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JP2552750B2 - 住宅の基礎施工方法 - Google Patents
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JP2552750B2 - 住宅の基礎施工方法 - Google Patents

住宅の基礎施工方法

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JP2552750B2 JP2089654A JP8965490A JP2552750B2 JP 2552750 B2 JP2552750 B2 JP 2552750B2 JP 2089654 A JP2089654 A JP 2089654A JP 8965490 A JP8965490 A JP 8965490A JP 2552750 B2 JP2552750 B2 JP 2552750B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、住宅のコンクリート製基礎を施工する方法
に係り、ユニット住宅の基礎や、鉄骨軸組みを含めた在
来工法による住宅の基礎を利用できるものである。
〔背景技術〕
複数の住宅ユニットを組み合わせることにより建てら
れるユニット住宅や、鉄骨軸組みを含めた在来工法によ
る住宅では、従来において、建設現場の捨てコンクリー
トの上に基礎を作り、この基礎の完成後、基礎の上に建
てられる建物の建築作業が始められていた。すなわち、
従来では、基礎を作る作業が終了した後に基礎の上の建
物の建築作業が行われていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
このような従来技術によると、基礎が完成した後でな
ければ建物の建築作業を始めることができないため、そ
れだけ住宅の施工期間を長くなるという問題があった。
特に、ユニット住宅は、工場で予め生産された住宅ユ
ニットを使用するユニット工法で建てられ、工業化率の
向上、建設現場作業割合の低下を図ることにより建設現
場作業期間を短縮することを主要目的としており、基礎
の完成後でなければ基礎より上の建物の建築作業を始め
ることができないことは、基礎施工作業期間分だけ建設
現場での住宅の施工期間が長くなるため、ユニット住宅
の上記主要目的を基礎施工作業のため十分に達成できな
いことになる。
本発明の目的な、基礎施工作業中に基礎より上の建物
の建築作業を行え、このため建設現場での住宅の施工期
間を短縮できるようになる住宅の基礎施工方法を提供す
るところにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る基礎施工方法は、基礎用の骨組みを基礎
支持地盤の上の複数個所に立設された支柱部材と、これ
らの支柱部材を連結する直線部材とを含んで組み立て、
この骨組みの外側に基礎成形用の型枠を配置し、前記基
礎の上に建てられかつ柱の位置が前記支柱部材の位置と
一致している建物の建築作業をこの建物の重量を前記骨
組みで支持しながらこの骨組みの上で始めるとともに、
前記型枠内にコンクリートスラリーを打設し、このスラ
リーの養生と前記建築作業とを同時進行させることを特
徴とするものである。
前記型枠内のスラリーを打設する作業は前記建物の建
築作業開始後に行ってもよいが、この建築作業開始前に
行ってもよい。
〔作用〕
本発明では、基礎用の骨組みが基礎支持地盤の上に立
設されて組み立てられたならば、基礎より上の建物の建
築作業がこの骨組みで建物重量の支持を行いながら開始
され、型枠内に打設されたコンクリートスラリーは建物
の建築作業と同時進行で養生、凝固し、コンクリートス
ラリーの凝固を待って建物の建築作業を始める必要がな
いため、建設現場における作業期間が短縮される。
また、本発明では、基礎用の骨組みは基礎支持地盤の
上の複数個所に立設された支柱部材と、これらの支柱部
材を連結する直線部材とを含んで組み立てられ、建物の
柱の位置が支柱部材の位置と一致して基礎の上の建物の
建築作業が行われるため、コンクリートスラリーの凝固
前であっても、建物の重量をこれらの支柱部材で有効に
支持しながら建築作業を行える。さらに、コンクリート
スラリーは支柱部材と直線部材の外側に配置された型枠
内に打設されるため、スラリーの凝固で出来上がる基礎
を布基礎とすることができる。
〔実施例〕
以下に本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
第1図は本実施例が適用された住宅1の全体概略図を
示し、この図では住宅1の基礎2は基礎用の骨組み3だ
けが示されている。本実施例に係る住宅1は基礎2の上
に建てられる建物4が複数の住宅ユニット5で形成され
たユニット住宅となっており、第14図はこの住宅ユニッ
ト5の骨組み6を示す。骨組み6は四隅の4本の柱7の
上端間、下端間を各4本の上梁8、下梁9で結合するこ
とにより構成され、骨組み6には工場で壁材や床材等が
取り付けられ、このように工場で予め生産された複数の
住宅ユニット5が建設現場で第15図の通り前後、左右、
上下に組み合わされることにより、ユニット住宅1の基
礎2より上の建物4がユニット工法で建てられる。
第1図において、基礎2用の骨組み3は、直線部材10
と、第1〜第4の4種類の支柱部材11〜14とで構成され
ている。直線部材10は住宅ユニット5の骨組み6を構成
している前記下梁9の下側に配置され、第1支柱部材11
は住宅ユニット5の骨組み6の柱7が複数本寄せ集まっ
ていない下側、すなわち本実施例では1本の柱7だけが
ある建物4の出隅みコーナ部分の下側に配置され、第2
支柱部材12および第3支柱部材13は柱7を2本寄せ集ま
っている部分の下側、すなわち2個の住宅ユニット5が
前後または左右に隣り合っている部分の下側に配置さ
れ、第4支柱部材14は柱7は4本寄せ集まっている部分
の下側、すなわち4個の住宅ユニット5が前後または左
右に隣り合っている部分の下側に配置される。このよう
に第1〜第4支柱部材11〜14は建物4の柱7の位置と一
致した位置に配置されるものとなっている。
第2図は直線部材10を示す。直線部材10は、上下の水
平材15,16が棒材を波型に屈曲させた連結材17で連結さ
れたものとなっている。下水平材16には水平材15,16と
直角方向に延びる複数の脚材18が結合され、これらの脚
材18の両方の端部には下向きのレベル調整ボルト19と上
向きの板状フック20とが設けられ、フック20は基礎用の
型枠を係止するためのものである。上水平材15には脚材
18と同じ方向に延びる複数のブラケット21が結合され、
これらのブラケット21の両方の端部には型枠連結ボルト
22が横向きに設けられている。また上水平材15には複数
の住宅ユニット連結ボルト23が上向きに突設されてい
る。
第3図は第1支柱部材11を示す。この支柱部材11は、
柱24の上端、下端に各2本の上下のアーム材25,26が直
角をなして結合されたものとなっている。下アーム材26
には前記レベル調整ボルト19およびフック20付きの脚材
18が設けられているとともに、上アーム材25には前記型
枠連結ボルト22付きのブラケット21が設けられている。
柱24の頂部には前記住宅ユニット連結ボルト23が1本上
向きに突設されている。
第4図は第2支柱部材12を示す。この支柱部材12は、
柱27の上端、下端に各1本の上下のアーム材28,29の中
央部が結合されたものとなっており、下アーム材29には
前記レベル調整ボルト19およびフック20付きの脚材18が
設けられているとともに、上アーム材28には前記型枠連
結ボルト22付きのブラケット21が設けられている。また
上アーム材28には2本の前記住宅ユニット連結ボルト23
が柱27の両側において上向きに突設されている。
第5図は第3支柱部材13を示す。この支柱部材13は、
柱30の上端、下端に長短の上アーム材31,32、下アーム
材33,34を設けたものとなっており、長寸法の上アーム
材31、下アーム材33の中央部が柱30の上端、下端に結合
されているとともに、短寸法の上アーム材32、下アーム
材34がアーム材31,33と直角をなして柱30の上端、下端
に結合されている。下アーム材33,34には前記レベル調
整ボルト19およびフック20付きの脚材18が設けられ、上
アーム材31,32には前記型枠連結ボルト22付きのブラケ
ット21が設けられる。また上アーム材31には2本の前記
住宅ユニット連結ボルト23が柱30の両側において上向き
に突設されている。
第6図は第4支柱部材14を示す。この支柱部材14は、
柱35の上端、下端に各1本の上下のアーム材36,37の中
央部が結合されたものとなっており、下アーム材37には
前記レベル調整ボルト19およびフック20付きの脚材18が
設けられているとともに、上アーム材36には前記型枠連
結ボルト22付きのブラケット21が設けられている。また
上アーム材36の中央部にはリブ38やプレート39による補
強部40が設けられ、この補強部40に4本の前記住宅ユニ
ット連結ボルト23が上向きに突設されている。
以上説明した直線部材10の上下水平材15,16と、第1
〜第4支柱部材11〜14の上下アーム材25,26,28,29,31〜
34,36,37とは、第2図で示したボルト41、ナット42締め
される板状の連結部材43を介して連結されるようになっ
ており、このため連結部材43にボルト41の挿通用の孔44
が設けられているとともに、上下水平材15,16の端部
と、上下アーム材25,26,28,29,31〜34,36,37の端部とに
も、ボルト41の挿通用の孔45が設けられている。
第7図〜第9図は前記基礎2の成形用型枠を示す。
第7図で示した型枠46,47は直線部材10の両側、第2
支柱部材12の両側および第4支柱部材14の両側に配置さ
れる型枠であり、このためこれらの型枠46,47は平面直
線状である。これらの型枠46,47は直線部材10や支柱部
材12,14の長さに応じた各種の長さ寸法に形成される。
第8図で示した型枠48,49は第1支柱部材11の両側に配
置され、このため型枠48は大型の平面L字型となってお
り、型枠49は小型の平面L字型となっている。第9図で
示した型枠50〜52は第3支柱部材13の両側に配置され、
型枠50は平面直線状であり、型枠51,52は小型の平面L
字型である。なお、以上の型枠46〜52のうち、型枠46と
47、および型枠49と51と52はそれぞれ共通化できる。
以上の型枠46〜52の下部には前記フック20が挿入可能
な長孔53が形成され、またそれぞれの上部内面には前記
型枠連結ボルト22が螺合可能なナット54が設けられてい
る。全ての型枠46〜52は上から下に延びるに伴って直線
部材10や第1〜第4支柱部材11〜14から離れる方向、す
なわち基礎2の幅方向外向きに滑らかに湾曲しながら延
びる円弧状断面を有している。またこれらの型枠46〜52
は例えばステンレス板やガラス繊維入りプラスチック
板、さらにはガラス繊維入りコンクリート板等によって
作られ、その表面は彩色されたり模様が表示されていて
もよい。
次に基礎2の施工方法について説明する。
第10図の通り建設現場の根切り底には捨てコンクリー
ト55が設けられ、基礎支持地盤であるこの捨てコンクリ
ート55上の各所定位置(建物4の柱7の位置と一致した
位置)に第1〜第4支柱部材11〜14を第1図の通り立設
し、これらの支柱部材11〜14をレベル調整ボルト19の回
転操作で正確に垂直とさせるとともに、それぞれの高さ
を揃える。次いで支柱部材11〜14のそれぞれの間に直線
部材10を配置し、直線部材10の高さをレベル調整ボルト
19の回転操作で支柱部材11〜14と一致させながら、これ
らの支柱部材11〜14と直線部材10とを前記連結部材43で
連結する。
これにより支柱部材11〜14は直線部材10を介して連結
されることになり、基礎2の前記骨組み3が直線部材10
と支柱部材11〜14とにより組み立てられたことになる。
この後、直線部材10の両側および支柱部材11〜14の両
側に型枠46〜52を配置し、基礎2の骨組み3の全体を型
枠で囲む。型枠46〜52の配置は、直線部材10の両側の型
枠46,47について示している第10図の通り、型枠46〜52
の下部に設けられた長孔53に直線部材10および支柱部材
11〜14に設けられたフック20を挿入して行い、また直線
部材10および支柱部材11〜14に設けられた型枠連結ボル
ト22を回転操作し、このボルト22を型枠46〜52に設けら
れた前記ナット54に螺合する。
これにより型枠46〜52はフック20の係止作用とボルト
22の連結作用とで基礎2の骨組み3に取り付けられるこ
とになり、骨組み3は型枠取付部材ともなる。
以上のように骨組み3の外側に型枠46〜52が配置され
ることにより、型枠46〜52の内部にはコンクリートスラ
リーを打設するためのスラリー打設空間Sが形成される
ことになる。この空間Sは、第10図の通り、型枠46〜52
の前述した湾曲形状に基づいて上部から下部へ幅が連続
的に広がる末広がり形状となっている。
以上の作業後、建設現場の根切り作業で生じた土56を
埋め戻す作業を行い、この埋め戻しは少なくとも前記フ
ック20を超える高さまで行う。
次いで、基礎2の骨組み3の上に前記建物4を建てる
建築作業を始める。具体的には、前記住宅ユニット5の
うち一階を形成する住宅ユニット5をクレーンで基礎2
の骨組み3の上に載せ、基礎2の骨組み3と住宅ユニッ
ト5の前記骨組み6とを連結するとともに、一階用住宅
ユニット5相互の骨組み6を互いに結合する。基礎2の
骨組み3と住宅ユニット5の骨組み6とを連結する作業
は、直線部材10と第1支柱部材11の部分を示している第
10図、第11図の通り、直線部材10および支柱部材11〜14
に設けられている前記住宅ユニット連結ボルト23を使用
して行われる。すなわち、住宅ユニット5の骨組み6を
構成している前記下梁9と前記柱7の底板7Aとに設けら
れた孔にボルト23を挿入し、これらのボルト23に螺合さ
れたレベル調整ナット57に下梁9、底板7Aが当接するま
で住宅ユニット5を降ろし、ナット57の回転操作で住宅
ユニット5の高さを所定高さとした後、ボルト23にロッ
クナット58を螺合することにより基礎2の骨組み3と住
宅ユニット5の骨組み6とを連結する。なお、第11図の
通り、柱7にはロックナット58の締め付け作業を行なえ
るようにするための開口部59が設けられている。
このように基礎2の骨組み3によって基礎2より上
の建物4の重量を支持しながらこの建物4の建築作業を
始めた後、前記スラリー打設空間Sにコンクリートスラ
リーを打設する作業を始める。このスラリー打設作業は
空間Sの上部開口部から行い、前記下梁9の脇からコン
クリートスラリーを打設する。コンクリートスラリーを
空間Sに容易に打設できるようにするため、一階用住宅
ユニット5の床部分にスラリー注入孔を設けてもよい。
なお、空間Sにコンクリートスラリーを打設した後
に、基礎2の骨組み3の上に一階用住宅ユニット5を載
せ、前述した通り基礎2の骨組み3と住宅ユニット5の
骨組み6とを連結するようにしてもよい。すなわち、ス
ラリー打設作業後に建物4の建築作業を始めてもよい。
空間Sに打設されたコンクリートスラリーは、空間S
が上部から下部へと幅が広がる末広がり状であるため、
空間S内を滑らかに流下し、型枠内の全部に確実に充填
される。また、ユニット住宅1の基礎2は、第1図に示
されている通り、直線的な中通り60が設けられた平面目
の字のような単純な形状となっているため、コンクリー
トスラリーを空間Sに打設する作業を数少ない箇所から
行っても、空間Sの全部にコンクリートスラリーを確実
に行き渡らせることができる。
本実施例では、以上のように空間Sにコンクリートス
ラリーが打設された後も基礎2の上で建物4を建てる建
築作業が続けられる。この建築作業は、例えば一階用住
宅ユニット5の上に二階用住宅ユニット5を載せて結合
する作業、さらにはそれぞれの住宅ユニット5内部の仕
上げ作業等である。このため、本実施例では、空間S内
におけるコンクリートスラリーの養生と建物4の建築作
業とが同時進行して行われることになり、コンクリート
スラリーが凝固するまで基礎2の骨組み3が建物4の重
量を支持し、建物4の建築作業が終了した頃にはコンク
リートスラリーは凝固して基礎2が出来上がる。
特に、本実施例では、基礎2より上の建物4の柱7が
基礎2の骨組み3の構成部材である支柱部材11〜14の上
に配置され、これらの支柱部材11〜14は基礎支持地盤で
ある捨てコンクリート55上に立設されているため、コン
クリートスラリー打設空間Sに打設されたコンクリート
スラリーが凝固する全に建物4の建築作業を始めても、
柱7に作用する建物4の重量は支柱部材11〜14、捨てコ
ンクリート55で確実に支持されることになり、このた
め、スラリーの養生と建物4の建築作業を同時進行させ
ることができる。また、支柱部材11〜14は直線部材10で
連結され、これらの支柱部材11〜14と直線部材10の外側
に配置された型枠46〜52内のコンクリートスラリー打設
空間Sにコンクリートスラリーが打設されるため、スラ
リーの凝固で出来上がる基礎2を一般の建物で必要とさ
れる布基礎とすることができる。
第12図はコンクリートスラリーが凝固した後を示し、
コンクリートスラリーが凝固しても前記型枠46〜52はそ
のまま残される。すなわち、本実施例では、型枠46〜52
は基礎2の表面材としてそのまま使用され、基礎2の外
観性向上に役建つ。また、コンクリートスラリーの凝固
によって出来上がった基礎2は、第12図に示されている
ように、幅方向の断面が上部から下部へ連続的な末広が
りとなったものとなっており、基礎2の上に建てられた
建物4の重量を確実に支持できる大きな底面積を有す
る。また基礎2の骨組み3と、住宅ユニット5の骨組み
6すなわち基礎2の上に建てられた建物4の骨組みと
は、連結金具である前記住宅ユニット連結ボルト23を介
して強固に連結されている。
以上説明したように本実施例によれば、空間Sに打設
されたコンクリートスラリーの養生と基礎2の上に建物
4を建てる建築作業とを同時進行させ、基礎2が完成す
るのを待って建物4の建築作業を始める必要がないた
め、建設現場作業期間を基礎2の施工期間分だけ従来よ
りも短縮できる。特に、この効果は、工場で多くの作業
を終了してしまって建設現場作業期間を短縮することを
主要目的としているユニット住宅の場合に、顕著に発揮
される。
また、完成する基礎2の幅方向の断面は上部から下部
へ連続的な末広がりとなっており、このように大きな底
面積を有する末広がり基礎2を空間Sにコンクリートス
ラリーを1回打設するだけで作ることができ、大きな底
面積を有する幅広のフーチング部とこのフーチング部の
上の立上部とからなる従来の基礎のように、初めにフー
チング部成形用コンクリートスラリーの打設作業を行
い、このスラリーの凝固後、その上に立上部成形用コン
クリートスラリーの打設作業を行うという2段階の作業
工程を行う必要がなくなり、このため基礎施工作業を簡
単化できる。
さらに、基礎2内の骨組み3と、基礎2の上に建てら
れた建物4の骨組みとは、連結金具である住宅ユニット
連結ボルト23を介して直接的に連結されているため、基
礎2と建物4との連結強度は極めて大きくなり、住宅1
が例えば台風通過地域に建てられる住宅であっても、住
宅1に作用する大きな荷重を基礎2に確実に伝達して基
礎2で受けることができるようになる。また、内部にコ
ンクリートスラリーが打設されるスラリー打設空間Sを
形成する型枠46〜52は、コンクリートスラリーの凝固後
もそのまま残されて基礎2の表面材として使用されるた
め、基礎2の完成後に型枠46〜52を取り外す作業を行う
必要がなく、このためその分だけ建設現場作業が少なく
なり、作業の容易化を達成できる。さらに、型枠46〜52
は基礎2の骨組み3に取り付けられ、骨組み3は型枠46
〜52の取付部材を兼ねているため、型枠46〜52を自立等
させるための特別の型枠取付部材を用意する必要がな
く、それだけ必要な部材点数を少なくできる。
なお、末広がり基礎は第12図に示されているように幅
方向の両方の側面が上部から下部へと幅方向外向きに延
びるものでもよいが、他の末広がり形状とすることもで
き、例えば第13図の末広がり基礎2′としてもよい。こ
の基礎2′は住宅の外側に面する一方の側面が垂直面
で、他方の側面が湾曲面となっている。また、基礎の幅
方向断面を台形とし、側面を直線的な面としてもよい。
また、本発明はユニット住宅に限定されるものではな
く、在来工法で建てられる住宅にも適用でき、この住宅
には鉄骨軸組みの住宅も含まれる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、建設現場での基礎施工作業中に基礎
より上の建物の建築作業を行なえるようになり、この結
果、住宅の施工期間を全体的に短縮できるようになり、
これにより住宅のコストの低減をも達成できるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は基礎の骨組みを示した住宅の全体概略図、第2
図は基礎の骨組みを構成する直線部材を示す斜視図、第
3図、第4図、第5図、第6図は基礎の骨組みを構成す
る支柱部材を示す斜視図、第7図、第8図、第9図は基
礎成形用型枠を示す斜視図、第10図、第11図は基礎の骨
組みと建物の骨組みとの連結を示す図、第12図は完成し
た基礎を示す断面図、第13図は別実施例に係る基礎を示
す断面図、第14図はユニット住宅の構成要素である住宅
ユニットの骨組みを示す斜視図、第15図はユニット住宅
の全体を示す概略図である。 1……ユニット住宅、2,2′……基礎、3……骨組み、
4……建物、5……住宅ユニット、6……骨組み、10…
…直線部材、11〜14……支柱部材、19……レベル調整ボ
ルト、20……フック、22……型枠連結ボルト、23……連
結金具である住宅ユニット連結ボルト、46〜52……型
枠、S……スラリー打設空間。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基礎用の骨組みを基礎支持地盤の上の複数
    個所に立設された支柱部材と、これらの支柱部材を連結
    する直線部材とを含んで組み立て、この骨組みの外側に
    基礎成形用の型枠を配置し、前記基礎の上に建てられか
    つ柱の位置が前記支柱部材の位置と一致している建物の
    建築作業をこの建物の重量を前記骨組みで支持しながら
    この骨組みの上で始めるとともに、前記型枠内にコンク
    リートスラリーを打設し、このスラリーの養生と前記建
    築作業とを同時進行させることを特徴とする住宅の基礎
    施工方法。
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