JP2898538B2 - 建築用外装化粧パネルの取付構造 - Google Patents
建築用外装化粧パネルの取付構造Info
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Description
に用いられる胴差しや鼻隠し、あるいは破風等の建築用
外装化粧パネルの取付構造に係り、特に、窯業系材料で
形成された化粧パネルと取付金具とを用いる建築用外装
化粧パネルの取付構造に関する。
料で形成された外装化粧パネルの従来の取付構造は、元
々は建物躯体に対して直接ビス止めされていたのが、最
近では、ビスの頭が外観に現れないようにするため、ま
た、ビスの締め込みによるパネルの割れを防止するため
に、図5に示すように、取付金具31を建物躯体47に
ビス止めしておき、この金具31に化粧パネル42を嵌
め付け固定することによって、化粧パネル42にはビス
を締め込まない構造が採用されている。
具31は、躯体47の外壁面に沿ってビス48で締め付
け固定されるプレート部32と、このプレート部32か
ら略垂直に延出してさらに略直角に曲げられ、化粧パネ
ル42の嵌合顎部43を受け入れるようにされた鉤状部
33とからなっている。また、化粧パネル42の嵌合顎
部43は、化粧パネルの上端から背面側へ延出してさら
に下方へ略直角に曲げられて形成されており、その厚さ
寸法は、取付金具31の鉤状部33の内法幅寸法に略等
しくなるように設定されている。したがって、化粧パネ
ル42の全体は、その嵌合顎部43が取付金具31の鉤
状部33に嵌合状態で引っ掛かり、その下方に垂下した
状態で支持されている。また、これら顎部43と鉤状部
33の嵌め合い関係は、化粧パネル42の取付後のガタ
ツキを防止するため、きつい嵌め合いとなるように寸法
が与えられており、嵌め込み作業には、かなりの強い力
で押し込むことが必要である。
ルを長手方向へ順に継ぎ足して建物躯体47に取り付け
られ、その継ぎ目部分で形状の連続性が途切れると、美
観上はなはだ好ましくない。化粧パネル42の取付面と
なる建物躯体47の表面は、化粧パネル42および取付
金具31の寸法精度に比べてかなり粗い面となっている
ことがしばしばであり、そのような面に化粧パネル42
が取り付けられると、継ぎ目部分でパネルの厚さ方向に
段違いを生じることが多く、上述のような構成の従来の
取付構造では、その段違いを吸収することが困難であ
る。また、窯業系の化粧パネルは長尺物であって取り扱
いが大変であり、段違いが生じたときにはその修正作業
が非常に困難である。取付金具を用いる従来の化粧パネ
ル取付構成では、これらの点で改善が求められている。
鑑み、これを有効に解決すべく創案されたものである。
したがって本発明の目的は、建物躯体の表面が少々粗い
面であっても、化粧パネルの継ぎ目部分で生じる段違い
を簡単に吸収できる建築用外装化粧パネルの取付構造を
提供することにある。
化粧パネルの取付構造は、上述のごとき従来技術の課題
を解決し、その目的を達成するために以下のような構成
を備えている。すなわち、窯業系材料よりなる建築用外
装化粧パネルを取付金具を用いて外壁面に取り付ける構
造において、上記金具は、建物躯体に固定される固定部
と、上記化粧パネルの端部を上方から受け入れる受け入
れ凹部とを有し、上記化粧パネルは、上記取付金具の受
け入れ凹部内に押し込まれる係合凸部を有し、さらに上
記化粧パネルの厚さ方向の取付段差を調整するために、
上記係合凸部の少なくとも一方側面に、当該化粧パネル
の厚さ方向に突出し、該化粧パネルを取付金具に取り付
けるべく該係合凸部が上記受け入れ凹部内に押し込まれ
るときに該受け入れ凹部の内面に擦りつけられることに
よって摩滅可能な少なくとも一つの段差調整用小突起が
形成されている。
パネルの取付構造では、取付金具の受け入れ凹部内に化
粧パネルの係合凸部を押し込むことによって化粧パネル
が建物躯体に取り付けられる。化粧パネルがセメント、
石膏、鉱物質繊維等を主成分とする窯業系材料で形成さ
れているので、その脆性は比較的強く、小さな突起状の
部分は金具等の硬い材質に擦りつけられると、比較的容
易に圧壊したり摩滅したりする。係合凸部の一側面に形
成されている小突起は、係合凸部が取付金具の凹部内に
押し込まれるとき、凹部の内壁面に擦りつけられて摩滅
することによって、取付金具に対する該パネルの厚さ方
向の相対的位置を、その摩滅量に応じて変更調整させる
ことができる。突起の形状は、その先端側ほど小さくな
るようにしておけば、擦りつける押圧力の強さを加減す
ることで摩滅量を調整でき、その基部から小突起全体が
もぎ取れたり、欠け落ちたりすることはない。このよう
に小突起を積極的に摩滅させることで、建物躯体の表面
に多少の凹凸がたとえあったとしても、その凹凸による
パネルの厚さ方向の段違いを小突起の摩滅で容易に吸収
することができ、化粧パネルを美しく並べて取付施工す
ることができる。また、小突起の数が複数であれば、取
付後のパネルの姿勢が安定する。
取付構造の実施例について、図1から図4を参照して説
明する。
面図、図2はその側面図である。取付金具1は、縦1
6.5cm、横8cmの矩形の平坦なプレート部2と、
このプレート部2の上部に横方向へ延びる第1鉤状部3
と、下部に同様に横方向へ延びる第2鉤状部4とからな
っている。プレート部2の中心軸上には、第1鉤状部3
および第2鉤状部4の下方に固定用のビス穴5が開口さ
れている。このビス穴は、上下に一つずつ開けられてい
るが、中心軸に関して対称となるように複数個ずつ開け
られてもよい。
状に形成されており、図1の正面図で見てプレート部2
から手前側へ略垂直に延びた基底部6(図2の側面図に
現れる)と、この基底部6の先端から略45°の角度で
斜め上方へ手前側へ折れ曲がった角部7と、この角部7
からさらに略45°上方へ折れ曲がって基底部6に対し
ては略直角の方向に延びる前壁部8と、前壁部8の上端
でさらに手前側へ幾分傾斜させられて入口開口を広くし
ている入口案内部9とからなっている。このように、鉤
状部3,4とプレート部2とは互いに協働し、後述の化
粧パネルの顎部を受け入れる溝状の凹部10,11を形
成している。この溝部の内法幅寸法(プレート部2と前
壁部8の間)は9.5mm、深さは10mmである。
である。ただし、建物躯体は断面で示されている。化粧
パネル12は、繊維含有ケイ砂セメントの押出成形板で
あり、取付金具1の二つの凹部10,11に対応する位
置に、係合凸部としての第1顎部13および第2顎部1
4を有している。化粧パネル12の高さ方向の幅寸法は
20cmであり、第2顎部14からさらに下方へ延びた
部分15は取付金具1の下端部を覆い隠している。した
がって、化粧パネル12の正面側から見ると取付金具1
は露出しない。
1の中に入る部分は同一形状にされており、鉤状部3,
4の前壁部8に臨む面(以下、内側面と称す)には、図
4に示すような小突起16が形成されている。顎部1
3,14の厚さ寸法は8.5mm、小突起16の突出高
さは1mmであり、その全幅は凹部10,11の内法幅
寸法に等しくされている。なお、顎部13,14の下方
突出長さは11mmであり、凹部10,11内に押し込
まれて係合した状態では、その下面が鉤状部3,4の基
底部6に当接する長さにされている。小突起16は、顎
部13,14の内側面下方から滑らかに連なる斜面で突
出しており、且つその斜面上端で曲率半径0.5mmの
曲面で丸められ、略水平方向に内側面に戻っている。内
側面との接続箇所にもアールは付けられており、小突起
16全体としては、顎部13,14が鉤状部3,4に係
合する際に引っ掛からず滑らかに押し込まれるように、
且つ押し込まれるときに、圧壊もしくは摩滅することは
あっても、その基部からもぎ取れることはないように形
状が与えられている。小突起16の基部における高さ方
向の長さ寸法は2mmにされており、その下端斜面開始
位置は顎部13,14の下端面から6mmの高さ位置と
なっている。
は、このような小突起16は、その材料の脆性が故に、
上から強く押し付けて擦ると比較的容易に圧壊ないし摩
滅する性質がある。すなわち、化粧パネル12を躯体1
7に取り付ける際に、躯体17の表面に幾分かの凹凸が
あったとしても、その凹凸差が1mm以内程度の粗さで
あれば、顎部13,14を鉤状部3,4に押し込む際
に、顎部13,14の内側面を鉤状部3,4の前壁部8
に擦りつけるように押し込むことで、小突起16を摩滅
させることができ、隣り合う化粧パネル間の段違いをな
くすように調整してパネルを取り付けることができる。
小突起16の摩滅量は、顎部13,14の内側面を鉤状
部3,4の前壁部8に擦りつけるその押圧力を加減する
ことで調整できる。あるいは、鉤状部3,4を利用しな
くとも、別にヤスリ等を利用して、段差量に相当する量
だけ予め削り落としておいてから顎部13,14を鉤状
部3,4に差し込んでもよい。いずれにしても、小突起
16は容易に摩滅させることができ、隣り合うパネル間
の段違いを簡単な作業で吸収して美しく化粧パネル12
を躯体17に取り付けることができる。
壁部8へ移行する間の屈曲部は、小突起16を摩滅させ
るべく擦るのに適してい。
カ所の鉤状部3,4と、これに対応する2カ所の顎部を
有する例を示したが、鉤状部およびこれに対応する顎部
の数はこれに限定されるものではなく、従来技術の項で
説明したような1カ所のものでも、あるいは3カ所以上
有するものであってもよいのは勿論である。
は、顎部13,14の内側面に形成されて前壁部8に擦
られるように構成されているが、反対側の外側面に形成
されてプレート部2に擦られることによって摩滅するよ
うに構成してもよく、あるいは両側面に形成することも
可能である。さらに、一方の側面に形成される小突起は
複数であってもよく、その場合、小突起の先端は複数点
で取付金具に当接するので、取付後のパネルの姿勢が安
定する。
造に用いられ取付金具の一実施例を示す正面図である。
造の一実施例を示す側面図である。
示す部分拡大図である。
構造を示す側面図である。
レート部 3 第1鉤状部 4 第
2鉤状部 5 ビス穴 6 基
底部 7 角部 8 前
壁部 9 入口案内部 10,11
凹部 12 化粧パネル 13 第
1顎部 14 第2顎部 15 パ
ネルの下端部 16 小突起 17 躯
体
Claims (1)
- 【請求項1】 窯業系材料よりなる建築用外装化粧パネ
ル(12)を取付金具(1)を用いて外壁面に取り付け
る構造において、 上記金具(1)は、建物躯体(17)に固定される固定
部(2)と、上記化粧パネル(12)の端部を上方から
受け入れる受け入れ凹部(10,11)とを有し、 上記化粧パネル(12)は、上記取付金具(1)の受け
入れ凹部(10,11)内に押し込まれる係合凸部(1
3,14)を有し、 さらに上記化粧パネル(12)の厚さ方向の取付段差を
調整するために、上記係合凸部(13,14)の少なく
とも一方側面に、当該化粧パネル(12)の厚さ方向に
突出し、該化粧パネル(12)を取付金具(1)に取り
付けるべく該係合凸部(13,14)が上記受け入れ凹
部(10,11)内に押し込まれるときに該受け入れ凹
部(10,11)の内面に擦りつけられることによって
摩滅可能な少なくとも一つの段差調整用小突起(16)
が形成されていることを特徴とする建築用外装化粧パネ
ルの取付構造。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP6110394A JP2898538B2 (ja) | 1994-03-30 | 1994-03-30 | 建築用外装化粧パネルの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP6110394A JP2898538B2 (ja) | 1994-03-30 | 1994-03-30 | 建築用外装化粧パネルの取付構造 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32415996A Division JPH09165895A (ja) | 1996-12-04 | 1996-12-04 | 建築用外装化粧パネルの取付構造 |
Publications (2)
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|---|---|
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| JP2898538B2 true JP2898538B2 (ja) | 1999-06-02 |
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ID=13161423
Family Applications (1)
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| JP6110394A Expired - Fee Related JP2898538B2 (ja) | 1994-03-30 | 1994-03-30 | 建築用外装化粧パネルの取付構造 |
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|---|---|---|---|---|
| JP4737802B2 (ja) * | 2000-06-28 | 2011-08-03 | 倉敷紡績株式会社 | 化粧材の取付構造 |
-
1994
- 1994-03-30 JP JP6110394A patent/JP2898538B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JPH07269067A (ja) | 1995-10-17 |
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