JP2788179B2 - 熱間鍛造用金型の電食防止構造 - Google Patents
熱間鍛造用金型の電食防止構造Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱間鍛造成形時に発生
する電位差によって金型の各構成部材が電食することを
防止するための熱間鍛造用金型の電食防止構造に関す
る。
する電位差によって金型の各構成部材が電食することを
防止するための熱間鍛造用金型の電食防止構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車部品であるクランクシャ
フト等の鍛造品は、一般的に、素材を相当高温(その再
結晶温度以上)に加熱した状態で下型(型部材)と上型
(型部材)により加圧する、所謂、熱間鍛造成形法によ
って成形されている。この種の熱間鍛造成形に用いられ
る金型においては、通常、型部材の冷却および潤滑を行
うために、冷却水(冷却媒体)や離型剤を塗布する作業
が行われている。
フト等の鍛造品は、一般的に、素材を相当高温(その再
結晶温度以上)に加熱した状態で下型(型部材)と上型
(型部材)により加圧する、所謂、熱間鍛造成形法によ
って成形されている。この種の熱間鍛造成形に用いられ
る金型においては、通常、型部材の冷却および潤滑を行
うために、冷却水(冷却媒体)や離型剤を塗布する作業
が行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記冷却水
や離型剤は、金型とダイセットの合わせ面に形成される
間隙に溥膜状に付着して残存し易く、熱間鍛造成形作業
に伴う振動や摩擦等により帯電し帯電量に差が生じる
と、金型内に電位差が生じてこの金型内の型構成が密と
なっている部位に電気的腐食(以下、電食という)が発
生してしまう。具体的には、下型および上型とこれらを
保持するダイプレートの合わせ面、このダイプレートと
ベースプレートの合わせ面、およびこのベースプレート
とダイセットの合わせ面等に電食が発生し易い。このた
め、上記各合わせ面に電食による凹凸が形成されてしま
い、鍛造品の品質が劣化するとともに、該合わせ面の補
修作業が頻繁に必要となって作業性が低下するという問
題が指摘されている。
や離型剤は、金型とダイセットの合わせ面に形成される
間隙に溥膜状に付着して残存し易く、熱間鍛造成形作業
に伴う振動や摩擦等により帯電し帯電量に差が生じる
と、金型内に電位差が生じてこの金型内の型構成が密と
なっている部位に電気的腐食(以下、電食という)が発
生してしまう。具体的には、下型および上型とこれらを
保持するダイプレートの合わせ面、このダイプレートと
ベースプレートの合わせ面、およびこのベースプレート
とダイセットの合わせ面等に電食が発生し易い。このた
め、上記各合わせ面に電食による凹凸が形成されてしま
い、鍛造品の品質が劣化するとともに、該合わせ面の補
修作業が頻繁に必要となって作業性が低下するという問
題が指摘されている。
【0004】本発明は、この種の問題を解決するための
ものであり、簡単な構成で型部材およびダイセットの合
わせ面の電食を確実かつ容易に防止することができ、鍛
造品質および作業性の向上が可能な熱間鍛造用金型の電
食防止構造を提供することを目的とする。
ものであり、簡単な構成で型部材およびダイセットの合
わせ面の電食を確実かつ容易に防止することができ、鍛
造品質および作業性の向上が可能な熱間鍛造用金型の電
食防止構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、加熱された素材に型部材を介して鍛造
成形を施す一方、冷却媒体および潤滑剤を用いて前記型
部材の冷却および潤滑を行う熱間鍛造用金型において、
前記鍛造成形時に発生する電位差により前記金型が電気
的に腐食することを防止するための電食防止構造であっ
て、前記型部材を保持するプレート部と該プレート部に
接触するダイセット部の合わせ面の一方の面に埋設され
るとともに、該合わせ面の他方の面に接触する埋設部材
を備え、前記埋設部材は、前記金型の各構成部材よりも
比抵抗が小さくかつ電気的に腐食し易い材料で形成され
ることを特徴とする。
めに、本発明は、加熱された素材に型部材を介して鍛造
成形を施す一方、冷却媒体および潤滑剤を用いて前記型
部材の冷却および潤滑を行う熱間鍛造用金型において、
前記鍛造成形時に発生する電位差により前記金型が電気
的に腐食することを防止するための電食防止構造であっ
て、前記型部材を保持するプレート部と該プレート部に
接触するダイセット部の合わせ面の一方の面に埋設され
るとともに、該合わせ面の他方の面に接触する埋設部材
を備え、前記埋設部材は、前記金型の各構成部材よりも
比抵抗が小さくかつ電気的に腐食し易い材料で形成され
ることを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明に係る熱間鍛造用金型の電食防止構造で
は、金型内のプレート部とダイセット部の合わせ面に対
応してこれらより比抵抗が小さくかつ電気的に腐食し易
い埋設部材が設けられるため、鍛造成形時に前記金型内
に電位差が発生すると、前記埋設部材に電食が集中す
る。従って、金型内の各合わせ面の電食を確実に防止す
ることができ、前記金型の耐用性が向上するとともに、
鍛造品の品質を有効に維持することが可能になる。ま
た、電食した埋設部材を新たな埋設部材に交換するだけ
でよく、作業性が向上する。
は、金型内のプレート部とダイセット部の合わせ面に対
応してこれらより比抵抗が小さくかつ電気的に腐食し易
い埋設部材が設けられるため、鍛造成形時に前記金型内
に電位差が発生すると、前記埋設部材に電食が集中す
る。従って、金型内の各合わせ面の電食を確実に防止す
ることができ、前記金型の耐用性が向上するとともに、
鍛造品の品質を有効に維持することが可能になる。ま
た、電食した埋設部材を新たな埋設部材に交換するだけ
でよく、作業性が向上する。
【0007】
【実施例】本発明に係る熱間鍛造用金型の電食防止構造
についてこれを組み込む金型との関連で実施例を挙げ、
添付の図面を参照して以下詳細に説明する。
についてこれを組み込む金型との関連で実施例を挙げ、
添付の図面を参照して以下詳細に説明する。
【0008】図1において、参照数字10は、本実施例
に係る電食防止構造が組み込まれる熱間鍛造用金型を示
す。この金型10は、熱間鍛造成形工程に従って矢印A
方向に順次配設される潰し用第1型部材12と、荒成形
用第2型部材14と、仕上げ成形用第3型部材16と、
トリミング型部材18とを備え、これらは下ダイセット
(ダイセット部)20と上ダイセット(ダイセット部)
22の間に配設されている。
に係る電食防止構造が組み込まれる熱間鍛造用金型を示
す。この金型10は、熱間鍛造成形工程に従って矢印A
方向に順次配設される潰し用第1型部材12と、荒成形
用第2型部材14と、仕上げ成形用第3型部材16と、
トリミング型部材18とを備え、これらは下ダイセット
(ダイセット部)20と上ダイセット(ダイセット部)
22の間に配設されている。
【0009】第1型部材12は、下型24aと上型26
aとを有し、この下型24aとこの上型26aの間に
は、図示しない素材に潰し加工を施すために鍛造品であ
るクランクシャフトWの潰し成形用形状に応じた第1キ
ャビテイ28aが形成される。第2および第3型部材1
4、16は、第1型部材12と同様に下型24b、24
cと、上型26b、26cとを有する。下型24bと上
型26bの間にクランクシャフトWの荒成形用形状に応
じた第2キャビテイ28bが形成され、下型24cと上
型26cの間にこのクランクシャフトWの仕上げ成形用
形状に応じた第3キャビテイ28cが形成される。トリ
ミング型部材18は、クランクシャフトWのトリミング
を行う下パンチ30、上パンチ32と下型34、上型3
6とを備える。
aとを有し、この下型24aとこの上型26aの間に
は、図示しない素材に潰し加工を施すために鍛造品であ
るクランクシャフトWの潰し成形用形状に応じた第1キ
ャビテイ28aが形成される。第2および第3型部材1
4、16は、第1型部材12と同様に下型24b、24
cと、上型26b、26cとを有する。下型24bと上
型26bの間にクランクシャフトWの荒成形用形状に応
じた第2キャビテイ28bが形成され、下型24cと上
型26cの間にこのクランクシャフトWの仕上げ成形用
形状に応じた第3キャビテイ28cが形成される。トリ
ミング型部材18は、クランクシャフトWのトリミング
を行う下パンチ30、上パンチ32と下型34、上型3
6とを備える。
【0010】下ダイセット20上には、下ベースプレー
ト(プレート部)38が配設され、この下ベースプレー
ト38上に、第1ダイプレート40と第2ダイプレート
42と第3ダイプレート44とダイプレート46を介し
てロアダイプレート48が矢印A方向に順次配設されて
いる。
ト(プレート部)38が配設され、この下ベースプレー
ト38上に、第1ダイプレート40と第2ダイプレート
42と第3ダイプレート44とダイプレート46を介し
てロアダイプレート48が矢印A方向に順次配設されて
いる。
【0011】第1ダイプレート40には、第1型部材1
2を構成する下型24aが載置されるとともに、ノック
アウトバー50aに固着された複数のノックアウトピン
52aがスプリング54aを介して前記下型24aに対
し進退自在に配設される。第2および第3ダイプレート
42、44には、第1ダイプレート40と同様に第2お
よび第3型部材14、16を構成する下型24b、24
cが載置され、ノックアウトバー50b、50cに固着
されたノックアウトピン52b、52cがスプリング5
4b、54cを介して前記下型24b、24cに対し進
退自在に配設される。
2を構成する下型24aが載置されるとともに、ノック
アウトバー50aに固着された複数のノックアウトピン
52aがスプリング54aを介して前記下型24aに対
し進退自在に配設される。第2および第3ダイプレート
42、44には、第1ダイプレート40と同様に第2お
よび第3型部材14、16を構成する下型24b、24
cが載置され、ノックアウトバー50b、50cに固着
されたノックアウトピン52b、52cがスプリング5
4b、54cを介して前記下型24b、24cに対し進
退自在に配設される。
【0012】上ダイセット22には、上ベースプレート
(プレート部)56が設けられる。この上ベースプレー
ト56側の構成は、前記下ベースプレート38側と同様
であり、同一の構成要素には同一の参照符号を付してそ
の詳細な説明は省略する。
(プレート部)56が設けられる。この上ベースプレー
ト56側の構成は、前記下ベースプレート38側と同様
であり、同一の構成要素には同一の参照符号を付してそ
の詳細な説明は省略する。
【0013】このように構成される金型10において、
下ダイセット20と下ベースプレート38の合わせ面5
8aおよび上ダイセット22と上ベースプレート56の
合わせ面58bに、本実施例に係る電食防止構造60が
組み込まれる。この電食防止構造60は、下ダイセット
20側の面20aに埋設されて下ベースプレート38側
の面38aに接触する複数の埋設部材62と、上ダイセ
ット22側の面22aに埋設されて上ベースプレート5
6側の面56aに接触する複数の埋設部材64とを備え
る。
下ダイセット20と下ベースプレート38の合わせ面5
8aおよび上ダイセット22と上ベースプレート56の
合わせ面58bに、本実施例に係る電食防止構造60が
組み込まれる。この電食防止構造60は、下ダイセット
20側の面20aに埋設されて下ベースプレート38側
の面38aに接触する複数の埋設部材62と、上ダイセ
ット22側の面22aに埋設されて上ベースプレート5
6側の面56aに接触する複数の埋設部材64とを備え
る。
【0014】埋設部材62、64は、円柱状を有すると
ともに、下ダイセット20、下ベースプレート38およ
び上ダイセット22、上ベースプレート56等の金型1
0の各構成部材よりも比抵抗が小さくかつ電気的に腐食
し易い材料で形成される。具体的には、下ダイセット2
0、下ベースプレート38および上ダイセット22、上
ベースプレート56等が鉄系材料で形成されているた
め、埋設部材62、64を亜鉛(Zn)で形成すればよ
い。
ともに、下ダイセット20、下ベースプレート38およ
び上ダイセット22、上ベースプレート56等の金型1
0の各構成部材よりも比抵抗が小さくかつ電気的に腐食
し易い材料で形成される。具体的には、下ダイセット2
0、下ベースプレート38および上ダイセット22、上
ベースプレート56等が鉄系材料で形成されているた
め、埋設部材62、64を亜鉛(Zn)で形成すればよ
い。
【0015】そこで、金型10によりクランクシャフト
Wを熱間鍛造成形する場合、まず、図示しない素材が所
定の温度に加熱された状態で第1型部材12の第1キャ
ビテイ28aに配置され、下型24aと上型26aとを
介して前記素材が加圧され、潰し成形が行われる。
Wを熱間鍛造成形する場合、まず、図示しない素材が所
定の温度に加熱された状態で第1型部材12の第1キャ
ビテイ28aに配置され、下型24aと上型26aとを
介して前記素材が加圧され、潰し成形が行われる。
【0016】次いで、この潰し成形品は、搬送手段(図
示せず)に把持されて矢印A方向に搬送され、第2型部
材14の第2キャビテイ28bに配置される。第2キャ
ビテイ28b内の潰し成形品は、下型24bおよび上型
26bの押圧作用下に荒成形が施された後、第3型部材
16の第3キャビテイ28cに移送され、下型24cお
よび上型26cを介して仕上げ成形が遂行される。そし
て、仕上げ成形品がトリミング型部材18に搬入され、
所定のトリミング加工が行われて鍛造品としてのクラン
クシャフトWが得られる。
示せず)に把持されて矢印A方向に搬送され、第2型部
材14の第2キャビテイ28bに配置される。第2キャ
ビテイ28b内の潰し成形品は、下型24bおよび上型
26bの押圧作用下に荒成形が施された後、第3型部材
16の第3キャビテイ28cに移送され、下型24cお
よび上型26cを介して仕上げ成形が遂行される。そし
て、仕上げ成形品がトリミング型部材18に搬入され、
所定のトリミング加工が行われて鍛造品としてのクラン
クシャフトWが得られる。
【0017】ところで、上記の熱間鍛造成形作業中、第
1乃至第3型部材12、14および16を構成する下型
24a乃至24cと上型26a乃至26cの合わせ面に
は、冷却水および潤滑剤が塗布されてこの合わせ面の冷
却および潤滑処理が行われている。このため、前記合わ
せ面の間隙には、冷却水および潤滑剤が薄膜状に付着し
たまま残存してしまい、熱間鍛造成形に伴う振動や摩擦
等により帯電して下型24a乃至24cと上型26a乃
至26cの間で電位差が生じ易い。これにより、型構成
が密な部位、すなわち、下型24a乃至24cおよび上
型26a乃至26cと第1乃至第3ダイプレート40、
42および44の各合わせ面P1、P2と、前記第1乃
至第3ダイプレート40、42および44と下ベースプ
レート38および上ベースプレート56の各合わせ面P
3、P4と、ノックアウトバー50aと下ダイセット2
0および上ダイセット22の各合わせ面P5、P6と、
合わせ面58a、58b等に電食が発生し易い。
1乃至第3型部材12、14および16を構成する下型
24a乃至24cと上型26a乃至26cの合わせ面に
は、冷却水および潤滑剤が塗布されてこの合わせ面の冷
却および潤滑処理が行われている。このため、前記合わ
せ面の間隙には、冷却水および潤滑剤が薄膜状に付着し
たまま残存してしまい、熱間鍛造成形に伴う振動や摩擦
等により帯電して下型24a乃至24cと上型26a乃
至26cの間で電位差が生じ易い。これにより、型構成
が密な部位、すなわち、下型24a乃至24cおよび上
型26a乃至26cと第1乃至第3ダイプレート40、
42および44の各合わせ面P1、P2と、前記第1乃
至第3ダイプレート40、42および44と下ベースプ
レート38および上ベースプレート56の各合わせ面P
3、P4と、ノックアウトバー50aと下ダイセット2
0および上ダイセット22の各合わせ面P5、P6と、
合わせ面58a、58b等に電食が発生し易い。
【0018】しかしながら、本実施例では、合わせ面5
8a、58bに対応して下ダイセット20および上ダイ
セット22の面20a、22aに埋設部材62、64が
埋設されている。そして、この埋設部材62、64は、
第1乃至第3型部材12、14および16、第1乃至第
3ダイプレート40、42および44、ノックアウトバ
ー50aおよび下ベースプレート38、上ベースプレー
ト56等の金型10の各構成部材よりも比抵抗が小さく
かつ電気的に腐食し易い材料、例えば、亜鉛で形成され
ている。
8a、58bに対応して下ダイセット20および上ダイ
セット22の面20a、22aに埋設部材62、64が
埋設されている。そして、この埋設部材62、64は、
第1乃至第3型部材12、14および16、第1乃至第
3ダイプレート40、42および44、ノックアウトバ
ー50aおよび下ベースプレート38、上ベースプレー
ト56等の金型10の各構成部材よりも比抵抗が小さく
かつ電気的に腐食し易い材料、例えば、亜鉛で形成され
ている。
【0019】このため、金型10内で電位差が生じる
と、埋設部材62、64に電食が集中し、合わせ面P1
乃至P6および合わせ面58a、58bに電食が発生す
ることを確実かつ可及的に防止することができるという
効果が得られる。特に、円柱状の埋設部材62、64を
面20a、22aに埋設するだけでよく、電食防止構造
60全体が簡素化するとともに、前記埋設部材62、6
4が電食した後に新たな埋設部材62、64と交換すれ
ばよく、作業性が向上するという利点がある。
と、埋設部材62、64に電食が集中し、合わせ面P1
乃至P6および合わせ面58a、58bに電食が発生す
ることを確実かつ可及的に防止することができるという
効果が得られる。特に、円柱状の埋設部材62、64を
面20a、22aに埋設するだけでよく、電食防止構造
60全体が簡素化するとともに、前記埋設部材62、6
4が電食した後に新たな埋設部材62、64と交換すれ
ばよく、作業性が向上するという利点がある。
【0020】しかも、合わせ面P1乃至P6および合わ
せ面58a、58bに電食による凹凸が形成されること
がないため、金型10の耐用性が一挙に向上し、かつ鍛
造品の品質を有効に維持することが可能になる。また、
これに伴い、鍛造品の製造コストが有効に削減されると
いう効果もある。
せ面58a、58bに電食による凹凸が形成されること
がないため、金型10の耐用性が一挙に向上し、かつ鍛
造品の品質を有効に維持することが可能になる。また、
これに伴い、鍛造品の製造コストが有効に削減されると
いう効果もある。
【0021】
【発明の効果】本発明に係る熱間鍛造用金型の電食防止
構造によれば、以下の効果乃至利点が得られる。
構造によれば、以下の効果乃至利点が得られる。
【0022】金型内のプレート部とダイセット部の合わ
せ面に対応してこれらより比抵抗が小さくかつ電気的に
腐食し易い埋設部材が設けられるため、鍛造成形時に前
記金型内に電位差が発生すると、前記埋設部材に電食が
集中する。従って、金型内の各合わせ面に電食が生じる
ことを確実に防止することができ、前記金型の耐用性が
向上するとともに、鍛造品の品質を有効に維持すること
が可能になる。また、電食した埋設部材を新たな埋設部
材と交換するだけでよく、作業性が向上する。
せ面に対応してこれらより比抵抗が小さくかつ電気的に
腐食し易い埋設部材が設けられるため、鍛造成形時に前
記金型内に電位差が発生すると、前記埋設部材に電食が
集中する。従って、金型内の各合わせ面に電食が生じる
ことを確実に防止することができ、前記金型の耐用性が
向上するとともに、鍛造品の品質を有効に維持すること
が可能になる。また、電食した埋設部材を新たな埋設部
材と交換するだけでよく、作業性が向上する。
【図1】本発明の実施例に係る電食防止構造を組み込む
熱間鍛造用金型の概略構成図である。
熱間鍛造用金型の概略構成図である。
10…金型 12、14、1
6…型部材 24a〜24c…下型 26a〜26c
…上型 28a〜28c…キャビテイ 38…下ベース
プレート 40、42、44…ダイプレート 56…上ベース
プレート 58a、58b…合わせ面 60…電食防止
構造 62、64…埋設部材 P1〜P6…合
わせ面 W…クランクシャフト
6…型部材 24a〜24c…下型 26a〜26c
…上型 28a〜28c…キャビテイ 38…下ベース
プレート 40、42、44…ダイプレート 56…上ベース
プレート 58a、58b…合わせ面 60…電食防止
構造 62、64…埋設部材 P1〜P6…合
わせ面 W…クランクシャフト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 太田 敏夫 栃木県真岡市松山町19 本田技研工業株 式会社 栃木製作所内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B21J 13/02
Claims (1)
- 【請求項1】加熱された素材に型部材を介して鍛造成形
を施す一方、冷却媒体および潤滑剤を用いて前記型部材
の冷却および潤滑を行う熱間鍛造用金型において、前記
鍛造成形時に発生する電位差により前記金型が電気的に
腐食することを防止するための電食防止構造であって、 前記型部材を保持するプレート部と該プレート部に接触
するダイセット部の合わせ面の一方の面に埋設されると
ともに、該合わせ面の他方の面に接触する埋設部材を備
え、 前記埋設部材は、前記金型の各構成部材よりも比抵抗が
小さくかつ電気的に腐食し易い材料で形成されることを
特徴とする熱間鍛造用金型の電食防止構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP163894A JP2788179B2 (ja) | 1994-01-12 | 1994-01-12 | 熱間鍛造用金型の電食防止構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP163894A JP2788179B2 (ja) | 1994-01-12 | 1994-01-12 | 熱間鍛造用金型の電食防止構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07204773A JPH07204773A (ja) | 1995-08-08 |
| JP2788179B2 true JP2788179B2 (ja) | 1998-08-20 |
Family
ID=11507076
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP163894A Expired - Fee Related JP2788179B2 (ja) | 1994-01-12 | 1994-01-12 | 熱間鍛造用金型の電食防止構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2788179B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6123809B2 (ja) * | 2015-01-08 | 2017-05-10 | マツダ株式会社 | 鍛造用金型構造 |
-
1994
- 1994-01-12 JP JP163894A patent/JP2788179B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07204773A (ja) | 1995-08-08 |
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