JP2701263B2 - カールコード - Google Patents
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- Insulated Conductors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は新規なカールコードに関し、特に軽量で小型
で、弾性にすぐれた実用性のあるカールコードに関す
る。 (従来の技術) 従来、導体を絶縁被覆しさらにシース材で保護被覆し
たコードをカールせしめたカールコードは種々知られて
いる。天然ゴムや合成ゴムからのシース材を用いたも
の、塩化ビニール重合体、ポリエチレン、ポリアミド、
ポリプロピレン、ポリエーテルエステル系エラストマー
等の熱可塑性ポリマーをシース材に用いたものが知られ
ている。 さらに絶縁被覆材としても塩化ビニール重合体、ポリ
エチレン、ポリアミド、ポリプロピレン、架橋ポリ塩化
ビニール、架橋ポリエチレン、ポリエステルエーテルエ
ラストマー等を使用することが知られている。 (発明が解決しようとする問題点) 従来、知られているカールコードは、種々の絶縁被覆
材、種々のシース材を用いてカールコードとされたもの
であるが、各々の組み合わせにより、各々、弾性回復の
よいすなわち繰り返し使用によりカールの保持性がよい
カールコード、高温における伸縮性が維持される、表面
汚れが少ない、低温時におけるシース材の劣化がない等
々の優れた点を有するカールコードが得られている。 例えば、よく知られている塩化ビニール重合体による
シースのカールコードは、経済的に優れたものであり難
燃性であり広く知られているが、熱に対しての耐性がな
く、カール保持性が高温においてなくなり、カールコー
ドとしての意義を失する場合さえある。さらに、表面が
汚れ易い、自重によりカールそのものが段々と伸びてし
まったり、またそのカール保持性が悪いために非伸長時
においても不必要な長さを持つことになる。さらにポリ
エステルエーテルエラストマーをシース材に用いたもの
ではカール保持性、カールの伸長回復にすぐれている等
の利点を有しているが、黒色以外の、特に淡色の着色の
場合には耐候性が充分でなく、戸外特に高温で日光の直
射を受ける場所等では、その保護被覆としての機能を失
する程の問題を生じることもある。さらに弾性回復には
優れ、カール保持性には優れている反面で、その非伸長
時から伸長して使用するときに多大の応力を必要とし、
例えば電話器用コード等に用いられたときは、電話器を
手元に引き寄せてしまう等の不都合を生じ、さらに、か
かるポリエステルエラストマーのシース材においては塩
化ビニール重合体にくらべて可燃性である欠点を有して
いる。 従来知られているカールコードにおいては、前記した
ように、個々の性能においては優れた点を有したもので
はあるが、実用的なカールコードとして必要なカール保
持性がよい、カールの伸長回復性に優れている、小さい
力で適当な伸長が得られる難燃性を保持し、耐候性にす
ぐれている等の各性能がバランスよく保有されていない
問題点を有していた。さらに経済性にも優れて生産性の
優れたものでなくてはならないことは、実用的なカール
コードとして必要である。 (問題点を解決するための手段) 導体被覆の被せられた導体とシースを有するカールコ
ードにおいて、導体被覆(絶縁被覆)がソフトセグメン
トが50量%以下のポリエステル系エラストエストマーで
あり、シースがソフトセグメントが50重量%以上のポリ
エステル系エラストマーを含有するものであり、実質的
に優れたカールコード、すなわちカール保持性の優れ
た、非伸長時には短かく、小さな力で充分に伸びしかも
その伸びは力を除いたときに元の長さに短時間で戻り、
耐候性と難燃性に優れ、しかも溶融成形による絶縁被
覆、シース被覆が容易であり、しかも比較的安価に製造
出来るカールコードを得るべく、鋭意検討の結果、本発
明に到達した。 すなわち本発明は、導体被覆の被せられた導体とシー
スを有するカールコードにおいて、コードの直径が1mm
以上または断面積が1mm2以上であり、自重によるカール
部の垂直方向の伸び〔L0〕が10%以下であり、かつ50g
荷重時の垂直方向の自重伸びカール部長さに対するカー
ル部の伸び〔L50〕が200%以上であることを特徴とする
カールコードである。 人が差程の抵抗感なく、使用する力は50g〜100g程度
であり、このような力によって充分に伸長するカールコ
ードでなければ実用上問題である。本発明のカールコー
ドにおいて〔L50〕は好ましくは300%以上であり、さら
に好ましくは400%以上である。 本発明をさらに説明するために図を用いる。第1図
は、本発明のカールコードの概略図を例示したものであ
り2は、カール径を示し、3の部分がカール部でありそ
の長さがカール部長さである、4,4′はカール部外部で
ありカールの軸に対して直角または平行に実質的に直線
の形状である部分を示し、該カール部外部端には、プラ
グ、コネクター等を付してもよい。第2図と第3図は本
発明におけるカールコードの断面を例示したものであ
り、5が導体であり、6が絶縁被覆であり、7はシース
である。Rがコードの直径である。第4図は、本発明に
おけるカールコードの状態を例示したものであり、A図
はカールコードを水平に置きカール部の伸びがない状態
を示し、このときのカール部の長さ(l0)を示すもので
ある。B図はカールコードのカール部外部端に付したプ
ラグ等を取り除いた状態で、該カールコードをその一端
を8(固定支持具)で支持固定してその他の一端には自
重以外の荷重をかけないで、自重による伸び状態を示し
たものであり、このときのカール部の長さをl1とする。
C図は、B図と同じようにして、その他の一端にはW
1(g)の荷重をかけたときのW1(g)による伸びの状
態を示したものであり、このときのカール部の長さをl
W1とし、W1が50gのときはl50、100gのときはl100と表示
する。 本発明のカールコードにおいては、自重による伸び
〔L0〕が10%以下のものである、すなわち、〔L0〕=
{(l1−l0)/l0}×100(%)が10以下のものである。 さらに50%荷重のときの伸びが200%以上のものであ
る、すなわち〔L50〕={(l50−l1)/l1}×100(%)
が200以上のものである。この〔L50〕は好ましくは300
以上であり、さらに好ましくは400以上である。さら
に、前記〔L0〕と〔L50〕を満足しかつ、〔L100〕が400
以上、好ましくは500以上のものである。このように、
自重による伸びが小さくしかも伸長時には小さな力でよ
く伸びるカールコードを、その他の本発明の目的をバラ
ンスよく保有しているカールコードを得るためには、導
体被覆材(絶縁被覆材)として、ポリエステル系のエラ
ストマーを使用することが好ましい。 さらにシース材として、好ましくは塩化ビニール重合
体を主成分とするものであり、該塩化ビニール重合体に
適量のポリエステル系エラストマー等をブレンドしたも
のが挙げられる。本発明に使用するポリエステル系エラ
ストマーとしては、結晶性芳香族ポリエステルセグメン
トとポリラクトンセグメントからなるポリエステルエス
テルタイプのエラストマー、結晶性芳香族ポリエステル
セグメントとポリエーテルエステルセグメントからなる
ポリエステルエーテルタイプのエラストマーが挙げられ
る。 本発明の導体としては、本発明の目的に合致するため
に、より細く、またはより薄い、細線(単線)または箔
線(単線)をより合わしたり、合撚したりしたものが好
ましい。例えば細線としては、0.1mmφ以下のものが好
ましい。箔線の場合は断面積で0.01mm2以下のものが好
ましい。 本発明の性能L0が10%以下でL50が200%以上のもの
は、絶縁被覆を薄く、しかもシース層も薄くすれば、天
然ゴム等を用いたときには達成できるが、両被覆を極た
んに薄くすれば、耐久性がなくなり実用性に劣るものし
か得られない。本発明においてはコードの直径として1m
m以上、丸でないときの断面のときでも1mm2以上の断面
積を有すコードからのカールコードでなければならな
い。絶縁被覆とシースの両皮膜を合わして、厚さで0.2m
m、好ましくは0.3mm以上のものが好ましい。さらに本発
明においては、絶縁被覆(導体被覆)としてはポリエス
テル系エラストマーのソフトセグメントが50重量%以下
のエラストマーがであり、シースとして、ソフトセグメ
ントが50重量%以上のポリエステル系エラストマーを使
用することが必要であり、塩化ビニール重合体が50重量
%以上とポリエステル系エラストマーのソフトセグメン
トが50重量%以上のエラストマーが50重量%以下とから
なるものが好ましい。これら絶縁被覆材、シース材に
は、必要に応じて可塑剤、安定剤、着色用色素、顔料、
カーボンブラック、金属微粉、無機物微粉等を添加して
もよい。 (実施例) (1) 軟銅線(直径0.05mm)を30本より合わした導体
を用いてソフトセグメントが50重量%以下であるポリエ
ステルエステルエラストマー(東洋紡製PEL:S6001)を
溶融押出しにより0.2mm厚さで被覆した。この絶縁被覆
導体4本を一体となし、ソフトセグメントが50重量%以
上であるポリエステルエーテルエラストマー(東洋紡製
PEL:40H)25重量部と塩化ビニール重合体75重量部から
なる組成物を溶融押出しによりシースを被覆した、得ら
れたコードの直径は2.5mmであった。シース厚さは約1.0
mmであった。このコードを直径8mmの円柱に巻きつけ熱
処理して、カールコードとした。 比較例として導体被覆にポリプロピレンを用い、シー
スに塩化ビニール重合体を用いた以外は実施例と同様に
してカールコードを得た。 各々のカールコードをカール部長さl0が20cmになるよ
うに切りとり、各性能を測定した。結果を表−1に示し
た。 (2) 軟銅線(直径0.8mm)を4本合わした導体を用
いた以外は(1)の実施例と同じようにして、カールコ
ードを得た。このカールコードをl0が20cmとなるように
切りとり、性能を測定した。 L0は2.8%であったがL50は100%以下で硬くて小さい
力で伸ばすのが困難であった。 (3) 実施例(1)において、絶縁被覆の厚さが0.08
mm、シースの厚さが0.1mm以外は同じようにしてカール
コードを得た。コードの外径は0.7mmであったl0が20cm
に切りとり、性能を測定した。L0は4.9%、L50は550%
であった。このカールコードは、小さい力でよく伸びる
ものではあったが、くり返し300%伸長を行うと、短時
間でカールの回復性が悪くなり、l1が増大してしまいし
かも、シースの破れが発生した。 (発明の効果) カールされる前の、コードの直径が1mm以上であるか
またはコードの断面積が1mm2以上であるコードをカール
して得られる実用的なカールコードにおいて、使用に適
した伸縮性にすぐれ、非伸長時の長さが短いカールコー
ドは、自重によるカール部の垂直方向の伸びが10%以下
でありかつ、50g荷重時の垂直方向の伸びが200%以上の
ものであることが判明した。
で、弾性にすぐれた実用性のあるカールコードに関す
る。 (従来の技術) 従来、導体を絶縁被覆しさらにシース材で保護被覆し
たコードをカールせしめたカールコードは種々知られて
いる。天然ゴムや合成ゴムからのシース材を用いたも
の、塩化ビニール重合体、ポリエチレン、ポリアミド、
ポリプロピレン、ポリエーテルエステル系エラストマー
等の熱可塑性ポリマーをシース材に用いたものが知られ
ている。 さらに絶縁被覆材としても塩化ビニール重合体、ポリ
エチレン、ポリアミド、ポリプロピレン、架橋ポリ塩化
ビニール、架橋ポリエチレン、ポリエステルエーテルエ
ラストマー等を使用することが知られている。 (発明が解決しようとする問題点) 従来、知られているカールコードは、種々の絶縁被覆
材、種々のシース材を用いてカールコードとされたもの
であるが、各々の組み合わせにより、各々、弾性回復の
よいすなわち繰り返し使用によりカールの保持性がよい
カールコード、高温における伸縮性が維持される、表面
汚れが少ない、低温時におけるシース材の劣化がない等
々の優れた点を有するカールコードが得られている。 例えば、よく知られている塩化ビニール重合体による
シースのカールコードは、経済的に優れたものであり難
燃性であり広く知られているが、熱に対しての耐性がな
く、カール保持性が高温においてなくなり、カールコー
ドとしての意義を失する場合さえある。さらに、表面が
汚れ易い、自重によりカールそのものが段々と伸びてし
まったり、またそのカール保持性が悪いために非伸長時
においても不必要な長さを持つことになる。さらにポリ
エステルエーテルエラストマーをシース材に用いたもの
ではカール保持性、カールの伸長回復にすぐれている等
の利点を有しているが、黒色以外の、特に淡色の着色の
場合には耐候性が充分でなく、戸外特に高温で日光の直
射を受ける場所等では、その保護被覆としての機能を失
する程の問題を生じることもある。さらに弾性回復には
優れ、カール保持性には優れている反面で、その非伸長
時から伸長して使用するときに多大の応力を必要とし、
例えば電話器用コード等に用いられたときは、電話器を
手元に引き寄せてしまう等の不都合を生じ、さらに、か
かるポリエステルエラストマーのシース材においては塩
化ビニール重合体にくらべて可燃性である欠点を有して
いる。 従来知られているカールコードにおいては、前記した
ように、個々の性能においては優れた点を有したもので
はあるが、実用的なカールコードとして必要なカール保
持性がよい、カールの伸長回復性に優れている、小さい
力で適当な伸長が得られる難燃性を保持し、耐候性にす
ぐれている等の各性能がバランスよく保有されていない
問題点を有していた。さらに経済性にも優れて生産性の
優れたものでなくてはならないことは、実用的なカール
コードとして必要である。 (問題点を解決するための手段) 導体被覆の被せられた導体とシースを有するカールコ
ードにおいて、導体被覆(絶縁被覆)がソフトセグメン
トが50量%以下のポリエステル系エラストエストマーで
あり、シースがソフトセグメントが50重量%以上のポリ
エステル系エラストマーを含有するものであり、実質的
に優れたカールコード、すなわちカール保持性の優れ
た、非伸長時には短かく、小さな力で充分に伸びしかも
その伸びは力を除いたときに元の長さに短時間で戻り、
耐候性と難燃性に優れ、しかも溶融成形による絶縁被
覆、シース被覆が容易であり、しかも比較的安価に製造
出来るカールコードを得るべく、鋭意検討の結果、本発
明に到達した。 すなわち本発明は、導体被覆の被せられた導体とシー
スを有するカールコードにおいて、コードの直径が1mm
以上または断面積が1mm2以上であり、自重によるカール
部の垂直方向の伸び〔L0〕が10%以下であり、かつ50g
荷重時の垂直方向の自重伸びカール部長さに対するカー
ル部の伸び〔L50〕が200%以上であることを特徴とする
カールコードである。 人が差程の抵抗感なく、使用する力は50g〜100g程度
であり、このような力によって充分に伸長するカールコ
ードでなければ実用上問題である。本発明のカールコー
ドにおいて〔L50〕は好ましくは300%以上であり、さら
に好ましくは400%以上である。 本発明をさらに説明するために図を用いる。第1図
は、本発明のカールコードの概略図を例示したものであ
り2は、カール径を示し、3の部分がカール部でありそ
の長さがカール部長さである、4,4′はカール部外部で
ありカールの軸に対して直角または平行に実質的に直線
の形状である部分を示し、該カール部外部端には、プラ
グ、コネクター等を付してもよい。第2図と第3図は本
発明におけるカールコードの断面を例示したものであ
り、5が導体であり、6が絶縁被覆であり、7はシース
である。Rがコードの直径である。第4図は、本発明に
おけるカールコードの状態を例示したものであり、A図
はカールコードを水平に置きカール部の伸びがない状態
を示し、このときのカール部の長さ(l0)を示すもので
ある。B図はカールコードのカール部外部端に付したプ
ラグ等を取り除いた状態で、該カールコードをその一端
を8(固定支持具)で支持固定してその他の一端には自
重以外の荷重をかけないで、自重による伸び状態を示し
たものであり、このときのカール部の長さをl1とする。
C図は、B図と同じようにして、その他の一端にはW
1(g)の荷重をかけたときのW1(g)による伸びの状
態を示したものであり、このときのカール部の長さをl
W1とし、W1が50gのときはl50、100gのときはl100と表示
する。 本発明のカールコードにおいては、自重による伸び
〔L0〕が10%以下のものである、すなわち、〔L0〕=
{(l1−l0)/l0}×100(%)が10以下のものである。 さらに50%荷重のときの伸びが200%以上のものであ
る、すなわち〔L50〕={(l50−l1)/l1}×100(%)
が200以上のものである。この〔L50〕は好ましくは300
以上であり、さらに好ましくは400以上である。さら
に、前記〔L0〕と〔L50〕を満足しかつ、〔L100〕が400
以上、好ましくは500以上のものである。このように、
自重による伸びが小さくしかも伸長時には小さな力でよ
く伸びるカールコードを、その他の本発明の目的をバラ
ンスよく保有しているカールコードを得るためには、導
体被覆材(絶縁被覆材)として、ポリエステル系のエラ
ストマーを使用することが好ましい。 さらにシース材として、好ましくは塩化ビニール重合
体を主成分とするものであり、該塩化ビニール重合体に
適量のポリエステル系エラストマー等をブレンドしたも
のが挙げられる。本発明に使用するポリエステル系エラ
ストマーとしては、結晶性芳香族ポリエステルセグメン
トとポリラクトンセグメントからなるポリエステルエス
テルタイプのエラストマー、結晶性芳香族ポリエステル
セグメントとポリエーテルエステルセグメントからなる
ポリエステルエーテルタイプのエラストマーが挙げられ
る。 本発明の導体としては、本発明の目的に合致するため
に、より細く、またはより薄い、細線(単線)または箔
線(単線)をより合わしたり、合撚したりしたものが好
ましい。例えば細線としては、0.1mmφ以下のものが好
ましい。箔線の場合は断面積で0.01mm2以下のものが好
ましい。 本発明の性能L0が10%以下でL50が200%以上のもの
は、絶縁被覆を薄く、しかもシース層も薄くすれば、天
然ゴム等を用いたときには達成できるが、両被覆を極た
んに薄くすれば、耐久性がなくなり実用性に劣るものし
か得られない。本発明においてはコードの直径として1m
m以上、丸でないときの断面のときでも1mm2以上の断面
積を有すコードからのカールコードでなければならな
い。絶縁被覆とシースの両皮膜を合わして、厚さで0.2m
m、好ましくは0.3mm以上のものが好ましい。さらに本発
明においては、絶縁被覆(導体被覆)としてはポリエス
テル系エラストマーのソフトセグメントが50重量%以下
のエラストマーがであり、シースとして、ソフトセグメ
ントが50重量%以上のポリエステル系エラストマーを使
用することが必要であり、塩化ビニール重合体が50重量
%以上とポリエステル系エラストマーのソフトセグメン
トが50重量%以上のエラストマーが50重量%以下とから
なるものが好ましい。これら絶縁被覆材、シース材に
は、必要に応じて可塑剤、安定剤、着色用色素、顔料、
カーボンブラック、金属微粉、無機物微粉等を添加して
もよい。 (実施例) (1) 軟銅線(直径0.05mm)を30本より合わした導体
を用いてソフトセグメントが50重量%以下であるポリエ
ステルエステルエラストマー(東洋紡製PEL:S6001)を
溶融押出しにより0.2mm厚さで被覆した。この絶縁被覆
導体4本を一体となし、ソフトセグメントが50重量%以
上であるポリエステルエーテルエラストマー(東洋紡製
PEL:40H)25重量部と塩化ビニール重合体75重量部から
なる組成物を溶融押出しによりシースを被覆した、得ら
れたコードの直径は2.5mmであった。シース厚さは約1.0
mmであった。このコードを直径8mmの円柱に巻きつけ熱
処理して、カールコードとした。 比較例として導体被覆にポリプロピレンを用い、シー
スに塩化ビニール重合体を用いた以外は実施例と同様に
してカールコードを得た。 各々のカールコードをカール部長さl0が20cmになるよ
うに切りとり、各性能を測定した。結果を表−1に示し
た。 (2) 軟銅線(直径0.8mm)を4本合わした導体を用
いた以外は(1)の実施例と同じようにして、カールコ
ードを得た。このカールコードをl0が20cmとなるように
切りとり、性能を測定した。 L0は2.8%であったがL50は100%以下で硬くて小さい
力で伸ばすのが困難であった。 (3) 実施例(1)において、絶縁被覆の厚さが0.08
mm、シースの厚さが0.1mm以外は同じようにしてカール
コードを得た。コードの外径は0.7mmであったl0が20cm
に切りとり、性能を測定した。L0は4.9%、L50は550%
であった。このカールコードは、小さい力でよく伸びる
ものではあったが、くり返し300%伸長を行うと、短時
間でカールの回復性が悪くなり、l1が増大してしまいし
かも、シースの破れが発生した。 (発明の効果) カールされる前の、コードの直径が1mm以上であるか
またはコードの断面積が1mm2以上であるコードをカール
して得られる実用的なカールコードにおいて、使用に適
した伸縮性にすぐれ、非伸長時の長さが短いカールコー
ドは、自重によるカール部の垂直方向の伸びが10%以下
でありかつ、50g荷重時の垂直方向の伸びが200%以上の
ものであることが判明した。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のカールコードの概略図の例示であり、
第2図は本発明のカールコードの断面の1例であり、第
3図は本発明のカールコードの断面の1例であり、第4
図のAはカールコードのカール部の伸びがない状態Bは
カールコードの自重による垂直方向での伸びの状態、C
はW1gの荷重によるカールコードの垂直方向の伸びの状
態を示したものである。 1:カールコード、2:カールコードのカール径、3:カール
コードのカール部、4:カールコードのカール部外部、5:
導体、6:導体被覆(絶縁被覆)、7:シース、R:カールコ
ードのコード径、8:固定支持具
第2図は本発明のカールコードの断面の1例であり、第
3図は本発明のカールコードの断面の1例であり、第4
図のAはカールコードのカール部の伸びがない状態Bは
カールコードの自重による垂直方向での伸びの状態、C
はW1gの荷重によるカールコードの垂直方向の伸びの状
態を示したものである。 1:カールコード、2:カールコードのカール径、3:カール
コードのカール部、4:カールコードのカール部外部、5:
導体、6:導体被覆(絶縁被覆)、7:シース、R:カールコ
ードのコード径、8:固定支持具
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.導体被覆の被せられた導体とシースを有するカール
コードにおいて、導体被覆がソフトセグメントが50重量
%以下のポリエステル系エラストマーであり、シースが
ソフトセグメントが50重量%以上のポリエステル系エラ
ストマーを含有するものであり、コードの直径が1mm以
上または断面積が1mm2以上であり、自重によるカール部
の垂直方向の伸び〔L0〕が10%以下であり、かつ50g荷
重時の垂直方向の自重伸びカール部長さに対するカール
部の伸び〔L50〕が200%以上であることを特徴とするカ
ールコード。 2.〔L50〕が300%以上である特許請求の範囲第1項記
載のカールコード。 3.導体が0.1mm以下の直径または断面積が0.01mm2以下
の単線の複数体からなるものである特許請求の範囲第1
項記載のカールコード。 4.シースのポリエステル系エラストマーがポリエステ
ルエステル系エラストマーである特許請求の範囲第1項
記載のカールコード。 5.シースがポリエステル系エラストマーと塩化ビニー
ル重合体とを含有するものである特許請求の範囲第1項
記載のカールコード。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62195867A JP2701263B2 (ja) | 1987-08-05 | 1987-08-05 | カールコード |
| US07/227,679 US4945191A (en) | 1987-08-05 | 1988-08-03 | Curled electrical conductor cord |
| DE3888424T DE3888424T2 (de) | 1987-08-05 | 1988-08-04 | Gewendelte Schnur. |
| CA000573822A CA1308452C (en) | 1987-08-05 | 1988-08-04 | Curled cord |
| EP88112720A EP0302495B1 (en) | 1987-08-05 | 1988-08-04 | A curled cord |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62195867A JP2701263B2 (ja) | 1987-08-05 | 1987-08-05 | カールコード |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6441109A JPS6441109A (en) | 1989-02-13 |
| JP2701263B2 true JP2701263B2 (ja) | 1998-01-21 |
Family
ID=16348308
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62195867A Expired - Fee Related JP2701263B2 (ja) | 1987-08-05 | 1987-08-05 | カールコード |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2701263B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7982131B2 (en) * | 2006-05-31 | 2011-07-19 | Sony Ericsson Mobile Communications Ab | Automatically folding cable |
| JP2009105554A (ja) * | 2007-10-22 | 2009-05-14 | Sony Corp | ヘッドホン |
| WO2026023397A1 (ja) * | 2024-07-22 | 2026-01-29 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | ワイヤーハーネスおよびワイヤーハーネスの製造方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6065404A (ja) * | 1983-09-19 | 1985-04-15 | 東洋紡績株式会社 | ポリエステルエラストマ−被覆電線 |
-
1987
- 1987-08-05 JP JP62195867A patent/JP2701263B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6441109A (en) | 1989-02-13 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |