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JP2807157B2 - 高圧気中開閉器 - Google Patents
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JP2807157B2 - 高圧気中開閉器 - Google Patents

高圧気中開閉器

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JP2807157B2
JP2807157B2 JP29903293A JP29903293A JP2807157B2 JP 2807157 B2 JP2807157 B2 JP 2807157B2 JP 29903293 A JP29903293 A JP 29903293A JP 29903293 A JP29903293 A JP 29903293A JP 2807157 B2 JP2807157 B2 JP 2807157B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、絶縁性にすぐれ小形軽
量化が可能な高圧気中開閉器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の高圧気中開閉器は、図4に示すよ
うに、金属製の外箱1内に固定接触子7を消弧筒17と
ともに支持・固定するともに、可動接触子9を同軸上に
支持した絶縁シャフト10を回動自在に支持する。同様
に、外箱1内に耐雷素子13、電圧検出素子(PT)1
4を収納して固定する。また、外箱1を貫通してブッシ
ング4が配設され、外箱1内のブッシング4の外周部
に、電流検出素子(CT)15を嵌着する。このように
構成された高圧気中開閉器は、内部の充電部と接地電位
である外箱1との間の絶縁を補強するため、図5に示す
ような板状の絶縁バリヤ12が組み込まれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の構造をした高圧気中開閉器は、各構成部品を外箱1の
内部に組み込むのに専用の工具を用いた手作業により行
われており、部品組付けの機械化が困難である。しか
も、開閉部を構成する固定接触子7と可動接触子9の嵌
合精度が外箱1の製罐精度に依存するため、開閉部の嵌
合を調整する必要があった。
【0004】このように、従来の高圧気中開閉器は、手
作業により部品の組付けを行うため、外箱1の内部に作
業用の空間を確保する必要があり、外箱1の小形化が不
可能であるとともに、製造コストが高くなると言う問題
があった。また、絶縁バリヤ12も、板状の分割された
部材を組み合わせる構造であるため、充電部と外箱1と
の間を完全に分離できず、外箱1を小形化した場合、雷
インパルス試験をすると洩面閃絡の発生が確認されてし
まい、絶縁性が不十分であるという問題があった。
【0005】特に、高圧気中開閉器が使用される架空配
電線の開閉器設置工事では、無停電工法が要求されるた
め、工事の機械化や工事時間の短縮が必要とされ、従来
以上に高圧気中開閉器の小型軽量化が要求されてきた。
これらの対策として、絶縁性にすぐれたガス開閉器の代
替も考えられるが、ガス開閉器は気中開閉器に比べ、外
箱の密封性や、ガス漏れ検出、さらには鎖錠装置の追加
等のため高価になる。しかも、耐雷素子の内蔵ができな
い等の欠点がある。本発明は上記問題点を解決するため
になされたもので、その目的とするところは、絶縁性能
を向上させるとともに、部品組付けの機械化および小形
化が可能な高圧気中開閉器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、対向する側面に相ごとのブッシングを貫
通させた外箱の内部に各固定接触子を支持固定するとと
もに、相ごとの可動接触子を嵌装した絶縁シャフトを外
部からの回動を自在にして外箱に軸支した高圧気中開閉
器において、絶縁材により四方側面部および底面部を有
する箱形に形成されるとともに内側を固定接触子の支持
固定部とし、外箱の内側に組み込まれる絶縁フレーム
と、絶縁フレームに形成されて絶縁シャフトを軸支する
軸受け孔と、絶縁フレームの内部に組み込まれた相ごと
の固定接触子と可動接触子との開閉部を互いに絶縁する
ために絶縁フレームと一体的に形成された隔壁と、外箱
のブッシングに対向する位置の絶縁フレーム外側に絶縁
フレームと一体の同軸状の2つの円筒部により形成さ
れ、円筒状のブッシング端部と内外で間隙を介して嵌合
する嵌合部と、となりあう嵌合部の間の絶縁フレーム表
面に導電性薄板を張り付けて形成されるとともにその下
端が外箱に接続される接地極とを備えたことを特徴とす
る。
【0007】
【作用】本発明においては、絶縁材により四方側面部お
よび底面部を有する箱形に形成された絶縁フレームが外
箱の内側に組み込まれ、その内側に固定接触子が支持・
固定される。絶縁フレームに形成された軸受け孔により
絶縁シャフトが軸支される。絶縁フレームに一体的に形
成された隔壁により、絶縁フレームの内部に組み込まれ
た固定接触子と可動接触子との開閉部がそれぞれ他相の
開閉部と隔離される。
【0008】外箱のブッシングに対向する位置の絶縁フ
レーム外側に絶縁フレームと一体の同軸状の2つの円筒
部により形成された嵌合部に、円筒状をしたブッシング
端部が内外で間隙を介して嵌合されると、その嵌合部の
間隙に形成される閃絡経路が往復して重なりその分絶縁
距離が長くなる。絶縁フレームのとなりあう嵌合部間の
表面と外箱との間に導電性薄板を張り付けて接地極が形
成されたことにより、万一、相間を絶縁する絶縁フレー
ムが破損、劣化した場合に、地絡が先行され、相間短絡
への移行が回避できる。
【0009】
【実施例】以下、図に沿って本発明の実施例を説明す
る。図1は本発明の実施例の一部を切欠いて示した斜視
図であり、図2は図1の外箱を除いて示した分解斜視図
である。図において、21は金属製の外箱であり、外箱
21の内側に上面が開口した箱状の絶縁フレーム2が組
み込まれる。絶縁フレーム2は、線膨張率および成形収
縮率の少ない材質を用いて一体成形により製作される。
この実施例では、材質を不飽和ポリエステル系GFRP
としたバルク状射出成形(BMC)を用いた。外箱21
と絶縁フレーム2は底部でボルト(図示せず)により連
結・固定される。
【0010】絶縁フレーム2の内部は隔壁3により長手
方向に3個の部屋に区画され、各部屋に相ごとの開閉部
材が取り付けられる。すなわち、各隔壁3の両端と絶縁
フレーム2との接合位置には、ほぼ円筒状の収納空間が
それぞれ形成されて耐雷素子13が取り付けられる。ま
た、絶縁フレーム2の長手方向端部側面の内側であって
幅方向両端の上部に電圧検出素子14がそれぞれ取り付
けられる。隔壁3により区画形成された各部屋には、幅
方向の両側内壁面に取付け孔8が形成されて、そこに固
定接触子取付け座16が固定される。この取付け座16
により固定接触子7がそれぞれ支持・固定される。
【0011】また、絶縁フレーム2の長手方向に隔壁3
を貫通して絶縁シャフト10が装着され、絶縁シャフト
10の両端が絶縁フレーム2の両側壁に形成された軸受
け孔11に軸支される。絶縁シャフト10には各相ごと
の可動接触子9が嵌着されており、絶縁シャフト10が
回動されると、各部屋ごとに取り付けられている固定接
触子7との開閉動作が行われる。この場合、可動接触子
9と固定接触子7との嵌合精度は、絶縁フレーム2の加
工精度に依存するため、従来の製罐による外箱と比べ格
段に向上し、嵌合の調整が不用になる。
【0012】絶縁フレーム2の幅方向外側面の取付け孔
8位置には、それぞれ二重の円筒からなる嵌合部5が外
方に突設されて、ブッシング4が嵌合される。図3は、
絶縁フレーム2に突設された嵌合部5とブッシング4と
を拡大して示した断面図である。図示されるように、嵌
合部5の外側の円筒部5aと内側の円筒部5bとの間の
空間に、ブッシング4の端部に形成された円筒部4aが
挿入され、若干の間隙を介して支持される。その結果、
図中に矢印線Lで示したように、ブッシング4芯部の導
体19と接地電位である外箱21との絶縁距離が、円筒
部4aを迂回する分、長くなる。
【0013】嵌合部5の中心部には、絶縁フレーム2に
支持された取付け座16が位置しており、ブッシング4
の芯部に位置する導体19と嵌着されている。ブッシン
グ4は、その外周に形成されたフランジ部4bの内側で
断面L字形のパッキン18を介して、外箱21に形成さ
れた孔22の縁に当接される。孔22はブッシング4の
円筒部4aの外径よりも充分に大きく形成されており、
その分、外箱21の製罐精度が緩やかになる。また、嵌
合部5の外側の円筒部5aのさらに外側には、電流検出
素子15が嵌着される。
【0014】また、図1,図2において、絶縁フレーム
2の幅方向外側面であって、となりあう嵌合部5の中間
位置に細幅の銅箔が縦方向に貼り付られて接地極6が形
成される。この接地極6の下端は絶縁フレーム2の下面
に連続し、外箱21とボルトにより接続するためのボル
ト孔(図示せず)まで形成されている。それにより、接
地極6の下端が外箱21と電気的に接続されて接地電位
を有することになる。なお、接地極6は、銅箔以外にも
導電性のものであれば他の材料とすることも可能であ
る。この実施例の高圧気中開閉器は、絶縁フレーム2を
外箱21に組み込んだことにより、外箱21と内部の充
電部との絶縁距離および相間の絶縁距離が確保されて絶
縁性が向上する。
【0015】また、絶縁体である絶縁フレーム2自体が
万一破損あるいは劣化した場合でも、ブッシング4の嵌
合部に二重の円筒からなる嵌合部5を形成し、さらに接
地極6を設けたことにより、相間が短絡する前に地絡先
行して安全性が保たれる。さらに、高圧気中開閉器の各
構成部品が組み込まれる絶縁フレーム2は、外箱21に
比べて高精度に仕上げられることと、いったん、絶縁フ
レーム2に部品を取り付けてから絶縁フレーム2を外箱
21に組み込む作業工程となるため、組立ての機械化が
可能になる。しかも、手作業の場合に必要であった組立
て作業のためだけの余分なスペースが不用となり、省ス
ペース化がはかられる。それにより、絶縁性が向上した
ことと相まって、高圧気中開閉器の小型化が可能にな
る。
【0016】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、外箱
の内側に絶縁フレームを組み込むことにより、充電部と
外箱との間および相間の絶縁性が向上し小型化が可能に
なる。また、絶縁フレームに対して接触子その他の構成
部品が取り付けられることにより、組立ての機械化が可
能になるとともに、組立て精度が向上して安全性、信頼
性、生産性にすぐれた高品質の高圧気中開閉器が得られ
るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の一部を切欠いて示した斜視図
である。
【図2】図1の外箱を除いて示した分解斜視図である。
【図3】図1の要部を拡大して示した断面図である。
【図4】従来例を示す断面図である。
【図5】従来例の内部構成を説明する斜視図である。
【符号の説明】
2 絶縁フレーム 3 隔壁 4 ブッシング 4a 円筒部 4b フランジ部 5 嵌合部 5a,5b 円筒部 6 接地極 7 固定接触子 8 取付け孔 9 可動接触子 10 絶縁シャフト 11 軸受け孔 13 耐雷素子 14 電圧検出素子 15 電流検出素子 16 固定接触子取付け座 18 パッキン 19 導体 21 外箱 22 孔

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向する側面に相ごとのブッシングを貫
    通させた外箱の内部に各固定接触子を支持固定するとと
    もに、相ごとの可動接触子を嵌装した絶縁シャフトを外
    部からの回動を自在にして外箱に軸支した高圧気中開閉
    器において、 絶縁材により四方側面部および底面部を有する箱形に形
    成されるとともに内側を固定接触子の支持固定部とし、
    外箱の内側に組み込まれる絶縁フレームと、 絶縁フレームに形成されて絶縁シャフトを軸支する軸受
    け孔と、 絶縁フレームの内部に組み込まれた相ごとの固定接触子
    と可動接触子との開閉部を互いに絶縁するために絶縁フ
    レームと一体的に形成された隔壁と、 外箱のブッシングに対向する位置の絶縁フレーム外側に
    絶縁フレームと一体の同軸状の2つの円筒部により形成
    され、円筒状のブッシング端部と内外で間隙を介して嵌
    合する嵌合部と、 となりあう嵌合部の間の絶縁フレーム表面に導電性薄板
    を張り付けて形成されるとともにその下端が外箱に接続
    される接地極と、 を備えたことを特徴とする高圧気中開閉器。
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