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JP2853501B2 - 座標測定機の温度補正装置 - Google Patents
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JP2853501B2 - 座標測定機の温度補正装置 - Google Patents

座標測定機の温度補正装置

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JP2853501B2
JP2853501B2 JP1465493A JP1465493A JP2853501B2 JP 2853501 B2 JP2853501 B2 JP 2853501B2 JP 1465493 A JP1465493 A JP 1465493A JP 1465493 A JP1465493 A JP 1465493A JP 2853501 B2 JP2853501 B2 JP 2853501B2
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temperature
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  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は座標測定機の温度補正
装置に係り、特に周囲温度の変化に対応して測定精度を
維持するための座標測定機の温度補正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】三次元座標測定機の周囲温度が測定精度
を維持する上で無視できない程大きく変化した場合、測
定精度を維持するために温度補正を行う必要がある。そ
して、温度補正は次の手順で行われる。先ず、温度計で
定期的に三次元座標測定機のスケール部材、機構部材な
ど、温度の変化が測定精度に影響すると思われる部位の
温度を測定する。また、測定するワークの温度も測定す
る。次に、測定して求められた測定温度と三次元座標測
定機のスケール部材、機構部材などの熱膨張係数から、
それらの部材の伸縮尺率を計算で求めて更に各部材の変
形率を計算で求め、三次元座標測定機の温度補正を行
う。次いで、三次元座標測定機でワーク形状等を測定す
ると同時にワークの温度補正を行う。これにより、三次
元座標測定機で測定されたワーク形状等の測定精度が維
持される。
【0003】従って、温度補正を行う上で周囲温度や各
部材の温度を正確に測定することと、複雑な温度補正係
数を算出することが重要であり、そのために、温度計と
測定した温度をコンピュータに送るインターフェース、
そして、複雑な温度補正係数を計算するソストウェアか
ら構成されている温度計システムが使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、温度補正
システムは温度計及びコンピュータのインターフェース
等から構成されているので、複雑な構造で、かつ高価で
あるという問題がある。本発明はこのような事情に鑑み
てなされたもので、簡素な構造で、かつ安価な座標測定
機の温度補正装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成する為に、座標軸方向に移動自在に設けられたプロー
ブでワークの形状等を測定する座標測定機において、第
1ベースに設けられ、開口部が形成された第2ベース
と、熱膨張率の比較的小さい部材で形成されると共に前
記第2ベースの開口部を介して端部が第1ベースに設け
られ、かつ、周囲温度の変化に対応して伸縮した量が前
記第2ベースの伸縮量と同一に設定された第1補正部材
と、端部が前記第2ベースに設けられた第2補正部材
と、から成る温度補正ユニットであって、該温度補正ユ
ニットの第1、2補正部材が座標測定機の座標軸にほぼ
平行に位置決めされた状態で前記座標測定機の測定範囲
内に配置された温度補正ユニットと、基準温度における
前記第2ベースの基準面から第1、2補正部材の自由端
までの基準長さ及び第2補正部材の熱膨張係数が予め記
憶され、該予め記憶されたデータと前記プローブで新た
に測定した前記第2ベースの基準面から第1、2の補正
部材の自由端までの測定長さから前記測定時の温度補正
係数を計算する制御部と、を備えたことを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明によれば、温度補正ユニットは第1、第
2ベース及び第1、第2補正部材を備えている。第2ベ
ースは開口部を有していて、第1ベースに設けられてい
る。第1補正部材は熱膨張率の比較的小さい部材で形成
されると共に第2ベースの開口部を介して端部が第1ベ
ースに設けられている。また、第1補正部材は周囲温度
の変化に対応して伸縮した量が第2ベースの伸縮量と同
一に設定されている。そして、第2補正部材は端部が第
2ベースに設けられている。この温度補正ユニットは温
度補正ユニットの第1、2補正部材が座標測定機の座標
軸にほぼ平行に位置決めされた状態で座標測定機の測定
範囲内に配置されている。
【0007】さらに、制御部には基準温度における第2
ベースの基準面から第1、2補正部材の自由端までの基
準長さ及び第2補正部材の熱膨張係数が予め記憶されて
いる。そして、制御部は、予め記憶されたデータと新た
にプローブで測定した第2ベースの基準面から第1、2
の補正部材の自由端までの測定長さから測定時の温度補
正係数を計算する。
【0008】
【実施例】以下添付図面に従って本発明に係る座標測定
機の温度補正装置について詳説する。図1には本発明に
係る座標測定機の温度補正装置が使用されている三次元
座標測定機の斜視図が示されている。同図に示すように
三次元座標測定機10の本体12には一対のYキャリッ
ジ14がY軸方向に移動自在に設けられている。一対の
Yキャリッジ14の上端部にはX梁16が固定されてい
て、X梁16にはXキャリッジ18がX梁16に沿って
(X軸方向に)移動自在に設けられている。また、Xキ
ャリッジ18にはZキャリッジ20がZ軸方向に移動自
在に設けられている。Zキャリッジ20の下端部にはプ
ローブ22が設けられている。従って、プローブ22は
X、Y、Z軸の3軸方向に移動することができるので、
プローブ22でワークの形状等を測定することができ
る。
【0009】図2、図3には本発明に係る座標測定機の
温度補正装置24が示されている。これらの図に示すよ
うに、第1ベース25には第2ベース26が同軸上に設
けられていて、第2ベース26には中央開口部が形成さ
れていている。第2ベース26は熱膨張係数が知られて
いる部材で形成されていて、ここで第2ベース26の熱
膨張係数をρ1 と設定する。また、温度が20°C(以
下基準温度と称す。)の時に、第2ベース26の厚みを
1 と設定する。第2ベース26の中央開口部には円柱
体28が嵌入されていて、円柱体28の端部は第1ベー
ス25の中央部に取り付けられている。円柱体28は熱
膨張係数が比較的小さいとして知られている部材で形成
されていて、ここで円柱体28の熱膨張係数をρ2 と設
定する。また、温度が基準温度の時に、円柱体28の長
さをL1 と設定する。さらに、円柱体28の周囲には同
軸上に筒体30が配置されていて、筒体30の端部は第
2ベース26に取り付けられている。筒体30は熱膨張
係数が知られている部材で形成されていて、ここで筒体
30の熱膨張係数をρ3 と設定する。また、温度が基準
温度の時に、筒体30の長さをL2 と設定する。
【0010】そして、第2ベース26の熱膨張係数ρ1
及び厚みA1 と、円柱体28の熱膨張係数ρ2 及び長さ
1 とは次式(1)の関係が成立するように設定されて
いる。 A1 ×ρ1 =L1 ×ρ2 …(1) 従って、第2ベース26と円柱体28とが周囲温度の変
化により伸縮した場合、各々の伸縮長さが同一になるの
で、円柱体28が伸縮した長さ分は第2ベース26で吸
収される。これにより、第2ベース26の基準面26A
から円柱体28の自由端までの長さL1 ′は周囲温度の
変化に影響されずに常時一定に維持される。
【0011】尚、筒体30は円柱体28を収納している
ので、円柱体28は筒体30によって損傷しないように
保護される。これにより、円柱体28は局所的な温度変
化の影響を受けないようにすることができる。そして、
座標測定機の温度補正装置24は座標測定機の測定範囲
内に配置され、さらに、円柱体28及び筒体30は座標
測定機の各軸にほぼ平行に位置決めされている。従っ
て、座標測定機が三次元座標測定機の場合、座標測定機
の温度補正装置24が3個必要になる。
【0012】前記の如く構成された本発明に係る座標測
定機の温度補正装置を三次元座標測定機で使用する場合
の作用について説明する。3個の温度補正装置24が三
次元座標測定機10の測定範囲内に配置され、かつ、各
々の円柱体28及び筒体30が三次元座標測定機10の
X、Y、Z軸の3軸方向にほぼ平行に位置決めされてい
る(図1参照)。この場合、温度が20°Cの基準温度
の状態で、3個の温度補正装置24の円柱体28及び筒
体30は、第2ベース26の基準面26Aから円柱体2
8及び筒体30のそれぞれの自由端28A、30Aまで
の長さL1 ′、L2 が求められている。そして、求めら
れた円柱体28及び筒体30の長さL1 ′、L2 を基準
長さと設定して、三次元座標測定機10の制御部36
(図1参照)に記憶する。
【0013】そして、ステップ100において三次元座
標測定機10の周囲温度が変化した場合、三次元座標測
定機10のプローブ22でX軸にほぼ平行に配置されて
いる円柱体28及び筒体30の基準面26Aから自由端
28A、30Aまでの各々の長さL1 ″、L2 ′を測定
する。次に、ステップ102において各々の測定長さL
1 ″、L2 ′は三次元座標測定機10の制御部36に入
力され、この制御部36は、円柱体28の測定長さ
1 ″から円柱体28の基準長さL1 ′を差し引いた値
1 と、筒体30の測定長さL2 ′から筒体30の基準
長さL2 を差し引いた値D2 を算出する。
【0014】さらに、ステップ104において三次元座
標測定機10のX、Y、Z軸の各軸の温度補正係数
αX 、αY 、αZ を次式(2)、(3)、(4)に基づ
いて求める。 αX =D1X/L1X … (2) αY =D1Y/L1Y … (3) αZ =D1Z/L1Z … (4) 次に、ステップ106において制御部36が次式(5)
に基づいて温度TX を次の近似式で計算する。
【0015】 但し、ρは筒体30の熱膨張係数であり、筒体30の熱
膨張係数ρは三次元座標測定機10の制御部36に予め
記憶されている。
【0016】以下同様にY軸方向及びZ軸方向の温度T
Y 、TZ を計算する。そして、ステップ108において
次式(6)に基づいて筒体30の温度Tが求められ、求
められた筒体30の温度Tを制御部36に記憶する。 そして、求められたX、Y、Z軸の各軸の温度補正係数
αX 、αY 、αZ は三次元座標測定機10の制御部36
に記憶される。制御部36は記憶された測定機の温度補
正係数αX,αY,αZに基づいてワークの測定中に測定
機の温度補正を行う。
【0017】また、ステップ110においてワークの熱
膨張係数が三次元座標測定機10の制御部36に予め記
憶されているので、制御部36は筒体30の温度Tをワ
ークの温度と設定してワークの温度補正係数を求めるこ
とができる。従って、温度補正装置の測定によって求め
られた測定機とワークの温度補正係数に基づいて測定値
の温度補正を行う。前記ステップ100乃至110の工
程を制御部36内のプログラムに基づいて自動的に行
う。
【0018】また、前記実施例では基準長さと設定した
円柱体28及び筒体30の長さL1′、L2 を三次元座
標測定機10の制御部36に記憶する場合のみについて
説明したが、これに限らず、基準長さL1 ′、L2 を制
御部36に記憶すると共に円柱体28等に刻印しておい
てもよい。さらに、前記実施例では三次元座標測定機1
0の周囲温度が変化した場合に温度補正する場合につい
て説明したが、これに限らず、周囲温度の変化にかかわ
らず定期的な校正サイクルにおいて温度補正してもよ
い。
【0019】尚、円柱体28を筒体30内に収納して、
円柱体28の損傷等を防止するようにし、円柱体28が
局所的な温度変化に影響を受けないようにしたが、これ
に限らず、筒体30を円柱体等に形成して円柱体28を
と平行にベース26に取り付けてもよい。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る座標測
定機の温度補正装置によれば、温度補正ユニットは第
1、第2ベース及び第1、第2補正部材を備えている。
第2ベースは開口部を有していて、第1ベースに設けら
れている。第1補正部材は熱膨張率の比較的小さい部材
で形成されると共に第2ベースの開口部を介して端部が
第1ベースに設けられている。また、第1補正部材は周
囲温度の変化に対応して伸縮した量が第2ベースの伸縮
量と同一に設定されている。そして、第2補正部材は端
部が第2ベースに設けられている。この温度補正ユニッ
トは温度補正ユニットの第1、2補正部材が座標測定機
の座標軸にほぼ平行に位置決めされた状態で座標測定機
の測定範囲内に配置されている。
【0021】さらに、制御部には基準温度における第2
ベースの基準面から第1、2補正部材の自由端までの基
準長さ及び第2補正部材の熱膨張係数が予め記憶されて
いる。そして、制御部は、予め記憶されたデータとプロ
ーブで測定した第2ベースの基準面から第1、2の補正
部材の自由端までの測定長さからプローブで測定した時
の三次元座標測定機とワークの温度補正係数を求め、さ
らに三次元座標測定機やワークの温度補正を行う。
【0022】従って、温度補正ユニットを座標測定機に
設け、その長さを測定するだけで温度補正係数を求める
ことができるので、構造の簡素化や安価化を図ることが
できる。また、温度の影響を受けて複雑に変化し解析的
に求める事が困難な温度補正係数を直接求めることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る本発明に係る座標測定機の温度補
正装置が使用された三次元座標測定機の斜視図
【図2】本発明に係る座標測定機の温度補正装置の要部
拡大図
【図3】本発明に係る座標測定機の温度補正装置の要部
拡大図
【図4】本発明に係る座標測定機の温度補正装置の作動
を説明するフローチャート
【符号の説明】
10…三次元座標測定機 22…プローブ 24…温度補正ユニット 25…第1ベース 26…第2ベース 26A…第2ベースの基準面 28…円柱体 30…筒体 36…制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01B 5/00 - 5/30 G01B 21/00 - 21/32

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 座標軸方向に移動自在に設けられたプロ
    ーブでワークの形状等を測定する座標測定機において、前記プローブで測定可能な位置にそれぞれ配設された第
    2ベース、第1補正部材及び第2補正部材であって、第
    1ベースに設けられ、熱膨張率が比較的大きい部材で形
    成された前記第2ベースと、 熱膨張率の比較的小さい部
    材で形成されると共に端部が前記第1ベースに設けら
    れ、かつ、周囲温度の変化に対応して伸縮した量が前記
    第2ベースの伸縮量と同一に設定された前記第1補正部
    材と、端部が前記第2ベースに設けられ、熱膨張可能な
    部材で形成された前記第2補正部材と、 基準温度における前記第2ベースの基準面から第1、2
    の補正部材の自由端までの基準長さ及び第2補正部材
    の熱膨張係数が記憶された記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された前記第2ベースの基準面から
    第1の補正部材の自由端までの基準長さと、前記プロー
    ブで新たに測定した前記第2ベースの基準面から第1の
    補正部材の自由端までの測定長さとから前記座標測定機
    の測定温度における温度補正係数を計算する第1の演算
    手段と、 前記記憶手段に記憶された前記第2ベースの基準面から
    第1、第2の補正部材の自由端までの基準長さ及び第2
    の補正部材の熱膨張係数と、前記プローブで測定した第
    2ベースの基準面から第1、第2の補正部材の自由端ま
    での測定長さとに基づいて座標測定機の周囲温度を計算
    する第2の演算手段と、 前記ワークの形状等の測定実測値を、前記第1、第2の
    演算手段によって計算した温度補正係数、周囲温度及び
    前記記憶手段に記憶された該ワークの熱膨張係数に基づ
    いて温度補正する補正手段と、 を備えたことを特徴とする座標測定機の温度補正装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の補正部材は、前記座標測定機
    の各座標軸ごとにその座標軸とほぼ平行になるように座
    標測定機のベースに配設され、前記第1の演算手段は、
    前記記憶手段に記憶された前記第1の補正部材の基準長
    さと、前記プローブで測定した第1の補正部材の各座標
    軸方向の測定長さとから各座標軸ごとに前記座標測定機
    の測定温度における温度補正係数を計算することを特徴
    とする 請求項1の座標測定機の温度補正装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の補正部材、第1ベース、第2
    の補正部材、第2ベースはそれぞれ円柱体及び筒体に形
    成され、該円柱体は筒体内に収納されたことを特徴とす
    る請求項1又は2の座標測定機の温度補正装置。
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