JP2784635B2 - 弾性繊維用油剤 - Google Patents
弾性繊維用油剤Info
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- JP2784635B2 JP2784635B2 JP6340720A JP34072094A JP2784635B2 JP 2784635 B2 JP2784635 B2 JP 2784635B2 JP 6340720 A JP6340720 A JP 6340720A JP 34072094 A JP34072094 A JP 34072094A JP 2784635 B2 JP2784635 B2 JP 2784635B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は弾性繊維用油剤に関し、
更に詳しくはポリウレタン弾性繊維製造時、糸走行中に
おけるガイド等への脱落堆積物(スカム)発生が少な
く、かつ繊維同士の膠着性が少なく、解舒性に優れたポ
リウレタン弾性繊維を得るための油剤に関する。
更に詳しくはポリウレタン弾性繊維製造時、糸走行中に
おけるガイド等への脱落堆積物(スカム)発生が少な
く、かつ繊維同士の膠着性が少なく、解舒性に優れたポ
リウレタン弾性繊維を得るための油剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ポリウレタン弾性繊維の製造
方法としては、溶融紡糸、乾式紡糸、湿式紡糸などがあ
るが、いづれの方法でも繊維同士の膠着性が大きいた
め、後加工工程での解舒性の悪さが問題となっている。
方法としては、溶融紡糸、乾式紡糸、湿式紡糸などがあ
るが、いづれの方法でも繊維同士の膠着性が大きいた
め、後加工工程での解舒性の悪さが問題となっている。
【0003】この膠着を防止する方法としては、タル
ク、シリカ、コロイダルアルミナ等の固体微粒子を水性
または油性スラリーとして繊維に付与する方法、高級脂
肪酸の金属塩粉末を水または鉱物油に分散させる方法
(特公昭41ー286号公報)など離型効果を主体とし
た方法やモノアミン化合物(特公昭46ー16312号
公報)、ジアミン化合物(特公昭60ー44425号公
報)、ポリジメチルシロキサンの分岐鎖にアミノ基を付
加させたアミノ変性シリコン(特公昭63ー8233号
公報)などの反応性官能基を有した基剤を鉱物油やジメ
チルポリシロキサンに配合せしめて、糸表面の活性イソ
シアネート基を失活させることで繊維同士の自着作用を
防ぐ方法が提言されている。
ク、シリカ、コロイダルアルミナ等の固体微粒子を水性
または油性スラリーとして繊維に付与する方法、高級脂
肪酸の金属塩粉末を水または鉱物油に分散させる方法
(特公昭41ー286号公報)など離型効果を主体とし
た方法やモノアミン化合物(特公昭46ー16312号
公報)、ジアミン化合物(特公昭60ー44425号公
報)、ポリジメチルシロキサンの分岐鎖にアミノ基を付
加させたアミノ変性シリコン(特公昭63ー8233号
公報)などの反応性官能基を有した基剤を鉱物油やジメ
チルポリシロキサンに配合せしめて、糸表面の活性イソ
シアネート基を失活させることで繊維同士の自着作用を
防ぐ方法が提言されている。
【0004】しかし、前者では固体粒子を使用するた
め、糸道上に脱落堆積物(スカム)が多くみられ、後者
においてもイソシアネート基との反応物が糸道上に脱落
堆積物(スカム)として蓄積する問題が起こっている。
め、糸道上に脱落堆積物(スカム)が多くみられ、後者
においてもイソシアネート基との反応物が糸道上に脱落
堆積物(スカム)として蓄積する問題が起こっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
とするところはポリウレタン弾性繊維を製造する際に、
紡糸から後加工工程におけるスカム発生防止、チーズ上
での繊維同士の膠着防止および解舒性を向上し、紡糸か
ら後加工工程において良好な操業性が得られるポリウレ
タン弾性繊維用油剤を提供することにある。
とするところはポリウレタン弾性繊維を製造する際に、
紡糸から後加工工程におけるスカム発生防止、チーズ上
での繊維同士の膠着防止および解舒性を向上し、紡糸か
ら後加工工程において良好な操業性が得られるポリウレ
タン弾性繊維用油剤を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らはポリウレタ
ン弾性繊維の製造時、紡糸から後加工工程においてスカ
ム発生の少ない繊維用油剤を得るべく鋭意検討した結
果、紡糸工程においてアルコキシシラン類を含有する油
剤を繊維に付着させることで上記問題点が解決すること
を見いだし、本発明に到達した。
ン弾性繊維の製造時、紡糸から後加工工程においてスカ
ム発生の少ない繊維用油剤を得るべく鋭意検討した結
果、紡糸工程においてアルコキシシラン類を含有する油
剤を繊維に付着させることで上記問題点が解決すること
を見いだし、本発明に到達した。
【0007】すなわち本発明は鉱物油および/またはジ
オルガノポリシロキサンと一般式(1)および一般式
(2)で表わされるアルコキシシラン類を含有すること
を特徴とする弾性繊維用油剤に関する。
オルガノポリシロキサンと一般式(1)および一般式
(2)で表わされるアルコキシシラン類を含有すること
を特徴とする弾性繊維用油剤に関する。
【0008】
【0009】(式中、R1は炭素数1〜10のアルキル
基;R2は炭素数1〜20のアルキル基;Y1はアミノ
アルキル基、N−β(アミノエチル)−γ−イミノプロ
ピル基、N−フェニル−γ−イミノプロピル基のうちの
少なくとも1種の基を有する基;Y2はアミノアルキル
基、N−β(アミノエチル)−γ−イミノプロピル基、
N−フェニル−γ−イミノプロピル基、γ−グリシドキ
シプロピル基、β−(3,4−エポキシシクロヘキシ
ル)エチル基のうちの少なくとも1種の基、または、エ
ポキシ基、水酸基、カルボキシル基のうちの少なくとも
1種の基を有する基;lとnは1以上の整数、mは0以
上の整数を表わし、l+m+n=4である。)
基;R2は炭素数1〜20のアルキル基;Y1はアミノ
アルキル基、N−β(アミノエチル)−γ−イミノプロ
ピル基、N−フェニル−γ−イミノプロピル基のうちの
少なくとも1種の基を有する基;Y2はアミノアルキル
基、N−β(アミノエチル)−γ−イミノプロピル基、
N−フェニル−γ−イミノプロピル基、γ−グリシドキ
シプロピル基、β−(3,4−エポキシシクロヘキシ
ル)エチル基のうちの少なくとも1種の基、または、エ
ポキシ基、水酸基、カルボキシル基のうちの少なくとも
1種の基を有する基;lとnは1以上の整数、mは0以
上の整数を表わし、l+m+n=4である。)
【0010】本発明において使用する鉱物油としては、
配合油全体の粘度が100センチストークス(以下cs
tと略)以下である限り任意のものを選んでも良いが、
通常5〜30cstのものが好ましい。粘度が5cst
未満であると揮発性が高く、糸への付着が難しくなる傾
向があり、また30cstを越えると各種油剤成分との
溶解性が難しくなる傾向にある。
配合油全体の粘度が100センチストークス(以下cs
tと略)以下である限り任意のものを選んでも良いが、
通常5〜30cstのものが好ましい。粘度が5cst
未満であると揮発性が高く、糸への付着が難しくなる傾
向があり、また30cstを越えると各種油剤成分との
溶解性が難しくなる傾向にある。
【0011】また、本発明において使用するジオルガノ
ポリシロキサンとしては、ジメチルポリシロキサンやジ
メチルポリシロキサンのメチル基の一部がその他のアル
キル基、フェニル基で置換されたものが挙げられる。い
づれの場合も、配合油全体の粘度が100cst以下で
ある限り任意のものを選んでも良いが、通常3〜30c
stのものが好ましい。粘度が3cst未満であると揮
発性が高く、糸への付着が難しくなる傾向があり、また
30cstを越えると各種油剤成分との溶解性が難しく
なる傾向にある。
ポリシロキサンとしては、ジメチルポリシロキサンやジ
メチルポリシロキサンのメチル基の一部がその他のアル
キル基、フェニル基で置換されたものが挙げられる。い
づれの場合も、配合油全体の粘度が100cst以下で
ある限り任意のものを選んでも良いが、通常3〜30c
stのものが好ましい。粘度が3cst未満であると揮
発性が高く、糸への付着が難しくなる傾向があり、また
30cstを越えると各種油剤成分との溶解性が難しく
なる傾向にある。
【0012】アルコキシシラン類はを示す一般式(1)
において、R1としては、通常、炭素数1〜10の直鎖
または分岐鎖のアルキル基(メチル基、エチル基、プロ
ピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル
基、オクチル基、ノニル基、デシル基、イソプロピル
基、イソブチル基、2−エチルヘキシル基等)が挙げら
れる。これらR1で示される基のうち好ましいものは、
炭素数1〜5の直鎖または分岐鎖アルキル基である。
において、R1としては、通常、炭素数1〜10の直鎖
または分岐鎖のアルキル基(メチル基、エチル基、プロ
ピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル
基、オクチル基、ノニル基、デシル基、イソプロピル
基、イソブチル基、2−エチルヘキシル基等)が挙げら
れる。これらR1で示される基のうち好ましいものは、
炭素数1〜5の直鎖または分岐鎖アルキル基である。
【0013】R2としては、通常、炭素数1〜20の直
鎖または分岐鎖のアルキル基(メチル基、エチル基、プ
ロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチ
ル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル
基、2−エチルデシル基、ドデシル基、トリデシル基、
テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル基、ヘ
プタデシル基、オクタデシル基、ノナデシル基、エイコ
シル基、イソプロピル基、イソブチル基、2−エチルヘ
キシル基等)が挙げられる。これらR2で示される基の
うち好ましいものは、炭素数1〜10の直鎖または分岐
鎖アルキル基である。
鎖または分岐鎖のアルキル基(メチル基、エチル基、プ
ロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチ
ル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル
基、2−エチルデシル基、ドデシル基、トリデシル基、
テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル基、ヘ
プタデシル基、オクタデシル基、ノナデシル基、エイコ
シル基、イソプロピル基、イソブチル基、2−エチルヘ
キシル基等)が挙げられる。これらR2で示される基の
うち好ましいものは、炭素数1〜10の直鎖または分岐
鎖アルキル基である。
【0014】Y1およびY2で表されるイソシアネート
と反応する反応性基としては、アミノ基、イミノ基、エ
ポキシ基、 水酸基、カルボキシル基等のうち少なくと
も一種の基を有する基が挙げられる。これら反応性基の
うち好ましいものは、繊維表面との吸着性良好なアミノ
基、イミノ基、エポキシ基 である。
と反応する反応性基としては、アミノ基、イミノ基、エ
ポキシ基、 水酸基、カルボキシル基等のうち少なくと
も一種の基を有する基が挙げられる。これら反応性基の
うち好ましいものは、繊維表面との吸着性良好なアミノ
基、イミノ基、エポキシ基 である。
【0015】また、これらY1およびY2で表わされる
基としては、炭化水素鎖を有する基(アミノアルキル
基、N−β(アミノエチル)−γ−イミノプロピル基、
N−フェニル−γ−イミノプロピル基、γ−グリシドキ
シプロピル基、β−(3,4−エポキシシクロヘキシ
ル)エチル基 等) が挙げられる。
基としては、炭化水素鎖を有する基(アミノアルキル
基、N−β(アミノエチル)−γ−イミノプロピル基、
N−フェニル−γ−イミノプロピル基、γ−グリシドキ
シプロピル基、β−(3,4−エポキシシクロヘキシ
ル)エチル基 等) が挙げられる。
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】本発明におけるアルコキシシラン類の具体
例としては、例えばN−β(アミノエチル)−γ−イミ
ノプロピルトリメトキシシラン、N−β(アミノエチ
ル)−γ−イミノプロピルメチルジメトキシシラン、γ
−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−フェニル−
γ−イミノプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシド
キシプロピルトリメトキシシラン、β−(3,4−エポ
キシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、 等
が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
例としては、例えばN−β(アミノエチル)−γ−イミ
ノプロピルトリメトキシシラン、N−β(アミノエチ
ル)−γ−イミノプロピルメチルジメトキシシラン、γ
−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−フェニル−
γ−イミノプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシド
キシプロピルトリメトキシシラン、β−(3,4−エポ
キシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、 等
が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
【0021】さらに、ポリエーテル変性シリコン、アミ
ノ変性シリコン、アミド変性シリコン、シリコンレジン
のうち少なくとも一種を含有することにより、繊維同士
の膠着性を小さくし、解舒性を向上させることができ、
本発明の油剤の効果が増大する。
ノ変性シリコン、アミド変性シリコン、シリコンレジン
のうち少なくとも一種を含有することにより、繊維同士
の膠着性を小さくし、解舒性を向上させることができ、
本発明の油剤の効果が増大する。
【0022】該ポリエーテル変性シリコンとしては、通
常ジメチルポリシロキサンの分子鎖にポリエーテル鎖が
結合したものをいい、ポリエーテル鎖の位置が主鎖、側
鎖、末端基として有するもの等が挙げられる。
常ジメチルポリシロキサンの分子鎖にポリエーテル鎖が
結合したものをいい、ポリエーテル鎖の位置が主鎖、側
鎖、末端基として有するもの等が挙げられる。
【0023】該アミノ変性シリコンとしては、通常ジメ
チルポリシロキサンの分子鎖にアミノ基、イミノ基が結
合したものをいい、アミノ基、イミノ基の位置が側鎖、
末端基として有するもの等が挙げられる。
チルポリシロキサンの分子鎖にアミノ基、イミノ基が結
合したものをいい、アミノ基、イミノ基の位置が側鎖、
末端基として有するもの等が挙げられる。
【0024】該アミド変性シリコンとしては、例えば上
述したアミノ変性シリコンのアミノ基と炭素数1〜25
の脂肪酸またはその誘導体とを反応させることで得られ
るアミド化物等が挙げられる。
述したアミノ変性シリコンのアミノ基と炭素数1〜25
の脂肪酸またはその誘導体とを反応させることで得られ
るアミド化物等が挙げられる。
【0025】該シリコンレジンとしては、例えばオルガ
ノシラン類を共加水分解し、重合して得られる三次元構
造をとったポリマー等が挙げられる。
ノシラン類を共加水分解し、重合して得られる三次元構
造をとったポリマー等が挙げられる。
【0026】本発明のアルコキシシラン類を含有する油
剤の粘度は、均一付着、ローラ巻き付き防止のために、
25℃で100cst以下が好ましい。
剤の粘度は、均一付着、ローラ巻き付き防止のために、
25℃で100cst以下が好ましい。
【0027】本発明のアルコキシシラン類の含有量は、
配合油全体の粘度が100cst以下である限り任意の
量を配合しても良いが、通常全油剤に対して0.01〜
15重量%であり、好ましくは0.1〜8重量%であ
る。含有量が0.01重量%未満ではスカム防止効果が
顕著ではなく、また15重量%を超えると油剤全体の粘
度コントロールが難しくなる傾向にある。
配合油全体の粘度が100cst以下である限り任意の
量を配合しても良いが、通常全油剤に対して0.01〜
15重量%であり、好ましくは0.1〜8重量%であ
る。含有量が0.01重量%未満ではスカム防止効果が
顕著ではなく、また15重量%を超えると油剤全体の粘
度コントロールが難しくなる傾向にある。
【0028】ポリエーテル変性シリコン、アミノ変性シ
リコン、アミド変性シリコン、シリコンレジンの含有量
は、配合油全体の粘度が100cst以下である限り任
意の量を配合しても良いが、通常全油剤に対して0.1
〜20重量%であり、好ましくは0.1〜10重量%で
ある。含有量が0.1重量%未満では膠着防止の増強効
果が顕著ではなく、また20重量%を超えると油剤全体
の粘度コントロールが難しくなる傾向にある。
リコン、アミド変性シリコン、シリコンレジンの含有量
は、配合油全体の粘度が100cst以下である限り任
意の量を配合しても良いが、通常全油剤に対して0.1
〜20重量%であり、好ましくは0.1〜10重量%で
ある。含有量が0.1重量%未満では膠着防止の増強効
果が顕著ではなく、また20重量%を超えると油剤全体
の粘度コントロールが難しくなる傾向にある。
【0029】本発明の弾性繊維用油剤には、さらに必要
により膠着防止成分、例えば、タルク、シリカ、コロイ
ダルアルミナ等の鉱物性固体微粒子、あるいは高級脂肪
酸の金属粉末塩、あるいはパラフィン、ポリエチレン等
の常温固体ワックス等や、つなぎ剤として、アルコール
類、脂肪酸エステル類等、本発明のアルコキシシラン類
の性能を損なわない程度に追加配合して良く、追加させ
ることで膠着防止効果を増大させることができる。ま
た、さらに制電剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤等、通常
紡糸油剤に使用される成分を配合することができる。
により膠着防止成分、例えば、タルク、シリカ、コロイ
ダルアルミナ等の鉱物性固体微粒子、あるいは高級脂肪
酸の金属粉末塩、あるいはパラフィン、ポリエチレン等
の常温固体ワックス等や、つなぎ剤として、アルコール
類、脂肪酸エステル類等、本発明のアルコキシシラン類
の性能を損なわない程度に追加配合して良く、追加させ
ることで膠着防止効果を増大させることができる。ま
た、さらに制電剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤等、通常
紡糸油剤に使用される成分を配合することができる。
【0030】本発明の油剤はポリウレタン繊維の紡糸工
程において、紡出後、糸が巻き取られるまでの任意の位
置でローラ給油やノズル給油等で糸に付与させることが
できる。本発明の油剤は、通常ポリウレタン弾性繊維に
対して0.5〜10重量%、好ましくは1〜8重量%付
与させる。
程において、紡出後、糸が巻き取られるまでの任意の位
置でローラ給油やノズル給油等で糸に付与させることが
できる。本発明の油剤は、通常ポリウレタン弾性繊維に
対して0.5〜10重量%、好ましくは1〜8重量%付
与させる。
【0031】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳細に説明
するが、本発明はこれに限定されるものではない。
するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0032】実施例および比較例で得られた油剤を付与
した糸のスカム発生、膠着性の試験法は以下の通りであ
る。 (イ) スカム発生 ポリウレタン繊維の溶融紡糸において、表1の油剤をロ
ーラ給油で油剤付着量がフィラメント重量に対し6%に
なるよう付与させ、300m/分でチーズに巻き取っ
た。紡出開始24時間後の糸道でのスカム発生の有無を
目視にて判定した。 −評価基準− ○:発生無し △:発生有り ×:発生多い (ロ) 膠着性 巻き取ったチーズから10m/分の速度で糸を解舒し、
解舒張力を測定した。解舒張力が小さいほど糸同士の膠
着性が小さいことを示す。これらの結果を表1に示す。
した糸のスカム発生、膠着性の試験法は以下の通りであ
る。 (イ) スカム発生 ポリウレタン繊維の溶融紡糸において、表1の油剤をロ
ーラ給油で油剤付着量がフィラメント重量に対し6%に
なるよう付与させ、300m/分でチーズに巻き取っ
た。紡出開始24時間後の糸道でのスカム発生の有無を
目視にて判定した。 −評価基準− ○:発生無し △:発生有り ×:発生多い (ロ) 膠着性 巻き取ったチーズから10m/分の速度で糸を解舒し、
解舒張力を測定した。解舒張力が小さいほど糸同士の膠
着性が小さいことを示す。これらの結果を表1に示す。
【0033】表1のアルコキシシラン類および変性シリ
コンは下記のものを使用した。 A−1:N−β(アミノエチル)−γ−イミノプロピル
トリメトキシシラン A−2:N−フェニル−γ−イミノプロピルメチルジエ
トキシシラン A−3:γ−グリシドキシプロピルジエトキシシラン
コンは下記のものを使用した。 A−1:N−β(アミノエチル)−γ−イミノプロピル
トリメトキシシラン A−2:N−フェニル−γ−イミノプロピルメチルジエ
トキシシラン A−3:γ−グリシドキシプロピルジエトキシシラン
【0034】アミノ変性シリコン :KF−861
(信越化学株式会社製) ポリエーテル変性シリコン:KF−351(信越化学株
式会社製) アミド変性シリコン :BY16−891(東レ・
ダウコーニング株式会社製) シリコンレジン :SR2400(東レ・ダウ
コーニング株式会社製)
(信越化学株式会社製) ポリエーテル変性シリコン:KF−351(信越化学株
式会社製) アミド変性シリコン :BY16−891(東レ・
ダウコーニング株式会社製) シリコンレジン :SR2400(東レ・ダウ
コーニング株式会社製)
【0035】
【表1】
【0036】表1から明らかなように、本発明のアルコ
キシシラン類を含有した油剤はスカム発生が著しく低減
されることが判る。特に、従来から膠着防止防止効果は
あるものの、スカム発生が問題との指摘があるアミノ変
性シリコンを含有した場合でもアルコキシシラン類の含
有によってスカム発生が低減できることが判る。また、
本発明の実施例1〜4は膠着性に関しても従来の油剤と
同等以上の膠着防止性を有することが判る。
キシシラン類を含有した油剤はスカム発生が著しく低減
されることが判る。特に、従来から膠着防止防止効果は
あるものの、スカム発生が問題との指摘があるアミノ変
性シリコンを含有した場合でもアルコキシシラン類の含
有によってスカム発生が低減できることが判る。また、
本発明の実施例1〜4は膠着性に関しても従来の油剤と
同等以上の膠着防止性を有することが判る。
【0037】
【発明の効果】従来、ポリウレタン繊維を製造する際
に、糸同士の膠着を防止させるような剤を含む油剤で処
理すると、紡糸から後加工工程においてスカムが発生
し、安定な操業性を得ることは出来なかった。しかし、
本発明のアルコキシシラン類を含有する弾性繊維用油剤
を用いて製造する場合には糸道上でのスカム発生が少な
く、かつ糸同士の膠着防止性が優れていることから、ポ
リウレタン弾性繊維を紡糸から後加工工程において安定
な操業性を保ちながら製造することができるものであ
る。
に、糸同士の膠着を防止させるような剤を含む油剤で処
理すると、紡糸から後加工工程においてスカムが発生
し、安定な操業性を得ることは出来なかった。しかし、
本発明のアルコキシシラン類を含有する弾性繊維用油剤
を用いて製造する場合には糸道上でのスカム発生が少な
く、かつ糸同士の膠着防止性が優れていることから、ポ
リウレタン弾性繊維を紡糸から後加工工程において安定
な操業性を保ちながら製造することができるものであ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D06M 13/00 - 15/715
Claims (3)
- 【請求項1】 鉱物油および/またはジオルガノポリシ
ロキサンと一般式(1)で表わされるアルコキシシラン
類を含有することを特徴とする弾性繊維用油剤。 (式中、R1は炭素数1〜10のアルキル基;R2は炭
素数1〜20のアルキル基;Y1はアミノアルキル基、
N−β(アミノエチル)−γ−イミノプロピル基、N−
フェニル−γ−イミノプロピル基のうちの少なくとも1
種の基;lとnは1以上の整数、mは0以上の整数を表
わし、l+m+n=4である。) - 【請求項2】 鉱物油および/またはジオルガノポリシ
ロキサンと一般式(2)で表わされるアルコキシシラン
類を含有することを特徴とする弾性繊維用油剤。 (式中、R1は炭素数1〜10のアルキル基;R2は炭
素数1〜20のアルキル基;Y2はエポキシ基、水酸
基、カルボキシル基のうちの少なくとも1種の基を有す
る基;lとnは1以上の整数、mは0以上の整数を表わ
し、l+m+n=4である。) - 【請求項3】 さらにポリエーテル変性シリコン、アミ
ノ変性シリコン、アミド変性シリコン、シリコンレジン
のうち少なくとも一種を含有する請求項1または2記載
の弾性繊維用油剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6340720A JP2784635B2 (ja) | 1994-11-07 | 1994-11-07 | 弾性繊維用油剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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ID=18339674
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-
1994
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