JP2865593B2 - 河川の浚渫に使用するフローティングバックホー - Google Patents
河川の浚渫に使用するフローティングバックホーInfo
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A20/00—Water conservation; Efficient water supply; Efficient water use
- Y02A20/40—Protecting water resources
- Y02A20/402—River restoration
Landscapes
- Operation Control Of Excavators (AREA)
- Cleaning Or Clearing Of The Surface Of Open Water (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は川底の浚渫に使用さ
れるフローティングバックホーに関する。
れるフローティングバックホーに関する。
【0002】
【従来の技術】河川を美しくするためには、川底に堆積
しているヘドロを浚渫する必要がある。川底の浚渫は、
海の浚渫に比べると極めて難しい種々の問題がある。も
っとも大きい問題は、海のように周囲が開かれた海域で
作業できないことである。河川の浚渫は、大型の機械を
自由に使用することが難しい。それは、浚渫作業する場
所への運搬が難しく、さらに、浚渫作業するときにも、
橋や川岸等が邪魔になるからである。このため、河川の
浚渫は、作業現場に適した方法で浚渫する必要がある。
たとえば、幅の狭い河川では、川岸にバックホーを陸送
し、陸上から浚渫している。この方法は、河川の両側
に、バックホーが移動できる空き地や道路を必要とす
る。浚渫されるすべての河川がこのような環境とは限ら
ない。とくに、町中の河川ではむしろこのような環境は
極めて少ない。さらに、この方法は、河川の幅が広くな
ると、陸上のバックホーからアームが届かなくなって、
河川の中央部分を浚渫できなくなる。
しているヘドロを浚渫する必要がある。川底の浚渫は、
海の浚渫に比べると極めて難しい種々の問題がある。も
っとも大きい問題は、海のように周囲が開かれた海域で
作業できないことである。河川の浚渫は、大型の機械を
自由に使用することが難しい。それは、浚渫作業する場
所への運搬が難しく、さらに、浚渫作業するときにも、
橋や川岸等が邪魔になるからである。このため、河川の
浚渫は、作業現場に適した方法で浚渫する必要がある。
たとえば、幅の狭い河川では、川岸にバックホーを陸送
し、陸上から浚渫している。この方法は、河川の両側
に、バックホーが移動できる空き地や道路を必要とす
る。浚渫されるすべての河川がこのような環境とは限ら
ない。とくに、町中の河川ではむしろこのような環境は
極めて少ない。さらに、この方法は、河川の幅が広くな
ると、陸上のバックホーからアームが届かなくなって、
河川の中央部分を浚渫できなくなる。
【0003】この弊害を防止するために、幅の広い河川
は、中央部を埋め立てして工事用の道路を構築してい
る。工事用の道路にバックホーを移動させて河川を浚渫
している。この工法は、浚渫した後で道路を除去する必
要がある。したがって、この工法は、工事用の道路を構
築する費用と、構築した工事道路を除去するために余分
な経費を必要とする。このため、浚渫コストが著しく高
くなる欠点がある。
は、中央部を埋め立てして工事用の道路を構築してい
る。工事用の道路にバックホーを移動させて河川を浚渫
している。この工法は、浚渫した後で道路を除去する必
要がある。したがって、この工法は、工事用の道路を構
築する費用と、構築した工事道路を除去するために余分
な経費を必要とする。このため、浚渫コストが著しく高
くなる欠点がある。
【0004】この弊害は、川底を走行しながら浚渫でき
る装置を使用して解消できる。この装置として、実開平
4−9449号公報に記載される図1の装置、実開平1
−90852号公報に記載される図2の装置、特公昭5
2−7643号公報に記載される図3の装置が開発され
ている。これ等の図に示す装置は、川底を移動できるク
ローラ22を装備しているので、川底を走行しながら浚
渫できる。このため、河川に工事用の道路を構築しない
で浚渫できる特長がある。
る装置を使用して解消できる。この装置として、実開平
4−9449号公報に記載される図1の装置、実開平1
−90852号公報に記載される図2の装置、特公昭5
2−7643号公報に記載される図3の装置が開発され
ている。これ等の図に示す装置は、川底を移動できるク
ローラ22を装備しているので、川底を走行しながら浚
渫できる。このため、河川に工事用の道路を構築しない
で浚渫できる特長がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これ等
の図に示す装置は、実際には能率よく河川の浚渫に使用
できない。それは、クローラ22では、陸上のように川
底を自由に移動できないからである。ヘドロが堆積する
川底は、陸上とは比較にならないほど軟弱である。とく
に、浚渫を必要とするする川底は、ヘドロが厚く堆積し
ている。さらに、川底には、種々のものが投げ込まれて
おり、陸上では想像もできないほど障害物が多い。さら
にまた、川底は凹凸も多く、また、浚渫したりクローラ
22で移動すときに水が濁って底の凹凸が見えないの
で、極めて危険な状態になる。軟弱な地盤に凹凸がある
と、浚渫に使用されるバックホーは極めて不安定になっ
て転倒しやすくなる。クローラ22の耐地力が弱くなっ
て、傾いたバックホーを支えられなくなるからである。
さらに困ったことに、バックホーが河川で転倒すると、
陸上では考えられないほど危険な状態となる。それは、
オペレーターが操縦席に閉じ込めらて水没したり、ある
いは冷たい水中に投げ出されることもあるからである。
の図に示す装置は、実際には能率よく河川の浚渫に使用
できない。それは、クローラ22では、陸上のように川
底を自由に移動できないからである。ヘドロが堆積する
川底は、陸上とは比較にならないほど軟弱である。とく
に、浚渫を必要とするする川底は、ヘドロが厚く堆積し
ている。さらに、川底には、種々のものが投げ込まれて
おり、陸上では想像もできないほど障害物が多い。さら
にまた、川底は凹凸も多く、また、浚渫したりクローラ
22で移動すときに水が濁って底の凹凸が見えないの
で、極めて危険な状態になる。軟弱な地盤に凹凸がある
と、浚渫に使用されるバックホーは極めて不安定になっ
て転倒しやすくなる。クローラ22の耐地力が弱くなっ
て、傾いたバックホーを支えられなくなるからである。
さらに困ったことに、バックホーが河川で転倒すると、
陸上では考えられないほど危険な状態となる。それは、
オペレーターが操縦席に閉じ込めらて水没したり、ある
いは冷たい水中に投げ出されることもあるからである。
【0006】さらにまた、川底を移動するバックホー
は、軟弱で凹凸のある川底で移動できなくなることがあ
る。この状態のバックホーを安全に移動させるのは極め
て難しい。それは、水中作業のできるバックホーは、相
当に高価であるために、複数台のバックホーが一緒に作
業することがなく、水中で移動できなくなったバックホ
ーを別のバックホーで牽引することができないからであ
る。河川で動けなくなったバックホーは、陸上から牽引
して移動できるが、陸上には牽引用のレッカー等を陸送
できる空き地や道路がないことが多い。さらに、河川で
動かないバックホーを、陸上から牽引すると、バックホ
ーが転倒しやすいこともあげられる。水面上でバックホ
ーに牽引ワイヤーを連結するため、バックホーが重心よ
りも高い部分で牽引されるからである。
は、軟弱で凹凸のある川底で移動できなくなることがあ
る。この状態のバックホーを安全に移動させるのは極め
て難しい。それは、水中作業のできるバックホーは、相
当に高価であるために、複数台のバックホーが一緒に作
業することがなく、水中で移動できなくなったバックホ
ーを別のバックホーで牽引することができないからであ
る。河川で動けなくなったバックホーは、陸上から牽引
して移動できるが、陸上には牽引用のレッカー等を陸送
できる空き地や道路がないことが多い。さらに、河川で
動かないバックホーを、陸上から牽引すると、バックホ
ーが転倒しやすいこともあげられる。水面上でバックホ
ーに牽引ワイヤーを連結するため、バックホーが重心よ
りも高い部分で牽引されるからである。
【0007】このような弊害は、特開昭60−1353
13号公報に記載される図4の水陸両用車両のように、
フロート44で水面に浮上して移動することで解消でき
る。この図に示す水陸両用車両の構造は、河川を浚渫す
るバックホーに利用できる。たとえば、川底を走行する
クローラ22の川底走行機構にバックホーを装備して、
河川の浚渫に利用できる。ただ、この構造を利用したバ
ックホーは、大きな河川の浚渫には利用できるが、小さ
い河川の浚渫には利用できない。それは、全体を浮上さ
せるために大きなフロート44を装備させる必要がある
ので、小さい河川の低い橋の下を移動できるように設計
するのが極めて難しいからである。河川の浚渫におい
て、最も難しいのは小さい河川である。とくに、小さい
河川で周囲に建物等が立ち並ぶ町中の河川は、浚渫が極
めて難しい。困ったことに、浚渫するのが難しい町中の
河川が、浚渫を必要とする河川である。ヘドロが溜りや
すいからである。
13号公報に記載される図4の水陸両用車両のように、
フロート44で水面に浮上して移動することで解消でき
る。この図に示す水陸両用車両の構造は、河川を浚渫す
るバックホーに利用できる。たとえば、川底を走行する
クローラ22の川底走行機構にバックホーを装備して、
河川の浚渫に利用できる。ただ、この構造を利用したバ
ックホーは、大きな河川の浚渫には利用できるが、小さ
い河川の浚渫には利用できない。それは、全体を浮上さ
せるために大きなフロート44を装備させる必要がある
ので、小さい河川の低い橋の下を移動できるように設計
するのが極めて難しいからである。河川の浚渫におい
て、最も難しいのは小さい河川である。とくに、小さい
河川で周囲に建物等が立ち並ぶ町中の河川は、浚渫が極
めて難しい。困ったことに、浚渫するのが難しい町中の
河川が、浚渫を必要とする河川である。ヘドロが溜りや
すいからである。
【0008】本発明は、さらにこの欠点を解決すること
を目的に開発されたものである。本発明の大切な目的
は、低い橋の下を通過できるように、全体をコンパクト
に設計できると共に、川底が軟弱な河川を自由に、しか
も安全に移動でき、さらに、軟弱地盤の川底を効率よく
浚渫して小さい河川の浚渫にも有効に使用できるフロー
ティングバックホーを提供することにある。
を目的に開発されたものである。本発明の大切な目的
は、低い橋の下を通過できるように、全体をコンパクト
に設計できると共に、川底が軟弱な河川を自由に、しか
も安全に移動でき、さらに、軟弱地盤の川底を効率よく
浚渫して小さい河川の浚渫にも有効に使用できるフロー
ティングバックホーを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の河川の浚渫に使
用するフローティングバックホーは、前述の目的を達成
するために下記の構成を備える。フローティングバック
ホーは、水面と川底に浮沈する潜水部1と、沈まないエ
ンジン内蔵部2とからなる。潜水部1は、川底走行機構
5と、この川底走行機構5で移動しながら川底を浚渫す
るショベル機構6とを備える。川底走行機構5は、両側
に無限軌道のクローラ22を両側に装備している。
用するフローティングバックホーは、前述の目的を達成
するために下記の構成を備える。フローティングバック
ホーは、水面と川底に浮沈する潜水部1と、沈まないエ
ンジン内蔵部2とからなる。潜水部1は、川底走行機構
5と、この川底走行機構5で移動しながら川底を浚渫す
るショベル機構6とを備える。川底走行機構5は、両側
に無限軌道のクローラ22を両側に装備している。
【0010】エンジン内蔵部2は、ショベル機構6とク
ローラ22とを駆動するエンジン10と、川底走行機構
5とショベル機構6を操作するオペレーターの操縦席9
とを有する。操縦席9のオペレーターは、川底走行機構
5とショベル機構6とを操作して河川を浚渫するように
構成されている。
ローラ22とを駆動するエンジン10と、川底走行機構
5とショベル機構6を操作するオペレーターの操縦席9
とを有する。操縦席9のオペレーターは、川底走行機構
5とショベル機構6とを操作して河川を浚渫するように
構成されている。
【0011】さらに、本発明のフローティングバックホ
ーは、下記の独特の構成を備える。 (a) 潜水部1は浮沈フロート3を備え、エンジン内
蔵部2は浮上フロート4を備える。浮沈フロート3は、
フローティングバックホー全体を浮上できる浮力を有す
る。浮上フロート4は潜水部1を川底に潜水させた状態
で、エンジン内蔵部2を水面に浮設できる浮力を有す
る。 (b) エンジン内蔵部2は、連結機構8を介して、潜
水部1の上に載せることができ、かつ潜水部1から離れ
ることもできるように、潜水部1に連結されている。連
結機構8は、潜水部1を川底に沈降させた状態で、エン
ジン内蔵部2を水面に浮設できる全長を有する。 (c) 潜水部1の浮沈フロート3は、浮力を調整し
て、潜水部1を川底に沈降させ、あるいは水面に浮かせ
る浮力調整機構7に連結されている。 (d) エンジン内蔵部2のエンジン10はショベル機
構6と川底走行機構5に連結されている。
ーは、下記の独特の構成を備える。 (a) 潜水部1は浮沈フロート3を備え、エンジン内
蔵部2は浮上フロート4を備える。浮沈フロート3は、
フローティングバックホー全体を浮上できる浮力を有す
る。浮上フロート4は潜水部1を川底に潜水させた状態
で、エンジン内蔵部2を水面に浮設できる浮力を有す
る。 (b) エンジン内蔵部2は、連結機構8を介して、潜
水部1の上に載せることができ、かつ潜水部1から離れ
ることもできるように、潜水部1に連結されている。連
結機構8は、潜水部1を川底に沈降させた状態で、エン
ジン内蔵部2を水面に浮設できる全長を有する。 (c) 潜水部1の浮沈フロート3は、浮力を調整し
て、潜水部1を川底に沈降させ、あるいは水面に浮かせ
る浮力調整機構7に連結されている。 (d) エンジン内蔵部2のエンジン10はショベル機
構6と川底走行機構5に連結されている。
【0012】以上の構成をしているフローティングバッ
クホーは、図5ないし図7に示すようにして、川底を浚
渫する。図5は、フローティングバックホー全体を水面
に浮上させて移動する状態を示す。この図に示すよう
に、水面を移動するときは、潜水部1の浮沈フロート3
に空気を入れて水面に浮上させる。図6は、潜水部1の
浮沈フロート3に水を注入して潜水部1を水中に沈めて
いるところを示している。このとき、エンジン内蔵部2
は、浮上フロート4に働く浮力により水面に浮かんだ状
態を維持する。図7は、潜水部1が水底に接地した状態
を示している。この状態で操縦席9のオペレーターが川
底走行機構5とショベル機構6とを操作して河川を浚渫
作業する。
クホーは、図5ないし図7に示すようにして、川底を浚
渫する。図5は、フローティングバックホー全体を水面
に浮上させて移動する状態を示す。この図に示すよう
に、水面を移動するときは、潜水部1の浮沈フロート3
に空気を入れて水面に浮上させる。図6は、潜水部1の
浮沈フロート3に水を注入して潜水部1を水中に沈めて
いるところを示している。このとき、エンジン内蔵部2
は、浮上フロート4に働く浮力により水面に浮かんだ状
態を維持する。図7は、潜水部1が水底に接地した状態
を示している。この状態で操縦席9のオペレーターが川
底走行機構5とショベル機構6とを操作して河川を浚渫
作業する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施の形態
は、本発明の技術思想を具体化するための河川の浚渫に
使用するフローティングバックホーを例示するものであ
って、本発明はフローティングバックホーの構成を下記
のものに特定しない。
に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施の形態
は、本発明の技術思想を具体化するための河川の浚渫に
使用するフローティングバックホーを例示するものであ
って、本発明はフローティングバックホーの構成を下記
のものに特定しない。
【0014】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解し易いように、実施の形態に示される部材に対応す
る番号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解
決するための手段の欄」に示される部材に付記してい
る。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施の形
態の部材に特定するものでは決してない。
理解し易いように、実施の形態に示される部材に対応す
る番号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解
決するための手段の欄」に示される部材に付記してい
る。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施の形
態の部材に特定するものでは決してない。
【0015】図8と図9に示すフローティングバックホ
ーは、川底に潜水したり、水面に浮いたりする潜水部1
と、この潜水部1に連結機構8を介して連結されてお
り、常に水面に浮いているエンジン内蔵部2とからな
る。
ーは、川底に潜水したり、水面に浮いたりする潜水部1
と、この潜水部1に連結機構8を介して連結されてお
り、常に水面に浮いているエンジン内蔵部2とからな
る。
【0016】潜水部1は、フローティングバックホー全
体を水面に浮上させる浮沈フロート3と、浚渫しながら
フローティングバックホーを川底で移動させる川底走行
機構5と、この川底走行機構5に装着されているショベ
ル機構6とを装備している。
体を水面に浮上させる浮沈フロート3と、浚渫しながら
フローティングバックホーを川底で移動させる川底走行
機構5と、この川底走行機構5に装着されているショベ
ル機構6とを装備している。
【0017】浮沈フロート3は水密構造のタンクで、図
8と図9に示すように、潜水部1の両側に配設された側
部フロート3Aと、側部フロート3Aを連結する部分に
設けられている中央フロート3Bとで構成される。側部
フロート3Aは、外側にクローラ22を配設できるよう
に、前後の端部下面を、先端と後端に向かって上り勾配
の傾斜面としている。潜水部1の両側に配設されている
側部フロート3Aと中央フロート3Bは、それぞれの浮
力を独立して調整できるように、互いに独立している。
さらに、側部フロート3Aと中央フロート3Bは、図1
0に示すように、内部を仕切壁11で気密に3分割して
いる。側部フロート3Aと中央フロート3Bは、前後に
分割された空気室12としている。側部フロート3Aと
中央フロート3Bを3分割しているので、側部フロート
3A全体を6分割、中央フロート3Bは3分割、全体で
9つの空気室12に分割されている。分割されたそれぞ
れの空気室12は、独立して空気を吸排して浮力調整さ
れる。各空気室12の空気量は、潜水部1を水平の姿勢
で潜行でき、また、浮上するように調整される。
8と図9に示すように、潜水部1の両側に配設された側
部フロート3Aと、側部フロート3Aを連結する部分に
設けられている中央フロート3Bとで構成される。側部
フロート3Aは、外側にクローラ22を配設できるよう
に、前後の端部下面を、先端と後端に向かって上り勾配
の傾斜面としている。潜水部1の両側に配設されている
側部フロート3Aと中央フロート3Bは、それぞれの浮
力を独立して調整できるように、互いに独立している。
さらに、側部フロート3Aと中央フロート3Bは、図1
0に示すように、内部を仕切壁11で気密に3分割して
いる。側部フロート3Aと中央フロート3Bは、前後に
分割された空気室12としている。側部フロート3Aと
中央フロート3Bを3分割しているので、側部フロート
3A全体を6分割、中央フロート3Bは3分割、全体で
9つの空気室12に分割されている。分割されたそれぞ
れの空気室12は、独立して空気を吸排して浮力調整さ
れる。各空気室12の空気量は、潜水部1を水平の姿勢
で潜行でき、また、浮上するように調整される。
【0018】浮沈フロート3全体の浮力は、ここに空気
を満たした状態で、潜水部1の上にエンジン内蔵部2を
載せた状態で潜水部1を浮上できるように設計される。
浮沈フロート3の底部には、潜水部1を浮沈させると
き、あるいは、潜水部1を水面に浮上させるときに、潜
水部1を安定にするために、下部に重り13を設けてい
る。浮沈フロート3の浮心を、フローティングバックホ
ー全体の重心よりも上方に位置させるためである。
を満たした状態で、潜水部1の上にエンジン内蔵部2を
載せた状態で潜水部1を浮上できるように設計される。
浮沈フロート3の底部には、潜水部1を浮沈させると
き、あるいは、潜水部1を水面に浮上させるときに、潜
水部1を安定にするために、下部に重り13を設けてい
る。浮沈フロート3の浮心を、フローティングバックホ
ー全体の重心よりも上方に位置させるためである。
【0019】さらに、浮沈フロート3は、気密に区画さ
れたそれぞれの空気室12の浮力を独立して調整する浮
力調整機構7を連結している。浮力調整機構7は、浮沈
フロート3の浮力を調整して、潜水部1を川底に潜水さ
せ、あるいは水面に浮かせる。浮力調整機構7を図10
に示す。この図の浮力調整機構7は、それぞれの空気室
12に水を注入する注水弁14と、水を排出する排水弁
15と、空気室12内の空気を出し入れする空気弁16
とを備える。さらに、浮力調整機構7は、各空気室12
の水位を検出するレベルセンサー19も備える。注水弁
14には注水ポンプ17を連結している。排水弁15に
は排水ポンプ18を連結している。注水弁14と排水弁
15と空気弁16の開閉と、注水ポンプ17および排水
ポンプ18の運転は、制御部20で制御される。制御部
20は、電気的に弁やポンプの運転を制御する。注水ポ
ンプ17と排水ポンプ18には、電気モーターで駆動さ
れるものに代わって、油圧モーターで駆動されるものも
使用できる。油圧モーターで駆動される注水ポンプ17
と排水ポンプ18は、制御部20の油圧回路で運転を制
御する。
れたそれぞれの空気室12の浮力を独立して調整する浮
力調整機構7を連結している。浮力調整機構7は、浮沈
フロート3の浮力を調整して、潜水部1を川底に潜水さ
せ、あるいは水面に浮かせる。浮力調整機構7を図10
に示す。この図の浮力調整機構7は、それぞれの空気室
12に水を注入する注水弁14と、水を排出する排水弁
15と、空気室12内の空気を出し入れする空気弁16
とを備える。さらに、浮力調整機構7は、各空気室12
の水位を検出するレベルセンサー19も備える。注水弁
14には注水ポンプ17を連結している。排水弁15に
は排水ポンプ18を連結している。注水弁14と排水弁
15と空気弁16の開閉と、注水ポンプ17および排水
ポンプ18の運転は、制御部20で制御される。制御部
20は、電気的に弁やポンプの運転を制御する。注水ポ
ンプ17と排水ポンプ18には、電気モーターで駆動さ
れるものに代わって、油圧モーターで駆動されるものも
使用できる。油圧モーターで駆動される注水ポンプ17
と排水ポンプ18は、制御部20の油圧回路で運転を制
御する。
【0020】制御部20は、注水弁14と排水弁15と
空気弁16の開閉を制御して、潜水部1を水平の姿勢に
保持して潜水させ、あるいは浮上させる。制御部20
は、潜水部1を潜水させるときに、注水弁14と空気弁
16を開いて注水ポンプ17を運転し、注水ポンプ17
で各空気室12に注水する。潜行するときに、図11に
示すように、潜水部1の先端が下がる姿勢に傾くと、潜
水部1を水平にするために、下がっている先端部の空気
室12の注水を停止し、上がっている後端部の空気室1
2にのみ注水する。図示しないが、潜水部が左右に傾斜
するときは、下がっている側の側部フロートの注水を停
止して、上がっている側部フロートにのみ注水する。潜
水部1が水平になると、全ての空気室12に注水して、
潜水部1を潜水させる。潜水部1が水平であるかどうか
は、潜水部1に水平センサー21を設けて検出できる。
空気弁16の開閉を制御して、潜水部1を水平の姿勢に
保持して潜水させ、あるいは浮上させる。制御部20
は、潜水部1を潜水させるときに、注水弁14と空気弁
16を開いて注水ポンプ17を運転し、注水ポンプ17
で各空気室12に注水する。潜行するときに、図11に
示すように、潜水部1の先端が下がる姿勢に傾くと、潜
水部1を水平にするために、下がっている先端部の空気
室12の注水を停止し、上がっている後端部の空気室1
2にのみ注水する。図示しないが、潜水部が左右に傾斜
するときは、下がっている側の側部フロートの注水を停
止して、上がっている側部フロートにのみ注水する。潜
水部1が水平になると、全ての空気室12に注水して、
潜水部1を潜水させる。潜水部1が水平であるかどうか
は、潜水部1に水平センサー21を設けて検出できる。
【0021】潜水部1を浮上させるときは、排水ポンプ
18を運転して、排水弁15と空気弁16とを開いて、
各空気室12から排水して空気を注入する。このとき、
潜水部1が傾くと、水平になるように排水弁15の開閉
状態を制御する。たとえば、図11に示すように、潜水
部1の先端部が下がると、後端部の空気室12に連結さ
れている排水弁15を閉弁して排水を停止し、先端部の
空気室12に連結される排水弁15を開弁状態にして排
水する。潜水部1が水平になると、全ての空気室12か
ら排水して潜水部1を水面に浮上させる。
18を運転して、排水弁15と空気弁16とを開いて、
各空気室12から排水して空気を注入する。このとき、
潜水部1が傾くと、水平になるように排水弁15の開閉
状態を制御する。たとえば、図11に示すように、潜水
部1の先端部が下がると、後端部の空気室12に連結さ
れている排水弁15を閉弁して排水を停止し、先端部の
空気室12に連結される排水弁15を開弁状態にして排
水する。潜水部1が水平になると、全ての空気室12か
ら排水して潜水部1を水面に浮上させる。
【0022】浮沈フロート3を前後に分割するフローテ
ィングバックホーは、浮沈フロート3で潜水部1を傾け
て、凹凸のある川底を速やかに移動できる特長もある。
たとえば、前方にある大きな障害物に衝突して、クロー
ラ22ではこれを越えることができないとき、潜水部1
先端の空気室12を排水して、潜水部1の先端を浮かせ
る姿勢とする。潜水部1をこの姿勢にすると、障害物に
衝突しないで越える姿勢となる。このため、この姿勢で
クローラ22を駆動すると、障害物の上を簡単に乗り越
えることができる。
ィングバックホーは、浮沈フロート3で潜水部1を傾け
て、凹凸のある川底を速やかに移動できる特長もある。
たとえば、前方にある大きな障害物に衝突して、クロー
ラ22ではこれを越えることができないとき、潜水部1
先端の空気室12を排水して、潜水部1の先端を浮かせ
る姿勢とする。潜水部1をこの姿勢にすると、障害物に
衝突しないで越える姿勢となる。このため、この姿勢で
クローラ22を駆動すると、障害物の上を簡単に乗り越
えることができる。
【0023】潜水する潜水部1は、川底走行機構5で川
底を移動する。川底走行機構5は、無限軌道のクローラ
22を備えている。クローラ22は、側部フロート3A
の外側に位置して、前後に延長して2列に配設されてい
る。クローラ22は、側部フロート3Aの前後に配設さ
れているアイドラー23と駆動ドライブ24にかけられ
ている。アイドラー23は側部フロート3Aの先端に、
駆動ドライブ24は側部フロート3Aの後端に配設され
ている。駆動ドライブ24は、クローラ22を駆動し
て、潜水部1を海底に走行させる。駆動ドライブ24
は、油圧モーターで回転される。
底を移動する。川底走行機構5は、無限軌道のクローラ
22を備えている。クローラ22は、側部フロート3A
の外側に位置して、前後に延長して2列に配設されてい
る。クローラ22は、側部フロート3Aの前後に配設さ
れているアイドラー23と駆動ドライブ24にかけられ
ている。アイドラー23は側部フロート3Aの先端に、
駆動ドライブ24は側部フロート3Aの後端に配設され
ている。駆動ドライブ24は、クローラ22を駆動し
て、潜水部1を海底に走行させる。駆動ドライブ24
は、油圧モーターで回転される。
【0024】側部フロート3Aの下縁には、陸上を走行
するバックホーと同じように、クローラ22を案内する
トラックローラー(図示せず)を並べている。駆動ドラ
イブ24を回転させる油圧モーターは、側部フロート3
A内に配設されている。駆動ドライブ24は側部フロー
ト3Aの外部にあるので、油圧モーターと駆動ドライブ
24とを連結するシャフトは、側部フロート3Aを、水
密構造で回転できるように側部フロート3Aを貫通して
いる。
するバックホーと同じように、クローラ22を案内する
トラックローラー(図示せず)を並べている。駆動ドラ
イブ24を回転させる油圧モーターは、側部フロート3
A内に配設されている。駆動ドライブ24は側部フロー
ト3Aの外部にあるので、油圧モーターと駆動ドライブ
24とを連結するシャフトは、側部フロート3Aを、水
密構造で回転できるように側部フロート3Aを貫通して
いる。
【0025】川底走行機構5の油圧モーター25を駆動
する油圧回路を図12に示す。この図において、油圧モ
ーター25は、側部フロート3Aの両側に配設されてい
る。1条のクローラ22は、2台の油圧モーター25で
駆動される。この構造は、幅の広いクローラ22を両側
でバランスよく駆動できる。また、1台の油圧モーター
25の出力を小さくして、油圧モーター25をコンパク
トに設計できる。図示しないが、1条のクローラを、1
台の大型油圧モーターで駆動することもできる。
する油圧回路を図12に示す。この図において、油圧モ
ーター25は、側部フロート3Aの両側に配設されてい
る。1条のクローラ22は、2台の油圧モーター25で
駆動される。この構造は、幅の広いクローラ22を両側
でバランスよく駆動できる。また、1台の油圧モーター
25の出力を小さくして、油圧モーター25をコンパク
トに設計できる。図示しないが、1条のクローラを、1
台の大型油圧モーターで駆動することもできる。
【0026】図8に示すフローティングバックホーは、
側部フロート3Aの後端に駆動ドライブ24を設け、先
端にアイドラー23を設けているが、側部フロート3A
の先端に駆動ドライブ24を配設し、後端にアイドラー
23を配設することもできる。
側部フロート3Aの後端に駆動ドライブ24を設け、先
端にアイドラー23を設けているが、側部フロート3A
の先端に駆動ドライブ24を配設し、後端にアイドラー
23を配設することもできる。
【0027】1条のクローラ22を駆動する2台の油圧
モーター25は、互いに並列に接続されて、一緒に回転
駆動される。油圧モーター25は、制御弁26を介して
油圧ポンプ27に連結されている。制御弁26は電気信
号で制御される弁で、コントロールレバー28から送ら
れる電気信号で制御される。オペレーターが、コントロ
ールレバー28を操作することにより、制御弁26を切
り替えて、油圧モーター25の回転を制御する。
モーター25は、互いに並列に接続されて、一緒に回転
駆動される。油圧モーター25は、制御弁26を介して
油圧ポンプ27に連結されている。制御弁26は電気信
号で制御される弁で、コントロールレバー28から送ら
れる電気信号で制御される。オペレーターが、コントロ
ールレバー28を操作することにより、制御弁26を切
り替えて、油圧モーター25の回転を制御する。
【0028】油圧モーター25が正転されると、クロー
ラ22が駆動されて潜水部1を前進させる。油圧モータ
ー25が逆転されると、潜水部1は後退する。また、左
右のクローラ22は、何れか一方を前進し、あるいは後
退させて、フローティングバックホーの進行方向を右や
左に曲げることができる。油圧モーター25の回転速度
を制御して、フローティングバックホーの走行速度を調
整する。油圧モーター25の回転速度は、油圧ポンプ2
7の回転速度を変化させて調整できる。油圧ポンプ27
の回転速度は、これを駆動するエンジン10の回転速度
で調整できる。
ラ22が駆動されて潜水部1を前進させる。油圧モータ
ー25が逆転されると、潜水部1は後退する。また、左
右のクローラ22は、何れか一方を前進し、あるいは後
退させて、フローティングバックホーの進行方向を右や
左に曲げることができる。油圧モーター25の回転速度
を制御して、フローティングバックホーの走行速度を調
整する。油圧モーター25の回転速度は、油圧ポンプ2
7の回転速度を変化させて調整できる。油圧ポンプ27
の回転速度は、これを駆動するエンジン10の回転速度
で調整できる。
【0029】図12に示すフローティングバックホー
は、油圧モーター25と制御弁26を側部フロート3A
に内蔵する。側部フロート3A内には、油圧モーター2
5と制御弁26を内蔵する水密室29を設ける。水密室
29に配設された油圧モーター25と制御弁26は、防
水構造とする必要がない。ここに水が侵入しないからで
ある。油圧モーター25や制御弁26の配管は、フロー
ト内に配設される。フロート内の油圧モーター25と、
制御弁26と、配管は、作業中に物に衝突して損傷され
ることがなく、損傷を極限できる特長がある。
は、油圧モーター25と制御弁26を側部フロート3A
に内蔵する。側部フロート3A内には、油圧モーター2
5と制御弁26を内蔵する水密室29を設ける。水密室
29に配設された油圧モーター25と制御弁26は、防
水構造とする必要がない。ここに水が侵入しないからで
ある。油圧モーター25や制御弁26の配管は、フロー
ト内に配設される。フロート内の油圧モーター25と、
制御弁26と、配管は、作業中に物に衝突して損傷され
ることがなく、損傷を極限できる特長がある。
【0030】浮力調整機構7の配管やポンプや弁も、浮
沈フロート3の内部に配設することによって、損傷を防
止できる。また、水密室29に設けることによって、防
水構造でないものも使用できる。
沈フロート3の内部に配設することによって、損傷を防
止できる。また、水密室29に設けることによって、防
水構造でないものも使用できる。
【0031】側部フロート3Aの油圧モーター25と制
御弁26を操縦席9に接続するための油圧ホースと電気
の配線、浮力調整機構7の配線や油圧ホースは、潜水部
1とエンジン内蔵部2とを連結する連結機構8の内部に
配設される。連結機構8は、油圧ホースと配線を内蔵さ
せる筒状である。筒状の連結機構8に油圧ホースと配線
を挿通して、これで油圧ホースと配線を保護する。この
ように油圧ホースと配線と油圧モーター25と制御弁2
6の全てを内部に配設して、外部に表出させないフロー
ティングバックホーは、作業中に衝突して発生する油圧
回路と電気回路の故障を極限できる。
御弁26を操縦席9に接続するための油圧ホースと電気
の配線、浮力調整機構7の配線や油圧ホースは、潜水部
1とエンジン内蔵部2とを連結する連結機構8の内部に
配設される。連結機構8は、油圧ホースと配線を内蔵さ
せる筒状である。筒状の連結機構8に油圧ホースと配線
を挿通して、これで油圧ホースと配線を保護する。この
ように油圧ホースと配線と油圧モーター25と制御弁2
6の全てを内部に配設して、外部に表出させないフロー
ティングバックホーは、作業中に衝突して発生する油圧
回路と電気回路の故障を極限できる。
【0032】さらに、フローティングバックホーは、図
8に示すように、浮沈フロート3内の清掃及び計器類の
メンテナンスのための出入口42を、側部フロート3A
の側面に設けている。この出入口42は、密閉蓋43に
よって閉塞されており、浮沈フロート3を気密にしてい
る。フローティングバックホーは、潜水部1が沈降する
とき、浮沈フロート3に川の水を注水する。注水する水
は、ヘドロ等による泥水の場合もある。このため、浮沈
フロート3の内部には、ヘドロ等が付着し、あるいは、
堆積して悪臭の原因になるばかりか、排水弁15や排水
ポンプ18の故障の原因になりかねない。したがって、
浮沈フロート3は、定期的にその内部を清掃する必要が
ある。また、フローティングバックホーは、油圧モータ
ー、ポンプ、弁、及び、その配管も、浮沈フロート3の
内部に配設している。このため、これらの装置が故障し
たときの修理や点検は、浮沈フロート3の内部に侵入し
て行う必要がある。側部フロート3Aに設けた出入口4
2は、これらの場合に人が出入りするためのものであ
る。この出入口42から浮沈フロート3の内部に侵入し
て清掃及び修理点検を行う。
8に示すように、浮沈フロート3内の清掃及び計器類の
メンテナンスのための出入口42を、側部フロート3A
の側面に設けている。この出入口42は、密閉蓋43に
よって閉塞されており、浮沈フロート3を気密にしてい
る。フローティングバックホーは、潜水部1が沈降する
とき、浮沈フロート3に川の水を注水する。注水する水
は、ヘドロ等による泥水の場合もある。このため、浮沈
フロート3の内部には、ヘドロ等が付着し、あるいは、
堆積して悪臭の原因になるばかりか、排水弁15や排水
ポンプ18の故障の原因になりかねない。したがって、
浮沈フロート3は、定期的にその内部を清掃する必要が
ある。また、フローティングバックホーは、油圧モータ
ー、ポンプ、弁、及び、その配管も、浮沈フロート3の
内部に配設している。このため、これらの装置が故障し
たときの修理や点検は、浮沈フロート3の内部に侵入し
て行う必要がある。側部フロート3Aに設けた出入口4
2は、これらの場合に人が出入りするためのものであ
る。この出入口42から浮沈フロート3の内部に侵入し
て清掃及び修理点検を行う。
【0033】潜水部1は、海底を浚渫するショベル機構
6を装備する。ショベル機構6は、図8に示すように、
潜水部1上面の前部に配設されている。ショベル機構6
は、水平面内で回転される回転台30と、この回転台3
0に傾動できるように連結されているブーム33と、ブ
ーム33の先端に傾動できるように連結されているアー
ム35と、アーム35の先端に連結されているバケット
37を装備する。
6を装備する。ショベル機構6は、図8に示すように、
潜水部1上面の前部に配設されている。ショベル機構6
は、水平面内で回転される回転台30と、この回転台3
0に傾動できるように連結されているブーム33と、ブ
ーム33の先端に傾動できるように連結されているアー
ム35と、アーム35の先端に連結されているバケット
37を装備する。
【0034】回転台30は、潜水部1の前部に位置し
て、両側の側部フロート3Aを連結する中央フロート3
Bに、防水構造のスイベルジョイント31を介して回転
でるように装着されている。図示しないが、回転台を回
転させる油圧モーターは、水密構造に閉塞された連結部
に内蔵されている。油圧モーターは制御弁を介して油圧
ポンプに連結されている。制御弁には、図12に示すよ
うに、クローラ22の油圧モーター25を制御するのと
同じものが使用できる。制御弁で油圧モーターが駆動さ
れ、油圧モーターで回転台30が回転される。
て、両側の側部フロート3Aを連結する中央フロート3
Bに、防水構造のスイベルジョイント31を介して回転
でるように装着されている。図示しないが、回転台を回
転させる油圧モーターは、水密構造に閉塞された連結部
に内蔵されている。油圧モーターは制御弁を介して油圧
ポンプに連結されている。制御弁には、図12に示すよ
うに、クローラ22の油圧モーター25を制御するのと
同じものが使用できる。制御弁で油圧モーターが駆動さ
れ、油圧モーターで回転台30が回転される。
【0035】ブーム33は、くの字状に折曲された金属
鋼で、回転台30の前方の上面に垂直方向に傾動できる
ように装着されている。回転台30とブーム33は、ブ
ームシリンダー34で連結されている。ブームシリンダ
ー34は、ブーム33の左右に平行に配設されており、
下端を回転台30の前部に、ロッド34aの先端をブー
ム33の中央でその両側部に連結している。フローティ
ングバックホーは、下端と先端の両方を、垂直方向に回
動できるように回転台30とブーム33とに連結してい
る。ブームシリンダー34のロッド34aを伸長させる
と、ブーム33は上昇し、ブームシリンダー34のロッ
ド34aを収縮させるとブーム33が下降するようにな
っている。
鋼で、回転台30の前方の上面に垂直方向に傾動できる
ように装着されている。回転台30とブーム33は、ブ
ームシリンダー34で連結されている。ブームシリンダ
ー34は、ブーム33の左右に平行に配設されており、
下端を回転台30の前部に、ロッド34aの先端をブー
ム33の中央でその両側部に連結している。フローティ
ングバックホーは、下端と先端の両方を、垂直方向に回
動できるように回転台30とブーム33とに連結してい
る。ブームシリンダー34のロッド34aを伸長させる
と、ブーム33は上昇し、ブームシリンダー34のロッ
ド34aを収縮させるとブーム33が下降するようにな
っている。
【0036】ブーム33の先端には、アーム35を垂直
方向に傾動できるように連結している。アーム35も金
属鋼であり、その後端からやや中央よりの部分をブーム
33に連結している。さらに、ブーム33とアーム35
は、アームシリンダー36で連結されている。アームシ
リンダー36は、後端をブーム33中央の上面に、ロッ
ド36aの先端をアーム35の後端に連結してい。アー
ムシリンダー36も、前後の両端を垂直方向に回動でき
るように連結している。この構造は、アームシリンダー
36のロッド36aを伸長させるとアーム35の先端の
バケット37が手前に移動され、アームシリンダー36
のロッド36aを収縮させるとアーム35の先端のバケ
ット37が前方に移動する。
方向に傾動できるように連結している。アーム35も金
属鋼であり、その後端からやや中央よりの部分をブーム
33に連結している。さらに、ブーム33とアーム35
は、アームシリンダー36で連結されている。アームシ
リンダー36は、後端をブーム33中央の上面に、ロッ
ド36aの先端をアーム35の後端に連結してい。アー
ムシリンダー36も、前後の両端を垂直方向に回動でき
るように連結している。この構造は、アームシリンダー
36のロッド36aを伸長させるとアーム35の先端の
バケット37が手前に移動され、アームシリンダー36
のロッド36aを収縮させるとアーム35の先端のバケ
ット37が前方に移動する。
【0037】バケット37は、アーム35の先端に、垂
直方向に傾動できるように装着されている。アーム35
とバケット37は、リンク39を介して、バケットシリ
ンダー38で連結されている。バケットシリンダー38
は、後端をアーム35の後方の上面に、ロッド38aの
先端をリンク39に、共に垂直方向に回動できるように
連結している。リンク39は、バケットシリンダー38
のロッド38aを伸長させると、バケット37の先端の
爪を手前に、ロッド38aを収縮させると、バケット3
7の先端の爪を前方に移動させる。
直方向に傾動できるように装着されている。アーム35
とバケット37は、リンク39を介して、バケットシリ
ンダー38で連結されている。バケットシリンダー38
は、後端をアーム35の後方の上面に、ロッド38aの
先端をリンク39に、共に垂直方向に回動できるように
連結している。リンク39は、バケットシリンダー38
のロッド38aを伸長させると、バケット37の先端の
爪を手前に、ロッド38aを収縮させると、バケット3
7の先端の爪を前方に移動させる。
【0038】ショベル機構6の油圧回路を図13に示し
ている。この図において、回転台30を駆動する油圧モ
ーター25と、ブームシリンダー34と、アームシリン
ダー36、及び、バケットシリンダー38は、制御弁4
0を介して油圧ポンプ27に連結されている。制御弁4
0は、コントロールレバー28に制御される。オペレー
ターが、コントロールレバー28を操作することによ
り、制御弁40を切り替えて、ショベル機構6を制御す
る。
ている。この図において、回転台30を駆動する油圧モ
ーター25と、ブームシリンダー34と、アームシリン
ダー36、及び、バケットシリンダー38は、制御弁4
0を介して油圧ポンプ27に連結されている。制御弁4
0は、コントロールレバー28に制御される。オペレー
ターが、コントロールレバー28を操作することによ
り、制御弁40を切り替えて、ショベル機構6を制御す
る。
【0039】図14ないし図15は、水密構造のバケッ
トシリンダー38を示す。この図のバケットシリンダー
38は、伸縮するロッド部分にシリンダーカバー41を
装着している。シリンダーカバー41は、図16の拡大
図に示すように、可撓性を有する非通水性のプラスチッ
クを蛇腹状に成形したもので、プラスチックを成形する
ときに、螺旋状の補強材(図示せず)をインサートして
補強している。シリンダーカバー41は、一端をバケッ
トシリンダー38の外筒に、他端をロッド38aの先端
とリンク39の連結部に、水密に連結している。蛇腹状
のシリンダーカバー41は、図14と図15に示すよう
にロッドの伸縮に合わせて伸縮する。図14は、バケッ
トシリンダー38のロッドを収縮させたシリンダーカバ
ー41を示し、図15は、バケットシリンダー38のロ
ッドを伸長したシリンダーカバー41を示している。こ
れらの図に示すように、ロッドを水密のシリンダーカバ
ー41で被覆すると、水中で作業するときに、ロッドの
表面に水が接触するのを阻止して、ロッドの腐食を効果
的に防止できる。図14ないし図15は、シリンダーカ
バー41を装着しているバケットシリンダー38を例示
するが、ブームシリンダー34とアームシリンダー36
についてもシリンダーカバー41を装着して防水構造に
できる。
トシリンダー38を示す。この図のバケットシリンダー
38は、伸縮するロッド部分にシリンダーカバー41を
装着している。シリンダーカバー41は、図16の拡大
図に示すように、可撓性を有する非通水性のプラスチッ
クを蛇腹状に成形したもので、プラスチックを成形する
ときに、螺旋状の補強材(図示せず)をインサートして
補強している。シリンダーカバー41は、一端をバケッ
トシリンダー38の外筒に、他端をロッド38aの先端
とリンク39の連結部に、水密に連結している。蛇腹状
のシリンダーカバー41は、図14と図15に示すよう
にロッドの伸縮に合わせて伸縮する。図14は、バケッ
トシリンダー38のロッドを収縮させたシリンダーカバ
ー41を示し、図15は、バケットシリンダー38のロ
ッドを伸長したシリンダーカバー41を示している。こ
れらの図に示すように、ロッドを水密のシリンダーカバ
ー41で被覆すると、水中で作業するときに、ロッドの
表面に水が接触するのを阻止して、ロッドの腐食を効果
的に防止できる。図14ないし図15は、シリンダーカ
バー41を装着しているバケットシリンダー38を例示
するが、ブームシリンダー34とアームシリンダー36
についてもシリンダーカバー41を装着して防水構造に
できる。
【0040】エンジン内蔵部2は、操縦席9と、エンジ
ン10と、浮上フロート4を備える。操縦席9は、エン
ジン内蔵部2の前部の上面に設けられている。オペレー
ターが安全に作業できるように、水密構造となってお
り、水の侵入を防いでいる。操縦席9には、図示しない
が、オペレーターシートと、各機構を操作するコントロ
ールレバーが装備されている。
ン10と、浮上フロート4を備える。操縦席9は、エン
ジン内蔵部2の前部の上面に設けられている。オペレー
ターが安全に作業できるように、水密構造となってお
り、水の侵入を防いでいる。操縦席9には、図示しない
が、オペレーターシートと、各機構を操作するコントロ
ールレバーが装備されている。
【0041】エンジン10は、エンジン内蔵部2の底部
に配設されており、油圧ポンプ27を作動させる。油圧
ポンプ27は、油圧ホースを介して川底走行機構5の油
圧モーター25とショベル機構6の油圧モーター32及
びシリンダーに連結されている。エンジン10は、エン
ジン内蔵部2の後部の上面、即ち操縦席9の背後に配設
することもできる。しかしながら、エンジン10は、重
量が大きいため、エンジン内蔵部2の安定を考えてエン
ジン内蔵部2の底部に配設するのが望ましい。
に配設されており、油圧ポンプ27を作動させる。油圧
ポンプ27は、油圧ホースを介して川底走行機構5の油
圧モーター25とショベル機構6の油圧モーター32及
びシリンダーに連結されている。エンジン10は、エン
ジン内蔵部2の後部の上面、即ち操縦席9の背後に配設
することもできる。しかしながら、エンジン10は、重
量が大きいため、エンジン内蔵部2の安定を考えてエン
ジン内蔵部2の底部に配設するのが望ましい。
【0042】浮上フロート4は、エンジン内蔵部2の内
部に設けられて、気密に密閉されたタンクである。浮上
フロート4の内部は、空気で満たされている。浮上フロ
ート4は、潜水部1を潜水させた状態で、エンジン内蔵
部2を水面に浮上できる浮力を有する。さらに、エンジ
ン内蔵部2は、水面に浮くときに、安定して水平姿勢と
なるように、下部に重り(図示せず)を設けている。
部に設けられて、気密に密閉されたタンクである。浮上
フロート4の内部は、空気で満たされている。浮上フロ
ート4は、潜水部1を潜水させた状態で、エンジン内蔵
部2を水面に浮上できる浮力を有する。さらに、エンジ
ン内蔵部2は、水面に浮くときに、安定して水平姿勢と
なるように、下部に重り(図示せず)を設けている。
【0043】好ましくは、浮上フロート4の浮力は、連
結機構8を介して、潜水状態にある潜水部1を水中に吊
り下げて浮かせることができる浮力に設計される。それ
は、図17に示すように、潜水部1が移動する川底が、
急深な地形となったときに、潜水部1がエンジン内蔵部
2を水中に引き込まないようにして、オペレーターの安
全を確保するためである。
結機構8を介して、潜水状態にある潜水部1を水中に吊
り下げて浮かせることができる浮力に設計される。それ
は、図17に示すように、潜水部1が移動する川底が、
急深な地形となったときに、潜水部1がエンジン内蔵部
2を水中に引き込まないようにして、オペレーターの安
全を確保するためである。
【0044】潜水部1とエンジン内蔵部2は、図7と図
8に示すように、連結機構8で連結されている。連結機
構8は、潜水部1を川底に潜水させた状態で、エンジン
内蔵部2を水面に浮設できる全長を有する金属製の中空
管である。連結機構8の上端は、エンジン内蔵部2のほ
ぼ中央に、垂直面内で回動できるように連結されてい
る。また、連結機構8の下端は、潜水部1のほぼ中央の
上部に、垂直面内で回動できるように連結されている。
連結機構8は、図7に示すように、潜水部1を水中に沈
降させるとき、鉛直方向に傾動してエンジン内蔵部2を
水面に浮上させる。また、連結機構8は、図5に示すよ
うに、潜水部1を水面に浮上させるときは、水平な方向
へ傾動し、エンジン内蔵部2を潜水部1の上に載せる姿
勢で連結する。エンジン内蔵部2を潜水部1の上に載せ
るとき、エンジン内蔵部2が潜水部1の前方へ移動しな
いように、連結機構8にはストッパー(図示せず)を設
けている。
8に示すように、連結機構8で連結されている。連結機
構8は、潜水部1を川底に潜水させた状態で、エンジン
内蔵部2を水面に浮設できる全長を有する金属製の中空
管である。連結機構8の上端は、エンジン内蔵部2のほ
ぼ中央に、垂直面内で回動できるように連結されてい
る。また、連結機構8の下端は、潜水部1のほぼ中央の
上部に、垂直面内で回動できるように連結されている。
連結機構8は、図7に示すように、潜水部1を水中に沈
降させるとき、鉛直方向に傾動してエンジン内蔵部2を
水面に浮上させる。また、連結機構8は、図5に示すよ
うに、潜水部1を水面に浮上させるときは、水平な方向
へ傾動し、エンジン内蔵部2を潜水部1の上に載せる姿
勢で連結する。エンジン内蔵部2を潜水部1の上に載せ
るとき、エンジン内蔵部2が潜水部1の前方へ移動しな
いように、連結機構8にはストッパー(図示せず)を設
けている。
【0045】さらに、連結機構8は、中空管内に、油圧
配管や電気配線を内蔵させている。油圧配管や電気配線
は、潜水部1の川底走行機構5、及び、ショベル機構6
を連結している。油圧配管や電線は、操縦席9のコント
ロールレバーで、潜水部1の川底走行機構5、ショベル
機構6、及び、浮力調整機構7を制御する。操縦席9の
オペレーターが、コントロールレバーを操作することに
より、これらの機構を制御して川底を浚渫作業する。
配管や電気配線を内蔵させている。油圧配管や電気配線
は、潜水部1の川底走行機構5、及び、ショベル機構6
を連結している。油圧配管や電線は、操縦席9のコント
ロールレバーで、潜水部1の川底走行機構5、ショベル
機構6、及び、浮力調整機構7を制御する。操縦席9の
オペレーターが、コントロールレバーを操作することに
より、これらの機構を制御して川底を浚渫作業する。
【0046】潜水部1を川底に沈降させ、あるいは、水
面に浮上させる操作は、次のようにして行われる。
面に浮上させる操作は、次のようにして行われる。
【0047】[潜水部を川底に潜水させるとき] 操縦席9から制御部20を操作して、注水ポンプ1
7を運転する状態で、浮沈フロート3に連結される注水
弁14を開放し、注水ポンプ17で浮沈フロート3の空
気室12に注水する。このとき、フロートの上部に設け
た空気弁16も同時に開放して、フロート内の空気を排
出する。排水弁15は閉弁される。 浮沈フロート3内に水が注入され、空気が排出され
ることにより、浮沈フロート3の浮力が小さくなり、や
がて潜水部1は、その自重により水中に沈降し始める。 潜水部1に設けた水平センサー21からの信号が、
制御部20に送られる。また、浮沈フロート3の空気室
12に注入される水の水位が、レベルセンサー19から
制御部20に伝送される。制御部20は、水平センサー
21からの信号と、レベルセンサー19からの信号を処
理して、潜水部1を水平の姿勢に保持するように、各注
水弁14を開閉し、それぞれの空気室12の注水量を制
御する。制御部20は、注水弁14を開閉して、潜水部
1を水平の姿勢で潜水させる。 潜水部1が川底に潜水すると、各空気室12の注水
量を制御して、潜水部1が川底に設置する設置圧を調整
する。潜水部1の設置圧は、クローラ22でヘドロの川
底をスムーズに移動できるように調整される。潜水部1
の設置圧は、硬い川底では大きく、柔らかい川底では弱
くする。この状態で、ショベル機構6を作動させて川底
を浚渫し、浚渫しながらクローラ22で川底を移動す
る。オペレーターは、水面に浮くエンジン内蔵部2でコ
ントロールレバー28を操作して、ショベル機構6を操
作し、クローラ22で海底を移動して浚渫する。
7を運転する状態で、浮沈フロート3に連結される注水
弁14を開放し、注水ポンプ17で浮沈フロート3の空
気室12に注水する。このとき、フロートの上部に設け
た空気弁16も同時に開放して、フロート内の空気を排
出する。排水弁15は閉弁される。 浮沈フロート3内に水が注入され、空気が排出され
ることにより、浮沈フロート3の浮力が小さくなり、や
がて潜水部1は、その自重により水中に沈降し始める。 潜水部1に設けた水平センサー21からの信号が、
制御部20に送られる。また、浮沈フロート3の空気室
12に注入される水の水位が、レベルセンサー19から
制御部20に伝送される。制御部20は、水平センサー
21からの信号と、レベルセンサー19からの信号を処
理して、潜水部1を水平の姿勢に保持するように、各注
水弁14を開閉し、それぞれの空気室12の注水量を制
御する。制御部20は、注水弁14を開閉して、潜水部
1を水平の姿勢で潜水させる。 潜水部1が川底に潜水すると、各空気室12の注水
量を制御して、潜水部1が川底に設置する設置圧を調整
する。潜水部1の設置圧は、クローラ22でヘドロの川
底をスムーズに移動できるように調整される。潜水部1
の設置圧は、硬い川底では大きく、柔らかい川底では弱
くする。この状態で、ショベル機構6を作動させて川底
を浚渫し、浚渫しながらクローラ22で川底を移動す
る。オペレーターは、水面に浮くエンジン内蔵部2でコ
ントロールレバー28を操作して、ショベル機構6を操
作し、クローラ22で海底を移動して浚渫する。
【0048】[潜水部を水面に浮上させるとき] 排水ポンプ18を運転する状態で、空気弁16と排
水弁15を開放する。注水弁14は閉弁する。 排水弁15を通過して、浮沈フロート3の水が外部
に排出される。排水された浮沈フロート3には、空気弁
16から空気が吸入され、浮沈フロート3の浮力が大き
くなる。浮沈フロート3の浮力が、潜水部1の自重より
も大きくなると、潜水部1は浮上を始める。 潜水部1の水平姿勢を水平センサー21で検出し、
浮沈フロート3の空気室12の水面レベルをレベルセン
サー19で検出する。制御部20は、水面センサーとレ
ベルセンサー19を処理して、潜水部1を水平の姿勢に
保持するように、各空気室12の水面レベルを調整す
る。空気室12の水面レベルは、排水弁15を開閉して
制御する。 浮沈フロート3の空気室12から完全に排水される
と、排水弁15を閉鎖し、排水ポンプ18の運転を停止
する。潜水部1は、上にエンジン内蔵部2を載せた状態
で、水面に浮上する。
水弁15を開放する。注水弁14は閉弁する。 排水弁15を通過して、浮沈フロート3の水が外部
に排出される。排水された浮沈フロート3には、空気弁
16から空気が吸入され、浮沈フロート3の浮力が大き
くなる。浮沈フロート3の浮力が、潜水部1の自重より
も大きくなると、潜水部1は浮上を始める。 潜水部1の水平姿勢を水平センサー21で検出し、
浮沈フロート3の空気室12の水面レベルをレベルセン
サー19で検出する。制御部20は、水面センサーとレ
ベルセンサー19を処理して、潜水部1を水平の姿勢に
保持するように、各空気室12の水面レベルを調整す
る。空気室12の水面レベルは、排水弁15を開閉して
制御する。 浮沈フロート3の空気室12から完全に排水される
と、排水弁15を閉鎖し、排水ポンプ18の運転を停止
する。潜水部1は、上にエンジン内蔵部2を載せた状態
で、水面に浮上する。
【0049】
【発明の効果】本発明の河川の浚渫に使用するフローテ
ィングバックホーは、装置全体をコンパクトにできる特
長がある。それは、本発明のフローティングバックホー
が、水中に浮沈する潜水部と、常に水面に浮上している
エンジン内蔵部とからなり、潜水部とエンジン内蔵部
は、それぞれが水面に浮上できるフロートを備えている
からである。フローティングバックホーは、潜水部に装
備する浮沈フロートで、潜水部を水面に浮上させる。ク
ローラを装備する潜水部は、クローラの内側と、両側に
配設されているクローラの中間に浮沈フロートを設けて
いる。このように、潜水部とエンジン内蔵部の両方にフ
ロートを設けることにより、本発明のフローティングバ
ックホーは、全体をコンパクトにできる。クローラを装
備する潜水部の無駄な空間を利用して、フロートを配設
できるからである。さらに、エンジン内蔵部のフロート
は、それ自体を浮上させるのみのフロートであるから、
フロートの容積を小さくして、全体をコンパクトにでき
る。このため、本発明のフローティングバックホーは、
装置全体をコンパクトにできる特長がある。コンパクト
なフローティングバックホーは、小さい河川の低い橋の
下を移動できるように設計して、能率よく浚渫できる特
長がある。さらに、川底が軟弱な河川や浅い河川におい
ても、潜水部を水面に浮上させて、水面を自由に、しか
も安全に移動でき、軟弱地盤の川底を効率よく浚渫でき
る特長がある。
ィングバックホーは、装置全体をコンパクトにできる特
長がある。それは、本発明のフローティングバックホー
が、水中に浮沈する潜水部と、常に水面に浮上している
エンジン内蔵部とからなり、潜水部とエンジン内蔵部
は、それぞれが水面に浮上できるフロートを備えている
からである。フローティングバックホーは、潜水部に装
備する浮沈フロートで、潜水部を水面に浮上させる。ク
ローラを装備する潜水部は、クローラの内側と、両側に
配設されているクローラの中間に浮沈フロートを設けて
いる。このように、潜水部とエンジン内蔵部の両方にフ
ロートを設けることにより、本発明のフローティングバ
ックホーは、全体をコンパクトにできる。クローラを装
備する潜水部の無駄な空間を利用して、フロートを配設
できるからである。さらに、エンジン内蔵部のフロート
は、それ自体を浮上させるのみのフロートであるから、
フロートの容積を小さくして、全体をコンパクトにでき
る。このため、本発明のフローティングバックホーは、
装置全体をコンパクトにできる特長がある。コンパクト
なフローティングバックホーは、小さい河川の低い橋の
下を移動できるように設計して、能率よく浚渫できる特
長がある。さらに、川底が軟弱な河川や浅い河川におい
ても、潜水部を水面に浮上させて、水面を自由に、しか
も安全に移動でき、軟弱地盤の川底を効率よく浚渫でき
る特長がある。
【図1】従来の浚渫装置の一例を示す側面図
【図2】従来の浚渫装置の他の一例を示す側面図
【図3】従来の浚渫装置の他の一例を示す側面図
【図4】従来の水陸両用車両の一例を示す側面図
【図5】本発明のフローティングバックホーが水面に浮
かんだ状態を示す側面図
かんだ状態を示す側面図
【図6】本発明のフローティングバックホーが、潜水部
を水中に沈める状態を示す側面図
を水中に沈める状態を示す側面図
【図7】本発明のフローティングバックホーの潜水部
が、川底に接地した状態を示す側面図
が、川底に接地した状態を示す側面図
【図8】本発明の実施の形態にかかるフローティングバ
ックホーの側面図
ックホーの側面図
【図9】本発明の実施の形態にかかるフローティングバ
ックホーの背面図
ックホーの背面図
【図10】浮力調整機構を示すブロック線図
【図11】フローティングバックホーの潜水部が、水中
で傾いた状態を示す側面図
で傾いた状態を示す側面図
【図12】川底走行機構の油圧モーターの部分を示す油
圧回路図
圧回路図
【図13】ショベル機構の油圧回路を示すブロック線図
【図14】バケットシリンダーがロッドを収縮させた状
態を示す側面図
態を示す側面図
【図15】バケットシリンダーがロッドを伸長させた状
態を示す側面図
態を示す側面図
【図16】シリンダーカバーを示す拡大側面図
【図17】本発明のフローティングバックホーが、急深
な地形の川底を移動する状態を示す側面図
な地形の川底を移動する状態を示す側面図
1…潜水部 2…エンジン内蔵部 3…浮沈フロート 3A…側部フロート 3
B…中央フロート 4…浮上フロート 5…川底走行機構 6…ショベル機構 7…浮力調整機構 8…連結機構 9…操縦席 10…エンジン 11…仕切壁 12…空気室 13…重り 14…注水弁 15…排水弁 16…空気弁 17…注水ポンプ 18…排水ポンプ 19…レベルセンサー 20…制御部 21…水平センサー 22…クローラ 23…アイドラー 24…駆動ドライブ 25…油圧モーター 26…制御弁 27…油圧ポンプ 28…コントロールレバー 29…水密室 30…回転台 31…スイベルジョイント 32…油圧モーター 33…ブーム 34…ブームシリンダー 34a…ロッ
ド 35…アーム 36…アームシリンダー 36a…ロッ
ド 37…バケット 38…バケットシリンダー 38a…ロッ
ド 39…リンク 40…制御弁 41…シリンダーカバー 42…出入口 43…密閉蓋 44…フロート
B…中央フロート 4…浮上フロート 5…川底走行機構 6…ショベル機構 7…浮力調整機構 8…連結機構 9…操縦席 10…エンジン 11…仕切壁 12…空気室 13…重り 14…注水弁 15…排水弁 16…空気弁 17…注水ポンプ 18…排水ポンプ 19…レベルセンサー 20…制御部 21…水平センサー 22…クローラ 23…アイドラー 24…駆動ドライブ 25…油圧モーター 26…制御弁 27…油圧ポンプ 28…コントロールレバー 29…水密室 30…回転台 31…スイベルジョイント 32…油圧モーター 33…ブーム 34…ブームシリンダー 34a…ロッ
ド 35…アーム 36…アームシリンダー 36a…ロッ
ド 37…バケット 38…バケットシリンダー 38a…ロッ
ド 39…リンク 40…制御弁 41…シリンダーカバー 42…出入口 43…密閉蓋 44…フロート
Claims (1)
- 【請求項1】 水面と川底に浮沈する潜水部(1)と、
沈まないエンジン内蔵部(2)とからなり、潜水部
(1)は、両側に配設されて無限軌道のクローラ(2
2)を装備している川底走行機構(5)と、この川底走
行機構(5)で移動しながら川底を浚渫するショベル機
構(6)とを備え、 エンジン内蔵部(2)は、ショベル機構(6)及びクロ
ーラ(22)とを駆動するエンジン(10)と、川底走
行機構(5)及びショベル機構(6)を操作するオペレ
ーターの操縦席(9)とを有し、操縦席(9)のオペレ
ーターが、川底走行機構(5)とショベル機構(6)と
を操作して河川を浚渫するように構成され、かつ下記の
全ての構成を有することを特徴とする河川の浚渫に使用
するフローティングバックホー。 (a) 潜水部(1)は浮沈フロート(3)を備え、エ
ンジン内蔵部(2)は浮上フロート(4)を備え、浮沈
フロート(3)は、フローティングバックホー全体を浮
上できる浮力を有し、浮上フロート(4)は潜水部
(1)を川底に潜水させた状態でエンジン内蔵部(2)
を浮設できる浮力を有する。 (b) エンジン内蔵部(2)は連結機構(8)を介し
て、潜水部(1)の上に載せることができ、かつ潜水部
(1)から離れることもできるように、潜水部(1)に
連結されており、連結機構(8)は、潜水部(1)を川
底に沈降させた状態で、エンジン内蔵部(2)を水面に
浮設する全長を有する。 (c) 潜水部(1)の浮沈フロート(3)は、フロー
トの浮力を調整して、潜水部(1)を川底に沈降させ、
あるいは水面に浮かせる浮力調整機構(7)に連結され
ている。 (d) エンジン内蔵部(2)のエンジン(10)は動
力伝達部材を介してショベル機構(6)と川底走行機構
(5)に連結されている。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7212499A JP2865593B2 (ja) | 1995-07-27 | 1995-07-27 | 河川の浚渫に使用するフローティングバックホー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7212499A JP2865593B2 (ja) | 1995-07-27 | 1995-07-27 | 河川の浚渫に使用するフローティングバックホー |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0941422A JPH0941422A (ja) | 1997-02-10 |
| JP2865593B2 true JP2865593B2 (ja) | 1999-03-08 |
Family
ID=16623681
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7212499A Expired - Lifetime JP2865593B2 (ja) | 1995-07-27 | 1995-07-27 | 河川の浚渫に使用するフローティングバックホー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2865593B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100883747B1 (ko) * | 2004-08-19 | 2009-02-12 | 현대중공업 주식회사 | 회전판으로 구동되는 수상전용 굴삭기 |
-
1995
- 1995-07-27 JP JP7212499A patent/JP2865593B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0941422A (ja) | 1997-02-10 |
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