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JP2899342B2 - 複層構造の成形品およびその製造方法 - Google Patents
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JP2899342B2 - 複層構造の成形品およびその製造方法 - Google Patents

複層構造の成形品およびその製造方法

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JP2899342B2
JP2899342B2 JP3682190A JP3682190A JP2899342B2 JP 2899342 B2 JP2899342 B2 JP 2899342B2 JP 3682190 A JP3682190 A JP 3682190A JP 3682190 A JP3682190 A JP 3682190A JP 2899342 B2 JP2899342 B2 JP 2899342B2
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は自動車のドアトリム、車室内パネル、その他
内装材、外装材等に使用される複層構造の成形品及びそ
の製造方法に関する。
(従来技術) この種成形品として、木材チップを粉砕また解繊して
なる所定の形状に成形してなる所謂ハードボードである
木質系成形基板と、同基板の一側面に接着した第1の表
皮材と、同表皮材の一側面に局部的に接着された第2の
表皮材を備えた複層構造の成形品がある。
この種の成形品においては、第2の表皮材の端末は木
目込み手段により処理されているが、基板に形成した第
1の木目込用溝部に第1の表皮材の一部が挿入されて第
2の木目込用溝部が形成されていて、かかる溝部に第2
の表皮材の端末が挿入されて接着されている。
(発明が解決しようとする課題) ところで、表皮材の端末を処理するための木目込用溝
部は深くかつ幅狭であることが好ましく、従って第1の
表皮材が有する第2の木目込用溝部は勿論のこと基板が
有する第1の木目込用溝部においても同様である。一
方、基板の成形性の点からは第1の木目込用溝部は浅く
かつ幅広であることが好ましく、従って基板においては
第1の木目込用溝部を深くかつ幅狭に形成する場合の成
形性の低下に対処するため、その材料として繊維長の長
い針葉樹のチップを解繊したもの、麻毛、化学繊維等各
種の繊維を混合したもの、結合用樹脂を多量混合したも
の等を使用することが多い。このため、基板の材料費が
高くなるとともに工程数が増加し、成形品のコストが増
大するという問題がある。従って、本発明の目的はかか
る問題を解決することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明は複層構造の成形品およびその製造方法に関
し、その第1の発明は木質系成形基板と、同基板の一側
面に接着した第1の表皮材と、同表皮材の一側面に局部
的に接着された第2の表皮材を備えてなる複層構造の成
形品であり、前記第1の表皮材は弾性材料からなりその
一部を前記基板に設けた第1の木目込用溝部に沿って貼
着して形成された開口部が幅狭に縮小された第2の木目
込用溝部を備え、同溝部に前記第2の表皮材の端末が挿
入され接着されていることを特徴とするものである。ま
た、本発明の第2の発明は上記した成形品を製造するに
当り、前記第1の表皮材を所定の形状に成形して前記第
2の木目込用溝部を形成し、当該表皮材に予め所定の形
状に成形して前記第1の木目込用溝部を形成してなる前
記基板を接着することを特徴とするものである。
(発明の作用・効果) 第1の発明に係る成形品においては、第2の表皮材の
端末を木目込み処理するための第2の木目込用溝部はそ
の開口部が縮小された形状のため、第1の表皮材の弾性
を利用して第2の木目込用溝部に挿入された第2の表皮
材の端末は同溝部の開口部にて狭持されるとともに、開
口部に比して広い溝部内にて強固に接着される。従っ
て、極めて見栄えのよい木目込み処理を達成することが
できる。しかして、かかる形状の第2の木目込用溝部を
形成しかつその形状を保持するための第1の木目込用溝
部としては浅くかつ幅広であってよい。このため、かか
る第1の木目込用溝部を備える基板の成形性は向上し、
基板の木質材料として各種の木材チップの粉砕物等繊維
長の極めて短いものを使用でき、また結合用樹脂を多量
に使用する必要がないため、基板においては成形品の生
産性が向上しかつ安価になる。当該成形品は第2の発明
に係る製造方法により容易に製造することができる。
(実施例) 以下本発明の実施例を図面に基づいて説明するに、第
1図及び第2図には本発明の一実施例に係る成形品であ
る自動車用ドアトリムが示されている。当該ドアトリム
10は基板11,パッド層の一側に表皮を接着してなる第1
の表皮材12(以下単に表皮材という)、およびファブリ
ックからなる第2の表皮材13(以下これをオーナメント
ファブリックという)の3層構造のものである。
基板11は広葉樹の木材チップを解繊してなる繊維長の
短い木質材料を主体とするハードボードを所定の形状に
プレスしてなるもので、所定形状に包囲する溝部11aを
備えている。当該溝部11aは本発明の第1の木目込用溝
部に該当するもので、これを第1溝部11aと称する。か
かる基板11の一側全面に表皮材12が接着されており、表
皮材12における基板11の第1溝部11aに対応する部位は
同溝部11aに挿入されてその内側面に接着されて溝部12a
を形成している。当該溝部12aは本発明の第2の木目込
用溝部に該当するもので、これを第2溝部12aと称す
る。第2溝部12aの開口部12a1は第3図および第6図に
示すようにパッド層を膨出して形成されており、同溝部
12aの断面形状はその開口部12a1が縮小されかつその内
部12a2が拡開された形状を呈している。かかる表皮材12
はパッド層の作用にて弾性を備えている。オーナメント
ファブリック13は表皮材12における第2溝部12aが包囲
する部位に接着されており、外周の全ての端末が第2溝
部12aに挿入されてその内側面に接着されている。
かかる構成のドアトリム10においては第2溝部12aの
開口部12a1が縮小された形状のため、表皮材12の弾性を
利用して開口部12a1を拡げて第2溝部12aに挿入された
オーナメントファブリック13の端末は開口部12a1にて狭
持されるとともに、開口部12a1に比して広い内部12a2
て強固に接着される。従って、これにより極めて見栄え
のよい端末処理がなされる。しかして、第2溝部12aを
形成しかつその形状を保持するための基板11の溝部11a
としては浅く、かつ幅広のものでよい。このため、かか
る溝部11aを備える基板11の成形性は向上し、基材11の
木質材料として繊維長の極めて短いものを使用でき、ま
た結合用樹脂を多量に使用する必要がないため、基板11
延いてはドアトリム10の生産性が向上しかつ安価とな
る。
当該ドアトリム10の製造に当たっては、表皮材12を所
定の形状に成形して第2溝部12aを形成し、かかる表皮
材12に予め所定形状に成形して第1溝部11aを形成して
なる基板11を接着し、その後オーナメントファブリック
13を接着して端末処理する。表皮材12の成形には第4図
〜第6図に示す真空成形型20を用い、加熱下で真空成形
を行う。成形型20はその膨出部21の外周全縁に断面楕円
形の頭部を有する突起部22を備えていて、先ず表皮材12
を真空成形してこの状態に保持し、かかる表皮材12の表
面に予め所定の形状にプレスして成形された基材11を接
着剤を用いて接着する。これにより、表皮材12における
成形型20の突起部22に対応する部位が基板11の第1溝部
11a内に挿入されて全面接着され、表皮材12にはそのパ
ッド層が膨出した突起部22と同じ形状の第2溝部12aが
形成され、かつ同溝部12aは第1溝部11aにてその形状を
保持される。その後、基板11およびこれと一体の表皮材
12とは成形型20から離型されるが、成形型20の突起部22
は表皮材12の弾性により第2溝部12aから抜出される。
なお、第7図に示す基板11と表皮材12の状態は第2溝
部12aの開口部12a1に対応するこれら両者11,12の部位を
接着させていない状態を示しており、この状態において
は表皮材12の非接着部位が基板11の対応する部位より寸
法が大きいため基板11から浮上がり、これにより第2溝
部12aの開口部12a1が縮小される。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例に係る成形品であるドアトリ
ムの断面図、第2図は同トリムの斜視図、第3図は同ト
リムの要部拡大断面図、第4図は表皮材の成形の部分斜
視図、第5図は同トリムの基板との成形、接着手段を示
す断面図、第6図は基板およびこれと一体の表皮材の離
型状態を示す断面図、第7図は同トリムの変形例を示す
基板およびこれと一体の表皮材の要部断面図である。 符号の説明 10……ドアトリム(成形品)、11……基板、11a……第
1溝部(第1の木目込用溝部)、12……表皮材(第1の
表皮材)、12a……第2溝部(第2の木目込用溝部)、1
2a1……開口部、13……オーナメントファブリック(第
2の表皮材)、20……成形型、22……突起部。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】木質系成形基板と、同基板の一側面に接着
    した第1の表皮材と、同表皮材の一側面に局部的に接着
    された第2の表皮材を備えてなる複層構造の成形品であ
    り、前記第1の表皮材は弾性材料からなりその一部を前
    記基板に設けた第1の木目込用溝部に沿って貼着して形
    成された開口部が幅狭に縮小された第2の木目込用溝部
    を備え、同溝部に前記第2の表皮材の端末が挿入され接
    着されていることを特徴とする複層構造の成形品。
  2. 【請求項2】第1項に記載の成形品を製造するに当り、
    前記第1の表皮材を所定の形状に成形して前記第2の木
    目込用溝部を形成し、当該表皮材に予め所定の形状に成
    形して前記第1の木目込用溝部を形成してなる前記基板
    を接着することを特徴とする複層構造の成形品の製造方
    法。
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