JP2879658B2 - 不織布表皮材の製造方法 - Google Patents
不織布表皮材の製造方法Info
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Description
に使用され、天井,ドア,ピラー等の凹凸形状に合わせ
て成形加工される内装部品の表面の表皮材の製造方法に
関する。
保つための熱可塑性樹脂,ウッドストック,ダンボー
ル,ウレタン等の基材に、意匠性を向上させるためのP
VCシート,ファブリック,不織布等の表皮材を貼着し
た構造(特公平2−32390号公報,特公平1−60
576号公報等)になっている。
可塑性樹脂のアンカー効果により成形と同時に貼着する
方法や、予め基材を成形した後ホットメルトやエマルジ
ョン系接着剤等を表皮または基材に塗布して接着する方
法等が考えられ、スタンピング成形,真空成形,射出成
形等で加工しているが、いずれも表皮材の伸びが要求さ
れる。
ピレン等のフィラメント繊維を50〜80mmの長さにカ
ッティングした混綿を一定の厚みに積層し、多数の針で
ニードリングして突き固めた物であり、近年のニードリ
ング技術の進歩により意匠性も向上し、モケットやトリ
コット等と比べて生産性が高く安価であるために、自動
車の天井内装材やトランク内装材の表皮材として従来よ
り多く使用されてきた。
破断時の伸び率は、1軸方向に対して最大でも80%程
度であり、例えばドアトリムのアームレスト部のように
絞りが深く、局所的に100〜160%も伸張されるよ
うな用途に対しては、成形時に破れが生じて実用化は困
難であった。
絡ませてシート状に形成しているため、伸張により繊維
の絡みが解かれて、繊維密度が小さくなり、所謂スケが
発生する。したがって表皮材のように柄や色調など高度
の意匠性が要求される用途については、最大60%以下
の伸張率で使用されており、使用できる内装部品は限ら
れていた。
で、その目的とする処は、破断時の伸び率が大きく、繊
維密度が高くてスケが防止され、意匠性も向上する不織
布表皮材の製造方法を供する点にある。
に、本発明は、不織布にニードリングを施して表面にパ
イルを形成し、同不織布を表層にしてその裏面に裏層と
して熱けん縮繊維を使用した熱けん縮性不織布を重ね合
わせ、同裏層の熱けん縮性不織布側からニードリングを
行い両層の繊維を互いに絡合し、加熱して前記熱けん縮
繊維をけん縮させる不織布表皮材の製造方法とした。
性の異なる2種類の合成繊維を紡糸直後に貼り合わせて
2層構造としたコンジュゲート繊維であり、このコンジ
ュゲート繊維に熱処理を施すと、貼り合わされた両繊維
の間に収縮差が生じてけん縮を発現する。
層として表層の不織布に重ねてニードリングすること
で、熱けん縮繊維が表層の不織布の繊維とも絡まり合
い、かかる状態で加熱され熱けん縮繊維がけん縮される
と、結合が高まり熱収縮して繊維密度が高くなるととも
に伸張率の優れた不織布表皮材が製造される。したがっ
て該不織布表皮材は、繊維密度が高く意匠性に優れ、破
断時の伸びが高く、スケの生じるのを極力防止するとが
できる。
ドリングに際し、表層の不織布に形成されたパイルに熱
けん縮性不織布の繊維によるパイルを混合して形成する
請求項1記載の不織布表皮材の製造方法とすることで、
異なる材質または色彩のパイルの混合により各種模様を
形成することができる。
ついて図1ないし図4に図示し説明する。図1は、本不
織布表皮材を製造する工程を示す説明図である。
る工程は、まず所定重量に計量された原料綿8をベルト
コンベア10等により搬送して(図1)、ミキシング機
11に送り該ミキシング機11により均一に分散混合し(図
1のミキシング工程)、次いでカーディング機12によ
って繊維を引き延ばし繊維の方向性が揃ったウェブ9を
形成し(図1のカーディング工程)、こうして形成さ
れた複数のウェブ9を重ねて(図1のラッピング工
程)、ニードルパンチ機13により針で突き固めて(図1
のニードルパンチング工程)不織布を形成する。
不織布1,2を形成する。表層不織布1の繊維ウェブと
しては、繊維長が50〜80mmのポリエステル系樹脂繊
維を用いる。
した熱けん縮性不織布であり、該熱けん縮繊維3は、図
2に模式的に断面図で示すように熱特性の異なる異種成
分のポリエステル系樹脂繊維4,5を紡糸直後に貼り合
わせて2層構造としたコンジュゲート繊維である。
されることにより、コンジュゲート繊維の貼り合わせた
両ポリエステル系樹脂繊維4,5間に収縮差が生じてけ
ん縮を起こす。なお裏層の不織布2は、この熱けん縮繊
維3のみから構成されるものでもよく、また熱けん縮繊
維3と通常の樹脂繊維とを混合した構成でもよい。
不織布2とを図1に示すパイル出し機14に供給する。
パイル出し機14は、表面に剛毛15を植設した無端状ブラ
シベルト16を回動させ、上側を回動するブラシベルト16
の上流側と下流側にそれぞれパイルパンチ機17,18が配
設されている。
密度で植設された複数の特殊針を、前記ブラシベルト16
上を搬送される不織布に所定の深さで突き刺して、ブラ
シベルト16側にループ状にパイルを突出形成する。
上流側のパイルパンチ機17に搬入されてニードリングが
行われ、表層不織布1の表面にベースパイル1aが形成
される。
織布1は、そのままブラシベルト16上に載って次の下流
側のパイルパンチ機18に搬入されるが、その間に裏層不
織布2が表層不織布1上に重ねられる。
2層に重ねられた不織布に、パイルパンチ機18により所
定深さでニードリングが行われると、裏層不織布2の熱
けん縮繊維3が表層不織布1の繊維に絡合して結合する
とともに、裏層不織布2の繊維の一部を表層不織布1の
表面に突出してパイル2aを形成し、既に形成されてい
るベースパイル1aに混合し模様を形成する。
裏層不織布2の繊維の突き出し量は、裏層不織布2の繊
維全体の20%以上とする。この状態を拡大して断面を
模式的に示すと図3に示すようであり、2層の不織布
1,2が結合され表層不織布1の表面に表層不織布1の
繊維によるパイル1aに混ざって裏層不織布2の繊維に
よるパイル2aが突出している。
織布は、次に加熱炉19に送られる。加熱炉19では、所定
温度にヒータの温度調節がなされて加熱処理が施される
(図1)。
が生じて他の繊維に絡みつき、表裏の不織布1,2の結
合が強固になるとともに収縮して繊維密度が高くなる。
裏層不織布2の繊維の突き出し量を、裏層不織布2の繊
維全体の20%以上としているので、表層不織布1と裏
層不織布2の熱収縮の差が波打ち状を形成することは回
避できる。なお熱収縮率は、表層不織布1の150g/
m2,裏層不織布2の150g/m2の目付比率で20%であ
る。
強度について試験した結果を、従来のものと対比して図
4に示す。試験方法としては、不織布表皮材の50mm×
300mmの試験片についてチャック間距離200mm,引
張スピード50mm/minにて実施した。
軸を引張強度(kgf )とした図であり、本不織布表皮材
6は実線で示し、従来の不織布表皮材の結果は破線で示
している。従来品が約75%の引張伸び率で破断に達し
ているのに対し、本不織布表皮材6の破断時の引張伸び
率は約120%を示している。
優れ、破断時の引張伸び率が高いので、成形時に破断し
にくく、また繊維密度が高いので伸張によりスケが生じ
ることが少ない。したがって絞りが深い車両用内装部品
にも使用することができる。
り意匠性も向上し、表面のパイルは、立体感や風合いを
演出し、かつ表層不織布1の繊維のベースパイル1aに
裏層不織布2の繊維のパイル2aが混合して模様を形成
して意匠性を一層高めている。
布を裏層として表層の不織布に重ねてニードリングする
ことで、熱けん縮繊維が表層の不織布の繊維とも絡まり
合い、かかる状態で加熱され熱けん縮繊維がけん縮され
ると、繊維密度が高くなるとともに伸張率の優れた不織
布表皮材が製造され、したがって該不織布表皮材は、繊
維密度が高く意匠性に優れ、破断時の伸びが高く、スケ
の生じるのを極力防止するとができ、絞りの深い車両用
内装部品にも使用することができる。
ングに際し、表層の不織布に形成されたパイルに熱けん
縮性不織布の繊維によるパイルを混合して形成すること
で、異なる材質または色彩のパイルの混合により各種模
様を形成することができる。
造する工程を示す説明図である。
る。
る。
示す図である。
4,5…ポリエステル系樹脂繊維、6…不織布表皮材、
8…原料綿、9…ウェブ、10…ベルトコンベア、11…ミ
キシング機、12…カーディング機、13…ニードルパンチ
機、14…パイル出し機、15…剛毛、16…ブラシベルト、
17,18…パイルパンチ機、19…加熱炉。
Claims (2)
- 【請求項1】 不織布にニードリングを施して表面にパ
イルを形成し、 同不織布を表層にしてその裏面に裏層として熱けん縮繊
維を使用した熱けん縮性不織布を重ね合わせ、 同裏層の熱けん縮性不織布側からニードリングを行い両
層の繊維を互いに絡合し、 加熱して前記熱けん縮繊維をけん縮させることを特徴と
する不織布表皮材の製造方法。 - 【請求項2】 前記裏層の熱けん縮性不織布側からのニ
ードリングに際し、表層の不織布に形成されたパイルに
熱けん縮性不織布の繊維によるパイルを混合して形成す
ることを特徴とする請求項1記載の不織布表皮材の製造
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2171396A JP2879658B2 (ja) | 1996-01-12 | 1996-01-12 | 不織布表皮材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2171396A JP2879658B2 (ja) | 1996-01-12 | 1996-01-12 | 不織布表皮材の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09193269A JPH09193269A (ja) | 1997-07-29 |
| JP2879658B2 true JP2879658B2 (ja) | 1999-04-05 |
Family
ID=12062713
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2171396A Expired - Fee Related JP2879658B2 (ja) | 1996-01-12 | 1996-01-12 | 不織布表皮材の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2879658B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3344398B2 (ja) * | 2000-01-19 | 2002-11-11 | 村田機械株式会社 | プリフォームのステッチング方法 |
-
1996
- 1996-01-12 JP JP2171396A patent/JP2879658B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09193269A (ja) | 1997-07-29 |
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