100重量部中にA
g2Oを0.1〜2.5重量部含有し、上記ガラス固形物の水中
への添加量が300〜1000g/m3である特許請求の範囲第1
項乃至第5項いづれか記載の処理方法。 - 【請求項7】通水性繊維布がナイロンもしくはテトロン
の不織布よりなり、被処理油が切削油である特許請求の
範囲第1項乃至第6項いづれか記載の処理方法。 - 【請求項8】通水性繊維布がポリエチレンもしくはポリ
エステルの織布よりなり、被処理油が研削油である特許
請求の範囲第1項乃至第6項いづれか記載の処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61179415A JP2532066B2 (ja) | 1986-07-30 | 1986-07-30 | 含水性切削油,研削油の腐敗、悪臭発生防止処理方法及びその処理部材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61179415A JP2532066B2 (ja) | 1986-07-30 | 1986-07-30 | 含水性切削油,研削油の腐敗、悪臭発生防止処理方法及びその処理部材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6335695A JPS6335695A (ja) | 1988-02-16 |
| JP2532066B2 true JP2532066B2 (ja) | 1996-09-11 |
Family
ID=16065466
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61179415A Expired - Lifetime JP2532066B2 (ja) | 1986-07-30 | 1986-07-30 | 含水性切削油,研削油の腐敗、悪臭発生防止処理方法及びその処理部材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2532066B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0229496A (ja) * | 1988-07-18 | 1990-01-31 | Haitetsuku Japan:Kk | 水溶性切削油等の酸化、腐敗臭防止剤及び防止方法 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6172099A (ja) * | 1984-09-18 | 1986-04-14 | Keiyoo:Kk | 水溶性工作油、水等の液体の腐敗防止剤 |
| JPS6172098A (ja) * | 1984-09-18 | 1986-04-14 | Keiyoo:Kk | 水溶性工作油、水等の液体の腐敗防止方法 |
| JPS62215507A (ja) * | 1986-03-17 | 1987-09-22 | Keiyoo:Kk | 水溶性工作油、水等の液体の腐敗防止方法 |
-
1986
- 1986-07-30 JP JP61179415A patent/JP2532066B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6335695A (ja) | 1988-02-16 |
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