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JP2856346B2 - ドアグリップの取付構造 - Google Patents
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JP2856346B2 - ドアグリップの取付構造 - Google Patents

ドアグリップの取付構造

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JP2856346B2
JP2856346B2 JP25851894A JP25851894A JP2856346B2 JP 2856346 B2 JP2856346 B2 JP 2856346B2 JP 25851894 A JP25851894 A JP 25851894A JP 25851894 A JP25851894 A JP 25851894A JP 2856346 B2 JP2856346 B2 JP 2856346B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、軟質樹脂成形体内部
にコア芯材をインサートしてなるドアグリップをドアト
リムに取り付けるドアグリップの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、図9に示すように、ドアパネル
に内装されるドアトリム1の表面中央に把手状のドアグ
リップ2が取り付けられており、乗員は、このドアグリ
ップ2を掴んでドアの開閉操作を行なっている。
【0003】上記ドアグリップ2の構成並びにドアトリ
ム1に対する取付構造を図10を基に説明すると、ドア
グリップ2は、所望の剛性を必要とすることから、ポリ
プロピレン樹脂,ポリアセタール樹脂等、硬質の熱可塑
性樹脂成形体あるいは金属板等からなるコア芯材3の表
面を、軟質塩ビ等、軟質の樹脂からなる表皮材4により
被包して構成されており、表皮材4のもつ良好なクッシ
ョン性により、ドア開閉時、ドアグリップ2を掴んだ際
の良好な感触を付与するようにしている。
【0004】また、ドアグリップ2は、所要形状に成形
されたコア芯材3を射出成形金型内にインサートしてお
き、軟質塩ビ等の樹脂を金型内に射出充填することによ
り、コア芯材3と表皮材4とを一体化したインサートイ
ンジェクション工法により量産される。
【0005】更に、このドアグリップ2をドアトリム1
並びにドアパネル5に取り付けるために、コア芯材3に
は、取付用ボス部6が裏面に突設形成されており、ビス
7をドアグリップ2の取付用ボス部6内に挿入し、ドア
パネル5の取付孔5a内に締め付け固定して、ドアグリ
ップ2を取り付けているが、ドアグリップ2とドアトリ
ム1との間の合わせ面の外観を向上させるとともに、擦
れ音等の低吸音を防止するために、ドアトリム1の表面
側にグリップベース8が介挿されている。
【0006】したがって、ドアトリム1に対してドアグ
リップ2の取付面2aを合わせるには、図11に示すよ
うに、ドアトリム1の表面所定箇所にロケートされたグ
リップベース8を表面側から押えるように、ドアグリッ
プ2の取付面2aを取り付けるが、その際、グリップベ
ース8の周縁フランジ8aの内周壁にドアグリップ2の
取付面2a周縁を嵌合固定して行なっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、ドアグリ
ップ2をドアトリム1に装着する際、意匠性並びに低吸
音防止を目的としたグリップベース8を介挿している
が、グリップベース8に対してドアグリップ2の取付面
2aを合わせる際、図12に示すように、グリップベー
ス8のフランジ8aの一方側に、ドアグリップ2の取付
面2aの一方側縁部を係止し、これを基点としてドアグ
リップ2の取付面2aの他方側縁部を反対側のフランジ
8aに嵌合するように取り付けているのが実情である。
【0008】したがって、ドアグリップ2の取付面2a
の周縁とグリップベース8のフランジ8a内壁とが密着
状態に寸法設定されているが体裁上好ましいが、反面挿
入作業が難しく、作業性の低下を招くとともに、無理に
装着した場合、ドアグリップ2の表皮材4の端末が捲り
上がる等の外観不良を招く恐れがある。
【0009】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、コア芯材を内部にインサートした軟質樹脂
成形体からなるドアグリップをドアトリムに簡単かつ美
麗に合わせ固定することができるドアグリップの取付構
造を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、軟質樹脂成形体からなる表皮材内部にコ
ア芯材をインサートして構成される把手状のドアグリッ
プを、ドアトリム表面側に設置された取付座面内に、ド
アグリップの取付面周縁を嵌合して、ドアトリム側に取
り付けるドアグリップの取付構造において、前記ドアグ
リップの取付面の周縁に内側に向く撓み性が付与されて
いることにより、ドアトリム側の取付座面内に、ドアグ
リップの取付面周縁を弾性的に嵌合させたことを特徴と
する。
【0011】前記ドアグリップの取付面の周縁に内側に
向く撓み性を付与する手段としては、取付面の周縁の内
側に沿って環状の切欠きを形成しても良く、また、取付
面の周縁を除いてその他の部分を肉抜きし、取付面の裏
面周縁に沿って撓み性を有する脚片を突設するようにし
ても良い。
【0012】更に、ドアグリップの取付面の周縁形状
は、取付座面のフランジ、あるいは段部の内壁面と面接
合するように面取り加工が施されていても良い。
【0013】また、ドアトリムの表面に設置される取付
座面としては、周縁にフランジを設けた樹脂成形体から
なるグリップベースをドアトリム表面に添設しても良
く、ドアトリムの取付座面の周縁にフランジ、あるいは
段部を一体に突設形成しても良い。
【0014】
【作用】以上の構成から明らかなように、ドアグリップ
の取付面の周縁は内側に向く撓み性が付与されているた
め、ドアトリムの取付座面上にドアグリップを取り付け
る際、取付座面のフランジ、あるいは段部の内壁面にド
アグリップの取付面周縁が密着状態でフィットするた
め、ドアグリップの取付面を取付座面内に簡単に嵌合固
定できる。
【0015】更に、ドアトリムの取付座面にドアグリッ
プの取付面を嵌合固定すれば、ドアグリップの取付面の
周縁部に反発力が生じ、ドアグリップ取付面の周縁部は
フランジ、あるいは段部内壁面に密着する方向に付勢さ
れる。
【0016】
【実施例】以下、本発明に係るドアグリップの取付構造
の実施例について、添付図面を参照しながら詳細に説明
する。
【0017】図1は本発明を適用したドアグリップを装
備した自動車用ドアトリムを示す正面図、図2は同ドア
グリップの取付構造を示す断面図、図3乃至図4は同ド
アグリップの取付構造を示す断面図並びに斜視図であ
る。また、図5,図6は本発明に係るドアグリップの取
付構造の別実施例を示す各断面図である。
【0018】更に、図7,図8は本発明に係るドアグリ
ップの取付構造の第2実施例を示す断面図並びに斜視図
である。
【0019】まず、図1,図2において、自動車用ドア
トリム10の表面側には、機能性を高めるために、アー
ムレスト11やドアポケット12が装備されており、こ
のアームレスト11と連設するように、ドアグリップ2
0が把手状に設置されている。
【0020】このドアグリップ20は、所要形状に成形
されているコア芯材21の表面を表皮材22により被包
して構成されており、上下2箇所でドアトリム10並び
にドアインナーパネル30に取付固定されている。
【0021】更に詳しくは、コア芯材21は、ポリプロ
ピレン樹脂の射出成形体からなり、ポリプロピレン樹脂
の他、ポリアセタール樹脂等、硬質樹脂材料を使用して
も、あるいは金属板等を使用しても良い。
【0022】一方、表皮材22としては、本実施例では
軟質PVC樹脂を使用しているが、発泡エラストマー,
発泡PVC樹脂等、発泡性樹脂を使用することも可能で
あり、軟質樹脂であれば、用途により適宜選択されて良
く、ドアグリップ20は、インサートインジェクション
工法を使用し、射出成形金型にコア芯材21をインサー
トしておき、軟質樹脂を金型キャビティー内に充填する
ことにより、コア芯材21と表皮材22とを一体化して
形成される。
【0023】そして、ドアグリップ20における上端部
をドアトリム10並びにドアインナーパネル30に取り
付けるには、コア芯材21にエンボス状に形成された取
付用ボス23をドアトリム10の開口13内に挿入し
て、取付用ボス23のボス孔23aとドアインナーパネ
ル30の取付孔31と合致させた後、ビス32を締め付
け固定してドアグリップ20の上端部分は、ドアトリム
10並びにドアインナーパネル30に強固に固定され
る。
【0024】ところで、本発明は、ドアグリップ20を
ドアトリム10に取り付けるに当たり、ドアグリップ2
0の取付面24とドアトリム10側の合わせを良好、か
つ、円滑に行なうようにしたことが特徴である。
【0025】すなわち、図3,図4に示すように、ドア
トリム10の表面のドアグリップ20の取付面24に対
応して、合成樹脂のグリップベース40が介挿されてお
り、このグリップベース40をドアグリップ20の取付
座面とするとともに、ドアグリップ20の取付面24の
周縁やや内側に沿って環状の切欠き25が形成されてい
る。
【0026】本実施例の場合、表皮材22として、ショ
アA硬度70の軟質塩ビを使用し、切欠き25の幅wは
1.5mmで切欠き25の深さhは2.0mmに設定さ
れている。
【0027】尚、グリップベース40は、ドアグリップ
20の取付用ボス23を挿入するための差込孔41が開
設されているとともに、周縁に沿って所定高さのフラン
ジ42が形成されている。
【0028】このように、ドアグリップ20の取付面2
4には周縁やや内側に沿って環状の切欠き25が形成さ
れており、図3中矢印方向にドアグリップ20の取付面
24周縁が撓み易くなっているため、この撓み性を利用
すれば、簡単にグリップベース40のフランジ42内周
壁面にドアグリップ20における取付面24周縁を嵌め
込み固定することができ、作業性が従来のものに比べ著
しく向上するという利点がある。
【0029】更に、図2に示すように、ドアグリップ2
0の取付面24の周縁部分をグリップベース40のフラ
ンジ42内周壁面に嵌着すれば、ドアグリップ20の取
付面24周縁には反発力が作用し、グリップベース40
のフランジ42内周壁面に密着する方向に弾性力が付与
され、グリップベース40のフランジ42とドアグリッ
プ20における取付面24周縁との間にスキがなく、美
麗な合わせ外観が期待できる。
【0030】また、ドアトリム10として、射出成形体
単体で構成する場合には、図5に示すように、グリップ
ベース40を使用することなく、ドアトリム10の表面
を直接ドアグリップ20の取付座面14としても良く、
その場合、取付座面14の周囲に沿って、ドアグリップ
20の取付面24周縁を嵌め込むための環状のフランジ
15を形成すれば良く、この変形例においても、ドアグ
リップ20における取付面24には、周縁やや内側に沿
って環状の切欠き25が形成され、取付面24の周縁部
には内側に向く撓み性が付与されているため、第1実施
例と同様、ドアグリップ20をドアトリム10の表面に
合わせる際の作業性が良く、かつ、合わせ部分の見栄え
も良い等、同様の作用効果を有する。
【0031】同様に、図6に示すように、取付座面14
をエンボス凹部として形成しても良く、その場合、取付
座面14の周囲の段部16がフランジ15と同一の機能
を達成する。
【0032】次に、図7,図8は本発明に係るドアグリ
ップの取付構造の第2実施例を示すもので、ドアグリッ
プ20における取付面24の形状を変更した改良例であ
る。
【0033】すなわち、ドアトリム10の表面にグリッ
プベース40を設置してドアグリップ20の取付座面を
構成することは第1実施例と同様であるが、ドアグリッ
プ20における取付面24を周縁を除き、その他の部位
(図6中斜線で示す)に肉抜き加工を施し肉抜き部26
を設定することにより、取付面24周縁の撓み性を付与
するという実施例である。
【0034】更に、この実施例では、グリップベース4
0のフランジ42の内周壁面と、ドアグリップ20の取
付面24周縁とが面接合するように、ドアグリップ20
における取付面24周縁部に面取り部27が形成されて
いる。
【0035】したがって、取付面24に肉抜き部26を
設け、かつ、周縁に沿って、面取り部27を設定するこ
とにより、ドアグリップ20の取付面24周縁部とグリ
ップベース40におけるフランジ42の内周壁面との密
着性がより向上し、装着作業性も良好なものとなる。
【0036】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によるドアグ
リップの取付構造によれば、以下に記載する格別の作用
効果を有する。
【0037】(1)ドアグリップの取付面周縁に内側に
向く撓み性を付与することにより、ドアトリムの取付座
面にドアグリップの取付面を装着する際、ドアグリップ
の取付面周縁が内側に撓みつつ、フランジ、あるいは段
部の内壁面に嵌合されるため、作業性良くドアグリップ
の取付面をドアトリム側の取付座面に嵌合操作すること
ができ、取付作業性が著しく向上するという効果を有す
る。
【0038】(2)ドアグリップの取付面内側に周縁に
内側に向く撓み性が付与されているため、この撓み性を
利用して、ドアトリムにおける取付座面のフランジ、あ
るいは段部の内周壁面にドアグリップの取付面周縁を簡
単に嵌合操作することができ、取り付けた後、ドアグリ
ップの取付面周縁は反発力が作用し、フランジ、あるい
は段部の内周壁面に対して、ドアグリップ取付面周縁が
密着する方向に付勢されるため、ドアグリップとドアト
リム側取付座面との間にスキが生じることがなく、美麗
な合わせ外観が得られ、室内美観が向上するという効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るドアグリップの取付構造を適用し
た自動車用ドアトリムを示す正面図。
【図2】図1中II−II線断面図。
【図3】本発明に係るドアグリップの取付構造の第1実
施例を示す断面図。
【図4】図3に示すドアグリップの取付構造を示す説明
図。
【図5】本発明に係るドアグリップの取付構造の第1実
施例の変形例を示す断面図。
【図6】本発明に係るドアグリップの取付構造の第1実
施例の更に変形例を示す断面図。
【図7】本発明に係るドアグリップの取付構造の第2実
施例を示す断面図。
【図8】図6に示すドアグリップの取付構造を示す説明
図。
【図9】ドアグリップを装備した従来のドアトリムを示
す正面図。
【図10】図9中X−X線断面図。
【図11】従来のドアグリップの取付構造を示す説明
図。
【図12】従来のドアグリップの合わせ作業を示す説明
図。
【符号の説明】
10 自動車用ドアトリム 20 ドアグリップ 21 コア芯材 22 表皮材 24 取付面 25 切欠き 26 肉抜き部 27 面取り部 30 ドアインナーパネル 40 グリップベース 42 フランジ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軟質樹脂成形体からなる表皮材(22)
    内部にコア芯材(21)をインサートして構成される把
    手状のドアグリップ(20)を、ドアトリム(10)表
    面側に設置された取付座面(40,14)内に、ドアグ
    リップ(20)の取付面(24)周縁を嵌合して、ドア
    トリム(10)側に取り付けるドアグリップの取付構造
    において、 前記ドアグリップ(20)の取付面(24)の周縁に内
    側に向く撓み性が付与されていることにより、ドアトリ
    ム(10)側の取付座面(40,14)内に、ドアグリ
    ップ(20)の取付面(24)周縁を弾性的に嵌合させ
    たことを特徴とするドアグリップの取付構造。
  2. 【請求項2】 ドアグリップ(20)の取付面(24)
    に付与される撓み性は、取付面(24)の周縁内側に沿
    って形成される環状の切欠き(25)により達成される
    ことを特徴とする請求項1記載のドアグリップの取付構
    造。
  3. 【請求項3】 ドアグリップ(20)の取付面(24)
    周縁に付与される撓み性は、取付面(24)の中央に肉
    抜き部(26)が設定され、かつ、周縁に沿って取付座
    面(40,14)のフランジ(42,15)、あるいは
    段部(16)の内周壁と面接合するように面取りが施さ
    れていることを特徴とする請求項1記載のドアグリップ
    の取付構造。
  4. 【請求項4】 ドアトリム(10)表面に設置される取
    付座面(40)は、周縁にフランジ(42)を一体成形
    した樹脂成形体からなるグリップベース(40)により
    構成されていることを特徴とする請求項1乃至3記載の
    ドアグリップの取付構造。
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