JP2579545B2 - ポリシラン化合物を含有する光受容層を有する電子写真用感光体 - Google Patents
ポリシラン化合物を含有する光受容層を有する電子写真用感光体Info
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Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の属する技術分野〕 本発明は、有機材料を使用した電子写真用感光体に関
する。詳しくは、本発明は、改善された電子写真特性を
与える用途新規のポリシラン化合物を使用して形成され
た光受容層を有する電子写真感光体に関する。
する。詳しくは、本発明は、改善された電子写真特性を
与える用途新規のポリシラン化合物を使用して形成され
た光受容層を有する電子写真感光体に関する。
従来、電子写真用感光体に使用する有機光導電材料と
して、ポリビニルカルバゾールをはじめとする各種の有
機光導電性ポリマーが提案されている。これらのポリマ
ーは、無機系光導電材料に較べ成膜性、軽量性などの点
で優れているにもかかわらず今日までその実用化が困難
であったのは、未だ十分な成膜性が得られておらず、ま
た感度、耐久性および環境変化に対する安定性の点で無
機系光導電材料に較べて劣るためである。また、電子写
真用感光体の有機光導電材料として、米国特許第4,150,
987号明細書によりヒドラゾン化合物が、米国特許第3,8
37,851号明細書によりトリアリールピラゾリン化合物
が、特開昭51−94828号公報または特開昭51−94829号公
報により9−スチリルアントラセン化合物がそれぞれ提
案され、それらは低分子のものである。ところがこれら
の低分子の有機光導電材料は、いずれも、使用するバイ
ンダーを適当に選択することによって、有機光導電性ポ
リマーの分野で問題にされている成膜性の欠点を一応解
消するものではあるものの、感度の点で十分ではなく、
所望の電子写真用感光体を得るについては実用に価しな
いものである。
して、ポリビニルカルバゾールをはじめとする各種の有
機光導電性ポリマーが提案されている。これらのポリマ
ーは、無機系光導電材料に較べ成膜性、軽量性などの点
で優れているにもかかわらず今日までその実用化が困難
であったのは、未だ十分な成膜性が得られておらず、ま
た感度、耐久性および環境変化に対する安定性の点で無
機系光導電材料に較べて劣るためである。また、電子写
真用感光体の有機光導電材料として、米国特許第4,150,
987号明細書によりヒドラゾン化合物が、米国特許第3,8
37,851号明細書によりトリアリールピラゾリン化合物
が、特開昭51−94828号公報または特開昭51−94829号公
報により9−スチリルアントラセン化合物がそれぞれ提
案され、それらは低分子のものである。ところがこれら
の低分子の有機光導電材料は、いずれも、使用するバイ
ンダーを適当に選択することによって、有機光導電性ポ
リマーの分野で問題にされている成膜性の欠点を一応解
消するものではあるものの、感度の点で十分ではなく、
所望の電子写真用感光体を得るについては実用に価しな
いものである。
このようなことから、近年感光層を電荷発生層と電荷
輸送層に機能分離させた積層構造体が提案されている。
この積層構造を感光層として有する電子写真用感光体
は、可視光に対する感度、電荷保持力、表面強度などの
点で改善できるようになった。このような電子写真用感
光体は、例えば米国特許第3,837,851号明細書、同第3,8
71,882号明細書等に開示されている。
輸送層に機能分離させた積層構造体が提案されている。
この積層構造を感光層として有する電子写真用感光体
は、可視光に対する感度、電荷保持力、表面強度などの
点で改善できるようになった。このような電子写真用感
光体は、例えば米国特許第3,837,851号明細書、同第3,8
71,882号明細書等に開示されている。
しかし、従来の低分子の有機光導電材料を使用して前
記電荷輸送を作製する場合、いずれにしろ該有機光導電
材料は所定のバインダー樹脂に混合して使用される。こ
のため得られる電子写真用感光体は、該バインダー樹脂
が原因で、電荷のモビリティーが低く、感度、特性が必
ずしも十分でなく、繰り返し帯電及び露光を行った際に
は明部電位と暗部電位の変動が大きく、十分な耐久性の
ないものになってしまう。
記電荷輸送を作製する場合、いずれにしろ該有機光導電
材料は所定のバインダー樹脂に混合して使用される。こ
のため得られる電子写真用感光体は、該バインダー樹脂
が原因で、電荷のモビリティーが低く、感度、特性が必
ずしも十分でなく、繰り返し帯電及び露光を行った際に
は明部電位と暗部電位の変動が大きく、十分な耐久性の
ないものになってしまう。
こうしたことから、所望の有機系電子写真用感光体を
もたらす可能性のある光導電材料としてポリシランが注
目されている。
もたらす可能性のある光導電材料としてポリシランが注
目されている。
ところで、いわゆるポリシランについては、溶剤不溶
のものであるとの報告はあるが、〔ザ・ジャーナル・オ
ブ・アメリカン・ケミカル・ソサエティー(The Journa
l of American Chemical Society)125、2291pp(192
4)参照〕、近年、ポリシランが溶解可溶性であり、フ
ィルム形成が可能であるとの報告がなされている。〔ザ
・ジャーナル・オブ・アメリカン・セラミック・ソサエ
ティー(The Journal of American Ceramic Society)6
1、504pp(1978)参照〕。
のものであるとの報告はあるが、〔ザ・ジャーナル・オ
ブ・アメリカン・ケミカル・ソサエティー(The Journa
l of American Chemical Society)125、2291pp(192
4)参照〕、近年、ポリシランが溶解可溶性であり、フ
ィルム形成が可能であるとの報告がなされている。〔ザ
・ジャーナル・オブ・アメリカン・セラミック・ソサエ
ティー(The Journal of American Ceramic Society)6
1、504pp(1978)参照〕。
また、ポリシランについては、主鎖のσ−結合によっ
て電荷の移動が可能な光半導体の特性を持つことが報告
されている〔フィジカル・レビュー(Physical Revie
w)、B 35、2818pp(1987)参照〕。
て電荷の移動が可能な光半導体の特性を持つことが報告
されている〔フィジカル・レビュー(Physical Revie
w)、B 35、2818pp(1987)参照〕。
こうしたことからポリシランの電子写真用感光体への
適用が期待されるところであるが、ポリシランを光導電
材料に使用して実用に価する所望の電子写真用感光体を
得るについては、該ポリシランはつぎのような要件を少
なくとも満たすものであることが要求される。即ち、そ
れらの要件は、 (i)溶剤可溶性でフィルム形成能があるだけではな
く、微細な欠陥のないフィルムの形成及び均質性の高い
フィルムの形成が可能であること、 (ii)電子写真用感光体においては微細な欠陥も許され
ないため、置換基についても構造が明確でフィルム形成
に異常を発生させない高品質のものであること、等であ
る。
適用が期待されるところであるが、ポリシランを光導電
材料に使用して実用に価する所望の電子写真用感光体を
得るについては、該ポリシランはつぎのような要件を少
なくとも満たすものであることが要求される。即ち、そ
れらの要件は、 (i)溶剤可溶性でフィルム形成能があるだけではな
く、微細な欠陥のないフィルムの形成及び均質性の高い
フィルムの形成が可能であること、 (ii)電子写真用感光体においては微細な欠陥も許され
ないため、置換基についても構造が明確でフィルム形成
に異常を発生させない高品質のものであること、等であ
る。
ところでポリシランの合成についていくつかの報告が
なされてはいるが、報告されているそれらのポリシラン
は、いずれも、電子写真用感光体に用いるには不十分な
ものである。即ち、低分子量のポリシランとして、全て
のSi基に有機基が置換した構造のものが報告又は提案さ
れている〔ザ・ジャーナル・オブ・アメリカン・ケミカ
ル・ソサエティー(Journal of American Chemical Soc
iety)、Vol.94、No.11、3806pp(1972)〕、特公昭63
−38033〕。
なされてはいるが、報告されているそれらのポリシラン
は、いずれも、電子写真用感光体に用いるには不十分な
ものである。即ち、低分子量のポリシランとして、全て
のSi基に有機基が置換した構造のものが報告又は提案さ
れている〔ザ・ジャーナル・オブ・アメリカン・ケミカ
ル・ソサエティー(Journal of American Chemical Soc
iety)、Vol.94、No.11、3806pp(1972)〕、特公昭63
−38033〕。
前者の刊行物に記載のものはジメチルシランの末端基
にメチル基を置換した構造のものであり、後者の刊行物
に記載のものはジメチルシランの末端基にアルコキシ基
を置換した構造のものであるが、いずれも重合度が2〜
6であり、高分子の特徴を示さない。つまり、低分子量
のためにそのままではフィルム形成能がなく、産業上の
利用は難しい。高分子量のポリシランで全てのSi基に有
機基を置換した構造のものが最近報告されている〔日経
ニューマテリアル8月15日号46ページ(1988)〕、しか
し特殊な反応中間体を経由するため、合成収率の低下が
予想され工業的な大量生産は困難である。
にメチル基を置換した構造のものであり、後者の刊行物
に記載のものはジメチルシランの末端基にアルコキシ基
を置換した構造のものであるが、いずれも重合度が2〜
6であり、高分子の特徴を示さない。つまり、低分子量
のためにそのままではフィルム形成能がなく、産業上の
利用は難しい。高分子量のポリシランで全てのSi基に有
機基を置換した構造のものが最近報告されている〔日経
ニューマテリアル8月15日号46ページ(1988)〕、しか
し特殊な反応中間体を経由するため、合成収率の低下が
予想され工業的な大量生産は困難である。
上述の報告の他に、ポリシランの合成方法が報告され
ている〔ザ・ジャーナル・オブ・オルガノメタリック・
ケミストリー(The Journal of Organometallic Chemis
try)、198ppC27(1980)、又は、ザ・ジャーナル・オ
ブ・ポリマー・サイエンス、ポリマー・ケミストリー・
エディション(The Journal of Polymer Science,Polym
er Chemistry Edition)、Vol.22 159−170pp(1984)
参照〕。
ている〔ザ・ジャーナル・オブ・オルガノメタリック・
ケミストリー(The Journal of Organometallic Chemis
try)、198ppC27(1980)、又は、ザ・ジャーナル・オ
ブ・ポリマー・サイエンス、ポリマー・ケミストリー・
エディション(The Journal of Polymer Science,Polym
er Chemistry Edition)、Vol.22 159−170pp(1984)
参照〕。
しかし、報告されているいずれの合成方法もポリシラ
ン主鎖の縮合反応のみで、末端基については全く言及は
ない。そしていずれの合成方法の場合も未反応のクロル
基や副反応による副生物の生成があり、所望のポリシラ
ン化合物を定常的に得るのは困難である。
ン主鎖の縮合反応のみで、末端基については全く言及は
ない。そしていずれの合成方法の場合も未反応のクロル
基や副反応による副生物の生成があり、所望のポリシラ
ン化合物を定常的に得るのは困難である。
前記のポリシランを光導電体として使用する例もいく
つかあるが(米国特許第4618551号明細書、同第4772525
号明細書、特開昭62−269964号公報参照)、未反応のク
ロル基や副反応による副生物の影響があると考えられ
る。
つかあるが(米国特許第4618551号明細書、同第4772525
号明細書、特開昭62−269964号公報参照)、未反応のク
ロル基や副反応による副生物の影響があると考えられ
る。
即ち、米国特許第4618551号明細書によれば、前記の
ポリシラン化合物を電子写真用感光体に適用しており、
該電子写真用感光体による画像形成は、一般の複写機の
場合表面電位の絶対値が500〜800Vで良いのに対して、
絶対値が異常に大きい表面電位、即ち、−1000Vで行わ
れている。これは絶対値が通常の値の電位ではポリシラ
ンの構造欠陥が原因で電子写真用感光体に欠陥をもたら
し、得られる画像に斑点状の異常現象が生じる問題を解
消するようにするためであると考えられる。また、特開
昭62−269964号公報によると、前記のポリシラン化合物
を用いて電子写真用感光体を作製し、光感度を測定して
いるが、光感度が遅く、従来知られているセレン感光体
や有機感光体に比べ何の利点も持たないことが理解され
る。
ポリシラン化合物を電子写真用感光体に適用しており、
該電子写真用感光体による画像形成は、一般の複写機の
場合表面電位の絶対値が500〜800Vで良いのに対して、
絶対値が異常に大きい表面電位、即ち、−1000Vで行わ
れている。これは絶対値が通常の値の電位ではポリシラ
ンの構造欠陥が原因で電子写真用感光体に欠陥をもたら
し、得られる画像に斑点状の異常現象が生じる問題を解
消するようにするためであると考えられる。また、特開
昭62−269964号公報によると、前記のポリシラン化合物
を用いて電子写真用感光体を作製し、光感度を測定して
いるが、光感度が遅く、従来知られているセレン感光体
や有機感光体に比べ何の利点も持たないことが理解され
る。
以上述べたように、従来のポリシランについては、そ
れを電子材料に利用するためには、まだ数多くの問題点
を残し、産業上に利用できるものではない。
れを電子材料に利用するためには、まだ数多くの問題点
を残し、産業上に利用できるものではない。
本発明の主たる目的は、電子写真用感光体に要求され
る諸要件を満足する、有機光導電材料で構成された光受
容層を有する電子写真用感光体を提供することにある。
る諸要件を満足する、有機光導電材料で構成された光受
容層を有する電子写真用感光体を提供することにある。
本発明の他の目的は、特に感度及び耐久性に優れた、
用途新規の特定のポリシラン化合物を使用して形成され
た光受容層を有する電子写真用感光体を提供することに
ある。
用途新規の特定のポリシラン化合物を使用して形成され
た光受容層を有する電子写真用感光体を提供することに
ある。
本発明の更に他の目的は、溶媒に対する溶解性がよく
かつ優れたフィルム形成能を有する用途新規の特定のポ
リシラン化合物を使用して形成された光受容層を有する
電子写真用感光体を提供することにある。
かつ優れたフィルム形成能を有する用途新規の特定のポ
リシラン化合物を使用して形成された光受容層を有する
電子写真用感光体を提供することにある。
本発明は上述の目的を達成するものであって、本発明
により提供される電子写真用感光体は、下記の一般式
(I)で表され、重量平均分子量が6000乃至200000であ
るポリシラン化合物を使用して形成された光受容層を有
することを特徴とするものである。
により提供される電子写真用感光体は、下記の一般式
(I)で表され、重量平均分子量が6000乃至200000であ
るポリシラン化合物を使用して形成された光受容層を有
することを特徴とするものである。
〔但し、式中、R1は炭素数1又は2のアルキル基、R2は
炭素数3乃至8のアルキル基、シクロアルキル基、アリ
ール基又はアラルキル基、R3は炭素数1乃至4のアルキ
ル基、R4は炭素数1乃至4のアルキル基をそれぞれ示
す。A,A′は、それぞれ炭素数4乃至12のアルキル基、
シクロアルキル基、アリール基又はアラルキル基であ
り、両者は同じであっても或いは異なってもよい。nと
mは、ポリマー中の総モノマーに対するそれぞれのモノ
マー数の割合を示すモル比であり、n+m=1となり、
0<n≦1、0≦m<1である。〕 本発明において使用する、前記一般式(I)で表され
るポリシラン化合物が公知のポリシラン化合物から客観
的に区別されるものであることについて以下に述べる。
炭素数3乃至8のアルキル基、シクロアルキル基、アリ
ール基又はアラルキル基、R3は炭素数1乃至4のアルキ
ル基、R4は炭素数1乃至4のアルキル基をそれぞれ示
す。A,A′は、それぞれ炭素数4乃至12のアルキル基、
シクロアルキル基、アリール基又はアラルキル基であ
り、両者は同じであっても或いは異なってもよい。nと
mは、ポリマー中の総モノマーに対するそれぞれのモノ
マー数の割合を示すモル比であり、n+m=1となり、
0<n≦1、0≦m<1である。〕 本発明において使用する、前記一般式(I)で表され
るポリシラン化合物が公知のポリシラン化合物から客観
的に区別されるものであることについて以下に述べる。
即ち、従来公知のポリシラン化合物は、一般には、前
述したように、ジクロルシランモノマーを出発物質に使
用し、該モノマーからNa触媒を用いてハロゲン脱離を行
い、重合せしめることにより得られるものであることか
ら、ハロゲン残基を末端に有するものがほとんどであ
る。
述したように、ジクロルシランモノマーを出発物質に使
用し、該モノマーからNa触媒を用いてハロゲン脱離を行
い、重合せしめることにより得られるものであることか
ら、ハロゲン残基を末端に有するものがほとんどであ
る。
そしてこうしたハロゲン残基の介在する従来のポリシ
ラン化合物については、それを電子写真用感光体の光受
容層の構成材料に使用する場合、得られる電子写真用感
光体はつぎのような問題を有することから実用に価しな
いものである。即ち、該従来のポリシラン化合物で構成
された光受容層を有する電子写真用感光体にあっては、
それを使用して画像形成を行う場合、該ハロゲン残基が
電荷移動のトラップとなり、残留電位をもたらしてしま
う。また、繰返し帯電及び露光を行う際には、前記残留
電位が増加し、それに伴って明部電位が増加してしまう
ところ、耐久性に乏しい。これらの問題に加えて他の問
題もまたある。即ち、前記感光体を構成する従来のハロ
ゲン残基の介在するポリシラン化合物の該ハロゲン残基
がCl基である場合、水分があると、該Cl基がその水分と
反応して塩化水素ガス(HCl)が発生するところとな
り、これが原因で電子写真用感光体の基体の光受容層に
接する導電性部分が腐食されて導通不良になり、ために
画像欠陥をもたらしてしまう。
ラン化合物については、それを電子写真用感光体の光受
容層の構成材料に使用する場合、得られる電子写真用感
光体はつぎのような問題を有することから実用に価しな
いものである。即ち、該従来のポリシラン化合物で構成
された光受容層を有する電子写真用感光体にあっては、
それを使用して画像形成を行う場合、該ハロゲン残基が
電荷移動のトラップとなり、残留電位をもたらしてしま
う。また、繰返し帯電及び露光を行う際には、前記残留
電位が増加し、それに伴って明部電位が増加してしまう
ところ、耐久性に乏しい。これらの問題に加えて他の問
題もまたある。即ち、前記感光体を構成する従来のハロ
ゲン残基の介在するポリシラン化合物の該ハロゲン残基
がCl基である場合、水分があると、該Cl基がその水分と
反応して塩化水素ガス(HCl)が発生するところとな
り、これが原因で電子写真用感光体の基体の光受容層に
接する導電性部分が腐食されて導通不良になり、ために
画像欠陥をもたらしてしまう。
一方、本発明において使用するポリシラン化合物は、
前出の一般式(I)で表され、重量平均分子量が6000乃
至200,000であってハロゲン基を有さないものであるこ
とにより特定化され、上述の従来のポリシラン化合物の
ように副反応を伴わないこと、有機溶媒に易溶で濁りの
ない完全溶解が実現され得ること、優れたフィルム形成
能を有し得られるフィルムを局部欠陥のない透明状態の
ものにすること等の差別事項により特徴づけられるもの
である。
前出の一般式(I)で表され、重量平均分子量が6000乃
至200,000であってハロゲン基を有さないものであるこ
とにより特定化され、上述の従来のポリシラン化合物の
ように副反応を伴わないこと、有機溶媒に易溶で濁りの
ない完全溶解が実現され得ること、優れたフィルム形成
能を有し得られるフィルムを局部欠陥のない透明状態の
ものにすること等の差別事項により特徴づけられるもの
である。
本発明者らは前出の一般式(I)で表され、重量平均
分子量が6,000乃至200,000であるハロゲン残基を持たな
いポリシラン化合物について、それが電子写真用感光体
の光受容層の構成材料として好適であるか否かについて
実験を介して検討した。その結果以下のことが判明し
た。
分子量が6,000乃至200,000であるハロゲン残基を持たな
いポリシラン化合物について、それが電子写真用感光体
の光受容層の構成材料として好適であるか否かについて
実験を介して検討した。その結果以下のことが判明し
た。
すなわち該ポリシラン化合物そのものについて、つぎ
のことが判明した。(i)使用環境下で副反応の生起が
なく安定である:(ii)有機溶媒に易溶で濁りのない完
全溶解が実現できる:そして(iii)優れたフィルム形
成能を有する:(iv)得られるフィルムは局部欠陥のな
い透明状態のものになる:そして(v)優れた電荷輸送
能を持ち、非常に速い電荷の移動度が認められる。
のことが判明した。(i)使用環境下で副反応の生起が
なく安定である:(ii)有機溶媒に易溶で濁りのない完
全溶解が実現できる:そして(iii)優れたフィルム形
成能を有する:(iv)得られるフィルムは局部欠陥のな
い透明状態のものになる:そして(v)優れた電荷輸送
能を持ち、非常に速い電荷の移動度が認められる。
そして該ポリシラン化合物を電子写真用感光体の光受
容層に適用した場合においてつぎのことが判明した。す
なわち、(a)高感度で、欠陥のない高画質の画像を与
える電子写真用感光体となる:(b)トラップの発生が
なく、露光時の残留電位が著しく小さい:(c)優れた
電荷輸送層を実現できる:そして(d)該ポリシラン化
合物を電荷発生物質との組合わせで使用する場合、優れ
た電子写真特性を有する電子写真用感光体の提供を可能
にする。
容層に適用した場合においてつぎのことが判明した。す
なわち、(a)高感度で、欠陥のない高画質の画像を与
える電子写真用感光体となる:(b)トラップの発生が
なく、露光時の残留電位が著しく小さい:(c)優れた
電荷輸送層を実現できる:そして(d)該ポリシラン化
合物を電荷発生物質との組合わせで使用する場合、優れ
た電子写真特性を有する電子写真用感光体の提供を可能
にする。
本発明は、以上述べたように、前出の一般式(I)で
表され、重量平均分子量が6,000乃至200,000であるハロ
ゲン残基を持たないポリシラン化合物が、電子写真用感
光体の光受容層の構成材料として好適であり、該ポリシ
ラン化合物を使用して形成された光受容層を有する電子
写真用感光体は、上述した各種の利点を有するものとな
ることを見い出し、完成するに至ったものである。
表され、重量平均分子量が6,000乃至200,000であるハロ
ゲン残基を持たないポリシラン化合物が、電子写真用感
光体の光受容層の構成材料として好適であり、該ポリシ
ラン化合物を使用して形成された光受容層を有する電子
写真用感光体は、上述した各種の利点を有するものとな
ることを見い出し、完成するに至ったものである。
本発明において使用するポリシラン化合物及びその製法 本発明において使用される、前出の一般式(I)で表
され、重量平均分子量が6,000乃至200,000であるポリシ
ラン化合物は、クロル基や副反応生成基を全く持たず全
てのSi基が酸素を有さない特定の有機基で置換されたも
のであって、毒性がなく、トルエン、ベンゼン、キシレ
ン等の芳香族系溶剤、ジクロロメタン、ジクロロエタ
ン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化溶剤、そ
の他テトラヒドロフラン(THF)、ジオキサン等の溶剤
に易溶であり、優れたフイルム形成能を有するものであ
る。そして該ポリシラン化合物をもって形成したフイル
ムは均質にして均一膜厚のもので、優れた耐熱性を有
し、硬度に富み且つ靱性(toughness)に富むものであ
る。
され、重量平均分子量が6,000乃至200,000であるポリシ
ラン化合物は、クロル基や副反応生成基を全く持たず全
てのSi基が酸素を有さない特定の有機基で置換されたも
のであって、毒性がなく、トルエン、ベンゼン、キシレ
ン等の芳香族系溶剤、ジクロロメタン、ジクロロエタ
ン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化溶剤、そ
の他テトラヒドロフラン(THF)、ジオキサン等の溶剤
に易溶であり、優れたフイルム形成能を有するものであ
る。そして該ポリシラン化合物をもって形成したフイル
ムは均質にして均一膜厚のもので、優れた耐熱性を有
し、硬度に富み且つ靱性(toughness)に富むものであ
る。
本発明において使用する、前出の一般式(I)で表さ
れるポリシラン化合物は、上述したように、その重量平
均分子量が6,000乃至200,000のものであるが、溶剤への
溶解性およびフイルム形成能の観点からするより好まし
いものは、重量平均分子量が8,000乃至120,000のもので
あり、最適なものは重量平均分子量が10,000乃至80,000
のものである。
れるポリシラン化合物は、上述したように、その重量平
均分子量が6,000乃至200,000のものであるが、溶剤への
溶解性およびフイルム形成能の観点からするより好まし
いものは、重量平均分子量が8,000乃至120,000のもので
あり、最適なものは重量平均分子量が10,000乃至80,000
のものである。
なお、重量平均分子量について、それが6,000以下で
あるものは高分子の特徴を示さず、フイルム形成能がな
い。また、200,000以上であるものは溶剤に対しての溶
解性が悪く、所望のフイルム形成が困難である。
あるものは高分子の特徴を示さず、フイルム形成能がな
い。また、200,000以上であるものは溶剤に対しての溶
解性が悪く、所望のフイルム形成が困難である。
また本発明において使用する前出の一般式(I)で表
される上述のポリシラン化合物は、形成するフイルムに
ついて特に強靱性を望む場合、その末端基A及びA′
が、炭素数5乃至12のアルキル基、炭素数5乃至12のシ
クロアルキル基、アリール基及びアラルキル基からなる
群から選択される基であることが望ましい。この場合の
最も好ましい本発明において使用するポリシラン化合物
は、末端基A及びA′が、炭素数5乃至12のアルキル基
及び炭素数5乃至12のシクロアルキル基の中から選択さ
れる基である場合である。
される上述のポリシラン化合物は、形成するフイルムに
ついて特に強靱性を望む場合、その末端基A及びA′
が、炭素数5乃至12のアルキル基、炭素数5乃至12のシ
クロアルキル基、アリール基及びアラルキル基からなる
群から選択される基であることが望ましい。この場合の
最も好ましい本発明において使用するポリシラン化合物
は、末端基A及びA′が、炭素数5乃至12のアルキル基
及び炭素数5乃至12のシクロアルキル基の中から選択さ
れる基である場合である。
本発明において使用される上述のポリシラン化合物は
つぎのようにして合成することができる。即ち、酸素及
び水分を無くした高純度不活性雰囲気下で、ジクロロシ
ランモノマーをアルカリ金属からなる縮合触媒に接触さ
せてハロゲン脱離と縮合重合を行い中間体ポリマーを合
成し、得られた該中間体ポリマーを見反応のモノマーと
分離し、該中間体ポリマーに所定のハロゲン且有機試薬
をアルカリ金属からなる縮合触媒の存在下で反応せしめ
て該ポリマーの末端に有機基を縮合せしめることにより
合成される。
つぎのようにして合成することができる。即ち、酸素及
び水分を無くした高純度不活性雰囲気下で、ジクロロシ
ランモノマーをアルカリ金属からなる縮合触媒に接触さ
せてハロゲン脱離と縮合重合を行い中間体ポリマーを合
成し、得られた該中間体ポリマーを見反応のモノマーと
分離し、該中間体ポリマーに所定のハロゲン且有機試薬
をアルカリ金属からなる縮合触媒の存在下で反応せしめ
て該ポリマーの末端に有機基を縮合せしめることにより
合成される。
上記合成操作にあっては、出発物質たるジクロロシラ
ンモノマー、前記中間体ポリマー、ハロゲン化有機試薬
及びアルカリ金属縮合触媒は、いずれも酸素や水分との
反応性が高いので、これら酸素や水分が存在する雰囲気
の下では目的の上述のポリシラン化合物は得られない。
ンモノマー、前記中間体ポリマー、ハロゲン化有機試薬
及びアルカリ金属縮合触媒は、いずれも酸素や水分との
反応性が高いので、これら酸素や水分が存在する雰囲気
の下では目的の上述のポリシラン化合物は得られない。
したがって本発明において使用する上述のポリシラン
化合物を得る上述の操作は、酸素及び水分のいずれもが
存在しない雰囲気下で実施することが必要である。この
ため、反応系に酸素及び水分のいずれもが存在するとこ
ろとならないように反応容器及び使用する試薬の全てに
ついて留意が必要である。例えば反応容器については、
ブローボックス中で真空吸引とアルゴンガス置換を行っ
て水分や酸素の系内への吸着がないようにする。使用す
るアルゴンガスは、いずれの場合にあっても予めシリカ
ゲルカラムに通し脱水し、ついで銅粉末を100℃に加熱
したカラムに通して脱酸素処理して使用する。
化合物を得る上述の操作は、酸素及び水分のいずれもが
存在しない雰囲気下で実施することが必要である。この
ため、反応系に酸素及び水分のいずれもが存在するとこ
ろとならないように反応容器及び使用する試薬の全てに
ついて留意が必要である。例えば反応容器については、
ブローボックス中で真空吸引とアルゴンガス置換を行っ
て水分や酸素の系内への吸着がないようにする。使用す
るアルゴンガスは、いずれの場合にあっても予めシリカ
ゲルカラムに通し脱水し、ついで銅粉末を100℃に加熱
したカラムに通して脱酸素処理して使用する。
出発原料たるジクロロシランモノマーについては、反
応系内への導入直前で脱酸素処理した上述のアルガンガ
スを使用して減圧蒸留を行った後に反応系内に導入す
る。特定の有機基を導入するための上記ハロゲン化有機
試薬及び使用する上記溶剤についても、ジクロロシラン
モノマーと同様に脱酸素処理した後に反応系内に導入す
る。なお、溶剤の脱酸素処理は、上述の脱酸素処理した
アルゴンガスを使用して減圧蒸留した後、金属ナトリウ
ムで更に脱水処理する。
応系内への導入直前で脱酸素処理した上述のアルガンガ
スを使用して減圧蒸留を行った後に反応系内に導入す
る。特定の有機基を導入するための上記ハロゲン化有機
試薬及び使用する上記溶剤についても、ジクロロシラン
モノマーと同様に脱酸素処理した後に反応系内に導入す
る。なお、溶剤の脱酸素処理は、上述の脱酸素処理した
アルゴンガスを使用して減圧蒸留した後、金属ナトリウ
ムで更に脱水処理する。
上記縮合触媒については、ワイヤー化或いはチップ化
して使用するところ、前記ワイヤー化又はチップ化は無
酸素のパラフィン系溶剤中で行い、酸化が起こらないよ
うにして使用する。
して使用するところ、前記ワイヤー化又はチップ化は無
酸素のパラフィン系溶剤中で行い、酸化が起こらないよ
うにして使用する。
本発明において使用する前出の一般式(I)で表され
るポリシラン化合物を製造するに際して使用する出発原
料のジクロロシランモノマーは、一般式:R1R2SiCl2で表
されるシラン化合物か又はこれと一般式:R3R4SiCl2で表
されるシラン化合物が選択的に使用される。
るポリシラン化合物を製造するに際して使用する出発原
料のジクロロシランモノマーは、一般式:R1R2SiCl2で表
されるシラン化合物か又はこれと一般式:R3R4SiCl2で表
されるシラン化合物が選択的に使用される。
上述の縮合触媒は、ハロゲン脱離して縮合反応をもた
らしめるアルカリ金属が望ましく使用され、該アルカリ
金属の具体例としてリチウム、ナトリウム、カリウムが
挙げられ、中でもリチウム及びナトリウムが好適であ
る。
らしめるアルカリ金属が望ましく使用され、該アルカリ
金属の具体例としてリチウム、ナトリウム、カリウムが
挙げられ、中でもリチウム及びナトリウムが好適であ
る。
上述のハロゲン化有機試薬は、A及びA′で表される
置換基を導入するためのものであって、ハロゲン化アル
カリ化合物、ハロゲン化シクロアルキル化合物、ハロゲ
ン化アリール化合物及びハロゲン化アラルキル化合物か
らなる群から選択される適当な化合物、即ち、一般式:A
−X及/又は一般式:A′−X(但し、XはCl又はBr)で
表され、後述する具体例の中の適当な化合物が選択的に
使用される。
置換基を導入するためのものであって、ハロゲン化アル
カリ化合物、ハロゲン化シクロアルキル化合物、ハロゲ
ン化アリール化合物及びハロゲン化アラルキル化合物か
らなる群から選択される適当な化合物、即ち、一般式:A
−X及/又は一般式:A′−X(但し、XはCl又はBr)で
表され、後述する具体例の中の適当な化合物が選択的に
使用される。
上述の中間体ポリマーを合成するに際して使用する一
般式:R1R2SiCl2又はこれと一般式:R3R4SiCl2で表される
ジクロロシランモノマーは、所定の溶剤に溶解して反応
系に導入されるところ、該溶剤としては、パラフィン系
の無極性炭化水素溶剤が望ましく使用される。該溶剤の
好ましい例としては、n−ヘキサン、n−オクタン、n
−ノナン、n−ドデカン、シクロヘキサン及びシクロオ
クタンが挙げられる。
般式:R1R2SiCl2又はこれと一般式:R3R4SiCl2で表される
ジクロロシランモノマーは、所定の溶剤に溶解して反応
系に導入されるところ、該溶剤としては、パラフィン系
の無極性炭化水素溶剤が望ましく使用される。該溶剤の
好ましい例としては、n−ヘキサン、n−オクタン、n
−ノナン、n−ドデカン、シクロヘキサン及びシクロオ
クタンが挙げられる。
そして生成する中間体ポリマーはこれらの溶剤に不溶
であることから、該中間体ポリマーを未反応のジクロロ
シランモノマーから分離するについて好都合である。分
離した中間体ポリマーは、ついで上述のハロゲン化有機
試薬と反応せしめるわけであるが、その際両者は同じ溶
剤に溶解せしめて反応に供される。この場合の溶剤とし
てはベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族溶剤が好
適に使用される。
であることから、該中間体ポリマーを未反応のジクロロ
シランモノマーから分離するについて好都合である。分
離した中間体ポリマーは、ついで上述のハロゲン化有機
試薬と反応せしめるわけであるが、その際両者は同じ溶
剤に溶解せしめて反応に供される。この場合の溶剤とし
てはベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族溶剤が好
適に使用される。
上述のジクロロシランモノマーを上述のアルカリ金属
触媒を使用して縮合せしめて所望の中間体を得るについ
ては、反応温度と反応時間を調節することにより得られ
る中間体ポリマーの重合度を適宜制御できる。しかしな
がらその際の反応温度は60℃〜130℃の間に設定するの
が望ましい。
触媒を使用して縮合せしめて所望の中間体を得るについ
ては、反応温度と反応時間を調節することにより得られ
る中間体ポリマーの重合度を適宜制御できる。しかしな
がらその際の反応温度は60℃〜130℃の間に設定するの
が望ましい。
以上説明の本発明において使用する前出の一般式
(I)で表される上述のポリシラン化合物の製造方法の
望ましい一態様を以下に述べる。
(I)で表される上述のポリシラン化合物の製造方法の
望ましい一態様を以下に述べる。
即ち、本発明において使用する上述のポリシラン化合
物の製造方法は、(i)中間体ポリマーを製造する工程
と(ii)該中間体ポリマーの末端に置換基A及びA′を
導入する工程とからなる。
物の製造方法は、(i)中間体ポリマーを製造する工程
と(ii)該中間体ポリマーの末端に置換基A及びA′を
導入する工程とからなる。
上記(i)の工程はつぎのようにして行われる。即
ち、反応容器の反応系内を酸素及び水分を完全に除いて
アルゴンで支配され所定の内圧に維持した状態にし、無
酸素のパラフィン系溶剤と無酸素の縮合触媒を入れ、つ
いで無酸素のジクロロシランモノマーを入れ、全体を攪
拌しながら所定温度に加熱して該モノマーの縮合を行
う。この際前記ジクロロシランモノマーの縮合度合は、
反応温度と反応時間を調節し、所望の重合度の中間体ポ
リマーが生成されるようにする。
ち、反応容器の反応系内を酸素及び水分を完全に除いて
アルゴンで支配され所定の内圧に維持した状態にし、無
酸素のパラフィン系溶剤と無酸素の縮合触媒を入れ、つ
いで無酸素のジクロロシランモノマーを入れ、全体を攪
拌しながら所定温度に加熱して該モノマーの縮合を行
う。この際前記ジクロロシランモノマーの縮合度合は、
反応温度と反応時間を調節し、所望の重合度の中間体ポ
リマーが生成されるようにする。
この際の反応は、下記の反応式(i)で表されるよう
にジクロロシランモノマーのクロル基と触媒が脱塩反応
を起こしてSi基同志が縮合を繰り返してポリマー化して
中間体ポリマーを生成する。
にジクロロシランモノマーのクロル基と触媒が脱塩反応
を起こしてSi基同志が縮合を繰り返してポリマー化して
中間体ポリマーを生成する。
なお、このところ具体的反応操作手順は、パラフィン
系溶剤中に縮合触媒(アルカリ金属)を仕込んでおき、
加熱下で攪拌しながらジクロロシランモノマーを滴下し
て添加する。ポリマー化の度合は、反応液をサンプリン
グして確認する。
系溶剤中に縮合触媒(アルカリ金属)を仕込んでおき、
加熱下で攪拌しながらジクロロシランモノマーを滴下し
て添加する。ポリマー化の度合は、反応液をサンプリン
グして確認する。
ポリマー化の簡単な確認はサンプリング液を揮発させ
フイルムが形成できるか否かで判断できる。縮合が進
み、ポリマーが形成されると白色固体となって反応系か
ら析出してくる。ここで冷却し、反応系からモノマーを
含む溶媒をデカンテーションで分離し、中間体ポリマー
を得る。
フイルムが形成できるか否かで判断できる。縮合が進
み、ポリマーが形成されると白色固体となって反応系か
ら析出してくる。ここで冷却し、反応系からモノマーを
含む溶媒をデカンテーションで分離し、中間体ポリマー
を得る。
ついで前記(b)の工程を行う。即ち、得られた中間
体ポリマーの末端基のクロル基をハロゲン化有機剤と縮
合触媒(アルカリ金属)を用いて脱塩縮合を行いポリマ
ー末端基を所定の有機基で置換する。この際の反応は下
記の反応式(ii)で表される。
体ポリマーの末端基のクロル基をハロゲン化有機剤と縮
合触媒(アルカリ金属)を用いて脱塩縮合を行いポリマ
ー末端基を所定の有機基で置換する。この際の反応は下
記の反応式(ii)で表される。
このところ具体的には、ジクロロシランモノマーの縮
合で得られた中間体ポリマーに芳香族系溶剤を加え溶解
する。次に縮合触媒(アルカリ金属)を加え、室温でハ
ロゲン化有機剤を滴下する。この時ポリマー末端基同士
の縮合反応と競合するためハロゲン化有機剤を出発モノ
マーに対して0.01〜0.1倍の過剰量添加する。徐々に加
熱し、80℃〜100℃で1時間加熱攪拌し、目的の反応を
行う。
合で得られた中間体ポリマーに芳香族系溶剤を加え溶解
する。次に縮合触媒(アルカリ金属)を加え、室温でハ
ロゲン化有機剤を滴下する。この時ポリマー末端基同士
の縮合反応と競合するためハロゲン化有機剤を出発モノ
マーに対して0.01〜0.1倍の過剰量添加する。徐々に加
熱し、80℃〜100℃で1時間加熱攪拌し、目的の反応を
行う。
反応終了後冷却し、触媒のアルカリ金属を除去するた
め、メタノールを加える。次に生成したポリシラン化合
物をトルエンで抽出し、シリカゲルカラムで精製する。
かくして本発明において使用する所望のポリシラン化合
物が得られる。
め、メタノールを加える。次に生成したポリシラン化合
物をトルエンで抽出し、シリカゲルカラムで精製する。
かくして本発明において使用する所望のポリシラン化合
物が得られる。
R1R2 SiCl2及びR3R4 SiCl2の具体例 注):下記の化合物の注、a−2〜16,18,20,21,23,24
がR1R2 SiCl2に用いられ、a−1,2,11,17,19,22,23,25
がR3R4 SiCl2に用いられる。
がR1R2 SiCl2に用いられ、a−1,2,11,17,19,22,23,25
がR3R4 SiCl2に用いられる。
(CH3)2SiCl2 a−1 (CH3)2CH)2SiCl2 a−22 (CH3)3C)2SiCl2 a−25 A−X及びA′−Xの具体例 (CH3)2CHCH2Cl b−1 CH3(CH2)4Cl b−2 CH3(CH2)5Cl b−3 CH3(CH2)10Cl b−4 CH3(CH2)5Br b−14 CH3(CH2)10Br b−15 触媒としてはアルカリ金属が好ましい。
アルカリ金属としてはリチウム、ナトリウム、カリウ
ムが使用される。形状はワイヤー状またはチップ状にし
て表面積を大きくすることが好ましい。
ムが使用される。形状はワイヤー状またはチップ状にし
て表面積を大きくすることが好ましい。
本発明において使用するポリシラン化合物の具体例 注):上記構造式中のXとYはいずれも単量体の重合単
位を示す。そしてnは、X/(X+Y)、また、mは、Y/
(X+Y)の計算式によりそれぞれ求められる。
位を示す。そしてnは、X/(X+Y)、また、mは、Y/
(X+Y)の計算式によりそれぞれ求められる。
電子写真用感光体 本発明の電子写真用感光体は、基本的には、導電性支
持体と、該支持体上に設けられた上述のポリシラン化合
物(即ち、前出のC−1乃至C−43の中から選択される
ポリシラン化合物)を含有する光受容層とで構成される
ものである。(なお、本発明においていう“光受容層”
は、導電性支持体上に設けられる層を総じて意味す
る。) 前記光受容層は単層で構成されたものであっても、あ
るいは機能分離した複数の層で構成されたものであって
もよい。
持体と、該支持体上に設けられた上述のポリシラン化合
物(即ち、前出のC−1乃至C−43の中から選択される
ポリシラン化合物)を含有する光受容層とで構成される
ものである。(なお、本発明においていう“光受容層”
は、導電性支持体上に設けられる層を総じて意味す
る。) 前記光受容層は単層で構成されたものであっても、あ
るいは機能分離した複数の層で構成されたものであって
もよい。
光受容層が単層である本発明の電子写真用感光体の典
型例は第1図に模式的に示す形態のものである。第1図
において、101は導電性支持体であり、102は上述のポリ
シラン化合物を含有する光受容層である。この場合、光
受容層102は、上述のポリシラン化合物〔即ち、電荷の
輸送をもたらす物質(電荷輸送物質)〕と電荷の発生を
もたらす物質(以下、“電荷発生物質”という。)とを
含有するいわゆる感光層である。第1図に図示のタイプ
の電子写真用感光体は、必要に応じて、導電性支持体と
該感光層(光受容層102)との間にバリヤー機能と接着
機能とを持つ下引き層(図示せず)を有してもよく、ま
た、該感光層(光受容層102)上に該層を保護する表面
保護層(図示せず)を有してもよい。
型例は第1図に模式的に示す形態のものである。第1図
において、101は導電性支持体であり、102は上述のポリ
シラン化合物を含有する光受容層である。この場合、光
受容層102は、上述のポリシラン化合物〔即ち、電荷の
輸送をもたらす物質(電荷輸送物質)〕と電荷の発生を
もたらす物質(以下、“電荷発生物質”という。)とを
含有するいわゆる感光層である。第1図に図示のタイプ
の電子写真用感光体は、必要に応じて、導電性支持体と
該感光層(光受容層102)との間にバリヤー機能と接着
機能とを持つ下引き層(図示せず)を有してもよく、ま
た、該感光層(光受容層102)上に該層を保護する表面
保護層(図示せず)を有してもよい。
第1図に図示の形態の電子写真用感光体の場合、感光
層(即ち、光受容層102)は、電荷発生物質と電荷輸送
物質(即ち、上述のポリシラン化合物)とを、両物質が
重量比(電荷発生物質:電荷輸送物質)で好ましくは1:
100乃至1:1、より好ましくは1:20乃至1:3の割合で両物
質が全層領域に万遍なく存在する状態で含有し、その層
厚は、好ましくは4乃至30μm、より好ましくは7乃至
20μmである。
層(即ち、光受容層102)は、電荷発生物質と電荷輸送
物質(即ち、上述のポリシラン化合物)とを、両物質が
重量比(電荷発生物質:電荷輸送物質)で好ましくは1:
100乃至1:1、より好ましくは1:20乃至1:3の割合で両物
質が全層領域に万遍なく存在する状態で含有し、その層
厚は、好ましくは4乃至30μm、より好ましくは7乃至
20μmである。
上記電荷発生物質としては、公知の有機電荷発生物質
または公知の無機電荷発生物を選択的に使用できる。そ
れら有機電荷発生物質としては、例えば、アゾ顔料、フ
タロシアニン顔料、アントアントロ顔料、キノン顔料、
ピラトロン顔料、インジゴ顔料、キナクリドン顔料、ピ
リリウム染料等が挙げられる。また、無機電荷発生物質
としては、例えば、セレン、セレン−テルル、セレン−
ヒ素等が挙げられる。
または公知の無機電荷発生物を選択的に使用できる。そ
れら有機電荷発生物質としては、例えば、アゾ顔料、フ
タロシアニン顔料、アントアントロ顔料、キノン顔料、
ピラトロン顔料、インジゴ顔料、キナクリドン顔料、ピ
リリウム染料等が挙げられる。また、無機電荷発生物質
としては、例えば、セレン、セレン−テルル、セレン−
ヒ素等が挙げられる。
第1図に図示のタイプの電子写真感光体の感光層(即
ち、光受容層102)の形成は、例えばつぎのようにして
行うことができる。即ち、まず、上述の電荷発生物質の
所定量を適当な溶媒中に分散せしめて懸濁液を調製し、
得られた懸濁液に所定量のポリシラン化合物(前出のC
−1乃至C−43の中から選択したポリシラン化合物)を
溶解せしめて塗液を調製する。得られた塗液を導電性支
持体の表面に、適宜のコーティング手段を介して乾燥後
の層厚が上述の所定の厚みの範囲になる量コーティング
し、形成された液状コートを公知の手段で乾燥・固化す
る。この際使用する前記溶媒としては、ベンゼン、トル
エン、キシレン等の芳香族系溶媒、ジクロルメタン、ジ
クロルエタン、クロロホルム等のハロゲン系溶媒、そし
てこれらの他、テトラヒドロフラン、ジオキサン等を挙
げることができる。
ち、光受容層102)の形成は、例えばつぎのようにして
行うことができる。即ち、まず、上述の電荷発生物質の
所定量を適当な溶媒中に分散せしめて懸濁液を調製し、
得られた懸濁液に所定量のポリシラン化合物(前出のC
−1乃至C−43の中から選択したポリシラン化合物)を
溶解せしめて塗液を調製する。得られた塗液を導電性支
持体の表面に、適宜のコーティング手段を介して乾燥後
の層厚が上述の所定の厚みの範囲になる量コーティング
し、形成された液状コートを公知の手段で乾燥・固化す
る。この際使用する前記溶媒としては、ベンゼン、トル
エン、キシレン等の芳香族系溶媒、ジクロルメタン、ジ
クロルエタン、クロロホルム等のハロゲン系溶媒、そし
てこれらの他、テトラヒドロフラン、ジオキサン等を挙
げることができる。
また、前記コーティング手段としては、ワイヤーバー
法、浸漬法、ドクターブレード法、スプレー法、ロール
法、ビード法、スピンコーティング法等を挙げることが
できる。
法、浸漬法、ドクターブレード法、スプレー法、ロール
法、ビード法、スピンコーティング法等を挙げることが
できる。
上述の下引層を第1図に示すタイプの電子写真用感光
体に設ける場合、その層厚は、好ましくは4乃至30μ
m、より好ましくは7乃至20μmにするのが望ましい。
体に設ける場合、その層厚は、好ましくは4乃至30μ
m、より好ましくは7乃至20μmにするのが望ましい。
該下引層は、カゼイン、ポリビニルアルコール、ニト
ロセルロース、ポリアミド(ナイロン6、ナイロン66、
ナイロン610、共重合ナイロン、アルコキシメチル化ナ
イロンなど)、ポリウレタン及び酸化アルミニウムから
なる群から選ばれる適宜の材料で構成される。該下引層
の形成は、使用する下引層用材料が溶媒に可溶のもので
ある場合、それを適当な溶媒に溶解して塗液を調製し、
また、該材料が溶媒に不溶のものである場合には、それ
をバインダー樹脂溶液中に分散せしめて塗液を調製し、
得られた塗液を上述の感光層の形成の場合と同様の手法
で導電性支持体101の表面にコーティングして液状コー
トを形成し、これを乾燥、固化することにより行われ
る。
ロセルロース、ポリアミド(ナイロン6、ナイロン66、
ナイロン610、共重合ナイロン、アルコキシメチル化ナ
イロンなど)、ポリウレタン及び酸化アルミニウムから
なる群から選ばれる適宜の材料で構成される。該下引層
の形成は、使用する下引層用材料が溶媒に可溶のもので
ある場合、それを適当な溶媒に溶解して塗液を調製し、
また、該材料が溶媒に不溶のものである場合には、それ
をバインダー樹脂溶液中に分散せしめて塗液を調製し、
得られた塗液を上述の感光層の形成の場合と同様の手法
で導電性支持体101の表面にコーティングして液状コー
トを形成し、これを乾燥、固化することにより行われ
る。
また、上述の表面保護層を第1図に示すタイプの電子
写真用感光体に設ける場合、その望ましい層厚は、0.1
乃至5μmの範囲である。該表面保護層は、ポリカーボ
ネートA、ポリカーボネートZ、ポリアリレート、ポリ
エステル、ポリメチルアクリレート等の樹脂で構成され
る。なお、該表面保護層には、抵抗調節剤、劣化防止剤
等の添加剤を含有せしめることができる。
写真用感光体に設ける場合、その望ましい層厚は、0.1
乃至5μmの範囲である。該表面保護層は、ポリカーボ
ネートA、ポリカーボネートZ、ポリアリレート、ポリ
エステル、ポリメチルアクリレート等の樹脂で構成され
る。なお、該表面保護層には、抵抗調節剤、劣化防止剤
等の添加剤を含有せしめることができる。
該表面保護層の形成は、前記樹脂を適当な溶媒に溶解
して塗液を調製し、得られた塗液を上述の感光層の形成
の場合と同様の手法で、先に形成されてある感光層の表
面にコーティングして液状コートを形成し、乾燥・固化
することにより行われる。
して塗液を調製し、得られた塗液を上述の感光層の形成
の場合と同様の手法で、先に形成されてある感光層の表
面にコーティングして液状コートを形成し、乾燥・固化
することにより行われる。
上述の抵抗調節剤または劣化防止剤を表面保護層に含
有せしめる場合、そうした添加剤を上記表面保護層用の
塗液中に均一に分散せしめることにより、形成される表
面保護層はそうした添加剤を含有するところとなる。
有せしめる場合、そうした添加剤を上記表面保護層用の
塗液中に均一に分散せしめることにより、形成される表
面保護層はそうした添加剤を含有するところとなる。
本発明の電子写真用感光体が機能分離した複数の層で
構成された光受容層を有するものである場合、典型的に
は、第2図または第3図に示す形態のものである。即
ち、第2図に示す形態の本発明の電子写真感光体は、導
電性支持体201上に、電荷発生物質を含有する電荷発生
層202と上述のポリシラン化合物を含有する電荷輸送層2
03を、前記支持体201の側からこの順序で積層してなる
ものである。また、第3図に示す形態の本発明の電子写
真用感光体は、導電性支持体301上に、上述のポリシラ
ン化合物を含有する電荷輸送層302と電荷発生物質を含
有する電荷発生層303を、前記支持体301の側からこの順
序で積層してなるものである。
構成された光受容層を有するものである場合、典型的に
は、第2図または第3図に示す形態のものである。即
ち、第2図に示す形態の本発明の電子写真感光体は、導
電性支持体201上に、電荷発生物質を含有する電荷発生
層202と上述のポリシラン化合物を含有する電荷輸送層2
03を、前記支持体201の側からこの順序で積層してなる
ものである。また、第3図に示す形態の本発明の電子写
真用感光体は、導電性支持体301上に、上述のポリシラ
ン化合物を含有する電荷輸送層302と電荷発生物質を含
有する電荷発生層303を、前記支持体301の側からこの順
序で積層してなるものである。
第2図及び第3図に示す形態の本発明の電子写真用感
光体は、いずれも、第1図に示す形態の電子写真用感光
体の場合と同様で、必要に応じて、下引層(図示せず)
又は/及び表面保護層(図示せず)を有することができ
る。
光体は、いずれも、第1図に示す形態の電子写真用感光
体の場合と同様で、必要に応じて、下引層(図示せず)
又は/及び表面保護層(図示せず)を有することができ
る。
即ち、下引層については、第2図に示す形態の電子写
真用感光体の場合、導電性支持体201と電荷発生層202と
の間に設けられ、第3図に示す形態の電子写真用感光体
の場合、導電性支持体301と電荷輸送層302との間に設け
られる。
真用感光体の場合、導電性支持体201と電荷発生層202と
の間に設けられ、第3図に示す形態の電子写真用感光体
の場合、導電性支持体301と電荷輸送層302との間に設け
られる。
また、表面保護層については、第2図に示す形態の電
子写真用感光体の場合、電荷輸送層203上に設けられ、
第3図に示す形態の電子写真用感光体の場合、電荷発生
層303上に設けられる。
子写真用感光体の場合、電荷輸送層203上に設けられ、
第3図に示す形態の電子写真用感光体の場合、電荷発生
層303上に設けられる。
第2図及び第3図に示す形態の、電荷発生層(202又
は303)と電荷輸送層(203又は302)を有する電子写真
用感光体においては、それら電子写真用感光体を所望の
電子写真特性を発揮するものについて、両層の層厚が重
要な要件の一つである。即ち、第2図に示す形態の電子
写真用感光体の場合、電荷発生層202を、好ましくは0.0
1乃至5μm、より好ましくは0.05乃至2μmの層厚に
し、電荷輸送層203を、好ましくは4乃至30μm、より
好ましくは7乃至20μmの層厚にするのが望ましい。
は303)と電荷輸送層(203又は302)を有する電子写真
用感光体においては、それら電子写真用感光体を所望の
電子写真特性を発揮するものについて、両層の層厚が重
要な要件の一つである。即ち、第2図に示す形態の電子
写真用感光体の場合、電荷発生層202を、好ましくは0.0
1乃至5μm、より好ましくは0.05乃至2μmの層厚に
し、電荷輸送層203を、好ましくは4乃至30μm、より
好ましくは7乃至20μmの層厚にするのが望ましい。
第3図に示す形態の電子写真用感光体の場合、電荷輸
送層302を、好ましくは4乃至30μm、より好ましくは
7乃至20μmの層厚にし、電荷発生層303を、好ましく
は1乃至15μm、より好ましくは3乃至10μmの層厚に
するのが望ましい。
送層302を、好ましくは4乃至30μm、より好ましくは
7乃至20μmの層厚にし、電荷発生層303を、好ましく
は1乃至15μm、より好ましくは3乃至10μmの層厚に
するのが望ましい。
また、第2図または第3図に示す電子写真用感光体に
下層を設ける場合、その層厚は、好ましくは4乃至30μ
m、より好ましくは7乃至20μmである。同様に表面保
護層を設ける場合、その層厚は、好ましくは0.1乃至5
μmである。
下層を設ける場合、その層厚は、好ましくは4乃至30μ
m、より好ましくは7乃至20μmである。同様に表面保
護層を設ける場合、その層厚は、好ましくは0.1乃至5
μmである。
電荷発生層202または303に含有せしめる電荷発生物質
としては、公知の有機電荷発生物質または公知の無機電
荷発生物質が使用できる。そうした有機電荷発生物質の
具体例として、例えば、アゾ顔料、フタシロシアニン顔
料、アントアントロン顔料、キノン顔料、ピラントロン
顔料、インジゴ顔料、キナクリドン顔料、ピリリウム顔
料等を挙げることができる。同様に、無機電荷発生物質
の具体例として、セレン−テルル、セレン−ヒ素等を挙
げることができる。
としては、公知の有機電荷発生物質または公知の無機電
荷発生物質が使用できる。そうした有機電荷発生物質の
具体例として、例えば、アゾ顔料、フタシロシアニン顔
料、アントアントロン顔料、キノン顔料、ピラントロン
顔料、インジゴ顔料、キナクリドン顔料、ピリリウム顔
料等を挙げることができる。同様に、無機電荷発生物質
の具体例として、セレン−テルル、セレン−ヒ素等を挙
げることができる。
電荷発生層202または303は、前記電荷発生物質を公知
の手段により蒸着する方法または前記電荷発生物質を含
有する塗液を調製し、該塗液を塗布し、乾燥・固化せし
める方法により形成できる。これら二者の方法の中、後
者の方法がより好ましい。即ち、後者の方法によれば、
電荷発生物質の形成される電荷発生層への所望状態での
分布が容易に達成できる。後者の方法の具体的内容は、
適当な分散媒体を使用し、これと一緒に前記電荷発生物
質を適当な溶媒中に導入して該電荷発生物質が均一に分
散した塗液を調製し、これを塗布して液状コートを形成
し、該液状コートを乾燥、固化せしめることにより電荷
発生層202または303を形成せしめる。
の手段により蒸着する方法または前記電荷発生物質を含
有する塗液を調製し、該塗液を塗布し、乾燥・固化せし
める方法により形成できる。これら二者の方法の中、後
者の方法がより好ましい。即ち、後者の方法によれば、
電荷発生物質の形成される電荷発生層への所望状態での
分布が容易に達成できる。後者の方法の具体的内容は、
適当な分散媒体を使用し、これと一緒に前記電荷発生物
質を適当な溶媒中に導入して該電荷発生物質が均一に分
散した塗液を調製し、これを塗布して液状コートを形成
し、該液状コートを乾燥、固化せしめることにより電荷
発生層202または303を形成せしめる。
前記分散媒体の望ましい例として、絶縁性樹脂、有機
光導電性ポリマー等のいわゆるバインダー樹脂が挙げら
れる。こうしたバインダー樹脂の具体例として、ポリビ
ニルブチラール、ポリビニルベンザール、ポリアリレー
ト、ポリカーボネート、ポリエステル、フェノキシ樹
脂、セルロース系樹脂、アクリル樹脂、ポリウレタン等
を挙げることができる。また、これら以外に、必要によ
り、本発明で使用する上述のポリシラン化合物を前記分
散媒体として使用することもできる。いずれの場合にあ
っても、使用する分散媒体の量は、最終的に形成される
電荷発生層(202又は203)中での含有率(重量割合)
で、好ましくは80重量%以下、より好ましくは40重量%
以下とするのが望ましい。
光導電性ポリマー等のいわゆるバインダー樹脂が挙げら
れる。こうしたバインダー樹脂の具体例として、ポリビ
ニルブチラール、ポリビニルベンザール、ポリアリレー
ト、ポリカーボネート、ポリエステル、フェノキシ樹
脂、セルロース系樹脂、アクリル樹脂、ポリウレタン等
を挙げることができる。また、これら以外に、必要によ
り、本発明で使用する上述のポリシラン化合物を前記分
散媒体として使用することもできる。いずれの場合にあ
っても、使用する分散媒体の量は、最終的に形成される
電荷発生層(202又は203)中での含有率(重量割合)
で、好ましくは80重量%以下、より好ましくは40重量%
以下とするのが望ましい。
また、前記溶媒としては、上述のバインダー樹脂を溶
解し、上述の電荷発生物質が、溶解されたバインダー樹
脂中に均一に分散されるようにする溶媒が選択的に使用
される。そうした溶媒の具体例として、例えば、具体的
には、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサンなどのエ
ーテル類:シクロヘキサノン、メチルエチルケトンなど
のケトン類:N,N−ジメチルホルムアミドなどのアミド
類:酢酸メチル、酢酸エチルなどのエステル類:トルエ
ン、キシレン、クロロベンゼンなどの芳香族類:メタノ
ール、エタノール、2−プロパノールなどのアルコール
類:クロロホルム、塩化メチレン、ジクロルエチレン、
四塩化炭素、トリクロルエチレンなどの脂肪族ハロゲン
化炭化水素類などが挙げられる。
解し、上述の電荷発生物質が、溶解されたバインダー樹
脂中に均一に分散されるようにする溶媒が選択的に使用
される。そうした溶媒の具体例として、例えば、具体的
には、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサンなどのエ
ーテル類:シクロヘキサノン、メチルエチルケトンなど
のケトン類:N,N−ジメチルホルムアミドなどのアミド
類:酢酸メチル、酢酸エチルなどのエステル類:トルエ
ン、キシレン、クロロベンゼンなどの芳香族類:メタノ
ール、エタノール、2−プロパノールなどのアルコール
類:クロロホルム、塩化メチレン、ジクロルエチレン、
四塩化炭素、トリクロルエチレンなどの脂肪族ハロゲン
化炭化水素類などが挙げられる。
上述の塗液を塗布して液状コートを形成するについて
は、公知の適宜のコーティング方法が採用できる。そう
したコーティング方法としては、ワイヤーバーコーティ
ング法、浸漬法、ドクターブレード法、スプレー法、ロ
ール法、ビード法、スピンコーティング法などが挙げら
れる。
は、公知の適宜のコーティング方法が採用できる。そう
したコーティング方法としては、ワイヤーバーコーティ
ング法、浸漬法、ドクターブレード法、スプレー法、ロ
ール法、ビード法、スピンコーティング法などが挙げら
れる。
また、形成された液状コートを乾燥、固化するについ
ては、公知の風乾法等、形成される電荷発生層(202又
は303)に損傷を与えない乾燥・固化法が採用できる。
ては、公知の風乾法等、形成される電荷発生層(202又
は303)に損傷を与えない乾燥・固化法が採用できる。
上述のポリシラン化合物を含有する電荷輸送層203又
は302は、前述の電荷発生層(202又は303)の形成の場
合と同様の手法で形成できる。即ち、該電荷輸送層は、
前出のC−1乃至C−43の中から選択したポリシラン化
合物を、溶媒に対して好ましくは5乃至30重量%、より
好ましくは10乃至20重量%の量溶媒に溶解して塗液を調
製し、これを塗布して液状コートを形成し、該液状コー
トを乾燥・固化せしめることにより形成できる。前記溶
媒としては、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族
系溶媒、ジクロルメタン、ジクロルエタン、クロロホル
ム等のハロゲン系溶媒、これら溶媒の他、テトラヒドロ
フラン、ジオキサン等が挙げられる。前記塗液の塗布及
び前記液状コートの乾燥・固化は、電荷発生層(202又
は303)の形成におけると同様にして行うことができ
る。
は302は、前述の電荷発生層(202又は303)の形成の場
合と同様の手法で形成できる。即ち、該電荷輸送層は、
前出のC−1乃至C−43の中から選択したポリシラン化
合物を、溶媒に対して好ましくは5乃至30重量%、より
好ましくは10乃至20重量%の量溶媒に溶解して塗液を調
製し、これを塗布して液状コートを形成し、該液状コー
トを乾燥・固化せしめることにより形成できる。前記溶
媒としては、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族
系溶媒、ジクロルメタン、ジクロルエタン、クロロホル
ム等のハロゲン系溶媒、これら溶媒の他、テトラヒドロ
フラン、ジオキサン等が挙げられる。前記塗液の塗布及
び前記液状コートの乾燥・固化は、電荷発生層(202又
は303)の形成におけると同様にして行うことができ
る。
上述の第2図に示す形態の電子写真用感光体または第
3図に示す形態の電子写真用感光体において、下引層又
は/及び表面保護層を設ける場合、それらの層はいずれ
も、第1図に示す電子写真用感光体のところで述べたの
と同様の手法で形成できる。
3図に示す形態の電子写真用感光体において、下引層又
は/及び表面保護層を設ける場合、それらの層はいずれ
も、第1図に示す電子写真用感光体のところで述べたの
と同様の手法で形成できる。
第1図、第2図及び第3図に示す形態の本発明の電子
写真用感光体の導電性支持体(101,201,301)について
説明する。まず形状については、円筒状、ベルト状、板
状など任意の形状であることができる。つぎに構成材料
については、全体が導電性である部材であってもよく、
あるいはベースが絶縁性部材で、その光受容層が設けら
れる面が導電処理された部材であってもよい。前者の場
合の具体例として、例えば、アルミニウム、銅、亜鉛な
どの金属部材、アルミニウム合金、ステンレスなどの合
金を挙げることができる。後者の場合については、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチ
レンテレフタレート、アクリル樹脂等のプラスチックベ
ース部材の表面に公知の真空蒸着法により上述の金属被
膜を形成した部材、前記プラスチックベース部材の表面
に、酸化チタン、酸化スズ、カーボンブラック、銀など
の導電性粒子を適当なバインダー樹脂を使用して被覆し
た部材、前記導電性粒子を例えば紙、プラスチックなど
の含浸性ベース部材に含浸せしめた部材などを挙げるこ
とができる。これら部材の他、適当な金属ベース部材の
表面に上記導電性粒子を適当なバインダー樹脂を使用し
て被覆した部材も、上記導電性支持体として使用でき
る。
写真用感光体の導電性支持体(101,201,301)について
説明する。まず形状については、円筒状、ベルト状、板
状など任意の形状であることができる。つぎに構成材料
については、全体が導電性である部材であってもよく、
あるいはベースが絶縁性部材で、その光受容層が設けら
れる面が導電処理された部材であってもよい。前者の場
合の具体例として、例えば、アルミニウム、銅、亜鉛な
どの金属部材、アルミニウム合金、ステンレスなどの合
金を挙げることができる。後者の場合については、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチ
レンテレフタレート、アクリル樹脂等のプラスチックベ
ース部材の表面に公知の真空蒸着法により上述の金属被
膜を形成した部材、前記プラスチックベース部材の表面
に、酸化チタン、酸化スズ、カーボンブラック、銀など
の導電性粒子を適当なバインダー樹脂を使用して被覆し
た部材、前記導電性粒子を例えば紙、プラスチックなど
の含浸性ベース部材に含浸せしめた部材などを挙げるこ
とができる。これら部材の他、適当な金属ベース部材の
表面に上記導電性粒子を適当なバインダー樹脂を使用し
て被覆した部材も、上記導電性支持体として使用でき
る。
なお、上述した第1図乃至第3図に示す電子写真用感
光体のいずれにあっても、先に形成した構成層上に次の
構成層を形成する場合、使用する溶媒について、先に形
成してある構成層を溶解しないような溶媒を選択して使
用することが重要である。
光体のいずれにあっても、先に形成した構成層上に次の
構成層を形成する場合、使用する溶媒について、先に形
成してある構成層を溶解しないような溶媒を選択して使
用することが重要である。
以上説明した本発明の電子写真用感光体は、各種の電
子写真複写機に適用できるのはもとより、レーザービー
ムプリンター、CRTプリンター、LEDプリンター、液晶プ
リンター、レーザー製版などにも適用できる。
子写真複写機に適用できるのはもとより、レーザービー
ムプリンター、CRTプリンター、LEDプリンター、液晶プ
リンター、レーザー製版などにも適用できる。
以下に、本発明において使用するポリシラン化合物に
ついて、その具体的製造方法を製造例を挙げて説明し、
併せて該ポリシラン化合物の有用性を説明する。
ついて、その具体的製造方法を製造例を挙げて説明し、
併せて該ポリシラン化合物の有用性を説明する。
なお、下述する製造例及び比較製造例においては、生
成物について、まずCl基の存在の有無を確かめ、Cl基の
存在の認められたものについてはその定量を行い、その
存在量を生成物1000グラム当たりのミリモル当量数で表
した。
成物について、まずCl基の存在の有無を確かめ、Cl基の
存在の認められたものについてはその定量を行い、その
存在量を生成物1000グラム当たりのミリモル当量数で表
した。
また、得られた生成物について、長鎖構造のSi−Si結
合からなる主鎖を有するポリシラン化合物であるか否か
をFT−IR及び/又はUVスペクトルとにより確認した。更
にこれと併せて、側鎖の置換基の結合の有無を、FT−IR
より調べ、又は/及び置換基中のプロトンをFT−NMRに
より調べることにより確認した。
合からなる主鎖を有するポリシラン化合物であるか否か
をFT−IR及び/又はUVスペクトルとにより確認した。更
にこれと併せて、側鎖の置換基の結合の有無を、FT−IR
より調べ、又は/及び置換基中のプロトンをFT−NMRに
より調べることにより確認した。
以上の得られた結果から合成生成物の構造決定を行っ
た。
た。
上述した、生成物中のCl基の有無の確認は、蛍光X線
分析装置(全自動蛍光X線分析装置システム3080:理学
電機工業株式会社製)を使用して行った。その際、標準
試料としてトリメチルクロルシラン(チッ素株式会社
製)を用意し、これを1,5,10,50,100倍のそれぞれに希
釈して標準液を作製し、それぞれの標準液を前記蛍光X
線分析装置にかけてCl基の量を測定し、得られた結果に
基づいて検量線を求めた。一方、被検試料たる生成物に
ついては、その1グラム量を脱水トルエンに溶解して全
量を10mlとして被検試料を作製し、これを前記蛍光X線
分析装置にかけて測定し、測定結果を前記検査線に照合
させてCl基の量を基めた。
分析装置(全自動蛍光X線分析装置システム3080:理学
電機工業株式会社製)を使用して行った。その際、標準
試料としてトリメチルクロルシラン(チッ素株式会社
製)を用意し、これを1,5,10,50,100倍のそれぞれに希
釈して標準液を作製し、それぞれの標準液を前記蛍光X
線分析装置にかけてCl基の量を測定し、得られた結果に
基づいて検量線を求めた。一方、被検試料たる生成物に
ついては、その1グラム量を脱水トルエンに溶解して全
量を10mlとして被検試料を作製し、これを前記蛍光X線
分析装置にかけて測定し、測定結果を前記検査線に照合
させてCl基の量を基めた。
FT−IRによる測定は、被検試料のKBrペレットを作製
し、これをNicoet FT−IR750(ニコレー・ジャパン社
製)にセットして測定することにより行った。また、FT
−NMRによる測定は、被検試料をCDCl3に溶解し、これを
FT−NMR FX−9Q(日本電子株式会社製)にセットして
測定することにより行った。
し、これをNicoet FT−IR750(ニコレー・ジャパン社
製)にセットして測定することにより行った。また、FT
−NMRによる測定は、被検試料をCDCl3に溶解し、これを
FT−NMR FX−9Q(日本電子株式会社製)にセットして
測定することにより行った。
なお、UVスペクトルにおいて、ポリシラン化合物が低
分子のものである場合、該スペクトルは短波長側に寄
り、それが高分子のものである場合、該スペクトルは長
波長側に寄ることは、ピュア アンド アプライズ ケ
ミストリー(Pure & Applied Chemistry)54、No.5.p
p.1041−1050(1982)に報告されている。
分子のものである場合、該スペクトルは短波長側に寄
り、それが高分子のものである場合、該スペクトルは長
波長側に寄ることは、ピュア アンド アプライズ ケ
ミストリー(Pure & Applied Chemistry)54、No.5.p
p.1041−1050(1982)に報告されている。
製造例1 真空吸引とアルゴン置換を行ったブローボックスの中
に三ツ口フラスコを用意し、これにリフラックスコンデ
ンサーと温度計と滴下ロートを取り付けて、滴下ロート
のバイパス管からアルゴンガスを通した。
に三ツ口フラスコを用意し、これにリフラックスコンデ
ンサーと温度計と滴下ロートを取り付けて、滴下ロート
のバイパス管からアルゴンガスを通した。
この三ツ口フラスコ中に脱水ドデカン100グラムとワ
イヤー状金属ナトリウム0.3モルを仕込み、攪拌しなが
ら100℃に加熱した。次にジクロロシランモノマー(チ
ッソ(株)製)(a−7)0.1モルを脱水ドデカン30グ
ラムに溶解させて、用意した溶液を反応系にゆっくり滴
下した。
イヤー状金属ナトリウム0.3モルを仕込み、攪拌しなが
ら100℃に加熱した。次にジクロロシランモノマー(チ
ッソ(株)製)(a−7)0.1モルを脱水ドデカン30グ
ラムに溶解させて、用意した溶液を反応系にゆっくり滴
下した。
滴下後、100℃で1時間縮合させることにより、白色
固体を析出させた。この後冷却し、ドデカンをデカンテ
ーションして、さらに脱水トルエン100グラムを加える
ことにより、白色固体を溶解させ、金属ナトリウム0.01
モルを加えた。次に、n−ヘキシルクロライド(東京化
成製)(b−3)0.01モルをトルエン10mlに溶解させて
用意した溶液を反応系に攪拌しながらゆっくり滴下して
添加し、100℃で1時間加熱した。この後冷却し、過剰
の金属ナトリウムを処理するため、メタノール50mlをゆ
っくり滴下した。これにより懸濁液とトルエン層とが生
成した。
固体を析出させた。この後冷却し、ドデカンをデカンテ
ーションして、さらに脱水トルエン100グラムを加える
ことにより、白色固体を溶解させ、金属ナトリウム0.01
モルを加えた。次に、n−ヘキシルクロライド(東京化
成製)(b−3)0.01モルをトルエン10mlに溶解させて
用意した溶液を反応系に攪拌しながらゆっくり滴下して
添加し、100℃で1時間加熱した。この後冷却し、過剰
の金属ナトリウムを処理するため、メタノール50mlをゆ
っくり滴下した。これにより懸濁液とトルエン層とが生
成した。
次に、トルエン層を分離し、減圧濃縮した後シリカゲ
ルカラム、クロマトグラフィーで展開して精製し、65%
の収率で生成物を得た。この生成物について、上述のCl
基含有量の測定方法により測定したところ、Cl基の含有
は認められなかった(即ち、試料10000グラム中0.00ミ
リモル当量)。
ルカラム、クロマトグラフィーで展開して精製し、65%
の収率で生成物を得た。この生成物について、上述のCl
基含有量の測定方法により測定したところ、Cl基の含有
は認められなかった(即ち、試料10000グラム中0.00ミ
リモル当量)。
また、この生成物の重量平均分子量をGPC法によりTHF
展開して測定したところ、75,000であった(ポリスチレ
ンを標準とした)。そして、該生成物について、上述の
手法で、FT−IR測定し、ついでFT−NMR測定したとこ
ろ、Si−Cl係合、Si−O−Si結合、Si−O−R結合が全
くないことがわかり、該生成物は前述のC−1の構造を
有するポリシラン化合物であることがわかった。
展開して測定したところ、75,000であった(ポリスチレ
ンを標準とした)。そして、該生成物について、上述の
手法で、FT−IR測定し、ついでFT−NMR測定したとこ
ろ、Si−Cl係合、Si−O−Si結合、Si−O−R結合が全
くないことがわかり、該生成物は前述のC−1の構造を
有するポリシラン化合物であることがわかった。
以上の結果は第4表に示した。
製造例2 真空吸着とアルゴン置換を行ったブローボックスの中
に三つ口フラスコを用意し、これにリフラックスコンデ
ンサーと温度計と滴下ロートを取り付けて、滴下ロート
のバイパス管からアルゴンガスを通した。
に三つ口フラスコを用意し、これにリフラックスコンデ
ンサーと温度計と滴下ロートを取り付けて、滴下ロート
のバイパス管からアルゴンガスを通した。
この三つ口フラスコ中に脱水ドデカン1000グラムと1m
m角の金属リチウム0.3モルを仕込み、攪拌しながら100
℃に加熱した。次にジクロルシランモノマー(チッソ
(株)製)(a−7)0.1モルを脱水ドデカン30グラム
に溶解させて用意した溶液を反応系にゆっくり滴下し
た。滴下後、100℃で2時間縮重合させることにより、
白色固体を析出させた。この後冷却し、ドデカンをデカ
ンテーションして、さらに脱水トルエン100グラムを加
えることにより、白色固体を溶解させ、金属リチウム0.
02モルを加えた。
m角の金属リチウム0.3モルを仕込み、攪拌しながら100
℃に加熱した。次にジクロルシランモノマー(チッソ
(株)製)(a−7)0.1モルを脱水ドデカン30グラム
に溶解させて用意した溶液を反応系にゆっくり滴下し
た。滴下後、100℃で2時間縮重合させることにより、
白色固体を析出させた。この後冷却し、ドデカンをデカ
ンテーションして、さらに脱水トルエン100グラムを加
えることにより、白色固体を溶解させ、金属リチウム0.
02モルを加えた。
次に、クロルベンゼン(東京化成製)(b−5)0.02
モルをトルエン10mlに溶解させて用意した溶液を反応系
に攪拌しながらゆっくり滴下して添加し、100℃で1時
間加熱した。この後冷却し、過剰の金属リチウムを処理
するため、メタノール50mlをゆっくり滴下した。これに
より懸濁層とトルエン層とが生成した。
モルをトルエン10mlに溶解させて用意した溶液を反応系
に攪拌しながらゆっくり滴下して添加し、100℃で1時
間加熱した。この後冷却し、過剰の金属リチウムを処理
するため、メタノール50mlをゆっくり滴下した。これに
より懸濁層とトルエン層とが生成した。
次に、トルエン層を分離し、減圧濃縮した後、シリカ
ゲルカラム、クロマトグラフィーで展開して精製し、ポ
リシラン化合物No.2(構造式:C−3)を得た。収率は72
%であり、重量平均分子量は92,000であった。結果を第
4表に示した。
ゲルカラム、クロマトグラフィーで展開して精製し、ポ
リシラン化合物No.2(構造式:C−3)を得た。収率は72
%であり、重量平均分子量は92,000であった。結果を第
4表に示した。
製造例3 真空吸引とアルゴン置換を行ったブローボックスの中
に三ツ口フラスコを用意し、これにリフラックスコンデ
ンサーと温度計と滴下ロートを取り付けて、滴下ロート
のバイパス管からアルゴンガスを通した。
に三ツ口フラスコを用意し、これにリフラックスコンデ
ンサーと温度計と滴下ロートを取り付けて、滴下ロート
のバイパス管からアルゴンガスを通した。
この三ツ口フラスコ中に脱水n−ヘキサン100グラム
と1mm角の金属ナトリウム0.3モルを仕込み、攪拌しなが
ら80℃に加熱した。次にジクロロシランモノマー(チッ
ソ(株)製)(a−7)0.1モルを脱水n−ヘキサンに
溶解させて用意した溶液を反応系にゆっくりと滴下し
た。滴下後80℃で3時間縮重合させることにより、白色
固体を析出させた。この後冷却し、n−ヘキサンをデカ
ンテーションして、さらに脱水トルエン1000グラムを加
えることにより白色固体を溶解させ、金属ナトリウム0.
01モルを加えた。次に、ベンジルクロライド(東京化成
製)(b−12)0.01モルをトルエン10mlに溶解させて用
意した溶液を反応系に攪拌しながらゆっくり滴下して添
加し、80℃で1時間加熱した。この後冷却し、過剰の金
属ナトリウムを処理するため、メタノール50mlをゆっく
り滴下した。これにより懸濁液とトルエン層とが生成し
た。
と1mm角の金属ナトリウム0.3モルを仕込み、攪拌しなが
ら80℃に加熱した。次にジクロロシランモノマー(チッ
ソ(株)製)(a−7)0.1モルを脱水n−ヘキサンに
溶解させて用意した溶液を反応系にゆっくりと滴下し
た。滴下後80℃で3時間縮重合させることにより、白色
固体を析出させた。この後冷却し、n−ヘキサンをデカ
ンテーションして、さらに脱水トルエン1000グラムを加
えることにより白色固体を溶解させ、金属ナトリウム0.
01モルを加えた。次に、ベンジルクロライド(東京化成
製)(b−12)0.01モルをトルエン10mlに溶解させて用
意した溶液を反応系に攪拌しながらゆっくり滴下して添
加し、80℃で1時間加熱した。この後冷却し、過剰の金
属ナトリウムを処理するため、メタノール50mlをゆっく
り滴下した。これにより懸濁液とトルエン層とが生成し
た。
次に、トルエン層を分離し、減圧濃縮した後、シリカ
ゲルカラム、クロマトグラフィーで展開して精製し、ポ
リシラン化合物No.3(構造式:C−4)を得た。収率は61
%であり、重量平均分子量は47,000であった。結果を第
4表に示した。
ゲルカラム、クロマトグラフィーで展開して精製し、ポ
リシラン化合物No.3(構造式:C−4)を得た。収率は61
%であり、重量平均分子量は47,000であった。結果を第
4表に示した。
なお、このポリシラン化合物においては未反応のSi−
Cl、副生成物のSi−O−Si,Si−O−Rに帰属されるIR
吸収は全く存在しなかった。
Cl、副生成物のSi−O−Si,Si−O−Rに帰属されるIR
吸収は全く存在しなかった。
製造例4および5 第1表に示すジクロロシランモノマーと末端基処理剤
を用いて実施例3と同様に合成を行って、ポリシラン化
合物No.4(構造式:C−6)及びポリシラン化合物No.5
(構造式:C−2)を、それぞれ60%及び62%の収率で得
た。なお、このポリシラン化合物においては未反応のSi
−Cl、副生成物のSi−O−Si,Si−O−Rに帰属されるI
R吸収は全く存在しなかった。同定結果を第4表にまと
めて示した。
を用いて実施例3と同様に合成を行って、ポリシラン化
合物No.4(構造式:C−6)及びポリシラン化合物No.5
(構造式:C−2)を、それぞれ60%及び62%の収率で得
た。なお、このポリシラン化合物においては未反応のSi
−Cl、副生成物のSi−O−Si,Si−O−Rに帰属されるI
R吸収は全く存在しなかった。同定結果を第4表にまと
めて示した。
比較製造例1 実施例3と同様にしてジクロロシランモノマー(チッ
ソ(株)製)(a−7)を縮合させポリマーの末端基を
処理しない以外は実施例3と同様にして合成を行い、第
4表に示す構造式のポリシラン化合物No.D−1を得た。
収率は60%であり、重量平均分子量は46000であった。
結果を第4表に示した。
ソ(株)製)(a−7)を縮合させポリマーの末端基を
処理しない以外は実施例3と同様にして合成を行い、第
4表に示す構造式のポリシラン化合物No.D−1を得た。
収率は60%であり、重量平均分子量は46000であった。
結果を第4表に示した。
なお、このポリシラン化合物においては末端基には未
反応のSi−Cl、副生成物のSi−O−Rに帰属されるIR吸
収が認められた。
反応のSi−Cl、副生成物のSi−O−Rに帰属されるIR吸
収が認められた。
製造例6〜10 第2表に示すジクロロシランモノマーを用いて反応時
間を第2表のように変化させて実施例3と同様にして重
合を行った。また、末端基処理剤としては第2表に示す
化合物を用いた。合成生成物を製造例3と同様にして精
製した。かくして第4表に示すポリシラン化合物No.6〜
10を得た。
間を第2表のように変化させて実施例3と同様にして重
合を行った。また、末端基処理剤としては第2表に示す
化合物を用いた。合成生成物を製造例3と同様にして精
製した。かくして第4表に示すポリシラン化合物No.6〜
10を得た。
得られた各ポリシラン化合物の収率、重量平均分子量
は第4表に示すとおりであった。
は第4表に示すとおりであった。
なお、いずれのポリシラン化合物においても未反応の
Si−Cl、副生成物のSi−O−Si,Si−O−Rに帰属され
るIR吸収は全くなかった。
Si−Cl、副生成物のSi−O−Si,Si−O−Rに帰属され
るIR吸収は全くなかった。
比較製造例2 製造例6においてジクロロシランモノマーの反応時間
を10分とした以外は製造例6と全く同様の手法で合成を
行い、第4表に示すポリシラン化合物No.D−2を得た。
を10分とした以外は製造例6と全く同様の手法で合成を
行い、第4表に示すポリシラン化合物No.D−2を得た。
得られた該ポリシラン化合物の収率及び重量平均分子
量は第4表に示すとおりであった。
量は第4表に示すとおりであった。
なお、得られた該ポリシラン化合物には、未反応のSi
−Cl、副生成物のSi−O−Si,Si−O−Rに帰属されるI
R吸収は全く存在しなかった。
−Cl、副生成物のSi−O−Si,Si−O−Rに帰属されるI
R吸収は全く存在しなかった。
製造例11〜14 第3表に示すジクロロシランモノマーと末端基処理剤
を使用して実施例1と同様の手法で合成を行い、第4表
に示すポリシラン化合物No.11乃至No.14を得た。得られ
たそれぞれのポリシラン化合物の収率及び重量平均分子
量は第4表に示すとおりであった。
を使用して実施例1と同様の手法で合成を行い、第4表
に示すポリシラン化合物No.11乃至No.14を得た。得られ
たそれぞれのポリシラン化合物の収率及び重量平均分子
量は第4表に示すとおりであった。
比較製造例3 真空吸引とアルゴン置換を行ったブローボックスの中
に三ツ口フラスコを用意し、これにリフラックスコンデ
ンサーと温度計と滴下ロートを取り付けて、滴下ロート
のバイパス管からアルゴンガスを通した。
に三ツ口フラスコを用意し、これにリフラックスコンデ
ンサーと温度計と滴下ロートを取り付けて、滴下ロート
のバイパス管からアルゴンガスを通した。
この三つ口フラスコ中に脱水ドデカン100グラムとワ
イヤー状金属ナトリウム0.3モルを仕込み、攪拌しなが
ら100℃に加熱した。次にジクロロシランモノマー(チ
ッソ(株)製)を0.1モルを脱水ドデカン30グラムに溶
解させて用意した溶液を反応系にゆっくり滴下した。滴
下後、100℃で1時間縮重合させることにより、白色固
体を析出させた。この後冷却し、過剰の金属ナトリウム
を処理するため、メタノール50mlをゆっくり滴下した。
イヤー状金属ナトリウム0.3モルを仕込み、攪拌しなが
ら100℃に加熱した。次にジクロロシランモノマー(チ
ッソ(株)製)を0.1モルを脱水ドデカン30グラムに溶
解させて用意した溶液を反応系にゆっくり滴下した。滴
下後、100℃で1時間縮重合させることにより、白色固
体を析出させた。この後冷却し、過剰の金属ナトリウム
を処理するため、メタノール50mlをゆっくり滴下した。
次に、白色固体を濾集し、n−ヘキサンとメタノール
で洗浄を繰り返し、第4表に示すポリシラン化合物No.D
−3を得た。
で洗浄を繰り返し、第4表に示すポリシラン化合物No.D
−3を得た。
このポリシラン化合物はトルエン、クロロホルム、TH
F等の有機溶剤に不溶であった。結果は第4表に示すと
おりであった。
F等の有機溶剤に不溶であった。結果は第4表に示すと
おりであった。
比較製造例4 真空吸引とアルゴン置換を行ったブローボックスの中
に三ツ口フラスコを用意し、これにリフラックスコンデ
ンサーと温度計と滴下ロートを取り付けて、滴下ロート
のバイパス管からアルゴンガスを通した。
に三ツ口フラスコを用意し、これにリフラックスコンデ
ンサーと温度計と滴下ロートを取り付けて、滴下ロート
のバイパス管からアルゴンガスを通した。
この三ツ口フラスコ中に脱水ドデカン100グラムとワ
イヤー状金属ナトリウム0.3モルを仕込み、攪拌しなが
ら100℃に加熱した。
イヤー状金属ナトリウム0.3モルを仕込み、攪拌しなが
ら100℃に加熱した。
次にジフェエニルジクロロシランモノマー(チッソ
(株)製)を0.1モルを脱水ドデカン30グラムに溶解さ
せて用意いた溶液を反応系にゆっくり滴下した。滴下
後、100℃で1時間縮重合させることにより、白色固体
を析出させた。
(株)製)を0.1モルを脱水ドデカン30グラムに溶解さ
せて用意いた溶液を反応系にゆっくり滴下した。滴下
後、100℃で1時間縮重合させることにより、白色固体
を析出させた。
この後冷却し、過剰の金属ナトリウムを処理するた
め、メタノール50mlをゆっくり滴下した。
め、メタノール50mlをゆっくり滴下した。
次に、白色固体を濾集し、n−ヘキサンとメタノール
で洗浄を繰り返し、第4表に示すポリシラン化合物No.D
−4を得た。
で洗浄を繰り返し、第4表に示すポリシラン化合物No.D
−4を得た。
このポリシラン化合物はトルエン、クロロホルム、TH
F等の有機溶剤に不溶であった。結果を第4表に示し
た。
F等の有機溶剤に不溶であった。結果を第4表に示し
た。
〔実施例〕 以下に、本発明のポリシラン化合物を含有する光受容
層を有する電子写真用感光体について実施例を挙げて更
に説明するが、本発明はこれらの実施例により何ら限定
されるものではない。
層を有する電子写真用感光体について実施例を挙げて更
に説明するが、本発明はこれらの実施例により何ら限定
されるものではない。
実施例1 第2図に示すタイプの電子写真用感光体を作製した。
支持体201として10cm×10cmのサイズで50μm厚のアル
ミニウム基板を使用した。まず、該アルミニウム基板表
面上につぎのようにして電化発生層202を形成した。即
ち、10重量部のクロルアルミニウムフタシロシアニンと
5重量部のポリビニルブチラールを90重量部のメチルエ
チルケトン中にボールミル分散せしめて、電荷発生層20
2用の塗液を調製し、得られた塗液を前記アルミニウム
基板表面に乾燥後膜厚が0.3μmとなる量ワイヤーバー
により塗布して液状コートを形成し、乾燥して0.3μm
厚の電荷発生層202を形成した。ついで、製造例1で得
られたポリシラン化合物(第4表に示すポリシラン化合
物No.1)の20重量%の量を80重量%のトルエンに溶解し
て電荷輸送層203用の塗液を調製した。得られた塗液を
先に形成した電荷発生層202の表面に、乾燥後膜厚が10
μmとなる量ワイヤーバーにより塗布して液状コートを
形成し、乾燥して10μm厚の電荷輸送層203を形成し
て、電子写真用感光体(試料No.1)を得た。得られた電
子写真用感光体試料について各種の観点から評価した。
支持体201として10cm×10cmのサイズで50μm厚のアル
ミニウム基板を使用した。まず、該アルミニウム基板表
面上につぎのようにして電化発生層202を形成した。即
ち、10重量部のクロルアルミニウムフタシロシアニンと
5重量部のポリビニルブチラールを90重量部のメチルエ
チルケトン中にボールミル分散せしめて、電荷発生層20
2用の塗液を調製し、得られた塗液を前記アルミニウム
基板表面に乾燥後膜厚が0.3μmとなる量ワイヤーバー
により塗布して液状コートを形成し、乾燥して0.3μm
厚の電荷発生層202を形成した。ついで、製造例1で得
られたポリシラン化合物(第4表に示すポリシラン化合
物No.1)の20重量%の量を80重量%のトルエンに溶解し
て電荷輸送層203用の塗液を調製した。得られた塗液を
先に形成した電荷発生層202の表面に、乾燥後膜厚が10
μmとなる量ワイヤーバーにより塗布して液状コートを
形成し、乾燥して10μm厚の電荷輸送層203を形成し
て、電子写真用感光体(試料No.1)を得た。得られた電
子写真用感光体試料について各種の観点から評価した。
即ち、該電子写真用感光体試料を、川口電機(株)製
静電複写紙試験装置Model SP−428を用いてスタチック
方式で−5KVでコロナ帯電し、暗所で1秒間保持した
後、照度2.5ルックスで露光して光感度を調べ、更に強
露光(照度:20ルックス・秒)して除電した。
静電複写紙試験装置Model SP−428を用いてスタチック
方式で−5KVでコロナ帯電し、暗所で1秒間保持した
後、照度2.5ルックスで露光して光感度を調べ、更に強
露光(照度:20ルックス・秒)して除電した。
帯電特性については、コロナ帯電1秒後の電位(V1)
を1/2に減衰するのに必要な露光量(E1/2)を測定し
た。
を1/2に減衰するのに必要な露光量(E1/2)を測定し
た。
また、強露光後の残留電位VSLを測定し、初期の残留
電位をV0 SLとした。
電位をV0 SLとした。
更に該電子写真用感光体試料を、キヤノンK.K.製PPC
複写機NP−150Zの感光体ドラム用シリンダーに貼り付け
て、それを当該複写機にセットして複写を行い、初期画
像を評価した。ついで500枚の複写を連続して行い、500
枚複写後の画像を評価した。
複写機NP−150Zの感光体ドラム用シリンダーに貼り付け
て、それを当該複写機にセットして複写を行い、初期画
像を評価した。ついで500枚の複写を連続して行い、500
枚複写後の画像を評価した。
つぎに、前記の500枚複写後の感光体ドラム用シリン
ダー上の電子写真用感光体試料を上記複写機から取り出
し、前記感光体ドラム用シリンダーから取り外し、該試
料を上記静電複写紙試験装置Model SP−428にセットし
て帯電特性を調べ、残留電位(VSL)の変動分(ΔVSL)
を測定した。
ダー上の電子写真用感光体試料を上記複写機から取り出
し、前記感光体ドラム用シリンダーから取り外し、該試
料を上記静電複写紙試験装置Model SP−428にセットし
て帯電特性を調べ、残留電位(VSL)の変動分(ΔVSL)
を測定した。
得られた評価結果は第5表に示すとおりであった。
実施例2〜5 製造例2,3,4及び5で得られたそれぞれのポリシラン
化合物(第4表に示すポリシラン化合物No.2,3,4及び
5)を電荷輸送層の形成材料に使用した以外は実施例1
と同様にして第2図に示すタイプの電子写真用感光体を
4種類作製した(試料No.2乃至NO.5)。
化合物(第4表に示すポリシラン化合物No.2,3,4及び
5)を電荷輸送層の形成材料に使用した以外は実施例1
と同様にして第2図に示すタイプの電子写真用感光体を
4種類作製した(試料No.2乃至NO.5)。
得られた各感光体試料について実施例1におけると同
様に評価した。得られた評価結果は第5表に示すとおり
であった。
様に評価した。得られた評価結果は第5表に示すとおり
であった。
比較例1 比較製造例1で得られたポリシラン化合物(第4表に
示すポリシラン化合物No.D−1)を電荷輸送層の形成材
料に使用した以外は実施例1と同様にして第2図に示す
タイプの電子写真用感光体を作製した(試料No.E−
1)。
示すポリシラン化合物No.D−1)を電荷輸送層の形成材
料に使用した以外は実施例1と同様にして第2図に示す
タイプの電子写真用感光体を作製した(試料No.E−
1)。
得られた感光体試料について実施例1におけると同様
に評価し、評価結果を第5表に示した。
に評価し、評価結果を第5表に示した。
実施例6〜10 製造例6,7,8,9及び10で得られたそれぞれのポリシラ
ン化合物(第4表に示すポリシラン化合物No.6,7,8,9及
び10)を電荷輸送層の形成材料に使用した以外は実施例
1と同様にして第2図に示すタイプの電子写真用感光体
を4種類作製した(試料No.6乃至No.10)。
ン化合物(第4表に示すポリシラン化合物No.6,7,8,9及
び10)を電荷輸送層の形成材料に使用した以外は実施例
1と同様にして第2図に示すタイプの電子写真用感光体
を4種類作製した(試料No.6乃至No.10)。
得られた各感光体試料について実施例1におけると同
様に評価した。得られた評価結果は第5表に示すとおり
であった。
様に評価した。得られた評価結果は第5表に示すとおり
であった。
比較例2 第2図に示すタイプの電子写真用感光体(試料No.E−
2)の作製を試みた。電荷発生層202の形成までは実施
例1と同様にして行った。ついで、比較製造例2で得ら
れたポリシラン化合物(第4表に示すポリシラン化合物
No.D−2をトルエンに溶解して電荷輸送層203の形成用
の塗液を調製し、該塗液を先に形成した電荷発生層202
の表面に乾燥後膜厚が10μmとなる量塗布して液状コー
トを形成し、乾燥に付したところ、ひび割れが生じてし
まい、感光体を得ることはできなかった。
2)の作製を試みた。電荷発生層202の形成までは実施
例1と同様にして行った。ついで、比較製造例2で得ら
れたポリシラン化合物(第4表に示すポリシラン化合物
No.D−2をトルエンに溶解して電荷輸送層203の形成用
の塗液を調製し、該塗液を先に形成した電荷発生層202
の表面に乾燥後膜厚が10μmとなる量塗布して液状コー
トを形成し、乾燥に付したところ、ひび割れが生じてし
まい、感光体を得ることはできなかった。
実施例11〜14 第2図に示すタイプの電子写真用感光体を4種類作製
した(試料No.11乃至14)。
した(試料No.11乃至14)。
支持体201として、10cm×1.0cmのサイズで50μm厚の
アルミニウム基板を使用した。電荷発生層202の形成に
ついては、下記の構造式(I)で表されるジアゾ顔料10
重量部とポリブチルブチラール5重量部をメチルエチル
ケトン90重量部中にボールミル分散せしめて塗液を調製
し、該塗液を前記アルミニウム基板表面に乾燥後膜厚が
0.2μmとなる量ワイヤーバーにより塗布して液状コー
トを形成し、乾燥して0.2μm厚の電荷発生層202を形成
した。電荷輸送層203については、各試料毎に使用する
ポリシラン化合物を変えた。即ち、製造例11乃至14で得
られたそれぞれのポリシラン化合物(第4表に示すNo.1
1乃至14のポリシラン化合物)を使用した。これらのポ
リシラン化合物を使用しての各試料の電荷輸送層203の
形成は実施例1と同様にして行った。得られた各感光体
試料を実施例1におけると同様の評価方法で評価した。
得られた評価結果は第5表に示すとおりであった。
アルミニウム基板を使用した。電荷発生層202の形成に
ついては、下記の構造式(I)で表されるジアゾ顔料10
重量部とポリブチルブチラール5重量部をメチルエチル
ケトン90重量部中にボールミル分散せしめて塗液を調製
し、該塗液を前記アルミニウム基板表面に乾燥後膜厚が
0.2μmとなる量ワイヤーバーにより塗布して液状コー
トを形成し、乾燥して0.2μm厚の電荷発生層202を形成
した。電荷輸送層203については、各試料毎に使用する
ポリシラン化合物を変えた。即ち、製造例11乃至14で得
られたそれぞれのポリシラン化合物(第4表に示すNo.1
1乃至14のポリシラン化合物)を使用した。これらのポ
リシラン化合物を使用しての各試料の電荷輸送層203の
形成は実施例1と同様にして行った。得られた各感光体
試料を実施例1におけると同様の評価方法で評価した。
得られた評価結果は第5表に示すとおりであった。
比較例3〜4 比較製造例3及び4で得られたそれぞれのポリシラン
化合物(第4表に示すNo.D−3及びNo.D−4のポリシラ
ン化合物)を電荷輸送層の形成用材料として使用した以
外は実施例1と同様にして2種の電子写真用感光体No.E
−3及びNo.E−4)の作製を試みた。しかし、No.D−3
及びNo.D−4のポリシラン化合物はいずれも所定の有機
溶媒に不溶であり、所期の感光体を得ることはできなか
った。
化合物(第4表に示すNo.D−3及びNo.D−4のポリシラ
ン化合物)を電荷輸送層の形成用材料として使用した以
外は実施例1と同様にして2種の電子写真用感光体No.E
−3及びNo.E−4)の作製を試みた。しかし、No.D−3
及びNo.D−4のポリシラン化合物はいずれも所定の有機
溶媒に不溶であり、所期の感光体を得ることはできなか
った。
実施例15〜19 第2図に示すタイプの電子写真用感光体を5種類作製
した(試料No.15乃至19)。
した(試料No.15乃至19)。
支持体201として、10cm×10cmのサイズで50μm厚の
アルミニウム基板を使用した。電荷発生層202の形成に
ついては、下記の構造式(II)で表されるジアゾ顔料10
重量部とポリカーボネート5重量部をテトラヒドロフラ
ン90重量部中にボールミル分散せしめて塗液を調製し、
該塗液を前記アルミニウム基板表面に乾燥後膜厚が0.3
μmとなる量ワイヤーバーにより塗布して液状コートを
形成し、乾燥して0.3μm厚の電荷発生層202を形成し
た。電荷輸送層203については、各試料毎に使用するポ
リシラン化合物を変えた。即ち、製造例1乃至5で得ら
れたそれぞれのポリシラン化合物(第4表に示すNo.1乃
至5のポリシラン化合物)を使用した。これらのポリシ
ラン化合物を使用しての各試料の電荷輸送層203の形成
は実施例1と同様にして行った。得られた各感光体試料
を実施例1におけると同様の評価方法で評価した。得ら
れた評価結果は第5表に示すとおりであった。
アルミニウム基板を使用した。電荷発生層202の形成に
ついては、下記の構造式(II)で表されるジアゾ顔料10
重量部とポリカーボネート5重量部をテトラヒドロフラ
ン90重量部中にボールミル分散せしめて塗液を調製し、
該塗液を前記アルミニウム基板表面に乾燥後膜厚が0.3
μmとなる量ワイヤーバーにより塗布して液状コートを
形成し、乾燥して0.3μm厚の電荷発生層202を形成し
た。電荷輸送層203については、各試料毎に使用するポ
リシラン化合物を変えた。即ち、製造例1乃至5で得ら
れたそれぞれのポリシラン化合物(第4表に示すNo.1乃
至5のポリシラン化合物)を使用した。これらのポリシ
ラン化合物を使用しての各試料の電荷輸送層203の形成
は実施例1と同様にして行った。得られた各感光体試料
を実施例1におけると同様の評価方法で評価した。得ら
れた評価結果は第5表に示すとおりであった。
実施例20 第3図に示すタイプの電子写真用感光体(試料No.2
0)を作製した。
0)を作製した。
支持体301として、10cm×10cmのサイズで5μm厚の
アルミニウム基板を使用した。まず、該アルミニウム基
板表面上に電荷輸送層302を形成した。即ち、製造例1
で得られたポリシラン化合物(第4表に示すポリシラン
化合物No.1)20重量部を80重量部のトルエンに溶解して
電荷輸送層302の形成用の塗液を調製し、得られた塗液
を前記アルミニウム基板表面に乾燥後膜厚が10μmとな
る量ワイヤーバーにより塗布して液状コートを形成し、
乾燥して10μm厚の電荷輸送層302を形成した。ついで
下記の構造式(III)で表されるジブロムアントアント
ロン(ヘキスト社製)5重量部と上述のポリシラン化合
物No.1 10重量部とをトルエン85重量部中にボールミル
分散させて電荷発生層303形成用の塗液を調製し、得ら
れた塗液を先に形成した電荷輸送層302の表面に乾燥後
膜厚が3μmとなる量ワイヤーバーにより塗布して液状
コートを形成し、乾燥して3μm厚の電荷発生層303を
形成し、電子写真用感光体(試料No.20)を得た。得ら
れた電子写真用感光体試料を実施例1における評価方法
により評価した。得られた評価結果は第5表に示すとお
りであった。
アルミニウム基板を使用した。まず、該アルミニウム基
板表面上に電荷輸送層302を形成した。即ち、製造例1
で得られたポリシラン化合物(第4表に示すポリシラン
化合物No.1)20重量部を80重量部のトルエンに溶解して
電荷輸送層302の形成用の塗液を調製し、得られた塗液
を前記アルミニウム基板表面に乾燥後膜厚が10μmとな
る量ワイヤーバーにより塗布して液状コートを形成し、
乾燥して10μm厚の電荷輸送層302を形成した。ついで
下記の構造式(III)で表されるジブロムアントアント
ロン(ヘキスト社製)5重量部と上述のポリシラン化合
物No.1 10重量部とをトルエン85重量部中にボールミル
分散させて電荷発生層303形成用の塗液を調製し、得ら
れた塗液を先に形成した電荷輸送層302の表面に乾燥後
膜厚が3μmとなる量ワイヤーバーにより塗布して液状
コートを形成し、乾燥して3μm厚の電荷発生層303を
形成し、電子写真用感光体(試料No.20)を得た。得ら
れた電子写真用感光体試料を実施例1における評価方法
により評価した。得られた評価結果は第5表に示すとお
りであった。
比較例5 電荷輸送層302の形成材料を比較製造例1で得られた
ポリシラン化合物(第4表に示すポリシラン化合物No.D
−1)にした以外は実施例20と同様にして第3図に示す
タイプの電子写真用感光体(試料No.E−5)を作製し
た。得られた電子写真用感光体試料を実施例1における
と同様の評価方法で評価した。得られた評価結果は第5
表に示すとおりであった。
ポリシラン化合物(第4表に示すポリシラン化合物No.D
−1)にした以外は実施例20と同様にして第3図に示す
タイプの電子写真用感光体(試料No.E−5)を作製し
た。得られた電子写真用感光体試料を実施例1における
と同様の評価方法で評価した。得られた評価結果は第5
表に示すとおりであった。
比較例6 実施例20において、電荷発生層303の形成においてポ
リシラン化合物No.1を前出のポリシラン化合物No.D−1
に代えた以外は実施例20と同様にして電子写真用感光体
(試料No.E−6)を作製した。得られた電子写真用感光
体試料を実施例1におけると同様の評価方法で評価し
た。得られた評価試料は第5表に示すとおりであった。
リシラン化合物No.1を前出のポリシラン化合物No.D−1
に代えた以外は実施例20と同様にして電子写真用感光体
(試料No.E−6)を作製した。得られた電子写真用感光
体試料を実施例1におけると同様の評価方法で評価し
た。得られた評価試料は第5表に示すとおりであった。
実施例21 第1図に示すタイプの電子写真用感光体(試料No.2
1)を作製した。支持体101として、10cm×10cmのサイズ
で5μm厚のアルミニウム基板を使用した。感光層102
はつぎのようにして形成した。即ち、下記の構造式(I
V)で表されるペリレン(商品名:ノボパームレードBL
・ヘキスト社製)5重量部と製造例14で得られたポリシ
ラン化合物(第4表に示すポリシラン化合物No.14)20
重量部をトルエン75重量部中にボールミル分散して塗液
を調製した。得られた塗液を乾燥後膜厚が12μmとなる
量ワイヤーバーにより前記アルミニウム基板表面に塗布
して液状コートを形成し、乾燥して12μm厚の感光層10
2を形成した。かくして電子写真用感光体(試料No.21)
を得た。得られた電子写真用感光体試料を実施例1にお
けると同様の評価方法で評価した。得られた評価結果は
第5表に示すとおりであった。
1)を作製した。支持体101として、10cm×10cmのサイズ
で5μm厚のアルミニウム基板を使用した。感光層102
はつぎのようにして形成した。即ち、下記の構造式(I
V)で表されるペリレン(商品名:ノボパームレードBL
・ヘキスト社製)5重量部と製造例14で得られたポリシ
ラン化合物(第4表に示すポリシラン化合物No.14)20
重量部をトルエン75重量部中にボールミル分散して塗液
を調製した。得られた塗液を乾燥後膜厚が12μmとなる
量ワイヤーバーにより前記アルミニウム基板表面に塗布
して液状コートを形成し、乾燥して12μm厚の感光層10
2を形成した。かくして電子写真用感光体(試料No.21)
を得た。得られた電子写真用感光体試料を実施例1にお
けると同様の評価方法で評価した。得られた評価結果は
第5表に示すとおりであった。
比較例7 実施例21において、ポリシラン化合物No.14を前出の
ポリシラン化合物No.D−1に代えた以外は実施例21と同
様にして電子写真用感光体(試料No.E−7)を得た。得
られた電子写真用感光体試料を実施例1におけると同様
の評価方法で評価した。得られた評価結果は第5表に示
すとおりであった。
ポリシラン化合物No.D−1に代えた以外は実施例21と同
様にして電子写真用感光体(試料No.E−7)を得た。得
られた電子写真用感光体試料を実施例1におけると同様
の評価方法で評価した。得られた評価結果は第5表に示
すとおりであった。
第1図は本発明により提供される光受容層が単層である
電子写真用感光体の模式的断面図である。第2図及び第
3図は、それぞれ本発明により提供される光受容層が複
数の層で構成されたものである電子写真用感光体の模式
的断面図である。 図において、 101,201,301……導電性支持体、 102……感光層、 202,303……電荷発生層、 203,302……電荷輸送層。
電子写真用感光体の模式的断面図である。第2図及び第
3図は、それぞれ本発明により提供される光受容層が複
数の層で構成されたものである電子写真用感光体の模式
的断面図である。 図において、 101,201,301……導電性支持体、 102……感光層、 202,303……電荷発生層、 203,302……電荷輸送層。
Claims (2)
- 【請求項1】導電性支持体上に光受容層を有する電子写
真用感光体であって、前記光受容層が一般式(I)で表
され重量平均分子量が6000乃至200000であるポリシラン
化合物を含有することを特徴とする電子写真用感光体。 〔但し、式中、R1は炭素数1又は2のアルキル基、R2は
炭素数3乃至8のアルキル基、シクロアルキル基、アリ
ール基又はアラルキル基、R3は炭素数1乃至4のアルキ
ル基、R4は炭素数1乃至4のアルキル基をそれぞれ示
す。A,A′は、それぞれ炭素数4乃至12のアルキル基、
シクロアルキル基、アリール基又はアラルキル基であ
り、両者は同じであっても或いは異なってもよい。nと
mは、ポリマー中の総モノマーに対するそれぞれのモノ
マー数の割合を示すモル比であり、n+m=1となり、
0<n≦1、0<m<1である。) - 【請求項2】一般式(I)において、A及びA′が炭素
数5乃至12のアルキル基、又はシクロアルキル基で示さ
れる請求項1に記載のポリシラン化合物を含有すること
を特徴とする電子写真用感光体。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1114994A JP2579545B2 (ja) | 1989-05-10 | 1989-05-10 | ポリシラン化合物を含有する光受容層を有する電子写真用感光体 |
| DE68921884T DE68921884T2 (de) | 1988-12-29 | 1989-12-28 | Polysilanverbindung und daraus hergestellter elektrophotographischer photorezeptor. |
| US07/548,935 US5159042A (en) | 1988-12-29 | 1989-12-28 | Polysilane compounds and electrophotographic photosensitive members with the use of said compounds |
| PCT/JP1989/001321 WO1990007540A1 (fr) | 1988-12-29 | 1989-12-28 | Nouveau compose de polysilane et photorecepteur electrophotographique produit a partir d'un tel compose |
| EP90901017A EP0403662B1 (en) | 1988-12-29 | 1989-12-28 | Polysilane compound and electrophotographic photoreceptor produced therefrom |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1114994A JP2579545B2 (ja) | 1989-05-10 | 1989-05-10 | ポリシラン化合物を含有する光受容層を有する電子写真用感光体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02294654A JPH02294654A (ja) | 1990-12-05 |
| JP2579545B2 true JP2579545B2 (ja) | 1997-02-05 |
Family
ID=14651682
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1114994A Expired - Fee Related JP2579545B2 (ja) | 1988-12-29 | 1989-05-10 | ポリシラン化合物を含有する光受容層を有する電子写真用感光体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2579545B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5206103A (en) * | 1991-01-14 | 1993-04-27 | Xerox Corporation | Photoconductive imaging member with a charge transport layer comprising a biphenyl diamine and a polysilylane |
| CN1221498A (zh) * | 1996-06-07 | 1999-06-30 | 大阪瓦斯株式会社 | 空穴迁移材料 |
-
1989
- 1989-05-10 JP JP1114994A patent/JP2579545B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02294654A (ja) | 1990-12-05 |
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Legal Events
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