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JP2607342B2 - セントルの自動セット方法とそれに使用するセントルの自動セット装置 - Google Patents
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JP2607342B2 - セントルの自動セット方法とそれに使用するセントルの自動セット装置 - Google Patents

セントルの自動セット方法とそれに使用するセントルの自動セット装置

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JP2607342B2
JP2607342B2 JP5195489A JP19548993A JP2607342B2 JP 2607342 B2 JP2607342 B2 JP 2607342B2 JP 5195489 A JP5195489 A JP 5195489A JP 19548993 A JP19548993 A JP 19548993A JP 2607342 B2 JP2607342 B2 JP 2607342B2
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concrete
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勝美 早坂
昌治 尚和
中島  博
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株式会社福田組
佐賀工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、掘削されたトンネルの
内壁面にコンクリートを打設する際に、門型構に取り付
けられているセントルを自動的にトンネルの内壁面にセ
ットさせるセントルの自動セット方法とそれに使用する
セントルの自動セット装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、掘削したトンネルの内壁面に
覆工コンクリートを打設する場合、図10に示すように
門型構Aによって支持されるセントルB(全長9m〜1
2m)が用いられている。前記門型構Aは予めトンネル
内に敷設してあるレールCの上を移動できるようになっ
ており、セントルBはその門型構Aと共に移動できるよ
うにしてあると共に、同セントルBと門型構Aとの間に
設けられている電動ジャッキF、横送り装置H、ターン
バックIによりセントルBを上下昇降させたり、横スラ
イドさせたりすることができるようになっている。な
お、前記セントルBは上部セントル、側壁部セントル等
に分割されており、各部セントルは図示されていないヒ
ンジにより回動できるようになっている。
【0003】そしてこのセントルBはトンネルの内壁D
に適宜間隔離して対向され、この内壁DとセントルBと
の間の空隙Eへコンクリートを打設し、同コンクリート
が固化したら前記電動ジャッキF、横送り装置H、ター
ンバックIを操作してセントルBを内側に収縮させて打
設済コンクリートから離脱し、その状態で図11に示さ
れるように門型構Aをトンネルの掘削方向へ移動させて
セントルBも同方向に移動させる{但しセントルBの進
行方向後方側の部分(セントルBの後部に突き出すよう
に取り付けられているオーバーラップフランジ)Pが打
設済コンクリートQの先端部と10cm程度重なり合う
ように移動させる}。
【0004】この状態で前記電動ジャッキF、横送り装
置H、ターンバックIを操作してセントルBを外側に広
げてトンネルの内壁Dに適性の空隙Eを設けて対向する
ようにセットさせ、この空隙Eにコンクリートを打設
し、以後、コンクリートの硬化、セントルBの収縮、門
型構A及びセントルBの移動を繰り返してトンネルの掘
削方向へ順次コンクリートの打設を行うものである。
【0005】ところで打設済コンクリートから離脱し、
移動させたセントルBを外側に広げてトンネルの内壁D
に適性の空隙Eを設けて対向するようにセットさせるセ
ット作業は、従来すべて作業員の手による手動操作で行
われていた。以下にその作業手順を説明する。
【0006】.作業員がセントル(上部セントル)B
の前後方向の向きと前後左右方向の傾きとを細かく計測
する。 .計測して得られたデータを基に門型構A上で作業員
が電動ジャッキFと横送り装置Hを操作し、セントル
(上部セントル)Bの前後方向の向き及び前後左右方向
の傾きをトンネルに合わせる。 .作業員が電動ジャッキFを上昇させてセントル(上
部セントル)Bを平行に上昇させ、同セントルBの後端
のオーバーラップフランジPが打設済コンクリ ートQの先端部Rと密着したところで停止させる。.
作業員がターンバックルIを操作して側壁部セントルを
開かせる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記のセ
ントルのセット方法には下記のような問題があった。 .通常セントルBには少なくともその前後左右に合計
4本の電動ジャッキFが取り付けられているが、これら
の電動ジャッキFの操作を操作してセントルBの前後左
右方向の傾きを調整したり、平行にセントルBの上昇を
行うためには数人の作業員が必要となる。
【0008】.電動ジャッキFが複数あるにもかかわ
らず、各電動ジャッキFは連動していないため、セント
ルBの前後左右方向の傾きを調整した後に同セントルB
を平行に上昇させる際、各電動ジャッキFを操作する作
業員のタイミングが合わないと、先に傾きを調整したセ
ントルBがその上昇中に傾いてしまうことがある。
【0009】.作業員が電動ジャッキFを止めるタイ
ミングを見誤ると、セントルBのオーバーラップフラン
ジPの外周が打設済コンクリートQの先端部Rの内周と
きちんと密着しないだけでなく、場合によってはオーバ
ーラップフランジPと打設済コンクリートQとがぶつか
って同コンクリートQにひびが入ることがある。このよ
うなことは重大な工事ミスにつながる虞もあるのでぜひ
ともなくさなければならないことである。
【0010】本発明は、コンクリートの打設に際してセ
ントルの位置調整をできるだけ電動化して、その調整時
間の短縮を可能にするセントルの自動セット方法を提供
すると共に、その位置調整の自動化を可能にするセント
ルの自動セット装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のうち請求項1の
セントルの自動セット方法は図1及び図5〜9に示され
るように、トンネル1内を入口側から奥に向かって移動
する門型構2の上にセットされるセントル3を、同セン
トル3と門型構2との間に取り付けられた昇降用電動ジ
ャッキ4と同昇降用電動ジャッキ4をセントル3の幅方
向に横スライドさせる電動横送り装置5により所望方向
に可動させて、同セントル3をトンネル1の内壁面との
間にコンクリート打設用の空隙6を設けるようにセット
するセントルのセット方法において、以下の〜の作
業工程を行うことを特徴とするものである。
【0012】.前記空隙6へのコンクリート打設終了
の度に、セントル3の側面部を内側に収縮させ、天端部
を降下させてセントル3を打設したコンクリートから離
脱する工程。
【0013】.その状態でセントル3を門型構2によ
りトンネル1内を進行させると共に、同セントル3の進
行方向後方側の周縁7が打設済コンクリート8の先端部
9と上下にオーバーラップする位置に停止させる工程。
【0014】.セントル3の前後方向の向きとトンネ
ル1の向きとを一致させる工程。
【0015】.前記昇降用電動ジャッキ4がセントル
3に設けた横傾斜計10の検知データに基づいてセント
ル3をその幅方向の傾きが所定の角度になるように可動
させて同セントル3の幅方向の傾きを自動的に調整する
工程。
【0016】.前記昇降用電動ジャッキ4がセントル
3に設けた前後傾斜計11の検知データに基づいてセン
トル3をその前後方向の傾きが所定の角度になるように
可動させて同セントル3の前後方向の傾きを自動的に調
整する工程。
【0017】.前記昇降用電動ジャッキ4がセントル
3を平行に上昇させて、セントル3の前記周縁7に設け
た接触センサ12が打設済コンクリート8の先端部9と
の接触を感知したところでセントル3の上昇を停止させ
る工程。
【0018】本発明のうち請求項1のセントルの自動セ
ット方法は、トンネル1内を移動する門型構2の上にセ
ットされるセントル3を、同セントル3と門型構2との
間に取り付けられた昇降用電動ジャッキ4と同昇降用電
動ジャッキ4をセントル3の幅方向に横スライドさせる
電動横送り装置5により所望方向に可動させて、同セン
トル3をトンネル1の内壁面との間にコンクリート打設
用の空隙6を設けるようにセットするセントルのセット
方法において、以下の〜の作業工程を行うことを特
徴とするものである。
【0019】.前記空隙6へのコンクリート打設終了
の度に、セントル3の側面部を内側に収縮させ、天端部
を降下させてセントル3を打設したコンクリートから離
脱する工程。
【0020】.その状態でセントル3を門型構2によ
りトンネル1の奥へ進行させると共に、同セントル3の
進行方向後方側の周縁7が打設済コンクリート8の先端
部9と上下にオーバーラップする位置に停止させる工
程。
【0021】.セントル3の前後方向の向きとトンネ
ル1の向きとを一致させる工程。
【0022】.前記昇降用電動ジャッキ4がセントル
3に設けた横傾斜計10の検知データに基づいてセント
ル3をその幅方向の傾きが所定の角度になるように可動
させて同セントル3の幅方向の傾きを自動的に調整する
工程。
【0023】.前記昇降用電動ジャッキ4がセントル
3に設けた前後傾斜計11の検知データに基づいてセン
トル3をその前後方向の傾きが所定の角度になるように
可動させて同セントル3の前後方向の傾きを自動的に調
整する工程。
【0024】.前記昇降用電動ジャッキ4がセントル
3を平行に上昇させて、セントル3の前記周縁7に設け
た接触センサ12が打設済コンクリート8の先端部9と
の接触を感知したところでセントル3の上昇を停止させ
る工程。
【0025】.その状態で接触センサ12により周縁
7のコンクリート接触位置がセントル3の幅方向一方に
片寄っていると判別されると、電動横送り装置5がセン
トル3を前記片寄り方向と反対側に横移動させて接触セ
ンサ12を打設済コンクリート8に接触させ、次にこの
横移動距離の1/2だけセントル3を逆方向に横移動さ
せて停止させ、その後に昇降用電動ジャッキ4がセント
ル3を平行に上昇させると共に、セントル3の周縁7の
接触センサ12が打設済コンクリート8との接触を感知
したところでセントル3を停止させる工程が一回以上。
【0026】本発明のうち請求項3のセントルの自動セ
ット装置は、トンネル1内を移動する門型構2の上にセ
ットされるセントル3を、同セントル3と門型構2との
間に取り付けられた昇降用電動ジャッキ4と同昇降用電
動ジャッキ4をセントル3の幅方向に横スライドさせる
電動横送り装置5により所望方向に可動させて、同セン
トル3をトンネル1の内壁面との間にコンクリート打設
用の空隙6を設けてセットするセントルのセット装置に
おいて、前記セントル3に、その幅方向の傾きを検知す
る横傾斜計10と、その前後方向の傾きを検知する前後
傾斜計11と、セントル3の移動方向手前側の周縁7に
ものが当たるとそれを感知し且つそれがセントル3の幅
方向のどちら側に当たっているかを判別する接触センサ
12と、セントル3のセット開始の指令を送ると、横傾
斜計10、前後傾斜計11、接触センサ12の検知デー
タに基づいて昇降用電動ジャッキ4と電動横送り装置5
とに指令を送り、同昇降用電動ジャッキ4と電動横送り
装置5とを可動させる制御装置13を備えたことを特徴
とするものである。
【0027】本発明のうち請求項4のセントルの自動セ
ット装置は図2に示されるように、前記横傾斜計10は
セントル3の幅方向に離して配置された液体の入った2
つの横傾斜計測用シリンダ14と、両横傾斜計測用シリ
ンダ14間でそれらの内部の液体が行き来できるように
両シリンダ14を連結する横連結管15と、各横傾斜計
測用シリンダ14内の液体の高さを検出するセンサ16
とで構成され、前記前後傾斜計11はセントル3の前後
方向に離して配置された液体の入った2つの前後斜計測
用シリンダ17と、両前後斜計測用シリンダ17間でそ
れらの内部の液体が行き来できるように両シリンダ17
を連結する横連結管18と、各前後傾斜計測用シリンダ
17内の液体の高さを検出するセンサ19とで構成され
ていることを特徴とするものである。
【0028】
【作用】本発明のうち請求項1のセントルの自動セット
方法では、可動するセントル3の幅方向の傾きとその前
後方向の傾きとが横傾斜計10と前後傾斜計11とによ
り計測されるようになっており、セントル3を打設済の
コンクリート8から離脱させ、移動させて、セントル3
の前後方向の向きとトンネル1の向きとを一致させれ
ば、前記横傾斜計10と前後傾斜計11の検知データに
基づいて昇降用電動ジャッキ4がセントル3の前後左右
方向の傾きを自動的に調整し、その状態でセントル3を
平行に上昇させる。そして接触センサ12が打設済コン
クリート8との接触を感知すると自動的にセントル3の
昇降が停止し、セントル3が自動セットされる。
【0029】本発明のうち請求項2のセントルの自動セ
ット方法では、セントル3を打設済のコンクリート8か
ら離脱させ、移動させて、セントル3の前後方向の向き
とトンネル1の向きとを一致させるが、その際に、セン
トル3の軸がトンネルの中心軸から横に位置ずれをして
いても、セントル3が上昇して打設済コンクリート8と
片寄った状態で接触するとそれを接触センサ12が検知
する。しかもセントル3の片寄りが検知されると、電動
横送り装置5が前記セントル3を片寄り方向と反対側に
横移動させ、さらに接触センサ12を打設済コンクリー
ト8に接触させ、次にこの横移動距離の1/2だけセン
トル3を逆方向に横移動させて停止させてセントル3を
トンネル1のセンタに寄せる。この状態で昇降用電動ジ
ャッキ4がセントル3を上昇させるのでセントル3がト
ンネル1のセンタに自動的にセットされる。
【0030】本発明のうち請求項3のセントルの自動セ
ット装置では、昇降用電動ジャッキ4と電動横送り装置
5とによって可動されるセントル3に、その幅方向の傾
きを検知する横傾斜計10と、その前後方向の傾きを検
知する前後傾斜計11と、セントル3の移動方向手前側
の周縁7にものが当たるとそれを感知し且つそれがセン
トル3の幅方向のどちら側に当たっているかを判別する
接触センサ12が取り付けられており、横傾斜計10、
前後傾斜計11、接触センサ12によって検出された検
知データが制御装置15に送られると、同制御装置15
が前記検知データを基に昇降用電動ジャッキ4と電動横
送り装置5とに指令を送りセントル3を可動させてトン
ネル1内に自動的にセットする。
【0031】本発明のうち請求項4のセントルの自動セ
ット装置では、前記横傾斜計10がセントル3の幅方向
に離して配置された液体の入った2つの横傾斜計測用シ
リンダ14と、両横傾斜計測用シリンダ14間でそれら
の内部の液体が行き来できるように両シリンダ14を連
結する横連結管15と、各横傾斜計測用シリンダ14内
の液体の高さを検出するセンサ16とで構成されている
ため、セントル3がその幅方向に傾くと、傾いて持ち上
がった方の横傾斜計測用シリンダ14の水位は下がり、
また傾いて下がった方の横傾斜計測用シリンダ14の水
位は上がる。この水位の変化がセンサ15によって検出
されるため、同センサ15によりセントル3の幅方向の
傾きがわかる。
【0032】また、前記前後傾斜計11はセントル3の
前後方向に離して配置された液体の入った2つの前後斜
計測用シリンダ17と、両前後斜計測用シリンダ17間
でそれらの内部の液体が行き来できるように両シリンダ
17を連結する横連結管18と、各前後傾斜計測用シリ
ンダ17内の液体の高さを検出するセンサ19とで構成
されているため、セントル3がその前後方向に傾くと、
傾いて持ち上がった方の前後傾斜計測用シリンダ17の
水位は下がり、また傾いて下がった方の前後傾斜計測用
シリンダ17の水位は上がる。この水位の変化がセンサ
19によって検出されるため、同センサ19によりセン
トル3の前後方向の傾きがわかる。
【0033】
【実施例】本発明のセントルの自動セット方法とそれに
使用するセントルの自動セット装置の一実施例を図1〜
9に基づいて説明する。
【0034】図1における1は掘削されたばかりのトン
ネル、2は同トンネル1に敷設されたレール20の上を
トンネル1内を移動する門型構、3は同門型構2の上に
セットされ、同門型構2と共にトンネル1内を移動して
同トンネル1の内壁面21との間に形成された空隙6に
コンクリート8を打設するアーチ形のセントルである。
ちなみに同セントル3は上部セントル25、側壁部セン
トル26とに分割されており、各セントル25、26は
図示されていないヒンジによって回動できるように連結
されている。
【0035】前記セントル3は、その前後左右の四隅の
4本の昇降用電動ジャッキ4と、前方の昇降用電動ジャ
ッキ4、後方の昇降用電動ジャッキ4の下部に取り付け
られて前方にある昇降用電動ジャッキ4と後方にある昇
降用電動ジャッキ4とを個別にセントル3の幅方向に横
スライドさせるの電動横送り装置5とにより門型構2上
に取り付けられている。なお、昇降用電動ジャッキ4は
従来から使用されているモータ駆動のジャッキ、電動横
送り装置5は本件出願人が先に開発し出願したセントル
の電動横送り装置(実願平4−66827号:実開平6
−24098号公報)と同一のものである。
【0036】前記セントル3の天井裏には、その前方部
分における幅方向の傾きを計測する第一の横傾斜計10
と、その後方部分における幅方向の傾きを計測する第二
の横傾斜計10と、セントル3の前後方向の傾きを計測
する前後傾斜計11とが取り付けられている。
【0037】前記両横傾斜計10は図2に示されるよう
に、セントル3の幅方向に離して配置された液体(水)
の入った2つの横傾斜計測用シリンダ14と、両横傾斜
計測用シリンダ14間でそれらの内部の液体が行き来で
きるように両シリンダ14を連結する横連結管15と、
各横傾斜計測用シリンダ14内の液体の高さを検出する
センサ16とで構成されている。この横傾斜計10は図
2に示されるようにセントル3の幅方向に伸びた梁(H
型鋼)に取付治具28でしっかりと、且つセントル3と
平行になるように固定されている。
【0038】前記センサ(静電容量型近接スイッチ)1
6は図2(b)に示されるように、各横傾斜計測用シリ
ンダ14の外周側に少し離して各シリンダ14と向かい
合うように取付治具29で固定されている。そして各横
傾斜計測用シリンダ14の静電容量型近接スイッチ16
が、セントル3を水平にした状態で各々の横傾斜計測用
シリンダ14内の水位と同じ高さになるように位置調整
されている。
【0039】このためセントル3がその横幅方向に傾く
と、その両端にある横傾斜計測用シリンダ14内の水の
水位が変化し、傾いて上に上がった方の横傾斜計測用シ
リンダ14では水位が下がり、傾いて下に下がった方の
横傾斜計測用シリンダ14では水位が上り、上がった方
の静電容量型近接スイッチ16では水の検出がなくな
り、一方の下がった方の静電容量型近接スイッチ16で
は引き続いて水の検出がある。これにより、両端の超音
波センサ16の検出信号からセントル3がその横幅方向
のどちら側に傾いているかを検出することができるよう
になっている。
【0040】前記前後傾斜計11は、図2に示した横傾
斜計10と同じ構成で、セントル3の前後方向に離して
配置された液体(水)の入った2つの前後傾斜計測用シ
リンダ17と、両前後傾斜計測用シリンダ17間でそれ
らの内部の液体が行き来できるように両シリンダ17を
連結する横連結管18と、各前後傾斜計測用シリンダ1
7内の液体の高さを検出するセンサ(静電容量型近接ス
イッチ)19とで構成されている。この前後傾斜計11
でも前記横傾斜計10と同様の作用でセントル3の前後
方向の傾きを検出できるようになっている。
【0041】但し、この前後傾斜計11は前記横傾斜計
10のようにセントル3の梁に完全に固定されておら
ず、必要に応じて前後傾斜計11をセントル3の前後方
向の軸線に対して上下に少しずつ傾かせることができる
ようにセントル3の梁に取り付けられている。これはト
ンネル1にその進行方向に沿って上り或は下りの傾斜が
つけられている場合に、セントル3もトンネル1の傾斜
と同じように傾斜させてコンクリートの打設を行うが、
このときセントル3の前後傾斜計11を予めトンネル1
の傾斜分だけ傾斜させ、セントル3がトンネル1の傾斜
と一致した時に前後傾斜計11が水平になるようにする
ためである。
【0042】前記セントル3の進行方向手前側の周縁7
{同周縁7は図3(a)に示すようにセントル3の後端
に板材36を取り付けて10cm程後ろ側に突き出させ
たオーバラップフランジである}の表面には、細長い棒
状の接触センサ(以後コードSWと記載する)12がセ
ントル3の横幅方向に4つ間隔を空けて取り付けられて
いる。
【0043】前記コードSW12は、同図(c)に示さ
れるように2枚の平編線(極細束銅線)30をその間に
加圧導電ゴム(シリコンゴムに金属微粒子を加えたも
の)31を挟んで対向させ、さらにこれらを(絶縁性、
難燃性、耐圧性に富んだ)シリコンゴム32で被覆して
棒状にし、さらにこれを同図(b)に示すようにゴム製
の保護カバー33内に納めてたもので、これを同図
(a)に示すようにオーバーラップフランジ7に細長い
スリット34を形成して、同スリット34内に保護カバ
ー33の上端部分が5mm程突き出るように取り付けて
ある。
【0044】このコードSW12は上部にものが当たる
と、その押圧で保護カバー33、シリコンゴム32が押
され、シリコンゴム32の中にある加圧導電ゴム31に
その押圧が付与されると、同加圧導電ゴム31が絶縁状
態から導電状態に変化し、2枚の平編線30が電気的に
接触した状態になりONとなる。
【0045】なお、オーバーラップフランジ7の付け根
側にはそのアーチ状の外周面に沿ってシール材35を取
り付けてあり、コンクリート打設時に生コンがコードS
W12側に流出しないようにしてある。
【0046】前記門型構2の横には前記横傾斜計10、
前後傾斜計11、コードSW12からの検知信号を受け
て昇降用電動ジャッキ4や電動横送り装置5に動作制御
の信号を送り出し、セントル3を可動させる制御装置
(制御盤)13が取り付けられている。この制御盤13
の正面パネルには、図4に示すように多数の表示燈や押
釦がA〜Eにグループ分けされて配置されている。以下
にこの制御盤13の機能をグループ毎に詳細に説明す
る。
【0047】グループAには5つの表示燈があり、図4
中の左側から順に、受電表示燈、コードSW作動表示燈
(L下)、コードSW作動表示燈(L上)、コードSW
作動表示燈(R上)、コードSW作動表示燈(R下)と
なっている。受電表示燈は制御盤に電源(AC200
V)が供給されると点灯するランプ、コードSW作動表
示燈はコードSW12にものが当たると点灯するランプ
であり、L下はオーバーラップフランジ7の左下に取り
付けられているコードSW12、L上はオーバーラップ
フランジ7の左上に取り付けられているコードSW1
2、R上はオーバーラップフランジ7の右上に取り付け
られているコードSW12、R下はオーバーラップフラ
ンジ7の右下に取り付けられているコードSW12の状
態をモニタしている。
【0048】グループBには5つの押釦があり、図4中
の左側から順に、非常停止押釦、手動・自動切替押釦、
自動−上押釦、自動ストップ押釦、自動−下押釦となっ
ている。以下に各押釦を押した時の色々な動作を順を追
って説明する。
【0049】前記非常停止押釦は、押すとシーケンサの
全出力が停止する。復帰は同押釦を図中の矢印方向へ摘
みを回して行う(押釦が手前に突き出す)。
【0050】前記手動・自動切替押釦は手動、自動の切
替を行うスイッチであり、手動を選択すると昇降用電動
ジャッキ4や電動横送り装置5を各部に設けられている
ペンダントスイッチでマニュアル操作可能となる。自動
を選択すると自動−上押釦、自動ストップ押釦、自動−
下押釦によるセントル3の自動操作が行えるようにな
る。
【0051】前記自動−上押釦は、押すと以下に説明す
る第一ステップから第六ステップまでの動作を行い、セ
ントル3の上昇セットを行う。
【0052】第一ステップは、セントル3の前方にある
横傾斜計10の検知信号に基づいて、同セントル3の前
方部分の横幅方向の傾きを調べ、水平になっていない時
は、前側にある昇降用電動ジャッキ4に制御信号を出力
し、同昇降用電動ジャッキ4を可動させて同セントル3
の前方部分の横幅方向の傾きを水平にする。
【0053】続いて、セントル3の後方にある横傾斜計
10の検知信号に基づいて、同セントル3の後方部分の
横幅方向の傾きを調べ、水平になっていない時は、後側
にある昇降用電動ジャッキ4に制御信号を出力し、同昇
降用電動ジャッキ4を可動させて同セントル3の後方部
分の横幅方向の傾きを水平にする。
【0054】続いて、セントル3の前後傾斜計11の検
知信号に基づいて、同セントル3の前後方向の傾きを調
べ、水平になっていない時は、前後の昇降用電動ジャッ
キ4に制御信号を出力し、同昇降用電動ジャッキ4を可
動させて同セントル3の前後方向の傾きを水平にする。
なお、トンネル1が傾斜している場合に、それに合わせ
て前後傾斜計11を傾かせてある時は、セントル3もト
ンネル1の傾斜と同じように傾いてセットされる。この
間にセントル3のコードSW12がどれかひとつでもO
Nになると、全昇降用電動ジャッキ4に制御信号を送
り、これら昇降用電動ジャッキ4を30秒間降下させて
セントル3を降下させ、再度これまでの動作を繰り返
す。
【0055】続いて、セントル3の前後左右にある4つ
の昇降用電動ジャッキ4に制御信号を出力し、全昇降用
電動ジャッキ4を同調させて可動させ、セントル3を平
行に上昇させる。
【0056】第二ステップは、第一ステップが完了して
セントル3のオーバーラップフランジ7が打設済コンク
リート8に接触した時、コードSW12がどれかひとつ
でもONになると、タイマーによりその後継続して1秒
間だけ昇降用電動ジャッキ4を可動させ、セントル3全
体を上昇させる(1秒後にセントル3の上昇が停止す
る)。
【0057】続いて、各コードSW12のON/OFF
状態を調べ、少なくとも左右両側のコードSW12が1
つづつONになっている時は、第五ステップに進む。
【0058】第三ステップは、第二ステップで図7に示
すように左側のコードSW12のみがONになっている
場合に、電動横送り装置5に制御信号を出力し、セント
ル3を右側に横スライドさせる。そして図8に示すよう
に右側のコードSW12がONになるまでセントル3の
右方向への横スライドを行うと共に、この間の移動時間
Tをカウントし、メモリしておき、前記移動時間の半分
T/2だけセントル3を左側に横スライドさせ、停止さ
せる(この状態で通常はセントル3がトンネル1のセン
タに配置される)。続いて第5ステップに進む。
【0059】第四ステップは、第二ステップで最初に右
側のコードSWのみがONになっている場合に、電動横
送り装置5に制御信号を出力し、セントル3を左側に横
スライドさせる。そして左側のコードSW12がONに
なるまでセントル3の左方向への横スライドを行うと共
に、この間の移動時間Tをカウントし、メモリしてお
き、前記移動時間の半分T/2だけセントル3を右側に
横スライドさせ、停止させる(この状態で通常はセント
ル3がトンネル1のセンタに配置される)。続いて第5
ステップに進む。
【0060】第五ステップは、全昇降用電動ジャッキ4
を同調して上昇させ、セントル3を平行に上昇させる。
コードSW12が1つONになったら、その後1秒間だ
けセントル3の上昇を行う。この間にONになったコー
ドSW12と反対側にセントル3を電動横送り装置5に
より横スライドさせ、少なくとも左右両側のコードSW
12が1つづつONになれば第一次のセット完了となり
第六ステップに進む。しかし左右両側のコードSW12
が1つづつONにならなければ第一ステップに戻り再度
これまでの動作を行う。
【0061】第六ステップは、第五ステップ完了後に全
昇降用電動ジャッキ4を1秒間同調させて上昇させる。
この間に4つのコードSW12がすべてONになればセ
ントル3の最終的なセットが完了する(この後所望の時
間だけセントル3を上昇させてオーバーラップフランジ
7を打設済コンクリート8に密着させても良い)。もし
4つのコードSW12がすべてONにならない時は作業
員による点検作業を行う。
【0062】前記自動ストップ押釦は、押すとその時点
で自動操作が停止してセントル3を一時停止させる。
【0063】前記自動−下押釦は、押すと自動的に昇降
用電動ジャッキ4が連動して降下し、セントル3を約1
0cm降下させる。
【0064】グループCには9つの表示燈があり、図4
中の上段左から、前−左下がり表示燈、前レベルOK表
示燈、前−右下がり表示燈、図4中の中段左から、後−
左下がり表示燈、後レベルOK表示燈、後−右下がり表
示燈、図4中の下段左から、前後前下がり表示燈、前後
レベルOK表示燈、前後後下がり表示燈となっている。
【0065】前記前−左下がり表示燈は、セントル3の
前方にある横傾斜計10が左下がりになっている時、即
ちセントル3の前方左側の昇降用電動ジャッキ4部分が
他の部分より下がっているときに点灯する(自動−上釦
が押されていない場合のみ)。自動−上釦が押されてい
る場合に、自動上昇時にレベル補正のため、前方左側の
昇降用電動ジャッキ4が上昇作動中は0.2秒間隔で点
滅する。
【0066】前記前レベルOK表示燈は、セントル3の
前方にある横傾斜計10が水平になっている時、即ちセ
ントル3の前方側の左右方向が水平になっているときに
点灯する(自動−上釦が押されていない場合のみ)。
【0067】前記前−右下がり表示燈は、セントル3の
前方にある横傾斜計10が右下がりになっている時、即
ちセントル3の前方右側の昇降用電動ジャッキ4部分が
他の部分より下がっているときに点灯する(自動−上釦
が押されていない場合のみ)。自動−上釦が押されてい
る場合に、自動上昇時にレベル補正のため、前方右側の
昇降用電動ジャッキ4が上昇作動中は0.2秒間隔で点
滅する。
【0068】前記後−左下がり表示燈は、セントル3の
後方にある横傾斜計10が左下がりになっている時、即
ちセントル3の後方左側の昇降用電動ジャッキ4部分が
他の部分より下がっているときに点灯する(自動−上釦
が押されていない場合のみ)。自動−上釦が押されてい
る場合に、自動上昇時にレベル補正のため、後方左側の
昇降用電動ジャッキ4が上昇作動中は0.2秒間隔で点
滅する。
【0069】前記後レベルOK表示燈は、セントル3の
後方にある横傾斜計10が水平になっている時、即ちセ
ントル3の後方側の左右方向が水平になっているときに
点灯する(自動−上釦が押されていない場合のみ)。
【0070】前記後−右下がり表示燈は、セントル3の
後方にある横傾斜計10が右下がりになっている時、即
ちセントル3の後方右側の昇降用電動ジャッキ4部分が
他の部分より下がっているときに点灯する(自動−上釦
が押されていない場合のみ)。自動−上釦が押されてい
る場合に、自動上昇時にレベル補正のため、後方右側の
昇降用電動ジャッキ4が上昇作動中は0.2秒間隔で点
滅する。
【0071】前記前後前下がり表示燈は、セントル3の
前後にある前後傾斜計11が前下がりになっている時、
即ちセントル3の前側の昇降用電動ジャッキ4部分が後
側の部分より下がっているときに点灯する(自動−上釦
が押されていない場合のみ)。自動−上釦が押されてい
る場合に、自動上昇時にレベル補正のため、前方の昇降
用電動ジャッキ4が上昇作動中は0.2秒間隔で点滅す
る。
【0072】前記前後レベルOK表示燈は、セントル3
の前後にある前後傾斜計11が水平になっている時、即
ちセントル3の前後方向が水平になっているときに点灯
する(自動−上釦が押されていない場合のみ)。
【0073】前記前後後下がり表示燈は、セントル3の
前後にある前後傾斜計11が後下がりになっている時、
即ちセントル3の後側の昇降用電動ジャッキ4部分が前
側の部分より下がっているときに点灯する(自動−上釦
が押されていない場合のみ)。自動−上釦が押されてい
る場合に、自動上昇時にレベル補正のため、後方の昇降
用電動ジャッキ4が上昇作動中は0.2秒間隔で点滅す
る。
【0074】グループDには3つの表示燈があり、図4
中の左側から、前−水不足表示燈、後−水不足表示燈、
前後水不足表示燈となっている。
【0075】前記前−水不足表示燈はセントル3の前方
側にある横傾斜計10のシリンダ12に水が不足してい
ると1秒間隔で点灯する。
【0076】前記後−水不足表示燈はセントル3の後方
側にある横傾斜計10のシリンダ12に水が不足してい
ると1秒間隔で点灯する。
【0077】前記前後水不足表示燈はセントル3の前後
傾斜計11のシリンダ12に水が不足していると1秒間
隔で点灯する。
【0078】グループEには7つの表示燈があり、下か
ら上に順番に第一ステップ表示燈、第二ステップ表示
燈、第三ステップ表示燈、第四ステップ表示燈、第五ス
テップ表示燈、第六ステップ表示燈、セット完了表示燈
となっている。
【0079】前記の各ステップ表示燈は、グループBに
ある自動−上押釦が押された時に、各ステップが完了す
る度に点灯する。そして最終的にセントル3のセットが
完了するとセット完了表示燈が点灯する。
【0080】
【発明の効果】本発明のセントルの自動セット方法とそ
れに使用するセントルの自動セット装置によれば、初回
のコンクリート打設時のみ、前記昇降用電動ジャッキ4
と電動横送り装置5とを任意の手段でコントロールして
セントル3のセットを行い、以後は、トンネル1の内壁
面とセントル3との間に形成された空隙6へのコンクリ
ート打設終了の度に、セントル3を内側に収縮、降下さ
せて脱型し、その状態でセントル3を門型構2によりト
ンネル1の奥へ進行させると共に、同セントル3の進行
方向手前側の周縁7と打設コンクリート8の先端部9と
がオーバーラップするようにし、その後に同セントル3
の前後方向の向きとトンネル1の向きとを一致させる
と、後はトンネル1とセントル3との位置調整が自動的
に行われるので従来のマニュアル操作によるセットに比
べて格段に作業性が良い。また、セントル3がコンクリ
ートと強くぶつかるような事故も起こらないので、安全
性も高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のセントルの自動セット装置の一実施例
を示す斜視図。
【図2】(a)は図1のセントルの自動セット装置に取
り付けられている左右傾斜計の静電容量型近接スイッチ
を外した状態での正面図、(b)は左右傾斜計の側面
図。
【図3】(a)は接触センサの取り付け例を示した断面
図、(b)は前記接触センサの保護カバーを含んだ断面
図、(c)は前記接触センサの構造を示す斜視図。
【図4】図1のセントルの自動セット装置に取り付けら
れている制御装置の斜視図。
【図5】本発明のセントルの自動セット方法を説明する
図であって、コンクリート打設後、脱型したセントルを
トンネルの掘削方向に引き出したところの状態を示して
いる図。そして(a)はその正面図、(b)はその上面
図である。
【図6】本発明のセントルの自動セット方法を説明する
図であって、引き出したセントルを次のコンクリート打
設に備えて軸合わせしているところの状態を示している
図。そして(a)はその正面図、(b)は上面図であ
る。
【図7】本発明のセントルの自動セット方法を説明する
図であって、図1のセット装置によりセントルを横スラ
イドさせているところの状態を示している図。そして
(a)はその正面図、(b)は上面図である。
【図8】本発明のセントルの自動セット方法を説明する
図であって、図1のセット装置によりセントルを図7と
は逆向きに横スライドさせてセンタリングをしていると
ころの状態を示している図。そして(a)はその正面
図、(b)は上面図である。
【図9】本発明のセントルの自動セット方法を説明する
図であって、図1のセット装置によりセントルの上昇セ
ットを行うところの状態を示している図。そして(a)
はその正面図、(b)は上面図である。
【図10】従来のトンネル覆工コンクリート打設工事に
用いられるセントルの正面図。
【図11】図10のセントルのセット方法を説明する説
明図であり、(a)はその正面図、(b)はその上面
図。
【符号の説明】
1 トンネル 2 門型構 3 セントル 4 昇降用電動ジャッキ 5 電動横送り装置 6 空隙 7 周縁 8 打設済コンクリート 9 先端部 10 横傾斜計 11 前後傾斜計 12 接触センサ 13 制御装置 14 横傾斜計測用シリンダ 15 横連結管 16 センサ 17 前後斜計測用シリンダ 18 横連結管 19 センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中島 博 富山県高岡市荻布209 佐賀工業株式会 社内 (56)参考文献 実開 平6−24098(JP,U)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トンネル(1)内を移動する門型構
    (2)の上にセットされるセントル(3)を、同セント
    ル(3)と門型構(2)との間に取り付けられた昇降用
    電動ジャッキ(4)と同昇降用電動ジャッキ(4)をセ
    ントル(3)の幅方向に横スライドさせる電動横送り装
    置(5)により所望方向に可動させて、同セントル
    (3)をトンネル(1)の内壁面との間にコンクリート
    打設用の空隙(6)を設けるようにセットするセントル
    のセット方法において、以下の〜の作業工程を行う
    ことを特徴とするセントルの自動セット方法。 .前記空隙(6)へのコンクリート打設終了の度に、
    セントル(3)の側面部を内側に収縮させ、天端部を降
    下させてセントル(3)を打設したコンクリートから離
    脱する工程。 .その状態でセントル(3)を門型構(2)によりト
    ンネル(1)の奥へ進行させると共に、同セントル
    (3)の進行方向後方側の周縁(7)が打設済コンクリ
    ート(8)の先端部(9)と上下にオーバーラップする
    位置に停止させる工程。 .セントル(3)の前後方向の向きとトンネル(1)
    の向きとを一致させる工程。 .前記昇降用電動ジャッキ(4)がセントル(3)に
    設けた横傾斜計(10)の検知データに基づいてセント
    ル(3)をその幅方向の傾きが所定の角度になるように
    可動させて同セントル(3)の幅方向の傾きを自動的に
    調整する工程。 .前記昇降用電動ジャッキ(4)がセントル(3)に
    設けた前後傾斜計(11)の検知データに基づいてセン
    トル(3)をその前後方向の傾きが所定の角度になるよ
    うに可動させて同セントル(3)の前後方向の傾きを自
    動的に調整する工程。 .前記昇降用電動ジャッキ(4)がセントル(3)を
    平行に上昇させて、セントル(3)の前記周縁(7)に
    設けた接触センサ(12)が打設済コンクリート(8)
    の先端部(9)との接触を感知したところでセントル
    (3)の上昇を停止させる工程。
  2. 【請求項2】 トンネル(1)内を移動する門型構
    (2)の上にセットされるセントル(3)を、同セント
    ル(3)と門型構(2)との間に取り付けられた昇降用
    電動ジャッキ(4)と同昇降用電動ジャッキ(4)をセ
    ントル(3)の幅方向に横スライドさせる電動横送り装
    置(5)により所望方向に可動させて、同セントル
    (3)をトンネル(1)の内壁面との間にコンクリート
    打設用の空隙(6)を設けるようにセットするセントル
    のセット方法において、以下の〜の作業工程を行う
    ことを特徴とするセントルの自動セット方法。 .前記空隙(6)へのコンクリート打設終了の度に、
    セントル(3)の側面部を内側に収縮させ、天端部を降
    下させてセントル(3)を打設したコンクリートから離
    脱する工程。 .その状態でセントル(3)を門型構(2)によりト
    ンネル(1)の奥へ進行させると共に、同セントル
    (3)の進行方向後方側の周縁(7)が打設済コンクリ
    ート(8)の先端部(9)と上下にオーバーラップする
    位置に停止させる工程。 .セントル(3)の前後方向の向きとトンネル(1)
    の向きとを一致させる工程。 .前記昇降用電動ジャッキ(4)がセントル(3)に
    設けた横傾斜計(10)の検知データに基づいてセント
    ル(3)をその幅方向の傾きが所定の角度になるように
    可動させて同セントル(3)の幅方向の傾きを自動的に
    調整する工程。 .前記昇降用電動ジャッキ(4)がセントル(3)に
    設けた前後傾斜計(11)の検知データに基づいてセン
    トル(3)をその前後方向の傾きが所定の角度になるよ
    うに可動させて同セントル(3)の前後方向の傾きを自
    動的に調整する工程。 .前記昇降用電動ジャッキ(4)がセントル(3)を
    平行に上昇させて、セントル(3)の前記周縁(7)に
    設けた接触センサ(12)が打設済コンクリート(8)
    の先端部(9)との接触を感知したところでセントル
    (3)の上昇を停止させる工程。 .その状態で接触センサ(12)により周縁(7)の
    コンクリート接触位置がセントル(3)の幅方向一方に
    片寄っていると判別されると、電動横送り装置(5)が
    セントル(3)を前記片寄り方向と反対側に横移動させ
    て接触センサ(12)を打設済コンクリート(8)に接
    触させ、次にこの横移動距離の1/2だけセントル
    (3)を逆方向に横移動させて停止させ、その後に昇降
    用電動ジャッキ(4)がセントル(3)を平行に上昇さ
    せると共に、セントル(3)の周縁(7)の接触センサ
    (12)が打設済コンクリート(8)との接触を感知し
    たところでセントル(3)を停止させる工程が一回以
    上。
  3. 【請求項3】 トンネル(1)内を移動する門型構
    (2)の上にセットされるセントル(3)を、同セント
    ル(3)と門型構(2)との間に取り付けられた昇降用
    電動ジャッキ(4)と同昇降用電動ジャッキ(4)をセ
    ントル(3)の幅方向に横スライドさせる電動横送り装
    置(5)により所望方向に可動させて、同セントル
    (3)をトンネル(1)の内壁面との間にコンクリート
    打設用の空隙(6)を設けてセットするセントルのセッ
    ト装置において、前記セントル(3)に、その幅方向の
    傾きを検知する横傾斜計(10)と、その前後方向の傾
    きを検知する前後傾斜計(11)と、セントル(3)の
    移動方向手前側の周縁(7)にものが当たるとそれを感
    知し且つそれがセントル(3)の幅方向のどちら側に当
    たっているかを判別する接触センサ(12)と、セント
    ル(3)のセット開始の指令を送ると、横傾斜計(1
    0)、前後傾斜計(11)、接触センサ(12)の検知
    データに基づいて昇降用電動ジャッキ(4)と電動横送
    り装置(5)とに指令を送り、同昇降用電動ジャッキ
    (4)と電動横送り装置(5)とを可動させる制御装置
    (13)を備えたことを特徴とするセントルの自動セッ
    ト装置。
  4. 【請求項4】 前記横傾斜計(10)はセントル(3)
    の幅方向に離して配置された液体の入った2つの横傾斜
    計測用シリンダ(14)と、両横傾斜計測用シリンダ
    (14)間でそれらの内部の液体が行き来できるように
    両シリンダ(14)を連結する横連結管(15)と、各
    横傾斜計測用シリンダ(14)内の液体の高さを検出す
    るセンサ(16)とで構成され、前記前後傾斜計(1
    1)はセントル(3)の前後方向に離して配置された液
    体の入った2つの前後斜計測用シリンダ(17)と、両
    前後斜計測用シリンダ(17)間でそれらの内部の液体
    が行き来できるように両シリンダ(17)を連結する横
    連結管(18)と、各前後傾斜計測用シリンダ(17)
    内の液体の高さを検出するセンサ(19)とで構成され
    ていることを特徴とする請求項3のセントルの自動セッ
    ト装置。
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