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JP2747658B2 - ポール建柱垂直測定方法およびポール建柱垂直器 - Google Patents
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JP2747658B2 - ポール建柱垂直測定方法およびポール建柱垂直器 - Google Patents

ポール建柱垂直測定方法およびポール建柱垂直器

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JP2747658B2
JP2747658B2 JP7043602A JP4360295A JP2747658B2 JP 2747658 B2 JP2747658 B2 JP 2747658B2 JP 7043602 A JP7043602 A JP 7043602A JP 4360295 A JP4360295 A JP 4360295A JP 2747658 B2 JP2747658 B2 JP 2747658B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、照明ポールなどのよ
うに、側面が傾斜している円錐状のポールの垂直を導く
ために使用するポール建柱垂直測定方法およびポール建
柱垂直器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、垂直を導き出す器具として、水平
器や下げ振りなどの器具が知られている。また、照明ポ
ールなどのように、側面が傾斜している円錐状のポール
の垂直を導く特殊な器具として、実公平4-42724 号に記
載された建柱用水準器が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の水平
器や下げ振りなどは、基準面が水平あるいは垂直になっ
ている場合に限り、正確な測定が可能になるものであ
り、側面にテーパーが付いている円錐状のポールの垂直
を測定することはできない不都合がある。
【0004】一方、建柱用水準器は、傾斜したテーパー
の角度を予め補正する必要がある。すなわち、この建柱
用水準器を装着する前に、ポールのテーパーの角度を知
る必要があった。そこで、テーパーの角度が分からない
ポールを測定する場合、垂直測定の前に、巻尺等を用い
てテーパーの角度を測定し、水準器をこの角度に合わせ
て補正するといった面倒な準備作業を必要としている。
【0005】そこでこの発明は、上述の課題を解消すべ
く創出されたもので、補正作業を全く不要とし、ポール
に装着するだけで容易に垂直を測定することができるポ
ール建柱垂直測定方法およびポール建柱垂直器の提供を
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべく
この発明の第1の手段は、円錐状の側面を有する立設し
た円柱Pの傾斜角度を測定する方法であって、一辺の長
さが円柱Pの半径より長い直角なL形アームを一対使用
し、各L形アームの一方の辺を円柱Pの任意高さにおけ
る断面の対向する側面に沿って当接させ、且つ、各L形
アームの夫々他方の辺を連結して円柱の同一側面に当接
させたときに、各L形アームの直交部を測定点とし、円
柱の中心から測定点方向に伸びる延長線上に、自身の前
後の傾斜に干渉されずに左右の傾斜角度を計測する一対
の水準器10を設置し、且つ、水準器10の前面を円柱
Pの中心から放射方向に向けて、これら一対の水準器1
0の傾斜角度を同時に測定して円錐状の側面を有する円
柱Pの傾斜角度を測定することにある。
【0007】第2の手段のポール建柱垂直器は、円錐状
の側面を有する円柱Pの任意高さにおける断面の対向す
る側面をこの側面に沿って挟着する一対の固定アーム1
と、この固定アーム1から夫々直角に延長されて固定ア
ーム1相互を間隔調整自在に連結し、円柱Pの他の側面
に当接する連結体2と、自身の前後の傾斜に干渉されず
に左右の傾斜角度を計測する一対の水準器10とを有
し、固定アーム1と連結体2とが直交する位置の外側に
水準器10を配設し、この水準器10の前面を円柱Pの
中心から放射方向に向けるものである。
【0008】第3の手段の固定アーム1は、円柱Pの側
面上下に沿って面接触する幅を有し、連結体2は、円錐
のテーパー角度に対応して屈曲自在に設けたことにあ
る。
【0009】第4の手段の固定アーム1は、円柱Pの側
面に磁着する磁石1Aを備えたことにある。
【0010】第5の手段の水準器10は、耐水、防風用
のカバー11を装着し、このカバー11に目盛拡大用の
レンズ12を設けたことを課題解消のための手段とす
る。
【0011】
【作用】すなわち、この発明の第1の手段によると、直
角な一対のL形アームを、円柱Pの対向する側面と他の
同一側面とに当接させたときに、各L形アームの直交部
に位置する測定点の傾斜角度を一対の水準器10で、同
時に測定することで、円柱Pを垂直にするために必要な
傾斜角度を求めるものである。
【0012】第2の手段は、円柱Pの対向する側面を一
対の固定アーム1で挟着し、この固定アーム1から夫々
直角に延長された連結体2を円柱Pの同一側面に当接さ
せると、固定アーム1と連結体2とが直交する位置の外
側に配設して円柱Pの中心から放射方向に前面を向けた
水準器10によって、円柱Pの前後左右の傾斜角度を同
時に測定できるものになる。
【0013】第3の手段は、固定アーム1が円柱Pの側
面上下に沿って面接触することで、正確な計測を可能と
し、屈曲する連結体2は、この固定アーム1の装着を確
実にする。
【0014】第4の手段は、円柱Pの側面に固定アーム
1を磁着させることで、片手での装着を可能にする。
【0015】第5の手段は、水準器10の計測精度を高
める作用を奏する。
【0016】
【実施例】この発明の垂直計測方法は、照明ポールのよ
うな円錐状の側面を有する円柱Pを垂直に立設するため
に、傾斜角度を測定する方法に関するものである。すな
わち、一辺の長さが円柱Pの半径より長い直角なL形ア
ームを一対使用し、各L形アームの一方の辺を円柱Pの
任意高さにおける断面の対向する側面に沿って当接さ
せ、且つ、各L形アームの夫々他方の辺を連結して円柱
の同一側面に当接させたときに、各L形アームの直交部
を測定点とする。そして、円柱Pの中心から測定点方向
に伸びる延長線上に、自身の前後の傾斜に干渉されずに
左右の傾斜角度を計測する水準器10を一対設置し、且
つ、水準器の前面を円柱の中心から放射方向に向けて、
これら一対の水準器10の傾斜角度を同時に測定して円
錐状の側面を有する円柱Pの傾斜角度を測定するもので
ある。
【0017】図6は、この発明の垂直計測方法の原理を
説明するものである。すなわち、同図(イ)のように円
錐を照明ポールのごとき円柱Pと仮定し、この円柱Pに
外接する四角錐を想定する。このとき、円柱Pと四角錐
との中心軸は一致する。そして、四角錐の稜線方向(A
矢視)から見ると、同図(ロ)のようになる。次に、こ
の四角錐の稜線方向からみると、円錐の中心軸と四角
錐の稜線は一致してみえる。すなわち、同図(ロ)の稜
線方向、の2方向から夫々傾斜角を修正してやれ
ば、円柱Pを垂直にすることができる。そこで、同図
(ハ)に示すように、コの字がたアームの3つの面(符
号イ、ロ、ハ)が、夫々円柱Pに線(面)で接触し、且
つ、円柱P傾斜、円柱P径に対応するスライド機構をも
つアームの上に、常に垂直になるような水準器10を90
度に2個配設する。これによって、XY軸方向からの垂
直度を補正なしでみることができる。この原理をさらに
確認すると、同図(ハ)に示すように、円柱Pの断面に
おいて、90度の角をはさむ一辺の長さが円柱Pの半径よ
りも長いアームに当てると、円柱Pの表面の90度はな
れた2箇所(符号イ、ハ)で接する。このアームの内
側面は、円柱Pに外接する四角錐の表面を切り出したも
のとなる(同図(ロ)中符号ア)。このアームの一辺
をスライドにより共有するアームを設け、残りの一辺
を円柱Pに接触させれば、円柱Pと四角錐とは同軸にな
り、垂直の基準出しが可能になるものである。
【0018】この発明垂直測定方法を実施するポール建
柱垂直器の基本構成は、一対の固定アーム1と、この固
定アーム1を連結する連結体2と、固定アーム1に装着
する一対の水準器10とから成る(図1参照)。
【0019】固定アーム1は、立設した円柱Pの任意高
さにおける断面の対向する側面を夫々接点とし、円錐状
の側面に沿ってこの両接点を挟着する。このとき、固定
アーム1は、円柱Pの側面上下に沿って面接触する幅を
有するように形成する(図2参照)。また、固定アーム
1は、円柱Pの側面に磁着する磁石1Aを備えている。
図示の固定アーム1は、3枚の板体1Bを、連結杆1C
にて間隔を開けた状態で上下に連結してあり、各板体1
Bが円柱Pの側面上下に沿って面接触する。そして、こ
の板体1Bの上下間に磁石1Aを装着している。また、
後述する水準器10を固定アーム1に装着するために、
板体1Bから水準器10装着用の装着体1Dを延長形成
している。この装着体1Dは、板体1Bに連結する延長
アーム1Eと、この延長アーム1Eに固定される装着盤
1Fとから成る。そして、この装着盤1Fは円柱Pの芯
から90度の角度方向に水準器10の前面を向けて配設で
きるように設けてある(図1参照)。更に、コンパクト
化を図るために、装着盤1Fは、延長アーム1Eに対し
て蝶ネジ等で着脱自在に連結できるようにしている。
【0020】連結体2は、固定アーム1から夫々直角に
延長されて固定アーム1相互を間隔調整自在に連結し、
円柱Pの他の側面に当接するもので、円錐のテーパー角
度に対応して屈曲自在に設けてある(図3参照)。図示
の連結体2は、一方の固定アーム1と一体に形成して、
この連結体2と固定アーム1とが直角な状態を保つよう
にしている。そして、この連結体2も円柱Pに磁着する
磁石1Aを設け、これら、固定アーム1と連結体2との
装着作業を容易にしている。また、他方の固定アーム1
に連結した連結体2は、一方の連結体2とスライドピン
2Aでスライド自在に連結している。このスライドピン
2Aは、連結体2に開穿した長孔状のスライド孔2Bに
止着するもので、連結体2はこのスライドピン2Aの連
結位置にて上下方向に屈曲自在になっている(図3参
照)。
【0021】水準器10は、自身の前後の傾斜に干渉さ
れずに左右の傾斜角度を計測する(図4参照)。図示の
水準器10は、水準目盛10Aが左右に揺動するタイプ
のもので、水準器10の前後方向の傾斜には影響を受け
ないものである。そして、固定アーム1と連結体2とが
直交する位置の外側に水準器10を一対配設し、且つ、
水準器10の前面を円柱Pの中心から放射方向に向けて
いる。このようにして一対の水準器10を配設すること
で、一方の水準器10は、円柱Pの前後の傾斜に干渉さ
れずに左右の傾斜角度を計測し、また、他方の水準器1
0は、円柱Pの左右の傾斜に干渉されずに前後の傾斜角
度を計測するものとなる。図示例では、この水準器10
の上端に設けられた支持杆10Bを装着盤1Fの支持部
材1Gに、着脱自在に懸吊する。
【0022】符号11は、水準器10を覆うカバーであ
り、耐水、防風用として使用する(図4参照)。このカ
バー11は、内部の水準器10の水準目盛10Aを確認
し易くするために、カバー11の前面にレンズ12を設
けてある。
【0023】図5は、この発明垂直器を円柱Pに装着し
た状態を示す。このように、円柱Pの任意の高さに装着
するだけで、円柱Pの垂直を出すことができ、しかも、
円錐のテーパーの補正を必要としないものである。
【0024】
【発明の効果】この発明は、上述の如く構成したことに
より、当初の目的を達成する。
【0025】すなわち、請求項1及び2により、傾斜し
たテーパーの角度を補正せず円柱Pの傾斜角度を求める
ことができ、照明ポールのような円錐状の側面を有する
円柱Pであっても、ポールに装着するだけで極めて容易
に垂直を測定することができる。
【0026】また、請求項3及び5により、この発明垂
直器の正確な計測を可能にした。
【0027】更に、請求項4により、この発明垂直器を
片手でも装着することができる。
【0028】このように、この発明によると、補正作業
を全く不要とし、ポールに装着するだけで、垂直にする
ための補正角度を容易に測定することができるなどとい
った産業上有益な種々の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す平面図。
【図2】この発明の使用状態を示す側断面図。
【図3】この発明の連結体を示す正面図。
【図4】この発明の水準器を固定アームに装着する状態
を示す分解斜視図。
【図5】この発明の使用状態を示す斜視図。
【図6】この発明の測定方法の原理を示す図。
【符号の説明】
P 円柱 1 固定アーム 1A 磁石 1B 板体 1C 連結杆 1D 装着体 1E 延長アーム 1F 装着盤 1G 支持部材 2 連結体 2A スライドピン 2B スライド孔 10 水準器 10A 水準目盛 10B 支持杆 11 カバー 12 レンズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 栄久也 宮城県仙台市宮城野区榴岡四丁目1番1 号 株式会社ユアテック内 (72)発明者 森谷 英男 宮城県仙台市宮城野区榴岡四丁目1番1 号 株式会社ユアテック内 (72)発明者 大泉 敏博 宮城県仙台市宮城野区榴岡四丁目1番1 号 株式会社ユアテック内 (72)発明者 伊藤 直幸 宮城県仙台市宮城野区榴岡四丁目1番1 号 株式会社ユアテック内 (56)参考文献 特開 昭51−69654(JP,A) 実開 昭57−118319(JP,U) 実開 平2−2614(JP,U) 実開 平3−10210(JP,U)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円錐状の側面を有する立設した円柱の傾
    斜角度を測定する方法であって、一辺の長さが円柱の半
    径より長い直角なL形アームを一対使用し、各L形アー
    ムの夫々一方の辺を円柱の任意高さにおける断面の対向
    する側面に沿って当接させ、且つ、各L形アームの夫々
    他方の辺を連結して円柱の同一側面に当接させたとき
    に、各L形アームの直交部を測定点とし、円柱の中心か
    ら測定点方向に伸びる延長線上に、自身の前後の傾斜に
    干渉されずに左右の傾斜角度を計測する一対の水準器を
    設置し、且つ、水準器の前面を円柱の中心から放射方向
    に向けて、これら一対の水準器の傾斜角度を測定して円
    錐状の側面を有する円柱の傾斜角度を測定することを特
    徴とするポール建柱垂直測定方法。
  2. 【請求項2】 円錐状の側面を有する円柱の任意高さに
    おける断面の対向する側面をこの側面に沿って挟着する
    一対の固定アームと、この固定アームから夫々直角に延
    長されて固定アーム相互を間隔調整自在に連結し、円柱
    の他の側面に当接する連結体と、自身の前後の傾斜に干
    渉されずに左右の傾斜角度を計測する一対の水準器とを
    有し、固定アームと連結体とが直交する位置の外側に水
    準器を配設し、この水準器の前面を円柱の中心から放射
    方向に向けたことを特徴とするポール建柱垂直器。
  3. 【請求項3】 固定アームは、円柱の側面上下に沿って
    面接触する幅を有し、連結体は、円錐のテーパー角度に
    対応して屈曲自在に設けた請求項2記載のポール建柱垂
    直器。
  4. 【請求項4】 固定アームは、円柱の側面に磁着する磁
    石を備えた請求項2または3記載のポール建柱垂直器。
  5. 【請求項5】 水準器は、耐水、防風用のカバーを装着
    し、このカバーに目盛拡大用のレンズを設けた請求項2
    または3または4記載のポール建柱垂直器。
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