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JP2837460B2 - 縦ピロー包装用複合フイルム - Google Patents
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JP2837460B2 - 縦ピロー包装用複合フイルム - Google Patents

縦ピロー包装用複合フイルム

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JP2837460B2
JP2837460B2 JP24858889A JP24858889A JP2837460B2 JP 2837460 B2 JP2837460 B2 JP 2837460B2 JP 24858889 A JP24858889 A JP 24858889A JP 24858889 A JP24858889 A JP 24858889A JP 2837460 B2 JP2837460 B2 JP 2837460B2
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茂也 原子
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は複合フイルムであって、特にあんこ、みそ、
接着剤等の粘稠物を包装するのに好適な縦ピロー包装用
複合フイルムに関する。
(従来の技術及びその課題) 平坦なフイルムから背貼りシールと底部シールを行な
い製袋すると同時または直後に内容物を充填する、いわ
ゆる縦ピロー包装は、粉流体、固形体等各種形態の内容
物を包装する方法として広く行われている。この縦ピロ
ー包装でその内容物として、あんこ、みそ、接着剤等の
粘稠物を包装する場合は、特に優れたフイルム強度や内
容物を容易に絞り出せることが要求されている。
上記縦ピロー包装用として従来から使用されているフ
イルムの例として、延伸した6ナイロン等のポリアミド
樹脂フイルムと低密度ポリエチレンフイルムとをドライ
ラミネートしてなる複合フイルムがある。しかしなが
ら、この複合フイルムでは外層のポリアミド樹脂層に傷
が入り易く、フイルムにピンホールが発生し、またフイ
ルムが硬いために充填包装された粘稠物を絞り出しにく
いという問題があった。
(課題を解決するための手段) 本発明はポリアミド樹脂層を2層に分け1層を外層、
他層を中間層とした層構成の複合フイルムであって特定
の物性を有する複合フイルムを使用することにより上記
問題点を解消できることを見出したものであってその要
旨とするところは、 両最外層がポリアミド樹脂層1及びポリオレフィン樹
脂層4であり、中間層としてポリオレフィン樹脂層2及
びポリアミド樹脂層3をポリアミド樹脂層3がポリオレ
フィン樹脂層4側になるように積層してなる複合フイル
ムであって、上記最外層のポリアミド樹脂層1の厚さが
中間層のポリアミド樹脂層3の厚さ以下であり、かつ複
合フイルム全体の3%引張弾性率(縦方向、23℃)が30
〜60Kg/cm2、及びテーバー曲げこわさが9〜20g・cmの
範囲であることを特徴とする縦ピロー包装用複合フイル
ムにある。
最外層には、シール温度を高くして高速シールを可能
にするため比較的高融点のポリアミド樹脂層1を用いる
ものであり、中間層であるポリオレフィン層2は、もう
一方のポリオレフィン層4とともに中間のポリアミド樹
脂層3をはさんで耐ピンホール性を付与するものであ
る。このポリオレフィン層2はポリアミド樹脂層1,3の
接着層を兼ねるのが好ましい。中間のポリアミド樹脂層
3は引張り強度やガスバリヤー性を付与するが、ポリオ
レフィン層でサンドイッチされているのでたとえ外層に
傷がついてもこのポリアミド樹脂層まで伝播しない。
また他の最外層のポリオレフィン層4はヒートシール
層である。ここで最外層のポリアミド樹脂層1の厚さを
中間層のポリアミド樹脂層3の厚さ以下とする必要があ
り、厚さが中間層を越えるものでは、複合フイルムにカ
ールが発生し易いという問題がある。
なお、中間層として、他の樹脂層(例えばポリオレフ
ィン層2とポリアミド樹脂層3との間にエチレン−ビニ
ルアルコール共重合樹脂層、ポリアミド樹脂層3とポリ
オレフィン層4との間に接着性樹脂層)を加えてもよ
い。
本発明におけるポリアミド樹脂としては、6−ナイロ
ン、または6−ナイロンを主体とするコポリアミドが好
適である。
また、ポリオレフィン層2としては、低密度ポリエチ
レン、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂等が用いられる
が、直接ポリアミド樹脂層1,3を接着する場合には、不
飽和カルボン酸をグラフトした変性ポリオレフィン樹脂
が好適に用いられる。
また、ポリオレフィン層4としては、ヒートシール性
のよいエチレン−ビニル共重合樹脂、低密度ポリエチレ
ン、線状低密度ポリエチレン、アイオノマー等を用い
る。
本発明の複合フイルムは通常の共押出法により製膜す
ればよく複合フイルム全体の3%引張弾性率(縦方向、
23℃)が30〜60Kg/cm2、及びテーバー曲げこわさが9〜
20g・cmの範囲となるようにする必要がある。ここで上
記引張弾性率はASTMD−638に準拠して測定し試料幅5mm
で3%伸び時の数値であり、テーバー曲げこわさはASTM
D−747に準拠した測定値である(試料3.8cm×1.27c
m)。
ここで上記3%引張弾性率が30Kg/cm2未満のものでは
充填する粘稠物の重量が大きい場合、フイルムが伸びて
変形するという問題があり、60Kg/cm2を越すものでは、
充填した粘稠物を絞り出しにくいという問題がある。ま
た、同様にテーバー曲げこわさが9g・cm未満のもので
は、フイルムの腰が弱いため取り扱いにくく、20g・cm
を越すものでは、充填した粘稠物を絞り出しにくいとい
う問題がある。
上記引張弾性率とテーバー曲げこわさの範囲を満足し
た複合フイルムを得るには、使用するポリアミド樹脂層
の総厚みを15〜60μmの範囲とすることが好ましく、15
μm未満では引張弾性率が低くなりフイルムが変形し易
く、60μmを越えるものではテーバー曲げこわさが大き
過ぎるためフイルムが硬くなり充填した粘稠物を絞り出
しにくいという問題がある。同様に複合フイルム全体の
総厚みは70〜100μmの範囲が好ましく、70μm未満で
はピンホールが発生し易く、100μmを越えるものでは
テーバー曲げこわさが大きくなりフイルムが硬すぎると
いう問題がある。以下本発明を実施例により説明する。
(実施例) 実施例1 第1層(6ナイロン、5μm)、第2層(酸変性ポリ
オレフィン、10μm)、第3層(6ナイロン、15μ
m)、第4層(酸変性ポリオレフィン)/第5層(線状
低密度ポリエチレン)、第4層と5層の合計厚さは50μ
m。上記第1層乃至第5層を順次配してなる複合フイル
ム(全体の厚み80μ)を共押出し法により製膜した。
得られた上記複合フイルムの3%引張弾性率は44Kg/c
m2、テーバー曲げこわさは12g・cmであった。また、こ
の複合フイルムを使用し、第5層がヒートシール層とな
るように、縦ピロー包装機(オリヒロ社製TNPACK250L
L)に供給してエマルジョンタイプ接着剤3Kgを充填した
後、開口部をシールし包装体を得た。
得られた包装体にはカールやフイルムの伸びはなく、
また内容物の絞り出しも容易であり問題なかった。
実施例2 第1層(6ナイロン、8μm)、第2層(酸変性ポリ
オレフィン、10μm)、第3層(6ナイロン、10μ
m)、第4層(酸変性ポリオレフィン)/第5層(線状
低密度ポリエチレン)、第4層と5層の合計厚さは50μ
m。上記第1層乃至第5層を順次配してなる複合フイル
ムを実施例1と同様の方法で製膜した。得られた複合フ
イルムの3%引張弾性率は46Kg/cm2、テーバー曲げこわ
さは12g・cmであった。また、この複合フイルムを使用
し、実施例1と同様の方法で接着剤を充填して包装体と
しての性能を評価したが問題を生じなかった。
比較例1 実施例1に使用した複合フイルムと同一樹脂の組合せ
であって、第1層の厚みが15μm、第3層の厚みが5μ
mであり、最外層のポリアミド樹脂層が中間層のポリア
ミド樹脂層より大きい以外は実施例1と同一内容で複合
フイルムを得た。3%引張弾性率は44Kg/cm2、テーバー
曲げこわさは11g・cmであった。得られた複合フイルム
について実施例1と同様の評価を行なったところ、包装
体の伸びはなく、また内容物の絞り出しは容易であった
が、フイルムがカールしており作業性が劣っていた。
比較例2 実施例1に使用した複合フイルムと同一樹脂の組合せ
であって、第1層の厚みが15μm、第3層の厚みが20μ
m、第4と5層の総厚みが60μ以外は実施例1と同一内
容で複合フイルム(全体の総厚み105μm)を得た。3
%引張弾性率が60Kg/cm2、テーバー曲げこわさが25g・c
mであった。得られた複合フイルムについて実施例と同
様の評価を行なったところ、包装体の伸びやフイルムの
カールはなかったが、フイルムが硬く内容物の絞り出し
が困難という問題があった。
比較例3 実施例1に使用した複合フイルムと同一樹脂の組合せ
であって、第3層の厚みが8μm、第4と5層の総厚み
が70μmである以外は実施例1と同一内容で複合フイル
ム(総厚み93μm)を得た。3%引張弾性率は22Kg/c
m2、テーバー曲げこわさは9g・cmであった。得られた複
合フイルムについて実施例1と同様の評価を行なったと
ころ、フイルムのカールはなく、また内容物の絞り出し
は容易であったが、包装体が伸び易いという問題があっ
た。
(発明の効果) 上述したように本発明の複合フイルムによれば、特に
縦ピロー包装方法によりあんこ、みそ、接着剤等の粘稠
物を包装するのに好適である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】両最外層がポリアミド樹脂層(1)及びポ
    リオレフィン樹脂層(4)であり、中間層としてポリオ
    レフィン樹脂層(2)及びポリアミド樹脂層(3)をポ
    リアミド樹脂層(3)がポリオレフィン樹脂層(4)側
    になるように積層してなる複合フイルムであって、上記
    最外層のポリアミド樹脂層(1)の厚さが中間層のポリ
    アミド樹脂層(3)の厚さ以下であり、かつ複合フイル
    ム全体の3%引張弾性率(縦方向、23℃)が30〜60Kg/c
    m2、及びテーバー曲げこわさが9〜20g・cmの範囲であ
    ることを特徴とする縦ピロー包装用複合フイルム。
JP24858889A 1989-09-25 1989-09-25 縦ピロー包装用複合フイルム Expired - Lifetime JP2837460B2 (ja)

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