JP2852887B2 - 弾性繊維用油剤 - Google Patents
弾性繊維用油剤Info
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Description
し、更に詳しくは特定のシリコンレジンを含有する繊維
同士の膠着性が少なく、チーズの内層−外層での解舒性
バランスに優れ、糸走行中におけるガイド等への脱落堆
積物(スカム)発生が少ないポリウレタン弾性繊維を得
るための油剤に関する。
同士の膠着性が大きいため、後加工工程での解舒性の悪
さが問題となっている。
ク、シリカ、コロイダルアルミナ等の固体微粒子を水性
または油性スラリーとして繊維に付与する方法、高級脂
肪酸の金属塩粉末を水または鉱物油に分散させる方法
(特公昭41ー286号公報)など離型効果を主体とし
た方法やポリジメチルシロキサンの分岐鎖にアミノ基を
付加させたアミノ変性シリコン(特公昭63ー8233
号公報)などの反応性官能基を有した基剤を鉱物油やジ
メチルポリシロキサンに配合せしめて、糸表面の活性イ
ソシアネート基を失活させることで繊維同士の自着作用
を防ぐ方法が提言されている。
め、糸への均一付着が困難であり、また糸道上に脱落堆
積物(スカム)が多くみられ操業上の問題となってい
る。後者においては繊維自体を柔らかくし過ぎるために
チーズ上での綾落ち、綾崩れが起こるといった問題が起
きている。この問題を解決する方法として、シリコンレ
ジンを併用する方法(特開平03−51374号公報)
が提言されている。しかし、通常、本用途に使用されて
いるシリコンレジンは一般式(3)で表わされるシロキ
サン単位(D単位)と一般式(4)で表わされるシロキ
サン単位(T単位)を主構成成分とするシリコンレジン
(DTレジン)であり、このDTレジンでは膠着防止性
が不十分であり、またチーズ上での綾落ち、綾崩れを防
止する目的で使用する場合でも5%を越えて添加しなけ
ればその効果は認められず、かつ配合量が多いため、油
剤全体の粘度が上昇するといった問題が生じている。
す)
す)
とするところは油剤粘度を適正範囲に保ちながら繊維同
士の膠着防止、チーズの内層−外層での解舒バランスが
良く、またチーズでの綾落ち、綾崩れを防止し、紡糸か
ら後加工工程においてスカム発生が少ない、良好な操業
性が得られるポリウレタン弾性繊維用油剤を提供するこ
とにある。
膠着防止、チーズでの綾落ち、綾崩れを防止し、紡糸か
ら後加工工程においてスカム発生が少ない、良好な操業
性が得られる繊維用油剤を得るべく鋭意検討した結果、
紡糸工程において特定のシリコンレジン(MQレジン)
を含有する油剤を繊維に付着させることで上記問題点が
解決されることを見いだし、本発明に到達した。
れるシロキサン単位(M単位)と一般式(2)で表わさ
れるシロキサン単位(Q単位)を主構成成分とするシリ
コンレジン(MQレジン)を含有し、該シリコンレジン
のM単位/Q単位の比が0.4〜1.5であることを特
徴とする弾性繊維用油剤である。
たはアリール基を表わす。
数1〜10の直鎖または分岐鎖のアルキル基(メチル
基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘ
キシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル
基、イソプロピル基、イソブチル基、2−エチルヘキシ
ル基等)およびアリール基(フェニル基、トリル基、キ
シリル基、ビフェニル基、ナフチル基、アントリル基、
フェナントリル基等)等が挙げられる。これらR1で示
される基のうち好ましいものは、炭素数1〜5の直鎖ま
たは分岐鎖のアルキル基、およびフェニル基である。
ン)が優れた膠着防止性を発現するためには、その主構
成成分であるM単位/Q単位の比が通常0.4〜1.5
のものが使用される。さらに好ましくは0.5〜1.3
である。M単位/Q単位の比が0.4未満の場合、分子
内の架橋度が大きくなりすぎ、ベースオイル(鉱物油、
ジメチルポリシロキサン等)との相溶性が悪くなり、糸
への付着ムラが生じたり、工程中にスカムが発生するな
どの問題が生じることがある。また、M単位/Q単位の
比が1.5を越えた場合、分子内の架橋度が低くなり十
分な膠着防止機能の発現は困難になることがある。
ン)の含有量としては通常、全油剤に対し0.1〜10
重量%であり、更に好ましくは0.5〜5重量%であ
る。含有量が0.1重量%未満では膠着防止性が不十分
であり、10重量%を越えた場合は油剤全体の粘度が高
くなる傾向にあるため、細デニールの糸を紡糸する際
に、糸切れなどの問題が生じることがある。
レジン)は、水ガラスをQ単位の出発原料とし、トリア
ルキルシリル基(M単位)で末端を封鎖する方法等で製
造することが出来る。
含有する油剤の粘度は、均一付着、ローラ巻き付き防止
のために、25℃で100cst以下が好ましい。
含有する油剤のベースオイルとしては、紡糸から後加工
工程での各種ローラーまたはガイド類との摩擦低減のた
めに、通常、鉱物油および/またはジオルガノポリシロ
キサンの使用が好ましい。
は、配合油全体の粘度が25℃で100cst以下であ
る限り任意のものを選んでも良いが、通常25℃におけ
る粘度が3〜50cstのものが好ましい。粘度が3c
st未満であると揮発性が高く、糸への付着が難しくな
る傾向があり、また50cstを越えると配合油全体の
粘度コントロールが難しくなることがある。
シロキサンとしては、ジメチルポリシロキサンやジメチ
ルポリシロキサンのメチル基の一部がその他のアルキル
基、フェニル基で置換されたもの等が挙げられる。いづ
れの場合も、配合油剤の粘度が25℃で100cst以
下である限り任意のものを選んでも良いが、通常25℃
における粘度が3〜50cstのものが好ましい。粘度
が3cst未満であると揮発性が高く、糸への付着が難
しくなることがあり、また、50cstを越えると配合
油全体の粘度コントロールが難しくなることがある。
により膠着防止成分、例えば、タルク、シリカ、コロイ
ダルアルミナ等の鉱物性固体微粒子、あるいは高級脂肪
酸の金属粉末塩、あるいはパラフィン、ポリエチレン等
の常温固体ワックス、ポリエーテル変性シリコン、アミ
ノ変性シリコン、エポキシ変性シリコン、シリコンレジ
ン(DTレジン)等の変性シリコンや、つなぎ剤とし
て、アルコール類、脂肪酸エステル類等、本発明のシリ
コンレジン(MQレジン)類の性能を損なわない程度に
追加配合して良く、追加させることで膠着防止効果を増
大させることができる。また、さらに制電剤、酸化防止
剤、紫外線吸収剤等、通常紡糸油剤に使用される成分を
配合することができる。
維の紡糸工程において、紡出後、糸が巻き取られるまで
の任意の位置でローラ給油やノズル給油等で糸に付与さ
せることができる。本発明の油剤は、通常ポリウレタン
弾性繊維に対して0.5〜10重量%、好ましくは1〜
8重量%付与させる。
詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものでは
ない。
および油剤を付与した糸のスカム発生、膠着性の試験法
は以下の通りである。 (イ) 油剤外観 調整した油剤について外観を目視にて判定した。 −評価基準− ○:透明液状 ×:濁 (ロ) スカム発生 ポリウレタン繊維の溶融紡糸において、調整した油剤を
ローラ給油で油剤付着量がフィラメント重量に対し6%
になるよう付与させ、300m/分でチーズに巻き取
り、40dのポリウレタン繊維を得た。紡出開始24時
間後の糸道でのスカム発生の有無を目視にて判定した。 −評価基準− ○:発生無し △:発生有り ×:発生多い (ハ) 膠着性 巻き取ったチーズから10m/分の速度で糸を解舒し、
チーズの内層、外層での解舒張力を測定した。解舒張力
が小さいほど糸同士の膠着性が小さいことを示す。
0部にすることで本発明の弾性繊維用油剤を調整した。
油剤外観、スカム、膠着性の評価結果を併せて表1に示
す。
た。
−877(東レ・ダウコーニング株式会社製) アミノ変性シリコン :KF−861(信越化
学株式会社製) ポリエーテル変性シリコン :KF−351(信越化
学株式会社製) エポキシ変性シリコン :SF−8413(東レ
・ダウコーニング株式会社製)
ンレジン類(MQレジン)を含有した油剤はチーズの内
層と外層との間で解舒張力に差が少なく、内層−外層の
解舒バランスが良好であることが判る。
してもスカム発生が著しく低減されることが判る。
に、糸同士の膠着を防止させるような剤を含む油剤で処
理すると、紡糸から後加工工程においてスカムが発生
し、安定な操業性を得ることは出来なかった。しかし、
本発明のシリコンレジン類(MQレジン)を含有する弾
性繊維用油剤を用いて製造する場合には糸道上でのスカ
ム発生が少なく、かつ糸同士の膠着防止性、特にチーズ
の内層−外層での解舒バランスが優れていることから、
ポリウレタン弾性繊維を紡糸から後加工工程において安
定な操業性を保ちながら製造することができるものであ
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 一般式(1)で表わされるシロキサン単
位(M単位)と一般式(2)で表わされるシロキサン単
位(Q単位)を主構成成分とするシリコンレジン(MQ
レジン)を含有し、該シリコンレジンのM単位/Q単位
の比が0.4〜1.5であることを特徴とする弾性繊維
用油剤。 【化1】 (R1)3−Si−O− (1) (R1は炭素数1〜10のアルキル基またはアリール基
を表わす) 【化2】 - 【請求項2】 該シリコンレジンの含有量が全油剤に対
して0.1〜10重量%である請求項1記載の弾性繊維
用油剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7251771A JP2852887B2 (ja) | 1995-09-04 | 1995-09-04 | 弾性繊維用油剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7251771A JP2852887B2 (ja) | 1995-09-04 | 1995-09-04 | 弾性繊維用油剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0978460A JPH0978460A (ja) | 1997-03-25 |
| JP2852887B2 true JP2852887B2 (ja) | 1999-02-03 |
Family
ID=17227682
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7251771A Expired - Fee Related JP2852887B2 (ja) | 1995-09-04 | 1995-09-04 | 弾性繊維用油剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2852887B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6858609B2 (ja) * | 2017-03-24 | 2021-04-14 | 松本油脂製薬株式会社 | 弾性繊維用処理剤及び弾性繊維 |
| JP7259127B1 (ja) * | 2022-12-08 | 2023-04-17 | 松本油脂製薬株式会社 | 弾性繊維用処理剤及びその利用 |
-
1995
- 1995-09-04 JP JP7251771A patent/JP2852887B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JPH0978460A (ja) | 1997-03-25 |
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