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JP2880384B2 - カプセルクロージャ用架空吊り下げ金具 - Google Patents
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JP2880384B2 - カプセルクロージャ用架空吊り下げ金具 - Google Patents

カプセルクロージャ用架空吊り下げ金具

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JP2880384B2
JP2880384B2 JP25190493A JP25190493A JP2880384B2 JP 2880384 B2 JP2880384 B2 JP 2880384B2 JP 25190493 A JP25190493 A JP 25190493A JP 25190493 A JP25190493 A JP 25190493A JP 2880384 B2 JP2880384 B2 JP 2880384B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、架空されたケーブル同
士の接続部を被覆するカプセルクロージャを架空支持線
に吊持するためのカプセルクロージャ用架空吊り下げ金
具(以下、単に架空吊り下げ金具と称する。)に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】この種の架空吊り下げ金具としては、例
えば図5および図6に示すようなものが知られている。
これは特開平2−197803号に記載されたものであ
って、図中に符号1で示すのは、架空支持線2に架空さ
れたケーブル3,3同士の接続部を被覆する円筒状のカ
プセルクロージャであり、符号4で示すのはこのカプセ
ルクロージャ1を架空支持線2に吊持する架空吊り下げ
金具の本体である。ここで、カプセルクロージャ1は一
対の半割体1A,1Bが締付バンド5によって締結され
て構成されている。
【0003】吊り下げ金具本体4はステンレス鋼板から
形成されて図6に示すようにS字状に曲げられており、
その上端が架空支持線2に吊持される掛止部6とされる
とともに、下端がカプセルクロージャ1を保持するため
の保持部7とされている。なお、この保持部7は、上記
締付バンド5とカプセルクロージャ1との間に介装され
ることによってカプセルクロージャ1を保持するもので
あり、保持部7の端部が折り返されることによってチャ
ンネル(溝)状に形成されていて、締付バンド5から外
れるのが防がれている。また、上記掛止部6は、上部が
架空支持線2の外径と同じ曲率半径の円筒部8とされた
逆U字状を呈しており、この円筒部8に架空支持線2を
挿通して掛止部6に掛止し、その下部をボルト9および
ナット(図示略)により締め付けることで、吊り下げ金
具本体4が架空支持線2に固定され、カプセルクロージ
ャ1が吊持されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
架空吊り下げ金具本体によってカプセルクロージャ1を
架空支持線2に吊持する作業は、当然のことながら高所
で行われる。ここで、このような高所における作業で
は、下方の安全確保のため部品等の落下防止には万全の
注意を払わなくてはならない。しかしながら、上記構成
の架空吊り下げ金具では、カプセルクロージャ1を架空
支持線2に吊持する際、掛止部6の円筒部8に架空支持
線2を挿通した後にボルト9およびナットによって締め
付ける作業は、カプセルクロージャ1が架空された高所
で行わざるを得ない。このため、如何に注意を払って
も、ボルト9やナットが吊り下げ金具本体4から独立し
た部品である以上、これらが落下する危険性を完全に払
拭することはできない。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を解決するためになされたもので、吊り下げ金具本体
の下端にカプセルクロージャを保持する保持部を設ける
とともに、上端には該吊り下げ金具本体を架空支持線に
吊持するための掛止部を設け、この掛止部に、上記架空
支持線が嵌入可能な凹部と、この凹部の開口部を閉塞す
る締結板と、この締結板を上記吊り下げ金具本体に締結
する掛止部側締結手段とを備え、この掛止部側締結手段
には、上記吊り下げ金具本体に設けられる雌ネジ部と、
この雌ネジ部に螺着されるとともに上記締付板に係脱自
在とされるネジ軸とを具備せしめ、さらにこのネジ軸の
一端に頭部を設けるとともに、他端には上記雌ネジ部の
内径よりも大きな外径の拡径部を設けたことを特徴とす
る。
【0006】
【作用】このような構成の架空吊り下げ金具では、上述
した従来の架空吊り下げ金具と同様に、保持部によって
カプセルクロージャを保持した後に、掛止部によって吊
上げ金具本体を架空支持線に掛止して吊持し、カプセル
クロージャを架空する。ここで、この掛止部による架空
支持線への掛止は、架空支持線を凹部に嵌入した上で、
掛止部側締結手段により締結板を吊り下げ金具本体に固
定して凹部の開口部を閉塞することにより行われる。そ
して本発明では、この掛止部側締結手段は、吊り下げ金
具本体に設けられる雌ネジ部と、この雌ネジ部に螺着さ
れるとともに上記締付板に係脱自在とされるネジ軸とか
ら成り、このネジ軸の一端には頭部が設けられるととも
に他端には雌ネジ部の内径よりも大きな外径の拡径部が
設けられている。すなわち、この頭部と拡径部とがネジ
軸の雌ネジ部に螺着された部分を挟むようにして配置さ
れていて、ネジ軸の雌ネジ部からの抜脱が拘束されるた
め、何等注意を払わずともネジ軸が吊り下げ金具本体か
ら外れて落下するような事態を完全に回避することが可
能となる。
【0007】
【実施例】図1ないし図4は、本発明の一実施例を示す
ものである。これらの図において符号11で示すのは、
ステンレス鋼板等から成る細長板状の部材が曲折されて
形成された本実施例の吊り下げ金具本体であり、この吊
り下げ金具本体11の下端には、カプセルクロージャ1
を保持するための保持部12が設けられるとともに、上
端にはこの吊り下げ金具本体11を架空支持線2に掛止
して吊持するための掛止部13が設けられている。
【0008】この掛止部13は、架空支持線2が嵌入可
能とされた凹部14と、この凹部14の開口部を閉塞す
る締付板15と、この締付板15を吊り下げ金具本体1
1に締結して固定する掛止部側締結手段16とから構成
されている。凹部14は、吊り下げ金具本体11を架空
支持線2の外径に合わせて略円筒状に折り曲げて形成さ
れており、その側部は架空支持線2を嵌め入れることが
できるように開口されている。この凹部14の下方に
は、図3に示すように締付板15の下端が通される窓部
17が吊り下げ金具本体11に形成されている。
【0009】締付板15は、吊り下げ金具本体11と同
様にステンレス鋼板等から形成された板状の部材であっ
て、その下端部15Aは鍵型に曲折されて上記窓部17
に挿通可能とされている。そして締付板15は、この窓
部17に挿通された部分を中心に図2および図3に矢線
Aで示す方向と図2の図面に略直交する方向とに回動自
在とされ、吊り下げ金具本体11に密着して凹部14の
開口部を閉塞するようになされている。また、この締付
板15の上端部15Bは鈎状に折り返されていて、吊り
下げ金具本体11の上端に係合可能とされている。さら
に、この締付板15の上部には、図3に示すように該締
付板15の幅方向にその略中央から延びるように切欠部
15Cが形成されている。
【0010】また、掛止部側締結手段16は吊り下げ金
具本体11の上端と掛止部13の凹部14との間に設け
られ、本実施例では1組の六角ボルト18および六角ナ
ット19から構成されている。ここで、この吊り下げ金
具本体11の掛止部側締結手段16が設けられる部分に
は、六角ナット19の雌ネジ部19Aの内径よりも大き
な径の穴が形成されており、六角ナット19はその雌ネ
ジ部19Aの開口部をこの穴に臨ませて溶接により吊り
下げ金具本体11に固着されている。この六角ナット1
9の雌ネジ部19Aに螺着される六角ボルト18は、そ
のネジ軸18Aの一端に六角の頭部18Bを有するとと
もに、他端にネジ軸18Aよりも径の小さな軸部18C
を備えたものであり、頭部18Bを吊り下げ金具本体1
1側(図2において左側)に位置させて六角ナット19
に螺着されている。そして、六角ボルト18の軸部18
Cの先端には、六角ナット19の雌ネジ部19Aの内径
よりも大きな外径の円盤状の拡径部18Dが設けられて
いる。なお、この拡径部18Dは、六角ボルト18を六
角ナット19に螺着した後に溶接等によって固着するこ
とにより、六角ボルト18に一体化される。
【0011】一方、カプセルクロージャ1を保持する保
持部12は、吊り下げ金具本体11の下部をカプセルク
ロージャ1の外径に合わせて円環状に巻回して成るもの
であり、この巻回された円環の先端部は該円環の周方向
後端側の吊り下げ金具本体11に対して、図1に矢線B
で示す方向に離接可能に開口する開口端部20とされて
いる。そして、この開口端部20と吊り下げ金具本体1
1との間には、該開口端部20を吊り下げ金具本体11
に締結するための保持部側締結手段21が設けられてい
る。この保持部側締結手段21は、上述した掛止部側締
結手段16と略同様の機構を有するものであって、すな
わち1組の六角ボルト22および六角ナット23から構
成されており、さらにこの六角ボルト22は六角ナット
23の雌ネジ部に螺合するネジ軸と、このネジ軸の一端
に設けられる六角の頭部22Aと、ネジ軸の他端の軸部
先端に設けられる拡径部22Bとから構成されている。
【0012】また、六角ナット23は、その雌ネジ部の
開口部を保持部12の開口端部20側に臨ませて溶接等
により吊り下げ金具本体11に固着される一方、開口端
部20には穴が形成されている。そして、上記六角ナッ
ト22は、開口端部20側(図1において左側)からこ
の穴に挿通されて六角ナット23の雌ネジ部に螺着され
ている。なお、上記拡径部22Bは、こうして六角ボル
ト22を六角ナット23に螺着した後に、六角ボルト2
2の開口端部20側とは反対側(図1において右側)に
突出した軸部の先端に溶接等により固着されて、該六角
ボルト22に一体化される。また、開口端部20に形成
される上記穴は、掛止部側締結手段13の締付板15の
切欠部15Cと同様に、開口端部20の幅方向にその略
中央から延びるように形成してもよい。
【0013】このような構成の吊り下げ金具によって図
4に示すようにカプセルクロージャ1を架空支持線2に
吊持して架空するには、保持部側締結手段12の六角ボ
ルト22を緩めて開口端部20を吊り下げ金具本体11
から離間させて環状の保持部12を若干拡径させた上
で、ケーブル(図示略)同士の接続部を被覆したカプセ
ルクロージャ1を保持部12内に挿通し、次いで六角ボ
ルト22を締め付けることにより開口端部20を吊り下
げ金具本体11に密着させて保持部12を縮径し、カプ
セルクロージャ1を締結して保持する。次に、掛止部側
締結手段13の六角ボルト18を緩めて締付板15を凹
部14から離した状態(図3に示す状態)から、架空支
持線2を凹部14に嵌め込み、さらに締付板15を、そ
の下端部15Aを窓部17に掛けたまま、切欠部15C
に六角ボルト18のネジ軸18Aを通して係合させると
ともに鈎型の上端部15Bを吊り下げ金具本体11の上
端に引っ掛けて凹部14の開口部を閉塞する。しかる
後、掛止部側締結手段13の六角ボルト18を締め付け
て締付板15を吊り下げ金具本体11に締結することに
より、吊り下げ金具本体11は架空支持線2に吊持さ
れ、カプセルクロージャ1が架空される。
【0014】しかして上記構成の吊り下げ金具では、掛
止部13側および保持部12側の各締結手段16,21
において、雌ネジ部を有する六角ナット19,23は吊
り下げ金具本体11に固着されており、またこの雌ネジ
部に螺着される六角ボルト18,22はその両端に頭部
18B,22Aと拡径部18D,22Bとを備えてい
る。従って、六角ナット19,23が吊り下げ金具本体
11から外れて落下することはなく、またこの六角ナッ
ト19,23から六角ボルト18,22が抜け落ちてし
まうようなこともない。従って上記構成の吊り下げ金具
によれば、カプセルクロージャ1の架空作業に際して
は、何等注意を払わずともこれらの部品が落下するよう
な事態を未然に防ぐことが可能であり、作業者の精神的
負担を軽減しつつ作業箇所の下方における安全を十分に
確保することができる。
【0015】また、上述した従来の吊り下げ金具では、
ナットをスパナ等で固定した上でボルトを締め付けなけ
ればならないので、作業時には両手が塞がってしまって
作業性に劣るという欠点もあったが、これに対して本実
施例の吊り下げ金具では、掛止部側締結手段16および
保持部側締結手段21において、六角ナット19,23
が吊り下げ金具本体11に溶接等により固着されている
ため、締付板15や開口端部20を吊り下げ金具本体1
1に締結する作業は六角ボルト18,22を締め付ける
だけでよい。すなわち、これらの六角ボルト18,22
の締付を片手で行うことが可能となるので、作業性を向
上させることが可能となる。
【0016】さらに本実施例では、これら六角ボルト1
8,22の他端に設けられる拡径部18D,22Bは該
六角ボルト18,22のネジ軸よりも径の大きな円盤状
をなしており、六角ボルト18,22をある程度までね
じ込んだり緩めたりする作業は、この拡径部18D,2
2Bを六角ボルト18,22ごと回転させることによっ
て行うこともできるので、一層の作業性の向上を図るこ
とができる。なお、本実施例では六角ナット19,23
を溶接等によって固着することにより、六角ボルト1
8,22が螺着される雌ネジ部を吊り下げ金具本体11
に設けるようにしたが、例えば吊り下げ金具本体11の
肉厚が十分に厚い場合などには、この吊り下げ金具本体
11に直接に雌ネジ部を螺設するようにしてもよい。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、高
所における作業が避けられないカプセルクロージャの架
空作業において、吊り下げ金具本体を締結して架空支持
線に吊持するのに用いられるボルトやナット等の部品が
落下するような事態を、作業者が何等注意を払わずとも
防止することが可能となる。これにより、作業者の精神
的負担を軽減しつつも、作業箇所の下方における落下の
危険を回避して安全な作業を執り行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の吊り下げ金具本体11を示
す全体図である。
【図2】図1に示す実施例の掛止部13の拡大図であ
る。
【図3】図1に示す実施例の掛止部13の斜視図であ
る。
【図4】図1に示す実施例を用いてカプセルクロージャ
1を架空支持線2に吊持した場合を示す図である。
【図5】従来の吊り下げ金具によりカプセルクロージャ
1を吊持する場合を示す斜視図である。
【図6】従来の吊り下げ金具を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 カプセルクロージャ 2 架空支持線 11 吊り下げ金具本体 12 保持部 13 掛止部 14 凹部 15 締付板 16 掛止部側締結手段 18,22 六角ボルト 18A ネジ軸 18B,22A 頭部 18D,22B 拡径部 19,23 六角ナット 19A 雌ネジ部 20 開口端部 21 保持部側締結手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02G 7/00 - 7/22

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吊り下げ金具本体の下端にカプセルクロ
    ージャを保持する保持部が設けられるとともに、上端に
    は該吊り下げ金具本体を架空支持線に吊持するための掛
    止部が設けられており、この掛止部は、上記架空支持線
    が嵌入可能な凹部と、この凹部の開口部を閉塞する締結
    板と、この締結板を上記吊り下げ金具本体に締結する掛
    止部側締結手段とを備え、この掛止部側締結手段は、上
    記吊り下げ金具本体に設けられる雌ネジ部と、この雌ネ
    ジ部に螺着されるとともに上記締付板に係脱自在とされ
    るネジ軸とを具備して成り、さらにこのネジ軸の一端に
    は頭部が設けられるとともに、他端には上記雌ネジ部の
    内径よりも大きな外径の拡径部が設けられていることを
    特徴とするカプセルクロージャ用架空吊り下げ金具。
  2. 【請求項2】 上記保持部が、上記吊り下げ金具本体に
    対して離接可能な開口端部を備えた環状をなし、かつこ
    の開口端部を上記吊り下げ金具本体に締結する保持部側
    締結手段を備え、この保持部側締結手段は、上記吊り下
    げ金具本体および開口端部の一方に設けられる保持部側
    雌ネジ部と、この保持部側雌ネジ部に螺着されるととも
    に上記吊り下げ金具本体および開口端部の他方に挿通さ
    れる保持部側ネジ軸とを具備して成り、この保持部側ネ
    ジ軸の一端には頭部が設けられるとともに、他端には上
    記保持部側雌ネジ部の内径よりも大きな外径の拡径部が
    設けられていることを特徴とする請求項1記載のカプセ
    ルクロージャ用架空吊り下げ金具。
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