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JP2879528B2 - 複数項目にわたる血液成分の同時遠心分析・測定用パック - Google Patents
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JP2879528B2 - 複数項目にわたる血液成分の同時遠心分析・測定用パック - Google Patents

複数項目にわたる血液成分の同時遠心分析・測定用パック

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JP2879528B2
JP2879528B2 JP7644594A JP7644594A JP2879528B2 JP 2879528 B2 JP2879528 B2 JP 2879528B2 JP 7644594 A JP7644594 A JP 7644594A JP 7644594 A JP7644594 A JP 7644594A JP 2879528 B2 JP2879528 B2 JP 2879528B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数項目にわたる血液
成分の同時遠心分析・測定用パックに関し、さらに詳し
くは、遠心ローター上にパックを装着し、このパック内
に注入された血液成分の複数項目にわたる化学的性質を
同時に分析・測定できる特長を備えたパックに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の血液成分の遠心分析・測定用パッ
クとしては、例えば図9に示すタイプのものが知られて
いるが、これは同図から明らかなように、遠心ローター
(図示せず)にパックを装設し、遠心ローターによりパ
ックを公転させつつパック自体を多数回にわたって自転
させ、パックに設けた血液収容室に収容した血液成分の
化学的性質の一項目のみを、パックに設けた単一の試薬
混合室内に収容した混合試薬により遠心作用を利用して
分析・測定するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然るに、上記従来例の
場合は、遠心ローターの公転のもとに、該遠心ローター
に装設したパック自体を多数回にわたって自動的に自転
させる必要があるため、極めて複雑な機構の遠心ロータ
ーが必要であるばかりでなく、機構の複雑化に伴ってト
ラブルの発生が多いため安定した利用が困難であるとい
った問題があり、更に大きな問題として、血液成分の化
学的性質の分析・測定をパック1個について1項目のみ
しか行ない得ないため、極めて非能率的であって多項目
にわたる分析・測定のためには多数個のパックを準備し
て使用する必要があるといった問題がある。
【0004】本発明は、上記の問題を解決することを課
題として種々研究の結果、開発完成されたもので、血液
成分の多項目にわたる化学的性質を単一のパックにより
同時に分析・測定できるといった極めて能率的且つ経済
的な特長を有する複数項目にわたる血液成分の同時遠心
分析・測定用パックを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決し、そ
の目的を達成する手段として、本発明では、血液収容室
及び複数の試薬液収容室を備えた処理液収容部と、血液
及び各試薬液の遠心移動処理部と、複数の測定室を備え
た成分測定部とから成るパックで構成され、上記処理液
収容部の血液収容室は、上面に血液供給用の開口を、外
側位置に血液の導出管を備えると共に、処理液収容部の
各試薬液収容室は、上面に各試薬液供給用の開口を、外
側位置に各試薬液のサイフォン式導出管を、内側位置に
稀釈液の受け口を夫々備えており、上記遠心移動処理部
は、血液の分配流路と、該分配流路に夫々連通連設した
複数の血液の遠心分離室と、上記各試薬液収容室内の試
薬液の受液室を夫々備えると共に、各血液の遠心分離室
と各受液室との間には吸引管が夫々配設され、また、各
受液室の外側位置には液導出管が夫々配設されいて、こ
の吸引管と液導出管とにより吸引器が夫々構成されてお
り、上記血液の導出管の先端を上記血液の分配流路に臨
ませると共に、上記各試薬液のサイフォン式導出管の先
端を上記各受液室に臨ませ、且つ上記各受液室の各液導
出管を上記成分測定部の各測定室に夫々連通して構成さ
れていることを特徴とする複数項目にわたる血液成分の
同時遠心分析・測定用パックを提供するものである。
【0006】また、本発明は、上記のように構成した複
数項目にわたる血液成分の同時遠心分析・測定用パック
において、血液の分配流路は、血液の導出管の先端位置
から各血液の分離室の配設位置に向かって下り勾配の緩
曲線状に形成されている複数項目にわたる血液成分の同
時遠心分析・測定用パックを提供するものである。
【0007】
【作用】上記のように構成された複数項目にわたる血液
成分の同時遠心分析・測定用パックの作用を使用状態と
共に説明すれば、このパックは、実施例の項で詳述する
構成の遠心ローターRの上面に、図7に示すように、本
発明に係るパックを、その処理液収容部1をローターの
内側中央部に向けると共に、その成分測定部をローター
Rの外側に向け、且つ各測定室18a〜18eをロータ
ーRの周縁部に設けた各透孔Cの位置に合致させて装着
する。
【0008】次に、血液収容室4に血液を収容し、ま
た、各試薬液収容室5a〜5eには、図1に示すサイフ
ォン作用ラインLを超えない量範囲内で各項目別の試薬
液を収容した後、ローターRを回転させると、血液収容
室4内の血液はローターRの遠心作用より、血液収容室
4の外側(底部)に設けた導出管8を経て血液の分配流
路13中を流れ、該分配流路13に連通連設した各血液
の遠心分離室14a〜14e内に注入されて、遠心力に
より血液中の血球は血しょうと分離されて沈降する。こ
のとき、各試薬液収容室5a〜5e内の試薬液はサイフ
ォン作用ラインLに達しない量範囲内にあるため、サイ
フォン作用を受けることなく各試薬液収容室5a〜5e
内に留保されている。
【0009】この状態において、処理液収容部1の内側
位置に設けた各稀釈液の受け口12a〜12eに、後述
する注入管から稀釈液を供給すると、各稀釈液はロータ
ーRの遠心作用により各試薬液収容室5a〜5e内に供
給され、各収容室内の液量が増量してサイフォン作用ラ
インLを超える。
【0010】サイフォン作用ラインLを超えると同時
に、各試薬液収容室5a〜5e内の試薬液は、サイフォ
ン作用により各サイフォン式導出管11a〜11eを経
て各受液室15a〜15eに移行収容され、該各受液室
15a〜15eと各血液の各遠心分離室14a〜14e
間に配設された各吸引管16a〜16eと、各受液室1
5a〜15eの外側位置に配設された各液導出管17a
〜17eとにより構成された各吸引器ASを介して、各
血液の遠心分離室内の上層部に位置している分離血しょ
うは、稀釈された試薬液と共に遠心力により各液導出管
17a〜17eを経て成分測定部3の各測定室18a〜
18eに送られ、該各測定室内で混合され、例えば投光
器から投光された光の吸収変化を検知器で検出するなど
して、所期の血液成分の遠心分析・測定を複数項目にわ
たって同時に行なうものである。
【0011】
【実施例】以下に、本発明の実施例を添付図面に基づい
て説明すれば、本発明に係る複数項目にわたる血液成分
の同時遠心分析・測定用パックは、大別してパックの内
側(遠心ローターの中心側)位置に配設される血液及び試
薬液を収容する処理液収容部1と、この処理液収容部1
の外側位置に連設される血液及び試薬液の遠心移動処理
部2と、この遠心移動処理部2の外側位置に連設される
成分測定部3の、三つの分割体、即ち、内側部、中間部
及び外側部から構成されており、これらを一体的に組合
わせて分割可能な単一のパックと成したものであり、且
つ全体を透明のプラスチック材で構成してある。
【0012】而して、上記処理液収容部1は、一側に設
けた一つの血液収容室4と、この血液収容室4から他側
に向かって並設したこの実施例では、五つの試薬液収容
室5a、5b、5c、5d、5eと、これらの各試薬液
収容室の他側に設けたフィルター室6を備えており、こ
の血液収容室4は、上面に血液供給用の開口7を、外側
位置(底部)に血液の導出管8を、内側位置に空気の移
動管9を夫々備えており、この血液の導出管8及び空気
の移動管9の先端は後述する血液の分配流路に夫々臨ま
せてある。
【0013】また、上記各試薬液収容室5a、5b、5
c、5d、5eは、上面に試薬液供給用の開口10a、
10b、10c、10d、10eを備えると共に、該各
開口から外側に向かって長く延びており、各収容室の外
側位置に各試薬液のサイフォン式導出管11a、11
b、11c、11d、11eを、内側位置に稀釈液の受
け口12a、12b、12c、12d、12eを夫々備
え、且つ各サイフォン式導出管の先端は後述する試薬液
の各受液室に夫々臨ませてある。なお、図1において、
符合Lはサイフォン作用ラインを示しており、各試薬液
収容室内の試薬液の量がこのラインLを超えた際に、試
薬液が各サイフォン式導出管を経て各受液室に導出され
るように構成されている。
【0014】さらに、上記血液及び試薬液の遠心移動処
理部2は、血液の分配流路13と、該分配流路に夫々連
通連設した、前記試薬液収容室5a〜5eと対応する血
液の遠心分離室14a、14b、14c、14d、14
eと、各試薬液収容室5a〜5e内の試薬液の受液室1
5a、15b、15c、15d、15eと、余剰の血液
の留保室16を備えており、上記血液の分配流路13
は、血液の導出管8の先端位置から各血液の遠心分離室
14a〜14eの配設位置に向かって下り勾配の緩曲線
状に形成されている。
【0015】また、上記各血液の遠心分離室14a〜1
4eと各試薬液の受液室15a〜15eの間には、吸引
管16a、16b、16c、16d、16eが跨設され
ていて、各遠心分離室14a〜14eで遠心分離された
血液中の血しょうを各受液室15a〜15e側に吸引す
るように構成されている。
【0016】さらに、上記各受液室15a〜15eの外
側位置(底部)には液導出管17a、17b、17c、
17d、17eが夫々配設されていて、図4に明示する
ように、この各液導出管17a〜17e内に前記各吸引
管16a〜16eの各受液室15a〜15e側の先端が
僅かに緩挿されて吸引器ASが構成されており、各液導
出管17a〜17eの夫々の先端を前記した血液の成分
測定部3の透明材料で形成された各測定室18a、18
b、18c、18d、18eに連通するように構成され
ている。
【0017】而して、上記のように構成された処理液収
容部1と、遠心移動処理部2と、成分測定部3は、図
5、図6に示す三分割体を結合組合わせることにより、
図1、図2に示すように単一パックとして構成されるも
のであって、処理液収容部1の血液収容室4の血液の導
出管8と空気の移動管9の各先端は遠心移動処理部2の
血液分配流路13に臨んで位置し、また、各試薬液収容
室5a〜5eのサイフォン式導出管11a〜11eの先
端は遠心移動処理部2の各受液室15a〜15eに臨ん
で位置し、さらに、処理液収容部1のフィルター室6の
排気管6’の先端は遠心移動処理部2の血液分配流路1
3の上方部に臨んで位置している。
【0018】また、遠心移動処理部2の各受液室15a
〜15eの各液導出管17a〜17eの先端は血液成分
測定部3の各測定室18a〜18eの上方に連通可能に
位置しており、このようにして複数項目にわたる血液成
分の同時遠心分析・測定用パックの一例を構成したもの
である。
【0019】次に、上記実施例の使用状態を作用、効果
と共に説明すれば、このパックは、例えば図7に略示し
た構造の遠心ローターRの上面に図示の態様で装着固定
して使用されるものであって、この遠心ローターRは、
その中心部上面に複数段にわたってリング状の稀釈液の
注入部a、b、c、d、e…を区画周設した円筒状の稀
釈液の分配器Dが立設されると共に、各注入部から稀釈
液の注入管a1、b1、c1、d1、e1…が外側に向かっ
て配設されており、且つローター周縁部に投光器Aから
の投光を検出器Bで受光させるための複数の透孔Cが開
設されて構成されており、モータMにより高速回転する
ものである。
【0020】また、ローターRの外部には稀釈液の注入
ポンプP1、P2、P3、P4、P5…が設けられており、
各ポンプは稀釈液の供給管a2、b2、c2、d2、e2
の先端部が回転する上記分配器Dに設けた稀釈液の注入
部a、b、c、d、e…に臨んで連通されている。
【0021】次に、血液収容室4内に、採血してペパリ
ンを添加した約300μlのヒト血液を開口7から注入
し、その開口7を適宜に密封すると共に、各試薬液収容
室5a〜5e内に検査測定項目別のLDH、GOT、G
PT等の定量試薬150μlを必要濃度の2倍以上の濃
度で開口10a〜10eから注入した。このとき注意す
べきことは、遠心力の作用時に、各収容室5a〜5eに
注入される試薬液の各量が、図1に示すサイフォン作用
ラインLを超えない量範囲内とすることである。
【0022】次いで、このパックを、上記のように構成
されたローターRの上面に、図7に示すように、その処
理液収容部1をローターの内側中央部に向けると共に、
その成分測定部3をローターRの外側に向け、且つ各測
定室18a〜18eをローターRの各透孔Cの位置に合
致させて装着固定し、処理液収容部1に設けた複数の稀
釈液の受け口12a〜12eに前記ローターR側の稀釈
注入管a1、b1、c1、d1…の先端を挿入した後、モー
タMを駆動して遠心ローターRを約2000RPMで回
転させる。
【0023】ローターRが回転すると、各試薬液収容室
5a〜5e内の上記各試薬液の液面は、ローターRの遠
心作用によりローターの回転中心側を向くものであり、
且つ該液面はサイフォン作用ラインLの外側(下側)に
位置しているため、サイフォン作用は行なわれることな
く、各試薬液は各試薬液収容室5a〜5eに留保され
る。
【0024】一方、血液収容室4内の血液はローターR
の回転遠心力により血液導出管8を通って血液分配流路
13内に流入し、該分配流路13に沿って連通連設され
た各遠心分離室14a〜14e内に流入しながら、該分
配流路13が下り勾配の緩曲線状に形成されている関係
から、遠心力の大きい方へ向い円滑に流れて全遠心分離
室14a〜14eを満たし、余剰の血液は分配流路13
の端末に設けた留保室16内に貯溜される。また、この
とき、血液収容室4内の血液の移行に伴って、パック内
の空気は空気移動管9を通って血液収容室4内に移行さ
れるものであり、この状態で約100秒間血液の遠心分
離が行なわれて、各遠心分離室14a〜14e内の血液
は沈降血球と上層の血しょうに分離される。なお、例え
ば上記試薬液LDHは、ニコチンアミド・ヂヌクレオチ
ド(0.001M)及び焦性ブドー酸(0.001M)
を、ピロリン酸緩衝液(PH8.3、0.1M)中に含む
もので、血しょうの乳酸脱水素酵素の働きによってニコ
チンアミド・ヂヌクレオチドが還元される。
【0025】約100秒間の遠心分離処理を行なった後
に、前記各注入ポンプP1〜P4から各試薬液収容室5a
〜5eに設けたサイフォン式導出管11a〜11eを作
用させるために、稀釈液として150μlの水を注入す
ると、この稀釈液は各供給管a2〜e2及び分配器Dの各
注入部a、b、c、d、e並びに各注入管a1〜e1を通
り、処理液収容部1に設けた各受け口12a〜12eを
経て各試薬液収容室5a〜5d内に追加注入される。
【0026】稀釈液が追加注入されると、各試薬液収容
室5a〜5e内の液量は300μlに増量され、各液面
位置がサイフォン作用ラインLを超えると同時に、各試
薬液収容室5a〜5e内の試薬液はサイフォン式導出管
11a〜11eのサイフォン作用により遠心方向に移行
して各受液室15a〜15eに導出される。この時点
で、パック内の空気圧は、サイフォン式導出管から導出
される液量に対応して外圧よりも高くなるので、パック
内の空気を前記排気管6’を経てフィルター室6に送り
込み、該室6内で濾過した後にパック外に放出するもの
である。
【0027】一方、各サイフォン式導出管11a〜11
eから各受液室15a〜15eに試薬液が導出される
と、各遠心分離室14a〜14eとの間に跨って配設さ
れている各吸引管16a〜16eと、各受液室15a〜
15eの外側に配設されている各液導出管17a〜17
eとから構成された各吸引器ASの吸引作用により、各
遠心分離室14a〜14e内の約5μlの血しょうを各
受液室15a〜15e側に吸引し、各受液室15a〜1
5e内の試薬液と共に各液導出管17a〜17eを経て
成分測定部3の各測定室18a〜18e内へ流入し、混
合する。
【0028】各測定室18a〜18e内の各混合液の化
学反応、即ち、LDH、GOT、GPT等の試薬液と血
しょうとの化学反応は、投光器Aからの投光がローター
Rに設けた各透孔C、各測定室を経て検出器Bで受光さ
れ、その光の時間的吸収変化を該検出器Bで検出するこ
とにより測定される。即ち、具体的には、例えば水で稀
釈された試薬液LDHの300μlと分離分取された血
しょう5μlとの混合液中の血しょうが有する乳酸脱水
素酵素の活性が、試薬液が有するニコチンアミド・ヂヌ
クレオチドの還元速度として、投光器Aから投光される
340nmの光の吸収変化から検出器Bによって検出測定
できるものである。
【0029】上記のようにして測定を了えた後に、遠心
ローターRの回転を停め、パックをローターから取外し
て消毒液中に浸した後に、洗浄再生して血液成分の遠心
分析・測定のワンサイクルを完了するものである。
【0030】以上の説明より明らかなように、この実施
例にしたがえば、血液成分の遠心分析・測定を、一つの
パックにより多項目にわたって高能率的に行ない得ると
共に、遠心ローターの回転によるパックの公転のみによ
って分析・測定ができ、パックの自転を必要としないた
め、簡単な構成の遠心ローターを使用して簡単に操作で
きる多大な利点があり、これに加えて、血液分配流路1
3の形状を含めた実施例の独自の構成と作用により迅
速、円滑、正確に所期の分析・測定を実施でき、且つ略
完全な密封状態で操作できるので、フィルター室6を設
けたことと相俟って環境に悪影響を及ぼすことなく、完
全且つ衛生的に血液成分の遠心分析・測定を達成できる
ものである。
【0031】以上、本発明の主要な実施例について詳述
したが、本発明は上記実施例に限定されるものではな
く、本発明の目的を達成でき、且つ発明の要旨を逸脱し
ない範囲内で、種々の設計変更が可能である。
【0032】
【発明の効果】本発明は、前記のように構成され、前記
のように使用されるものであるから、既述した従来の血
液成分の遠心分析・測定用パックによっては達成できな
い次の有用顕著な効果を達成できる。
【0033】(1) 多項目にわたる血液成分の化学的
性質を単一のパックにより同時に遠心分析・測定できる
ので、極めて高能率であると共に経済的である。 (2) 遠心ローターの回転によるパックの公転のみに
よって所期の分析・測定が可能であって、遠心ローター
上でパックを自転させる必要がないので、簡単な構成の
遠心ローターを使用して簡便容易に操作できる。 (3) サイフォンの原理及び吸引器による吸引原理を
利用して血液及び試薬液の移動、混合を行なっているの
で、それらの作用が非常に安定しており、円滑正確に所
期の分析・測定を達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す平面図である。
【図2】その要部の縦断側面図である。
【図3】血液収容室の側面図である。
【図4】吸引器の拡大縦断面図である。
【図5】パックの分解平面図である。
【図6】分解した状態における要部の縦断側面図であ
る。
【図7】遠心ローターの上面に装着した状態における要
部の縦断側面図である。
【図8】稀釈液の注入状態の説明図である。
【図9】従来の血液成分の遠心分析・測定用パックの遠
心ローター上における自転動作の説明図である。
【符号の説明】
1 処理液収容部 2 遠心移動処理部 3 成分測定部 4 血液収容室 5a、5b、5c、5e 試薬液収容室 6 フィルター室 6’ 排気管 7 開口 8 血液の導出管 9 空気の移動管 10a、10b、10c、10d、10e 開口 11a、11b、11c、11d、11e サイフォン
式導出管 12a、12b、12c、12d、12e 受け口 L サイフォン作用ライン 13 血液の分配流路 14a、14b、14c、14d、14e 血液の遠心
分離室 15a、15b、15c、15d、15e 受液室 16 余剰血液の留保室 16a、16b、16c、16d、16e 吸引管 17a、17b、17c、17d、17e 液導出管 18a、18b、18c、18d、18e 測定室 AS 吸引器 R 遠心ローター a、b、c、d… 稀釈液の注入部 D 稀釈液の分配器 a1、b1、c1、d1… 稀釈液の注入管 a2、b2、c2、d2… 稀釈液の供給管 P1、P2、P3、P4… 稀釈液の注入ポンプ C 透孔 M モータ A 投光器 B 検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−147469(JP,A) 実開 昭62−115144(JP,U) 特表 平5−508709(JP,A) 国際公開93/16391(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01N 33/48 G01N 33/49

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 血液収容室及び複数の試薬液収容室を備
    えた処理液収容部と、血液及び各試薬液の遠心移動処理
    部と、複数の測定室を備えた成分測定部とから成るパッ
    クで構成され、 上記処理液収容部の血液収容室は、上面に血液供給用の
    開口を、外側位置に血液の導出管を備えると共に、処理
    液収容部の各試薬液収容室は、上面に各試薬液供給用の
    開口を、外側位置に各試薬液のサイフォン式導出管を、
    内側位置に稀釈液の受け口を夫々備えており、 上記遠心移動処理部は、血液の分配流路と、該分配流路
    に夫々連通連設した複数の血液の遠心分離室と、上記各
    試薬液収容室内の試薬液の受液室を夫々備えると共に、
    各血液の遠心分離室と各受液室との間には吸引管が夫々
    配設され、また、各受液室の外側位置には液導出管が夫
    々配設されていて、この吸引管と液導出管とにより吸引
    器が夫々構成されており、上記血液の導出管の先端を上
    記血液の分配流路に臨ませると共に、上記各試薬液のサ
    イフォン式導出管の先端を上記各受液室に臨ませ、且つ
    上記各受液室の各液導出管を上記成分測定部の各測定室
    に夫々連通して構成されていることを特徴とする複数項
    目にわたる血液成分の同時遠心分析・測定用パック。
  2. 【請求項2】 血液の分配流路は、血液の導出管の先端
    位置から各血液の分離室の配設位置に向かって下り勾配
    の緩曲線状に形成されている請求項1に記載の複数項目
    にわたる血液成分の同時遠心分析・測定用パック。
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