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JP2809230B2 - スリーブ形ゴム緩衝器 - Google Patents
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JP2809230B2 - スリーブ形ゴム緩衝器 - Google Patents

スリーブ形ゴム緩衝器

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JP2809230B2
JP2809230B2 JP63183410A JP18341088A JP2809230B2 JP 2809230 B2 JP2809230 B2 JP 2809230B2 JP 63183410 A JP63183410 A JP 63183410A JP 18341088 A JP18341088 A JP 18341088A JP 2809230 B2 JP2809230 B2 JP 2809230B2
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    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F13/00Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs
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    • F16F13/08Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper the plastics spring forming at least a part of the wall of the fluid chamber of the damper
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、スリーブ形ゴム緩衝器に関し、特に相互に
軸平行に配列され取り囲む2つの支持スリーブと、該支
持スリーブの間に配設されたゴム製弾性体とから成り、
該ゴム製弾性体が、その少なくとも2つの略半径方向に
突出するウェブにおいて該2つの支持スリーブのうち外
側支持スリーブに接触し、該ウェブが該支持スリーブの
軸線上に置かれた想像垂直面に対して鏡像対称的に配設
され、かつ該ウェブと、端面側隔壁と、該外側支持スリ
ーブとによって、少なくとも一部に流体が充填された隔
室が画成され、該隔室が連絡孔によって少なくとも部分
的に連通されて成る、主に軸方向に対して垂直の負荷に
対するスリーブ形ゴム緩衝器に関する。
〔従来の技術〕
上述の種類のスリーブ形ゴム緩衝器は欧州特許出願公
開第9210号により公知である。しかしながら、従来のス
リーブ形ゴム緩衝器においては、ゴム製弾性体の外側も
内側も、互いに取り囲む支持スリーブに加硫により固定
されるため、加硫に続く冷却の過程で特に隔室を互いに
隔離するウェブに収縮応力が応じていた。大きな振幅の
振動が伝達される場合には、この収縮応力に別の引張応
力が不都合に重なり合い、従来のスリーブ形ゴム緩衝器
の使用特性と寿命に不利な影響があった。
〔発明が解決しようとする課題〕
従って、本発明の課題は上記不都合が生じにくいスリ
ーブ形ゴム緩衝器を提供するにあり、さらに詳しくは、
使用時に弾性体の内部に余り大きな引張応力が発生しな
いようなスリーブ形ゴム緩衝器を提供するにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するために、本発明においては、ウェ
ブが2個の支持スリーブの間で、製造に基づく延長より
小さい延長に弾性的に圧縮されるスリーブ形ゴム緩衝器
が提供される。
本発明に基づく支持スリーブのゴム製弾性体は製造の
時に2個の支持スリーブの内、内側支持スリーブだけと
加硫によって結合される。そのため、2個の支持スリー
ブの内、外側支持スリーブに挿入する前又は挿入する
時、半径方向外側へ突出する弾性体の部分、特にウェブ
を製造に基づく延長より遥かに小さな延長に圧縮するこ
とができる。これにより、加硫の後の冷却によって生じ
る負の収縮応力を克服できると共に、使用可能なスリー
ブ形ゴム緩衝器のゴム体に正の圧縮応力を発生させるこ
とができる。このため特に長い使用期間にわたって不変
の使用特性を得ることが可能になる。弾性体の圧縮は一
方では少なくとも製造に基づく収縮応力を除去可能な程
度の大きさでなければならず、他方ではスリーブ形ゴム
緩衝器を目的に応じて使用するときに弾性体の損傷や破
壊が生じるおそれのあるような値を超えてはならない。
具体的に適用される圧縮度は線圧縮率で表される。それ
は式ΔL/Lにより計算される。ここにΔは所定の方向
の弾性体の縮小、Lは未圧縮状態の弾性体の長さを示
す。
弾性体のウェブが専ら、スリーブ形ゴム緩衝器の軸線
に垂直に伸張する面によって、その軸方向に画定される
場合は、圧縮は通常、半径方向にのみ行われる。この場
合は半径方向の外延の減少に基づいて線圧縮率を求める
ことができる。
弾性体が、各ウェブ又は部分ウェブが軸方向両側で同
方向に傾斜する斜面によって画定されるような形状を有
するように製造された場合には、上記場合と事情は異な
る。この斜面は圧縮操作が行われる時に変異させられ、
スリーブ形ゴム緩衝器の軸線に対して概ね垂直方向に配
列される。この場合、線圧縮率は、該斜面がスリーブ形
ゴム緩衝器の軸線に対して概ね垂直方向に配列される位
置に変位された時に生じる斜面の長さの実際の縮小に基
づき算出される。
弾性体は、当該分野において使用される任意の品種の
ゴムにより製造可能であるが、特にショア硬さA30ない
し80のものを使用することが好ましい。
静予荷重の転嫁が余り問題とならない用途に適用され
る場合には、上記線圧縮率は5ないし10%あることが好
ましい。この程度の線圧縮率をもたせることにより、長
い耐用年数と、伝達される振動に対する良好な絶縁を得
ることが可能となる。
これに対して振動伝達時の減衰効果の改善及び互いに
取り込む支持スリーブの相互関係に関連して剛性の増加
が問題になる場合には、線圧縮率が大きなものとして適
用するのが好ましいことが判明した。その場合、20ない
し40%の値を得ることは容易である。この構造により弾
性体のどの部分区域でも、有害な引張応力を回避可能で
あると共に、逆方向からの軸荷重も確実に吸収可能であ
る。従ってとりわけ極端な負荷状態が予想される場合、
例えば自動車の車軸懸架区域では、大きな線圧縮率を有
する適当なスリーブ形ゴム緩衝器を使用することが好ま
しい。
弾性体は、生じる合成予圧が使用時に支承される静予
荷重になるべく対向するように、圧縮されることが好ま
しい。従って、支承される力が主として半径方向の伝達
される場合には、特にウェブを半径方向に圧縮すること
が好ましい。上記構造に関し、ウェブ同士及びウェブと
力伝達方向の相互関係、並びにウェブの設計は、使用さ
れるゴム体の弾性力、力の伝達方向及び実際に伝達され
る力の大きさを考慮すれば、比較的容易に算出可能であ
る。他の実施例として弾性体を軸方向に圧縮することも
可能であり、有効静予荷重が軸方向に伝達される場合に
は、このような軸方向圧縮が好ましい。また他の実施例
として弾性体ウェブを半径方向にも軸方向にも圧縮する
ような複合型に適用することも好ましい。このような複
合型緩衝器は汎用性を有し、斜め方向に伝達される力を
も吸収し、かかる力に重なる振動を的確に減衰すること
が可能である。支持スリーブは通常、回転対称に画定さ
れた輪郭を有するが、その他の形状にすることも可能で
あり、取付け条件や所望のバネ弾性の種類に応じて様々
な形状を有する支持スリーブに対して適用することが好
ましい。
圧縮によって生じ、支承される静荷重と逆向きの合力
(R1)が、圧縮によって生じ、支承される荷重の方向に
働く合力(R2)より大きくなるように、ウェブを形成し
及び/又は配設することができる。R1とR2の差は、支承
される静荷重の大きさとなるべく一致させる必要があ
る。
加硫固定される内側支持スリーブの軸線を適当な間隔
で取り囲むような面を製造時に有するウェブを備えた弾
性体を使用した場合に、内側支持スリーブの軸線に支承
される静予荷重の方向に対して相対的に変位した、即ち
少なくとも外側支持スリーブの軸線に対して垂直方向上
側へ相対的に変位した、使用特性の優れたスリーブ形ゴ
ム緩衝器が得られる。静予荷重が内側支持スリーブに達
される結果、例えば上から作用する荷重が相殺され、再
び支持スリーブの2つの軸線の相互関係に一致が生じ
る。このようにして2つの支持スリーブの相対移動があ
らゆる方向に対して可能になり、二次緩衝器の使用を廃
止することができる。また支承される荷重方向に対する
スリーブ形ゴム緩衝器の適正な配設方向を、内側及び外
側の2つの支持スリーブの相対的配列に基づいて容易に
識別可能なため、上記の構造のゴム緩衝器の組立の大幅
な簡素化を図ることができる。従ってしばしば見過ごさ
れがちな標識を使用する必要もなくなる。
2つの支持スリーブの内、外側支持スリーブは通常、
完結した管体から構成される。軸方向に差し込むウェブ
挿入操作の簡素化を図るために、ウェブの半径方向外向
きの面に金属被覆を設けることが有利であることが判明
している。金属被覆は金属板から成り、その外側が外側
支持スリーブの内面形状に整合していることが好まし
い。
端面側隔壁の区域でウェブの外側を金属端環に固定す
ることができる。完成時のスリーブ形ゴム緩衝器におい
ては、金属端環のウェブ固定側とは反対側が、外側支持
スリーブに設けられた内向き突出部によって取り囲まれ
る。
端環の外径は外側支持スリーブの内径と概ね一致す
る。この端環により、本発明スリーブ形ゴム緩衝器の相
互に独立に製造された部品間に形状安定性に優れた相互
配列が確保される。端環は外側支持スリーブと共に環状
通路の一部区間を画定することができる。その場合環状
通路は、本発明スリーブ形ゴム緩衝器の少なくとも2個
の互いに異なる隔室を連通して連液する連絡孔の構成部
分をなす。外側支持スリーブに対して端環を良く密封す
るように配慮しなければならないことは勿論である。例
えば上記密封はゴム製シールリップによって行うことが
できる。シールリップは外側支持スリーブに固定されて
いる間、常に予圧を受けて被密封面に押圧される。ゴム
製表面被覆によって端環の他の表面部分を覆うことも可
能であり、これにより腐食の発生を防止可能である。か
かる表面被覆はゴム製弾性体の一体の構成部分をなすこ
とが好ましい。
ウェブの外側を密封する金属板と少なくとも一方の端
環を一体に結合することもできる。これにより、ウェブ
を製造し固定する場合にウェブを適正に配列する操作の
簡便化を図ることができる。ウェブの軸方向長さの中央
区域は、端面側端部区域よりも大きく製造される。その
結果スリーブ形ゴム緩衝器の中央区域をその後緊圧可能
となる。スリーブ形ゴム管緩衝器の軸方向長さの中央部
の方向に向かって半径方向延長を円錐状に増加させるこ
とが特に好ましく、軸方向延長のほぼ中央で分割し製造
されれば、外側支持スリーブに特に簡単に取付け可能で
ある。
静荷重方向で内側支持スリーブの中心線の下に配設さ
れたウェブは、中心線の上に配設されたウェブより大き
な周方向幅に有することができる。それによって上向き
の合力(R1)と下向きの合力(R2)との特に大きな差を
得ることが可能になる。従って上記のように構成された
スリーブ形ゴム緩衝器においては、内側及び外側支持ス
リーブの中心線が互いに一致するような負荷状態におい
て、特に大きな荷重容量を示すことを特徴とする。
通常4個あるウェブの最適の相互配列は実験を通して
確認可能である。自動車の車軸懸架区域に適用する場合
には、下側のウェブが相互に30ないし60゜の角、上側の
ウェブ相互に120ないし150゜の角を挟むのが効果的であ
ることが判明した。この場合は垂直方向の良好な荷重容
量が得られると共に、外側支持スリーブ内における内側
支持スリーブの上記用途にとって非常に有用な案内を確
保できる。この点は本発明の非常に優れたメリットであ
る。本発明に基づくスリーブ形ゴム緩衝器のウェブを部
分ウェブとして製造することもできる。部分ウェブの相
互間隔は半径方向外側へ増加するが、使用時のスリーブ
形ゴム緩衝器においては、該部分ウェブを軸方向逆向き
に緊圧すことにより上記間隔が実際上は解消する。ウェ
ブの延長のほぼ中央部で各対の部分ウェブの間に、軸方
向間隔により形成された、概ねV形に外側へ開放したギ
ャップを設けることが好ましい。これによりスリーブ形
ゴム緩衝器の、軸方向に生じるバネこわさの均等を図る
ことできる。
別の用途において、2つの方向に相互に異なるバネこ
わさを得るのが好ましい場合には、スリーブ形ゴム緩衝
器の中心から軸方向にギャップをずらすか、又は車軸用
スリーブ形ゴム緩衝器のV形に形成された輪郭を傾斜し
て配列することによって、上述の効果を得ることが可能
である。
〔実施例〕
次に添付の図面に基づいて本発明の実施例について詳
述する。
第1図と第2図には、ゴム製弾性体3から成るスリー
ブ形ゴム緩衝器が示されている。該ゴム製弾性体3は、
加硫により内側支持スリーブ1と結合され、半径方向に
圧主することにより外側支持スリーブ2に挿入される。
内側及び外側支持スリーブ1,2は金属管から成る。これ
らの支持スリーブは二次機械部材、例えば一方では自動
車の車軸、他方では車体の接続部を図示のスリーブ形ゴ
ム緩衝器に接続するためのものである。弾性体3の製造
に用いるゴムは通常用いられるもので、ショア硬さA50
を有する。
管は回転対称に画定された輪郭を有する。しかし異な
る輪郭、例えば三角形、四角形、五角形又は六角形輪
郭、円形又は卵形輪郭又は上述の輪郭形状の内の少なく
とも2つの間の中間形状の管を使用することも可能であ
る。
弾性体3は概ね外側へ突出する4個のウェブを有し、
第1図にはその内のウェブ4及び6が認められる。ウェ
ブは外側スリーブ2及び端面側隔壁24と共に、液体が充
填された隔室を画成する。その内、第1図には隔室8
が、第2図にはすべての隔室8,10,9,11が認められる。
隔室8,10は連絡孔12によって連通する。連絡孔12は部分
区域に通路状に形成され、この部分区域は一方ではそこ
に配設された端環15の輪郭により、他方では外側支持ス
リーブ2の逆向きに折り曲げられた輪郭16により取り囲
まれる。当該端環15の半径方向外向き側辺部の空欠部25
により、通過と隔室8又は10の間の液体の溢出が確保さ
れる。従って外側支持スリーブ2の中で内側支持スリー
ブ1の相対変位が生じた場合に、通路と隔室の間で液体
が通過し、減衰効果を得ることができる。
スリーブ形ゴム緩衝器の反対側の軸方向端部にも同様
の機能を果たす通路13が配設されている。この通路によ
り左側の隔室11と、同じ水平面で右側に配設された隔室
9とが連通される。隔室の端面側を画定する隔壁24は弾
性的性質を有する。その結果、大きな振幅の低周波振動
が伝達された場合、スリーブ形ゴム緩衝器の各隔室間に
差圧が生じるため、隔室を連通する連絡孔を貫いて液体
が押通され、大きな減衰効果が得られる。小さな振幅の
高周波振動の絶縁には、空欠部17を隔室8及び10から隔
離する薄い膜壁が利用される。空欠部は盲孔状に形成し
てもよく、また完全に貫通した形に形成しても構わな
い。いずれにせよ最終的には、力伝達方向と交差する延
長の大きさと、力伝達方向に相対する壁体の間隔によ
り、絶縁の対象となる振動の小さな振幅の大きさが規定
され、減衰の対象となる振動の大きな振幅とは区別され
るのである。このように高周波振動の絶縁特性に関して
も、低周波振動に対する減衰特性と同様に卓越している
のである。スリーブ形ゴム緩衝器の液体として、グリコ
ールと水の混合物が使用される。そのため腐食を回避す
るために、スリーブ形ゴム緩衝器の金属部は防食表面被
覆、好ましくはゴムベースの被覆を具備する。
図示しない、前記と同様の実施態様においては、力の
作用方向に相対する隔室8,10の端面側を弾性的に形成さ
れた隔壁24により、またこの方向と交差して相対する隔
室9,11の端面側を薄い膜状の性質の柔軟な隔壁24により
画定するように構成することも可能である。
力の方向に伝達される振動が、この方向と交差してス
リーブ形ゴム緩衝器に伝達される振動より強い減衰を必
要とする場合にも、同様の構造を適用することが可能で
ある。例えば垂直方向の車道励起振動と、この方向と交
差してエンジンが励起する高周波振動とがスリーブ形ゴ
ム緩衝器に伝達される場合に、上記構造のスリーブ形ゴ
ム緩衝器を適用することが可能である。かかる構造にお
いて、エンジン励起振動が、力伝達方向と交差して相対
する隔室に大きな差圧を発生させることはないが、垂直
方向に伝達される大きな振幅の振動に関しては、垂直に
重なり合う隔室8,10の間の連絡孔に液体の一部を押通
し、前述の如き減衰効果を生じさせる。
製造時のゴム製弾性体の形状を第2図で示す。第2図
は、第1図に示す組立完了状態の弾性体を、外側支持ス
リーブ2から取り出した時の横断面図である。ウェブ4,
5,6,7の半径方向延長が図に見えない端環15の延長を超
えることが明示されている。端環15は外側支持スリーブ
2の内径と一致する外径を有する。従って図示の弾性体
を外側支持スリーブ2に挿入するためには、半径方向圧
縮、即ち弾性体3、特にウェブ4,5,6,7に正予圧を加え
ることが前提である。それにより組立完成状態の寿命が
著しく増加する。更に内側支持スリーブ1の軸線上に置
かれた想像垂直面に対して鏡像対象的にウェブ4,5,6,7
が配設されている様子が示されている。
その場合、内側支持スリーブ1の中心線の上に配設さ
れたウェブ4,5は下側のウェブ6,7より大きい角を挟む。
更にウェブ6,7はウェブ4,5より大きな周方向延長を有す
る。半径方向延長についてはいずれの場合にも等しく構
成されている。従って、製造時にはウェブ4,5,6,7の外
側を画定する各金属板14は、外側支持スリーブ2に挿入
する前には内側支持スリーブ1に対して等しい間隔を有
しているが、この間隔は外側支持スリーブ2に挿入する
場合に変化する。すなわち挿入過程においては、各個別
ウェブ4,5,6,7に一様な半径方向力が働き、その結果、
ウェブ6,7の傾きに比してウェブ4,5の傾きがより偏平で
あり、かつウェウ6,7の横断面が大きいため、外側支持
スリーブ2内で、内側支持スリーブ1の上向き相対変位
A′(第1図)が生じるのである。本発明においては、
上記効果を利用することにより、内側支持スリーブ1に
垂直方向に加えられる静予荷重に対する位置補償が確保
される。すなわち上記静予荷重により、ウェブ4,5,6,7
の周方向の相互配列が適正に調整され、かつ横断面が適
正に相互調整される。このようにして、被支承荷重の作
用により、2つの支持スリーブ1,2間における完全な同
心配列が直ちに得られる。第1図は未負荷状態のスリー
ブ形ゴム緩衝器を示しており、弾性体の圧縮の結果生じ
る支持スリーブの相対変位A′も記載されている。第3
図には、第2図に横断面図で示した弾性体3の側面図が
示されている。ウェブ4,5,6,7はそれぞれ部分ウェブ
4′,5′,6′,7′から構成され、これらの部分ウェブは
軸方向延長のほぼ中央の区域に軸方向相互間隔を有し、
半径方向外側へ相互間隔が増加している。
弾性体を外側支持スリーブに挿入する時に、上記間隔
は実質的に消滅するため、挿入時には部分ウェブ4′,
5′,6′,7′の相対する端面30は相互に密封して接触す
る。従って外側支持スリーブ内に弾性体を挿入した完成
状態においては、液体が、間隔が形成するギャップを少
なくともその機能を妨げる程度通過するようなことはな
い。ギャップは完全に密封されることが好ましい。部分
ウェブ4′,5′,6′,7′の軸方向に相対する端面を互い
に押圧することによって、完全な密封をもたらすことが
できる。ゴム製弾性体3の製造に基づく長さを、弾性体
を最終的に支承する外側支持スリーブ2の軸方向長さに
合わせて適当に調整することにより、上記完全密封効果
を容易に得ることが可能である。隔壁24は図示の製造に
基づく形状においては、内側へ凹曲している。隔壁24も
部分ウェブ4′,5′,6′,7′と同様に、弾性体を外側支
持スリーブ2を挿入する際に変形される。変形の形状
は、概ね第1図に示す如きである。部分ウェブ4′,
5′,6′,7′は半径方向外向きの側面に、加硫により固
定された金属被覆14を具備する。この金属被覆は金属板
からなり、部分ウェブ4′,5′,6′,7′より僅かに小さ
い延長を有する。金属被覆14の半径方向外側は外側スリ
ーブ2の内面の形状に整合する。
第4図は、第2図と第3図に示したゴム体の外側支持
スリーブ2への挿入への様子を示している。内包される
隔室へ液体で完全に満たすために、投入状態で充填操作
を行うのが適当である。使用される外側支持スリーブ2
は金属管からなる。
外側支持スリーブ2は右端に内向きのフランジ状突出
部を有する。この突出部は、例えば縁を折り曲げて作る
ことができる。左端は軸方向に開放しており、ゴム製弾
性体3及び加硫によりその中に固定した内側支持スリー
ブ1をその右端が外側支持スリーブのフランジ状突出部
に衝接するまで挿入することができる。部分ウェブ
4′,5′,6′,7′の半径方向延長の弾性収縮と共に、部
分ウェブの軸方向に相対する端面30の相互の緊圧が生じ
るまで、相対変位を継続する。さらに、外側支持スリー
ブ2の左端にも内向きの折縁を形成することにより挿入
操作が完了する。この折縁は、右端に挿入前に形成され
た環状フランジ状突出部に相当するものである。最後に
折縁は、外側支持スリーブ2の右端にあるフランジ状突
出部が右端の端環15の密閉縁に接触すると同時に、前側
端環15の軸方向密閉縁に密接して接触する。使用可能な
スリーブ形ゴム緩衝器の個々の隔室と連絡孔がこうして
液体で完全に満たされるのみならず、外側に対しても液
密に密閉される。従って挿入操作終了後直ちに使用可能
である。
第5図に示す挿入操作は、ほぼ第4図のものと同様で
ある。しかし、部分ウェブが軸方向に見て弾性体の中央
方向に増加する半径方向延長を有するゴム製弾性体が使
用されているため、前述の挿入操作と比較して、中央区
域の半径方向圧縮が大きくなっている。
第6図ないし第11図は荷重を受ける使用可能なスリー
ブ形ゴム緩衝器の種々の構造の横断面図を示す。第6図
ないし第9図は構造では互いに取り囲む支持スリーブが
管からなり、回転対称形である。第10図及び第11図の実
施態様では一方の支持スリーブだけが管からなり、他方
の支持スリーブは少なくとも弾性体に隣接する側に非回
転対照的な表面が形成されている。このように構成する
ことにより、支持スリーブに直接隣接するゴム製弾性体
の好ましくない周方向変位を効果的に防止すること可能
となる。また支持スリーブの相対する表面を以平行的に
相互配列することにより、個々のウェブのバネ定数を所
望通りに調整することが可能となる。しかも第11図の構
造では隣接する機械部材、例えば自動車の車体への外側
支持スリーブの固定が簡素化される。この場合、外側支
持スリーブは四方に平坦な外面で画定された角管からな
る。それによって支持構造へのスリーブ形ゴム緩衝器の
溶接又はねじ締めが容易になる。また同様の効果を得る
ために、支持スリーブの相対する面を、例えばスリーブ
形ゴム緩衝器の軸方向に、レリーフ状に構成することが
好ましい。このように構成することで、軸方向に順次続
く、異なる直径の区域が形成される。
第6図ないし第11図の構造で使用されるゴム製弾性体
は、互いに異なる輪郭を有する。
第6図の構造では互いに取り囲む2つの支持スリーブ
は、約90゜の角を挟む2つのウェブだけで連結される。
最大偏り運動を制限するためのストップクッション31が
負荷平面に設けられる。ストップクッション31は約135
゜の角で両方のウェブのそれぞれの輪郭に配属される。
第7図の構造では、周囲に均一に分布する3つのウェ
ブが設けられる。これらのウェブの1つは、負荷平面に
配設された中心平面を有する。該ウェブは横断面が縮小
されている。
第8図は、各ウェブがやはり周囲に均一に分布する構
造を示す。但し下側のウェブは周方向に上側ウェブより
大きい延長を有する。このため、本発明に基づき予定さ
れる圧縮の時に垂直方向上方へ内側支持スリーブの望ま
しい相対変位が生じる。
第9図の構造でも本発明に基づき予定される圧縮の時
に、同様の効果が得られる。この場合は5個のウェブが
スリーブ形ゴム緩衝器の周囲に分布し、その内の下側ウ
ェブは最大の周方向延長を有し、水平方向に伸張する2
つの相対するウェブがこれに続き、最後にすべてのウェ
ブの中で周方向外延が最も小さい2つの上向きのウェブ
が続く。かかる構造により、支承される力の主伝達方向
を交差して。互いに取り囲む2つの支持スリーブの正確
な案内が保証される。また上述の構造において、液体を
充填した隔室22,23と液体を充填した隔室21を減衰効果
を有する連絡通路によってそれぞれ連通することによ
り、上記力の伝達方向において積極的な液体減衰効果を
示す。空気充填空洞18,19も減衰効果に関し積極的な影
響を示し、該空洞18,19は細い断面を有する絞り穴合20
を介して大気と連通している。
第12図と第13図に弾性体の2つの互いに異なる構造の
縦断面図を示す。なお各図の上部に未圧縮状態の弾性
体、図の下部に圧縮状態の弾性体が示されるように作図
した。これらの構造は前述の横断面形状のいずれか1つ
と共に使用することができる。
第12図の構造の場合は弾性体のウェブが中央で分割さ
れ、その際、左側に示す部分ウェブ4″は圧縮の前に内
側支持スリーブ1の軸線に対して、図の右側部分に示す
部分ウェブ4′よりも鋭角に配列される。このため圧縮
によって生じる弾性体の予圧は軸方向に均等でなく、使
用可能なスリーブ形ゴム緩衝器の内側支持スリーブ1に
伝達される力の内、右方向に働く力が逆方向より大きく
なるように構成される。更に半径方向にも予圧が生じ
る。このように上記のスリーブ形ゴム緩衝器は接続され
る機械部材に半径方向だけでなく軸方向にも、良好な案
内と相対可動性を与えることができる。
第13図の構造は基本構造に関して、第12図による前述
の構造と同様である。しかしこの場合は部分ウェブ4″
及び4′が異なる長さに形成されており、内側支持スリ
ーブ1に右向きに伝達される力に対する、使用可能なス
リーブ形ゴム緩衝器の荷重容量は第12図の場合よりも大
きな値をとる。半径方向予圧は前述と同様である。
この構造は、特に大きな軸方向静予荷重が大きな半径
方向予荷重と重なり合う用途に素晴らしく適合する。こ
のような用途は、例えば自動車の車軸懸架区域にある。
内側支持スリーブの軸方向に分割した構造及びこれと結
合された2つの弾性体を用いることにより、製造が特に
簡単になる。内側支持スリーブは2つの部分支持スリー
ブ1′からなり、これらが部分ウェブ4′,4″の接合面
でプレスばめにより液密に連結されている。
〔発明の効果〕 本発明によるスリーブ形ゴム緩衝器は以上のように構
成されているため、加硫の後の冷却によって生じる負の
収縮応力を克服できると共に、使用可能なスリーブ形ゴ
ム緩衝器のゴム体に正の圧縮応力を発生させることがで
きる。このため特に長い使用期間にわたって不変の使用
特性を得ることが可能になる。また弾性体の形状や圧縮
率を適当に調整することにより、半径方向及び軸方向か
ら伝達される振動に対して良好な減衰特性及び絶縁特性
を得ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に基づく種類のスリーブ形ゴム緩衝器の
縦断面図を示す。 第2図は第1図の外側支持スリーブから取り出した弾性
体及び内側支持スリーブの横断面図を示す。 第3図は第2図に示した弾性体の側面図を示す。 第4図はゴム製弾性体の一実施例と内側支持スリーブの
外側支持スリーブへの挿入操作を示す。 第5図はゴム製弾性体の別の実施例と内側支持スリーブ
の外側支持スリーブへの挿入操作を示す。 第6図ないし第11図はスリーブ形ゴム緩衝器の弾性体の
別の輪郭構造を示す。 第12図及び第13図は圧縮の際に2つの半割支持体の軸方
向相対変位が生じるように弾性体を軸方向に分割したス
リーブ形ゴム緩衝器の2つの実施態様の縦断面図を示
す。 1……内側支持スリーブ、 2……外側支持スリーブ、 3……ゴム製弾性体、4,5,6,7……ウェブ 8,9,10,11……隔室、12,13……連絡孔 14……金属被覆、15……端環 16……突出部、、17……空穴部、 18,19……空洞、20……絞り穴 21,22,23……隔室、24……隔壁 25……空穴部、30……端面 31……ストップクッション K……伝達される力
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−203242(JP,A) 特開 昭60−34541(JP,A) 特開 昭61−99734(JP,A) 特開 昭58−170610(JP,A) 実開 昭62−177936(JP,U)

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】相互に軸平行に配列され取り囲む2つの支
    持スリーブと、前記支持スリーブの間に配設されたゴム
    製弾性体とからなり、前記ゴム製弾性体が、その少なく
    とも2つの略半径方向に突出するウェブにおいて前記2
    つの支持スリーブのうち外側支持スリーブに接触し、前
    記ウェブが前記支持スリーブの軸線上に置かれた想像垂
    直面に対して鏡像対称的に配設され、かつ前記ウェブ
    と、端面側壁面と、前記外側支持スリーブとによって、
    少なくとも一部に流体が充填された隔室が画成され、前
    記隔室が連絡孔によって少なくとも部分的に連通されて
    成る、主に軸方向に対して垂直の負荷に対するスリーブ
    形ゴム緩衝器において、 前記ウェブ(4,5,6,7)が前記2つの支持スリーブ(1,
    2)の間で、製造に基づく延長より小さい延長に弾性的
    に圧縮されることと、 前記ウェブ(4,5,6,7)が製造に基づく延長より小さな
    延長に軸方向に圧縮されることと、 前記ウェブ(4,5,6,7)が部分ウェブ(4′,5′,6′,
    7′)の対の形式で作製され、これらの部分ウエブの軸
    方向相互間隔が半径方向外側へ増加し、かつ組立を完了
    したスリーブ形ゴム緩衝器で前記部分ウェブ(4′,
    5′,6′,7′)の各対が向合いに緊圧されることにより
    前記間隔が概ね排除されることと、 を特徴とするスリーブ形ゴム緩衝器。
  2. 【請求項2】前記ウェブ(4,5,6,7)が製造に基づく延
    長より小さな延長に半径方向に圧縮される、請求項第1
    項に記載のスリーブ形ゴム緩衝器。
  3. 【請求項3】圧縮によって生じ、支承される静荷重と逆
    向きの合力(R1)が、圧縮によって生じ、支承される荷
    重の方向に働く合力(R2)より大きくなるように、前記
    ウェブ(4,5,6,7)が構成されることを特徴とする、請
    求項第1項に記載のスリーブ形ゴム緩衝器。
  4. 【請求項4】前記ウェブ(4,5,6,7)が半径方向外向き
    の面に金属被覆(14)を具備することを特徴とする、請
    求項第1項に記載のスリーブ形ゴム緩衝器。
  5. 【請求項5】前記金属被覆(14)が金属板から成り、前
    記金属板の外側が前記外側支持スリーブ(2)の内側の
    形状に整合することを特徴とする、請求項第4項に記載
    のスリーブ形ゴム緩衝器。
  6. 【請求項6】金属端環(15)を含み、前記端面側隔壁
    (24)の区域において、前記ウェブが金属端環(15)に
    固定され、さらに前記金属端環が、前記ウェブ(4,5,6,
    7)固定側とは反対側で、前記外側支持スリーブ(2)
    に設けられた突出部(16)によって取り囲まれているこ
    とを特徴とする、請求項第1項に記載のスリーブ形ゴム
    緩衝器。
  7. 【請求項7】前記金属被覆(14)と、少なくとも一方の
    前記端環(15)とが一体に結合されていることを特徴と
    する、請求項第6項に記載のスリーブ形ゴム緩衝器。
  8. 【請求項8】前記端環(15)が前記外側支持スリーブ
    (2)と共に環状通路を画成し、前記環状通路が連絡孔
    (12,13)の構成部分をなすことを特徴とする、請求項
    第7項に記載のスリーブ形ゴム緩衝器。
  9. 【請求項9】相互に異なる少なくとも2組の対となる隔
    室(8,10:9,11)が前記環状通路により連通されて通液
    することを特徴とする、請求項第8項に記載のスリーブ
    形ゴム緩衝器。
  10. 【請求項10】前記ウェブ(4,5,6,7)の軸方向長さの
    中央区域が、製造に基づく端部区域より大きな半径方向
    延長を有することを特徴とする、請求項第1項に記載の
    スリーブ形ゴム緩衝器。
  11. 【請求項11】前記内側支持スリーブ(1)の中心線の
    下に配設された2つのウェブ(6,7)、中心線の上に配
    設された2つのウェブ(4,5)を含み、中心線の下に配
    設された2つのウェブ(6,7)が、中心線の上に配設さ
    れた2つのウェブ(4,5)より大きな周方向幅を有する
    ことを特徴とする、請求項第1項に記載のスリーブ形ゴ
    ム緩衝器。
  12. 【請求項12】4個のウェブ(4,5,6,7)が設けられ、
    下側の前記ウェブ(6,7)が30〜60゜の角を、上側の前
    記ウェブ(4,5)が120〜150゜の角を互いに挟むことを
    特徴とする、請求項第11項に記載のスリーブ形ゴム緩衝
    器。
  13. 【請求項13】軸方向間隔によって形成され、概ねV形
    に外側へ開いたギャップが前記各部分ウェブ対(4′,
    5′,6′,7′)の間で、前記ウェブ(4,5,6,7)の軸方向
    延長のほぼ中央部に設けられることを特徴とする、請求
    項第1項に記載のスリーブ形ゴム緩衝器。
  14. 【請求項14】前記ギャップの輪郭がスリーブ形ゴム緩
    衝器の軸線に対して傾斜して配列されていることを特徴
    とする、請求項第13項に記載のスリーブ形ゴム緩衝器。
  15. 【請求項15】前記各ウェブ(4,5,6,7)の前記部分ウ
    ェブ(4′,5′,6′,7′)がスリーブ形ゴム緩衝器の軸
    線の方向に互いに異なる長さを有することを特徴とす
    る、請求項第14項に記載のスリーブ形ゴム緩衝器。
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