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JP2554027B2 - 擁壁ブロック及び擁壁の構築方法 - Google Patents
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JP2554027B2 - 擁壁ブロック及び擁壁の構築方法 - Google Patents

擁壁ブロック及び擁壁の構築方法

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JP2554027B2
JP2554027B2 JP6259046A JP25904694A JP2554027B2 JP 2554027 B2 JP2554027 B2 JP 2554027B2 JP 6259046 A JP6259046 A JP 6259046A JP 25904694 A JP25904694 A JP 25904694A JP 2554027 B2 JP2554027 B2 JP 2554027B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、垂直壁部と底版部とを
有するL字状、コ字状、乙字状等の擁壁ブロック、特
に、コーナー部分のように折れ曲がった部分に用いて好
適な擁壁ブロック、並びにこのブロックを用いた擁壁の
構築方法に関する。
【0002】
【従来の技術】コーナー部分やカーブ部分に用いる擁壁
ブロックは、実開平5−96142号に、垂直壁部と底
版部とを有する2個のブロックピースを垂直壁部に埋設
した可撓帯で接続一体化し折り曲げ自在に形成するもの
が提案され、画期的なものとして評価されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の擁壁ブロック
は、コーナー部分やカーブ部分の擁壁施工がきわめて容
易にできるので、高い評価を得ているが、次のような課
題も持っている。すなわち、折り曲げ自在となるよう
に、底版部中央に上から見てV字形の切欠を設けてい
る。したがって、擁壁を構築した場合、この部分に底版
が存在しないこととなり、垂直壁部に作用する土圧に対
する抵抗力が弱くなるのである。したがって、軟弱地盤
など条件が悪い場合には用いることができず、また、施
工後に土圧による変形が生じるおそれもあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するためになされたもので、垂直壁部と底版部とを有
する2個のブロックピースを垂直壁部に埋設した可撓帯
で接続一体化し折り曲げ自在に形成した擁壁ブロックに
おいて、底版部の外側端に立上部を形成したことを特徴
とする擁壁ブロック、及び、底版部の外側端及び背面端
に立上部を形成したことを特徴とする擁壁ブロック、並
びに、これらの擁壁ブロックを設置した後、底版部の左
右両外側端立上部の間に現場打ちコンクリートによる補
強底版を設けることを特徴とする擁壁の構築方法であ
る。
【0005】
【作用】本発明の擁壁ブロックは、底版部の外側端に立
上部を形成したので、この立上部を型枠として、立上部
の間に容易に現場打ちコンクリートによる補強底版を形
成することができる。補強底版を形成することにより、
2つに別れていた左右の底版が一体化され、垂直壁部に
作用する土圧に対する抵抗力が増加するとともに、可撓
帯で折り曲げ自在だった部分が固定化されるので、施工
後にこの部分が変形するおそれも少なくなる。
【0006】また、底版部の外側端及び背面端に立上部
を形成すると、背面端の立上部も型枠として利用できる
ので、補強底版の形成がより容易となる。ただし、この
場合は補強底版の面積がやや小さくなる。
【0007】立上部の内側面に段部を形成すると、この
段部に鉄筋を載せ、スペーサーとして使用できるので、
補強底版の形成がさらに容易となる。
【0008】
【実施例】以下実施例を表した図面を参照しつつ本発明
を詳細に説明する。図1は本発明の1実施例たる擁壁ブ
ロック1の斜視図、図2は擁壁ブロック1による擁壁の
構築状態の説明図、図3は図2におけるA−A線断面
図、図4は他の実施例の擁壁ブロックの斜視図、図5は
擁壁ブロックによる擁壁の構築状態の説明図である。
【0009】擁壁ブロック1は、図1に示すように、2
個のブロックピース1a、1bを可撓帯4で接続一体化
した構成となっている。ブロックピース1a、1bは垂
直壁部2と底版部3でL字状に形成され、垂直壁部に埋
設された可撓帯4で接続一体化されている。垂直壁部の
外端面には連結金具5が片側2個合計4個設けられてい
る。底版部3の可撓板で接続された接続部分付近には、
切欠面6が形成され、上方から見るとV字状に切り欠か
かれた形状をなし、可撓帯での折り曲げに支障ないよう
になっている。このような切欠は、ブロックの使用目
的、必要折り曲げ角度により適宜行われる。可撓帯4
は、擁壁ブロック1の製造の際にコンクリートが硬化す
る前にブロックに埋設されたもので、ステンレスの薄板
でなり、両端を鉤状に折り曲げて、引張り力が作用して
もコンクリートから抜けにくいようになっている。本実
施例においては、可撓帯4が垂直壁部2の全長に亘って
埋設されているが、必ずしも全長である必要はなく、1
部分であってもよい。また、可撓帯の材質も本実施例に
限定されるものではない。底版部3の両外側端には立上
部7が形成され、その内側面には段部8が形成されてい
る。
【0010】擁壁ブロック1をカーブ施工に用いた場
合、図2に示すように、可撓帯4において現場に合った
折り曲げ角度で折り曲げて敷設する。連結部分10では
直線状に密着して連結できるので、連結金具は特殊なも
のとする必要がなく、通常の直線施工時に用いるものを
使用できる。
【0011】擁壁ブロック1を設置した後、段部8の上
に格子状に組んだ鉄筋20を載せ、図2、3に示すよう
に、立上部の間に現場打ちコンクリートによる補強底版
9を形成する。補強底版を形成することにより、2つに
別れていた左右の底版が一体化され、垂直壁部に作用す
る土圧に対する抵抗力が増加するとともに、可撓帯で折
り曲げ自在だった部分が固定化されるので、施工後にこ
の部分が変形するおそれが少なくなる。
【0012】鉄筋20は、図3に示すように、段部8に
載せることによりスペーサーが不要で、立上部7は型枠
として利用できるので、現場で制作する型枠は背面の1
面のみでよく、施工がきわめて簡単である。
【0013】図4に示す擁壁ブロック11は、ブロック
ピース11a、11b、垂直壁部12、底版部13、可
撓帯14、連結金具15及び切欠面6が上述の実施例の
擁壁ブロック1と同じ構成となっている。擁壁ブロック
1と異なるのは、底版部13の外側端のみならず、背面
端にも立上部17が形成されている点である。立上部1
7の内側面には、やはり段部18が形成されている。
【0014】擁壁ブロック11を設置した後は、前述の
実施例と同様に、段部の18の上に格子状に組んだ鉄筋
を載せ、図5に示すように、立上部の間に現場打ちコン
クリートによる補強底版19を形成する。底版の背面端
の立上部も型枠として利用されるので、現場で制作する
型枠はさらに小さくてよいので、現場施工が一層容易と
なる。ただし、この場合は補強底版の面積が前述の実施
例よりもやや小さくなるので、土圧にたいする抵抗力は
やや劣ることとなる。
【0015】
【発明の効果】本発明の擁壁ブロックは、容易にコーナ
ー部分やカーブ部分を施工することができ、また、本発
明方法により現場において容易に補強底版を形成できる
ので、軟弱地盤など条件が悪い場合にも用いることがで
き、また、施工後に土圧による変形が生じるおそれも少
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例たる擁壁ブロック1の斜視図
である。
【図2】擁壁ブロック1による擁壁の構築状態の説明図
である。
【図3】図2におけるA−A線断面図である。
【図4】他の実施例の擁壁ブロック11の斜視図であ
る。
【図5】擁壁ブロック11による擁壁の構築状態の説明
図である。
【符号の説明】
1 擁壁ブロック 1a ブロックピース 1b ブロックピース 2 垂直壁部 3 底版部 4 可撓帯 5 連結金具 6 切欠面 7 立上部 8 段部 9 補強底版 10 連結部分 11 擁壁ブロック 11a ブロックピース 11b ブロックピース 12 垂直壁部 13 底版部 14 可撓帯 15 連結金具 16 切欠面 17 立上部 18 段部 19 補強底版 20 鉄筋

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 垂直壁部と底版部とを有する2個のブロ
    ックピースを垂直壁部に埋設した可撓帯で接続一体化し
    折り曲げ自在に形成した擁壁ブロックにおいて、底版部
    の外側端に立上部を形成したことを特徴とする擁壁ブロ
    ック
  2. 【請求項2】 垂直壁部と底版部とを有する2個のブロ
    ックピースを垂直壁部に埋設した可撓帯で接続一体化し
    折り曲げ自在に形成した擁壁ブロックにおいて、底版部
    の外側端及び背面端に立上部を形成したことを特徴とす
    る擁壁ブロック
  3. 【請求項3】 立上部の内側面に段部を形成した請求項
    1又は請求項2の擁壁ブロック
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3の擁壁ブロックを設
    置した後、底版部の外側端立上部の間に現場打ちコンク
    リートによる補強底版を設けることを特徴とする擁壁の
    構築方法
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