JP2733938B2 - メロディ分析機 - Google Patents
メロディ分析機Info
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- JP2733938B2 JP2733938B2 JP62332198A JP33219887A JP2733938B2 JP 2733938 B2 JP2733938 B2 JP 2733938B2 JP 62332198 A JP62332198 A JP 62332198A JP 33219887 A JP33219887 A JP 33219887A JP 2733938 B2 JP2733938 B2 JP 2733938B2
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Description
【発明の詳細な説明】
[発明の技術分野]
この発明はメロディを自動分析するメロディ分析機に
関し、特に和声進行を評価可能なメロディ分析機に関す
る。 [背 景] 複数のメロディライン(旋律線)から成る曲を作曲す
る場合には、単一のラインの作曲では不要あるいは意識
しなかった諸々の事項を配慮しなければならなくなる。
その1つとして曲が和声進行の規則を守っているかどう
かのチェックの作業が挙げられる。この作業は、相当熟
達した作曲者でない限り、容易でなく相当の時間と労力
を必要とする。 したがって、このような作業のために作曲者にかかる
負担を軽減することができるようなメロディ分析機を開
発することは非常に有意義なことである。 [発明の目的] すなわち、この発明の目的は、曲の和声進行を自動的
に評価することのできるメロディ分析機を提供すること
である。 [発明の構成、展開] 上記の目的を達成するため、この発明によれば、乱数
的にメロディ特徴パラメータを生成し、メロディ特徴パ
ラメータとコード進行とに基づいて第1のメロディライ
ンと第2のメロディラインを生成する自動作曲手段と、
第1のメロディラインにおける現在と直前の音符の音高
差を算出する第1音高差算出手段と、第2のメロディラ
インにおける現在と直前の音符の音高差を算出する第2
音高差算出手段と、第1音高差算出手段からの音高差と
第2音高差算出手段からの音高差とを比較し、この比較
結果に応じて直行進行を検出する直行進行検出手段と、
第1のメロディラインにおける現在の音符と第2のメロ
ディラインにおける現在の音符との音高差を算出する第
3音高差算出手段と、上記直行進行が禁止直行進行か否
かを上記第3音高差算出手段からの音高差に基づいて判
別する禁止直行進行判別手段と、を有することを特徴と
するメロディ分析機が提供される。 この構成によれば、自動作曲手段の作曲した第1と第
2のメロディライン間に響きのよくない禁止直行進行が
含まれるかどうかを自動的に判定できる。 禁止直行進行を検出したときに、自動作曲手段を再起
動するようにすれば、禁止直行進行をもたない第1、第
2メロディラインを容易に自動作曲できることになる。 更に、この発明によれば、第1のメロディラインを表
わすデータと第2のメロディラインを表わすデータを付
与するメロディデータ付与手段と、各メロディラインの
音楽時間軸に沿って各メロディラインのデータを調べ、
第1と第2のメロディラインで新たな音符がともに開始
したときを検出する両ライン音符開始検出手段と、両ラ
イン音符開始検出手段の検出動作に応答して、第1のメ
ロディラインにおける新たな音符と直前の音符との音高
差を算出する第1音高差算出手段と、両ライン音符開始
検出手段の検出動作に応答して、第2のメロディライン
における新たな音符と直前の音符との音高差を算出する
第2音高差算出手段と、第1音高差算出手段からの音高
差と第2音高差算出手段からの音高差とを比較し、この
比較結果に応じて直行進行を検出する直行進行検出手段
と、両ライン音符開始検出手段の検出動作に応答して、
第1のメロディラインにおける新たな音符と第2のメロ
ディラインにおける新たな音符との音高差を算出する第
3音高差算出手段と、上記直行進行が禁止直行進行か否
かを上記第3音高差算出手段からの音高差に基づいて判
別する禁止直行進行判別手段と、を有することを特徴と
するメロディ分析機が提供される。 この構成によれば、音楽時間軸に沿って各メロディラ
インのデータを調べて、両ラインで同時に音符が開始し
た位置を検出し、その都度、その位置まわりの音高デー
タにアクセスして直行進行の有無をチェックし、直行進
行である場合にその直行進行が禁止直行進行かどうか
を、その位置でのライン間音高差を算出し、その算出結
果に基づいて判定しているので、簡単な構成でありなが
ら、確実に禁止直行進行を検出することができる。本構
成は、音楽的経験の豊かでない初心者や学習者に特に有
益であり、聴覚テストに先立って事前に響きに問題のあ
る禁止直行進行の箇所を学習者に知らせることができ
る。 [実施例] 以下、図面を参照して、この発明の実施例を説明す
る。 本実施例は、この発明を自動作曲機に適用したもの
で、その全体構成を第1図に示す。 メロディ1生成装置1とメロディ2生成装置2は、そ
れぞれメロディ1とメロディ2を生成するもので、本件
出願人による特願昭62−86571号、特願昭62−121037号
に示されるタイプの自動作曲機が使用できる。各メロデ
ィ生成装置1、2は、メロディ特徴パラメータとコード
進行とからメロディを生成し、使用するメロディ特徴パ
ラメータを変えることにより、生成するメロディを変え
ることができる。起動される都度、内部の乱数発生器
(図示せず)が動作して、変化したメロディ特徴パラメ
ータが生成されるようになっている。 和声進行/協和性評価部3は、メロディ1生成装置1
の生成したメロディ1とメロディ2生成装置2の生成し
たメロディ2とを評価するもので、この例では、協和性
メモリ4を使用してメロディ1とメロディ2との協和性
の度合を評価するとともに、禁止和声進行メモリ5を使
用して、メロディ1とメロディ2の和声進行のなかに禁
止される直行進行の和声進行が含まれるかどうかを検査
するように構成されている。 和声進行/協和性評価部3の評価結果はモニター6に
出力される。使用者は、評価結果が好ましくない場合に
は、入力装置(図示せず)を介して再度、メロディ1生
成装置1とメロディ2生成装置2を起動する。これによ
り、各生成装置1、2は前回とは異なったメロディ特徴
パラメータを乱数発生器によって生成する。 第2図に上記協和性メモリ4と禁止和声進行メモリ5
のデータ例を示す。 協和性メモリ4の先頭アドレスにはデータの数が格納
され、後続アドレスには2つの音の音程に対する協和性
データが記憶される。アドレスiは半音×(i−1)の
音程をもつ2つの音に対応しており、図の例では、半音
×0(同音)、半音×5(完全4度)、半音×7(完全
5度)に対して最も協和性が良いことを示す“3"の値が
割り当てられており、短2度、長2度、減5度、短7
度、長7度に対しては最も協和性が悪いことを示す“1"
の値が割り当てられており、その他の音程に対しては中
間の“2"の値が割り当てられている。 禁止和声進行メモリ5は、先頭アドレスにデータの数
が格納され、後続アドレスには、禁止される直行進行の
度数(音高差)を表わすデータが記憶される。例えば
“0"の値をもつデータは完全1度を表わしており、評価
部3との関係において、完全1度の直行進行は禁止され
る和声進行であることを意味している。 第3図に評価部3の構成を示す。前後音高差算出部31
はメロディ1の前後の音の音高差を算出し、前後音高算
出部32はメロディ2の前後の音の音高差を算出する。一
方、ライン間音高算出部33は同じ時間におけるメロディ
1とメロディ2の音の音高差を算出する。 ライン間音高差算出部33の算出した各時刻におけるメ
ロディ1とメロディ2の音高差は協和性累算部34に渡さ
れる。協和性累算部34は与えられた音高差に対応する協
和性データを協和性メモリ4から読み出して、それを累
算することによりメロディ1とメロディ2間の協和性を
算出する。 上記の要素31、32、33の算出結果により、メロディ1
とメロディ2とによる和声進行が表現される。直行進行
検出部35は、この和声進行のなかに含まれ得る直行進行
と、直行進行の度数を検出するところである。ここに、
直行進行とは、メロディ1の音高の変化の方向とメロデ
ィ2の音高の変化の方向が同じ方向の場合の進行であ
る。 直行進行検出部35からの直行進行とその度数は禁止和
声進行検出部36に送られる。禁止和声進行検出部36は、
与えられた度数の直行進行が、禁止された和声進行であ
るかどうかを調べるために、禁止和声進行メモリ5のデ
ータをサーチする。合致する度数のデータがあれば、禁
止される和声進行が検出されたことになる。 第4図に本実施例のゼネラルフローを示す。最初にメ
ロディ1生成装置1によりメロディ1を生成し(4−
1)、次に、メロディ2生成装置2によりメロディ2を
生成する(4−2)。続いて、和声進行/協和性評価部
3により、メロディ1とメロディ2に対する評価を実行
する。評価結果に対応するユーザーの入力を促し(4−
4)、OKでなければ、再度、4−1に戻ってメロディの
生成をやり直す。 第5図に評価4−3の詳細を示す。図中、iは、評価
対象の区間の先頭からの長さを基本単位時間のきざみで
計数するカウンタ、OC1(2)はメロディ1(2)の評
価区間内における音符番号を計数するカウンタ、lC1
(2)はメロディ1(2)の音符の長さを計数するカウ
ンタ、fl1(2)はメロディ1(2)の音符の開始位置
で“1"にセットされるフラグである(第5図参照)。 最初に協和性メモリ4と禁止和声進行メモリ5のデー
タが読み込まれる(5−1)。このデータ読み込みの詳
細は第7図に示される。この結果、hamoiのレジスタに
はiで示される音程に対する協和性データが格納され、
pallnには禁止される和声直行進行のパターンの数が格
納され、palliには各禁止パターンの度数が格納され
る。 次に初期設定5−2が行われる。この処理の詳細には
第8図に示される。ここで、メロディ1の全長Σmr1と
メロディ2の全長Σmr2が計算され、その短い方がレジ
スタlengthに格納される。このlengthのデータは第5図
の評価の処理の完了をチェックするのに用いられる。さ
らに、音符カウンタOC1、OC2、音長カウンタlC1、lC2、
評価値のレジスタが初期化される。 5−3で基準単位音長のカウンタiを“1"に初期化
し、5−17でi>lengthになるまで、5−4〜5−17の
ループをくり返す。 5−4で新しい音符に入ったかどうかを示すフラグfl
1、fl2を“0"にリセットし、5−5でメロディ1と2の
音符の音長カウンタlC1、lC2をインクリメントする。次
に、メロディ1の音符の音長カウンタlC1の値が、着目
しているメロディ1の音符の長さmr10Cに達したかどう
か、すなわちメロディ1の音符を次に進めるべきかどう
かをチェックし(5−6)、条件が成立すれば、メロデ
ィ1の音符カウンタOC1をインクリメントするととも
に、新しい音符に入ったことを示すためfl1を“1"にセ
ットする(5−8)。同様のことをメロディ2に対して
も行う(5−8、5−9)。 5−10で、着目しているメロディ1とメロディ2の音
符の音高差を計算してレジスタS1にセットし、着目して
いるメロディ1の音符とそれより1つ前の音符との音高
差を計算してレジスタS2にセットし、着目しているメロ
ディ2の音符とそれより1つ前の音符との音高差を計算
してレジスタS3にセットする。 続く、5−11で、レジスタS1の内容から対応する協和
性データを取り出して、それを協和性データの累算器に
加算する。 5−12で、メロディ1とメロディ2の音符がともに開
始位置であるかどうかをfl1=fl2=1によりチェック
し、成立するときは、5−13で直行関係かどうかをチェ
ックする。このチェックは、例えば|S2−S3|≦1、すな
わち、 メロディ1の音高変化とメロディ2の音高変化
との差が短2度以下かどうかを調べることにより行われ
る。この代りに、S2>0かつS3>0またはS2<0かつS3
<0の成立の有無を調べてもよい。 直行関係が成立するときは5−14に進み、ここで、そ
の直行関係が禁止の直行関係かどうかを検査する。これ
は、メロディ1とメロディ2の音の音高差S1と一致する
データが、禁止度数のデータpalliのセットのなかに含
まれているかどうかを調べることで行われる。成立する
ときには、禁止されるパターンがあることを後で通知す
るために、フラグNGを“1"にセットする(この代りに、
成立した回数をカウンタに計数させてもよい)。 基準音長のカウンタiをインクリメントし(5−1
6)、その値がlengthの値を越えるようになるまで、5
−4からの処理をくり返す。 なお、メロディ1生成装置1とメロディ2生成装置2
に関して、他の任意の適当なメロディ生成装置が利用で
きる。例えば、メロディ2生成装置2として、メロディ
1生成装置1の生成したメロディ1を1次変換する(例
えば、メロディ1を1小節後方にシフトして音高データ
を5度とか4度とかにシフトする)ものが使用できる。 また、本発明においては、メロディ生成装置は必ずし
も必要でなくメロディ1、2は使用者が作成してもよ
い。 [発明の効果] 以上詳細に説明したように、この発明によれば、自動
作曲手段にて乱数的にメロディ特徴パラメータを生成
し、メロディ特徴パラメータとコード進行とに基づいて
第1のメロディラインと第2のメロディラインを生成
し、生成した第1のメロディラインにおける現在と直前
の音符の音高差を第1音高差算出手段で算出し、生成し
た第2のメロディラインにおける現在と直前の音符の音
高差を第2音高差算出手段で算出し、第1音高差算出手
段からの音高差と第2音高差算出手段からの音高差とを
比較し、この比較結果に応じて直行進行を検出し(直行
進行検出手段)、第1のメロディラインにおける現在の
音符と第2のメロディラインにおける現在の音符との音
高差を算出し(第3音高差算出手段)、検出した直行進
行が禁止直行進行か否かを第3音高差算出手段からの音
高差に基づいて判別している(禁止直行進行判別手
段)。したがって、自動作曲手段の作曲したメロディラ
イン間に響きのよくない禁止直行進行が含まれるかどう
かを自動的に判定でき、また、禁止直行進行を検出した
ときに自動作曲手段を再び動作させることにより、禁止
直行進行のない複数のメロディラインを容易に作曲可能
となる。 更に、この発明によれば、第1のメロディラインを表
わすデータと第2のメロディラインを表わすデータが与
えられた(メロディデータ付与手段)場合に、各メロデ
ィラインの音楽時間軸に沿って各メロディラインのデー
タを調べ、第1と第2のメロディラインで新たな音符が
ともに開始したとき(位置)を検出し(両ライン音符開
始検出手段)、この検出動作に応答して、第1、第2の
メロディラインにおける新たな音符と直前の音符との音
高差を算出し(第1、第2音高差算出手段)、この第
1、第2音高差算出手段からの音高差を互に比較し、比
較結果に基づいて直行進行を検出し(直行進行検出手
段)、検出動作に応答して、第1のメロディラインの新
たな音符と第2のメロディラインの新たな音符との音高
差を算出し(第3音高差算出手段)、検出した直行進行
が禁止直行進行か否かを第3音高差算出手段からの音高
差に基づいて判別している(禁止直行進行判別手段)。
したがって、簡単な構成でありながら、確実に禁止直行
進行を検出することができる。本構成は、音楽的経験の
豊かでない初心者や学習者にとって特に有益であり、聴
覚テストに先立って事前に響きに問題のある禁止直行進
行の箇所を学習者にとって知らせることができる。した
がって、使用者は、この発明によるメロディ分析装置の
分析結果から、2つのメロディラインの和声進行に関す
る良否を容易に知ることができる。この結果、和声進行
のチェックに関する使用者の負担は大幅に軽減され、和
声進行の規則に従う曲がより少ない労力で作成可能にな
る。
関し、特に和声進行を評価可能なメロディ分析機に関す
る。 [背 景] 複数のメロディライン(旋律線)から成る曲を作曲す
る場合には、単一のラインの作曲では不要あるいは意識
しなかった諸々の事項を配慮しなければならなくなる。
その1つとして曲が和声進行の規則を守っているかどう
かのチェックの作業が挙げられる。この作業は、相当熟
達した作曲者でない限り、容易でなく相当の時間と労力
を必要とする。 したがって、このような作業のために作曲者にかかる
負担を軽減することができるようなメロディ分析機を開
発することは非常に有意義なことである。 [発明の目的] すなわち、この発明の目的は、曲の和声進行を自動的
に評価することのできるメロディ分析機を提供すること
である。 [発明の構成、展開] 上記の目的を達成するため、この発明によれば、乱数
的にメロディ特徴パラメータを生成し、メロディ特徴パ
ラメータとコード進行とに基づいて第1のメロディライ
ンと第2のメロディラインを生成する自動作曲手段と、
第1のメロディラインにおける現在と直前の音符の音高
差を算出する第1音高差算出手段と、第2のメロディラ
インにおける現在と直前の音符の音高差を算出する第2
音高差算出手段と、第1音高差算出手段からの音高差と
第2音高差算出手段からの音高差とを比較し、この比較
結果に応じて直行進行を検出する直行進行検出手段と、
第1のメロディラインにおける現在の音符と第2のメロ
ディラインにおける現在の音符との音高差を算出する第
3音高差算出手段と、上記直行進行が禁止直行進行か否
かを上記第3音高差算出手段からの音高差に基づいて判
別する禁止直行進行判別手段と、を有することを特徴と
するメロディ分析機が提供される。 この構成によれば、自動作曲手段の作曲した第1と第
2のメロディライン間に響きのよくない禁止直行進行が
含まれるかどうかを自動的に判定できる。 禁止直行進行を検出したときに、自動作曲手段を再起
動するようにすれば、禁止直行進行をもたない第1、第
2メロディラインを容易に自動作曲できることになる。 更に、この発明によれば、第1のメロディラインを表
わすデータと第2のメロディラインを表わすデータを付
与するメロディデータ付与手段と、各メロディラインの
音楽時間軸に沿って各メロディラインのデータを調べ、
第1と第2のメロディラインで新たな音符がともに開始
したときを検出する両ライン音符開始検出手段と、両ラ
イン音符開始検出手段の検出動作に応答して、第1のメ
ロディラインにおける新たな音符と直前の音符との音高
差を算出する第1音高差算出手段と、両ライン音符開始
検出手段の検出動作に応答して、第2のメロディライン
における新たな音符と直前の音符との音高差を算出する
第2音高差算出手段と、第1音高差算出手段からの音高
差と第2音高差算出手段からの音高差とを比較し、この
比較結果に応じて直行進行を検出する直行進行検出手段
と、両ライン音符開始検出手段の検出動作に応答して、
第1のメロディラインにおける新たな音符と第2のメロ
ディラインにおける新たな音符との音高差を算出する第
3音高差算出手段と、上記直行進行が禁止直行進行か否
かを上記第3音高差算出手段からの音高差に基づいて判
別する禁止直行進行判別手段と、を有することを特徴と
するメロディ分析機が提供される。 この構成によれば、音楽時間軸に沿って各メロディラ
インのデータを調べて、両ラインで同時に音符が開始し
た位置を検出し、その都度、その位置まわりの音高デー
タにアクセスして直行進行の有無をチェックし、直行進
行である場合にその直行進行が禁止直行進行かどうか
を、その位置でのライン間音高差を算出し、その算出結
果に基づいて判定しているので、簡単な構成でありなが
ら、確実に禁止直行進行を検出することができる。本構
成は、音楽的経験の豊かでない初心者や学習者に特に有
益であり、聴覚テストに先立って事前に響きに問題のあ
る禁止直行進行の箇所を学習者に知らせることができ
る。 [実施例] 以下、図面を参照して、この発明の実施例を説明す
る。 本実施例は、この発明を自動作曲機に適用したもの
で、その全体構成を第1図に示す。 メロディ1生成装置1とメロディ2生成装置2は、そ
れぞれメロディ1とメロディ2を生成するもので、本件
出願人による特願昭62−86571号、特願昭62−121037号
に示されるタイプの自動作曲機が使用できる。各メロデ
ィ生成装置1、2は、メロディ特徴パラメータとコード
進行とからメロディを生成し、使用するメロディ特徴パ
ラメータを変えることにより、生成するメロディを変え
ることができる。起動される都度、内部の乱数発生器
(図示せず)が動作して、変化したメロディ特徴パラメ
ータが生成されるようになっている。 和声進行/協和性評価部3は、メロディ1生成装置1
の生成したメロディ1とメロディ2生成装置2の生成し
たメロディ2とを評価するもので、この例では、協和性
メモリ4を使用してメロディ1とメロディ2との協和性
の度合を評価するとともに、禁止和声進行メモリ5を使
用して、メロディ1とメロディ2の和声進行のなかに禁
止される直行進行の和声進行が含まれるかどうかを検査
するように構成されている。 和声進行/協和性評価部3の評価結果はモニター6に
出力される。使用者は、評価結果が好ましくない場合に
は、入力装置(図示せず)を介して再度、メロディ1生
成装置1とメロディ2生成装置2を起動する。これによ
り、各生成装置1、2は前回とは異なったメロディ特徴
パラメータを乱数発生器によって生成する。 第2図に上記協和性メモリ4と禁止和声進行メモリ5
のデータ例を示す。 協和性メモリ4の先頭アドレスにはデータの数が格納
され、後続アドレスには2つの音の音程に対する協和性
データが記憶される。アドレスiは半音×(i−1)の
音程をもつ2つの音に対応しており、図の例では、半音
×0(同音)、半音×5(完全4度)、半音×7(完全
5度)に対して最も協和性が良いことを示す“3"の値が
割り当てられており、短2度、長2度、減5度、短7
度、長7度に対しては最も協和性が悪いことを示す“1"
の値が割り当てられており、その他の音程に対しては中
間の“2"の値が割り当てられている。 禁止和声進行メモリ5は、先頭アドレスにデータの数
が格納され、後続アドレスには、禁止される直行進行の
度数(音高差)を表わすデータが記憶される。例えば
“0"の値をもつデータは完全1度を表わしており、評価
部3との関係において、完全1度の直行進行は禁止され
る和声進行であることを意味している。 第3図に評価部3の構成を示す。前後音高差算出部31
はメロディ1の前後の音の音高差を算出し、前後音高算
出部32はメロディ2の前後の音の音高差を算出する。一
方、ライン間音高算出部33は同じ時間におけるメロディ
1とメロディ2の音の音高差を算出する。 ライン間音高差算出部33の算出した各時刻におけるメ
ロディ1とメロディ2の音高差は協和性累算部34に渡さ
れる。協和性累算部34は与えられた音高差に対応する協
和性データを協和性メモリ4から読み出して、それを累
算することによりメロディ1とメロディ2間の協和性を
算出する。 上記の要素31、32、33の算出結果により、メロディ1
とメロディ2とによる和声進行が表現される。直行進行
検出部35は、この和声進行のなかに含まれ得る直行進行
と、直行進行の度数を検出するところである。ここに、
直行進行とは、メロディ1の音高の変化の方向とメロデ
ィ2の音高の変化の方向が同じ方向の場合の進行であ
る。 直行進行検出部35からの直行進行とその度数は禁止和
声進行検出部36に送られる。禁止和声進行検出部36は、
与えられた度数の直行進行が、禁止された和声進行であ
るかどうかを調べるために、禁止和声進行メモリ5のデ
ータをサーチする。合致する度数のデータがあれば、禁
止される和声進行が検出されたことになる。 第4図に本実施例のゼネラルフローを示す。最初にメ
ロディ1生成装置1によりメロディ1を生成し(4−
1)、次に、メロディ2生成装置2によりメロディ2を
生成する(4−2)。続いて、和声進行/協和性評価部
3により、メロディ1とメロディ2に対する評価を実行
する。評価結果に対応するユーザーの入力を促し(4−
4)、OKでなければ、再度、4−1に戻ってメロディの
生成をやり直す。 第5図に評価4−3の詳細を示す。図中、iは、評価
対象の区間の先頭からの長さを基本単位時間のきざみで
計数するカウンタ、OC1(2)はメロディ1(2)の評
価区間内における音符番号を計数するカウンタ、lC1
(2)はメロディ1(2)の音符の長さを計数するカウ
ンタ、fl1(2)はメロディ1(2)の音符の開始位置
で“1"にセットされるフラグである(第5図参照)。 最初に協和性メモリ4と禁止和声進行メモリ5のデー
タが読み込まれる(5−1)。このデータ読み込みの詳
細は第7図に示される。この結果、hamoiのレジスタに
はiで示される音程に対する協和性データが格納され、
pallnには禁止される和声直行進行のパターンの数が格
納され、palliには各禁止パターンの度数が格納され
る。 次に初期設定5−2が行われる。この処理の詳細には
第8図に示される。ここで、メロディ1の全長Σmr1と
メロディ2の全長Σmr2が計算され、その短い方がレジ
スタlengthに格納される。このlengthのデータは第5図
の評価の処理の完了をチェックするのに用いられる。さ
らに、音符カウンタOC1、OC2、音長カウンタlC1、lC2、
評価値のレジスタが初期化される。 5−3で基準単位音長のカウンタiを“1"に初期化
し、5−17でi>lengthになるまで、5−4〜5−17の
ループをくり返す。 5−4で新しい音符に入ったかどうかを示すフラグfl
1、fl2を“0"にリセットし、5−5でメロディ1と2の
音符の音長カウンタlC1、lC2をインクリメントする。次
に、メロディ1の音符の音長カウンタlC1の値が、着目
しているメロディ1の音符の長さmr10Cに達したかどう
か、すなわちメロディ1の音符を次に進めるべきかどう
かをチェックし(5−6)、条件が成立すれば、メロデ
ィ1の音符カウンタOC1をインクリメントするととも
に、新しい音符に入ったことを示すためfl1を“1"にセ
ットする(5−8)。同様のことをメロディ2に対して
も行う(5−8、5−9)。 5−10で、着目しているメロディ1とメロディ2の音
符の音高差を計算してレジスタS1にセットし、着目して
いるメロディ1の音符とそれより1つ前の音符との音高
差を計算してレジスタS2にセットし、着目しているメロ
ディ2の音符とそれより1つ前の音符との音高差を計算
してレジスタS3にセットする。 続く、5−11で、レジスタS1の内容から対応する協和
性データを取り出して、それを協和性データの累算器に
加算する。 5−12で、メロディ1とメロディ2の音符がともに開
始位置であるかどうかをfl1=fl2=1によりチェック
し、成立するときは、5−13で直行関係かどうかをチェ
ックする。このチェックは、例えば|S2−S3|≦1、すな
わち、 メロディ1の音高変化とメロディ2の音高変化
との差が短2度以下かどうかを調べることにより行われ
る。この代りに、S2>0かつS3>0またはS2<0かつS3
<0の成立の有無を調べてもよい。 直行関係が成立するときは5−14に進み、ここで、そ
の直行関係が禁止の直行関係かどうかを検査する。これ
は、メロディ1とメロディ2の音の音高差S1と一致する
データが、禁止度数のデータpalliのセットのなかに含
まれているかどうかを調べることで行われる。成立する
ときには、禁止されるパターンがあることを後で通知す
るために、フラグNGを“1"にセットする(この代りに、
成立した回数をカウンタに計数させてもよい)。 基準音長のカウンタiをインクリメントし(5−1
6)、その値がlengthの値を越えるようになるまで、5
−4からの処理をくり返す。 なお、メロディ1生成装置1とメロディ2生成装置2
に関して、他の任意の適当なメロディ生成装置が利用で
きる。例えば、メロディ2生成装置2として、メロディ
1生成装置1の生成したメロディ1を1次変換する(例
えば、メロディ1を1小節後方にシフトして音高データ
を5度とか4度とかにシフトする)ものが使用できる。 また、本発明においては、メロディ生成装置は必ずし
も必要でなくメロディ1、2は使用者が作成してもよ
い。 [発明の効果] 以上詳細に説明したように、この発明によれば、自動
作曲手段にて乱数的にメロディ特徴パラメータを生成
し、メロディ特徴パラメータとコード進行とに基づいて
第1のメロディラインと第2のメロディラインを生成
し、生成した第1のメロディラインにおける現在と直前
の音符の音高差を第1音高差算出手段で算出し、生成し
た第2のメロディラインにおける現在と直前の音符の音
高差を第2音高差算出手段で算出し、第1音高差算出手
段からの音高差と第2音高差算出手段からの音高差とを
比較し、この比較結果に応じて直行進行を検出し(直行
進行検出手段)、第1のメロディラインにおける現在の
音符と第2のメロディラインにおける現在の音符との音
高差を算出し(第3音高差算出手段)、検出した直行進
行が禁止直行進行か否かを第3音高差算出手段からの音
高差に基づいて判別している(禁止直行進行判別手
段)。したがって、自動作曲手段の作曲したメロディラ
イン間に響きのよくない禁止直行進行が含まれるかどう
かを自動的に判定でき、また、禁止直行進行を検出した
ときに自動作曲手段を再び動作させることにより、禁止
直行進行のない複数のメロディラインを容易に作曲可能
となる。 更に、この発明によれば、第1のメロディラインを表
わすデータと第2のメロディラインを表わすデータが与
えられた(メロディデータ付与手段)場合に、各メロデ
ィラインの音楽時間軸に沿って各メロディラインのデー
タを調べ、第1と第2のメロディラインで新たな音符が
ともに開始したとき(位置)を検出し(両ライン音符開
始検出手段)、この検出動作に応答して、第1、第2の
メロディラインにおける新たな音符と直前の音符との音
高差を算出し(第1、第2音高差算出手段)、この第
1、第2音高差算出手段からの音高差を互に比較し、比
較結果に基づいて直行進行を検出し(直行進行検出手
段)、検出動作に応答して、第1のメロディラインの新
たな音符と第2のメロディラインの新たな音符との音高
差を算出し(第3音高差算出手段)、検出した直行進行
が禁止直行進行か否かを第3音高差算出手段からの音高
差に基づいて判別している(禁止直行進行判別手段)。
したがって、簡単な構成でありながら、確実に禁止直行
進行を検出することができる。本構成は、音楽的経験の
豊かでない初心者や学習者にとって特に有益であり、聴
覚テストに先立って事前に響きに問題のある禁止直行進
行の箇所を学習者にとって知らせることができる。した
がって、使用者は、この発明によるメロディ分析装置の
分析結果から、2つのメロディラインの和声進行に関す
る良否を容易に知ることができる。この結果、和声進行
のチェックに関する使用者の負担は大幅に軽減され、和
声進行の規則に従う曲がより少ない労力で作成可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を自動作曲機に適用した実施例の全体
構成図、第2図は協和性メモリと禁止和声進行メモリの
データ例を示す図、第3図は和声進行/協和性評価部の
構成図、第4図は実施例の全体の動作を示すフローチャ
ート、第5図は評価のフローチャート、第6図はカウン
タの動きを示す図、第7図はデータ読み込みのフローチ
ャート、第8図は初期設定のフローチャートである。 3……和声進行/協和性評価部、5……禁止和声進行メ
モリ、31、32……前後音高差算出部、33……ライン間音
高差算出部、35……直行進行検出部、36……禁止和声進
行検出部。
構成図、第2図は協和性メモリと禁止和声進行メモリの
データ例を示す図、第3図は和声進行/協和性評価部の
構成図、第4図は実施例の全体の動作を示すフローチャ
ート、第5図は評価のフローチャート、第6図はカウン
タの動きを示す図、第7図はデータ読み込みのフローチ
ャート、第8図は初期設定のフローチャートである。 3……和声進行/協和性評価部、5……禁止和声進行メ
モリ、31、32……前後音高差算出部、33……ライン間音
高差算出部、35……直行進行検出部、36……禁止和声進
行検出部。
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.乱数的にメロディ特徴パラメータを生成し、メロデ
ィ特徴パラメータとコード進行とに基づいて第1のメロ
ディラインと第2のメロディラインを生成する自動作曲
手段と、 第1のメロディラインにおける現在と直前の音符の音高
差を算出する第1音高差算出手段と、 第2のメロディラインにおける現在と直前の音符の音高
差を算出する第2音高差算出手段と、 第1音高差算出手段からの音高差と第2音高差算出手段
からの音高差とを比較し、この比較結果に応じて直行進
行を検出する直行進行検出手段と、 第1のメロディラインにおける現在の音符と第2のメロ
ディラインにおける現在の音符との音高差を算出する第
3音高差算出手段と、 上記直行進行が禁止直行進行か否かを上記第3音高差算
出手段からの音高差に基づいて判別する禁止直行進行判
別手段と、 を有することを特徴とするメロディ分析機。 2.第1のメロディラインを表わすデータと第2のメロ
ディラインを表わすデータを付与するメロディデータ付
与手段と、 各メロディラインの音楽時間軸に沿って各メロディライ
ンのデータを調べ、第1と第2のメロディラインで新た
な音符がともに開始したときを検出する両ライン音符開
始検出手段と、 両ライン音符開始検出手段の検出動作に応答して、第1
のメロディラインにおける新たな音符と直前の音符との
音高差を算出する第1音高差算出手段と、 両ライン音符開始検出手段の検出動作に応答して、第2
のメロディラインにおける新たな音符と直前の音符との
音高差を算出する第2音高差算出手段と、 第1音高差算出手段からの音高差と第2音高差算出手段
からの音高差とを比較し、この比較結果に応じて直行進
行を検出する直行進行検出手段と、 両ライン音符開始検出手段の検出動作に応答して、第1
のメロディラインにおける新たな音符と第2のメロディ
ラインにおける新たな音符との音高差を算出する第3音
高差算出手段と、 上記直行進行が禁止直行進行か否かを上記第3音高差算
出手段からの音高差に基づいて判別する禁止直行進行判
別手段と、 を有することを特徴とするメロディ分析機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62332198A JP2733938B2 (ja) | 1987-12-31 | 1987-12-31 | メロディ分析機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62332198A JP2733938B2 (ja) | 1987-12-31 | 1987-12-31 | メロディ分析機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01179073A JPH01179073A (ja) | 1989-07-17 |
| JP2733938B2 true JP2733938B2 (ja) | 1998-03-30 |
Family
ID=18252269
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62332198A Expired - Fee Related JP2733938B2 (ja) | 1987-12-31 | 1987-12-31 | メロディ分析機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2733938B2 (ja) |
-
1987
- 1987-12-31 JP JP62332198A patent/JP2733938B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01179073A (ja) | 1989-07-17 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |