JP2924331B2 - 熱転写記録方法及び熱転写記録用転写体 - Google Patents
熱転写記録方法及び熱転写記録用転写体Info
- Publication number
- JP2924331B2 JP2924331B2 JP3197617A JP19761791A JP2924331B2 JP 2924331 B2 JP2924331 B2 JP 2924331B2 JP 3197617 A JP3197617 A JP 3197617A JP 19761791 A JP19761791 A JP 19761791A JP 2924331 B2 JP2924331 B2 JP 2924331B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- dyeing
- material layer
- image
- transfer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Electronic Switches (AREA)
- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サ−マルヘッド、レ−
ザ等の光ヘッド、通電ヘッド等の記録手段を用いた新規
な熱転写記録方法及び熱転写記録用転写体に関する。特
に昇華型熱転写記録の普通紙に代表される任意基材に対
する高画質記録を可能にする記録方法及び転写体に関す
る。
ザ等の光ヘッド、通電ヘッド等の記録手段を用いた新規
な熱転写記録方法及び熱転写記録用転写体に関する。特
に昇華型熱転写記録の普通紙に代表される任意基材に対
する高画質記録を可能にする記録方法及び転写体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】昇華型熱転写記録は、色材層を有する転
写体と染着層を有する受像体というそれぞれ別個の記録
媒体とを重ね合わせ、記録ヘッドにより受像体上の染着
層に直接画像が形成される。あるいは、任意の基材上に
も昇華型の画像を得る方法として、例えば、基材上に離
型層と粘着層と染着層とが積層された受像体(いわゆ
る、タックシ−ト)を使用し、この受像体と色材層を有
する転写体とを重ね合わせ受像体の染着層に画像を形成
してから受像体の離型層面から粘着層と染着層との積層
体を手で引き剥し他の任意の基材上に粘着層を介して染
着層を貼り付けて記録画像を形成する方法、あるいは、
基材表面に色材層と染着層の両方が形成された転写体と
普通紙とを使用し、最初に普通紙に染着層を転写して染
着層を有する普通紙(受像体)を形成した後、普通紙上
の染着層に転写体の色材層を重ねて染着層に画像記録す
る方法が提案されている(例えば、特開平2−6389
2号公報)。
写体と染着層を有する受像体というそれぞれ別個の記録
媒体とを重ね合わせ、記録ヘッドにより受像体上の染着
層に直接画像が形成される。あるいは、任意の基材上に
も昇華型の画像を得る方法として、例えば、基材上に離
型層と粘着層と染着層とが積層された受像体(いわゆ
る、タックシ−ト)を使用し、この受像体と色材層を有
する転写体とを重ね合わせ受像体の染着層に画像を形成
してから受像体の離型層面から粘着層と染着層との積層
体を手で引き剥し他の任意の基材上に粘着層を介して染
着層を貼り付けて記録画像を形成する方法、あるいは、
基材表面に色材層と染着層の両方が形成された転写体と
普通紙とを使用し、最初に普通紙に染着層を転写して染
着層を有する普通紙(受像体)を形成した後、普通紙上
の染着層に転写体の色材層を重ねて染着層に画像記録す
る方法が提案されている(例えば、特開平2−6389
2号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】昇華型熱転写記録は、
写真に近い画質が得られるがこの優れた画質と記録濃度
を得るためには色素が染着される染着層が形成されてい
る特殊な受像体が必要であり普通紙に直接記録した場合
にはこの様な画質と記録濃度を得ることができない。
又、上記従来例の様にあらかじめ普通紙上に染着層を設
けてから記録する形態の受像体では、普通紙特有のセル
ロ−ス繊維の繊維密度の不均一性や厚さムラ等により受
像体としての均一性が乏しくドット再現性が著しく低下
する。又、タックシ−トのように粘着層を介して画像を
任意の基材上に形成する方法は、粘着シ−ト特有の何に
でもひっつきやすい特性が機械的に処理する場合に対し
て取扱上の複雑な問題となり、又、タックシ−トのよう
な特別のシ−トを必要とする。
写真に近い画質が得られるがこの優れた画質と記録濃度
を得るためには色素が染着される染着層が形成されてい
る特殊な受像体が必要であり普通紙に直接記録した場合
にはこの様な画質と記録濃度を得ることができない。
又、上記従来例の様にあらかじめ普通紙上に染着層を設
けてから記録する形態の受像体では、普通紙特有のセル
ロ−ス繊維の繊維密度の不均一性や厚さムラ等により受
像体としての均一性が乏しくドット再現性が著しく低下
する。又、タックシ−トのように粘着層を介して画像を
任意の基材上に形成する方法は、粘着シ−ト特有の何に
でもひっつきやすい特性が機械的に処理する場合に対し
て取扱上の複雑な問題となり、又、タックシ−トのよう
な特別のシ−トを必要とする。
【0004】本発明は上記問題点に鑑み、昇華型熱転写
記録の普通紙をはじめとする任意の基材に対する高画質
記録を可能にし、又、タックシ−トのような取扱上問題
がある余分なシ−トを必要としない記録方法および転写
体を提供するものである。
記録の普通紙をはじめとする任意の基材に対する高画質
記録を可能にし、又、タックシ−トのような取扱上問題
がある余分なシ−トを必要としない記録方法および転写
体を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明の記録方法は、基材のそれぞれ異なる位置に
色材層と染着層とを有する転写体と、受像体との組合せ
において、最初に色材層面と染着層面とが重なるように
転写体同士を重ね合わせ転写体の基材側から記録ヘッド
により染着層に記録画像を形成し、その後前記染着層を
熱そして/あるいは圧力により受像体に転写させて受像
体に画像を形成する、あるいは前記記録方法で得られた
画像を有する受像体に対し、さらに熱そして/あるいは
圧力により受像体上の染着層を受像体に定着させて受像
体に画像を形成する、あるいは前記と同様に染着層に熱
転写画像を記録後、染着層を有する転写体部分と受像体
とを一体化させて受像体に画像を形成するものである。
めに本発明の記録方法は、基材のそれぞれ異なる位置に
色材層と染着層とを有する転写体と、受像体との組合せ
において、最初に色材層面と染着層面とが重なるように
転写体同士を重ね合わせ転写体の基材側から記録ヘッド
により染着層に記録画像を形成し、その後前記染着層を
熱そして/あるいは圧力により受像体に転写させて受像
体に画像を形成する、あるいは前記記録方法で得られた
画像を有する受像体に対し、さらに熱そして/あるいは
圧力により受像体上の染着層を受像体に定着させて受像
体に画像を形成する、あるいは前記と同様に染着層に熱
転写画像を記録後、染着層を有する転写体部分と受像体
とを一体化させて受像体に画像を形成するものである。
【0006】本発明の転写体は、基材のそれぞれ異なる
位置に色材層と染着層とを有し、前記色材層の結着剤あ
るいは前記染着層がブチラ−ル化度50mol%以上の
ポリビニルブチラ−ルである、あるいは基材のそれぞれ
異なる位置に色材層と積層物とを有し、前記積層物が離
型層と染着層との順次積層物であり、前記色材層の結着
剤あるいは前記染着層がブチラ−ル化度50mol%以
上のポリビニルブチラ−ルである、あるいは基材のそれ
ぞれ異なる位置に色材層と積層物とを有し、前記積層物
が高分子物質層と染着層との順次積層物であり、基材と
高分子物質層間の接着強度より高分子物質層と染着層間
の接着強度が大である、あるいは基材のそれぞれ異なる
位置に色材層と積層物とを有し、前記積層物が離型層と
高分子物質層と染着層との順次積層物である、あるいは
基材の片面に色材層、他方の面に少なくとも染着層を有
する、あるいは基材の片面に色材層、他方の面に積層物
を有し、前記積層物が離型層と染着層との順次積層物で
ある、 あるいは少なくとも片面にアンカ−コ−ト層を有
する基材の前記アンカ−コ−ト層のそれぞれ異なる位置
に色材層と積層物とを有し、前記積層物が離型層と染着
層との順次積層物である、あるいは基材のそれぞれ異な
る位置に色材層と積層物とを有し、前記積層物が離型層
と染着層との順次積層物であり、前記離型層が光硬化性
樹脂或は電子線硬化性樹脂により形成されているもので
ある。
位置に色材層と染着層とを有し、前記色材層の結着剤あ
るいは前記染着層がブチラ−ル化度50mol%以上の
ポリビニルブチラ−ルである、あるいは基材のそれぞれ
異なる位置に色材層と積層物とを有し、前記積層物が離
型層と染着層との順次積層物であり、前記色材層の結着
剤あるいは前記染着層がブチラ−ル化度50mol%以
上のポリビニルブチラ−ルである、あるいは基材のそれ
ぞれ異なる位置に色材層と積層物とを有し、前記積層物
が高分子物質層と染着層との順次積層物であり、基材と
高分子物質層間の接着強度より高分子物質層と染着層間
の接着強度が大である、あるいは基材のそれぞれ異なる
位置に色材層と積層物とを有し、前記積層物が離型層と
高分子物質層と染着層との順次積層物である、あるいは
基材の片面に色材層、他方の面に少なくとも染着層を有
する、あるいは基材の片面に色材層、他方の面に積層物
を有し、前記積層物が離型層と染着層との順次積層物で
ある、 あるいは少なくとも片面にアンカ−コ−ト層を有
する基材の前記アンカ−コ−ト層のそれぞれ異なる位置
に色材層と積層物とを有し、前記積層物が離型層と染着
層との順次積層物である、あるいは基材のそれぞれ異な
る位置に色材層と積層物とを有し、前記積層物が離型層
と染着層との順次積層物であり、前記離型層が光硬化性
樹脂或は電子線硬化性樹脂により形成されているもので
ある。
【0007】
【作用】本発明の記録方法は、色材層と染着層との両層
を有する転写体において、転写体上で画像を形成してか
ら受像体に記録画像部分等を転写するため、転写体と受
像体以外に特に余分なシ−トを必要とせず、又、受像体
として特に塗工紙のような特殊紙を必要とせず普通紙を
初めとしてどの様な基材にも原理的に記録できる。又、
転写体は基材として密度や厚さ均一性に優れた高分子フ
イルム等を任意に選択でき、この転写体上で画像記録が
行なわれるため優れた高画質が得られる。
を有する転写体において、転写体上で画像を形成してか
ら受像体に記録画像部分等を転写するため、転写体と受
像体以外に特に余分なシ−トを必要とせず、又、受像体
として特に塗工紙のような特殊紙を必要とせず普通紙を
初めとしてどの様な基材にも原理的に記録できる。又、
転写体は基材として密度や厚さ均一性に優れた高分子フ
イルム等を任意に選択でき、この転写体上で画像記録が
行なわれるため優れた高画質が得られる。
【0008】本発明は転写体として色材層の結着剤ある
いは染着層にブチラ−ル化度が50mol%以上のポリ
ビニルブチラ−ルを用いている場合に、特に色材層と染
着層間の熱融着防止特性が優れていることを実験的に見
い出した。この理由は、ポリビニルブチラ−ルが立体構
造の大きいアセタ−ル構造を有し、又そのアセタ−ル構
造の末端にプロピル基という長い非極性基を有している
ことにより、接着性に寄与すると思われる分子内のヒド
ロキシル基よりもより表面を支配しやすいという分子構
造的な立体効果が特に熱融着防止特性に寄与しているも
のと考えられる。この効果は、特にブチラ−ル化度が大
きいもの程顕著であり特に50mol%以上の場合にそ
の効果が顕著である。色材層の結着剤あるいは染着層に
ブチラ−ル化度が50mol%以上のポリビニルブチラ
−ルを用いている場合は、特に熱融着防止特性が優れて
いることから、基材上に基材と接着性の低い染着層を設
けた場合においても熱転写記録時に染着層が色材層側に
転移する問題も発生せず、次に容易に受像体上に染着層
を転写することが可能となる。
いは染着層にブチラ−ル化度が50mol%以上のポリ
ビニルブチラ−ルを用いている場合に、特に色材層と染
着層間の熱融着防止特性が優れていることを実験的に見
い出した。この理由は、ポリビニルブチラ−ルが立体構
造の大きいアセタ−ル構造を有し、又そのアセタ−ル構
造の末端にプロピル基という長い非極性基を有している
ことにより、接着性に寄与すると思われる分子内のヒド
ロキシル基よりもより表面を支配しやすいという分子構
造的な立体効果が特に熱融着防止特性に寄与しているも
のと考えられる。この効果は、特にブチラ−ル化度が大
きいもの程顕著であり特に50mol%以上の場合にそ
の効果が顕著である。色材層の結着剤あるいは染着層に
ブチラ−ル化度が50mol%以上のポリビニルブチラ
−ルを用いている場合は、特に熱融着防止特性が優れて
いることから、基材上に基材と接着性の低い染着層を設
けた場合においても熱転写記録時に染着層が色材層側に
転移する問題も発生せず、次に容易に受像体上に染着層
を転写することが可能となる。
【0009】又、染着層が含フッ素湿分硬化型樹脂ある
いは含シロキサン湿分硬化型樹脂から選ばれた少なくと
も1種とアクリロニトリル−スチレン共重合樹脂、ポリ
スチレン、スチレン−アクリル共重合樹脂、塩化ゴム、
塩化ビニル樹脂、塩素化塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹
脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂、塩化ビニル−
アクリル酸エステル共重合樹脂、飽和ポリエステル樹
脂、ポリエステルウレタン、ポリビニルアセタ−ル、ポ
リカ−ボネ−トあるいはセルロ−ス系樹脂から選択され
る少なくとも1種とを少なくとも用いて形成されている
場合は、直接基材上にアクリロニトリル−スチレン共重
合樹脂等の耐熱性のあまり高くない染着層を設けた場合
においても含フッ素湿分硬化型樹脂あるいは含シロキサ
ン湿分硬化型樹脂が特に優れた熱融着防止特性を有して
いることにより熱転写記録時に染着層が色材層側に転移
する問題も発生せず、又、高記録感度が得られる。
いは含シロキサン湿分硬化型樹脂から選ばれた少なくと
も1種とアクリロニトリル−スチレン共重合樹脂、ポリ
スチレン、スチレン−アクリル共重合樹脂、塩化ゴム、
塩化ビニル樹脂、塩素化塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹
脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂、塩化ビニル−
アクリル酸エステル共重合樹脂、飽和ポリエステル樹
脂、ポリエステルウレタン、ポリビニルアセタ−ル、ポ
リカ−ボネ−トあるいはセルロ−ス系樹脂から選択され
る少なくとも1種とを少なくとも用いて形成されている
場合は、直接基材上にアクリロニトリル−スチレン共重
合樹脂等の耐熱性のあまり高くない染着層を設けた場合
においても含フッ素湿分硬化型樹脂あるいは含シロキサ
ン湿分硬化型樹脂が特に優れた熱融着防止特性を有して
いることにより熱転写記録時に染着層が色材層側に転移
する問題も発生せず、又、高記録感度が得られる。
【0010】又、基材のそれぞれ異なる位置に色材層と
積層物とを有するあるいは基材の片面に色材層、他方の
面に少なくとも染着層を有する等の各種の転写体の構成
は、本発明の記録方法に特に有用な転写体構成である。
積層物とを有するあるいは基材の片面に色材層、他方の
面に少なくとも染着層を有する等の各種の転写体の構成
は、本発明の記録方法に特に有用な転写体構成である。
【0011】
【実施例】本発明の熱転写記録方法の第1は、基材上に
色材層と染着層とを有する転写体と受像体とを用い、最
初に転写体の色材層と染着層との組み合わせにより染着
層に熱転写画像を記録し、その後前記染着層を受像体に
転写させるものである。
色材層と染着層とを有する転写体と受像体とを用い、最
初に転写体の色材層と染着層との組み合わせにより染着
層に熱転写画像を記録し、その後前記染着層を受像体に
転写させるものである。
【0012】第1の記録方法における基材上に色材層と
染着層を有する転写体の構成は、基材上に色材層と積層
物とを有し前記積層物が離型層と染着層との順次積層物
あるいは前記積層物が高分子物質層と染着層との順次積
層物あるいは前記積層物が離型層と高分子物質層と染着
層との順次積層物である転写体も含むものである。但
し、染着層が積層物の場合は積層物に熱転写画像を記録
した後、染着層あるいは染着層と高分子物質層とを受像
体に転写するものである。例えば、基材のそれぞれ異な
る位置に色材層と積層物とを有し、前記積層物が離型層
と高分子物質層と染着層との順次積層物からなる転写体
は、前記積層物の高分子物質層と染着層とを受像体へ転
写させて受像体に画像を形成する。
染着層を有する転写体の構成は、基材上に色材層と積層
物とを有し前記積層物が離型層と染着層との順次積層物
あるいは前記積層物が高分子物質層と染着層との順次積
層物あるいは前記積層物が離型層と高分子物質層と染着
層との順次積層物である転写体も含むものである。但
し、染着層が積層物の場合は積層物に熱転写画像を記録
した後、染着層あるいは染着層と高分子物質層とを受像
体に転写するものである。例えば、基材のそれぞれ異な
る位置に色材層と積層物とを有し、前記積層物が離型層
と高分子物質層と染着層との順次積層物からなる転写体
は、前記積層物の高分子物質層と染着層とを受像体へ転
写させて受像体に画像を形成する。
【0013】本発明の熱転写記録方法の第2は、第1の
記録方法で得られた転写画像を有する各受像体に対し、
さらに熱そして/あるいは圧力により受像体上の染着層
(あるいは高分子物質層と染着層)を受像体に定着する
ものである。
記録方法で得られた転写画像を有する各受像体に対し、
さらに熱そして/あるいは圧力により受像体上の染着層
(あるいは高分子物質層と染着層)を受像体に定着する
ものである。
【0014】本発明の熱転写記録方法の第3は、第1の
記録方法と同様に染着層(あるいは積層物)に熱転写画
像を記録後、前記染着層(あるいは積層物)を有する転
写体部分と受像体とを一体化させるものである。
記録方法と同様に染着層(あるいは積層物)に熱転写画
像を記録後、前記染着層(あるいは積層物)を有する転
写体部分と受像体とを一体化させるものである。
【0015】図1に本発明の記録方法の1実施例として
記録方法を原理的に示した模式図、図2に本発明の記録
方法の1実施例として染着層に画像を形成する記録部分
を原理的に示した部分模式図、図3および図4に本発明
の記録方法の各実施例として染着層を受像体に転写およ
び定着させる部分を原理的に示した部分模式図、図5に
本発明の記録方法の1実施例として積層物を受像体に転
写および定着させる部分を原理的に示した部分模式図、
図6に本発明の記録方法の1実施例として転写体と受像
体とを一体化する部分を原理的に示した部分模式図を示
す。図1から図6は、各記録原理の模式図あるいは部分
模式図を示したものであり、当然ながら各転写体、受像
体の構成および走行系、及び記録ヘッド、プラテン、各
ロ−ルの位置や数量等が図1から図6に示されている各
図により本発明が限定されるものでない。
記録方法を原理的に示した模式図、図2に本発明の記録
方法の1実施例として染着層に画像を形成する記録部分
を原理的に示した部分模式図、図3および図4に本発明
の記録方法の各実施例として染着層を受像体に転写およ
び定着させる部分を原理的に示した部分模式図、図5に
本発明の記録方法の1実施例として積層物を受像体に転
写および定着させる部分を原理的に示した部分模式図、
図6に本発明の記録方法の1実施例として転写体と受像
体とを一体化する部分を原理的に示した部分模式図を示
す。図1から図6は、各記録原理の模式図あるいは部分
模式図を示したものであり、当然ながら各転写体、受像
体の構成および走行系、及び記録ヘッド、プラテン、各
ロ−ルの位置や数量等が図1から図6に示されている各
図により本発明が限定されるものでない。
【0016】最初に本発明の第1の記録方法について説
明する。図1においては、転写体として基材上に色材層
と染着層とを有する構成の転写体を実施例として示し
た。転写体1は、基材12上に染着層13、色材層1
4、染着層15、色材層16というように色材層と染着
層とが交互(面順次)に形成された構成となっている。
染着層17への画像形成は、転写体の同一面上にあるい
ずれかの色材層、例えば色材層14と重ね合わせて行な
われる。色材層14と染着層17とは連続した基材の同
一面上に形成されているため、この色材層面と染着層面
とを重ね合わすためにはこの色材層と染着層とが形成さ
れている面を内側にして転写体を曲げた形になってい
る。図1においては、転写体1は記録ヘッド3とプラテ
ン4間、ロ−ル10、速度設定ロ−ル7、上下可動ロ−
ル9、速度設定ロ−ル8、ロ−ル11をそれぞれ経由
後、また記録ヘッド3とプラテン4間に戻り、記録ヘッ
ド3とプラテン4間に色材層14面と染着層17面とが
重なる様にして挟まれている。この様に転写体1同士が
適当な押圧下にある記録ヘッドとプラテン間に挟まれた
状態で記録ヘッドにより色材層の染料が染着層に昇華あ
るいは拡散転写して染着層に画像が形成される。記録ヘ
ッドの位置は、色材層の基材側だけに限定されず染着層
の基材側にあっても良い。速度設定ロ−ル7及び速度設
定ロ−ル8は、転写体1の走行速度あるいは位置をそれ
ぞれ目的とする速度あるいは位置に設定するロ−ルであ
る。上下可動ロ−ル9は、転写体1のテンションを調節
するロ−ルである。転写体の走行方向等は特に限定され
るものでない。例えば、記録時の記録ヘッドとプラテン
間において、色材層を有する転写体部分と染着層を有す
る転写体部分が各々同一方向への走行あるいは反対方向
への走行あるいは走行速度が異なる相対速度走行等、そ
の走行形態が特に限定されるものでない。基材上にシア
ン色材層、マゼンタ色材層、イエロ−色材層のように異
なる色材を有する複数の色材層がある場合は、2色目の
色材層を有する転写体部分を1色目が記録された染着層
上に移動させて記録することができる。以下、同様にし
て3色目以上を記録する事が出来る。複数の記録ヘッド
を使用するときは、各色を各ヘッドで分担して記録する
こと等ができるため記録速度が向上する。記録ヘッド
は、例えばサ−マルヘッド、通電ヘッド、光ヘッド等を
使用して転写体の色材層の色材を昇華あるいは拡散させ
て染着層に画像を形成できる記録ヘッドであれば特に限
定されるものでない。記録ヘッド3とプラテン4間で記
録するため、色材層と染着層とがちょうど記録ヘッドと
プラテン間で重なるように転写体の色材層と染着層との
配置あるいは記録装置の走行系が構成されていることが
望ましい。
明する。図1においては、転写体として基材上に色材層
と染着層とを有する構成の転写体を実施例として示し
た。転写体1は、基材12上に染着層13、色材層1
4、染着層15、色材層16というように色材層と染着
層とが交互(面順次)に形成された構成となっている。
染着層17への画像形成は、転写体の同一面上にあるい
ずれかの色材層、例えば色材層14と重ね合わせて行な
われる。色材層14と染着層17とは連続した基材の同
一面上に形成されているため、この色材層面と染着層面
とを重ね合わすためにはこの色材層と染着層とが形成さ
れている面を内側にして転写体を曲げた形になってい
る。図1においては、転写体1は記録ヘッド3とプラテ
ン4間、ロ−ル10、速度設定ロ−ル7、上下可動ロ−
ル9、速度設定ロ−ル8、ロ−ル11をそれぞれ経由
後、また記録ヘッド3とプラテン4間に戻り、記録ヘッ
ド3とプラテン4間に色材層14面と染着層17面とが
重なる様にして挟まれている。この様に転写体1同士が
適当な押圧下にある記録ヘッドとプラテン間に挟まれた
状態で記録ヘッドにより色材層の染料が染着層に昇華あ
るいは拡散転写して染着層に画像が形成される。記録ヘ
ッドの位置は、色材層の基材側だけに限定されず染着層
の基材側にあっても良い。速度設定ロ−ル7及び速度設
定ロ−ル8は、転写体1の走行速度あるいは位置をそれ
ぞれ目的とする速度あるいは位置に設定するロ−ルであ
る。上下可動ロ−ル9は、転写体1のテンションを調節
するロ−ルである。転写体の走行方向等は特に限定され
るものでない。例えば、記録時の記録ヘッドとプラテン
間において、色材層を有する転写体部分と染着層を有す
る転写体部分が各々同一方向への走行あるいは反対方向
への走行あるいは走行速度が異なる相対速度走行等、そ
の走行形態が特に限定されるものでない。基材上にシア
ン色材層、マゼンタ色材層、イエロ−色材層のように異
なる色材を有する複数の色材層がある場合は、2色目の
色材層を有する転写体部分を1色目が記録された染着層
上に移動させて記録することができる。以下、同様にし
て3色目以上を記録する事が出来る。複数の記録ヘッド
を使用するときは、各色を各ヘッドで分担して記録する
こと等ができるため記録速度が向上する。記録ヘッド
は、例えばサ−マルヘッド、通電ヘッド、光ヘッド等を
使用して転写体の色材層の色材を昇華あるいは拡散させ
て染着層に画像を形成できる記録ヘッドであれば特に限
定されるものでない。記録ヘッド3とプラテン4間で記
録するため、色材層と染着層とがちょうど記録ヘッドと
プラテン間で重なるように転写体の色材層と染着層との
配置あるいは記録装置の走行系が構成されていることが
望ましい。
【0017】以上のようにして画像が形成された染着層
を有する転写体部分は、図1において、次に普通紙等の
受像体2と組合せ、転写体の画像が形成された染着層1
8面と受像体2面とが向き合うように重ねられ熱そして
/あるいは圧力が加えられ(図1においては、適当な押
圧を加えられた加熱ロ−ル5と加熱ロ−ル6間を通過す
ることにより)画像が形成された染着層18が転写体1
の基材12から離れて受像体2上に転写され、受像体2
上に画像が形成される。転写体の使用済みの色材層19
は、例えば、加熱ロ−ル5と加熱ロ−ル6間を通過(色
材層19が加熱ロ−ル5と加熱ロ−ル6間を通過する時
は、加熱ロ−ル5と加熱ロ−ル6とが離れて少なくとも
色材層19面が加熱ロ−ルに無接触である走行系が望ま
しい)した後、巻取りロ−ル等に巻取られる。転写体の
使用済みの色材層19を有する転写体の処理は、上記に
示した方法に限定されるものでない。当然ながら、記録
ヘッド、プラテン、加熱ロ−ル5あるいは加熱ロ−ル6
等が転写体の移動状態に応じてその位置を可変可能に構
成できる。又、図1においては、プラテン4と加熱ロ−
ル6間の走行系が略されているが、ピンチロ−ル等の各
種ロ−ルが介在していても良いものである。
を有する転写体部分は、図1において、次に普通紙等の
受像体2と組合せ、転写体の画像が形成された染着層1
8面と受像体2面とが向き合うように重ねられ熱そして
/あるいは圧力が加えられ(図1においては、適当な押
圧を加えられた加熱ロ−ル5と加熱ロ−ル6間を通過す
ることにより)画像が形成された染着層18が転写体1
の基材12から離れて受像体2上に転写され、受像体2
上に画像が形成される。転写体の使用済みの色材層19
は、例えば、加熱ロ−ル5と加熱ロ−ル6間を通過(色
材層19が加熱ロ−ル5と加熱ロ−ル6間を通過する時
は、加熱ロ−ル5と加熱ロ−ル6とが離れて少なくとも
色材層19面が加熱ロ−ルに無接触である走行系が望ま
しい)した後、巻取りロ−ル等に巻取られる。転写体の
使用済みの色材層19を有する転写体の処理は、上記に
示した方法に限定されるものでない。当然ながら、記録
ヘッド、プラテン、加熱ロ−ル5あるいは加熱ロ−ル6
等が転写体の移動状態に応じてその位置を可変可能に構
成できる。又、図1においては、プラテン4と加熱ロ−
ル6間の走行系が略されているが、ピンチロ−ル等の各
種ロ−ルが介在していても良いものである。
【0018】熱そして/あるいは圧力を与える方法は、
例えば少なくとも片1方が加熱され且つ適当な押圧下に
ある媒体間、あるいは押圧力の高い媒体間を受像体と転
写体とを通過させることにより得られる。あるいは輻射
熱の大きい光源を用いることも出来る。図1では、媒体
の1例として2つの加熱ロ−ル(それぞれ、5、6)を
使用している。ロ−ルあるいは加熱ロ−ルとして例え
ば、シリコ−ンゴム、フッソゴム、ウレタンゴム等のゴ
ム(ゴム被覆)ロ−ル、プラスチックロ−ル、金属ロ−
ル、テフロンコ−トロ−ル等が有用である。熱そして/
あるいは圧力を与える方法は、転写体の染着層(あるい
は、高分子物質層と染着層)を受像体上に転写させる効
果があれば特に限定されないが、望ましい方法は少なく
とも片1方が加熱されたロ−ルであり適当な押圧(例え
ば、バネあるいは空気圧等)下にある2つのロ−ルを使
用する場合である。例えば、シリコ−ンゴム等の弾性ロ
−ルと金属ロ−ルとの組合せ、あるいは弾性ロ−ルと弾
性ロ−ルとの組合せ等がある。又、媒体の1つとしてサ
−マルヘッドや通電ヘッドのような熱記録ヘッドを使用
することにより被転写層の必要な部分のみ(例えば、染
着層の記録画像を含む領域のみ、あるいは、高分子物質
層と染着層の必要な部分のみ)を受像体上に転写させる
ことが出来る。加熱温度は特に制限されないが、通常、
常温から300℃の範囲で使用される。圧力も特に制限
されないが、通常、108 Pa以下で使用される。
例えば少なくとも片1方が加熱され且つ適当な押圧下に
ある媒体間、あるいは押圧力の高い媒体間を受像体と転
写体とを通過させることにより得られる。あるいは輻射
熱の大きい光源を用いることも出来る。図1では、媒体
の1例として2つの加熱ロ−ル(それぞれ、5、6)を
使用している。ロ−ルあるいは加熱ロ−ルとして例え
ば、シリコ−ンゴム、フッソゴム、ウレタンゴム等のゴ
ム(ゴム被覆)ロ−ル、プラスチックロ−ル、金属ロ−
ル、テフロンコ−トロ−ル等が有用である。熱そして/
あるいは圧力を与える方法は、転写体の染着層(あるい
は、高分子物質層と染着層)を受像体上に転写させる効
果があれば特に限定されないが、望ましい方法は少なく
とも片1方が加熱されたロ−ルであり適当な押圧(例え
ば、バネあるいは空気圧等)下にある2つのロ−ルを使
用する場合である。例えば、シリコ−ンゴム等の弾性ロ
−ルと金属ロ−ルとの組合せ、あるいは弾性ロ−ルと弾
性ロ−ルとの組合せ等がある。又、媒体の1つとしてサ
−マルヘッドや通電ヘッドのような熱記録ヘッドを使用
することにより被転写層の必要な部分のみ(例えば、染
着層の記録画像を含む領域のみ、あるいは、高分子物質
層と染着層の必要な部分のみ)を受像体上に転写させる
ことが出来る。加熱温度は特に制限されないが、通常、
常温から300℃の範囲で使用される。圧力も特に制限
されないが、通常、108 Pa以下で使用される。
【0019】染着層18の受像体2上への転写は、熱そ
して/あるいは圧力により紙等の受像体表面への染着層
18の融着あるいは紙の繊維間への充填あるいは軟化接
着等により行なわれる。転写は、例えば、図1の2つの
加熱ロ−ル(それぞれ、5、6)間の直後に転写体の基
材12を染着層18から剥離させて転写させる、あるい
は図1のように加熱ロ−ル間を通過後の時間経過による
冷却後(例えば、さらにロ−ル40とロ−ル41間を通
過後)のいずれでも良い。図1において、例えば、シア
ン色材層、マゼンタ色材層、イエロ−色材層のように異
なる色材を有する複数の色材層を用いて染着層に画像を
形成する場合は、1つの染着層に複数の色材層によりカ
ラ−画像を形成する、あるいは各色の色材層に対応して
各染着層に各色の画像を形成しても良い。特に、後者の
場合は、受像体2への転写において各色の染着層を重ね
転写することにより受像体に複数色あるいはフルカラ−
の画像を形成できる。又、転写体が基材上に色材層と染
着層とその他の層(例えば、高分子物質層あるいは紫外
線吸収剤層あるいはオ−バ−コ−ト層)とを有する場合
は、画像が形成された染着層上に画像が形成されない染
着層、画像が形成された染着層上に紫外線吸収剤層、あ
るいは、単色の画像が形成された染着層上に高分子物質
層を重ねるという2層の繰り返し単位をさらに重ねてい
く等各種の層を重ね転写することができる。 又、転写
体がその他の層として顔料インキ層を有している場合
は、顔料インキ層を記録ヘッドにより転写体の基材ある
いは染着層等に記録した後、受像体上に転写あるいは受
像体上の転写染着層上に重ね転写することができ、受像
体上に昇華型画像と溶融型画像を形成できる。
して/あるいは圧力により紙等の受像体表面への染着層
18の融着あるいは紙の繊維間への充填あるいは軟化接
着等により行なわれる。転写は、例えば、図1の2つの
加熱ロ−ル(それぞれ、5、6)間の直後に転写体の基
材12を染着層18から剥離させて転写させる、あるい
は図1のように加熱ロ−ル間を通過後の時間経過による
冷却後(例えば、さらにロ−ル40とロ−ル41間を通
過後)のいずれでも良い。図1において、例えば、シア
ン色材層、マゼンタ色材層、イエロ−色材層のように異
なる色材を有する複数の色材層を用いて染着層に画像を
形成する場合は、1つの染着層に複数の色材層によりカ
ラ−画像を形成する、あるいは各色の色材層に対応して
各染着層に各色の画像を形成しても良い。特に、後者の
場合は、受像体2への転写において各色の染着層を重ね
転写することにより受像体に複数色あるいはフルカラ−
の画像を形成できる。又、転写体が基材上に色材層と染
着層とその他の層(例えば、高分子物質層あるいは紫外
線吸収剤層あるいはオ−バ−コ−ト層)とを有する場合
は、画像が形成された染着層上に画像が形成されない染
着層、画像が形成された染着層上に紫外線吸収剤層、あ
るいは、単色の画像が形成された染着層上に高分子物質
層を重ねるという2層の繰り返し単位をさらに重ねてい
く等各種の層を重ね転写することができる。 又、転写
体がその他の層として顔料インキ層を有している場合
は、顔料インキ層を記録ヘッドにより転写体の基材ある
いは染着層等に記録した後、受像体上に転写あるいは受
像体上の転写染着層上に重ね転写することができ、受像
体上に昇華型画像と溶融型画像を形成できる。
【0020】図2は、本発明の記録方法の1実施例とし
て染着層に画像を形成する記録部分について原理的に示
した部分模式図であり、図1に示されている転写プロセ
ス部分の図は略してある。図2は、基材上に色材層と染
着層とを有する構成の転写体を実施例として示したが、
図1の場合とは異なり、色材層がある基材平面とは反対
側の基材平面に染着層が形成されている構成の転写体を
用いた時の記録方法である。転写体20は、基材21上
に色材層22、染着層23、色材層24、染着層25と
いうようにこの順序で形成されているが、各色材層は同
一基材面側に、各染着層は基材の反対面側に形成されて
いる構成となっている。
て染着層に画像を形成する記録部分について原理的に示
した部分模式図であり、図1に示されている転写プロセ
ス部分の図は略してある。図2は、基材上に色材層と染
着層とを有する構成の転写体を実施例として示したが、
図1の場合とは異なり、色材層がある基材平面とは反対
側の基材平面に染着層が形成されている構成の転写体を
用いた時の記録方法である。転写体20は、基材21上
に色材層22、染着層23、色材層24、染着層25と
いうようにこの順序で形成されているが、各色材層は同
一基材面側に、各染着層は基材の反対面側に形成されて
いる構成となっている。
【0021】染着層25への画像形成は、転写体のいず
れかの色材層、例えば色材層22と重ね合わせて行なわ
れる。色材層22と染着層25とは連続した基材に対し
お互いに反対面に形成されているため、この色材層面と
染着層面とを重ね合わすためには転写体が渦巻状に走行
する配置になっている。図2においては、転写体20は
記録ヘッド3とプラテン4間、ロ−ル10、速度設定ロ
−ル7、上下可動ロ−ル9、速度設定ロ−ル8、ロ−ル
11をそれぞれ経由後、また記録ヘッド3とプラテン4
間に戻り、記録ヘッド3とプラテン4間に色材層22面
と染着層25面とが重なる様にして挟まれている。この
様に転写体20同士が適当な押圧下にある記録ヘッドと
プラテン間に挟まれた状態で記録ヘッドにより色材層の
染料が染着層に昇華あるいは拡散転写して染着層に画像
が形成される。記録ヘッドの位置は、色材層の基材側だ
けに限定されず染着層の基材側にあっても良い。以下、
染着層への画像形成に関する説明は、図1の説明と同様
であるため略す。
れかの色材層、例えば色材層22と重ね合わせて行なわ
れる。色材層22と染着層25とは連続した基材に対し
お互いに反対面に形成されているため、この色材層面と
染着層面とを重ね合わすためには転写体が渦巻状に走行
する配置になっている。図2においては、転写体20は
記録ヘッド3とプラテン4間、ロ−ル10、速度設定ロ
−ル7、上下可動ロ−ル9、速度設定ロ−ル8、ロ−ル
11をそれぞれ経由後、また記録ヘッド3とプラテン4
間に戻り、記録ヘッド3とプラテン4間に色材層22面
と染着層25面とが重なる様にして挟まれている。この
様に転写体20同士が適当な押圧下にある記録ヘッドと
プラテン間に挟まれた状態で記録ヘッドにより色材層の
染料が染着層に昇華あるいは拡散転写して染着層に画像
が形成される。記録ヘッドの位置は、色材層の基材側だ
けに限定されず染着層の基材側にあっても良い。以下、
染着層への画像形成に関する説明は、図1の説明と同様
であるため略す。
【0022】図1、図2においては、転写体の染着層部
分の構成として基材上に直接染着層を設けた構成例につ
いて示したが、基材上に離型層と染着層とが積層された
積層物の場合、あるいは、基材上に高分子物質層と染着
層とが積層された積層物の場合、あるいは、基材上に離
型層と高分子物質層と染着層とが積層された積層物の場
合も上記と同様にして染着層に画像を形成した後、基材
上の離型層から離れて受像体2上に染着層、あるいは基
材から離れて受像体2上に高分子物質層と染着層との積
層物、あるいは基材上の離型層から離れて受像体2上に
高分子物質層と染着層との積層物を転写形成させること
ができる。
分の構成として基材上に直接染着層を設けた構成例につ
いて示したが、基材上に離型層と染着層とが積層された
積層物の場合、あるいは、基材上に高分子物質層と染着
層とが積層された積層物の場合、あるいは、基材上に離
型層と高分子物質層と染着層とが積層された積層物の場
合も上記と同様にして染着層に画像を形成した後、基材
上の離型層から離れて受像体2上に染着層、あるいは基
材から離れて受像体2上に高分子物質層と染着層との積
層物、あるいは基材上の離型層から離れて受像体2上に
高分子物質層と染着層との積層物を転写形成させること
ができる。
【0023】次に、本発明の第2の記録方法について説
明する。図3および図4は、いずれも本発明の記録方法
の各実施例として染着層を受像体に転写後、さらに染着
層を受像体に定着させて受像体に画像を形成する方法を
原理的に示した部分模式図である。図3および図4は、
いずれも図1で示されている記録ヘッドにより染着層に
画像記録する部分を省略しており、受像体2に画像記録
された染着層18を転写するプロセス以降の記録方法に
ついて示している。
明する。図3および図4は、いずれも本発明の記録方法
の各実施例として染着層を受像体に転写後、さらに染着
層を受像体に定着させて受像体に画像を形成する方法を
原理的に示した部分模式図である。図3および図4は、
いずれも図1で示されている記録ヘッドにより染着層に
画像記録する部分を省略しており、受像体2に画像記録
された染着層18を転写するプロセス以降の記録方法に
ついて示している。
【0024】図3において記録画像を有する染着層18
は、押圧下にある加熱ロ−ル5と加熱ロ−ル6間を通過
後、ロ−ル41において転写体1の基材12から染着層
18が剥離して受像体2上に転写される。その後、押圧
下にある加熱ロ−ル27とシリコ−ンゴムロ−ル28間
にて受像体上の染着層26が受像体に定着処理される。
受像体が紙の様に多孔質の場合は、染着層26を十分紙
の繊維間に注入(あるいは充填)させることにより染着
層による紙表面の光沢が低下し外見上紙表面に染着層が
存在している存在感が消失する。その結果、染着層が有
る部分の紙表面と染着層が無い部分の紙表面の区別が目
視上ほとんど無くなり、普通紙への記録としてたいへん
望ましい記録画像が得られる。加熱ロール27とシリコ
ーンゴムロールで行なわれる定着の意味は、受像体が紙
等の様に多孔質の場合は染着層と紙との接着強度を高め
る意味、あるいはそれ以上に上記の様に染着層を十分紙
の繊維間に充填させる意味を有するものである。
は、押圧下にある加熱ロ−ル5と加熱ロ−ル6間を通過
後、ロ−ル41において転写体1の基材12から染着層
18が剥離して受像体2上に転写される。その後、押圧
下にある加熱ロ−ル27とシリコ−ンゴムロ−ル28間
にて受像体上の染着層26が受像体に定着処理される。
受像体が紙の様に多孔質の場合は、染着層26を十分紙
の繊維間に注入(あるいは充填)させることにより染着
層による紙表面の光沢が低下し外見上紙表面に染着層が
存在している存在感が消失する。その結果、染着層が有
る部分の紙表面と染着層が無い部分の紙表面の区別が目
視上ほとんど無くなり、普通紙への記録としてたいへん
望ましい記録画像が得られる。加熱ロール27とシリコ
ーンゴムロールで行なわれる定着の意味は、受像体が紙
等の様に多孔質の場合は染着層と紙との接着強度を高め
る意味、あるいはそれ以上に上記の様に染着層を十分紙
の繊維間に充填させる意味を有するものである。
【0025】図3と図4では、定着部分のロ−ルとして
加熱ロ−ルとシリコ−ンゴムロ−ルとの組合せを用いた
が、転写部分のロ−ルの場合と同様に定着部分のロ−ル
がこの組合せに限定されるものでない。図3及び図4に
おいては、定着させる手段としてロ−ルを用いたが、熱
そして/あるいは圧力により染着層を受像体に定着させ
る手段であるならば特に限定されない。例えば少なくと
も片1方が加熱され且つ適当な押圧下にある媒体間、あ
るいは押圧力の高い媒体間に受像体を通過させる、ある
いは受像体側に吸引手段を設ける等により得られる。あ
るいは輻射熱の大きい光源を用いることも出来る。図4
は、図3の様に転写部分のロ−ルと定着部分のロ−ルを
分離して設けるとロ−ル数が多くなるため、転写部分の
加熱ロ−ル5を定着部分のロ−ルと併用させロ−ル数を
減らしたものである。即ち、図4において加熱ロ−ル5
とシリコ−ンゴムロ−ル38とが転写部分のロ−ルであ
り、加熱ロ−ル5とシリコ−ンゴムロ−ル29とが定着
部分のロ−ルである。
加熱ロ−ルとシリコ−ンゴムロ−ルとの組合せを用いた
が、転写部分のロ−ルの場合と同様に定着部分のロ−ル
がこの組合せに限定されるものでない。図3及び図4に
おいては、定着させる手段としてロ−ルを用いたが、熱
そして/あるいは圧力により染着層を受像体に定着させ
る手段であるならば特に限定されない。例えば少なくと
も片1方が加熱され且つ適当な押圧下にある媒体間、あ
るいは押圧力の高い媒体間に受像体を通過させる、ある
いは受像体側に吸引手段を設ける等により得られる。あ
るいは輻射熱の大きい光源を用いることも出来る。図4
は、図3の様に転写部分のロ−ルと定着部分のロ−ルを
分離して設けるとロ−ル数が多くなるため、転写部分の
加熱ロ−ル5を定着部分のロ−ルと併用させロ−ル数を
減らしたものである。即ち、図4において加熱ロ−ル5
とシリコ−ンゴムロ−ル38とが転写部分のロ−ルであ
り、加熱ロ−ル5とシリコ−ンゴムロ−ル29とが定着
部分のロ−ルである。
【0026】ロ−ルあるいは加熱ロ−ルとして例えば、
シリコ−ンゴム、フッソゴム、ウレタンゴム等のゴム
(ゴム被覆)ロ−ル、プラスチックロ−ル、金属ロ−
ル、テフロンコ−トロ−ル等が有用である。又、媒体と
して平板状のもの、あるいは熱記録ヘッド等を用いても
良い。又、ハロゲンランプ、ニクロム線等による各種の
加熱方法を用いることができる。2つのロ−ルを使用
し、その少なくとも片1方が例えばハロゲンランプ等に
より加熱されたロ−ルを押圧させて用いる場合が特に望
ましい。熱そして/あるいは圧力を与える方法は、上記
のように図1の転写部分についての場合と同様各種の方
法を用いることができる。加熱温度は特に制限されない
が、通常、常温から300℃の範囲で使用される。圧力
も特に制限されないが、通常、108 Pa以下で使用さ
れる。
シリコ−ンゴム、フッソゴム、ウレタンゴム等のゴム
(ゴム被覆)ロ−ル、プラスチックロ−ル、金属ロ−
ル、テフロンコ−トロ−ル等が有用である。又、媒体と
して平板状のもの、あるいは熱記録ヘッド等を用いても
良い。又、ハロゲンランプ、ニクロム線等による各種の
加熱方法を用いることができる。2つのロ−ルを使用
し、その少なくとも片1方が例えばハロゲンランプ等に
より加熱されたロ−ルを押圧させて用いる場合が特に望
ましい。熱そして/あるいは圧力を与える方法は、上記
のように図1の転写部分についての場合と同様各種の方
法を用いることができる。加熱温度は特に制限されない
が、通常、常温から300℃の範囲で使用される。圧力
も特に制限されないが、通常、108 Pa以下で使用さ
れる。
【0027】以上の図3および図4においては、転写体
の染着層部分の構成として基材上に直接染着層を設けた
構成例について示したが、染着層部分の構成が積層物で
ある転写体の場合も同様である。即ち、基材上に離型層
と染着層とが積層された積層物の場合、あるいは基材上
に高分子物質層と染着層とが積層された積層物の場合、
あるいは基材上に離型層と高分子物質層と染着層とが積
層された積層物の場合も上記と同様にして、受像体2上
に染着層あるいは高分子物質層と染着層との積層物を転
写形成した後、さらに例えば、図3の加熱ロ−ル27と
シリコ−ンゴムロ−ル28間に受像体を通過させること
により受像体2に染着層あるいは積層物が定着される。
受像体が紙のように多孔質の場合は、染着層あるいは積
層物が定着処理により多孔質の中に十分充填されている
ことが望ましい。
の染着層部分の構成として基材上に直接染着層を設けた
構成例について示したが、染着層部分の構成が積層物で
ある転写体の場合も同様である。即ち、基材上に離型層
と染着層とが積層された積層物の場合、あるいは基材上
に高分子物質層と染着層とが積層された積層物の場合、
あるいは基材上に離型層と高分子物質層と染着層とが積
層された積層物の場合も上記と同様にして、受像体2上
に染着層あるいは高分子物質層と染着層との積層物を転
写形成した後、さらに例えば、図3の加熱ロ−ル27と
シリコ−ンゴムロ−ル28間に受像体を通過させること
により受像体2に染着層あるいは積層物が定着される。
受像体が紙のように多孔質の場合は、染着層あるいは積
層物が定着処理により多孔質の中に十分充填されている
ことが望ましい。
【0028】図5は、本発明の記録方法の1実施例とし
て転写体の積層物を受像体に転写、定着する部分を原理
的に示した部分模式図である。転写体30として、基材
31上に高分子物質層32と記録画像を有する染着層3
3との積層物34と色材層35とを有している転写体部
分が示されている。ここで色材層35は、すでに記録に
供した色材層である。積層物34が押圧下にある2つの
加熱ロ−ル5、6間を通過後受像体2上に転写された
後、加熱ロ−ル27とシリコ−ンゴムロ−ル28間で押
圧されて積層物が受像体に定着される。
て転写体の積層物を受像体に転写、定着する部分を原理
的に示した部分模式図である。転写体30として、基材
31上に高分子物質層32と記録画像を有する染着層3
3との積層物34と色材層35とを有している転写体部
分が示されている。ここで色材層35は、すでに記録に
供した色材層である。積層物34が押圧下にある2つの
加熱ロ−ル5、6間を通過後受像体2上に転写された
後、加熱ロ−ル27とシリコ−ンゴムロ−ル28間で押
圧されて積層物が受像体に定着される。
【0029】次に、本発明の第3の記録方法である少な
くとも画像が形成された染着層を有する転写体と受像体
とを重ね合わせて一体化させて受像体上に画像を形成す
る方法について説明する。
くとも画像が形成された染着層を有する転写体と受像体
とを重ね合わせて一体化させて受像体上に画像を形成す
る方法について説明する。
【0030】図6に本発明の1実施例として記録方法の
1部分を示した部分模式図を示す。図6は、図1の染着
層への画像記録までのプロセスを省略しており、図1の
加熱ロ−ル5と加熱ロ−ル6の部分における他の実施例
について示す。画像が形成されている染着層18を有す
る転写体1と普通紙等の受像体2とを適当な押圧下にあ
る加熱ロ−ル5と加熱ロ−ル6間を通過させることによ
り受像体2と転写体1とを一体化させることができる。
この場合、使用済みの色材層19を有する転写体部分と
染着層18を有する転写体部分とは、基材12により連
続しているため染着層18を有する転写体部分を使用済
みの色材層19を有する転写体部分から切り離す必要が
ある。図6の実施例においては、転写体の染着層部分の
構成として基材上に直接染着層を設けた構成例について
示したが、染着層部分の構成が積層物である転写体の場
合も同様である。
1部分を示した部分模式図を示す。図6は、図1の染着
層への画像記録までのプロセスを省略しており、図1の
加熱ロ−ル5と加熱ロ−ル6の部分における他の実施例
について示す。画像が形成されている染着層18を有す
る転写体1と普通紙等の受像体2とを適当な押圧下にあ
る加熱ロ−ル5と加熱ロ−ル6間を通過させることによ
り受像体2と転写体1とを一体化させることができる。
この場合、使用済みの色材層19を有する転写体部分と
染着層18を有する転写体部分とは、基材12により連
続しているため染着層18を有する転写体部分を使用済
みの色材層19を有する転写体部分から切り離す必要が
ある。図6の実施例においては、転写体の染着層部分の
構成として基材上に直接染着層を設けた構成例について
示したが、染着層部分の構成が積層物である転写体の場
合も同様である。
【0031】基材上に離型層と染着層とが積層された積
層物を有する転写体の場合、あるいは、基材上に高分子
物質層と染着層とが積層された積層物を有する転写体の
場合、あるいは、基材上に離型層と高分子物質層と染着
層とが積層された積層物を有する転写体の場合も上記と
同様にしてそれぞれ受像体2と一体化させることがで
き、受像体上に染着層と離型層と基材との順次積層構
成、あるいは、受像体上に染着層と高分子物質層と基材
との順次積層構成あるいは、受像体上に染着層と高分子
物質層と離型層と基材との順次積層構成からなる画像形
成物が得られる。
層物を有する転写体の場合、あるいは、基材上に高分子
物質層と染着層とが積層された積層物を有する転写体の
場合、あるいは、基材上に離型層と高分子物質層と染着
層とが積層された積層物を有する転写体の場合も上記と
同様にしてそれぞれ受像体2と一体化させることがで
き、受像体上に染着層と離型層と基材との順次積層構
成、あるいは、受像体上に染着層と高分子物質層と基材
との順次積層構成あるいは、受像体上に染着層と高分子
物質層と離型層と基材との順次積層構成からなる画像形
成物が得られる。
【0032】上記のように一体化することにより受像体
上の染着層の画像は、転写体の基材により保護される効
果を有し、更に後から保護膜をラミネ−トする必要が無
い。転写体が離型層を有している場合は、受像体と転写
体とを一体化させた後、受像体表面から転写体の基材を
剥離させることも可能である。又、転写体が離型層を有
していない場合でも、受像体と転写体とを一体化させた
後、受像体表面から転写体の基材を剥離させることも可
能あるいは不可能であっても良い。
上の染着層の画像は、転写体の基材により保護される効
果を有し、更に後から保護膜をラミネ−トする必要が無
い。転写体が離型層を有している場合は、受像体と転写
体とを一体化させた後、受像体表面から転写体の基材を
剥離させることも可能である。又、転写体が離型層を有
していない場合でも、受像体と転写体とを一体化させた
後、受像体表面から転写体の基材を剥離させることも可
能あるいは不可能であっても良い。
【0033】本発明の記録方法に使用される転写体は、
基材のそれぞれ異なる位置に少なくとも色材層と染着層
とを有する転写体、あるいは基材のそれぞれ異なる位置
に少なくとも色材層と積層物とを有し前記積層物が離型
層と染着層とが順次積層された積層物である転写体、あ
るいは基材のそれぞれ異なる位置に少なくとも色材層と
積層物とを有し前記積層物が高分子物質層と染着層とが
順次積層された転写体、あるいは基材のそれぞれ異なる
位置に少なくとも色材層と積層物とを有し前記積層物が
離型層と高分子物質層と染着層とが順次積層された転写
体である。
基材のそれぞれ異なる位置に少なくとも色材層と染着層
とを有する転写体、あるいは基材のそれぞれ異なる位置
に少なくとも色材層と積層物とを有し前記積層物が離型
層と染着層とが順次積層された積層物である転写体、あ
るいは基材のそれぞれ異なる位置に少なくとも色材層と
積層物とを有し前記積層物が高分子物質層と染着層とが
順次積層された転写体、あるいは基材のそれぞれ異なる
位置に少なくとも色材層と積層物とを有し前記積層物が
離型層と高分子物質層と染着層とが順次積層された転写
体である。
【0034】基材の表面材料あるいは表面特性が、色材
層接触面と染着層接触面、あるいは色材層接触面と離型
層接触面とで異なっていても良い。例えば、基材上に色
材層を形成する場合、基材と色材層との接着性を良くす
るために例えば、高分子フイルム上にアンカ−コ−ト層
を設けた基材を使用し、このアンカ−コ−ト層上に色材
層を設けることが望ましい。特に本発明の記録方法は、
1つの転写体内の色材層と染着層間で最初に画像を記録
するために、この画像記録時に基材と色材層間の接着強
度は強く、一方、基材と染着層間の接着強度は、色材層
との画像記録時においては基材と染着層間が剥離せず、
紙等の受像体への染着層転写に対しては、転写体基材か
ら容易に剥離する特性が必要とされるからである。色材
層と染着層間の熱融着を防止するために色材層あるいは
染着層が各種シリコ−ン系、フッ素系材料等の各種離型
剤を含んでいることが望ましい。受像体は、非塗工紙、
塗工紙、フイルム、シ−ト、合成紙、連続受像体あるい
はカット受像体等、特にその材質、紙質、形態等に限定
されないで使用できる。
層接触面と染着層接触面、あるいは色材層接触面と離型
層接触面とで異なっていても良い。例えば、基材上に色
材層を形成する場合、基材と色材層との接着性を良くす
るために例えば、高分子フイルム上にアンカ−コ−ト層
を設けた基材を使用し、このアンカ−コ−ト層上に色材
層を設けることが望ましい。特に本発明の記録方法は、
1つの転写体内の色材層と染着層間で最初に画像を記録
するために、この画像記録時に基材と色材層間の接着強
度は強く、一方、基材と染着層間の接着強度は、色材層
との画像記録時においては基材と染着層間が剥離せず、
紙等の受像体への染着層転写に対しては、転写体基材か
ら容易に剥離する特性が必要とされるからである。色材
層と染着層間の熱融着を防止するために色材層あるいは
染着層が各種シリコ−ン系、フッ素系材料等の各種離型
剤を含んでいることが望ましい。受像体は、非塗工紙、
塗工紙、フイルム、シ−ト、合成紙、連続受像体あるい
はカット受像体等、特にその材質、紙質、形態等に限定
されないで使用できる。
【0035】受像体に形成された画像は、転写前の画像
に対し鏡像の関係にある。そのため記録ヘッドによる染
着層への記録は、受像体に形成する画像の左右反転を問
題にしない以外は、通常受像体に形成する画像に対し左
右反転画像の記録となる。
に対し鏡像の関係にある。そのため記録ヘッドによる染
着層への記録は、受像体に形成する画像の左右反転を問
題にしない以外は、通常受像体に形成する画像に対し左
右反転画像の記録となる。
【0036】以上、本発明の熱転写記録方法では、受像
体として普通紙、OHP用の透明フイルム、表面粗さの
大きいボンド紙、塗工紙、塗工フイルム等いずれの形態
の記録用紙を使用しても均一な画像が得られる。特に、
従来昇華型熱転写記録の特徴である高画質記録が、転写
体と受像体という簡単な記録材料構成により受像体が普
通紙においても本発明の方法により実現される。
体として普通紙、OHP用の透明フイルム、表面粗さの
大きいボンド紙、塗工紙、塗工フイルム等いずれの形態
の記録用紙を使用しても均一な画像が得られる。特に、
従来昇華型熱転写記録の特徴である高画質記録が、転写
体と受像体という簡単な記録材料構成により受像体が普
通紙においても本発明の方法により実現される。
【0037】次に、本発明の熱転写記録用転写体につい
て説明する。図7から図19に本発明の各実施例である
転写体の断面模式図を示す。
て説明する。図7から図19に本発明の各実施例である
転写体の断面模式図を示す。
【0038】図7から図9が基材のそれぞれ異なる位置
に色材層と染着層とを有する転写体の各実施例、図10
と図11とが基材のそれぞれ異なる位置に色材層と積層
物(離型層と染着層との積層物)とを有する転写体の各
実施例、図12から図14が基材のそれぞれ異なる位置
に色材層と積層物(高分子物質層と染着層との積層物)
とを有する転写体の各実施例、図15が基材のそれぞれ
異なる位置に色材層と積層物(離型層と高分子物質層と
染着層との積層物)とを有する転写体の各実施例、図1
6から図19が基材の片面に色材層を有し、基材の他方
の面に染着層(あるいは各種構成の積層物)とを有する
転写体の各実施例である。
に色材層と染着層とを有する転写体の各実施例、図10
と図11とが基材のそれぞれ異なる位置に色材層と積層
物(離型層と染着層との積層物)とを有する転写体の各
実施例、図12から図14が基材のそれぞれ異なる位置
に色材層と積層物(高分子物質層と染着層との積層物)
とを有する転写体の各実施例、図15が基材のそれぞれ
異なる位置に色材層と積層物(離型層と高分子物質層と
染着層との積層物)とを有する転写体の各実施例、図1
6から図19が基材の片面に色材層を有し、基材の他方
の面に染着層(あるいは各種構成の積層物)とを有する
転写体の各実施例である。
【0039】図7において、基材53(高分子フイルム
50の片面の1部にアンカ−コ−ト層51と他方の面に
滑性耐熱層52とが形成されている基材)上に色材層5
4と染着層55とが配置している。図8において、基材
56(高分子フイルム50の片面の1部にアンカ−コ−
ト層51と他方の面の1部に滑性耐熱層52とが形成さ
れている基材)上に色材層54と染着層55とが配置し
ている。図9において、基材57(高分子フイルム50
の片面の全面にアンカ−コ−ト層51と他方の面の1部
に滑性耐熱層52とが形成されている基材)上に色材層
54と染着層55とが配置している。
50の片面の1部にアンカ−コ−ト層51と他方の面に
滑性耐熱層52とが形成されている基材)上に色材層5
4と染着層55とが配置している。図8において、基材
56(高分子フイルム50の片面の1部にアンカ−コ−
ト層51と他方の面の1部に滑性耐熱層52とが形成さ
れている基材)上に色材層54と染着層55とが配置し
ている。図9において、基材57(高分子フイルム50
の片面の全面にアンカ−コ−ト層51と他方の面の1部
に滑性耐熱層52とが形成されている基材)上に色材層
54と染着層55とが配置している。
【0040】図10において、基材58上に色材層54
と積層物60(離型層59と染着層55との順次積層
物)とが面順次に配置している。図11において基材6
1(高分子フイルム50の1部に滑性耐熱層52とアン
カ−コ−ト層51とが形成されている基材)上にシアン
色材層62、マゼンタ色材層63、イエロ−色材層64
そして積層物60とが面順次に配置している。図12に
おいて基材68(高分子フイルム50の片面の1部にア
ンカ−コ−ト層51と他方の面に滑性耐熱層52とが形
成されている基材)上にシアン色材層62、マゼンタ色
材層63、イエロ−色材層64、ブラック色材層65そ
して積層物67(高分子物質層66と染着層55との順
次積層物)が面順次に配置している。図13において基
材69(高分子フイルム50の片面の1部にアンカ−コ
−ト層51と他方の面の1部に滑性耐熱層52とが形成
されている基材)上に色材層54と積層物67とが配置
している。図14において基材70(高分子フイルム5
0の片面の全面にアンカ−コ−ト層51と他方の面の1
部に滑性耐熱層52とが形成されている基材)上に色材
層54と積層物67とが配置している。
と積層物60(離型層59と染着層55との順次積層
物)とが面順次に配置している。図11において基材6
1(高分子フイルム50の1部に滑性耐熱層52とアン
カ−コ−ト層51とが形成されている基材)上にシアン
色材層62、マゼンタ色材層63、イエロ−色材層64
そして積層物60とが面順次に配置している。図12に
おいて基材68(高分子フイルム50の片面の1部にア
ンカ−コ−ト層51と他方の面に滑性耐熱層52とが形
成されている基材)上にシアン色材層62、マゼンタ色
材層63、イエロ−色材層64、ブラック色材層65そ
して積層物67(高分子物質層66と染着層55との順
次積層物)が面順次に配置している。図13において基
材69(高分子フイルム50の片面の1部にアンカ−コ
−ト層51と他方の面の1部に滑性耐熱層52とが形成
されている基材)上に色材層54と積層物67とが配置
している。図14において基材70(高分子フイルム5
0の片面の全面にアンカ−コ−ト層51と他方の面の1
部に滑性耐熱層52とが形成されている基材)上に色材
層54と積層物67とが配置している。
【0041】図15において、基材72上に色材層54
と積層物71(離型層59と高分子物質層66と染着層
55との順次積層物)とが面順次に配置している。
と積層物71(離型層59と高分子物質層66と染着層
55との順次積層物)とが面順次に配置している。
【0042】図16において基材73(高分子フイルム
50の片面にアンカ−コ−ト層51と他方の面の1部に
滑性耐熱層52とが形成されている基材)の片面にシア
ン色材層62、マゼンタ色材層63、イエロ−色材層6
4が面順次に、そして基材71の他方の面の1部に染着
層55が配置している。図17において基材74(高分
子フイルム50の片面の1部にアンカ−コ−ト層51と
他方の面の1部に滑性耐熱層52とが形成されている基
材)の片面の1部に色材層54と他方の面の1部に積層
物67とが配置している。図18において基材75(高
分子フイルム50の片面の1部にアンカ−コ−ト層51
と他方の面の1部に滑性耐熱層52とが形成されている
基材)の片面の1部に色材層54と他方の面の1部に積
層物71とが配置している。図19において基材76
(高分子フイルム50の片面の1部にアンカ−コ−ト層
51と他方の面に滑性耐熱層52とが全面に形成されて
いる基材)の片面の1部に色材層54と他方の面の1部
に染着層55とが配置している。
50の片面にアンカ−コ−ト層51と他方の面の1部に
滑性耐熱層52とが形成されている基材)の片面にシア
ン色材層62、マゼンタ色材層63、イエロ−色材層6
4が面順次に、そして基材71の他方の面の1部に染着
層55が配置している。図17において基材74(高分
子フイルム50の片面の1部にアンカ−コ−ト層51と
他方の面の1部に滑性耐熱層52とが形成されている基
材)の片面の1部に色材層54と他方の面の1部に積層
物67とが配置している。図18において基材75(高
分子フイルム50の片面の1部にアンカ−コ−ト層51
と他方の面の1部に滑性耐熱層52とが形成されている
基材)の片面の1部に色材層54と他方の面の1部に積
層物71とが配置している。図19において基材76
(高分子フイルム50の片面の1部にアンカ−コ−ト層
51と他方の面に滑性耐熱層52とが全面に形成されて
いる基材)の片面の1部に色材層54と他方の面の1部
に染着層55とが配置している。
【0043】本発明の熱転写記録用転写体は、基材のそ
れぞれ異なる位置に色材層と染着層(あるいは離型層と
染着層との順次積層物)とを有し、前記色材層の結着剤
あるいは前記染着層(あるいは前記積層物の染着層)が
ブチラ−ル化度50mol%以上のポリビニルブチラ−
ルである、あるいは基材のそれぞれ異なる位置に色材層
と染着層(あるいは離型層と染着層との順次積層物)と
を有し、色材層の結着剤あるいは染着層(あるいは前記
積層物の染着層)の一方がブチラ−ル化度50mol%
以上のポリビニルブチラ−ルであり、他方がポリビニル
ブチラ−ル以外の高分子である、あるいは基材のそれぞ
れ異なる位置に色材層と染着層(あるいは離型層と染着
層との順次積層物)とを有し、色材層の結着剤あるいは
染着層(あるいは前記積層物の染着層)の一方がブチラ
−ル化度50mol%以上のポリビニルブチラ−ルであ
り、他方がアクリロニトリル−スチレン共重合樹脂、ポ
リスチレン、スチレン−アクリル共重合樹脂、塩化ゴ
ム、塩化ビニル樹脂、塩素化塩化ビニル樹脂、酢酸ビニ
ル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂、塩化ビニ
ル−アクリル酸エステル共重合樹脂、飽和ポリエステル
樹脂、ポリエステルウレタン、ポリカ−ボネ−トあるい
はセルロ−ス系樹脂から選択される少なくとも1種であ
る、あるいは基材のそれぞれ異なる位置に色材層と染着
層(あるいは離型層と染着層との順次積層物)とを有
し、前記染着層(あるいは前記積層物の染着層)が含フ
ッ素湿分硬化型樹脂あるいは含シロキサン湿分硬化型樹
脂から選ばれた少なくとも1種とアクリロニトリル−ス
チレン共重合樹脂、ポリスチレン、スチレン−アクリル
共重合樹脂、塩化ゴム、塩化ビニル樹脂、塩素化塩化ビ
ニル樹脂、酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共
重合樹脂、塩化ビニル−アクリル酸エステル共重合樹
脂、飽和ポリエステル樹脂、ポリエステルウレタン、ポ
リビニルアセタ−ル、ポリカ−ボネ−トあるいはセルロ
−ス系樹脂から選択される少なくとも1種とを少なくと
も用いて形成されている、あるいは基材のそれぞれ異な
る位置に色材層と積層物とを有し、前記積層物が高分子
物質層と染着層との順次積層物であり、基材と高分子物
質層間の接着強度より高分子物質層と染着層間の接着強
度が大である、あるいは基材のそれぞれ異なる位置に色
材層と積層物とを有し、前記積層物が離型層と高分子物
質層と染着層との順次積層物である、あるいは基材の片
面に色材層、他方の面に少なくとも染着層を有する、あ
るいは基材の片面に色材層、他方の面に積層物を有し、
前記積層物が離型層と染着層との順次積層物であるもの
である。
れぞれ異なる位置に色材層と染着層(あるいは離型層と
染着層との順次積層物)とを有し、前記色材層の結着剤
あるいは前記染着層(あるいは前記積層物の染着層)が
ブチラ−ル化度50mol%以上のポリビニルブチラ−
ルである、あるいは基材のそれぞれ異なる位置に色材層
と染着層(あるいは離型層と染着層との順次積層物)と
を有し、色材層の結着剤あるいは染着層(あるいは前記
積層物の染着層)の一方がブチラ−ル化度50mol%
以上のポリビニルブチラ−ルであり、他方がポリビニル
ブチラ−ル以外の高分子である、あるいは基材のそれぞ
れ異なる位置に色材層と染着層(あるいは離型層と染着
層との順次積層物)とを有し、色材層の結着剤あるいは
染着層(あるいは前記積層物の染着層)の一方がブチラ
−ル化度50mol%以上のポリビニルブチラ−ルであ
り、他方がアクリロニトリル−スチレン共重合樹脂、ポ
リスチレン、スチレン−アクリル共重合樹脂、塩化ゴ
ム、塩化ビニル樹脂、塩素化塩化ビニル樹脂、酢酸ビニ
ル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂、塩化ビニ
ル−アクリル酸エステル共重合樹脂、飽和ポリエステル
樹脂、ポリエステルウレタン、ポリカ−ボネ−トあるい
はセルロ−ス系樹脂から選択される少なくとも1種であ
る、あるいは基材のそれぞれ異なる位置に色材層と染着
層(あるいは離型層と染着層との順次積層物)とを有
し、前記染着層(あるいは前記積層物の染着層)が含フ
ッ素湿分硬化型樹脂あるいは含シロキサン湿分硬化型樹
脂から選ばれた少なくとも1種とアクリロニトリル−ス
チレン共重合樹脂、ポリスチレン、スチレン−アクリル
共重合樹脂、塩化ゴム、塩化ビニル樹脂、塩素化塩化ビ
ニル樹脂、酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共
重合樹脂、塩化ビニル−アクリル酸エステル共重合樹
脂、飽和ポリエステル樹脂、ポリエステルウレタン、ポ
リビニルアセタ−ル、ポリカ−ボネ−トあるいはセルロ
−ス系樹脂から選択される少なくとも1種とを少なくと
も用いて形成されている、あるいは基材のそれぞれ異な
る位置に色材層と積層物とを有し、前記積層物が高分子
物質層と染着層との順次積層物であり、基材と高分子物
質層間の接着強度より高分子物質層と染着層間の接着強
度が大である、あるいは基材のそれぞれ異なる位置に色
材層と積層物とを有し、前記積層物が離型層と高分子物
質層と染着層との順次積層物である、あるいは基材の片
面に色材層、他方の面に少なくとも染着層を有する、あ
るいは基材の片面に色材層、他方の面に積層物を有し、
前記積層物が離型層と染着層との順次積層物であるもの
である。
【0044】基材上に少なくとも色材層と染着層(ある
いは積層物)とを有する転写体は、基材の表面材料ある
いは表面特性が色材層接触面と染着層接触面(あるいは
積層物接触面)とで異なっていても良い。色材層と染着
層(あるいは積層物)との基材上の配置は、色材層と染
着層とを重ねた状態で記録できる配置であれば、特に限
定されない。色材層と染着層とが重なる組合せは、記録
装置における転写体の走行系の配置等から色材層が隣接
していない染着層と組合せになる場合が一般的である。
色材層と染着層(あるいは積層物)とは、部分的に重な
って配置されていても良い。色材層は、単色の色材層、
あるいは図12のように複数色以上の各色の色材層を設
けることができる。
いは積層物)とを有する転写体は、基材の表面材料ある
いは表面特性が色材層接触面と染着層接触面(あるいは
積層物接触面)とで異なっていても良い。色材層と染着
層(あるいは積層物)との基材上の配置は、色材層と染
着層とを重ねた状態で記録できる配置であれば、特に限
定されない。色材層と染着層とが重なる組合せは、記録
装置における転写体の走行系の配置等から色材層が隣接
していない染着層と組合せになる場合が一般的である。
色材層と染着層(あるいは積層物)とは、部分的に重な
って配置されていても良い。色材層は、単色の色材層、
あるいは図12のように複数色以上の各色の色材層を設
けることができる。
【0045】基材は特に限定されない。例えば、各種高
分子フイルム、あるいは塗工等により表面処理された高
分子フイルム、あるいは各種導電性フイルム等がある。
各種高分子フイルムとして、例えば、ポリオレフィン
系、ポリアミド系、ポリエステル系、ポリイミド系、ポ
リエ−テル系、セルロ−ス系、ポリパラバン酸系、ポリ
オキサジアゾ−ル系、ポリスチレン系、フッ素系フイル
ム等がある。特に、ポリエチレンテレフタレ−ト、ポリ
エチレンナフタレ−ト、アラミド、ポリパラバン酸、ポ
リサルホン、トリアセチルセルロ−ス、ポリプロピレ
ン、セロハン、防湿処理セロハン等の各フイルムが有用
である。各種高分子フイルムは、色材層や離型層との接
着性を良くするためのアンカ−コ−ト層、あるいは高分
子フイルムの熱変形等の耐熱性を補強するための耐熱
層、あるいは帯電防止層、あるいは必要ならば各種の塗
工層が設けられていても良い。例えば、図7のように基
材53が高分子フイルム50の下面に滑性耐熱層52及
び上面の1部にアンカ−コ−ト層51からなる構成の場
合、滑性耐熱層52はサ−マルヘッド等の記録ヘッドと
の走行安定性を良好にし、又、アンカ−コ−ト層51
は、高分子フイルム50と色材層54間との接着性を良
好にする効果がある。又、基材として図8の様に高分子
フイルム50の下面の1部に滑性耐熱層52と上面の1
部にアンカ−コ−ト層51とが形成された基材を使用す
ることができる。又、基材として図9の様に高分子フイ
ルム50の下面の1部に滑性耐熱層52と上面にアンカ
−コ−ト層51とが形成された基材を使用することがで
きる。特に、図9の場合は、高分子フイルムと染着層と
の間にもアンカ−コ−ト層が設けられているため、この
染着層部分の転写体と受像体とを一体化して受像体に画
像を形成する場合に有用である。各種導電性フイルムと
して、例えば、カ−ボンブラック、金属粉末等の各種導
電性粒子含有高分子フイルム、導電性塗工層を形成され
た高分子フイルム、導電性蒸着層を有する高分子フイル
ム等が有用である。記録ヘッドとして通電ヘッドを使用
した場合は、上記のような各種導電性フイルムが必要と
される。転写体と受像体とを一体化させて画像を有する
受像体を得る場合は、基材の透明性が優れていることが
望ましい。
分子フイルム、あるいは塗工等により表面処理された高
分子フイルム、あるいは各種導電性フイルム等がある。
各種高分子フイルムとして、例えば、ポリオレフィン
系、ポリアミド系、ポリエステル系、ポリイミド系、ポ
リエ−テル系、セルロ−ス系、ポリパラバン酸系、ポリ
オキサジアゾ−ル系、ポリスチレン系、フッ素系フイル
ム等がある。特に、ポリエチレンテレフタレ−ト、ポリ
エチレンナフタレ−ト、アラミド、ポリパラバン酸、ポ
リサルホン、トリアセチルセルロ−ス、ポリプロピレ
ン、セロハン、防湿処理セロハン等の各フイルムが有用
である。各種高分子フイルムは、色材層や離型層との接
着性を良くするためのアンカ−コ−ト層、あるいは高分
子フイルムの熱変形等の耐熱性を補強するための耐熱
層、あるいは帯電防止層、あるいは必要ならば各種の塗
工層が設けられていても良い。例えば、図7のように基
材53が高分子フイルム50の下面に滑性耐熱層52及
び上面の1部にアンカ−コ−ト層51からなる構成の場
合、滑性耐熱層52はサ−マルヘッド等の記録ヘッドと
の走行安定性を良好にし、又、アンカ−コ−ト層51
は、高分子フイルム50と色材層54間との接着性を良
好にする効果がある。又、基材として図8の様に高分子
フイルム50の下面の1部に滑性耐熱層52と上面の1
部にアンカ−コ−ト層51とが形成された基材を使用す
ることができる。又、基材として図9の様に高分子フイ
ルム50の下面の1部に滑性耐熱層52と上面にアンカ
−コ−ト層51とが形成された基材を使用することがで
きる。特に、図9の場合は、高分子フイルムと染着層と
の間にもアンカ−コ−ト層が設けられているため、この
染着層部分の転写体と受像体とを一体化して受像体に画
像を形成する場合に有用である。各種導電性フイルムと
して、例えば、カ−ボンブラック、金属粉末等の各種導
電性粒子含有高分子フイルム、導電性塗工層を形成され
た高分子フイルム、導電性蒸着層を有する高分子フイル
ム等が有用である。記録ヘッドとして通電ヘッドを使用
した場合は、上記のような各種導電性フイルムが必要と
される。転写体と受像体とを一体化させて画像を有する
受像体を得る場合は、基材の透明性が優れていることが
望ましい。
【0046】基材の厚さは、特に限定されるものでない
が、通常2〜30μmが使用される。取扱い上問題が無
い範囲で厚さが薄い程、記録感度が高く、又、転写体と
受像体とが一体化された時画像の透明感が高く、又、転
写体をカセットに多量に組み込むことができる等、特に
有利である。又、基材の厚さは、色材層が形成されてい
る部分と染着層(あるいは積層物)が形成されている部
分とで異なっていてもよい。
が、通常2〜30μmが使用される。取扱い上問題が無
い範囲で厚さが薄い程、記録感度が高く、又、転写体と
受像体とが一体化された時画像の透明感が高く、又、転
写体をカセットに多量に組み込むことができる等、特に
有利である。又、基材の厚さは、色材層が形成されてい
る部分と染着層(あるいは積層物)が形成されている部
分とで異なっていてもよい。
【0047】色材層は、少なくとも色材と結着材とから
構成されている。色材として特に限定されない。例え
ば、分散染料、塩基性染料、カラ−フォ−マ−等が有用
である。結着材は、各種高分子等が利用できる。例え
ば、アクリル系樹脂、スチレン系樹脂、ウレタン系樹
脂、ポリエステル系樹脂、ポリビニルアセタ−ル系樹
脂、酢酸ビニル系樹脂、アミド系樹脂、セルロ−ス系樹
脂、塩素化樹脂等がある。セルロ−ス系樹脂として、例
えばメチルセルロ−ス、エチルセルロ−ス、ヒドロキシ
エチルセルロ−ス、カルボキシメチルセルロ−ス、ニト
ロセルロ−ス、酢酸セルロ−ス等がある。特にアクリロ
ニトリル−スチレン共重合樹脂、ポリスチレン、スチレ
ン−アクリル共重合樹脂、飽和ポリエステル、ポリエス
テルウレタン、塩化ゴム、塩素化ポリプロピレン、塩化
ビニル樹脂、塩素化塩化ビニル樹脂、塩化ビニル−酢酸
ビニル共重合樹脂(さらにビニルアルコ−ル、マレイン
酸、その他の成分が共重合されていても良い)、塩化ビ
ニル−アクリル酸エステル共重合樹脂(複数のアクリル
酸エステルを用いた多成分共重合樹脂を含む)、酢酸ビ
ニル樹脂、ポリビニルアセタ−ル系樹脂、ポリカ−ボネ
−トあるいはセルロ−ス系樹脂から選択された少なくと
も1種を結着材に用いた時、記録感度が高くそして/あ
るいは染着層に対する優れた熱融着防止特性を有してお
り良好である。共重合樹脂は、3成分以上からなる共重
合樹脂であっても良い。特に、色材層の結着材及び染着
層の両者にポリビニルホルマ−ル、アセトアセタ−ル化
ポリビニルアルコ−ル、プロピオンアセタ−ル化ポリビ
ニルアルコ−ル、ポリビニルブチラ−ル等のポリビニル
アセタ−ルを使用した場合は、記録感度が高く特に有用
である。高分子のガラス転移点が、40℃〜180℃の
範囲、あるいは、高分子の平均重合度が200〜270
0の範囲のものが特に望ましい。
構成されている。色材として特に限定されない。例え
ば、分散染料、塩基性染料、カラ−フォ−マ−等が有用
である。結着材は、各種高分子等が利用できる。例え
ば、アクリル系樹脂、スチレン系樹脂、ウレタン系樹
脂、ポリエステル系樹脂、ポリビニルアセタ−ル系樹
脂、酢酸ビニル系樹脂、アミド系樹脂、セルロ−ス系樹
脂、塩素化樹脂等がある。セルロ−ス系樹脂として、例
えばメチルセルロ−ス、エチルセルロ−ス、ヒドロキシ
エチルセルロ−ス、カルボキシメチルセルロ−ス、ニト
ロセルロ−ス、酢酸セルロ−ス等がある。特にアクリロ
ニトリル−スチレン共重合樹脂、ポリスチレン、スチレ
ン−アクリル共重合樹脂、飽和ポリエステル、ポリエス
テルウレタン、塩化ゴム、塩素化ポリプロピレン、塩化
ビニル樹脂、塩素化塩化ビニル樹脂、塩化ビニル−酢酸
ビニル共重合樹脂(さらにビニルアルコ−ル、マレイン
酸、その他の成分が共重合されていても良い)、塩化ビ
ニル−アクリル酸エステル共重合樹脂(複数のアクリル
酸エステルを用いた多成分共重合樹脂を含む)、酢酸ビ
ニル樹脂、ポリビニルアセタ−ル系樹脂、ポリカ−ボネ
−トあるいはセルロ−ス系樹脂から選択された少なくと
も1種を結着材に用いた時、記録感度が高くそして/あ
るいは染着層に対する優れた熱融着防止特性を有してお
り良好である。共重合樹脂は、3成分以上からなる共重
合樹脂であっても良い。特に、色材層の結着材及び染着
層の両者にポリビニルホルマ−ル、アセトアセタ−ル化
ポリビニルアルコ−ル、プロピオンアセタ−ル化ポリビ
ニルアルコ−ル、ポリビニルブチラ−ル等のポリビニル
アセタ−ルを使用した場合は、記録感度が高く特に有用
である。高分子のガラス転移点が、40℃〜180℃の
範囲、あるいは、高分子の平均重合度が200〜270
0の範囲のものが特に望ましい。
【0048】色材層が含フッ素湿分硬化型樹脂あるいは
含シロキサン湿分硬化型樹脂から選択された少なくとも
1種と色材と結着剤とを少なくとも用いて形成されてい
る場合は、含フッ素湿分硬化型樹脂あるいは含シロキサ
ン湿分硬化型樹脂の離型剤としての特性が大変優れてい
るため、色材層と染着層との組合せにおける熱転写記録
時において熱融着現象を発生しないで記録することがで
きる。色材層が含フッ素湿分硬化型樹脂あるいは含シロ
キサン湿分硬化型樹脂から選択された少なくとも1種と
ポリビニルブチラ−ル、アセトアセタ−ル化ポリビニル
アルコ−ル、ポリビニルホルマ−ル、プロピオンアセタ
−ル化ポリビニルアルコ−ル、アクリロニトリル−スチ
レン共重合樹脂、ポリスチレン、スチレン−アクリル共
重合樹脂、飽和ポリエステル、ポリエステルウレタン、
塩化ゴム、塩素化ポリプロピレン、塩化ビニル樹脂、塩
素化塩化ビニル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹
脂、塩化ビニル−アクリル酸エステル共重合樹脂、酢酸
ビニル樹脂、ポリカ−ボネ−トあるいはセルロ−ス系樹
脂から選択された少なくとも1種の結着材と色材とを少
なくとも用いて形成されている場合は、特に良好であ
る。
含シロキサン湿分硬化型樹脂から選択された少なくとも
1種と色材と結着剤とを少なくとも用いて形成されてい
る場合は、含フッ素湿分硬化型樹脂あるいは含シロキサ
ン湿分硬化型樹脂の離型剤としての特性が大変優れてい
るため、色材層と染着層との組合せにおける熱転写記録
時において熱融着現象を発生しないで記録することがで
きる。色材層が含フッ素湿分硬化型樹脂あるいは含シロ
キサン湿分硬化型樹脂から選択された少なくとも1種と
ポリビニルブチラ−ル、アセトアセタ−ル化ポリビニル
アルコ−ル、ポリビニルホルマ−ル、プロピオンアセタ
−ル化ポリビニルアルコ−ル、アクリロニトリル−スチ
レン共重合樹脂、ポリスチレン、スチレン−アクリル共
重合樹脂、飽和ポリエステル、ポリエステルウレタン、
塩化ゴム、塩素化ポリプロピレン、塩化ビニル樹脂、塩
素化塩化ビニル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹
脂、塩化ビニル−アクリル酸エステル共重合樹脂、酢酸
ビニル樹脂、ポリカ−ボネ−トあるいはセルロ−ス系樹
脂から選択された少なくとも1種の結着材と色材とを少
なくとも用いて形成されている場合は、特に良好であ
る。
【0049】含フッ素湿分硬化型樹脂あるいは含シロキ
サン湿分硬化型樹脂として、例えば、特開平2−208
9号公報記載の加水分解性シリル基を有する湿分硬化型
樹脂あるいは加水分解性イソシアネ−ト基を有する湿分
硬化型樹脂にそれぞれフッ素あるいはシリコ−ンを導入
した樹脂を用いることができる。
サン湿分硬化型樹脂として、例えば、特開平2−208
9号公報記載の加水分解性シリル基を有する湿分硬化型
樹脂あるいは加水分解性イソシアネ−ト基を有する湿分
硬化型樹脂にそれぞれフッ素あるいはシリコ−ンを導入
した樹脂を用いることができる。
【0050】含フッ素湿分硬化型樹脂として例えば、加
水分解性シリル基を有する含フッ素重合体等、例えば、
特開昭62−558号公報記載の湿分硬化型樹脂等が有
り、特に含フッ素アクリルシリコン樹脂が有用であり、
又、分子末端あるいは側鎖に加水分解性イソシアネ−ト
基を有する含フッ素ポリウレタン樹脂も有用である。含
シロキサン湿分硬化型樹脂として例えば、加水分解性シ
リル基を有する含シロキサンビニル重合体等が有り、特
に含シロキサンアクリルシリコン樹脂が有用であり、
又、分子末端あるいは側鎖に加水分解性イソシアネ−ト
基を有する含シロキサンポリウレタン樹脂も有用であ
る。含フッ素アクリルシリコン樹脂及び含シロキサンア
クリルシリコン樹脂等がウレタン樹脂等で変性されてい
ても良い。含フッ素アクリルシリコン樹脂として、例え
ば、含フッ素アクリルシリコン樹脂溶液(F−2A,三
洋化成工業株式会社)、含シロキサンアクリルシリコン
樹脂として、例えば、含シロキサンアクリルシリコン樹
脂溶液(F−6A,三洋化成工業株式会社)、加水分解
性イソシアネ−ト基を有する含シロキサン湿分硬化型樹
脂として、例えば、含シロキサン湿分硬化型樹脂溶液
(SAT−300P、シンコ−技研株式会社)等があ
る。
水分解性シリル基を有する含フッ素重合体等、例えば、
特開昭62−558号公報記載の湿分硬化型樹脂等が有
り、特に含フッ素アクリルシリコン樹脂が有用であり、
又、分子末端あるいは側鎖に加水分解性イソシアネ−ト
基を有する含フッ素ポリウレタン樹脂も有用である。含
シロキサン湿分硬化型樹脂として例えば、加水分解性シ
リル基を有する含シロキサンビニル重合体等が有り、特
に含シロキサンアクリルシリコン樹脂が有用であり、
又、分子末端あるいは側鎖に加水分解性イソシアネ−ト
基を有する含シロキサンポリウレタン樹脂も有用であ
る。含フッ素アクリルシリコン樹脂及び含シロキサンア
クリルシリコン樹脂等がウレタン樹脂等で変性されてい
ても良い。含フッ素アクリルシリコン樹脂として、例え
ば、含フッ素アクリルシリコン樹脂溶液(F−2A,三
洋化成工業株式会社)、含シロキサンアクリルシリコン
樹脂として、例えば、含シロキサンアクリルシリコン樹
脂溶液(F−6A,三洋化成工業株式会社)、加水分解
性イソシアネ−ト基を有する含シロキサン湿分硬化型樹
脂として、例えば、含シロキサン湿分硬化型樹脂溶液
(SAT−300P、シンコ−技研株式会社)等があ
る。
【0051】色材層には、必要により湿分硬化型樹脂の
反応促進剤を使用してもよい。反応促進剤としてはチタ
ネ−ト類、アミン類、有機錫化合物、酸性化合物等、例
えば、アルキルチタン酸塩、オクチル酸錫、ジブチル錫
ジラウレ−ト、ジブチル錫マレエ−ト等のカルボン酸の
金属塩、ジブチルアミン−2−ヘキソエ−ト等のアミン
塩、その他、特開昭58−19361号公報に記載の触
媒を用いることができる。反応促進剤の添加量は樹脂に
対し通常0.001〜100重量%である。湿分硬化型
樹脂を塗料等の形態として用いる場合、必要に応じて保
存安定剤を添加して用いられ例えば、特開昭60−51
724号公報、特開昭57−147511号公報等に記
載されている安定剤がある。
反応促進剤を使用してもよい。反応促進剤としてはチタ
ネ−ト類、アミン類、有機錫化合物、酸性化合物等、例
えば、アルキルチタン酸塩、オクチル酸錫、ジブチル錫
ジラウレ−ト、ジブチル錫マレエ−ト等のカルボン酸の
金属塩、ジブチルアミン−2−ヘキソエ−ト等のアミン
塩、その他、特開昭58−19361号公報に記載の触
媒を用いることができる。反応促進剤の添加量は樹脂に
対し通常0.001〜100重量%である。湿分硬化型
樹脂を塗料等の形態として用いる場合、必要に応じて保
存安定剤を添加して用いられ例えば、特開昭60−51
724号公報、特開昭57−147511号公報等に記
載されている安定剤がある。
【0052】色材層は、多層構成であっても良い。又、
色材層上に滑性層や各種の塗工層等が設けられていても
良い。又、色材層には、染着層との記録時の熱融着を防
止するために各種シリコ−ン系材料、各種フッ素系材料
あるいは帯電防止剤等の各種添加剤が添加されていても
良い。又、多層構成の上層にも同様に、染着層との記録
時の熱融着を防止するために含フッ素湿分硬化型樹脂、
含シロキサン湿分硬化型樹脂、各種シリコ−ン系材料、
各種フッ素系材料あるいは帯電防止剤等の各種添加剤が
添加されていても良い。
色材層上に滑性層や各種の塗工層等が設けられていても
良い。又、色材層には、染着層との記録時の熱融着を防
止するために各種シリコ−ン系材料、各種フッ素系材料
あるいは帯電防止剤等の各種添加剤が添加されていても
良い。又、多層構成の上層にも同様に、染着層との記録
時の熱融着を防止するために含フッ素湿分硬化型樹脂、
含シロキサン湿分硬化型樹脂、各種シリコ−ン系材料、
各種フッ素系材料あるいは帯電防止剤等の各種添加剤が
添加されていても良い。
【0053】染着層は、少なくとも高分子を用いて形成
されている。染着層は、必要に応じ(例えば、色材層に
ロイコ染料等を用いた場合)電子受容性物質等の顕色剤
を含有していても良い。電子受容性物質として、例え
ば、ビスフェノ−ルA等のフェノ−ル系化合物、カルボ
ン酸系化合物、シリカ、活性白土等がある。高分子とし
て各種高分子を使用できる。例えば、色材層の結着剤の
項で述べた各種高分子が特に有用である。即ち、アクリ
ル系樹脂、スチレン系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリエス
テル系樹脂、ポリビニルアセタ−ル系樹脂、酢酸ビニル
系樹脂、アミド系樹脂、セルロ−ス系樹脂、塩素化樹脂
等がある。特にアクリロニトリル−スチレン共重合樹
脂、ポリスチレン、スチレン−アクリル共重合樹脂、飽
和ポリエステル、ポリエステルウレタン、塩化ゴム、塩
素化ポリプロピレン、塩化ビニル樹脂、塩素化塩化ビニ
ル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂(さらにビ
ニルアルコ−ル、マレイン酸、その他の成分が共重合さ
れていても良い)、塩化ビニル−アクリル酸エステル共
重合樹脂(複数のアクリル酸エステルを用いた多成分共
重合樹脂を含む)、酢酸ビニル樹脂、ポリカ−ボネ−ト
あるいはセルロ−ス系樹脂から選択された少なくとも1
種を用いた時、記録感度が高くそして/あるいは色材層
に対する優れた熱融着防止特性を有しており良好であ
る。高分子のガラス転移点が、40℃〜150℃の範
囲、あるいは、高分子の平均重合度が200〜2700
の範囲のものが特に望ましい。受像体への染着層の転
写、あるいは受像体が例えば紙等の多孔質の場合、紙の
繊維中へ染着層樹脂を定着(充填あるいは注入)させる
目的に対し、平均重合度が1500以下の分子量の小さ
い高分子、あるいはフロ−軟化点が200℃以下の高分
子が特に望ましい。画像が形成された染着層が受像体上
に転写(あるいは受像体と一体化)されるため、染着層
は透明である方が望ましい。そのため、透明性の高い高
分子が望ましい。
されている。染着層は、必要に応じ(例えば、色材層に
ロイコ染料等を用いた場合)電子受容性物質等の顕色剤
を含有していても良い。電子受容性物質として、例え
ば、ビスフェノ−ルA等のフェノ−ル系化合物、カルボ
ン酸系化合物、シリカ、活性白土等がある。高分子とし
て各種高分子を使用できる。例えば、色材層の結着剤の
項で述べた各種高分子が特に有用である。即ち、アクリ
ル系樹脂、スチレン系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリエス
テル系樹脂、ポリビニルアセタ−ル系樹脂、酢酸ビニル
系樹脂、アミド系樹脂、セルロ−ス系樹脂、塩素化樹脂
等がある。特にアクリロニトリル−スチレン共重合樹
脂、ポリスチレン、スチレン−アクリル共重合樹脂、飽
和ポリエステル、ポリエステルウレタン、塩化ゴム、塩
素化ポリプロピレン、塩化ビニル樹脂、塩素化塩化ビニ
ル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂(さらにビ
ニルアルコ−ル、マレイン酸、その他の成分が共重合さ
れていても良い)、塩化ビニル−アクリル酸エステル共
重合樹脂(複数のアクリル酸エステルを用いた多成分共
重合樹脂を含む)、酢酸ビニル樹脂、ポリカ−ボネ−ト
あるいはセルロ−ス系樹脂から選択された少なくとも1
種を用いた時、記録感度が高くそして/あるいは色材層
に対する優れた熱融着防止特性を有しており良好であ
る。高分子のガラス転移点が、40℃〜150℃の範
囲、あるいは、高分子の平均重合度が200〜2700
の範囲のものが特に望ましい。受像体への染着層の転
写、あるいは受像体が例えば紙等の多孔質の場合、紙の
繊維中へ染着層樹脂を定着(充填あるいは注入)させる
目的に対し、平均重合度が1500以下の分子量の小さ
い高分子、あるいはフロ−軟化点が200℃以下の高分
子が特に望ましい。画像が形成された染着層が受像体上
に転写(あるいは受像体と一体化)されるため、染着層
は透明である方が望ましい。そのため、透明性の高い高
分子が望ましい。
【0054】染着層の高分子として特にポリビニルアセ
タ−ルが望ましい。ポリビニルアセタ−ルは、ポリビニ
ルアルコ−ルに各種アルデヒド例えば、ホルムアルデヒ
ド、アセトアルデヒド、プロピオンアルデヒド、ブチル
アルデヒド等を反応させて得られる樹脂である。例え
ば、ポリビニルホルマ−ル、アセトアセタ−ル化ポリビ
ニルアルコ−ル、プロピオンアセタ−ル化ポリビニルア
ルコ−ル、ポリビニルブチラ−ル等が特に有用である。
ポリビニルアセタ−ルは、ポリビニルアルコ−ルに各種
アルデヒドの混合物あるいはその他の反応性化合物を加
えて合成されたものでももちろん良い。ポリビニルアセ
タ−ルは、アセタ−ル構造という極性基を有しているた
め分散染料等に対し優れた染着性を示す。又、アセタ−
ル構造の末端には水素あるいはメチル基以上のアルキル
基という非極性基を有しているが特に、プロピオンアセ
タ−ル化ポリビニルアルコ−ルやポリビニルブチラ−ル
のようにアルキル基の長いもの程、熱融着防止特性が優
れている。
タ−ルが望ましい。ポリビニルアセタ−ルは、ポリビニ
ルアルコ−ルに各種アルデヒド例えば、ホルムアルデヒ
ド、アセトアルデヒド、プロピオンアルデヒド、ブチル
アルデヒド等を反応させて得られる樹脂である。例え
ば、ポリビニルホルマ−ル、アセトアセタ−ル化ポリビ
ニルアルコ−ル、プロピオンアセタ−ル化ポリビニルア
ルコ−ル、ポリビニルブチラ−ル等が特に有用である。
ポリビニルアセタ−ルは、ポリビニルアルコ−ルに各種
アルデヒドの混合物あるいはその他の反応性化合物を加
えて合成されたものでももちろん良い。ポリビニルアセ
タ−ルは、アセタ−ル構造という極性基を有しているた
め分散染料等に対し優れた染着性を示す。又、アセタ−
ル構造の末端には水素あるいはメチル基以上のアルキル
基という非極性基を有しているが特に、プロピオンアセ
タ−ル化ポリビニルアルコ−ルやポリビニルブチラ−ル
のようにアルキル基の長いもの程、熱融着防止特性が優
れている。
【0055】そのためアルキル基が長くアセタ−ル化度
が大きいもの程、熱融着防止特性が大きい。又、アルキ
ル基が長くアセタ−ル化度が大きいもの程、ガラス転移
点が低下する傾向を示すため、記録感度が大きくなるこ
とがわかった。以上の特性を有するためポリビニルアセ
タ−ルを染着層に使用した場合は、色材層に対し熱融着
しにくく、且つ、高い記録感度を示す。
が大きいもの程、熱融着防止特性が大きい。又、アルキ
ル基が長くアセタ−ル化度が大きいもの程、ガラス転移
点が低下する傾向を示すため、記録感度が大きくなるこ
とがわかった。以上の特性を有するためポリビニルアセ
タ−ルを染着層に使用した場合は、色材層に対し熱融着
しにくく、且つ、高い記録感度を示す。
【0056】記録感度あるいは受像体に対する転写特性
の観点からポリビニルアセタ−ルとして、平均重合度が
2700以下のポリビニルアルコ−ルから得られるポリ
ビニルアセタ−ルが望ましい。特に、フロ−軟化点が2
50℃以下が望ましい。フロ−軟化点(流出開始温度)
は、フロ−テスタ−による測定値である(昇温速度:6
℃/min、押出圧力:9.8×106 Pa、ダイ:φ
1mm ×10mm)。例えば受像体が紙の場合、紙の
繊維中へ染着層樹脂を注入させる目的から、平均重合度
が1500以下の分子量の小さいポリビニルアルコ−ル
から得られるポリビニルアセタ−ル、あるいはフロ−軟
化点が200℃以下のポリビニルアセタ−ルが特に望ま
しい。アセタ−ル化度が大きいもの程、色材層に対する
熱融着防止特性が大きいことから、アセタ−ル化度が5
0mol%以上である場合が望ましい。特に、ポリビニ
ルアセタ−ルのブチラ−ル化度が50mol%以上であ
る場合は、色材層に対する熱融着防止特性及び記録感度
が特に優れているため望ましい。又、ポリビニルブチラ
−ルは、ブチラ−ル化度が高い程および重合度が低い程
フロ−軟化点が低下して受像体に対する転写あるいは定
着特性が容易になるためブチラ−ル化度の高い、あるい
は低重合度のポリビニルブチラ−ルが特に有用である。
の観点からポリビニルアセタ−ルとして、平均重合度が
2700以下のポリビニルアルコ−ルから得られるポリ
ビニルアセタ−ルが望ましい。特に、フロ−軟化点が2
50℃以下が望ましい。フロ−軟化点(流出開始温度)
は、フロ−テスタ−による測定値である(昇温速度:6
℃/min、押出圧力:9.8×106 Pa、ダイ:φ
1mm ×10mm)。例えば受像体が紙の場合、紙の
繊維中へ染着層樹脂を注入させる目的から、平均重合度
が1500以下の分子量の小さいポリビニルアルコ−ル
から得られるポリビニルアセタ−ル、あるいはフロ−軟
化点が200℃以下のポリビニルアセタ−ルが特に望ま
しい。アセタ−ル化度が大きいもの程、色材層に対する
熱融着防止特性が大きいことから、アセタ−ル化度が5
0mol%以上である場合が望ましい。特に、ポリビニ
ルアセタ−ルのブチラ−ル化度が50mol%以上であ
る場合は、色材層に対する熱融着防止特性及び記録感度
が特に優れているため望ましい。又、ポリビニルブチラ
−ルは、ブチラ−ル化度が高い程および重合度が低い程
フロ−軟化点が低下して受像体に対する転写あるいは定
着特性が容易になるためブチラ−ル化度の高い、あるい
は低重合度のポリビニルブチラ−ルが特に有用である。
【0057】ポリビニルブチラ−ルとして、例えば、積
水化学工業株式会社の品種、BL−1(ブチラ−ル化度
=63±3mol%、フロ−軟化点、105℃)、BL
−2(ブチラ−ル化度=63±3mol%、フロ−軟化
点、120℃)、BH−S(ブチラ−ル化度=70mo
l%以上、フロ−軟化点、160℃)、BM−S(ブチ
ラ−ル化度=70mol%以上、フロ−軟化点、150
℃)、BL−S(ブチラ−ル化度=70mol%以上、
フロ−軟化点、110℃)、BH−3(ブチラ−ル化度
=65±3mol%、フロ−軟化点、205℃)、BM
−2(ブチラ−ル化度=68±3mol%、フロ−軟化
点、140℃)、BM−1(ブチラ−ル化度=65±3
mol%、フロ−軟化点、130℃)、BM−5(ブチ
ラ−ル化度=65±3mol%、フロ−軟化点、160
℃)等が特に有用である。ポリビニルアセタ−ルがフェ
ノ−ル樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、イソシアネ
−ト化合物、あるいはジアルデヒド化合物等と反応して
架橋構造を形成していても良い。ポリビニルアセタ−ル
は、常温で粘着性を示さないため記録画像の耐ブリ−ド
特性が良好で、又取扱も容易である。
水化学工業株式会社の品種、BL−1(ブチラ−ル化度
=63±3mol%、フロ−軟化点、105℃)、BL
−2(ブチラ−ル化度=63±3mol%、フロ−軟化
点、120℃)、BH−S(ブチラ−ル化度=70mo
l%以上、フロ−軟化点、160℃)、BM−S(ブチ
ラ−ル化度=70mol%以上、フロ−軟化点、150
℃)、BL−S(ブチラ−ル化度=70mol%以上、
フロ−軟化点、110℃)、BH−3(ブチラ−ル化度
=65±3mol%、フロ−軟化点、205℃)、BM
−2(ブチラ−ル化度=68±3mol%、フロ−軟化
点、140℃)、BM−1(ブチラ−ル化度=65±3
mol%、フロ−軟化点、130℃)、BM−5(ブチ
ラ−ル化度=65±3mol%、フロ−軟化点、160
℃)等が特に有用である。ポリビニルアセタ−ルがフェ
ノ−ル樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、イソシアネ
−ト化合物、あるいはジアルデヒド化合物等と反応して
架橋構造を形成していても良い。ポリビニルアセタ−ル
は、常温で粘着性を示さないため記録画像の耐ブリ−ド
特性が良好で、又取扱も容易である。
【0058】特に、ポリビニルアセタ−ルは、ポリエチ
レンテレフタレ−ト等のポリエステル基材上に染着層と
して形成した時、ポリエステルフイルムに対する接着性
が大変小さいため、容易にポリエステルフイルムから剥
離しやすいが、色材層との熱転写記録時には、基材上に
保持されており、又、受像体への転写時には、受像体へ
転写されやすい特性を有している。この理由は、色材層
と染着層との熱転写記録時においてポリビニルアセタ−
ルはガラス転移点以上の温度の熱軟化状態にあり、この
熱軟化状態においても同様に熱軟化状態にある色材層に
対する接着性が十分小さいことによりポリエステルフイ
ルム側にポリビニルアセタ−ルが保持されるものと考え
られる。以上のようにしてポリビニルアセタ−ル染着層
に画像が記録されると、ポリビニルアセタ−ル中に染料
が含有されるため染料を含まないポリビニルアセタ−ル
と比較してその軟化点が低下する。そのため、次に受像
体に染着層を転写する場合には、より受像体に染着層が
転写接着しやすくなるものと考えられる。受像体上への
転写は、特に受像体が普通紙等の場合、紙の繊維に染着
層樹脂が絡まるためより容易に転写される。又、色材層
の結着剤にブチラ−ル化度50mol%以上のポリビニ
ルブチラ−ルを用いた場合も、染着層に対する熱融着防
止特性が優れているため良好である。特に、色材層の結
着剤あるいは染着層の一方にブチラ−ル化度50mol
%以上のポリビニルブチラ−ルを使用し、他方にポリビ
ニルブチラ−ル以外の高分子を用いた場合は、性質の異
なる高分子との組合せにより熱融着防止特性が向上する
ため望ましい。特にポリビニルブチラ−ル以外の高分子
としてアクリロニトリル−スチレン共重合樹脂、ポリス
チレン、スチレン−アクリル共重合樹脂、飽和ポリエス
テル、ポリエステルウレタン、塩化ゴム、塩素化ポリプ
ロピレン、塩化ビニル樹脂、塩素化塩化ビニル樹脂、酢
酸ビニル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂、塩
化ビニル−アクリル酸エステル共重合樹脂、ポリカ−ボ
ネ−トあるいはセルロ−ス系樹脂等が良好である。
レンテレフタレ−ト等のポリエステル基材上に染着層と
して形成した時、ポリエステルフイルムに対する接着性
が大変小さいため、容易にポリエステルフイルムから剥
離しやすいが、色材層との熱転写記録時には、基材上に
保持されており、又、受像体への転写時には、受像体へ
転写されやすい特性を有している。この理由は、色材層
と染着層との熱転写記録時においてポリビニルアセタ−
ルはガラス転移点以上の温度の熱軟化状態にあり、この
熱軟化状態においても同様に熱軟化状態にある色材層に
対する接着性が十分小さいことによりポリエステルフイ
ルム側にポリビニルアセタ−ルが保持されるものと考え
られる。以上のようにしてポリビニルアセタ−ル染着層
に画像が記録されると、ポリビニルアセタ−ル中に染料
が含有されるため染料を含まないポリビニルアセタ−ル
と比較してその軟化点が低下する。そのため、次に受像
体に染着層を転写する場合には、より受像体に染着層が
転写接着しやすくなるものと考えられる。受像体上への
転写は、特に受像体が普通紙等の場合、紙の繊維に染着
層樹脂が絡まるためより容易に転写される。又、色材層
の結着剤にブチラ−ル化度50mol%以上のポリビニ
ルブチラ−ルを用いた場合も、染着層に対する熱融着防
止特性が優れているため良好である。特に、色材層の結
着剤あるいは染着層の一方にブチラ−ル化度50mol
%以上のポリビニルブチラ−ルを使用し、他方にポリビ
ニルブチラ−ル以外の高分子を用いた場合は、性質の異
なる高分子との組合せにより熱融着防止特性が向上する
ため望ましい。特にポリビニルブチラ−ル以外の高分子
としてアクリロニトリル−スチレン共重合樹脂、ポリス
チレン、スチレン−アクリル共重合樹脂、飽和ポリエス
テル、ポリエステルウレタン、塩化ゴム、塩素化ポリプ
ロピレン、塩化ビニル樹脂、塩素化塩化ビニル樹脂、酢
酸ビニル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂、塩
化ビニル−アクリル酸エステル共重合樹脂、ポリカ−ボ
ネ−トあるいはセルロ−ス系樹脂等が良好である。
【0059】染着層が、含フッ素湿分硬化型樹脂あるい
は含シロキサン湿分硬化型樹脂から選択される少なくと
も1種を少なくとも用いて形成されている時、熱融着防
止特性が特に優れているため、熱転写記録時に色材層と
熱融着をまったく発生しない。含フッ素湿分硬化型樹脂
及び含シロキサン湿分硬化型樹脂については、色材層の
項ですでに説明しているため説明を略す。染着層が含フ
ッ素湿分硬化型樹脂あるいは含シロキサン湿分硬化型樹
脂から選択された少なくとも1種とポリビニルブチラ−
ル、アセトアセタ−ル化ポリビニルアルコ−ル、ポリビ
ニルホルマ−ル、プロピオンアセタ−ル化ポリビニルア
ルコ−ル、アクリロニトリル−スチレン共重合樹脂、ポ
リスチレン、スチレン−アクリル共重合樹脂、飽和ポリ
エステル、ポリエステルウレタン、塩化ゴム、塩素化ポ
リプロピレン、塩化ビニル樹脂、塩素化塩化ビニル樹
脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂、塩化ビニル−
アクリル酸エステル共重合樹脂、酢酸ビニル樹脂、ポリ
カ−ボネ−トあるいはセルロ−ス系樹脂から選択された
少なくとも1種とを少なくとも用いて形成されている場
合は、特に良好である。特に熱融着防止特性に優れたポ
リビニルアセタ−ルと熱融着防止特性に優れた含フッ素
湿分硬化型樹脂そして/あるいは含シロキサン湿分硬化
型樹脂との組合せによる染着層は、色材層に対し優れた
熱融着防止特性を示す。染着層の項で述べたポリビニル
アセタ−ルに関する記述は、ポリビニルアセタ−ルを色
材層の結着剤として用いる場合にも有用である。
は含シロキサン湿分硬化型樹脂から選択される少なくと
も1種を少なくとも用いて形成されている時、熱融着防
止特性が特に優れているため、熱転写記録時に色材層と
熱融着をまったく発生しない。含フッ素湿分硬化型樹脂
及び含シロキサン湿分硬化型樹脂については、色材層の
項ですでに説明しているため説明を略す。染着層が含フ
ッ素湿分硬化型樹脂あるいは含シロキサン湿分硬化型樹
脂から選択された少なくとも1種とポリビニルブチラ−
ル、アセトアセタ−ル化ポリビニルアルコ−ル、ポリビ
ニルホルマ−ル、プロピオンアセタ−ル化ポリビニルア
ルコ−ル、アクリロニトリル−スチレン共重合樹脂、ポ
リスチレン、スチレン−アクリル共重合樹脂、飽和ポリ
エステル、ポリエステルウレタン、塩化ゴム、塩素化ポ
リプロピレン、塩化ビニル樹脂、塩素化塩化ビニル樹
脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂、塩化ビニル−
アクリル酸エステル共重合樹脂、酢酸ビニル樹脂、ポリ
カ−ボネ−トあるいはセルロ−ス系樹脂から選択された
少なくとも1種とを少なくとも用いて形成されている場
合は、特に良好である。特に熱融着防止特性に優れたポ
リビニルアセタ−ルと熱融着防止特性に優れた含フッ素
湿分硬化型樹脂そして/あるいは含シロキサン湿分硬化
型樹脂との組合せによる染着層は、色材層に対し優れた
熱融着防止特性を示す。染着層の項で述べたポリビニル
アセタ−ルに関する記述は、ポリビニルアセタ−ルを色
材層の結着剤として用いる場合にも有用である。
【0060】本願の記録方法の中で少なくとも受像体へ
染着層が転写されるプロセスがある記録方法に使用され
る転写体は、従来の受像体上に設けられた染着層に記録
する場合とは異なり、最初に染着層に記録する時には、
染着層が色材層側に剥離せず、記録後に受像体上に剥離
する特性が必要とされるため、色材層と染着層間の熱融
着防止特性が特に重要である。特に、基材上に離型層を
設けた場合は、色材層との記録時に染着層が離型層から
剥離しやすいが、ブチラ−ル化度が50mol%以上の
ポリビニルブチラ−ルあるいは含フッ素湿分硬化型樹脂
あるいは含シロキサン湿分硬化型樹脂から選択される少
なくとも1種を色材層あるいは染着層に用いることによ
り安定に染着層に画像記録できる。
染着層が転写されるプロセスがある記録方法に使用され
る転写体は、従来の受像体上に設けられた染着層に記録
する場合とは異なり、最初に染着層に記録する時には、
染着層が色材層側に剥離せず、記録後に受像体上に剥離
する特性が必要とされるため、色材層と染着層間の熱融
着防止特性が特に重要である。特に、基材上に離型層を
設けた場合は、色材層との記録時に染着層が離型層から
剥離しやすいが、ブチラ−ル化度が50mol%以上の
ポリビニルブチラ−ルあるいは含フッ素湿分硬化型樹脂
あるいは含シロキサン湿分硬化型樹脂から選択される少
なくとも1種を色材層あるいは染着層に用いることによ
り安定に染着層に画像記録できる。
【0061】離型層59は、特に限定されない。例え
ば、離型層が含フッ素湿分硬化型樹脂あるいは含シロキ
サン湿分硬化型樹脂から選択された少なくとも1種を少
なくとも使用して形成されている時、特に優れた離型特
性を示す。あるいは、離型層が含フッ素湿分硬化型樹脂
あるいは含シロキサン湿分硬化型樹脂から選択された少
なくとも1種と高分子物質とを少なくとも使用して形成
されていてもよい。あるいは、離型層が以下に示す各種
離型剤あるいは各種離型剤と高分子物質とにより形成さ
れていても良い。例えば、シリコ−ン系離型剤として
は、ジメチルシリコ−ンオイル、フェニルシリコ−ンオ
イル、フッ素シリコ−ンオイルに代表される安定性の優
れた各種シリコ−ンオイル、SiH変性、シラノ−ル変
性、アルコキシ変性、エポキシ変性、アミノ変性、カル
ボキシル変性、アルコ−ル変性、メルカプト変性、ビニ
ル変性、ポリエ−テル変性、フッ素変性、高級脂肪酸変
性、カルナバ変性、アミド変性、アルキルアリル変性等
の各種反応性あるいは各種変性シリコ−ンオイル、熱加
硫型、室温硬化型、液状等の各種シリコ−ンゴム、縮合
反応型、付加反応型、過酸化物硬化反応型等の各種シリ
コ−ン樹脂、各種シリコ−ンエマルジョン、各種シリコ
−ン樹脂粉末、シリコ−ンゴム粉末等がある。
ば、離型層が含フッ素湿分硬化型樹脂あるいは含シロキ
サン湿分硬化型樹脂から選択された少なくとも1種を少
なくとも使用して形成されている時、特に優れた離型特
性を示す。あるいは、離型層が含フッ素湿分硬化型樹脂
あるいは含シロキサン湿分硬化型樹脂から選択された少
なくとも1種と高分子物質とを少なくとも使用して形成
されていてもよい。あるいは、離型層が以下に示す各種
離型剤あるいは各種離型剤と高分子物質とにより形成さ
れていても良い。例えば、シリコ−ン系離型剤として
は、ジメチルシリコ−ンオイル、フェニルシリコ−ンオ
イル、フッ素シリコ−ンオイルに代表される安定性の優
れた各種シリコ−ンオイル、SiH変性、シラノ−ル変
性、アルコキシ変性、エポキシ変性、アミノ変性、カル
ボキシル変性、アルコ−ル変性、メルカプト変性、ビニ
ル変性、ポリエ−テル変性、フッ素変性、高級脂肪酸変
性、カルナバ変性、アミド変性、アルキルアリル変性等
の各種反応性あるいは各種変性シリコ−ンオイル、熱加
硫型、室温硬化型、液状等の各種シリコ−ンゴム、縮合
反応型、付加反応型、過酸化物硬化反応型等の各種シリ
コ−ン樹脂、各種シリコ−ンエマルジョン、各種シリコ
−ン樹脂粉末、シリコ−ンゴム粉末等がある。
【0062】フッ素系離型剤としては、ポリテトラフル
オロエチレン、テトラフルオロエチレン−パ−フルオロ
アルキルビニルエ−テル共重合体等の各種フッ素樹脂、
ビニリデンフルオライド−ヘキサフルオロプロピレン系
ゴム等の各種フッ素ゴム、各種フッ素系界面活性剤、フ
ッ化カ−ボン、各種フッ素ゴムラテックス、含フッ素樹
脂等が有用である。又、各種脂肪酸エステル、各種ワッ
クス、各種オイル等の離型剤が有用である。離型層59
に高分子を用いる場合は、高分子として特に限定され
ず、例えば高分子物質層66について述べる各種高分子
等を用いることができる。必要ならば、上記に述べた各
種離型剤とともに使用しても良い。特に、熱、光あるい
は電子線等による各種硬化性樹脂が有用である。基材と
離型層との間に接着層等を設けても良い。転写体と受像
体とが一体化されて画像を有する受像体を得る場合は、
離型層の透明性が優れていることが望ましい。
オロエチレン、テトラフルオロエチレン−パ−フルオロ
アルキルビニルエ−テル共重合体等の各種フッ素樹脂、
ビニリデンフルオライド−ヘキサフルオロプロピレン系
ゴム等の各種フッ素ゴム、各種フッ素系界面活性剤、フ
ッ化カ−ボン、各種フッ素ゴムラテックス、含フッ素樹
脂等が有用である。又、各種脂肪酸エステル、各種ワッ
クス、各種オイル等の離型剤が有用である。離型層59
に高分子を用いる場合は、高分子として特に限定され
ず、例えば高分子物質層66について述べる各種高分子
等を用いることができる。必要ならば、上記に述べた各
種離型剤とともに使用しても良い。特に、熱、光あるい
は電子線等による各種硬化性樹脂が有用である。基材と
離型層との間に接着層等を設けても良い。転写体と受像
体とが一体化されて画像を有する受像体を得る場合は、
離型層の透明性が優れていることが望ましい。
【0063】高分子物質層66は、少なくとも高分子を
用いて形成されている。高分子は、特に限定されない。
高分子として例えば、各種熱可塑性樹脂、熱、光あるい
は電子線等による各種硬化性樹脂を用いることができ
る。例えば、アクリル系、ウレタン系、アミド系、エス
テル系、セルロ−ス系、スチレン系、オレフイン系等の
各種樹脂を用いることができる。光あるいは電子線硬化
型樹脂として例えば、ポリエステルアクリレ−ト、エポ
キシアクリレ−ト、ウレタンアクリレ−ト、シリコ−ン
アクリレ−ト等の各種アクリレ−ト樹脂、不飽和シクロ
アセタ−ル化合物あるいはエポキシ樹脂が有用である。
水溶性、あるいは水分散性樹脂は、染着層塗工に対する
下塗層として耐溶剤性が優れているため有用である。特
に高分子物質層がポリビニルアルコ−ル、ポリビニルア
ルコ−ル誘導体、セルロ−ス誘導体、加工デンプン、デ
ンプン誘導体、塩素化樹脂、あるいはポリカ−ボネ−ト
から選択される少なくとも1種を少なくとも用いて形成
されている場合は、トルエン等の芳香族系溶剤や、2−
ブタノン等のケトン系溶剤を用いた染着層形成塗料に対
する塗工時の耐溶剤性に優れ、又、代表的な基材である
ポリエステルフイルムに対する接着性もあまり強くない
ためポリエステルフイルムから剥離しやすい特徴を有す
る。ポリビニルアルコ−ル誘導体としては、例えば染着
層で述べた各種ポリビニルアセタ−ル等がある。セルロ
−ス誘導体としては、例えばメチルセルロ−ス、エチル
セルロ−ス、ヒドロキシエチルセルロ−ス、カルボキシ
メチルセルロ−ス、ニトロセルロ−ス、酢酸セルロ−ス
等がある。加工デンプンとしては、例えば酸化デンプ
ン、酵素処理デンプン等がある。デンプン誘導体として
は、例えばヒドロキシエチルデンプン、カルボキシメチ
ルデンプン、シアノエチル化デンプン等がある。塩素化
樹脂としては、例えば塩素化ポリエチレン、塩素化ポリ
プロピレン、塩化ゴム等がある。これらの樹脂はいずれ
も常温で粘着性を示さないため、染着層と隣接していて
も染着層の記録画像の染料に対する耐ブリ−ド特性が良
好であり、取扱も容易である。高分子として、記録画像
の保存信頼性の観点からガラス転移点が、50℃以上の
ものが望ましい。又、受像体として例えば紙を使用した
時、紙の繊維中へ高分子を注入させる目的に対し高分子
の平均重合度が200〜2700の範囲、あるいはフロ
−軟化点が80〜250℃の範囲の高分子が望ましい。
特に、平均重合度が1500以下、あるいはフロ−軟化
点が200℃以下の高分子が特に望ましい。
用いて形成されている。高分子は、特に限定されない。
高分子として例えば、各種熱可塑性樹脂、熱、光あるい
は電子線等による各種硬化性樹脂を用いることができ
る。例えば、アクリル系、ウレタン系、アミド系、エス
テル系、セルロ−ス系、スチレン系、オレフイン系等の
各種樹脂を用いることができる。光あるいは電子線硬化
型樹脂として例えば、ポリエステルアクリレ−ト、エポ
キシアクリレ−ト、ウレタンアクリレ−ト、シリコ−ン
アクリレ−ト等の各種アクリレ−ト樹脂、不飽和シクロ
アセタ−ル化合物あるいはエポキシ樹脂が有用である。
水溶性、あるいは水分散性樹脂は、染着層塗工に対する
下塗層として耐溶剤性が優れているため有用である。特
に高分子物質層がポリビニルアルコ−ル、ポリビニルア
ルコ−ル誘導体、セルロ−ス誘導体、加工デンプン、デ
ンプン誘導体、塩素化樹脂、あるいはポリカ−ボネ−ト
から選択される少なくとも1種を少なくとも用いて形成
されている場合は、トルエン等の芳香族系溶剤や、2−
ブタノン等のケトン系溶剤を用いた染着層形成塗料に対
する塗工時の耐溶剤性に優れ、又、代表的な基材である
ポリエステルフイルムに対する接着性もあまり強くない
ためポリエステルフイルムから剥離しやすい特徴を有す
る。ポリビニルアルコ−ル誘導体としては、例えば染着
層で述べた各種ポリビニルアセタ−ル等がある。セルロ
−ス誘導体としては、例えばメチルセルロ−ス、エチル
セルロ−ス、ヒドロキシエチルセルロ−ス、カルボキシ
メチルセルロ−ス、ニトロセルロ−ス、酢酸セルロ−ス
等がある。加工デンプンとしては、例えば酸化デンプ
ン、酵素処理デンプン等がある。デンプン誘導体として
は、例えばヒドロキシエチルデンプン、カルボキシメチ
ルデンプン、シアノエチル化デンプン等がある。塩素化
樹脂としては、例えば塩素化ポリエチレン、塩素化ポリ
プロピレン、塩化ゴム等がある。これらの樹脂はいずれ
も常温で粘着性を示さないため、染着層と隣接していて
も染着層の記録画像の染料に対する耐ブリ−ド特性が良
好であり、取扱も容易である。高分子として、記録画像
の保存信頼性の観点からガラス転移点が、50℃以上の
ものが望ましい。又、受像体として例えば紙を使用した
時、紙の繊維中へ高分子を注入させる目的に対し高分子
の平均重合度が200〜2700の範囲、あるいはフロ
−軟化点が80〜250℃の範囲の高分子が望ましい。
特に、平均重合度が1500以下、あるいはフロ−軟化
点が200℃以下の高分子が特に望ましい。
【0064】高分子物質層66が、含フッ素湿分硬化型
樹脂あるいは含シロキサン湿分硬化型樹脂から選択され
た少なくとも1種と高分子とを少なくとも用いて形成さ
れている場合は、基材に対する高分子物質層の離型性を
容易に制御しやすいため有用である。高分子物質層66
は受像体上に転写(あるいは受像体と一体化)されるた
め、高分子物質層は透明である方が望ましい。そのた
め、透明性の高い高分子が望ましい。
樹脂あるいは含シロキサン湿分硬化型樹脂から選択され
た少なくとも1種と高分子とを少なくとも用いて形成さ
れている場合は、基材に対する高分子物質層の離型性を
容易に制御しやすいため有用である。高分子物質層66
は受像体上に転写(あるいは受像体と一体化)されるた
め、高分子物質層は透明である方が望ましい。そのた
め、透明性の高い高分子が望ましい。
【0065】高分子物質層66は、基材と染着層55と
の間、あるいは離型層59と染着層55との間の接着性
調節層、あるいは染着層55の薄膜塗工に対する下塗層
としての効果を得ることが出来、又、受像体上に転写さ
れて受像体上にある場合は、染着層上に位置しているた
め染着層の耐光性、耐擦性等の保護層、あるいは受像体
の画像表面に対する鉛筆筆記性層等の効果を得ることが
出来る。高分子物質層は、多層構成でも良い。高分子物
質層は、塗工、ホットメルト等により形成された層ある
いは、高分子フイルムであっても良い。
の間、あるいは離型層59と染着層55との間の接着性
調節層、あるいは染着層55の薄膜塗工に対する下塗層
としての効果を得ることが出来、又、受像体上に転写さ
れて受像体上にある場合は、染着層上に位置しているた
め染着層の耐光性、耐擦性等の保護層、あるいは受像体
の画像表面に対する鉛筆筆記性層等の効果を得ることが
出来る。高分子物質層は、多層構成でも良い。高分子物
質層は、塗工、ホットメルト等により形成された層ある
いは、高分子フイルムであっても良い。
【0066】色材層、染着層あるいは高分子物質層に
は、色材層と染着層間との熱融着防止あるいは基材と染
着層(あるいは高分子物質層)間との剥離特性のため、
少なくともその表面に上記の離型層の説明で示した各種
離型剤が単独あるいは併用して含まれていても良い。染
着層(あるいは高分子物質層と染着層)が、紙、OHP
フイルム等の受像体に転写された時その表面に鉛筆等に
対する筆記性が要求される場合がある。染着層あるいは
高分子物質層に良好な筆記性を与えるため、例えば合成
非晶質シリカ、酸化チタン、炭酸カルシウム、アルミナ
等の各種微粒子、あるいは透明微粒子等を添加しても良
い。特に、染着層(あるいは高分子物質層と染着層)を
紙の繊維間内部にまで十分定着処理した場合は、微粒子
が含有されていなくとも大変優れた筆記性を示す。もち
ろん、微粒子等が添加されていても良い。転写体の染着
層部分が受像体と一体化された時、画像表面に基材がラ
ミネ−トされた状態になるため基材表面が筆記性を有し
ていても良い。例えば、疎面化されたフイルム、あるい
は塗工により筆記性が付与されたフイルムを基材として
用いると有効である。
は、色材層と染着層間との熱融着防止あるいは基材と染
着層(あるいは高分子物質層)間との剥離特性のため、
少なくともその表面に上記の離型層の説明で示した各種
離型剤が単独あるいは併用して含まれていても良い。染
着層(あるいは高分子物質層と染着層)が、紙、OHP
フイルム等の受像体に転写された時その表面に鉛筆等に
対する筆記性が要求される場合がある。染着層あるいは
高分子物質層に良好な筆記性を与えるため、例えば合成
非晶質シリカ、酸化チタン、炭酸カルシウム、アルミナ
等の各種微粒子、あるいは透明微粒子等を添加しても良
い。特に、染着層(あるいは高分子物質層と染着層)を
紙の繊維間内部にまで十分定着処理した場合は、微粒子
が含有されていなくとも大変優れた筆記性を示す。もち
ろん、微粒子等が添加されていても良い。転写体の染着
層部分が受像体と一体化された時、画像表面に基材がラ
ミネ−トされた状態になるため基材表面が筆記性を有し
ていても良い。例えば、疎面化されたフイルム、あるい
は塗工により筆記性が付与されたフイルムを基材として
用いると有効である。
【0067】又、染着層(あるいは高分子物質層)に
は、画像耐光性等を良好にするために紫外線吸収剤、酸
化防止剤、蛍光剤等が添加されていても良い。高分子物
質層は染着層の耐光性保護層として機能するために、紫
外線吸収剤、酸化防止剤等が添加されているとより効果
的である。基材あるいは離型層も受像体と一体化された
とき染着層の耐光性保護層として機能するために、紫外
線吸収剤、酸化防止剤等が添加されている、あるいは紫
外線吸収剤、酸化防止剤等が添加された層を有している
とより効果的である。又、高分子物質層は、染着層のよ
うに色材層の色素に対して染着あるいは発色する高分子
物質層であっても良い。
は、画像耐光性等を良好にするために紫外線吸収剤、酸
化防止剤、蛍光剤等が添加されていても良い。高分子物
質層は染着層の耐光性保護層として機能するために、紫
外線吸収剤、酸化防止剤等が添加されているとより効果
的である。基材あるいは離型層も受像体と一体化された
とき染着層の耐光性保護層として機能するために、紫外
線吸収剤、酸化防止剤等が添加されている、あるいは紫
外線吸収剤、酸化防止剤等が添加された層を有している
とより効果的である。又、高分子物質層は、染着層のよ
うに色材層の色素に対して染着あるいは発色する高分子
物質層であっても良い。
【0068】色材層、染着層、離型層あるいは高分子物
質層に各種帯電防止剤等が添加されていても良い。色材
層あるいは離型層に各種微粒子等が添加されていても良
い。転写体は、色材層と染着層(あるいは積層物)以外
に例えば、白色隠蔽層、粘着層、顔料インキ層等の各種
転写層、非転写層あるいは各種積層物等を有していても
良い。
質層に各種帯電防止剤等が添加されていても良い。色材
層あるいは離型層に各種微粒子等が添加されていても良
い。転写体は、色材層と染着層(あるいは積層物)以外
に例えば、白色隠蔽層、粘着層、顔料インキ層等の各種
転写層、非転写層あるいは各種積層物等を有していても
良い。
【0069】受像体は、非塗工紙、塗工紙、フイルム、
シ−ト、合成紙、連続受像体あるいはカット受像体等、
特にその材質、紙質、形態等に限定されないで使用でき
る。
シ−ト、合成紙、連続受像体あるいはカット受像体等、
特にその材質、紙質、形態等に限定されないで使用でき
る。
【0070】以上、本発明の熱転写記録方法あるいは転
写体を用いることにより、普通紙、OHP用の透明フイ
ルム、表面粗さの大きいボンド紙、塗工紙、塗工フイル
ム等いずれの形態の記録用紙に対しても高画質記録が可
能である、又、タックシ−トの様な取扱上問題がある余
分なシ−トを必要としないで記録することができる。
写体を用いることにより、普通紙、OHP用の透明フイ
ルム、表面粗さの大きいボンド紙、塗工紙、塗工フイル
ム等いずれの形態の記録用紙に対しても高画質記録が可
能である、又、タックシ−トの様な取扱上問題がある余
分なシ−トを必要としないで記録することができる。
【0071】以下、具体的実施例を示す。 (実施例1)ポリエチレンテレフタレ−ト(以下、PE
Tと略す)フイルム(厚さ、4μm、幅100mm)の
下面には200mm間隔で滑性耐熱層が有る部分と無い
部分とが交互に形成されており、又、上面には下面の滑
性耐熱層が有る部分に対応する上面部分にだけアンカ−
コ−ト層が設けられた、すなわちアンカ−コ−ト層も2
00mm間隔でアンカ−コ−ト層が有る部分と無い部分
が交互に形成されているフイルムを基材として使用し
た。アンカ−コ−ト層は、飽和ポリエステル樹脂3重量
部、コロネ−トL(日本ポリウレタン工業株式会社)
0.5重量部、トルエン70重量部、2−ブタノン70
重量部からなる塗料をPETフイルムに塗工乾燥して形
成(膜厚、0.1μm)した。この基材の上面のアンカ
−コ−ト層が無い部分にポリビニルブチラ−ル樹脂(B
L−S、平均重合度:約350、積水化学工業株式会
社)4重量部、含フッ素アクリルシリコン樹脂溶液(F
−2A,有効成分48wt%,三洋化成工業株式会社)
0.9重量部、ジ−n−ブチル錫ジラウレ−ト0.00
4重量部、トルエン18重量部、2−ブタノン18重量
部からなる塗料をワイヤ−バ−で塗工乾燥後、100
℃、30分間熱処理して厚さ約2μm、幅約100m
m、長さ約100mmの染着層を形成した。
Tと略す)フイルム(厚さ、4μm、幅100mm)の
下面には200mm間隔で滑性耐熱層が有る部分と無い
部分とが交互に形成されており、又、上面には下面の滑
性耐熱層が有る部分に対応する上面部分にだけアンカ−
コ−ト層が設けられた、すなわちアンカ−コ−ト層も2
00mm間隔でアンカ−コ−ト層が有る部分と無い部分
が交互に形成されているフイルムを基材として使用し
た。アンカ−コ−ト層は、飽和ポリエステル樹脂3重量
部、コロネ−トL(日本ポリウレタン工業株式会社)
0.5重量部、トルエン70重量部、2−ブタノン70
重量部からなる塗料をPETフイルムに塗工乾燥して形
成(膜厚、0.1μm)した。この基材の上面のアンカ
−コ−ト層が無い部分にポリビニルブチラ−ル樹脂(B
L−S、平均重合度:約350、積水化学工業株式会
社)4重量部、含フッ素アクリルシリコン樹脂溶液(F
−2A,有効成分48wt%,三洋化成工業株式会社)
0.9重量部、ジ−n−ブチル錫ジラウレ−ト0.00
4重量部、トルエン18重量部、2−ブタノン18重量
部からなる塗料をワイヤ−バ−で塗工乾燥後、100
℃、30分間熱処理して厚さ約2μm、幅約100m
m、長さ約100mmの染着層を形成した。
【0072】次に、基材のアンカ−コ−ト層上に下記の
塗料をワイヤ−バ−で塗工乾燥して厚さ約1μm、幅約
100mm,長さ約100mmの昇華型色素を有する色
材層を形成し、基材上に染着層と色材層とが交互に形成
された転写体を得た。 (塗料) アゾ系分散染料 2.8重量部 ポリビニルブチラ−ル樹脂 4重量部 (BH−S,積水化学工業株式会社) アミド変性シリコ−ンオイル 0.02重量部 トルエン 25重量部 2−ブタノン 25重量部 次に、交互に存在する色材層と染着層から任意に1組選
んだ色材層面と染着層面とが向き合うように折り重ねた
転写体を約3kgの押圧がかけられたサ−マルヘッドと
プラテン間に滑性耐熱層をサ−マルヘッド側にして挟み
込み下記の記録条件にて染着層部分に記録した。
塗料をワイヤ−バ−で塗工乾燥して厚さ約1μm、幅約
100mm,長さ約100mmの昇華型色素を有する色
材層を形成し、基材上に染着層と色材層とが交互に形成
された転写体を得た。 (塗料) アゾ系分散染料 2.8重量部 ポリビニルブチラ−ル樹脂 4重量部 (BH−S,積水化学工業株式会社) アミド変性シリコ−ンオイル 0.02重量部 トルエン 25重量部 2−ブタノン 25重量部 次に、交互に存在する色材層と染着層から任意に1組選
んだ色材層面と染着層面とが向き合うように折り重ねた
転写体を約3kgの押圧がかけられたサ−マルヘッドと
プラテン間に滑性耐熱層をサ−マルヘッド側にして挟み
込み下記の記録条件にて染着層部分に記録した。
【0073】 記録速度: 33.3ms/line 記録パルス幅: 2〜8ms 最大記録エネルギ−: 6J/cm2 記録後、2つ折りにした転写体を開くと染着層面と色材
層面間は、熱融着が無く容易に剥離し、染着層に階調パ
タ−ンが明瞭に記録されていた。次に、この転写体の画
像記録された染着層面上に普通紙(上質紙)を重ねた状
態で転写体と普通紙とを約180℃のシリコ−ンゴム被
覆金属ロ−ル間(ロ−ル間圧力約5Kg)に通した後、
普通紙から転写体を剥すと転写体の基材は染着層から容
易に剥離し、染着層が普通紙上にきれいに転写してい
た。
層面間は、熱融着が無く容易に剥離し、染着層に階調パ
タ−ンが明瞭に記録されていた。次に、この転写体の画
像記録された染着層面上に普通紙(上質紙)を重ねた状
態で転写体と普通紙とを約180℃のシリコ−ンゴム被
覆金属ロ−ル間(ロ−ル間圧力約5Kg)に通した後、
普通紙から転写体を剥すと転写体の基材は染着層から容
易に剥離し、染着層が普通紙上にきれいに転写してい
た。
【0074】以上の様にして得られた普通紙上の転写画
像は、パルス幅8msにおいて1.6の反射記録濃度を
有し低記録濃度から高記録濃度まで均一ドットを有する
高画質画像であった。
像は、パルス幅8msにおいて1.6の反射記録濃度を
有し低記録濃度から高記録濃度まで均一ドットを有する
高画質画像であった。
【0075】(実施例2)実施例1の基材を使用する。
この基材の上面のアンカ−コ−ト層が無い部分にポリビ
ニルブチラ−ル樹脂(BM−S、平均重合度:約85
0、積水化学工業株式会社)4重量部、含シロキサンア
クリルシリコン樹脂溶液(F−6A、有効成分54wt
%、三洋化成工業株式会社)0.44重量部、ジ−n−
ブチル錫ジラウレ−ト0.003重量部、トルエン18
重量部、2−ブタノン18重量部からなる塗料をワイヤ
−バ−で塗工乾燥後、100℃、30分間熱処理して厚
さ約2μm、幅約100mm,長さ約100mmの染着
層を形成した。
この基材の上面のアンカ−コ−ト層が無い部分にポリビ
ニルブチラ−ル樹脂(BM−S、平均重合度:約85
0、積水化学工業株式会社)4重量部、含シロキサンア
クリルシリコン樹脂溶液(F−6A、有効成分54wt
%、三洋化成工業株式会社)0.44重量部、ジ−n−
ブチル錫ジラウレ−ト0.003重量部、トルエン18
重量部、2−ブタノン18重量部からなる塗料をワイヤ
−バ−で塗工乾燥後、100℃、30分間熱処理して厚
さ約2μm、幅約100mm,長さ約100mmの染着
層を形成した。
【0076】次に、基材のアンカ−コ−ト層上に下記の
塗料をワイヤ−バ−で塗工乾燥して厚さ約1μm、幅約
100mm,長さ約100mmの昇華型色素を有する色
材層を形成し、基材上に染着層と色材層とが交互に形成
された転写体を得た。 (塗料) アゾ系分散染料 2.8重量部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体(平均重合度約42
0、ガラス転移点70℃)4重量部 含フッ素アクリルシリコン樹脂溶液(F−2A)0.2
5重量部 ジ−n−ブチル錫ジラウレ−ト0.002重量部 トルエン 25重量部 2−ブタノン 25重量部 次に、転写体を2つ折りにして1組の色材層面と染着層
面とを重ね、以下実施例1と同様にして染着層に階調画
像を記録した。記録後、2つ折りにした転写体を開くと
染着層面と色材層面間は、熱融着が無く容易に剥離し、
染着層に階調パタ−ンが明瞭に記録されていた。
塗料をワイヤ−バ−で塗工乾燥して厚さ約1μm、幅約
100mm,長さ約100mmの昇華型色素を有する色
材層を形成し、基材上に染着層と色材層とが交互に形成
された転写体を得た。 (塗料) アゾ系分散染料 2.8重量部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体(平均重合度約42
0、ガラス転移点70℃)4重量部 含フッ素アクリルシリコン樹脂溶液(F−2A)0.2
5重量部 ジ−n−ブチル錫ジラウレ−ト0.002重量部 トルエン 25重量部 2−ブタノン 25重量部 次に、転写体を2つ折りにして1組の色材層面と染着層
面とを重ね、以下実施例1と同様にして染着層に階調画
像を記録した。記録後、2つ折りにした転写体を開くと
染着層面と色材層面間は、熱融着が無く容易に剥離し、
染着層に階調パタ−ンが明瞭に記録されていた。
【0077】次に受像体として表面平滑性の悪いボンド
紙(コットン100%)を用い、画像記録された染着層
面にボンド紙が重なる様に転写体とボンド紙とを重ねた
状態で実施例1と同様に加熱ロ−ル(温度約200℃)
間を通した後、ボンド紙から転写体を剥すと染着層が転
写体の基材から離れてボンド紙上にきれいに転写してい
た。得られた画像は、パルス幅8msにおいて記録濃度
1.55であった。ボンド紙の様に表面平滑性の悪い紙
に転写された画像も、低記録濃度から高記録濃度まで均
一ドットを有する高画質画像であった。
紙(コットン100%)を用い、画像記録された染着層
面にボンド紙が重なる様に転写体とボンド紙とを重ねた
状態で実施例1と同様に加熱ロ−ル(温度約200℃)
間を通した後、ボンド紙から転写体を剥すと染着層が転
写体の基材から離れてボンド紙上にきれいに転写してい
た。得られた画像は、パルス幅8msにおいて記録濃度
1.55であった。ボンド紙の様に表面平滑性の悪い紙
に転写された画像も、低記録濃度から高記録濃度まで均
一ドットを有する高画質画像であった。
【0078】(実施例3)実施例2の転写体を用いて実
施例1と同様にして転写体の染着層に階調画像を記録し
た。次に受像体としてOHP用の透明PETシ−トを用
いた。転写体の画像記録された染着層面上にこのOHP
シ−トを重ねた状態で実施例1と同様に加熱ロ−ル間を
通した後、OHPシ−トから転写体を剥すと染着層がO
HPシ−ト上にきれいに転写していた。このOHPに転
写された画像は、パルス幅8msにおいて0.86の透
過記録濃度を有し低記録濃度から高記録濃度まで均一ド
ットを有し、且つ透明度の優れた高画質画像であった。
施例1と同様にして転写体の染着層に階調画像を記録し
た。次に受像体としてOHP用の透明PETシ−トを用
いた。転写体の画像記録された染着層面上にこのOHP
シ−トを重ねた状態で実施例1と同様に加熱ロ−ル間を
通した後、OHPシ−トから転写体を剥すと染着層がO
HPシ−ト上にきれいに転写していた。このOHPに転
写された画像は、パルス幅8msにおいて0.86の透
過記録濃度を有し低記録濃度から高記録濃度まで均一ド
ットを有し、且つ透明度の優れた高画質画像であった。
【0079】(実施例4)実施例1の基材を使用する。
この基材の上面のアンカ−コ−ト層が無い部分にシリコ
−ン離型剤(PRX305デイスパ−ジョン、東レ・ダ
ウコ−ニング・シリコ−ン株式会社)10重量部、トル
エン10重量部からなる塗料をワイヤ−バ−で塗工乾燥
後、100℃、1時間熱処理して厚さ約2μm、幅約1
00mm,長さ約150mmのシリコ−ンゴム離型層を
形成した。この離型層上に実施例1と同一組成の染着層
を実施例1と同様にして設けた。次に、基材のアンカ−
コ−ト層上に実施例1と同一の色材層を形成し、基材上
に離型層と染着層とからなる順次積層物と、色材層とが
交互に形成された転写体を得た。
この基材の上面のアンカ−コ−ト層が無い部分にシリコ
−ン離型剤(PRX305デイスパ−ジョン、東レ・ダ
ウコ−ニング・シリコ−ン株式会社)10重量部、トル
エン10重量部からなる塗料をワイヤ−バ−で塗工乾燥
後、100℃、1時間熱処理して厚さ約2μm、幅約1
00mm,長さ約150mmのシリコ−ンゴム離型層を
形成した。この離型層上に実施例1と同一組成の染着層
を実施例1と同様にして設けた。次に、基材のアンカ−
コ−ト層上に実施例1と同一の色材層を形成し、基材上
に離型層と染着層とからなる順次積層物と、色材層とが
交互に形成された転写体を得た。
【0080】次に、転写体を2つ折りにして1組の色材
層面と染着層面とを重ね、以下実施例1と同様にして染
着層に階調画像を記録した。記録後、2つ折りにした転
写体を開くと染着層面と色材層面間は、熱融着が無く容
易に剥離し、染着層に階調パタ−ンが明瞭に記録されて
いた。
層面と染着層面とを重ね、以下実施例1と同様にして染
着層に階調画像を記録した。記録後、2つ折りにした転
写体を開くと染着層面と色材層面間は、熱融着が無く容
易に剥離し、染着層に階調パタ−ンが明瞭に記録されて
いた。
【0081】次にこの画像記録した染着層部分とボンド
紙とを組合せ実施例1と同様な方法で加熱ロ−ル間を通
した後、ボンド紙から転写体を剥すと染着層が転写体の
離型層から離れてボンド紙上にきれいに転写していた。
得られた画像は、パルス幅8msにおいて1.58の記
録濃度を有し低記録濃度から高記録濃度まで均一ドット
を有する高画質画像であった。
紙とを組合せ実施例1と同様な方法で加熱ロ−ル間を通
した後、ボンド紙から転写体を剥すと染着層が転写体の
離型層から離れてボンド紙上にきれいに転写していた。
得られた画像は、パルス幅8msにおいて1.58の記
録濃度を有し低記録濃度から高記録濃度まで均一ドット
を有する高画質画像であった。
【0082】(実施例5)実施例1の基材を使用する。
この基材の上面のアンカ−コ−ト層が無い部分にポリビ
ニルブチラ−ル樹脂(BX−1、積水化学工業株式会
社)5重量部、トルエン50重量部、2−ブタノン50
重量部からなる塗料を塗工して厚さ約1.5μm、幅約
100mm,長さ約100mmの高分子物質層を形成し
た。この高分子物質層上に実施例1と同一組成の染着層
を実施例1と同様にして設けた。次に、基材のアンカ−
コ−ト層上に実施例1と同一の色材層を形成し、基材上
に高分子物質層と染着層とからなる順次積層物と、色材
層とが交互に形成された転写体を得た。
この基材の上面のアンカ−コ−ト層が無い部分にポリビ
ニルブチラ−ル樹脂(BX−1、積水化学工業株式会
社)5重量部、トルエン50重量部、2−ブタノン50
重量部からなる塗料を塗工して厚さ約1.5μm、幅約
100mm,長さ約100mmの高分子物質層を形成し
た。この高分子物質層上に実施例1と同一組成の染着層
を実施例1と同様にして設けた。次に、基材のアンカ−
コ−ト層上に実施例1と同一の色材層を形成し、基材上
に高分子物質層と染着層とからなる順次積層物と、色材
層とが交互に形成された転写体を得た。
【0083】次に、転写体を2つ折りにして1組の色材
層面と染着層面とを重ね、以下実施例1と同様にして染
着層に階調画像を記録した。記録後、2つ折りにした転
写体を開くと染着層面と色材層面間は、熱融着が無く容
易に剥離し、染着層に階調パタ−ンが明瞭に記録されて
いた。
層面と染着層面とを重ね、以下実施例1と同様にして染
着層に階調画像を記録した。記録後、2つ折りにした転
写体を開くと染着層面と色材層面間は、熱融着が無く容
易に剥離し、染着層に階調パタ−ンが明瞭に記録されて
いた。
【0084】次にこの画像記録した染着層部分と普通紙
とを組合せ実施例1と同様な方法で加熱ロ−ル間を通し
た後、普通紙から転写体の基材を剥すと基材は高分子物
質層から容易に剥離し、染着層と高分子物質層とが普通
紙上にきれいに転写していた。得られた普通紙上の転写
画像は、パルス幅8msにおいて1.6の記録濃度を有
し低記録濃度から高記録濃度まで均一ドットを有する高
画質画像であった。
とを組合せ実施例1と同様な方法で加熱ロ−ル間を通し
た後、普通紙から転写体の基材を剥すと基材は高分子物
質層から容易に剥離し、染着層と高分子物質層とが普通
紙上にきれいに転写していた。得られた普通紙上の転写
画像は、パルス幅8msにおいて1.6の記録濃度を有
し低記録濃度から高記録濃度まで均一ドットを有する高
画質画像であった。
【0085】(実施例6)実施例1の基材を使用する。
この基材の上面のアンカ−コ−ト層が無い部分に実施例
4と同一の離型層を形成した。この離型層上にポリビニ
ルブチラ−ル樹脂(BL−S)5重量部、トルエン50
重量部、2−ブタノン50重量部からなる塗料を塗工し
て厚さ約1.5μm、幅約100mm,長さ約100m
mの高分子物質層を形成した。この高分子物質層上にポ
リビニルブチラ−ル樹脂(BM−S)4重量部、含フッ
素アクリルシリコン樹脂溶液(F−2A)0.9重量
部、ジ−n−ブチル錫ジラウレ−ト0.004重量部、
トルエン20重量部、2−ブタノン20重量部からなる
塗料をワイヤ−バ−で塗工乾燥後、100℃、30分間
熱処理して厚さ約1μmの染着層を形成した。
この基材の上面のアンカ−コ−ト層が無い部分に実施例
4と同一の離型層を形成した。この離型層上にポリビニ
ルブチラ−ル樹脂(BL−S)5重量部、トルエン50
重量部、2−ブタノン50重量部からなる塗料を塗工し
て厚さ約1.5μm、幅約100mm,長さ約100m
mの高分子物質層を形成した。この高分子物質層上にポ
リビニルブチラ−ル樹脂(BM−S)4重量部、含フッ
素アクリルシリコン樹脂溶液(F−2A)0.9重量
部、ジ−n−ブチル錫ジラウレ−ト0.004重量部、
トルエン20重量部、2−ブタノン20重量部からなる
塗料をワイヤ−バ−で塗工乾燥後、100℃、30分間
熱処理して厚さ約1μmの染着層を形成した。
【0086】次に、基材のアンカ−コ−ト層上に実施例
1と同一の色材層を形成し、基材上に離型層と高分子物
質層と染着層とからなる順次積層物と、色材層とが交互
に形成された転写体を得た。次に、転写体を2つ折りに
して1組の色材層面と染着層面とを重ね、以下実施例1
と同様にして染着層に階調画像を記録した。
1と同一の色材層を形成し、基材上に離型層と高分子物
質層と染着層とからなる順次積層物と、色材層とが交互
に形成された転写体を得た。次に、転写体を2つ折りに
して1組の色材層面と染着層面とを重ね、以下実施例1
と同様にして染着層に階調画像を記録した。
【0087】次にこの画像記録した染着層部分と普通紙
とを組合せ実施例1と同様な方法で加熱ロ−ル(温度約
200℃)間を通した後、普通紙から転写体を剥すと高
分子物質層と染着層とが離型層から容易に剥離し、染着
層と高分子物質層とが普通紙上にきれいに転写してい
た。以上の様にして得られた普通紙上の転写画像は、パ
ルス幅8msにおいて1.55の記録濃度を有し低記録
濃度から高記録濃度まで均一ドットを有する高画質画像
であった。
とを組合せ実施例1と同様な方法で加熱ロ−ル(温度約
200℃)間を通した後、普通紙から転写体を剥すと高
分子物質層と染着層とが離型層から容易に剥離し、染着
層と高分子物質層とが普通紙上にきれいに転写してい
た。以上の様にして得られた普通紙上の転写画像は、パ
ルス幅8msにおいて1.55の記録濃度を有し低記録
濃度から高記録濃度まで均一ドットを有する高画質画像
であった。
【0088】(実施例7)熱加圧ロ−ル装置[シリコ−
ンゴム被覆金属ロ−ル(ゴム硬度約60度)と金属ロ−
ル間で加圧]を使用し、温度180℃、ロ−ル間圧力約
150Kgの条件下で実施例1で得られた転写画像を有
する普通紙を転写画像面がシリコ−ンゴム側になるよう
にして通過させ定着処理した。この結果、普通紙上の転
写画像を有する染着層のほとんどが普通紙の繊維間に圧
入され、普通紙表面の染着層による光沢が消失し、染着
層が無い部分の普通紙表面と目視上全く区別がつかない
画像表面が得られた。しかも、定着により画質は劣化せ
ず、定着後も高画質画像であった。
ンゴム被覆金属ロ−ル(ゴム硬度約60度)と金属ロ−
ル間で加圧]を使用し、温度180℃、ロ−ル間圧力約
150Kgの条件下で実施例1で得られた転写画像を有
する普通紙を転写画像面がシリコ−ンゴム側になるよう
にして通過させ定着処理した。この結果、普通紙上の転
写画像を有する染着層のほとんどが普通紙の繊維間に圧
入され、普通紙表面の染着層による光沢が消失し、染着
層が無い部分の普通紙表面と目視上全く区別がつかない
画像表面が得られた。しかも、定着により画質は劣化せ
ず、定着後も高画質画像であった。
【0089】(実施例8)実施例7の熱加圧ロ−ル装置
を使用し、温度180℃、ロ−ル間圧力約100Kgの
条件下で実施例2で得られた転写画像を有するボンド紙
を転写画像面がシリコ−ンゴム側になるようにして通過
させ定着処理した。この結果、実施例7と同様にボンド
紙上の転写画像を有する染着層がボンド紙の繊維間に圧
入され、染着層による表面光沢が消失し、染着層が無い
部分のボンド紙表面と目視上全く区別がつかない画像表
面が得られ、又、定着により画質は劣化せず高画質画像
であった。
を使用し、温度180℃、ロ−ル間圧力約100Kgの
条件下で実施例2で得られた転写画像を有するボンド紙
を転写画像面がシリコ−ンゴム側になるようにして通過
させ定着処理した。この結果、実施例7と同様にボンド
紙上の転写画像を有する染着層がボンド紙の繊維間に圧
入され、染着層による表面光沢が消失し、染着層が無い
部分のボンド紙表面と目視上全く区別がつかない画像表
面が得られ、又、定着により画質は劣化せず高画質画像
であった。
【0090】(実施例9)実施例7の熱加圧ロ−ル装置
を使用し、温度200℃、ロ−ル間圧力約150Kgの
条件下で実施例6で得られた転写画像を有する普通紙を
転写画像面がシリコ−ンゴム側になるようにして通過さ
せ定着処理した。この結果、普通紙上の染着層と高分子
物質層との積層物が普通紙の繊維間に圧入され、積層物
による表面光沢が消失し、積層物が無い部分の普通紙表
面と目視上全く区別がつかない画像表面が得られ、又、
定着により画質は劣化せず高画質画像であった。
を使用し、温度200℃、ロ−ル間圧力約150Kgの
条件下で実施例6で得られた転写画像を有する普通紙を
転写画像面がシリコ−ンゴム側になるようにして通過さ
せ定着処理した。この結果、普通紙上の染着層と高分子
物質層との積層物が普通紙の繊維間に圧入され、積層物
による表面光沢が消失し、積層物が無い部分の普通紙表
面と目視上全く区別がつかない画像表面が得られ、又、
定着により画質は劣化せず高画質画像であった。
【0091】(実施例10)実施例1の転写体を用いて
実施例1と同様にして転写体の染着層に階調画像を記録
した。次に受像体として普通紙を使用し、転写体の画像
記録された染着層面上にこの普通紙を重ねた状態で実施
例1と同様に加熱ロ−ル(温度約200℃)間を通した
所、染着層が転写体の基材と普通紙間にサンドイッチさ
れた形態で転写体と普通紙が一体化された。一体化され
た転写体以外の転写体部分は、カッタ−で切り捨てた。
普通紙上の画像は、染着層が転写体の基材のPETフイ
ルムでラミネ−トされた形態になっているがPETフイ
ルムの厚さが4μmと薄いため染着層がラミネ−トされ
ている様には見えない。しかし、表面の薄いフイルムに
より光沢のある画像が得られ、低記録濃度から高記録濃
度まで均一ドットを有する高画質画像であった。
実施例1と同様にして転写体の染着層に階調画像を記録
した。次に受像体として普通紙を使用し、転写体の画像
記録された染着層面上にこの普通紙を重ねた状態で実施
例1と同様に加熱ロ−ル(温度約200℃)間を通した
所、染着層が転写体の基材と普通紙間にサンドイッチさ
れた形態で転写体と普通紙が一体化された。一体化され
た転写体以外の転写体部分は、カッタ−で切り捨てた。
普通紙上の画像は、染着層が転写体の基材のPETフイ
ルムでラミネ−トされた形態になっているがPETフイ
ルムの厚さが4μmと薄いため染着層がラミネ−トされ
ている様には見えない。しかし、表面の薄いフイルムに
より光沢のある画像が得られ、低記録濃度から高記録濃
度まで均一ドットを有する高画質画像であった。
【0092】(実施例11)実施例6の基材上に離型層
と高分子物質層と染着層とからなる順次積層物と、色材
層とが交互に形成された転写体を用いて実施例1と同様
にして転写体の染着層に階調画像を記録した。受像体と
して普通紙を使用し、以下、実施例10と同様にして加
熱ロ−ル間を通すことにより、離型層と高分子物質層と
染着層とが転写体の基材と普通紙間にサンドイッチされ
た形態で転写体と普通紙が一体化された。一体化された
転写体以外の転写体部分は、カッタ−で切り捨てた。普
通紙上の画像は、離型層と高分子物質層と染着層とがP
ETフイルムでラミネ−トされた形態になっているが離
型層と高分子物質層とPETフイルムとも透明で且つ、
いずれも厚さが薄いため染着層がまったくラミネ−トさ
れている様には見えない。しかし、表面の薄いフイルム
により光沢のある画像が得られ、低記録濃度から高記録
濃度まで均一ドットを有する高画質画像であった。
と高分子物質層と染着層とからなる順次積層物と、色材
層とが交互に形成された転写体を用いて実施例1と同様
にして転写体の染着層に階調画像を記録した。受像体と
して普通紙を使用し、以下、実施例10と同様にして加
熱ロ−ル間を通すことにより、離型層と高分子物質層と
染着層とが転写体の基材と普通紙間にサンドイッチされ
た形態で転写体と普通紙が一体化された。一体化された
転写体以外の転写体部分は、カッタ−で切り捨てた。普
通紙上の画像は、離型層と高分子物質層と染着層とがP
ETフイルムでラミネ−トされた形態になっているが離
型層と高分子物質層とPETフイルムとも透明で且つ、
いずれも厚さが薄いため染着層がまったくラミネ−トさ
れている様には見えない。しかし、表面の薄いフイルム
により光沢のある画像が得られ、低記録濃度から高記録
濃度まで均一ドットを有する高画質画像であった。
【0093】実施例12 実施例1の基材を使用する。この基材の下面の滑性耐熱
層が無い部分にポリカ−ボネ−ト10重量部、トルエン
90重量部からなる塗料を塗工乾燥させて厚さ約2μ
m、幅約100mm,長さ約100mmの高分子物質層
を形成した。この高分子物質層上に実施例1の染着層形
成塗料成分のポリビニルブチラ−ル(BL−S)の代わ
りにポリビニルブチラ−ル(BL−1、平均重合度約3
00)を用い、実施例1と同様にして染着層を形成し
た。次に、基材のアンカ−コ−ト層上に下記の塗料をワ
イヤ−バ−で塗工乾燥して厚さ約1μm、幅約100m
m,長さ約100mmの昇華型色素を有する色材層を形
成し、基材の上下に色材層と染着層とが交互に形成され
た転写体を得た。 (塗料) アゾ系分散染料 2.8重量部 塩化ビニル−アクリル酸エステル共重合体(エスレックE−C110、平均重 合度約380、ガラス転移点約65℃、積水化学工業株式会社) 4重量部 含シロキサンアクリルシリコン樹脂溶液(F−6A)0.45重量部 ジ−n−ブチル錫ジラウレ−ト0.005重量部 トルエン 25重量部 2−ブタノン 25重量部 次に、転写体の1組の色材層面と染着層面とを重ね、以下実施例1と同様にし て染着層に階調画像を記録した。
層が無い部分にポリカ−ボネ−ト10重量部、トルエン
90重量部からなる塗料を塗工乾燥させて厚さ約2μ
m、幅約100mm,長さ約100mmの高分子物質層
を形成した。この高分子物質層上に実施例1の染着層形
成塗料成分のポリビニルブチラ−ル(BL−S)の代わ
りにポリビニルブチラ−ル(BL−1、平均重合度約3
00)を用い、実施例1と同様にして染着層を形成し
た。次に、基材のアンカ−コ−ト層上に下記の塗料をワ
イヤ−バ−で塗工乾燥して厚さ約1μm、幅約100m
m,長さ約100mmの昇華型色素を有する色材層を形
成し、基材の上下に色材層と染着層とが交互に形成され
た転写体を得た。 (塗料) アゾ系分散染料 2.8重量部 塩化ビニル−アクリル酸エステル共重合体(エスレックE−C110、平均重 合度約380、ガラス転移点約65℃、積水化学工業株式会社) 4重量部 含シロキサンアクリルシリコン樹脂溶液(F−6A)0.45重量部 ジ−n−ブチル錫ジラウレ−ト0.005重量部 トルエン 25重量部 2−ブタノン 25重量部 次に、転写体の1組の色材層面と染着層面とを重ね、以下実施例1と同様にし て染着層に階調画像を記録した。
【0094】次にこの画像記録した染着層面上に普通紙
を重ね合わせ実施例1と同様な方法で加熱ロ−ル(温度
約180℃)間を通して転写体の高分子物質層と染着層
とを普通紙上に転写させた。以上の様にして普通紙上に
染着層と高分子物質層とが形成された。この普通紙に形
成された転写画像は、パルス幅8msにおいて1.56
の記録濃度を有し低記録濃度から高記録濃度まで均一ド
ットを有する高画質画像であった。
を重ね合わせ実施例1と同様な方法で加熱ロ−ル(温度
約180℃)間を通して転写体の高分子物質層と染着層
とを普通紙上に転写させた。以上の様にして普通紙上に
染着層と高分子物質層とが形成された。この普通紙に形
成された転写画像は、パルス幅8msにおいて1.56
の記録濃度を有し低記録濃度から高記録濃度まで均一ド
ットを有する高画質画像であった。
【0095】(実施例13)実施例1の基材を使用す
る。この基材の上面のアンカ−コ−ト層が無い部分に実
施例4と同一の離型層を形成した。この離型層上に塩化
ビニル−アクリル酸エステル共重合体(エスレックE−
C110)4重量部、含フッ素アクリルシリコン樹脂溶
液(F−2A)0.9重量部、ジ−n−ブチル錫ジラウ
レ−ト0.004重量部、トルエン20重量部、2−ブ
タノン20重量部からなる塗料をワイヤ−バ−で塗工乾
燥後、100℃、30分間熱処理して厚さ約1μmの染
着層を形成した。
る。この基材の上面のアンカ−コ−ト層が無い部分に実
施例4と同一の離型層を形成した。この離型層上に塩化
ビニル−アクリル酸エステル共重合体(エスレックE−
C110)4重量部、含フッ素アクリルシリコン樹脂溶
液(F−2A)0.9重量部、ジ−n−ブチル錫ジラウ
レ−ト0.004重量部、トルエン20重量部、2−ブ
タノン20重量部からなる塗料をワイヤ−バ−で塗工乾
燥後、100℃、30分間熱処理して厚さ約1μmの染
着層を形成した。
【0096】次に、基材のアンカ−コ−ト層上に実施例
1の色材層形成塗料成分のポリビニルブチラ−ル(BH
−S)をポリビニルブチラ−ル(BM−2)に変えた塗
料により色材層を形成し、基材上に離型層と染着層とか
らなる順次積層物と、色材層とが交互に形成された転写
体を得た。以下実施例1と同様にして染着層に階調画像
を記録した。次にこの画像記録した染着層部分と普通紙
とを組合せ実施例1と同様な方法で加熱ロ−ル(温度約
200℃)間を通すと染着層が普通紙上にきれいに転写
していた。以上の様にして得られた普通紙上の転写画像
は、パルス幅8msにおいて1.53の記録濃度を有し
低記録濃度から高記録濃度まで均一ドットを有する高画
質画像であった。
1の色材層形成塗料成分のポリビニルブチラ−ル(BH
−S)をポリビニルブチラ−ル(BM−2)に変えた塗
料により色材層を形成し、基材上に離型層と染着層とか
らなる順次積層物と、色材層とが交互に形成された転写
体を得た。以下実施例1と同様にして染着層に階調画像
を記録した。次にこの画像記録した染着層部分と普通紙
とを組合せ実施例1と同様な方法で加熱ロ−ル(温度約
200℃)間を通すと染着層が普通紙上にきれいに転写
していた。以上の様にして得られた普通紙上の転写画像
は、パルス幅8msにおいて1.53の記録濃度を有し
低記録濃度から高記録濃度まで均一ドットを有する高画
質画像であった。
【0097】
【発明の効果】以上のように本発明は、基材のそれぞれ
異なる位置に色材層と染着層とを有する転写体と、受像
体との組合せにおいて、最初に色材層面と染着層面とが
重なるように転写体同士を重ね合わせ転写体の基材側か
ら記録ヘッドにより染着層に記録画像を形成し、その後
前記染着層を熱そして/あるいは圧力により受像体に転
写させて受像体に画像を形成する記録方法、あるいは前
記記録方法で得られた画像を有する受像体に対し、さら
に熱そして/あるいは圧力により受像体上の染着層を受
像体に定着させて受像体に画像を形成する記録方法、あ
るいは前記と同様に染着層に熱転写画像を記録後、染着
層を有する転写体部分と受像体とを一体化させて受像体
に画像を形成する記録方法により、あるいは基材のそれ
ぞれ異なる位置に色材層と染着層とを有し、前記色材層
の結着剤あるいは前記染着層がブチラ−ル化度50mo
l%以上のポリビニルブチラ−ルである転写体、あるい
は基材のそれぞれ異なる位置に色材層と積層物とを有
し、前記積層物が離型層と染着層との順次積層物であ
り、前記色材層の結着剤あるいは前記染着層がブチラ−
ル化度50mol%以上のポリビニルブチラ−ルである
転写体、あるいは基材のそれぞれ異なる位置に色材層と
染着層とを有する転写体において、又は基材のそれぞれ
異なる位置に色材層と積層物とを有し前記積層物が離型
層と染着層との順次積層物である転写体において、前記
染着層が含フッ素湿分硬化型樹脂あるいは含シロキサン
湿分硬化型樹脂から選ばれた少なくとも1種とアクリロ
ニトリル−スチレン共重合樹脂、ポリスチレン、スチレ
ン−アクリル共重合樹脂、塩化ゴム、塩化ビニル樹脂、
塩素化塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル−
酢酸ビニル共重合樹脂、塩化ビニル−アクリル酸エステ
ル共重合樹脂、飽和ポリエステル樹脂、ポリエステルウ
レタン、ポリビニルアセタ−ル、ポリカ−ボネ−トある
いはセルロ−ス系樹脂から選択される少なくとも1種と
を少なくとも用いて形成されている転写体、あるいは基
材のそれぞれ異なる位置に色材層と積層物とを有し、前
記積層物が高分子物質層と染着層との順次積層物であ
り、基材と高分子物質層間の接着強度より高分子物質層
と染着層間の接着強度が大である転写体、あるいは基材
のそれぞれ異なる位置に色材層と積層物とを有し、前記
積層物が離型層と高分子物質層と染着層との順次積層物
である転写体、あるいは基材の片面に色材層、他方の面
に少なくとも染着層を有する転写体、あるいは基材の片
面に色材層、他方の面に積層物を有し、前記積層物が離
型層と染着層との順次積層物である転写体を用いること
により、昇華型熱転写記録の普通紙をはじめとする任意
の基材に対する高画質記録を可能にし、又、タックシ−
トのような取扱上問題がある余分なシ−トを必要としな
い記録方法および転写体を得ることができる。
異なる位置に色材層と染着層とを有する転写体と、受像
体との組合せにおいて、最初に色材層面と染着層面とが
重なるように転写体同士を重ね合わせ転写体の基材側か
ら記録ヘッドにより染着層に記録画像を形成し、その後
前記染着層を熱そして/あるいは圧力により受像体に転
写させて受像体に画像を形成する記録方法、あるいは前
記記録方法で得られた画像を有する受像体に対し、さら
に熱そして/あるいは圧力により受像体上の染着層を受
像体に定着させて受像体に画像を形成する記録方法、あ
るいは前記と同様に染着層に熱転写画像を記録後、染着
層を有する転写体部分と受像体とを一体化させて受像体
に画像を形成する記録方法により、あるいは基材のそれ
ぞれ異なる位置に色材層と染着層とを有し、前記色材層
の結着剤あるいは前記染着層がブチラ−ル化度50mo
l%以上のポリビニルブチラ−ルである転写体、あるい
は基材のそれぞれ異なる位置に色材層と積層物とを有
し、前記積層物が離型層と染着層との順次積層物であ
り、前記色材層の結着剤あるいは前記染着層がブチラ−
ル化度50mol%以上のポリビニルブチラ−ルである
転写体、あるいは基材のそれぞれ異なる位置に色材層と
染着層とを有する転写体において、又は基材のそれぞれ
異なる位置に色材層と積層物とを有し前記積層物が離型
層と染着層との順次積層物である転写体において、前記
染着層が含フッ素湿分硬化型樹脂あるいは含シロキサン
湿分硬化型樹脂から選ばれた少なくとも1種とアクリロ
ニトリル−スチレン共重合樹脂、ポリスチレン、スチレ
ン−アクリル共重合樹脂、塩化ゴム、塩化ビニル樹脂、
塩素化塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル−
酢酸ビニル共重合樹脂、塩化ビニル−アクリル酸エステ
ル共重合樹脂、飽和ポリエステル樹脂、ポリエステルウ
レタン、ポリビニルアセタ−ル、ポリカ−ボネ−トある
いはセルロ−ス系樹脂から選択される少なくとも1種と
を少なくとも用いて形成されている転写体、あるいは基
材のそれぞれ異なる位置に色材層と積層物とを有し、前
記積層物が高分子物質層と染着層との順次積層物であ
り、基材と高分子物質層間の接着強度より高分子物質層
と染着層間の接着強度が大である転写体、あるいは基材
のそれぞれ異なる位置に色材層と積層物とを有し、前記
積層物が離型層と高分子物質層と染着層との順次積層物
である転写体、あるいは基材の片面に色材層、他方の面
に少なくとも染着層を有する転写体、あるいは基材の片
面に色材層、他方の面に積層物を有し、前記積層物が離
型層と染着層との順次積層物である転写体を用いること
により、昇華型熱転写記録の普通紙をはじめとする任意
の基材に対する高画質記録を可能にし、又、タックシ−
トのような取扱上問題がある余分なシ−トを必要としな
い記録方法および転写体を得ることができる。
【図1】本発明の実施例における記録方法を原理的に示
した模式図
した模式図
【図2】本発明の実施例における記録方法において染着
層に画像を形成する記録部分を原理的に示した部分模式
図
層に画像を形成する記録部分を原理的に示した部分模式
図
【図3】本発明の実施例における記録方法において染着
層を受像体に転写後、さらに染着層を受像体に定着させ
る部分を原理的に示した部分模式図
層を受像体に転写後、さらに染着層を受像体に定着させ
る部分を原理的に示した部分模式図
【図4】本発明の実施例における記録方法において染着
層を受像体に転写後、さらに染着層を受像体に定着させ
る部分を原理的に示した部分模式図
層を受像体に転写後、さらに染着層を受像体に定着させ
る部分を原理的に示した部分模式図
【図5】本発明の実施例における記録方法において積層
物を受像体に転写後、さらに積層物を受像体に定着させ
る部分を原理的に示した部分模式図
物を受像体に転写後、さらに積層物を受像体に定着させ
る部分を原理的に示した部分模式図
【図6】本発明の実施例における記録方法において転写
体と受像体とを一体化する部分を原理的に示した部分模
式図
体と受像体とを一体化する部分を原理的に示した部分模
式図
【図7】本発明の実施例における転写体の断面模式図
【図8】本発明の実施例における転写体の断面模式図
【図9】本発明の実施例における転写体の断面模式図
【図10】本発明の実施例における転写体の断面模式図
【図11】本発明の実施例における転写体の断面模式図
【図12】本発明の実施例における転写体の断面模式図
【図13】本発明の実施例における転写体の断面模式図
【図14】本発明の実施例における転写体の断面模式図
【図15】本発明の実施例における転写体の断面模式図
【図16】本発明の実施例における転写体の断面模式図
【図17】本発明の実施例における転写体の断面模式図
【図18】本発明の実施例における転写体の断面模式図
【図19】本発明の実施例における転写体の断面模式図
【符号の説明】 1 転写体 2 受像体 3 記録ヘッド 4 プラテン 5 加熱ロ−ル 6 加熱ロ−ル 7 速度設定ロ−ル 8 速度設定ロ−ル 9 上下可動ロ−ル 10 ロ−ル 11 ロ−ル 12 基材 13 染着層 14 色材層 15 染着層 16 色材層 17 染着層 18 染着層 19 色材層 20 転写体 21 基材 22 色材層 23 染着層 24 色材層 25 染着層 26 染着層 27 加熱ロ−ル 28 シリコ−ンゴムロ−ル 29 シリコ−ンゴムロ−ル 30 転写体 31 基材 32 高分子物質層 33 染着層 34 積層物 35 色材層 36 高分子物質層 37 染着層 38 シリコ−ンゴムロ−ル 40 ロ−ル 41 ロ−ル 50 高分子フイルム 51 アンカ−コ−ト層 52 滑性耐熱層 53 基材 54 色材層 55 染着層 56 基材 57 基材 58 基材 59 離型層 60 積層物 61 基材 62 シアン色材層 63 マゼンタ色材層 64 イエロ−色材層 65 ブラック色材層 66 高分子物質層 67 積層物 68 基材 69 基材 70 基材 71 積層物 72 基材 73 基材 74 基材 75 基材 76 基材
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−81093(JP,A) 特開 昭63−17091(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41M 5/38 - 5/40
Claims (16)
- 【請求項1】基材のそれぞれ異なる位置に色材層と染着
層とから成る転写体と、受像体との組合せにおいて、最
初に色材層面と染着層面とが重なるように転写体同士を
重ね合わせ転写体の基材側から記録ヘッドにより染着層
に記録画像を形成し、次に転写体の記録画像を有する染
着層面と前記受像体とを重ね合わせ熱そして/あるいは
圧力により記録画像を有する染着層を転写体の基材から
前記受像体に転写させて受像体に画像を形成する熱転写
記録方法。 - 【請求項2】請求項1記載の熱転写記録方法により染着
層を転写体から受像体に転写させた後、さらに熱そして
/あるいは圧力により染着層を受像体に定着する熱転写
記録方法。 - 【請求項3】基材のそれぞれ異なる位置に色材層と染着
層とから成る転写体と、受像体との組合せにおいて、最
初に色材層面と染着層面とが重なるように転写体同士を
重ね合わせ転写体の基材側から記録ヘッドにより染着層
に記録画像を形成し、次に転写体の記録画像を有する染
着層面と前記受像体とを重ね合わせ熱そして/あるいは
圧力により転写体と前記受像体とを一体化させて受像体
に画像を形成する熱転写記録方法。 - 【請求項4】基材のそれぞれ異なる位置に色材層と染着
層とを有する転写体において、前記色材層の結着剤ある
いは前記染着層がブチラ−ル化度50mol%以上のポ
リビニルブチラ−ルである熱転写記録用転写体。 - 【請求項5】基材のそれぞれ異なる位置に色材層と積層
物とを有し、前記積層物が離型層と染着層との順次積層
物であり、前記色材層の結着剤あるいは前記染着層がブ
チラ−ル化度50mol%以上のポリビニルブチラ−ル
である熱転写記録用転写体。 - 【請求項6】請求項4または5記載の転写体において、
色材層の結着剤あるいは染着層の一方がブチラ−ル化度
50mol%以上のポリビニルブチラ−ルであり、他方
がポリビニルブチラ−ル以外の高分子である熱転写記録
用転写体。 - 【請求項7】請求項6記載の転写体において、ポリビニ
ルブチラ−ル以外の高分子がアクリロニトリル−スチレ
ン共重合樹脂、ポリスチレン、スチレン−アクリル共重
合樹脂、塩化ゴム、塩素化ポリプロピレン、塩化ビニル
樹脂、塩素化塩 化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹脂、塩化ビ
ニル−酢酸ビニル共重合樹脂、塩化ビニル−アクリル酸
エステル共重合樹脂、飽和ポリエステル樹脂、ポリエス
テルウレタン、ポリカ−ボネ−トあるいはセルロ−ス系
樹脂から選択される少なくとも1種である熱転写記録用
転写体。 - 【請求項8】基材のそれぞれ異なる位置に色材層と積層
物とを有し、前記積層物が高分子物質層と染着層との順
次積層物であり、基材と高分子物質層間の接着強度より
高分子物質層と染着層間の接着強度が大きい熱転写記録
用転写体。 - 【請求項9】基材のそれぞれ異なる位置に色材層と積層
物とを有し、前記積層物が離型層と高分子物質層と染着
層との順次積層物である熱転写記録用転写体。 - 【請求項10】基材の片面に色材層、他方の面に少なく
とも染着層を有する熱転写記録用転写体。 - 【請求項11】基材の片面に色材層、他方の面に積層物
を有し、前記積層物が離型層と染着層との順次積層物で
ある熱転写記録用転写体。 - 【請求項12】高分子物質層がポリビニルアルコ−ル、
ポリビニルアルコ−ル誘導体、セルロ−ス誘導体、加工
デンプン、デンプン誘導体、塩素化樹脂あるいはポリカ
−ボネ−トから選択される少なくとも1種を少なくとも
用いて形成されている請求項8または9記載の熱転写記
録用転写体。 - 【請求項13】高分子物質層がフロ−軟化点200℃以
下の高分子を少なくとも用いて形成されている請求項8
または9記載の熱転写記録用転写体。 - 【請求項14】少なくとも片面にアンカ−コ−ト層を有
する基材の前記アンカ−コ−ト層のそれぞれ異なる位置
に色材層と積層物とを有し、前記積層物が離型層と染着
層との順次積層物である熱転写記録用転写体。 - 【請求項15】基材のそれぞれ異なる位置に色材層と積
層物とを有し、前記積層物が離型層と染着層との順次積
層物であり、前記離型層が光硬化性樹脂或は電子線硬化
性樹脂により形成されている熱転写記録用転写体。 - 【請求項16】染着層がフロ−軟化点200℃以下の高
分子を少なくとも用いて形成されている請求項4、5、
8、9、10、11、14、ないし15のいずれかに記
載の熱転写記録用転写体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3197617A JP2924331B2 (ja) | 1990-08-13 | 1991-08-07 | 熱転写記録方法及び熱転写記録用転写体 |
Applications Claiming Priority (7)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21452290 | 1990-08-13 | ||
| JP2-214522 | 1990-08-13 | ||
| JP2-302029 | 1990-11-06 | ||
| JP30202990 | 1990-11-06 | ||
| JP33389090 | 1990-11-29 | ||
| JP2-333890 | 1990-11-29 | ||
| JP3197617A JP2924331B2 (ja) | 1990-08-13 | 1991-08-07 | 熱転写記録方法及び熱転写記録用転写体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04363293A JPH04363293A (ja) | 1992-12-16 |
| JP2924331B2 true JP2924331B2 (ja) | 1999-07-26 |
Family
ID=27475871
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3197617A Expired - Fee Related JP2924331B2 (ja) | 1990-08-13 | 1991-08-07 | 熱転写記録方法及び熱転写記録用転写体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2924331B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016193546A (ja) * | 2015-03-31 | 2016-11-17 | 大日本印刷株式会社 | 昇華型熱転写シート |
-
1991
- 1991-08-07 JP JP3197617A patent/JP2924331B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04363293A (ja) | 1992-12-16 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2884868B2 (ja) | 熱転写記録方法及びその記録方法に使用される中間シート | |
| JP3216831B2 (ja) | 熱転写記録方法、装置及び中間シート | |
| US6733611B2 (en) | Image forming method | |
| US5438348A (en) | Thermal transfer printing method and intermediate sheets therefor | |
| JPH04239653A (ja) | 熱転写記録方法および記録装置 | |
| US5447902A (en) | Thermal transfer printing method and color ink film therefor | |
| JP2924331B2 (ja) | 熱転写記録方法及び熱転写記録用転写体 | |
| US5342818A (en) | Thermal dye transfer printing method, intermediate media and transfer media therefor | |
| JP3790220B2 (ja) | 熱転写型画像保護シート、保護層形成方法、ならびにその方法によって得られる記録物 | |
| JPH11180052A (ja) | 受容層転写シートおよび画像形成方法 | |
| JP3169637B2 (ja) | 熱転写記録方法及び中間シ−ト | |
| JP2003145946A (ja) | 保護層熱転写シートおよび印画物 | |
| US5656570A (en) | Thermal transfer printing method and image-forming layer transfer medium | |
| JP3504768B2 (ja) | 熱転写受像シート | |
| JPH06328871A (ja) | 熱転写受容シート | |
| JPH0911674A (ja) | カード | |
| JP3324193B2 (ja) | 熱転写記録方法及び中間媒体 | |
| JPH05330252A (ja) | 熱転写受像シート及びその製造方法 | |
| JP2943485B2 (ja) | 熱転写記録装置 | |
| JPH11139003A (ja) | 昇華型熱転写記録用転写体及び昇華型熱転写記録用受像体 | |
| JPH08276669A (ja) | 熱転写受像シート | |
| JP2000326645A (ja) | 熱転写記録方法及び熱転写記録用中間シ−ト | |
| JPH10287059A (ja) | 記録用シートとその製造方法および画像形成体 | |
| JP2012061799A (ja) | 熱転写記録媒体 | |
| JPH0872412A (ja) | 熱転写記録方法および受像層転写体 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |