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JP2772338B2 - 壁掛け式機器の固定構造 - Google Patents
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JP2772338B2 - 壁掛け式機器の固定構造 - Google Patents

壁掛け式機器の固定構造

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JP2772338B2
JP2772338B2 JP30633094A JP30633094A JP2772338B2 JP 2772338 B2 JP2772338 B2 JP 2772338B2 JP 30633094 A JP30633094 A JP 30633094A JP 30633094 A JP30633094 A JP 30633094A JP 2772338 B2 JP2772338 B2 JP 2772338B2
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憲一 工藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば時計やタイムレ
コーダ等の機器を壁面等の取付面に固定するための固定
構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から通常家庭やオフィス等で使用さ
れている掛時計やタイムレコーダ等の機器を壁や柱など
の取付面に掛ける構造としては、その機器の裏板に予め
設けてある掛止孔を壁面や柱等に打込んである釘(掛止
ねじ)に掛けて固定するのが一般である。
【0003】しかし、特定の管理者以外はかかる機器を
取付面から取外せないようにすることが要求されること
がある。このような要求に対応するために、掛止め金具
の他にこの金具の下方に係止突起を設け、この係止突起
を、ねじを用いて強固にロックする構造が採用された
り、あるいは、この機器の裏板の係止孔の挿入口内に係
止部の係止片やストッパ片を装置し、機器を下げるとこ
の係止片の基部の上面が規制部のガイド片に近接し、そ
の状態を保持して機器を掛止め口方向に移動させると、
この係止部がこの掛止め口内に侵入し、最後に機器をそ
の自重によって下げると、この係止部のこの係止片は、
掛止め口の上辺に係合して、機器を掛止めする構造があ
った(実公平5−28546号)。機器の裏板の係止孔
の挿入口内に係止部の係止片やストッパ片を装置して掛
止された機器は、掛止め口の第1規制辺により左右方向
の移動が規制され、ストッパ片が第2規制辺22に当接
することにより上方向の移動が規制されるようになって
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した第1の従来技
術では、掛けるべき機器を傾斜させた状態にして、取付
面(壁面)に設けてある掛止め金具に係止させる構造で
ある。そのため、機器と取付面(壁面)との間に、ある
程度の隙間がないと機器を掛止めることができないとい
う欠点があった。また、掛止め金具の下方に係止突起を
設け、この係止突起を、ねじを用いて強固にロックする
構造であるため、取付けが面倒であり、機器を取付面
(壁面)から取外す際には、ねじを外さなくてはなら
ず、作業性が悪い。
【0005】上記した第2の従来技術では、上記した第
1の従来技術の欠点を克服しているが、掛ける側と掛け
られる側とを隙間なく連結するためのものであり、その
ため機器と取付面(壁面)との双方に特殊な形状の係止
部と係止孔をそれぞれ形成する必要があり、構造が複雑
化していた。さらに、取外し方法を知れば、特定の管理
者以外の者であっても機器を取付面(壁面)から取外す
ことができ、特定の管理者以外の者は、かる機器を取付
面から取外せないようにするという要求に応えることは
できない。そこで、本発明の目的は、特定の管理者以外
の者は、機器を取外すことのできない壁掛け式機器の固
定構造を簡単な構造で提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、相互に
係脱可能に連結される2つの枠体とからなるものであっ
て、上記枠体の一方には掛止板が取付けてあり、この掛
止板には、貫通穴部と係止穴部とが穿設してあり、この
貫通穴部は壁面に取付けてある掛止ねじの頭部が貫通可
能であり、上記係止穴部はこの貫通穴部と連通しており
かつ上記掛止ねじの頭部は貫通不能であるが当該掛止ね
じの軸部のみが挿通可能ものである。また、上記枠体の
他方には、上記枠体の一方を上記枠体の他方に連結した
ときに、上記係止穴部に係合状態の上記掛止ねじの頭部
と係合して当該掛止ねじが上記貫通穴部へ移動するのを
阻止する係止部が設けてあるところにある。
【0007】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。図1〜3において、機器1は図示しない印字機構や
時計機械体を内蔵するタイムレコーダであり、2つの枠
体、すなわち下枠1aと上枠1bとからなる。この下枠
1aと上枠1bとは相互に係脱可能に連結されるもので
あって、図2に示すように、下枠1aと上枠1bとを連
結した後、図3に示す上枠1bの上面に設けてある鍵孔
10に鍵(キー)20を差し込んで施錠(ロック)する
ことにより、両者1a,1bの連結が外れないようにな
っている。したがって、この鍵20を特定の管理者のみ
が所有することによって、特定の管理者以外によって下
枠1aと上枠1bとが外されることがないようになって
いる。
【0008】図1,5に示すように、一方の枠体である
下枠1aの上面には、相対向して立設する1対の機械体
フレーム11,11が設けてある。この1対の機械体フ
レーム11,11は、その断面がL字状に屈成している
ものであり、それぞれの内側には、その断面がほぼZ字
状に屈成している掛止板12,12の後端板部12b,
12bが、ねじ13…により取付けてある。
【0009】図1,4に示すように、掛止板12,12
の先端板部12a,12aには、それぞれ上下2個所に
掛止穴14…が穿設してある。この掛止穴14は、大き
な貫通穴部14aを中心とし、この貫通穴部14aから
斜め右上及び斜め左下の両方向に連通する小さな係止穴
部14b,14bとからなっている。貫通穴部14a
は、壁Wに予め固定的に取付けてある掛止ねじ3の頭部
3aが貫通可能な内部形状を有し、係止穴部14b,1
4bは、この掛止ねじの頭部3aは貫通不能であるが、
この掛止ねじの軸部3bのみが挿通可能な内部形状とな
っている。
【0010】上枠1bには、図1,2,5に示すよう
に、下枠1aの掛止板12,12の先端板部12a,1
2aが嵌合可能な内部形状の嵌合凹部21,21が形成
してある。この嵌合凹部21には、係止部22とこの係
止部22と連続し、掛止ねじ3の頭部3aを収納可能な
ねじ頭用凹部23、および掛止板12の屈曲部12cが
貫通するスリット24とが連続して左右に形成してあ
る。係止部22は、図5に示すように、ねじ頭用凹部2
3の側壁22aを具備し、この側壁22aにより、下枠
1aに上枠1bを連結したときに、係止穴部14bに係
合した状態にある掛止ねじ3の頭部3aが貫通穴部14
aの方へ、すなわち図5の左方へ移行するのを阻止する
ようになっている。
【0011】次に、下枠1aおよび上枠1bの連結と、
機器(タイムレコーダ)1を壁Wに掛止する方法につい
て説明する。壁Wには掛止ねじ3…が、下枠1aの掛止
板12の貫通穴部14a…の間隔に一致する間隔をもっ
て予め螺入し、掛止板12の先端板部12aの厚さを残
して固着してある。そこで、下枠1aの掛止板12の貫
通穴部14aに掛止ねじ3の頭部3aを貫通させ、その
ままこの下枠1aを壁Wに対して下方に降下させると図
2,5に示すようにねじの頭部3aは、相対的に斜め上
方向に上昇し、係止穴部14b内に移行して係合する。
【0012】その後、上枠1bの嵌合凹部21,21を
下枠1aの掛止板12,12の先端板部12a,12a
に合せて、上枠1bを下枠1aに嵌合させると、図2,
5に示すように掛止板12,12が嵌合凹部21,21
のスリット24,24を貫通し、壁Wと上枠1bとが密
着した状態となり、さらに掛止ねじ3の頭部3aが、図
4に示すようにねじ頭用凹部23内に位置する。そのた
め、掛止ねじ3の頭部3aは、係止部22,22、すな
わち、ねじ頭用凹部23の側壁22aにより係止穴部1
4bから貫通穴部14aへの移行が阻止される。このた
め、掛止穴14から掛止ねじ3の頭部3aが逸脱するこ
とはなく、その結果、壁Wから機器(タイムレコーダ)
1が外れることがない。壁Wから機器(タイムレコー
ダ)1を取り外すには、まず上枠1bを引き上げて下枠
1aから外した後、この下枠1aを壁Wに対して斜め上
方向に持ち上げると、掛止ねじ3の頭部3aが、それま
で係合していた係止穴部14b(図5)から貫通穴部1
2a内に移行し、その結果、下枠1aをこの掛止ねじ3
の掛止から取外すことができる。
【0013】したがって、本発明では、下枠1aと上枠
1bとからなる機器(タイムレコーダ)1を壁Wに掛止
した状態は、この上枠1bと下枠1aとが連結している
限り保持されるので、上枠1bの上面に設けてある鍵孔
10に鍵20(図3)を差し込んで施錠(ロック)を解
除しない限り、下枠1aと上枠1bとが外れることがな
く、したがって機器(タイムレコーダ)1を壁Wから外
すことはできないようになっている。
【0014】他の実施例について、図6を参照して説明
する。上記した第1の実施例では、上枠1bに嵌合凹部
21が形成してあるが、この嵌合凹部21は、壁Wと機
器(タイムレコーダ)1とを隙間をなく密着させるため
に設けたものであって、必ずしも必要ではなく、この実
施例の上枠31bにはない。すなわち、上枠31bに
は、掛止ねじ3の頭部3aのみを収納可能なねじ頭用凹
部33のみが形成してあり、機械体フレーム11に取付
けてある掛止板12は、その屈曲部12cが上枠31b
のスリット34を貫通し、その先端板部12aが、ねじ
頭用凹部33の前面に位置している。したがって、上枠
31bを下枠(図示せず。)に連結させた状態では、ね
じ頭用凹部33の側壁32aが掛止ねじ3の頭部3aの
係止穴部14bから貫通穴部14aへの移動を阻止する
係止部32となっている。その他の構成および作用は、
上記した第1の実施例と実質的に同一である。
【0015】本実施例では、掛止板12,12を下枠1
b側に固着し、この下枠1aを壁Wに掛止めた後、上枠
1aを連結するようにしているが、これに限定されるも
のではなく、掛止板12,12を上枠1b側に固着し、
この上枠1bを壁Wに掛止めた後、下枠1aを連結する
ようにしてもよい。
【0016】また、掛止ねじ3の頭部3aを収納可能な
ねじ頭用凹部23,33を上枠1bに形成し、このねじ
頭用凹部23,33の側壁を係止部22,32としてい
るがこれに限定されるものではなく、ねじ頭用凹部をな
くして掛止ねじ3の頭部3aが係止穴部14bから貫通
穴部14aへ移行するのを阻止する係止部が設けてあれ
ばよい。
【0017】
【発明の効果】本発明は、従来のように特別な掛止部や
係止穴部を必要とせず、枠体の一方を枠体の他方に掛止
ねじの頭部を利用するだけで確実に連結でき、この連結
状態は枠体の他方をその一方から外さない限り保持でき
るので、特定の管理者以外の者は、機器を取外すことの
できない壁掛け式機器の固定構造を簡単な構造で提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一方の枠体と他方の枠体とを離した状態を示す
正面図である。
【図2】一方の枠体と他方の枠体とを連結させた状態を
示す背面図である。
【図3】一方の枠体と他方の枠体とを連結させた状態を
示す正面斜視図である。
【図4】掛止板の拡大図である。
【図5】図2のA−A線拡大断面図である。
【図6】他の実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 機器(タイムレコーダ) 1a 一方の枠体(下枠) 1b,31b 他方の枠体(上枠) 12 掛止板 14a 貫通穴部 14b 係止穴部 22,32 係止部 3 掛止ねじ 3a 掛止ねじの頭部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互に係脱可能に連結される2つの枠体
    とからなる壁掛け式機器の固定構造であって、 上記枠体の一方には掛止板が取付けてあり、 この掛止板には、壁面に取付けてある掛止ねじの頭部が
    貫通可能な貫通穴部と、この貫通穴部と連通しておりか
    つ上記掛止ねじの頭部は貫通不能であるが当該掛止ねじ
    の軸部のみが挿通可能な係止穴部とが穿設してあり、 上記枠体の他方には、上記枠体の一方を上記枠体の他方
    に連結したときに、上記係止穴部に係合状態の上記掛止
    ねじの頭部と係合して当該掛止ねじが上記貫通穴部へ移
    動するのを阻止する係止部が設けてあることを特徴とす
    る壁掛け式機器の固定構造。
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