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JP2854514B2 - プリンタの紙葉切断装置 - Google Patents
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JP2854514B2 - プリンタの紙葉切断装置 - Google Patents

プリンタの紙葉切断装置

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JP2854514B2
JP2854514B2 JP28715393A JP28715393A JP2854514B2 JP 2854514 B2 JP2854514 B2 JP 2854514B2 JP 28715393 A JP28715393 A JP 28715393A JP 28715393 A JP28715393 A JP 28715393A JP 2854514 B2 JP2854514 B2 JP 2854514B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の長尺状の紙葉の
それぞれに印字するプリンタの紙葉切断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の長尺状の紙葉に印字するプリンタ
として、代表的なものにレシート・ジャーナルプリンタ
がある。このレシート・ジャーナルプリンタは、レシー
ト用紙のみを切断するカッタを有している。また、カッ
タの種類としては、固定刃と可動刃とにより紙葉を切断
する方法や、鋸歯状の切刃を有する可動刃により紙葉を
切断する方法がある。そして、鋸歯状の切刃を有する可
動刃により紙葉を切断するものの一つに、実開昭63−
16138号公報に「オートカッタ」なる名称をもって
公開されているように、可動刃(カッター刃)を全スト
ローク変位させた場合には紙葉を切断し、可動刃を途中
まで変位させた場合には紙葉にミシン目を形成するよう
にした考案がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来は、レシート・ジ
ャーナルプリンタに代表されるように、複数の紙葉に印
字する場合、一つの紙葉(レシート用紙)しか切断する
ことができない。これにより、用途が限られてしまう。
複数の紙葉の全て又は一部を選択的に切断することが可
能ならば用途を広げることができるが、そのために複数
の紙葉に対応する複数の切断装置を必要とし、これによ
り、部品点数が増加し、構造が複雑化する問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、平行に配列さ
れた長尺状の複数の紙葉のそれぞれを搬送する複数の紙
送り部の下流側に複数の前記紙葉を横切る方向に配置さ
れた固定刃を設け、この固定刃に沿って変位自在に保持
された可動刃を設け、前記固定刃の刃縁とポームポジシ
ョンに位置する前記可動刃の刃縁との間に鋭角なV字形
の隙間が形成されるように両者の刃縁の少なくとも何れ
か一方の刃縁を傾斜させ、前記可動刃が連結された可動
刃駆動部の動作を制御することにより前記可動刃のスト
ロークを変化させる可動刃駆動制御手段を設けた。
【0005】
【作用】可動刃駆動制御手段で可動刃駆動部の動作を制
御することにより、可動刃のストロークを変化させるこ
とができ、また、固定刃の刃縁と可動刃の刃縁との間に
は鋏のように鋭角なV字形の隙間が形成されているた
め、可動刃を小さなストロークをもって変位させた場合
には、固定刃と可動刃との間の隙間の一部を閉じて所望
の一部の紙葉のみを切断することができ、可動刃を大き
なストロークをもって変位させた場合には、固定刃と可
動刃との間の隙間を広範囲に閉じて複数の紙葉の全てを
順次切断することができる。
【0006】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。図1において、1はフレームである。このフレーム
1には、長尺状の紙葉2,3をそれぞれ独立的に搬送す
る紙送り部である第一、第二のプラテン4,5が同軸上
に配列されて回転自在に設けられ、これらの第一、第二
のプラテン4,5には第一、第二のサーマルヘッド6,
7が圧接されている。これらのサーマルヘッド6,7は
共通の基板を共有している。また、第一のプラテン4
は、その一端に固定されたプーリ8とタイミングベルト
9とプーリ10とを介して第一の紙送りモータ11に連
結されている。同様に、第二のプラテン5も、その一端
に固定されたプーリ8とタイミングベルト9とプーリ1
0とを介して第二の紙送りモータ12(図3参照)に連
結されている。
【0007】また、前記フレーム1にはカッタユニット
13が設けられている。このカッタユニット13は、フ
レーム1に固定されたカッタフレーム14と、このカッ
タフレーム14に固定された固定刃15と、この固定刃
15に沿って回動自在に保持された可動刃16とよりな
る。
【0008】ここで、固定刃15と可動刃16との関係
を図2に示す。(a)は側面図、(b)は正面図であ
る。これらの図で明らかなように、固定刃15の刃縁1
7は紙葉2,3に対して直角な方向に水平である。これ
に対し、可動刃16はカッタフレーム14に回動自在に
保持される支点軸18を両端に有するが、これらの支点
軸18を結ぶ直線19及び可動刃16の刃縁20は、左
側から右側に向かうに従い下方及びプラテン4,5側に
傾斜されている。これにより、図2(b)に示すよう
に、固定刃15の刃縁17と、ホームポジションに位置
する可動刃16の刃縁20との間には、鋏のように鋭角
なV字形の隙間21が形成される。
【0009】次いで、図1に示すように、前記可動刃1
6の左端の支点軸18には、L字形のアーム22の基部
が回動自在に保持されている。このアーム22の一端は
螺子23により可動刃16の左端に固定されている。ま
た、カッタフレーム14の左端には支点軸18の中心を
半径の中心として螺子23を逃がす弧状孔24が形成さ
れている。そして、前記フレーム1の左側には可動刃駆
動部である正逆回転自在のカッタモータ25が設けら
れ、このカッタモータ25に直結された駆動ギヤ26に
噛合されたギヤ27がフレーム1の左側に回転自在に保
持されている。さらに、前記アーム22の他端には、ギ
ヤ27の側面から突出するピン28に係合する長孔29
が形成されている。さらに、それぞれ反射型の光電検出
器を用いた第一、第二のセンサ30,31がフレーム1
の左側に固定され、第一のセンサ30に検出される突片
32がアーム22に形成され、第二のセンサ31に検出
される突片33,34がギヤ27の外周に形成されてい
る。これらの突片33,34は略120°の間隔を開け
て配列されている。
【0010】次に、図3に電子回路を示す。プログラム
等の固定データが記憶されたROM35と、このROM
35のプログラムに基づいてデータ処理を実行するCP
U36と、可変データを一時的に格納するRAM37と
がバスラインにより接続されている。CPU36には、
前記第一のサーマルヘッド6を駆動する第一のプリント
コントローラ38と、前記第二のサーマルヘッド7を駆
動する第二のプリントコントローラ39と、前記第一の
紙送りモータ11を駆動する第一の紙送りコントローラ
40と、前記第二の紙送りモータ12を駆動する第二の
紙送りコントローラ41と、前記カッタモータ25を駆
動するカッタコントローラ42と、前記第一、第二のセ
ンサ30,31とが接続されている。ここで、ROM3
5と、CPU36と、RAM37とは、カッタモータ2
5の動作を制御することにより可動刃16のストローク
を変化させる可動刃駆動制御手段を構成する。
【0011】このような構成において、顧客に販売する
郵便切手を紙葉2に印字し、そのときの取引内容を紙葉
3に印字してレシートを発行する使用形態を例として動
作を説明する。すなわち、第一のプリントコントローラ
38は、ホストコンピュータ(図示せず)からの印字デ
ータにより基づいて第一のプラテン4の動作に同期して
第一のサーマルヘッド6を駆動する。これにより、紙葉
2に郵便切手としての画像が印字される。第二のプリン
トコントローラ39は、ホストコンピュータからの印字
データに基づいて第二のプラテン5の動作に同期して第
二のサーマルヘッド7を駆動する。これにより、紙葉3
に売上データの詳細、合計金額等が印字される。
【0012】そして、紙葉2上に一枚分の郵便切手の内
容が印字される度に、また、紙葉3に売上データと合計
金額とが印字され締め操作がなされる度に、ホストコン
ピュータから切断信号がカッタコントローラ42に出力
され、カッタモータ25はカッタコントローラ42に制
御されて回転する。カッタモータ25の回転は駆動ギヤ
26を介してギヤ27に伝達され、ギヤ27のピン28
と係合する長孔29を有するアーム22は支点軸18を
中心に可動刃16と一体に回動する。これにより、固定
刃15と可動刃16との間に送られた紙葉2,3が切断
される。この場合、固定刃15の刃縁17と可動刃16
の刃縁20との間には、図2(b)に示すように、紙葉
2から紙葉3に向かうに従い次第に広くなる鋭角なV字
形の隙間21が形成されているため、可動刃16が全ス
トロークのうち途中まで回動し、刃縁20が同図(b)
に仮想線αで示す位置までしか達しない場合には、固定
刃15と可動刃16との間の隙間21の一部が閉じら
れ、紙葉2のみが切断される。また、可動刃16が全ス
トローク回動し、刃縁20が仮想線βで示す位置に達し
た場合には、固定刃15と可動刃16との間の隙間21
が全域にわたり閉じられ、紙葉2が切断され後に紙葉3
が切断される。
【0013】以下、紙葉2,3の切断動作について、図
6のフローチャートを参照して説明する。まずステップ
1において、電源投入後に初期処理がなされる。この初
期処理では、可動刃16がホームポジションに位置しな
い場合に、カッタモータ25を駆動して可動刃16をホ
ームポジションに復帰させる動作も行われる。可動刃1
6がホームポジションに位置する状態は、図4に示すよ
うに、第一のセンサ30はアーム22の突片を検出して
ONとなり、第二のセンサ31はギヤ27の突片33を
検出してONとなる。その後、前述したように、紙葉
2,3のそれぞれに、郵便切手の内容或いは売上データ
が印字される。
【0014】ステップ2において、CPU36が切手切
断信号のみを入力したと判断した場合には、ステップ3
において、カッタコントローラ42がカッタモータ25
を時計方向に正転させる。これにより、ギヤ27が反時
計方向に回転し、アーム22が支点軸18を中心に反時
計方向に回動し始める。正しく動作し始めると、ステッ
プ4において、第一、第二のセンサ30,31がOFF
になることが認識される。カッタモータ25はなおも正
転し、図5に示すように、第二のセンサ31がギヤ27
の突片34を検出してONになると、この状態がステッ
プ5において認識され、ステップ6において、カッタモ
ータ25が停止される。この間、ギヤ27は突片33,
34の間隔120°に相当する3分の1回転する。これ
により、紙葉2のみが切断される。
【0015】この後、ステップ7において、カッタモー
タ25がカッダコントローラ42に制御されて反時計方
向に逆転し、ギヤ27を時計方向に回転させる。これに
より、アーム22と可動刃16とが支点軸18を中心に
時計方向に回動し始め、図4に示すように、アーム22
及び可動刃16がホームポジションに復帰すると、ステ
ップ8において、第一、第二のセンサ30,31がON
になった状態が認識され、ステップ9において、カッタ
モータ25が停止される。
【0016】また、CPU36が、ステップ2におい
て、出力された信号が切手切断信号のみではないと判断
し、ステップ10において、切手及びレシート切断信号
が出力されたと判断したときは、ステップ11におい
て、カッタモータ25がカッタコントローラ42に制御
されて時計方向に回転する。これにより、ギヤ27は図
4に示す状態から反時計方向に回転する。これにより、
アーム22が支点軸18を中心に反時計方向に回動し始
める。正しく動作し始めると、ステップ12において、
第一、第二のセンサ30,31がOFFになることが認
識される。カッタモータ25はなおも正転し、ステップ
13において第一、第二のセンサ30,31がONとな
る状態が認識されたときに停止される。すなわち、ギヤ
27は一回転してアーム22及び可動刃16を全ストロ
ーク回動させる。これにより、紙葉2が切断されて郵便
切手が発行され、続いて、紙葉3が切断されてレシート
が発行される。
【0017】以上のように、一方の紙葉2を切断する場
合と、両方の紙葉2,3を切断する場合とを選択するこ
とができるため、単に、レシート・ジャーナルプリンタ
としての用途に限られることなく、上述のように、郵便
切手及びレシートを発行する用途にも適用される。もち
ろん、紙葉2は郵便切手の他に、種々のチケットを発行
するために利用することもできる。また、紙葉2,3を
一対の固定刃15と可動刃16とで切断することができ
るため、部品点数を少なくし、構造を簡略化することが
できる。
【0018】さらに、図1に示すように、紙葉3がカッ
タユニット13に達する手前で停止し、紙葉2のみを切
断する場合には、前述したように、可動刃16の動作を
途中で止めることができるため、紙葉3がない部分で固
定刃15の刃縁17と可動刃16の刃縁20とが擦れ合
う(空切する)部分を少なくすることができる。これに
より、切れ味の低下を抑制することができる。
【0019】さらに、紙葉2のみを切断する場合には、
ギヤ27の突片34を第二のセンサ31で検出した時
点、すなわち、ギヤ27を略3分の1回転させた時点か
ら、ギヤ27を3分の1逆転させて可動刃15をホーム
ポジションに復帰させることができる。この場合に要す
る時間は、ギヤ27をホームポジションから通算して1
回転させてホームポジションに復帰させる場合よりも短
縮することができる。これにより、高速印字に対応して
印刷物の発行速度を高めることができる。
【0020】前記実施例において、支点軸18を中心に
可動刃16を回動させる状態で説明したが、本発明は、
固定刃に対して直線方向に往復動する可動刃を用いる場
合にも適用されるものである。
【0021】
【発明の効果】本発明は、上述のように、平行に配列さ
れた長尺状の複数の紙葉を横切る方向に配置された固定
刃に沿って変位自在に保持された可動刃を設け、固定刃
の刃縁とポームポジションに位置する可動刃の刃縁との
間に鋭角なV字形の隙間が形成されるように両者の刃縁
の少なくとも何れか一方の刃縁を傾斜させ、可動刃が連
結された可動刃駆動部の動作を制御することにより可動
刃のストロークを変化させる可動刃駆動制御手段を設け
たので、可動刃を小さなストロークをもって変位させた
場合には、固定刃と可動刃との間の隙間の一部を閉じて
所望の一部の紙葉のみを切断することができ、可動刃を
大きなストロークをもって変位させた場合には、固定刃
と可動刃との間の隙間を広範囲に閉じて複数の紙葉の全
てを順次切断することができ、したがって、複数の紙葉
に所望の内容を印字した後に、それらの紙葉を選択的に
切断することにより、種々の使用形態を採用することが
でき、しかも、一対の固定刃と可動刃とで全紙葉を切断
することができるため、部品点数を少なくし、構造の簡
略化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】固定刃と可動刃との関係を示すもので、(a)
は側面図、(b)は正面図である。
【図3】電子回路を示すブロック図である。
【図4】可動刃がホームポジションに位置する状態を示
す側面図である。
【図5】可動刃が紙葉切断方向に回動した状態を示す側
面図である。
【図6】紙葉の切断動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
2,3 紙葉 4,5 紙送り部 15 固定刃 16 可動刃 17 固定刃の刃縁 20 可動刃の刃縁 21 隙間 25 可動刃駆動部 35〜37 可動刃駆動制御手段

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平行に配列された長尺状の複数の紙葉の
    それぞれを搬送する複数の紙送り部の下流側に複数の前
    記紙葉を横切る方向に配置された固定刃を設け、この固
    定刃に沿って変位自在に保持された可動刃を設け、前記
    固定刃の刃縁とポームポジションに位置する前記可動刃
    の刃縁との間に鋭角なV字形の隙間が形成されるように
    両者の刃縁の少なくとも何れか一方の刃縁を傾斜させ、
    前記可動刃が連結された可動刃駆動部の動作を制御する
    ことにより前記可動刃のストロークを変化させる可動刃
    駆動制御手段を設けたことを特徴とするプリンタの紙葉
    切断装置。
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