JP2765566B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
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Landscapes
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は化合物半導体を用い
た半導体装置の製造方法、特にリセス構造を有する化合
物半導体電界効果トランジスタの製造方法に関する。
た半導体装置の製造方法、特にリセス構造を有する化合
物半導体電界効果トランジスタの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】GaAsを用いたMESFET(金属−
半導体電界効果トランジスタ)やAlx Ga1-x As
(0<x<1)等を用いたHJFET(異種接合電界効
果トランジスタ)においては、ゲート−ソース間の抵抗
を小さくするために、チャネル層の上部にGaAs等の
高ドープ低抵抗層(コンタクト層)を設けておき、フォ
トレジストをマスクにしてゲート部のコンタクト層をチ
ャネル層までエッチング除去してゲート形成を行ういわ
ゆるリセスゲート方式が一般的である。
半導体電界効果トランジスタ)やAlx Ga1-x As
(0<x<1)等を用いたHJFET(異種接合電界効
果トランジスタ)においては、ゲート−ソース間の抵抗
を小さくするために、チャネル層の上部にGaAs等の
高ドープ低抵抗層(コンタクト層)を設けておき、フォ
トレジストをマスクにしてゲート部のコンタクト層をチ
ャネル層までエッチング除去してゲート形成を行ういわ
ゆるリセスゲート方式が一般的である。
【0003】この従来技術について例をあげて説明す
る。
る。
【0004】例えば、特開平7−86309号公報に記
載されているように、半絶縁性GaAs基板(図5の
1)に高純度GaAsバッファ層2、n型Alx Ga
1-x As電子供給層3及びn型GaAsコンタクト層4
を順次に堆積して化合物半導体基板を準備する。次にソ
ースおよびドレイン用オーミック電極(ソース電極6,
ゲート電極7)をリフトオフ法で形成する。
載されているように、半絶縁性GaAs基板(図5の
1)に高純度GaAsバッファ層2、n型Alx Ga
1-x As電子供給層3及びn型GaAsコンタクト層4
を順次に堆積して化合物半導体基板を準備する。次にソ
ースおよびドレイン用オーミック電極(ソース電極6,
ゲート電極7)をリフトオフ法で形成する。
【0005】次にAlx Ga1-x AsとGaAsを等速
度を削るウェットエッチングまたはドライエッチング、
あるいはGaAsに比べてAlx Ga1-x Asを削る速
度が極めて小さい選択性ウェットエッチングまたはドラ
イエッチングによりリセス構造を形成し、金属ゲートを
蒸着・リフトオフ法により形成する。このリフトオフに
使用したレジスト膜を剥離液を用いて除去し、酸素プラ
ズマ処理を行なう。このとき自然酸化膜や酸素プラズマ
によってAlx Ga1-x As層3表面に形成された酸化
膜を塩酸処理により除去してから、リセス開口部表面安
定化のための表面保護膜を成膜し、電極部を開口して完
成する。
度を削るウェットエッチングまたはドライエッチング、
あるいはGaAsに比べてAlx Ga1-x Asを削る速
度が極めて小さい選択性ウェットエッチングまたはドラ
イエッチングによりリセス構造を形成し、金属ゲートを
蒸着・リフトオフ法により形成する。このリフトオフに
使用したレジスト膜を剥離液を用いて除去し、酸素プラ
ズマ処理を行なう。このとき自然酸化膜や酸素プラズマ
によってAlx Ga1-x As層3表面に形成された酸化
膜を塩酸処理により除去してから、リセス開口部表面安
定化のための表面保護膜を成膜し、電極部を開口して完
成する。
【0006】ゲート金属材料としては、低抵抗でAlx
Ga1-x As電子供給層3との界面が安定なAl(アル
ミニウム)を用いたり、Alx Ga1-x Asと直接接触
する部分をMo膜9−1等の電子銃蒸着の可能な高融点
金属とし、この上にゲート抵抗低減のためにAu膜9−
4を厚く堆積させる方法が広く用いられている。この場
合は、Au膜と高融点金属との接着をよくするために、
両金属の間にはTi膜9−2とPt膜9−3の2層構造
を挟んだ構造にすることが一般的である。
Ga1-x As電子供給層3との界面が安定なAl(アル
ミニウム)を用いたり、Alx Ga1-x Asと直接接触
する部分をMo膜9−1等の電子銃蒸着の可能な高融点
金属とし、この上にゲート抵抗低減のためにAu膜9−
4を厚く堆積させる方法が広く用いられている。この場
合は、Au膜と高融点金属との接着をよくするために、
両金属の間にはTi膜9−2とPt膜9−3の2層構造
を挟んだ構造にすることが一般的である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】リセス構造電界効果ト
ランジスタは、素子特性の安定化のために、リセス開口
部に表面保護膜を堆積させることが一般的に行なわれて
いる。
ランジスタは、素子特性の安定化のために、リセス開口
部に表面保護膜を堆積させることが一般的に行なわれて
いる。
【0008】表面保護膜は素子特性に大きく影響を及ぼ
すことが知られており、特に保護膜とリセス開口部半導
体表面との界面が清浄であることが、漏れ電流の少ない
良好な素子特性をもたらす。実際には、保護膜成長前の
段階で、リセス開口部表面のAlx Ga1-x As層に
は、酸化膜が意図せず形成されているので、これを除去
する必要がある。
すことが知られており、特に保護膜とリセス開口部半導
体表面との界面が清浄であることが、漏れ電流の少ない
良好な素子特性をもたらす。実際には、保護膜成長前の
段階で、リセス開口部表面のAlx Ga1-x As層に
は、酸化膜が意図せず形成されているので、これを除去
する必要がある。
【0009】従来の問題点は、表面保護膜成膜の前処理
として塩酸処理を行なうと、ゲート電極材料のAlやT
iが浸食されて、ゲートの破損原因となることである。
その理由は、AlやTiが塩酸の酸化作用をうけ易いこ
とにある。
として塩酸処理を行なうと、ゲート電極材料のAlやT
iが浸食されて、ゲートの破損原因となることである。
その理由は、AlやTiが塩酸の酸化作用をうけ易いこ
とにある。
【0010】Al単層膜でゲート電極を形成する場合に
は、この塩酸処理によって形状変化がおこったり若しく
はAlx Ga1-x As層からはがれる原因となる。また
高融点金属膜とAl膜の接着をよくするためのTi膜9
−2が図5に示すように浸食された場合は、高融点金属
膜(9−1)とAu膜9−4が分離しやすくなり、ゲー
ト電極の機械的破損の原因となり易い。
は、この塩酸処理によって形状変化がおこったり若しく
はAlx Ga1-x As層からはがれる原因となる。また
高融点金属膜とAl膜の接着をよくするためのTi膜9
−2が図5に示すように浸食された場合は、高融点金属
膜(9−1)とAu膜9−4が分離しやすくなり、ゲー
ト電極の機械的破損の原因となり易い。
【0011】本発明の目的は、ゲート電極に悪影響を与
えることなく保護膜形成前の酸化膜除去を行なえる電界
効果トランジスタ形成工程を含む半導体装置の製造方法
を提供することにある。
えることなく保護膜形成前の酸化膜除去を行なえる電界
効果トランジスタ形成工程を含む半導体装置の製造方法
を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の半導体装
置の製造方法は、リフトオフ法により、ヒ素を含む化合
物半導体層に接触するショットキーゲート電極を形成す
る際に、前記リフトオフ法用のレジスト膜を除去した後
に前記化合物半導体層表面の酸化膜を水洗処理で除去
し、ついで表面保護膜を被着する電界効果トランジスタ
形成工程を含むというものである。
置の製造方法は、リフトオフ法により、ヒ素を含む化合
物半導体層に接触するショットキーゲート電極を形成す
る際に、前記リフトオフ法用のレジスト膜を除去した後
に前記化合物半導体層表面の酸化膜を水洗処理で除去
し、ついで表面保護膜を被着する電界効果トランジスタ
形成工程を含むというものである。
【0013】本発明第2の半導体装置の製造方法は、化
合物半導体基板の表面にレジスト膜パターンを形成し、
前記レジスト膜パターンをマスクとして前記化合物半導
体基板をエッチングしてリセス部を形成してその底面に
ヒ素を含む化合物半導体層を露出させ、導電膜を堆積し
前記レジスト膜パターンとその上部の前記導電膜を除去
してショットキーゲート電極を形成する工程と、水洗処
理を行ない前記ショットキーゲート電極で選択的に被覆
された化合物半導体層表面の酸化膜を除去する工程と、
表面保護膜を被着する工程とを有するというものであ
る。
合物半導体基板の表面にレジスト膜パターンを形成し、
前記レジスト膜パターンをマスクとして前記化合物半導
体基板をエッチングしてリセス部を形成してその底面に
ヒ素を含む化合物半導体層を露出させ、導電膜を堆積し
前記レジスト膜パターンとその上部の前記導電膜を除去
してショットキーゲート電極を形成する工程と、水洗処
理を行ない前記ショットキーゲート電極で選択的に被覆
された化合物半導体層表面の酸化膜を除去する工程と、
表面保護膜を被着する工程とを有するというものであ
る。
【0014】ヒ素を含む化合物半導体層は、Aly Ga
1-y As層(0≦y≦1)であってもよい。
1-y As層(0≦y≦1)であってもよい。
【0015】水洗処理は脱イオン水又は電解イオン水で
行なうことができる。
行なうことができる。
【0016】ショットキー電極で選択的に被覆されたヒ
素を含む化合物半導体層表面の酸化膜は水により除去さ
れる。この酸化膜は水溶性のAs2 O3 などを含む混合
物と考えられるので、水に殆んど溶けない酸化物も同時
に除去される。
素を含む化合物半導体層表面の酸化膜は水により除去さ
れる。この酸化膜は水溶性のAs2 O3 などを含む混合
物と考えられるので、水に殆んど溶けない酸化物も同時
に除去される。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1の実施の形態
について説明する。
について説明する。
【0018】まず、図1(a)に示すように、半絶縁性
GaAs基板1上に厚さ600nmのアンドープの高純
度GaAsバッファ層2、厚さ40nmでSiドープ
(Nd=2×1018cm-3)のn型Alx Ga1-x As
電子供給層3、厚さ80nmでSiドープ(Nd=3.
5×1018cm-3)のn型GaAsコンタクト層4を順
に周知の分子線エピタキ(MBE)法を用いてエピタキ
シャル結晶成長する。n型Alx Ga1-x As電子供給
層3のAl組成比xは0.25とした。
GaAs基板1上に厚さ600nmのアンドープの高純
度GaAsバッファ層2、厚さ40nmでSiドープ
(Nd=2×1018cm-3)のn型Alx Ga1-x As
電子供給層3、厚さ80nmでSiドープ(Nd=3.
5×1018cm-3)のn型GaAsコンタクト層4を順
に周知の分子線エピタキ(MBE)法を用いてエピタキ
シャル結晶成長する。n型Alx Ga1-x As電子供給
層3のAl組成比xは0.25とした。
【0019】次に、周知のフォトリソグラフィー法とリ
フトオフ法を用いてAlGeNi蒸着膜からなるソース
電極6およびドレイン電極7を形成する。ソース電極6
およびドレイン電極7は、AlGeNi蒸着膜形成後、
約400℃のH2 雰囲気中でAuGeNi蒸着膜とn型
GaAsコンタクト層4を合金化させ、低抵抗のオーム
接合を形成した。
フトオフ法を用いてAlGeNi蒸着膜からなるソース
電極6およびドレイン電極7を形成する。ソース電極6
およびドレイン電極7は、AlGeNi蒸着膜形成後、
約400℃のH2 雰囲気中でAuGeNi蒸着膜とn型
GaAsコンタクト層4を合金化させ、低抵抗のオーム
接合を形成した。
【0020】次いで、図1(b)に示す様に、電子線レ
ジスト膜に電子線露光装置を使ってゲート電極長Lgを
0.2μmとするために、0.2μmの開口を設けてレ
ジスト膜パターン8を形成し、GaAsとAlx Ga
1-x Asの選択比が大きいBCl3 およびSF6 の混合
ガスのプラズマを用いて、この開口部のn型GaAs層
4のイオンエッチングを行なう。この時、GaAsのエ
ッチングレートをAlxGa1-x Asのエッチングレー
トの100倍程度以上とすることにより、n型Alx G
a1-x As電子供給層3をほとんどエッチングすること
なくリセス部10を形成することができる。
ジスト膜に電子線露光装置を使ってゲート電極長Lgを
0.2μmとするために、0.2μmの開口を設けてレ
ジスト膜パターン8を形成し、GaAsとAlx Ga
1-x Asの選択比が大きいBCl3 およびSF6 の混合
ガスのプラズマを用いて、この開口部のn型GaAs層
4のイオンエッチングを行なう。この時、GaAsのエ
ッチングレートをAlxGa1-x Asのエッチングレー
トの100倍程度以上とすることにより、n型Alx G
a1-x As電子供給層3をほとんどエッチングすること
なくリセス部10を形成することができる。
【0021】次に、図1(c)に示す様に、ゲート金属
を蒸着した後にレジスト膜パターン8を除去することに
より、電子線レジスト膜上のゲート金属がリフトオフさ
れて、図1(d)に示すように、ゲート電極9が形成さ
れる。ゲート金属はAl膜11を300nm蒸着した。
電子線レジスト膜を除去する際には、剥離液に浸したの
ち、酸素プラズマ処理を行なうが、この酸素プラズマ処
理により、リセス部のAlx Ga1-x As膜(3)表面
に酸化膜(図示しない)が意図せず形成される。
を蒸着した後にレジスト膜パターン8を除去することに
より、電子線レジスト膜上のゲート金属がリフトオフさ
れて、図1(d)に示すように、ゲート電極9が形成さ
れる。ゲート金属はAl膜11を300nm蒸着した。
電子線レジスト膜を除去する際には、剥離液に浸したの
ち、酸素プラズマ処理を行なうが、この酸素プラズマ処
理により、リセス部のAlx Ga1-x As膜(3)表面
に酸化膜(図示しない)が意図せず形成される。
【0022】その後、水洗処理によりリセス部のAlx
Ga1-x As膜表面酸化膜を除去したのち、図2に示す
ように、表面保護膜としてSiO2 膜12をCVD法に
より100nm堆積して電界効果トランジスタが完成す
る。水洗処理に用いたのは通常のイオン交換樹脂を用い
て製造された電気比抵抗17MΩ・cm(25℃)のも
の(脱イオン水)である。
Ga1-x As膜表面酸化膜を除去したのち、図2に示す
ように、表面保護膜としてSiO2 膜12をCVD法に
より100nm堆積して電界効果トランジスタが完成す
る。水洗処理に用いたのは通常のイオン交換樹脂を用い
て製造された電気比抵抗17MΩ・cm(25℃)のも
の(脱イオン水)である。
【0023】表面酸化膜は、水に溶けるAs2 O3 を含
んだ混合物と考えられるので、殆ど水に溶けないAl2
O3 やGa2 O3 なども同時に除去されると思われる。
リセス部のAlx Ga1-x As膜表面酸化膜を酸を用い
ず水洗処理を用いて除去するためゲート金属のAlが浸
食されることなく、漏れ電流の少ない整流性の良いショ
ットキーゲート電極を再現性よく形成でき、従来の製造
方法と比べて電界効果トランジスタの歩留まりは10%
以上向上した。
んだ混合物と考えられるので、殆ど水に溶けないAl2
O3 やGa2 O3 なども同時に除去されると思われる。
リセス部のAlx Ga1-x As膜表面酸化膜を酸を用い
ず水洗処理を用いて除去するためゲート金属のAlが浸
食されることなく、漏れ電流の少ない整流性の良いショ
ットキーゲート電極を再現性よく形成でき、従来の製造
方法と比べて電界効果トランジスタの歩留まりは10%
以上向上した。
【0024】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。
説明する。
【0025】まず、図3(a)に示すように、第1の実
施の形態と同様に半絶縁性GaAs基板1A上に厚さ5
00nmのアンドープの高純度GaAsバッファ層2
A、厚さ30nmでSiドープ(Nd=2×1018cm
-3)のn型Alx Ga1-x As電子供給層3A、厚さ7
0nmでSiドープ(Nd=3.5×1018cm-3)の
n型GaAsコンタクト層4Aを順に周知の分子線エピ
タキシ(MBE)法を用いてエピタキシャル結晶成長す
る。n型Alx Ga1-x As電子供給層3AのAl組成
比xは0.20とした。
施の形態と同様に半絶縁性GaAs基板1A上に厚さ5
00nmのアンドープの高純度GaAsバッファ層2
A、厚さ30nmでSiドープ(Nd=2×1018cm
-3)のn型Alx Ga1-x As電子供給層3A、厚さ7
0nmでSiドープ(Nd=3.5×1018cm-3)の
n型GaAsコンタクト層4Aを順に周知の分子線エピ
タキシ(MBE)法を用いてエピタキシャル結晶成長す
る。n型Alx Ga1-x As電子供給層3AのAl組成
比xは0.20とした。
【0026】次に、周知のフォトリソグラフィー法とリ
フトオフ法を用いてAuGeNi蒸着膜からなるソース
電極6Aおよびドレイン電極7Aを形成する。ソース電
極6Aおよびドレイン電極7Aは、AuGeNi蒸着膜
形成後、約400℃のH2 雰囲気中でAuGeNiとn
型GaAsコンタクト層4Aを合金化させ、低抵抗のオ
ーム接合を形成した。
フトオフ法を用いてAuGeNi蒸着膜からなるソース
電極6Aおよびドレイン電極7Aを形成する。ソース電
極6Aおよびドレイン電極7Aは、AuGeNi蒸着膜
形成後、約400℃のH2 雰囲気中でAuGeNiとn
型GaAsコンタクト層4Aを合金化させ、低抵抗のオ
ーム接合を形成した。
【0027】次いで図3(b)に示す様に、電子線レジ
スト膜に電子線露光装置を使ってゲート電極長Lgを
0.2μmとするために0.2μmの開口を設けてレジ
スト膜パターン8Aを形成しGaAsとAlx Ga1-x
Asの選択比が大きいクエン酸系エッチャント(クエン
酸50%:H2 O2 30%=3:1)を用いて、この開
口部のn型GaAsのエッチングレートの100倍程度
以上とすることにより、n型Alx Ga1-x As電子供
給層3Aをほとんどエッチングすることなくリセス部1
0Aを形成することができる。
スト膜に電子線露光装置を使ってゲート電極長Lgを
0.2μmとするために0.2μmの開口を設けてレジ
スト膜パターン8Aを形成しGaAsとAlx Ga1-x
Asの選択比が大きいクエン酸系エッチャント(クエン
酸50%:H2 O2 30%=3:1)を用いて、この開
口部のn型GaAsのエッチングレートの100倍程度
以上とすることにより、n型Alx Ga1-x As電子供
給層3Aをほとんどエッチングすることなくリセス部1
0Aを形成することができる。
【0028】次に、図4(a)に示す様に、ゲート金属
を蒸着した後に、レジスト膜パターン8Aを除去するこ
とにより、図4(b)に示す様に、レジスト膜パターン
8A上のゲート金属がリフトオフされて、ゲート電極9
Aが形成される。ゲート金属は50nmのMo膜9−1
A、5nmのTi膜9−2A、5nmのPt膜9−3
A、400nmのAu膜9−4Aをこの順に蒸着した。
レジスト膜パターン8Aを剥離液を用いて除去し、酸素
プラズマ処理を行なうが、この酸素プラズマ処理によ
り、リセス部Alx Ga1-y As膜4A表面に図示しな
い酸化膜が意図せず形成される。
を蒸着した後に、レジスト膜パターン8Aを除去するこ
とにより、図4(b)に示す様に、レジスト膜パターン
8A上のゲート金属がリフトオフされて、ゲート電極9
Aが形成される。ゲート金属は50nmのMo膜9−1
A、5nmのTi膜9−2A、5nmのPt膜9−3
A、400nmのAu膜9−4Aをこの順に蒸着した。
レジスト膜パターン8Aを剥離液を用いて除去し、酸素
プラズマ処理を行なうが、この酸素プラズマ処理によ
り、リセス部Alx Ga1-y As膜4A表面に図示しな
い酸化膜が意図せず形成される。
【0029】その後、水洗処理によりリセス部Alx G
a1-x As膜4A表面酸化膜を除去したのち、図4
(c)に示すように表面保護膜12としてSi3 N4 膜
をCVD法により100nm堆積して電界効果トランジ
スタが完成する。水洗処理に用いたのは、pH1.7の
電解イオン水(電解アノード水)である。
a1-x As膜4A表面酸化膜を除去したのち、図4
(c)に示すように表面保護膜12としてSi3 N4 膜
をCVD法により100nm堆積して電界効果トランジ
スタが完成する。水洗処理に用いたのは、pH1.7の
電解イオン水(電解アノード水)である。
【0030】この実施の形態では、リセス部Alx Ga
1-x As膜表面酸化膜を除去するのに酸を用いず水洗処
理を用いているため、ゲート金属のTi膜9−2Aが浸
食されることがないため、従来の製造方法と比べて電界
効果トランジスタの歩留りは従来と比べて10%以上向
上し、高歩留りで漏れ電流が少ない整流性の良いショッ
トキーゲート電極を有する電界効果トランジスタが得ら
れた。
1-x As膜表面酸化膜を除去するのに酸を用いず水洗処
理を用いているため、ゲート金属のTi膜9−2Aが浸
食されることがないため、従来の製造方法と比べて電界
効果トランジスタの歩留りは従来と比べて10%以上向
上し、高歩留りで漏れ電流が少ない整流性の良いショッ
トキーゲート電極を有する電界効果トランジスタが得ら
れた。
【0031】以上説明したように、リセス部を形成する
ためのエッチングは反応性イオンエッチングあるいはウ
ェットエッチングのいずれを用いてもよく、水洗処理に
は脱イオン水あるいは電解イオン水のいずれを用いても
良好な結果が得られる。
ためのエッチングは反応性イオンエッチングあるいはウ
ェットエッチングのいずれを用いてもよく、水洗処理に
は脱イオン水あるいは電解イオン水のいずれを用いても
良好な結果が得られる。
【0032】以上、電子供給層としてAlx Ga1-x 層
を有するHJFETを例にあげて説明したが、リセス部
にゲート電極をリフトオフ法で形成するFETの製造方
法において、リセス底面に露出する化合物半導体層の材
料としては、GaAs、AlAs、Inz Ga1-z As
などのようにAsを構成元素に有するものであれば本発
明を適用することができる。
を有するHJFETを例にあげて説明したが、リセス部
にゲート電極をリフトオフ法で形成するFETの製造方
法において、リセス底面に露出する化合物半導体層の材
料としては、GaAs、AlAs、Inz Ga1-z As
などのようにAsを構成元素に有するものであれば本発
明を適用することができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、リフトオ
フ法を用いてリセス部にショットキーゲート電極を形成
した後、ショットキーゲート電極で選択的に被覆された
リセス底面の酸化膜を水洗処理により除去することによ
り、ショットキーゲート電極に浸食などの悪影響を与え
なくてすむので、漏れ電流の少ない良好な特性の電界効
果トランジスタを有する半導体装置を高歩留りで製造で
きるという効果がある。
フ法を用いてリセス部にショットキーゲート電極を形成
した後、ショットキーゲート電極で選択的に被覆された
リセス底面の酸化膜を水洗処理により除去することによ
り、ショットキーゲート電極に浸食などの悪影響を与え
なくてすむので、漏れ電流の少ない良好な特性の電界効
果トランジスタを有する半導体装置を高歩留りで製造で
きるという効果がある。
【0034】
【図1】本発明の第1の実施の形態について説明するた
めの(a)〜(d)に分図して示す工程順断面図。
めの(a)〜(d)に分図して示す工程順断面図。
【図2】図1に続いて示す断面図。
【図3】本発明の第2の実施の形態について説明するた
めの(a),(b)に分図して示す工程順断面図。
めの(a),(b)に分図して示す工程順断面図。
【図4】図3に続いて(a)〜(c)に分図して示す工
程順断面図。
程順断面図。
【図5】従来例について説明するための断面図。
1,1A 半絶縁性GaAs基板 2,2A 高純度GaAsバッファ層 3,3A n型Alx Ga1-x As電子供給層 4,4A n型GaAsコンタクト層 5 2次元電子ガス 6,6A ドレイン電極 7,7A ソース電極 8,8A レジスト膜パターン 9,9A ゲート電極 9−1,9−1A Mo膜 9−2,9−2A Ti膜 9−3,9−3A Pt膜 9−4,9−4A Au膜
Claims (5)
- 【請求項1】 リフトオフ法により、ヒ素を含む化合物
半導体層に接触するショットキーゲート電極を形成する
際に、前記リフトオフ法用のレジスト膜を除去した後に
前記化合物半導体層表面の酸化膜を水洗処理で除去し、
ついで表面保護膜を被着する電界効果トランジスタ形成
工程を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項2】 化合物半導体基板の表面にレジスト膜パ
ターンを形成し、前記レジスト膜パターンをマスクとし
て前記化合物半導体基板をエッチングしてリセス部を形
成してその底面にヒ素を含む化合物半導体層を露出さ
せ、導電膜を堆積し前記レジスト膜パターンとその上部
の前記導電膜を除去してショットキーゲート電極を形成
する工程と、水洗処理を行ない前記ショットキーゲート
電極で選択的に被覆された化合物半導体層表面の酸化膜
を除去する工程と、表面保護膜を被着する工程とを有す
ることを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項3】 ヒ素を含む化合物半導体層がAly Ga
1-y As層(0≦y≦1)である請求項1又は2記載の
半導体装置の製造方法。 - 【請求項4】 脱イオン水で水洗処理を行なう請求項
1,2又は3記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項5】 電解イオン水で水洗処理を行なう請求項
1,2又は3記載の半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13722796A JP2765566B2 (ja) | 1996-05-30 | 1996-05-30 | 半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13722796A JP2765566B2 (ja) | 1996-05-30 | 1996-05-30 | 半導体装置の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09321062A JPH09321062A (ja) | 1997-12-12 |
| JP2765566B2 true JP2765566B2 (ja) | 1998-06-18 |
Family
ID=15193761
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13722796A Expired - Lifetime JP2765566B2 (ja) | 1996-05-30 | 1996-05-30 | 半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2765566B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003068769A (ja) * | 2001-08-29 | 2003-03-07 | Murata Mfg Co Ltd | 電界効果トランジスタの製造方法および電界効果トランジスタ |
| JP4697650B2 (ja) * | 2003-08-29 | 2011-06-08 | 信越半導体株式会社 | 発光素子 |
| JP2015032631A (ja) * | 2013-07-31 | 2015-02-16 | 住友電気工業株式会社 | 半導体装置及びその製造方法 |
-
1996
- 1996-05-30 JP JP13722796A patent/JP2765566B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09321062A (ja) | 1997-12-12 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980303 |