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JP2883531B2 - 羽口清掃装置およびその清掃方法 - Google Patents
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JP2883531B2 - 羽口清掃装置およびその清掃方法 - Google Patents

羽口清掃装置およびその清掃方法

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JP2883531B2
JP2883531B2 JP3571294A JP3571294A JP2883531B2 JP 2883531 B2 JP2883531 B2 JP 2883531B2 JP 3571294 A JP3571294 A JP 3571294A JP 3571294 A JP3571294 A JP 3571294A JP 2883531 B2 JP2883531 B2 JP 2883531B2
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Toshiba Ceramics Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、製鉄における溶鋼連続
鋳造システム、特に溶鋼の流出量を制御するための流量
制御装置に隣接する羽口ブロックの内径を自動的に清掃
するための羽口清掃装置およびその清掃方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の羽口清掃装置を図を参照して以下
に説明する。従来の製鉄における連続鋳造システムは、
図11に示すようにレードル1或いはタンディッシュ2
の底部に流量制御装置3が設けられている。このレード
ル1或いはタンディッシュ2の内側には、図12に示す
ように中空円筒状の羽口ブロック4があり、ブロック状
の耐火煉瓦5に囲まれるように構成されている。この中
空円筒状の羽口ブロック4の中にはモルタル6を介して
ノズル7が装着されている。
【0003】また中空円筒状の羽口ブロック4に隣接し
て流量制御装置3が設置されており、流量制御装置3に
は、2枚或いは3枚の耐火物製のプレート8が収納され
ている。この耐火物製のプレート8の内の1枚は、スラ
イド案内されるようにスライダー9の中に収納されてい
る。スライダー9の先にはシリンダー10が繋がってお
り、シリンダー10の動作によってスライダー9と2枚
或いは3枚の耐火物製のプレート8の内1枚がスライド
するように構成されている。
【0004】プレート8を収納した後、流量制御装置3
本体の前面カバー11は閉じられるが、プレート8はバ
ネ部材(図示せず)によって互いの面に対して圧力を与
えるように構成されている。また流量制御装置3では、
レードル1或いはタンディッシュ2内の溶鋼の流出量を
制御しながら、レードル1からタンディッシュ2に溶鋼
が注がれ、そしてこの溶鋼はさらにモールド(図示せ
ず)に供給されるように構成されている。
【0005】次に、従来の羽口清掃作業を説明する。連
続鋳造中、ノズル7およびプレート8等、溶鋼に直接接
するものは過酷な状態で使用されているため浸食が激し
く傷み易い。したがって、耐用期間も短く、頻繁に交換
する必要がある。
【0006】ノズル7およびプレート8等の交換は、レ
ードル1或いはタンディッシュ2が溶鋼流出完了後、流
量制御装置内のノズル7を交換する所定の位置まで搬送
され、図13に示すようにレードル1或いはタンディッ
シュ2を傾転装置(図示せず)によって90°回転さ
れ、レードル1或いはタンディッシュ2底部に設置され
ている流量制御装置4を傾転した直後の熱間状態で、流
量制御装置3前面のカバー11を開き、プレート8を取
除き、ノズル7を取出す。ノズル7を取出した直後の羽
口の状態は、羽口ブロックの内径にモルタル6が硬く固
まった状態で張り付いており、羽口の先端部分はモルタ
ル部分に溶鋼が浸食しているために、チッパー12等の
工具で溶鋼並びにモルタルをはつるようにして清掃を行
っていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した一連の羽口清
掃作業は、高熱下の作業環境で数人の人手で行われてい
るが、レードル或いはタンディッシュは一度冷えた状態
になると、再び予熱しなければならないため、時間がか
かり作業性が低下するという問題がある。
【0008】そのため、溶鋼流出直後の熱間状態のま
ま、流量制御装置本体および羽口ブロックの清掃作業を
行っている。レードル或いはタンディッシュは勿論のこ
と流量制御装置本体のカバーを開け、ノズルを取り除い
た羽口の状態は輻射熱が激しく、危険が伴う。モルタル
は粉状態になるため粉塵が舞い振動する状態の中での作
業でもある。この清掃作業は一日に数回行われるため、
多大な労力を費やし、作業者の安全性の確保が難しく、
作業者の疲労度が大きい等の問題がある。
【0009】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたもので、その目的は機械的作業により多大な労力を
低減できる羽口清掃装置およびその清掃方法を提供する
ことにある。また他の目的は高熱下での作業の安全性の
向上と作業効率の向上を図ることができる羽口清掃装置
およびその清掃方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、連続鋳造システムのレード
ル或いはタンディッシュの流量制御装置の羽口清掃装置
において、前記羽口の円柱中空部と同形のカッターおよ
び同形のブラシと、前記同形のカッターおよび同形のブ
ラシを回転駆動する回転機構と、エアブローノズルとを
備えたことを特徴とする。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の連
続鋳造システムの流量制御装置の羽口清掃装置におい
て、前記羽口の円筒中空部と同形のカッターは、回転に
よって切り粉を送り出す方向に螺旋状にチップを配列し
ていて清掃中に反力が加わった場合、カッターが軸方向
にスライドし,逃げる機構となっていることを特徴とす
る。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項1記載の連
続鋳造システムの流量制御装置の羽口清掃装置におい
て、前記羽口の円筒中空部と同形のカッターは、切削部
分のチップが清掃中に反力が加わった場合、チップが個
々にカッターの中心方向にスライドし,逃げる機構とな
っていることを特徴とする。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項1記載の連
続鋳造システムの流量制御装置の羽口清掃装置におい
て、前記羽口の円筒中空部と同形のカッターは、切削部
分のチップを冷却する冷却機構と、切削した切り粉をエ
アブローする機構とを備えたことを特徴とする。
【0014】請求項5記載の発明は、連続鋳造システム
のレードル或いはタンディッシュの流量制御装置の羽口
清掃方法において、前記連続鋳造システムのレードル或
いはタンディッシュを90度回転させ、前記流量制御装
置を傾転させた状態でロボットに羽口清掃装置を搭載さ
せ、前記流量制御装置の清掃位置まで前記ロボット動作
で移動し、前記羽口の円筒中空部と同形のカッターで清
掃した後、前記羽口の円筒中空部と同形のブラシで前記
羽口を清掃することを特徴とする。
【0015】
【作用】請求項1記載の発明の羽口清掃装置は、羽口の
円筒中空部と同形のカッターで、羽口の周りに硬く固ま
ったモルタルと、羽口の先端部分のモルタルに浸食して
いるモルタルを掻き取り、羽口の円筒中空部と同形のブ
ラシで、羽口の周りに薄く残った溶鋼を掻き取り、回転
機構でカッターとブラシを回転駆動を行う。エアブロー
ノズルは、粉状になったモルタルの吹き飛ばしを行う。
【0016】請求項2記載の発明の羽口清掃装置は、羽
口の円筒中空部と同形のカッターの回転によってチップ
がモルタルを掻き取りながら切り粉を送り出し、清掃中
に反力が加わった場合、カッターは軸方向にスライドし
後退を行う。
【0017】請求項3記載の発明の羽口清掃装置は、羽
口の円筒中空部と同形のカッターの細かく点在している
チップは、清掃中に反力が加わった場合、個々にカッタ
ーの中心方向にスライドを行う。
【0018】請求項4記載の発明の羽口清掃装置は、羽
口の円筒中空部と同形のカッターに取り付いているチッ
プを切削中に空冷し、エアブロー機構で掻き取った切り
粉をエアブローを行う。
【0019】請求項5記載の発明の羽口清掃方法は、レ
ードル或いはタンディッシュを横向きに90度回転さ
せ、流量制御装置を傾転させた状態にし、ロボットに羽
口清掃装置を搭載させ、ロボットで流量制御装置の清掃
位置まで移動し、羽口清掃装置の羽口の円筒中空部と同
形のカッターで清掃を行い、次いで、羽口の円筒中空部
と同形のブラシで羽口の清掃を行う。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例である羽口清掃装置の構成
図であり、図2はそのブラシの断面図である。
【0021】図1に示すように、羽口清掃装置20はそ
のフレーム21に180度反対向きで段違いに水平に固
定された2本の回転機構22と、この2本の回転機構2
2の一方の先端に羽口の円筒中空部と同形のカッター3
0(右側)と、もう一方の先端に設けた羽口の円筒中空
部と同形のブラシ40(左側)と、カッター30とブラ
シ40の後方にそれぞれ取り付けた防塵カバー50と、
ブラシ40側の防塵カバー50に上下2か所に設けたエ
アブローノズル60と、エアブローノズル60にエアを
供給するエアホース61とから構成されている。
【0022】また、ブラシ40は図2に示すように、ブ
ラシ40の回転センターにワイヤーを捩ったシャフト4
1と、シャフト41のワイヤーを捩って固定された放射
方向にのびる数百本のピアノ線42と、ピアノ線42の
先端にパイプ43を圧着固定し、パイプ43の先端に固
着した球状の耐火製のボール44とから構成されてい
る。
【0023】次に、本実施例の羽口清掃装置の作用を説
明する。図1に示すように、羽口清掃装置20のフレー
ム21に180度反対向きで段違いに水平に固定された
2本の回転機構22は、それぞれ右回転にカッター30
とブラシ40を回転させる。羽口の円筒中空部と同形の
カッター30(右側)は、羽口ブロックの内径に付着し
ているモルタル6およびモルタル6に浸食している溶鋼
をカッター30の回転で荒削り除去を行う。羽口の円筒
中空部と同形のブラシ40(左側)は、ブラシ40の回
転によりブラシ40の先端に設けられているボール44
が遠心力で、羽口ブロック4の内径に付着しているモル
タル6を叩きながら掻き取り、仕上げ除去を行う。
【0024】ブラシ40側の防塵カバー50に取り付け
られた上下2か所のエアブローノズル60は、エアホー
ス61からエアの供給を受けて、ブラシ40の回転で粉
状となったモルタルをエアブローする。また防塵カバー
50は、カッター30およびブラシ40の回転でモルタ
ル6の除去を行っている時に、羽口清掃装置20の手前
側にモルタル6が飛散することを防止する。
【0025】またカッター30およびブラシ40の後方
に防塵カバー50を設けているので、粉末状になったモ
ルタル6が羽口清掃装置20の手前側に飛散することを
防止できる。またブラシ40側の防塵カバー50にエア
ブローノズル60を設け、粉末状になったモルタル6を
噴出するようにしたので、ブラシ40の回転時の回転抵
抗を減少することができる。さらに、エアブローノズル
60から噴出されるエアによってブラシ40全体が冷却
されるため、ブラシ40は熱による悪影響を防止するこ
とができる。
【0026】上述したように、本実施例によれば、回転
機構22でカッター30を回転させることによりモルタ
ル6の荒削りの除去を行うことができる。また回転機構
22でブラシ40を回転しているので、球状の耐火製の
ボール44が羽口内面、すなわちモルタル6に当たった
時、ブラシ40のシャフト41のワイヤーを捩って固定
された放射方向にのびる数百本のピアノ線42がしな
り、羽口内面に倣いながらボール44がモルタル6を叩
きながらモルタル6を粉末状にして除去することができ
る。
【0027】図3は本発明の他の実施例の羽口清掃装置
のノズル装着装置のカッターのスライド機構の平面図で
あり、図4はカッターのスライド機構の側断面図であ
る。◎図3および図4に示すように、ノズル装着装置の
カッターのスライド機構は、回転によって切り粉を送り
出す方向に螺旋状に配列したチップ31と、カッター3
0の後方にカッター30と連結したスライドシャフト3
2と、スライドシャフト32の軸中心に向かって垂直に
固定された数本のガイドピン33と、スライドシャフト
32の後方に取り付けられたスプリング34と、スプリ
ング34を覆いガイドピン33がスライドする長穴状で
かつ螺旋状のガイド機構35と、スライドシャフト32
をスライド可能とすると共に回転機構22と連結固定す
るスライドケース36とから構成されている。
【0028】次に、本実施例の羽口清掃装置のノズル装
着装置の作用を説明する。回転機構22によって生じた
動力は、スライドケース36、ガイド構35のガイドピ
ン33に伝わり、スライドシャフト32を介してカッタ
ー30の回転を行う。この時スプリング34はスライド
シャフト32を前方に押し付け、カッター30全体の後
退の規制を行っている。
【0029】このようにカッター30を回転させること
により、チップ31は羽口内径のモルタル6に浸食した
溶鋼を掻き取り、掻き取ったモルタル6の送り出しを行
う。モルタル6およびモルタル6に浸食した溶鋼が羽口
に固着し、チップ31が掻き取りを行っても掻き取れな
い場合、羽口清掃装置20側に反力を受けることにな
り、スプリング34のスプリング力以上の力が発生した
場合、カッター30と連結したスライドシャフト32は
羽口清掃装置20側にスライドケース36をスライドし
ながら後退し、これによりスプリング34は収縮し、ガ
イドピン33が螺旋状のガイド溝35をスライドしなが
ら後退する。
【0030】上述したように、本実施例によれば、回転
機構22の動力はカッター30に伝わり、カッター30
の回転で螺旋状に設けられたチップ31で羽口内径に固
着したモルタル6およびモルタル6に浸食した溶鋼の掻
き取りを行い、除去することができる。またモルタル6
およびモルタル6に浸食した溶鋼が羽口に固着し、チッ
プ31が掻き取りを行っても掻き取れない場合、カッタ
ー全体を後退可能にしたので、掻き取り動作中の反力を
吸収することができる。
【0031】図5は本発明のさらに他の実施例の羽口清
掃装置のチップのスライド機構の平面図であり、図6は
チップのスライド機構の側断面図である。図5および図
6に示すように、チップのスライド機構は、カッター3
0の外周の法線方向に摺動可能なホルダー37と、ホル
ダー37の下方に設けたスプリング38と、ホルダー3
7の回転方向の先に取り付けた交換可能な刃物39とか
ら構成されている。
【0032】次に、本実施例の羽口清掃装置のチップの
スライド機構の作用を説明する。◎ホルダー37は、交
換可能な刃物39と一体となり、スプリング38によっ
てカッター30の表面より突き出た状態になっており、
カッター30の回転により刃物39がモルタル6および
モルタル6に浸食した溶鋼の掻き取りを行う。
【0033】また、モルタル6およびモルタル6に浸食
した溶鋼が羽口に固着し、この溶鋼をチップ31が掻き
取りを行っても掻き取れない場合、羽口清掃装置20側
に反力を受けることになり、スプリング38のスプリン
グ力以上の力が発生した場合、スプリング38は収縮
し、ホルダー37はカッター30の中心方向にスライド
する。
【0034】このように本実施例によれば、モルタル6
およびモルタル6に浸食した溶鋼が羽口に固着し、チッ
プ31が掻き取りを行っても掻き取れない場合、チップ
31はカッター30の中心方向に摺動可能であるので、
掻き取り動作中の反力を吸収することができる。
【0035】図7は本発明の別の実施例の羽口清掃装置
のカッターの冷却機構とエアブロー機構の断面図であ
る。図7に示すように、スライドシャフト32からカッ
ター30にかけてパイプ状に空間70が空いており、こ
の空間70にはエアを流すように構成されている。空間
70aはチップ31の底部に通じ刃物39の前面からエ
アを噴出するように構成されている。また、空間70b
はカッター30の中心を通りカッター30の前面に通
じ、途中から放射状にエアを噴出するように構成されて
いる。
【0036】次に、本実施例の羽口清掃装置の作用を説
明する。パイプ状に空いた空間70aは、チップ31の
底部に通じ、空間70aの中を通るエアを刃物39の前
面から噴出する。また空間70bは、カッター30の中
心を通りカッター30の前面に通じ、空間70bの中を
通るエアを放射状に噴出する。
【0037】このように本実施例によれば、スライドシ
ャフト32からカッター30のチップ31部にかけてパ
イプ状に空間70aを設けたので、空間70aの中をエ
アが通り、チップ31の底部のスプリング38および刃
物39を冷却し、刃物39の前面にモルタルが付着する
ことを防止できる。したがって、スプリング38および
刃物39の熱による影響を防止できる。また、空間70
bをカッター30の中心を通りカッター30の前面に通
じ途中から放射状に設けたので、空間70bの中をエア
が通りカッター30前面に噴出できるので、カッター3
0より前面に残った粉状のモルタル6を吹き飛ばすこと
ができる。
【0038】図8は本発明のまた別な実施例である羽口
清掃装置の平面図、図9は羽口清掃方法の配置構成を示
す側面図、図10は羽口清掃装置の動作を示す側面図で
ある。図8に示すように、タンディッシュ2はタンディ
ッシュ2の脇にある傾転装置80で90度回転させ、流
量制御装置3を傾転させるように剛製されている。流量
制御装置3を傾転させた後方に、羽口清掃装置20を搭
載したロボット90を設置し、図9に示すように、ロボ
ット90に羽口清掃装置20を搭載し、傾転状態になっ
ている流量制御装置3の所定位置にハンドリングし、羽
口清掃装置20のカッター30で羽口ブロック4の円筒
中空内面の清掃を行うように構成されている。
【0039】また、図10に示すように、ロボット90
の動作で羽口清掃装置20を180度水平回転させ、ブ
ラシ40で羽口ブロック4の円筒中空内面の清掃を行う
ように構成されている。羽口清掃装置20はオートツー
ルチェンジャー91a・91bを介しロボットに着脱可
能に構成されている。ロボット90には電磁弁100を
設けエアの制御可能に構成されている。
【0040】次に、本実施例の羽口清掃方法について説
明する。タンディッシュ2を傾転装置80で90度回転
させ、流量制御装置3を傾転させた状態でノズルを取り
除いた後、羽口清掃装置20をオートツールチェンジャ
ー91a・91bを介しロボット90に搭載する。羽口
清掃装置20を搭載したロボット90が、羽口清掃装置
20のカッター30が先にくるように流量制御装置3の
正面に移動し、羽口清掃装置20が水平になった状態か
ら流量制御装置3に隣接する羽口ブロック4に向かって
カッター30の回転を開始しながら前進を行う。
【0041】カッター30が回転を開始すると同時にカ
ッター30のチップ31部およびカッター30の先端か
らエアを噴出させ、羽口ブロック4の所定位置にカッタ
ー30が到達したら、羽口清掃装置20が水平状態で後
退し、羽口清掃装置20を180度水平回転させ、ブラ
シ40が先にくるよう流量制御装置3の正面に移動し、
流量制御装置3に隣接する羽口ブロック4に向かってブ
ラシ40の回転を開始しながら前進を行い、羽口清掃装
置20を180度水平回転させ、ブラシ40が回転を開
始したと同時にカッター30から噴出していたエアを電
磁弁100で切替え、エアブローノズル60からエアを
噴出させる。羽口清掃終了後、ロボット90の動作で羽
口清掃装置20を水平状態で後退させ、エアブローノズ
ル60から噴出されるエアを停止する。
【0042】このように本実施例によれば、カッター3
0の清掃を行った後、ブラシ40の清掃を行うようにし
たので、モルタル6およびモルタル6に浸食した溶鋼の
除去が容易にできる。またカッター30の清掃およびブ
ラシ40の清掃の時から羽口清掃装置20が羽口ブロッ
ク4から退避するまでエアを噴出するようにしたので、
羽口ブロック4の円筒中空部にモルタル6およびモルタ
ル6に浸食した溶鋼を残すことなく清掃できる。上記の
ことにより羽口清掃作業はロボット90と羽口清掃装置
20を使用することにより、作業員を介在せずに清掃作
業を行うことができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ロボットと羽口清掃装置を使用することにより、羽口清
掃作業は作業員を介在せずに機械動作により行わせるこ
とができるので、清掃の作業効率が向上する。また作業
員は従来のように高熱なレードル或いはタンディッシュ
および流量制御装置に誤って接触することもなくなり、
安全性の向上を図る効果がある。
【0044】さらに、請求項1記載の羽口清掃装置によ
れば、カッターおよびブラシの後方に防塵カバーを設け
たので、清掃中に流量制御装置を汚す事なく清掃できる
効果がある。ブラシの後方にエアブローノズルを設けた
ので、ブラシ全体を冷却する効果があり、熱間作業にお
ける熱影響が少ないという効果がある。
【0045】請求項2記載の羽口清掃装置によれば、カ
ッターのチップを螺旋状に配置したので、カッター回転
によって掻き取ったモルタル等は送り出されるようにな
る。よって、流量制御装置を汚す事なく清掃できる効果
がある。清掃中にモルタルおよびモルタルに浸食した溶
鋼が羽口に固着し、チップが掻き取りを行っても、掻き
取れない場合、カッター全体を後退可能にしたので、掻
き取り動作中の反力を吸収することができ、かつ装置の
破損を防止する効果がある。
【0046】請求項3記載の羽口清掃装置によれば、清
掃中にモルタルおよびモルタルに浸食した溶鋼が羽口に
固着し、チップが掻き取りを行っても、掻き取れない場
合、チップはカッターの中心方向に摺動可能にしたの
で、掻き取り動作中の反力を吸収することができ、かつ
刃物の破損を防止する効果がある。
【0047】請求項4記載した羽口清掃装置によれば、
スライドシャフトからカッターのチップ部にかけてパイ
プ状に空間を設けたので、空間の中をエアが通り、チッ
プの底部のスプリングおよび刃物を冷却し、刃物前面に
モルタルが付着することを防止し、刃物の熱による影響
を防止できる。また、空間をカッターの中心を通りカッ
ターの前面に通じ途中から放射状に設けたので、空間の
中をエアが通りカッター前面に噴出できるので、カッタ
ーより前面に残った粉状のモルタルを吹き飛ばす効果が
ある。
【0048】請求項5記載の羽口清掃方法によれば、カ
ッター清掃を行った後ブラシ清掃を行うようにしたの
で、モルタルおよびモルタルに浸食した溶鋼の除去がで
き、カッター清掃およびブラシ清掃の時から羽口清掃装
置が羽口ブロックから退避するまでエアを噴出するよう
にしたので、羽口ブロックの円筒中空部にモルタルおよ
びモルタルに浸食した溶鋼を残すことなく清掃できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である羽口清掃装置の構成
図。
【図2】図1の羽口清掃装置のブラシの構成を示す断面
図。
【図3】本発明の他の実施例である羽口清掃装置のカッ
ターのスライド機構を示す平面図。
【図4】図3の羽口清掃装置のカッターのスライド機構
を示す側断面図。。
【図5】本発明のさらに他の実施例である羽口清掃装置
のチップのスライド機構を示す平面図。
【図6】図5の羽口清掃装置のチップのスライド機構を
示す側断面図。
【図7】本発明の別の実施例である羽口清掃装置のカッ
ターの冷却機構とエアブロー機構を示す断面図。
【図8】本発明のさらに別の実施例である羽口清掃方法
を示す平面図。
【図9】図8の羽口清掃方法の構成を示す側面図。
【図10】図8の羽口清掃方法の動作を示す側面図。
【図11】従来の製鉄における連続鋳造システムの構成
図。
【図12】従来の製鉄における連続鋳造システムの流量
制御装置周辺の構成図。
【図13】従来の羽口清掃方法の斜視図。
【符号の説明】
1…レードル、2…タンディッシュ、3…流量制御装
置、4…羽口ブロック、5…耐火煉瓦、6…モルタル、
7…ノズル、8…プレート、9…スライダ、10…シリ
ンダ、11…カバー、12…チッパー、20…羽口清掃
装置、21…フレーム、22…回転機構、30…カッタ
ー、31…チップ、32…スライドシャフト、33…ガ
イドピン、34,38…スプリング、35…ガイド溝、
36…スライドケース、37…ホルダ、39…刃物、4
0…ブラシ、41…シャフト、42…ピアノ線、、43
…パイプ、44…ボール、50…防塵カバー、60…エ
アブローノズル、61…エアホース、70,70a,7
0b…空間、80…傾転装置、90…ロボット、91
a,91b…オートツールチェンジャー、100…電磁
弁。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 増井 望 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会 社東芝 本社事務所内 (56)参考文献 特開 平6−320258(JP,A) 特開 平6−154965(JP,A) 特開 平6−154966(JP,A) 特開 平6−234064(JP,A) 実開 昭63−41341(JP,U) 実開 平6−48943(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B22D 11/10 310 B22D 43/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続鋳造システムのレードル或いはタン
    ディッシュの流量制御装置の羽口清掃装置において、前
    記羽口の円柱中空部と同形のカッターおよび同形のブラ
    シと、前記同形のカッターおよび同形のブラシを回転駆
    動する回転機構と、エアブローノズルとを備えたことを
    特徴とする連続鋳造システムの流量制御装置の羽口清掃
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の連続鋳造システムの流量
    制御装置の羽口清掃装置において、前記羽口の円筒中空
    部と同形のカッターは、回転によって切り粉を送り出す
    方向に螺旋状にチップを配列していて清掃中に反力が加
    わった場合、カッターが軸方向にスライドし,逃げる機
    構となっていることを特徴とする羽口清掃装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の連続鋳造システムの流量
    制御装置の羽口清掃装置において、前記羽口の円筒中空
    部と同形のカッターは、切削部分のチップが清掃中に反
    力が加わった場合、チップが個々にカッターの中心方向
    にスライドし,逃げる機構となっていることを特徴とす
    る羽口清掃装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の連続鋳造システムの流量
    制御装置の羽口清掃装置において、前記羽口の円筒中空
    部と同形のカッターは、切削部分のチップを冷却する冷
    却機構と、切削した切り粉をエアブローする機構とを備
    えたことを特徴とする羽口清掃装置。
  5. 【請求項5】 連続鋳造システムのレードル或いはタン
    ディッシュの流量制御装置の羽口清掃方法において、前
    記連続鋳造システムのレードル或いはタンディッシュを
    90度回転させ、前記流量制御装置を傾転させた状態で
    ロボットに羽口清掃装置を搭載させ、前記流量制御装置
    の清掃位置まで前記ロボット動作で移動し、前記羽口の
    円筒中空部と同形のカッターで清掃した後、前記羽口の
    円筒中空部と同形のブラシで前記羽口を清掃することを
    特徴とする羽口清掃装置の羽口清掃方法。
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