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JP2551387B2 - 平方根回路 - Google Patents
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JP2551387B2 - 平方根回路 - Google Patents

平方根回路

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JP2551387B2
JP2551387B2 JP21918694A JP21918694A JP2551387B2 JP 2551387 B2 JP2551387 B2 JP 2551387B2 JP 21918694 A JP21918694 A JP 21918694A JP 21918694 A JP21918694 A JP 21918694A JP 2551387 B2 JP2551387 B2 JP 2551387B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、平方根回路に関し、特
に、オペアンプと二乗則回路から構成される平方根回路
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の平方根回路は、例えば、
半導体集積回路上に形成され、飽和領域で動作するトラ
ンジスタ回路から構成される二乗則回路からなる。
【0003】この種の平方根回路は、二乗則回路を構成
するトランジスタが、その飽和領域で動作するため、広
い入力電圧範囲を有する必要がある。
【0004】図4は、従来の平方根回路を示す回路図で
ある。
【0005】図において、平方根回路は、入力電圧VI
を供給する入力端子10と、一端がこの入力端子10に
接続され、他端が、オペアンプ2の負極端子に接続され
る抵抗RSとを有する。抵抗R1は、一端が接地され、他
端がオペアンプの正極端子に接続され、オペアンプ2の
出力端子には、抵抗R2が接続される。MOSトランジ
スタM5は、二乗則回路を構成し、そのゲート端子は接
地され、ドレイン端子は抵抗RSに、ソース端子は抵抗
2の他端に接続される。ダイオードD1は、正極端子が
抵抗R2に、負極端子がMOSトランジスタM5のドレ
イン端子に接続される。また抵抗R2が出力端子11に
接続されている。
【0006】次に動作について説明する。
【0007】飽和領域で動作しているMOSトランジス
タM5のドレイン電流ID5は、チャンネル長変調と、基
板効果を無視し、VGSをゲート・ソース間電圧、VTH
スレッシュホールド電圧とすると、 ID=β(VGS−VTH2 (VGS≧VTH) (1) ID=0 (VGS≦VTH) (2) となる。
【0008】βは、トランスコンダクタンス・パラメー
タであり、μをキャリアの実行モビリティ、COXを単位
体積あたりのゲート酸化膜容量、W、およびLを、それ
ぞれゲート幅、ゲート長とすると、 β=μ(COX/2)(W/L) (3) で表すことができる。
【0009】入力電流IIは、オペアンプ2の負極端子
に入力し、オペアンプの帰還作用により、その出力電流
は、入力電流の平方根が取られた値となる。また、入力
電流IIは、ドレイン電流ID5と等しいため、オペアン
プの出力電流は、ドレイン電流の平方根を取ったものに
なる。
【0010】すなわち、ドレイン電流を示す(3)式の
両辺の平方根を取ると、出力電流IOが求めまり、さら
に、式を整理して、ゲート・ソース間電圧を求めると、 VGS=(ID/β)1/2+VTH (4) となる。
【0011】出力端子から現れる出力電圧VOは、MO
SトランジスタM5のゲート端子が、接地されているの
で、ゲート・ソース間電圧の反転値と等しく、 VO=−VGS (5) となる。
【0012】したがって、(5)式を(4)式に代入
し、出力電圧VOを求めると、 VO=−(ID/β)1/2−VTH (6) となり、ドレイン電流ID、すなわち入力電流IIに対
し、出力電圧VOは、平方根特性を有する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の平方根回路は、出力電圧が、MOSトランジスタの
スレッシュホールド電圧に依存するため、温度特性、お
よび製造上の特性のばらつきという問題を有する。
【0014】本発明の目的は、上記課題を解決し、出力
電圧が、MOSトランジスタのスレッシュホールド電圧
に依存しない平方根回路を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために、本発明による平方根回路は、オペアンプの帰還
路と、二乗則回路から構成され、二乗則回路が、差動対
回路を構成する第1および第2のトランジスタのうち、
第1のトランジスタのドレイン電流に等しい電流と、定
電流との和電流で駆動される差動対回路から構成され
る。
【0016】
【実施例】次に本発明について図面を参照して詳細に説
明する。
【0017】図1は、本発明の一実施例を示す平方根回
路の回路図である。
【0018】図において、本発明による平方根回路は、
MOSトランジスタM1およびM2からなる差動対回路
と、MOSトランジスタM2のソース端子に接続され、
他端が接地されている定電流源5と、MOSトランジス
タM2のドレイン端子、およびソース端子にそれぞれ接
続されるカレントミラー回路3および4とから構成され
る二乗則回路から構成される。。平方根回路の入力端子
1からは、入力電圧VIが入力され、入力端子1には、
抵抗RSが接続されている。オペアンプ2の負極端子
は、抵抗RSの他端に接続されるとともに、カレントミ
ラー回路3の他端に接続されている。また、オペアンプ
2の正極端子は、電源6に接続されているとともに、M
OSトランジスタM2のゲート端子に接続されている。
さらに、オペアンプ2の出力端子は、MOSトランジス
タM1のゲート端子に接続されているとともに、平方根
回路の出力端子6に接続され、出力電圧VOが出力され
る。
【0019】二乗則回路を構成する差動対回路は、MO
SトランジスタM1のドレイン電流ID1と、定電流源回
路5の出力する定電流I0との和電流により駆動する。
【0020】次に動作について説明する。
【0021】一般に、テール電流ISSで駆動するMOS
トランジスタからなる差動対回路の出力電流ΔIDは、
素子間整合性、基盤効果を無視すると、飽和領域で動作
する差動対回路を構成するMOSトランジスタのドレイ
ン電流IDとゲート・ソース間電圧VGSの関係が、
(1)式に示した二乗特性に従うので、 ΔID=βVI(2ISS/β1/2−Vi 21/2 ただし、(|Vi|≦(ISS/β)1/2) (7) となる。なお、Viは、MOSトランジスタM1および
M2から構成される差動対回路の差動入力電圧である。
【0022】ここで、図1の平方根回路では、MOSト
ランジスタM1およびM2のドレイン電流をID1および
D2とすると、MOSトランジスタM1およびM2とか
ら構成される差動対回路の出力電流ΔID、および、こ
の差動対回路を駆動させるテール電流ISSは、 ΔID=ID1−ID2=ID1−I0 (8) ISS=ID1+I0 (9) である。
【0023】したがって、(8)式、および(9)式を
(7)式に代入し、図1の平方根回路の差動対回路の出
力電流ΔIDを求め、さらに、式を整理して、MOSト
ランジスタM1のドレイン電流ID1を求めると、 ID1=β{Vi+(I0/β)1/22 (Vi≧−(I0/β)1/2) (10) ID1=0 (Vi≧−(I0/β)1/2) (11) となる。
【0024】入力端子1からの入力電流IIは、オペア
ンプ2の負極に入力し、オペアンプの帰還作用により、
その出力電流I0は、入力電流の平方根が取られた値と
なる。また、入力電流IIは、MOSトランジスタM1
のドレイン電流ID1と等しいため、オペアンプの出力電
流Ioは、MOSトランジスタM1のドレイン電流ID 1
の平方根を取ったものになる。
【0025】すなわち、MOSトランジスタM1のドレ
イン電流を示す(10)式の両辺の平方根を取って、 Io=ID 1/2=β1/2{Vi+(I0/β)1/2} (12) となる。
【0026】したがって、MOSトランジスタM1のド
レイン電流ID1は、差動対回路の差動入力電圧Viに対
して、平方根特性を有する。
【0027】図2は、本発明の別の実施例を示す二乗則
回路の回路図である。すなわち、図1に示した平方根回
路を構成する、MOSトランジスタM1およびM2から
なる差動対回路と、定電流源回路およびカレントミラー
回路とから構成される二乗則回路の別の実施例である。
【0028】図において、MOSトランジスタM3およ
びM4は、図1のカレントミラー回路3を構成し、MO
SトランジスタM5、およびM6は、図1のカレントミ
ラー回路4を構成している。また、MOSトランジスタ
M1のゲート端子は、図1のオペアンプ2の正極端子
に、MOSトランジスタM2のゲート端子は、図1のオ
ペアンプの出力端子にそれぞれ接続されている。MOS
トランジスタM8およびM9は、差動対回路8を構成
し、差動対回路8と、定電流源回路9とは、図1の定電
流源回路5を構成している。すなわち、図2の定電流源
5は、MOSトランジスタM1に対し、ダイナミックバ
イアスをかけており、図2の定電流I0は、図1の定電
流I0に相当している。
【0029】したがって、図2の二乗則回路は、ダイナ
ミックバイアス技術を適用した差動対回路の一方のMO
SトランジスタM1のドレイン電流が、二乗特性となっ
ている。
【0030】図2の二乗則回路は、MOSトランジスタ
のゲート電圧と、ドレイン電流の関係式を、ゲート・ソ
ース間電圧を差動入力Viに、スレッシュホールド電圧
THを VTH=(IO/β)1/2 (13) に置き換えて、全て、電気的にプログラムできるパラメ
ータのみで表すことができる。
【0031】すなわち、二乗特性を有するMOSトラン
ジスタM1のドレイン電流ID1が、スレッシュホールド
電圧VTHに依存しないため、温度特性、および製造上の
特性のばらつきをという問題を解決することができる。
【0032】図2に示した二乗則回路を、図1の二乗則
回路の適応すると、図1の平方根回路の出力は、 VO=(VI/RSβ)1/2−(I0/β)1/2 (14) となり、平方根特性を得ることができる。
【0033】式(14)から、図1の平方根回路の入出
力特性が、スレッシュホールド電圧VTHに依存していな
いことが分かる。
【0034】また、トランスコンダクタンス・パラメー
タβは、絶対温度Tの−3/2に比例し、一定の温度依
存性を有するから、図1の平方根回路は、温度補償も容
易に行える。
【0035】図3は、図2に示した2乗則回路の差動入
力電圧Vi−MOSトランジスタM1のドレイン電流I
D1の関係を示す電気特性図である。
【0036】図において、差動入力電圧Viに対し、M
OSトランジスタM1のドレイン電流ID1が2乗特性を
示しているのが分かる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による平方
根回路では、出力電圧が、スレッシュホールド電圧に依
存しなく、オペアンプの帰還路に挿入される二乗則回路
を電気的にプログラムすることができるため、平方根回
路の有する、温度特性、および製造上の特性のばらつき
という課題を解決することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す平方根回路の回路図。
【図2】本発明の別の実施例を示す平方根回路を構成す
る二乗則回路の回路図。
【図3】図2に示した二乗則回路の電気特性図。
【図4】従来の平方根回路の回路図。
【符号の説明】
1 ・・・ 入力端子 2 ・・・ オペアンプ 3、4 ・・・ カレントミラー回路 5、9 ・・・ 定電流源回路 6 ・・・ 出力端子 7 ・・・ オペアンプの負極端子 8 ・・・ 差動対回路 10 ・・・ 入力端子 11 ・・・ 出力端子 M1〜M9 ・・・ MOSトランジスタ RS、R1、R2 ・・・ 抵抗 D1 ダイオード VDD ・・・ 電源供給ライン

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】オペアンプの帰還路と、二乗則回路から構
    成される平方根回路において、 前記二乗則回路が、差動対回路を構成する第1および第
    2のトランジスタのうち、前記第1のトランジスタのド
    レイン電流に等しい電流と、定電流との和電流で駆動さ
    れる差動対回路から構成されることを特徴とする平方根
    回路。
  2. 【請求項2】前記第1および第2のトランジスタがMO
    Sトランジスタであることを特徴とする請求項1記載の
    平方根回路。
  3. 【請求項3】前記第1のトランジスタのソース端子およ
    びドレイン端子に第1および第2のカレントミラー回路
    が接続されていることを特徴とする請求項2記載の平方
    根回路。
  4. 【請求項4】前記第2のトランジスタのソース端子に第
    1の定電流源回路が接続されていることを特徴とする請
    求項2記載の平方根回路。
  5. 【請求項5】前記第2のトランジスタのソース端子に第
    3のカレントミラー回路が接続され、前記第2のトラン
    ジスタのドレイン端子に第2の定電流源回路が接続さ
    れ、前記第3のカレントミラー回路を構成する第3のト
    ランジスタのドレイン端子が前記第2の定電流源回路に
    接続されていることを特徴とする請求項2記載の平方根
    回路。
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