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JP2861491B2 - 集中潤滑装置の分配弁 - Google Patents
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JP2861491B2 - 集中潤滑装置の分配弁 - Google Patents

集中潤滑装置の分配弁

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JP2861491B2
JP2861491B2 JP17258991A JP17258991A JP2861491B2 JP 2861491 B2 JP2861491 B2 JP 2861491B2 JP 17258991 A JP17258991 A JP 17258991A JP 17258991 A JP17258991 A JP 17258991A JP 2861491 B2 JP2861491 B2 JP 2861491B2
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彰紀 来間
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、潤滑油を計量して、一
定量の潤滑油を工作機械などの潤滑箇所に分配給油する
集中潤滑装置の分配弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種集中潤滑装置の分配弁は、
例えば米国特許第3145803号公報に記載され、か
つ、図5に示した如く、給油路Aと排油路Bとをもった
弁本体C内に、前記給油路Aと排油路Bとに連通するシ
リンダ孔Dを形成し、このシリンダ孔Dに計量ピストン
Eを往復動可能に設けて、該ピストンEで前記シリンダ
孔Dを計量室aと背面室bとに画成すると共に、前記シ
リンダ孔Dの前記給油路A側に弁体Fを配設して、該弁
体Fと前記ピストンEとの間にスプリングGを介装させ
る一方、前記弁本体Cの内部に、前記給油路Aから前記
背面室bに延びる潤滑油の連通路Hを形成している。
【0003】そして、以上の如く構成する各分配弁の給
油路Aは、ポンプに連通する主管を接続し、前記ポンプ
の駆動で、前記給油路Aに潤滑油を供給することによ
り、前記分配弁における前記弁本体Fを往動させて、前
記給油路Aに供給される潤滑油を前記連通路Hから前記
計量ピストンEの背面室bへと供給し、この潤滑油の供
給に伴い前記ピストンEを往動させて、前記計量室aで
計量された所定量の潤滑剤を前記排油路Bから工作機械
などの各潤滑箇所へと給油するのである。そして、各分
配弁での給油が完了した後には、前記給油路Aが接続さ
れる主管を脱圧するのであって、この脱圧により、前記
弁体Fを復動させて前記給油路Aと連通路Hとの連通を
遮断し、これと同時に前記スプリングGで前記ピストン
Eを復動させて、前記背面室b側に供給された潤滑油
を、前記連通路Hと前記弁体Fに設けた通路fとを介し
て前記計量室a側に導入させ、この計量室aで潤滑油の
計量を行い、次の給油に備えるのである。
【0004】所が、以上の如く構成する分配弁におい
て、前記給油路Aと前記ピストンEの背面室bとを連通
させる連通路Hは、前記弁本体Cにおける前記シリンダ
孔Dの側方に縦通路を形成すると共に、この縦通路を前
記給油路A及び背面室bに連通する横通路を形成して構
成するものであるから、その通路加工が非常に複雑とな
り、また、前記連通路Hを構成する縦通路及び横通路
は、前記弁本体cの外面に対し貫通させる必要があるた
め、通路加工後には、前記各貫通部を閉鎖するプラグを
装着する必要があって、前記弁本体cに、前記弁体F及
びピストンE、スプリングGを組付ける場合、その組付
性が悪く、組付が煩雑となる問題があり、全体としてコ
スト高となっていた。
【0005】そこで、以上の問題に鑑み、前記弁本体C
に、前記シリンダ孔Dの長さ方向に延びる開放溝を設け
て、前記シリンダ孔Dにスリーブを挿嵌することにより
前記給油路Aと背面室bとを連通する油通路(縦通路)
を形成すると共に、この油通路を弁体Fの作動で前記給
油路Aと計量室aとの一方に選択的に連通する連通路
(横通路)を設けた通路ブロックを形成し、前記弁本体
Cに固定する蓋体により前記シリンダ孔Dに挿嵌した前
記スリーブ及び通路ブロックを、前記シリンダ孔Dの底
部に押しつけて固定するようにしたものを先に提案した
(特願平2−227343号)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】所が先に提案したもの
は、前記弁本体へは前記シリンダ孔に前記通路ブロック
を挿嵌した後、スリーブを挿嵌し、また、前記スリーブ
内には、該スリーブを前記シリンダ孔に挿嵌した状態で
弁体、スプリング及び計量ピストンを組込み、その後に
前記蓋体を取付けて全体を組付けるようにしているた
め、組付作業性に問題があった。
【0007】本発明の目的は、前記スリーブを改善する
ことにより、先に提案した発明の利点を有しながら前記
計量ピストンや弁体及びスプリングを前記スリーブのシ
リンダ孔への挿嵌前に組付けてユニット化でき、前記各
部品の前記シリンダ孔への組付作業性を向上できなが
ら、前記シリンダ孔への組付前に前記弁体の作動検査も
行えるようにする点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は給油路3と排油
路4とが開口するシリンダ孔2をもつ弁本体1と、該シ
リンダ孔2に移動自由に内装する計量ピストン6と、弁
体9及びスプリング10とを備え、給油時、給油路3を
前記計量ピストン6の背面室8に連通させて、前記計量
ピストン6を往動させ、計量室7内の潤滑油を排油路4
から排油し、脱圧時、前記スプリング10による前記計
量ピストン6の復動で前記背面室8の潤滑油を計量室7
に供給するようにした分配弁において前記シリンダ孔2
の長さ方向一端側を開放させ、他端側に前記給油路3と
連通する給油孔5を開口させると共に、前記シリンダ孔
2に挿嵌可能で、かつ、互いに突合わせ状に結合可能な
第1スリーブ11と第2スリーブ12とから成り、前記
計量ピストン6と弁体9及びスプリング10を内装可能
とした弁ユニット体13を形成して、該弁ユニット体1
3に前記計量ピストン6と弁体9及びスプリング10を
内装した弁ユニットを前記シリンダ孔2に着脱可能に挿
嵌固定する一方、前記弁ユニット体13とシリンダ孔2
との間に該シリンダ孔2の長さ方向に延びる油通路15
を形成し、かつ、前記シリンダ孔2の他端側に挿嵌する
前記第1スリーブ11に、前記油通路15を、前記弁体
9の作動により前記給油路3と前記計量室7との一方に
選択的に連通する連通路17を設け、前記シリンダ孔2
の開放側に挿嵌する前記第2スリーブ12に前記計量ピ
ストン6の移動を規制する規制部25と前記油通路15
を前記計量ピストン6の背面室8に連通する連通孔26
を設けると共に、前記各スリーブ11,12の一方に、
前記計量室7を前記排油路4に連通する排油孔21を設
けたのである。
【0009】また、前記第1スリーブ11に弁体9を移
動可能に挿嵌する挿通孔を直接又は通路ブロックを介し
て間接的に設けると共に、前記弁体9をばね受部36
と、前記挿通孔38に隙間をもって突入する突入部37
及び、この突入部37の先端側に設けられ前記挿通孔3
8に密接状に挿嵌する弁部35とにより形成するのが好
ましい。
【0010】また、前記弁部35を前記ばね受部36及
び突入部37と分割して独立状に形成するのが好まし
い。
【0011】
【作用】前記第1及び第2スリーブ11,12により弁
ユニット体13を形成し、この弁ユニット体13に前記
計量ピストン6、弁体9及びスプリング10を内装して
構成する弁ユニットを前記シリンダ孔2に着脱可能に挿
嵌することにより、前記各部品を弁本体1に組込むこと
ができるから、その組付作業性を向上できるのであり、
また、前記弁本体1に組付ける前に、前記弁ユニット体
13に前記計量ピストン6や弁体9及びスプリング10
を組付けられるから、弁本体1への組付前に前記弁体9
の作動検査を予め行うことができるのである。
【0012】また、前記弁体9を、ばね受部36と前記
挿通孔38に隙間をもって突入する突入部37と前記挿
通孔38に密接状に挿嵌する弁部35とにより形成する
場合、前記突入部37と挿通孔38との隙間により、油
通路15を計量室7に連通する通路が形成できるので、
前記弁体9に穴加工して通路を形成する必要がなく、従
って、前記弁体を簡素化できるのである。
【0013】また、前記弁部35を前記ばね受部36及
び突入部37と別個に分割形成する場合、該弁部35を
例えば円柱形状にでき、前記弁体9の形成をより簡素化
できるし、また、前記弁部35を短寸形状にできるか
ら、その移動をこぜなく円滑に行えるのである。
【0014】
【実施例】図1に示した実施例は、弁本体1に1つのシ
リンダ孔2を設けたものであるが、実際には、前記弁本
体1に複数(例えば4〜5個)のシリンダ孔を並列状に
設けて複数の分配弁を形成するものである。
【0015】また、前記弁本体1には給油主管(図示せ
ず)に連通する給油路3と給油部への排油管(図示せ
ず)に連通する排油路4とを設けるのであり、また前記
シリンダ孔2はその長さ方向一端側を開放させると共に
他端側を、前記給油路3に連通する給油孔5を開口させ
ており、長さ方向途中に前記排油路4を開口させてい
る。そして、前記シリンダ孔2には、計量ピストン6を
往復動可能に内装し、該各ピストン6により前記シリン
ダ孔2の内部を計量室7と背面室8とに画成すると共
に、前記各シリンダ孔2の前記給油路3側には、弁体9
を配設すると共に、該弁体9と前記ピストン6との間に
スプリング10を介装させている。
【0016】しかして、以上の如く構成する前記弁本体
1に設ける前記各シリンダ孔2は、長さ方向上方側を開
放し、下方側は盲状にして、その底部に前記給油孔5を
形成すると共に、前記シリンダ孔2に挿嵌可能とし、か
つ、互いに突合せ状に結合可能とした合成樹脂の成形品
から成る第1スリーブ11と第2スリーブ12とを設
け、これら各スリーブ11,12により前記計量ピスト
ン6と弁体9及びスプリング10を内装可能とした弁ユ
ニット体13を形成し、この弁ユニット体13に前記計
量ピストン6と弁体9及びスプリング10を内装してカ
ートリッジタイプの弁ユニットを構成し、この弁ユニッ
トを前記シリンダ孔2に着脱可能に挿嵌固定すると共
に、前記第1スリーブ11に前記シリンダ孔2の長さ方
向に延びる開放溝14を形成し、前記弁ユニットのシリ
ンダ孔2への挿嵌により前記給油路3を前記計量ピスト
ン6の背面室8に連通する油通路15を形成するように
したのである。
【0017】図面に示した実施例では、図2に示したよ
うに、前記第1スリーブ11の外周一側に前記開放溝1
4を設けると共に前記シリンダ孔2の開放側で、前記第
2スリーブ12を挿嵌する部位には径大部16を設け、
前記第1及び第2スリーブ11,12により形成する弁
ユニットを前記シリンダ孔2に挿嵌することにより前記
油通路15を形成している。
【0018】そして、前記第1スリーブ11には、前記
油通路15を、前記弁体9の作動により前記給油路3と
前記計量室7との一方に選択的に連通する連通路17を
設けると共に、内向きフランジ18を設けて後記する通
路ブロック19の保持部20を形成し、また、長さ方向
中間部には前記排油路4に連通する排油孔21を設けて
おり、更に上端部には段部22を設けている。
【0019】また、前記第2スリーブ12は、その下端
部に前記第1スリーブ11の段部22に係合する段部2
3を設け、これら段部22,23にOリング24を介装
して突合せ状に嵌合して結合するのであり、また、上部
には、前記計量ピストン6の移動を規制する規制部25
を設けると共に、前記背面室18を前記油通路15に連
通する連通孔26を設け、また、前記規制部25を形成
する蓋部には、前記計量ピストン6の移動量を調節して
前記排油路4から排出する排油量、つまり計量室7で計
量する排油量を調節する調節ねじ27を螺着している。
尚、28は前記第2スリーブ12の外方を覆うキャップ
である。
【0020】また、前記第1スリーブ11の保持部20
に保持する通路ブロック19は、前記弁体9を移動可能
に挿嵌する挿通孔29と、前記第1スリーブ11に設け
る前記連通路17に連通する通路30とを設け、パッキ
ン31,32を介して前記保持部20に保持すると共
に、端部にはエンド部材33を取付けている。
【0021】また、前記第1及び第2スリーブ11,1
2からなる前記弁ユニット体は前記第2スリーブ12の
蓋部外周に設ける肩部に、前記シリンダ孔2の開放側に
止着する主としてCリングから成る止め体34を係止す
ることにより前記第1スリーブ11の端面及び通路ブロ
ック19を前記シリンダ孔2の底面に押しつけて前記シ
リンダ孔2内に固定するようにしている。
【0022】更に、前記弁体9は、短かい円柱状の弁部
35とばね受部36及び前記内向きフランジ18の中心
に設ける挿通孔38から前記通路ブロック19の挿通孔
29に隙間をもって突入する突入部37とから構成して
いる。
【0023】図に示した実施例では、前記弁部35は前
記ばね受部36と突入部37とを一体に形成した上部弁
体39とは別個に分割形成しており、この弁部35を前
記各挿通孔29,38に密接状に挿嵌されこの弁部35
の移動により前記給油路3を、前記通路30及び連通路
17を介して前記油通路15に連通したり、この連通を
遮断し、前記油通路15を前記連通路17、通路30及
び前記挿通孔29,30と突入部37との隙間を介して
前記計量室7に連通したりするのである。
【0024】尚、前記スプリング10は前記ばね受部3
6と計量ピストン6との間に介装するのであって、前記
給油路3が脱圧された場合前記上部弁体39の突入部3
7を介して前記弁部35を下方に押圧するようになすの
である。
【0025】しかして、以上の如く構成する分配弁を組
立てる場合、先ず前記第1及び第2スリーブ11,12
から成る弁ユニット体13に前記計量ピストン6、弁体
9とスプリング10及び前記通路ブロック19を組込ん
だ後前記各スリーブ11,12を突合せ状に結合しカー
トリッジタイプの弁ユニットを形成するのである。
【0026】そして、斯く形成した弁ユニットを前記シ
リンダ孔2の開放側から挿嵌するのである。このとき、
前記排油孔21を排油路4に符合させて行うのであり、
斯く挿嵌した後には、前記シリンダ孔2の開放側に前記
止め体34を止着して前記弁ユニットを前記弁本体1に
固定するのである。
【0027】従って、以上のように前記弁ユニットを予
め形成した状態でこの弁ユニットをシリンダ孔2に挿嵌
し、止め体34を止着することにより組立てられるので
あるから、組付作業性を向上できると共に、前記弁ユニ
ットの挿嵌により前記油通路15を形成できるし、ま
た、第1スリーブ11及び通路ブロック19により前記
油通路15を給油路3に連通する通路も形成できるか
ら、前記弁本体1に複雑な通路加工をする必要がなく、
前記弁本体1の形成を簡素化できるのである。
【0028】また、前記第1スリーブ11に設ける開放
溝14は、前記シリンダ孔2に設けてもよいが、前記第
1スリーブ11を合成樹脂の成形品により構成する場
合、前記開放溝14は成形により容易に形成できるし、
前記シリンダ孔2の孔加工も容易にできることから、前
記第1スリーブ11に設けるのが好ましい。
【0029】次に、以上の如く構成する分配弁の作用を
説明する。
【0030】前記給油路3は主として電動ポンプに連通
する給油主管(図示せず)に接続するのであって、前記
ポンプの駆動で給油主管から給油路3に潤滑油が供給さ
れると、前記弁部35及び上部弁体39が前記スプリン
グ10に抗して共に上動し、前記弁部35が前記通路3
0を通過すると、該通路30は前記給油孔5を介して給
油路3に連通し、この給油路3が前記通路30、連通路
17を介して前記油通路15に連通するのである。
【0031】そして、この連通により潤滑油は前記計量
ピストン6の背面室8に導入され、この導入により前記
計量ピストン6が下降し、計量室7で計量された所定量
の潤滑油が前記排油孔21、排油路4から排出され、工
作機械などの所定の潤滑箇所へ給油されるのである。
【0032】また、給油完了後には、前記給油主管が脱
圧されるのであって、この脱圧により前記弁部35及び
上部弁体39は前記スプリング10の作用で共に下降
し、前記弁部35が図1〜図3に示した位置に復動する
と、前記油通路15は前記給油路3に対し遮断されると
共に、前記油通路15が前記連通路17、通路30及び
前記挿通孔29,38と突入部37との間の隙間を介し
て前記計量室7に連通し、また、前記計量ピストン6は
前記スプリング10の作用で上昇するのである。
【0033】従って、前記計量ピストン6の下降で前記
背面室8に供給された潤滑油が、前記計量ピストン6の
上昇により、前記油通路15、連通路17、通路30及
び前記隙間を経て前記計量室7に導入されて計量され、
次の給油に備えるのである。
【0034】以上の構成において、前記弁体9を前記し
たように弁部35とばね受部36及び突入部37とに形
成する場合、前記突入部37と該突入部37を突入させ
る前記挿通孔29,38との隙間で前記計量室7に通ず
る通路を形成できるから、前記弁体9内に通路を加工す
る場合に比較して弁体の加工を容易にできるし、また、
弁部35を分割して上部弁体39と別に形成する場合、
該弁部35の形成も容易にできるし、上部弁体39と一
体に形成する場合に比較して移動時のこぜり発生を少な
くでき、それだけ弁体動作をより円滑に、かつ、確実に
行えるのである。また、以上の如く構成する分配弁は、
図4に示したインジケータを組み合わせた構成に変更す
ることができる。
【0035】図4に示した分配弁は、前記第2スリーブ
12に前記蓋部から上方に延びる延長筒部40を設ける
と共に計量ピストン6の背面からインジケータ棒41を
突設して該インジケータ棒41を前記延長筒部40に突
入させ、該延長筒部40に設ける覗き窓42から前記イ
ンジケータ棒41の存否を視認することにより前記ピス
トン6の動作を確認できるようにしたものである。
【0036】又図4の実施例では、前記調節ねじ27を
前記延長筒部40に螺着しており、前記延長筒部40の
外側には覗き窓42を外部に開放する窓部をもったキャ
ップ43を取付けている。
【0037】又、以上説明した実施例では前記通路ブロ
ック19を用いているが、この通路ブロック19は必ら
ずしも必要でなく、前記第1スリーブ11に直接通路を
形成してもよい。
【0038】
【発明の効果】本発明は、以上のように給油路3と排油
路4とが開口するシリンダ孔2をもつ弁本体1と、該シ
リンダ孔2に移動自由に内装する計量ピストン6と、弁
体9及びスプリング10とを備え、給油時、給油路3を
前記計量ピストン6の背面室8に連通させて、前記計量
ピストン6を往動させ、計量室7内の潤滑油を排油路4
から排油し、脱圧時、前記スプリング10による前記計
量ピストン6の復動で前記背面室8の潤滑油を計量室7
に供給するようにした分配弁において前記シリンダ孔2
の長さ方向一端側を開放させ、他端側に前記給油路3と
連通する給油孔5を開口させると共に、前記シリンダ孔
2に挿嵌可能で、かつ、互いに突合わせ状に結合可能な
第1スリーブ11と第2スリーブ12とから成り、前記
計量ピストン6と弁体9及びスプリング10を内装可能
とした弁ユニット体13を形成して、該弁ユニット体1
3に前記計量ピストン6と弁体9及びスプリング10を
内装した弁ユニットを前記シリンダ孔2に着脱可能に挿
嵌固定する一方、前記弁ユニット体13とシリンダ孔2
との間に該シリンダ孔2の長さ方向に延びる油通路15
を形成し、かつ、前記シリンダ孔2の他端側に挿嵌する
前記第1スリーブ11に、前記油通路15を、前記弁体
9の作動により前記給油路3と前記計量室7との一方に
選択的に連通する連通路17を設け、前記シリンダ孔2
の開放側に挿嵌する前記第2スリーブ12に前記計量ピ
ストン6の移動を規制する規制部25と前記油通路15
を前記計量ピストン6の背面室8に連通する連通孔26
を設けると共に、前記各スリーブ11,12の一方に、
前記計量室7を前記排油路4に連通する排油孔21を設
けたのであるから、前記弁ユニット体に予め計量ピスト
ン等を組込んで形成する弁ユニットをシリンダ孔2に挿
嵌するだけで、弁本体1に組付けることができ、その組
付け作業を容易に行えるのであり、しかも、弁本体への
組付前に予め前記弁ユニットを形成できるから、弁体9
の作動検査を事前に行って、不良品のチェックが行える
から、歩留りも向上できるのである。
【0039】また、前記弁体9を、前記ばね受部36と
突入部37と弁部35とにより形成する場合、前記突入
部37の挿通孔38への突入により、該挿通孔38との
間の隙間で油通路15を計量室7に連通する通路を形成
できるのであるから、前記弁体9内に通路加工する必要
がなくなり、それだけ弁体加工も簡素化できるのであ
る。
【0040】また、前記弁部35を、ばね受部36及び
突入部37に対し分割形成する場合、前記弁部35を単
純な例えば円柱形状にできるから、その加工を容易にで
きるし、また、前記弁部35の移動時、こじれが生ずる
ことなく円滑に移動させられるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】同実施例における図1の断面位置に対し90度
位相をずらせた位置での縦断面図である。
【図3】図1,2に示した実施例で用いる第1ブロック
と通路ブロック及び弁体の一部を拡大した部分拡大図で
ある。
【図4】本発明の別の実施例を示す図1に対応した縦断
面図である。
【図5】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 弁本体 2 シリンダ孔 3 給油路 4 排油路 5 給油孔 6 計量ピストン 7 計量室 8 背面室 9 弁体 10 スプリング 11 第1スリーブ 12 第2スリーブ 13 弁ユニット体 15 開放溝 17 連通路 21 排油孔 25 規制部 26 連通孔 35 弁部 36 ばね受部 37 突入部 38 挿通孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特公 平7−69037(JP,B2) 特表 昭62−501721(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16N 25/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給油路3と排油路4とが開口するシリン
    ダ孔2をもつ弁本体1と、該シリンダ孔2に移動自由に
    内装する計量ピストン6と、弁体9及びスプリング10
    とを備え、給油時、給油路3を前記計量ピストン6の背
    面室8に連通させて、前記計量ピストン6を往動させ、
    計量室7内の潤滑油を排油路4から排油し、脱圧時、前
    記スプリング10による前記計量ピストン6の復動で前
    記背面室8の潤滑油を計量室7に供給するようにした分
    配弁において、前記シリンダ孔2の長さ方向一端側を開
    放させ、他端側に前記給油路3と連通する給油孔5を開
    口させると共に、前記シリンダ孔2に挿嵌可能で、か
    つ、互いに突合わせ状に結合可能な第1スリーブ11と
    第2スリーブ12とから成り、前記計量ピストン6と弁
    体9及びスプリング10を内装可能とした弁ユニット体
    13を形成して、該弁ユニット体13に前記計量ピスト
    ン6と弁体9及びスプリング10を内装した弁ユニット
    を前記シリンダ孔2に着脱可能に挿嵌固定する一方、前
    記弁ユニット体13とシリンダ孔2との間に該シリンダ
    孔2の長さ方向に延びる油通路15を形成し、かつ、前
    記シリンダ孔2の他端側に挿嵌する前記第1スリーブ1
    1に、前記油通路15を、前記弁体9の作動により前記
    給油路3と前記計量室7との一方に選択的に連通する連
    通路17を設け、前記シリンダ孔2の開放側に挿嵌する
    前記第2スリーブ12に前記計量ピストン6の移動を規
    制する規制部25と前記油通路15を前記計量ピストン
    6の背面室8に連通する連通孔26を設けると共に、前
    記各スリーブ11,12の一方に、前記計量室7を前記
    排油路4に連通する排油孔21を設けたことを特徴とす
    る集中潤滑装置の分配弁。
  2. 【請求項2】 第2スリーブ11は弁体9を移動可能に
    挿嵌する挿通孔38をもち、前記弁体9は、ばね受部3
    6と、前記挿通孔38に隙間をもって突入する突入部3
    7及び、この突入部37の先端側に設けられ前記挿通孔
    38に密接状に挿嵌する弁部35とを備えている請求項
    1記載の集中潤滑装置の分配弁。
  3. 【請求項3】 挿通孔38に密接状に挿嵌する弁体9に
    おける弁部35が前記挿通孔38に隙間をもって突入す
    る突入部37に対し分割形成されている請求項2記載の
    集中潤滑装置の分配弁。
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