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JP2937880B2 - クランプ回路 - Google Patents
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JP2937880B2 - クランプ回路 - Google Patents

クランプ回路

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JP2937880B2
JP2937880B2 JP8229084A JP22908496A JP2937880B2 JP 2937880 B2 JP2937880 B2 JP 2937880B2 JP 8229084 A JP8229084 A JP 8229084A JP 22908496 A JP22908496 A JP 22908496A JP 2937880 B2 JP2937880 B2 JP 2937880B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はテレビジョン受信装
置やビデオテープレコーダ(VTR)などに用いられる
映像信号の処理回路に関し、特に映像信号に対応してク
ランプレベルを制御するクランプ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、このようなクランプ回路は、映
像信号を所定の電圧レベル(クランプレベル)に早急に
安定化させるために用いられている。
【0003】図10(a),(b)はそれぞれはかかる
従来の一例を示すクランプ回路のブロック図および映像
信号波形図である。図10(a)に示すように、このク
ランプ回路15は、入力信号端子INからの映像信号を
クランプするアナログクランパ16と、積分器19とで
構成し、基準レベルのフィードバックが行われる。特
に、このクランプされた映像出力は、A/D変換器17
によりディジタル信号にA/D変換されて出力端子OU
Tに出力される一方、A/D変換したディジタル信号と
ディジタルクランプ設定値Sとをディジタルレベル比較
器18により比較し、その比較結果を積分器19に出力
する。
【0004】すなわち、このクランプ回路15は、積分
器19を用いてA/D変換出力を積分処理することによ
り、クランプレベルを得ている。
【0005】このことは、図10(b)に示すように、
X軸にクランプレベルの出力される時間をとり、Y軸に
電圧をとったとき、映像信号INに対するA/D変換出
力を設定値と比較した後、積分器19で積分することに
より、クランプ電圧レベルCLを早い期間に収束するよ
うにしている。
【0006】上述したクランプ回路15の利点は、ディ
ジタルレベル比較器18にディジタルクランプレベルS
を入力するだけで、ディジタル信号よりクランプレベル
の基準電位を設定できることにある。
【0007】しかしながら、このような簡単なクランプ
回路では、今日の複雑なテレビ受像機には、対応できな
くなっている。すなわち、映像信号の輝度信号を容量結
合により交流成分のみ伝送していくと、輝度信号の大き
さによって、輝度信号のペデスタル、黒および白レベル
の信号電圧が変化する。そこで、テレビジョン受像機等
では、輝度信号のペデスタルレベルをクランプすること
により、直流レベルを再生しているが、このテレビジョ
ン受像機等では、ペデスタルレベルのクランプを一層高
精度に且つ安定して行う必要がある。このような問題を
改良しようとした従来例としては、例えば特開昭5−3
36409号公報などがある。
【0008】図11はかかる従来の他の例を示すクラン
プ回路図である。図11に示すように、このクランプ回
路20は、基準レベル補正方式を用いた例であり、入力
端子INからの映像信号に対し、コンデンサC3,入力
バッファ22を介しA/D変換器23でA/D変換した
後、そのA/D変換した信号をディジタル映像信号処理
回路24で処理するにあたり、基準レベルの補正を行う
ものである。このクランプ回路20は、A/D変換器2
3の出力を入力してそのレベルを検出するクランプレベ
ル検出部25と、このレベル検出部25の出力に基いて
所定のレベルを設定するクランプレベル設定部26と、
このレベル設定部26の出力を一方の入力(−側)とす
る差動アンプ21と、上述したA/D変換器23の出力
を入力して水平同期信号何を再生する同期再生回路27
と、この同期再生回路27によってバーストロックを検
出するバーストロック検出部28と、差動アンプ21の
出力を入力バッファ22へフィードバックするために同
期再生回路27によって制御されるスイッチSW2およ
び抵抗R3とによって構成される。この差動アンプ21
は、電圧レベル設定回路29と、上述したクランプレベ
ル設定部26の出力を抵抗R1を介してマイナス(−)
側に入力するとともに、プラス(+)側には電圧レベル
設定回路29,容量C1により固定レベルが入力される
反転アンプ30と、この反転アンプ30の(−)側端
子,出力端子間に接続された容量C2およびバーストロ
ック検出部28の出力で制御されるスイッチSW1なら
びに抵抗R2とを備えている。
【0009】このクランプ回路20において、A/D変
換器23の出力が電圧レベル設定回路29で設定された
基準レベルよりもプラスのときは、クランプレベルを下
げ、マイナスの場合には、クランプレベルを上げるよう
に機能する。したがって、差動アンプ21を備えたクラ
ンプ回路20がこのような動作を数回繰返すことによ
り、クランプレベルを早い期間に収束させることができ
る。
【0010】図12(a)〜(c)はそれぞれ図11に
おけるクランプレベルを下げる場合と上げる場合の信号
波形図および収束期間を説明するための信号波形図であ
る。まず、図12(a)に示すように、このケースは、
入力信号INをA/D変換器23でA/D変換した出力
が電圧レベル設定回路29で設定された基準レベルより
も高いときである。したがって、この場合のクランプ回
路20は、クランプレベルを下げるように働く。
【0011】また、図12(b)に示すように、このケ
ースは、上述したように、入力信号INをA/D変換器
23でA/D変換した出力が電圧レベル設定回路29で
設定された基準レベルよりも低いときである。したがっ
て、この場合のクランプ回路20は、クランプレベルを
上げるように働く。
【0012】さらに、図12(c)に示すように、クラ
ンプ回路20は、入力信号INに対し、上述したよう
に、クランプレベルCLを上下させることにより、クラ
ンプレベルを早い期間に収束させるようにしている。
【0013】このクランプレベルの収束期間は、前述し
た図10(b)の収束期間と比較しても短縮されてい
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のクラン
プ回路は、クランプレベルを早い期間に安定化させるこ
とができるが、クランプ幅(クランプレベルを収束させ
るのに要する時間)は固定されている。そのため、例え
ばVTRの3倍速再生などにおける特殊再生の映像信号
が入力された場合、固定されたクランプ幅の期間ではク
ランプレベルを安定させることができないという欠点が
ある。
【0015】すなわち、VTRの3倍速再生などにおけ
る特殊な映像信号は、VTR側のモード検出器等でクラ
ンプ幅を可変させることができるが、通常のテレビジョ
ン受像機においては、特殊な映像信号が入力された場合
でも、その映像信号の状態を認識することは出来ないの
で、クランプレベルは通常の映像が入力されたときと同
じ期間だけ引き込まれる。そのため、テレビジョン受像
機のクランプ幅は、特殊な映像信号が入力されたときに
も、映像信号自体に影響を与えない幅で固定せざるを得
ない。
【0016】要するに、従来のクランプ回路は、映像信
号の状態によって引き込み期間が一定しないため、マー
ジンを見込んだ引き込み期間でクランプ幅を固定せざる
を得ない。しかも、固定された期間内にクランプレベル
を引き込むために、クランプレベルを収束させる回路に
増幅率の高いアンプなどを使用することになってしま
う。
【0017】本発明の目的は、かかる映像信号の処理に
おいて十分なクランプレベルを得るために、クランプレ
ベルの引き込み期間を変化させることのできるクランプ
回路を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明のクランプ回路
は、水平同期信号の立ち下がり、あるいは立ち上がりエ
ッジを検出し、クランプレベルの出力を開始させる第1
のエッジ検出器と、映像信号の立ち上がり、あるいは立
ち下がりエッジを検出し、クランプレベルの出力を終了
させる第2のエッジ検出器と、前記水平同期信号に基い
てクランプレベル出力の開始と終了の最大期間および最
小期間を保証する最大・最小幅保証回路と、前記第1,
第2のエッジ検出器のクランプレベル出力の開始から終
了までの期間および前記最大・最小幅保証回路で保証さ
れるクランプレベル出力期間のいずれか1つを自己判定
して選択出力する選択器と、その選択出力により前記映
像信号に対するクランプパルスを発生するクランプパル
ス発生器とを有し、前記クランプレベルを出力する期間
を前記映像信号対応して制御するように構成される。
【0019】また、本発明のクランプ回路は、映像信号
の電圧レベルの変化を観測する第1の基準レベルを設定
し、前記第1の基準レベルを上回る電圧レベルを検出し
たときに微分パルスを発生させ、その微分パルスの立ち
上がり、あるいは立ち下がりエッジを検出してクランプ
レベルの出力を開始させる微分パルス発生器と、映像信
号の電圧レベルの変化を観測する第2の基準レベルを設
定し、前記第2の基準レベルを上回る電圧レベルを検出
したときにクランプレベルの出力を終了させるエッジ検
出器と、水平同期信号に基いてクランプレベル出力の開
始と終了の最大期間および最小期間を保証する最大・最
小幅保証回路と、前記微分パルス発生器,前記エッジ検
出器での前記クランプレベル出力の開始から終了までの
期間および前記最大・最小幅保証回路でのクランプレベ
ル出力期間のいずれか1つを自己判定して選択出力する
選択器と、その選択出力により前記映像信号に対するク
ランプパルスを発生するクランプパルス発生器とを有
し、前記クランプレベルを出力する期間を前記映像信号
対応して制御するように構成される。
【0020】さらに、本発明のクランプ回路は、映像信
号をA/D変換したディジタルデータをあらかじめ設定
した第1および第2の基準レベルと比較し、前記ディジ
タルデータが前記第1の基準レベルを上回ったときにク
ランプレベル出力を開始し、前記第2の基準レベルを上
回ったときにクランプレベル出力を終了させるディジタ
ル比較器と、水平同期信号に基いてクランプレベル出力
の開始と終了の最大期間および最小期間を保証する最大
・最小幅保証回路と、前記ディジタル比較器でのクラン
プレベル出力の開始から終了までの期間および前記最大
・最小幅保証回路でのクランプレベル出力期間のいずれ
か1つを自己判定して選択出力する選択器と、その選択
出力により前記映像信号に対するクランプパルスを発生
するクランプパルス発生器とを有し、前記クランプレベ
ルを出力する期間を前記映像信号対応して制御するよう
に構成される。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態ついて
図面を参照して説明する。
【0022】図1は本発明の一実施の形態を説明するた
めのクランプ回路の構成図である。図1に示すように、
本実施の形態におけるクランプ回路2は、アナログ回路
1A,1B間に接続され、アナログ映像信号S1ととも
に受信する水平同期信号(Hsync)S2の立ち上が
りエッジでクランプ期間を開始する一例である。
【0023】このクランプ回路2は、アナログ回路1A
より映像信号S1,水平同期信号S2を受信し、その水
平同期信号S2よりそれぞれ開始,終了のエッジ検出を
行って、クランプレベル出力開始制御信号S3,クラン
プレベル出力終了制御信号S4を出力するための第1お
よび第2のエッジ検出器3,4と、水平同期信号S2を
受信し、クランプ幅の最大幅最小幅保証期間信号S5を
出力する最大幅最小幅保証回路5と、これらの信号S3
〜S5を選択し、その選択された信号をクランプレベル
制御信号S6として出力する選択器6と、クランプレベ
ル制御信号S6によって制御されるスイッチ8および増
幅率の低い通常の増幅器9からなり、アナログ回路1B
に対するクランプパルスの発生期間を決定するクランプ
パルス発生器7とを備えている。ここで、選択器6に入
力される信号S3〜S5についてみると、信号S3,S
4で設定したクランプ幅が、S5min〈クランプ幅
〈S5maxのとき、信号S3,S4で設定したクラン
プ幅を選択し、その他のときは信号S5のクランプ幅を
選択するものとする。
【0024】かかるクランプ回路2は、映像信号S1に
対応したクランプレベル出力期間を制御するにあたり、
水平同期信号S2の立ち上がりエッジを第1のエッジ検
出器3により検出し、レベル出力開始信号S3として出
力する。また、第2のエッジ検出器4では、映像信号S
1が基準レベルを超えるタイミングを検出し、レベル出
力終了信号S4を出力する。一方、最大幅最小幅保証回
路5は、従来の固定された保証期間と同様の期間T0だ
け、水平同期信号S2に基いて最大幅最小幅保証期間信
号S5を出力する。これらの信号S3〜S5により、選
択器6はクランプパルス引き込み期間T1だけオンとな
るクランプレベル制御信号S6を出力する。したがっ
て、クランプパルス発生器7は、スイッチトランジスタ
8を引き込み期間T1だけオンされるので、クランプパ
ルスが次段アナログ回路1Bに出力される。
【0025】以下、上述したクランプ回路2のより具立
的な動作をノイズがない場合と、ある場合とに分け、波
形図を用いて説明する。
【0026】図2(a),(b)はそれぞれ図1におけ
る映像信号にノイズがない場合および重畳された場合の
各信号波形図である。まず、図2(a)に示すように、
基準レベルをに設定した映像信号S1(ここでは、輝
度信号は省略)にノイズが重畳されていない場合、第1
のエッジ検出器3は、水平同期信号S2により映像信号
S1が入力されたことを確認するとともに、水平同期信
号S2の立ち上がりエッジを検出し、上述したレベル
出力開始信号S3を選択器6に出力する。これにより、
選択器6はクランプパルス制御信号S6をクランプパル
ス発生回路7に出力し、スイッチ8をオンにしてクラン
プレベルの引き込みを開始する。また、第2のエッジ検
出器4は、水平同期信号S2により映像信号S1が入力
されたことを確認し、この映像信号S1があらかじめ設
定しておいた基準レベルを上回ったときに、選択器6
へ上述したレベル出力終了信号S4を出力する。さら
に、最大幅最小幅保証回路5は、水平同期信号S2によ
り内部のカウンタ(図示省略)をスタートさせ、保証期
間T0の間、保証期間信号S5を選択器6に出力する。
したがって、選択器6では、固定された保証期間T0の
前後だけ、クランプパルス制御信号S6を出力するか否
かの比較を行なえばよいことになる。要するに、期間T
1が保証期間T0よりも大きいとき、この期間T1をク
ランプ幅とする。
【0027】一方、図2(b)に示すように、ここでは
信号S3〜S5を図2(a)の波形と同一であるため省
略しているが、映像信号S1にノイズNが重畳されたと
き、特にクランプ検出期間にノイズN等が入り、基準レ
ベルを超えてしまった場合には、クランプレベルの引
き込み期間が従来の保証期間T0よりも少なくなること
を防ぐために、あらかじめ最大幅最小幅保証回路5に設
定しておいたカウンタ値の最小のクランプ期間制御信号
S5を選択器6に出力する。これにより、ノイズNがあ
っても映像信号S1が基準レベルを超えたことを正確
に検出することができる。
【0028】図3は図1における映像信号に長期間輝度
信号がないときの各信号波形図である。図3に示すよう
に、映像信号S1を受信しても、長い期間輝度信号が映
像信号S1中から検出されないときは、基準レベルに
よってクランプレベルの引き込みを終了させると、映像
信号S1にクランプパルスが影響を及ぼしてしまうた
め、最大幅最小幅保証回路5に設定しておいた最大のカ
ウンタ値のクランプ期間制御信号S5を選択器6に出力
する。すなわち、この選択器6から出力されるクランプ
レベル制御信号S6は、クランプ期間制御信号S3でク
ランプパルス発生器7のスイッチをオンさせてクランプ
パルスの引き込みを開始し、クランプ期間制御信号S4
が最大幅最小幅保証回路5の最小のカウンタ値よりも大
きく且つ最大幅最小幅保証回路5の最大のカウンタ値よ
りも小さいとき、クランプ期間制御信号S4でクランプ
パルス発生器7のスイッチ8をオフさせてクランプレベ
ルの引き込みを終了させている。
【0029】なお、クランプ期間制御信号S4が最大幅
最小幅保証回路5の最小のカウンタ値よりも小さいとき
には、最大幅最小幅保証回路5の最小のカウンタ値を出
力しているクランプ期間制御信号S5により、またクラ
ンプ期間制御信号S4が最大幅最小幅保証回路5の最大
のカウンタ値よりも大きいときには、最大幅最小幅保証
回路5の最大のカウンタ値を出力しているクランプ期間
制御信号S5により、クランプパルス発生器7のスイッ
チ8をオフさせてクランプレベルの引き込みを終了させ
る。
【0030】このように、本実施の形態においては、水
平同期信号S2の立ち上がりエッジを検出してクランプ
レベル出力を開始させ、映像信号S1と基準レベルと
のレベル差に対応してクランプレベル出力を終了させて
いる。しかも、クランプレベル出力期間に最大値と最小
値のリミットを付加するため、映像信号S1から制御し
たクランプレベル出力期間か、最大値あるいは最小値の
期間かを選択器6で選択することができる。
【0031】また、上述した実施の形態においては、水
平同期信号S2の立ち上がりを検出しているが、立ち下
がりを検出しても同様に実現することができる。
【0032】図4は本発明の他の実施の形態を説明する
ためのクランプ回路の構成図である。図4に示すよう
に、本実施の形態におけるクランプ回路2は、アナログ
回路1A,1B間に接続され、アナログ映像信号S1の
立ち上がりエッジでクランプ期間を開始する一例であ
る。本実施の形態が、前述した一実施の形態と比較して
異なる点は、水平同期信号S2の立ち上がりエッジを検
出するエッジ検出器3に代えて、映像信号S1と基準レ
ベルとのレベル差に対して微分処理を行う微分パルス検
出器10を用いたことにある。
【0033】このクランプ回路2は、微分パルス検出器
10において、水平同期信号S2により映像信号S1が
入力されたことを確認すると、アナログ映像信号S1の
第1の基準レベルを上回る信号に対して微分処理を行
う。この微分処理によって得た微分パルスの最初の立ち
上がりエッジを検出すると、クランプレベル出力開始制
御信号S3を選択器6に出力する。また、エッジ検出器
4は、水平同期信号S2によって映像信号S1が入力さ
れたことを確認し、その映像信号S1があらかじめ設定
しておいた第2の基準レベルを上回ったときにクランプ
レベル出力終了制御信号S4を出力する。さらに、最大
幅最小幅保証回路5は水平同期信号S2により内部のカ
ウンタをスタートさせ、最大幅最小幅保証期間信号S5
を選択器6へ出力する。これらの信号S3〜S5によ
り、選択器6はクランプレベル制御信号S6を出力す
る。したがって、クランプパルス発生器7は最小幅から
最大幅の範囲のクランプパルスを発生し、次段のアナロ
グ回路1Bに出力する。
【0034】図5(a),(b)はそれぞれ図4におけ
る映像信号にノイズがない場合および重畳された場合の
各信号波形図である。図5(a)に示すように、映像信
号S1にノイズがない場合、映像信号S1に対して2つ
の基準レベルを設定しているので、選択器6は最小幅か
ら最大幅のクランプレベル制御信号S6を出力すること
ができる。
【0035】また、図5(b)に示すように、クランプ
検出期間に映像信号S1へノイズNが重畳され且つ第2
の基準レベルを超えてしまった場合、クランプレベルの
引き込み期間が従来よりも少なくなってしまうのを防ぐ
ために、あらかじめ最大幅最小幅保証回路5に設定して
おいたカウンタ値の最小の最大幅最小幅保証期間信号S
5を選択器6へ出力する。これによって、ノイズNが重
畳された場合にも、引き込み期間が少なくなるのを防止
することができる。
【0036】図6は図4における映像信号に長期間輝度
信号がないときの各信号波形図である。図6に示すよう
に、映像信号S1が入力されても長い期間輝度信号が検
出されないとき、第2の基準レベルによりクランプレベ
ルの引き込みを終了させると、映像信号S1にクランプ
パリスが影響を及ぼしてしまうため、最大幅最小幅保証
回路5に設定しておいた最大の最大幅最小幅保証期間信
号S5を選択器6へ出力する。一方、選択器6では、ク
ランプレベル出力開始制御信号S3を受信することによ
り、クランプレベル制御信号S6を出力し、クランプパ
ルス発生器7のスイッチ8をオンさせてクランプレベル
の引き込みを開始するが、クランプレベル出力終了制御
信号S4が最大幅最小幅保証回路5の最小カウンタ値よ
りも大きく且つ最大幅最小幅保証回路5の最大のカウン
タ値よりも小さいときは、クランプレベル出力終了制御
信号S4でクランプパルス発生器7のスイッチ8をオフ
させてクランプレベルの引き込みを終了させる。また、
クランプレベル出力終了制御信号S4が最大幅最小幅保
証回路5の最小カウンタ値よりも小さいときは、最大幅
最小幅保証回路5の最小カウンタ値を出力している最大
幅最小幅保証期間信号S5で、さらにクランプレベル出
力終了制御信号S4が最大幅最小幅保証回路5の最大カ
ウンタ値よりも大きいときは、最大幅最小幅保証回路5
の最大カウンタ値を出力している最大幅最小幅保証期間
信号S5により、クランプパルス発生器7のスイッチ8
をオフさせてクランプレベルの引き込みを終了させる。
【0037】このように、本実施の形態においては、映
像信号S1と第1の基準レベルとのレベル差に対して微
分処理を行い、クランプレベル出力開始制御信号として
の微分パルスS3のエッジを検出してクランプレベル出
力を開始させ、また映像信号S1と第2の基準レベルと
のレベル差に対応してクランプレベル出力を終了させて
いる。しかも、クランプレベル出力期間に最大値と最小
値のリミットを付加するため、映像信号S1から制御し
たクランプレベル出力期間か、最大値あるいは最小値の
期間かを選択器6で選択することができる。
【0038】また、上述した実施の形態においては、映
像信号S1の立ち上がりを検出しているが、立ち下がり
を検出しても同様に実現することができる。
【0039】図7は本発明のさらに別の実施の形態を説
明するためのクランプ回路の構成図である。図7に示す
ように、本実施の形態におけるクランプ回路2は、アナ
ログ回路1,ディジタル回路11間に接続され、このデ
ィジタル回路11に設けたA/D変換器12の出力信号
S7をフィードバックすることにより、クランプ期間を
制御する一例である。本実施の形態のクランプ回路2
は、水平同期信号S2を受信し、最大幅最小幅保証期間
信号S5を出力する最大幅最小幅保証回路5と、水平同
期信号S2およびA/D変換器12の変換出力S7を入
力し、この変換出力S7を各基準レベルと比較するディ
ジタル比較器13と、この比較器13の比較出力および
最大幅最小幅保証期間信号S5を入力し、クランプレベ
ル制御信号S6を出力する選択器6と、スイッチ8およ
び増幅器9からなり、クランプレベル制御信号S6によ
って制御されることにより、ディジタル回路11に対す
るクランプパルスの発生期間を決定するクランプパルス
発生器7とを備えている。
【0040】かかるクランプ回路2において、アナログ
回路1より映像信号処理を行うディジタル回路11にア
ナログ映像信号S1が入力されるが、ディジタル回路1
1ではA/D変換器12によりnビットのディジタル信
号S7に変換される。また、アナログ回路1から出力さ
れる水平同期信号S2は、最大幅最小幅保証回路5とデ
ィジタル比較器13とに入力され、ディジタル比較器1
3においては、この水平同期信号S2により映像信号S
1が入力されたことを確認すると、ディジタル信号S7
のビット判定を行う。しかも、このディジタル比較器1
3は、あらかじめ2つの基準レベルをデイジタル値によ
って設定している。
【0041】特に、このディジタル比較器13におい
て、ディジタル信号S7が第1の基準レベルよりも大き
いと判定されたときは、その立ち上がりエッジを比較出
力として選択器6に出力する。さらに、ディジタル信号
S7が第2の基準レベル(第2の基準レベル〉第1の基
準レベル)よりも大きいと判定されたときは、同様にそ
の立ち上がりエッジを比較出力として選択器6に出力す
る。なお、最大幅最小幅保証期間信号S5を出力する最
大幅最小幅保証回路5は、前述した実施の形態と同様
に、水平同期信号S2により内部のカウンタをスタート
させる。
【0042】図8(a),(b)はそれぞれ図7におけ
る映像信号にノイズがない場合および重畳された場合の
各信号波形図である。図8(a)に示すように、映像信
号S1にノイズがない場合、映像信号S1に対して第1
および第2の基準レベルを設定しているので、選択器6
は最小幅(従来幅)から最大幅までのクランプレベル制
御信号S6を出力することができる。
【0043】また、図8(b)に示すように、クランプ
検出期間に映像信号S1へノイズNが重畳され且つ第2
の基準レベルを超えてしまった場合、クランプレベルの
引き込み期間が従来よりも少なくなってしまうのを防ぐ
ために、あらかじめ最大幅最小幅保証回路5に設定して
おいたカウンタ値の最小の最大幅最小幅保証期間信号S
5を選択器6へ出力する。これによって、ノイズNが重
畳された場合にも、引き込み期間が少なくなるのを防止
することができる。
【0044】図9は図7における映像信号に長期間輝度
信号がないときの各信号波形図である。図9に示すよう
に、映像信号S1が入力されても長い期間輝度信号が検
出されないとき、第2の基準レベルによりクランプレベ
ルの引き込みを終了させると、映像信号S1にクランプ
パリスが影響を及ぼしてしまうため、最大幅最小幅保証
回路5に設定しておいたカウンタの最大値を最大幅最小
幅保証期間信号S5として選択器6へ出力する。
【0045】一方、選択器6では、第1の基準レベルに
よって検出されたデイジタル出力S7の立ち上がりエッ
ジを受信することにより、クランプレベル制御信号S6
を出力し、クランプパルス発生器7のスイッチ8をオン
させてクランプレベルの引き込みを開始するが、第2の
基準レベルによって検出された立ち上がりエッジが最大
幅最小幅保証回路5の最小カウンタ値よりも大きく且つ
最大幅最小幅保証回路5の最大のカウンタ値よりも小さ
いときは、第2の基準レベルによって検出された立ち上
がりエッジでクランプパルス発生器7のスイッチ8をオ
フさせてクランプレベルの引き込みを終了させる。ま
た、第2の基準レベルによって検出された立ち上がりエ
ッジが最大幅最小幅保証回路5の最小カウンタ値よりも
小さいときは、最大幅最小幅保証回路5の最小カウンタ
値で、さらに第2の基準レベルによって検出された立ち
上がりエッジが最大幅最小幅保証回路5の最大カウンタ
値よりも大きいときは、最大幅最小幅保証回路5の最大
カウンタ値を出力している最大幅最小幅保証期間信号S
5により、クランプパルス発生器7のスイッチ8をオフ
させてクランプレベルの引き込みを終了させる。
【0046】このように、本実施の形態においては、映
像信号S1に対応してクランプレベル出力期間を制御す
るにあたり、映像信号S1デイジタル変換した信号S7
の出力レベルと第1の基準レベルとのレベル差に対応し
てクランプ出力を制御させている。また、クランプレベ
ル出力期間に最大値と最小値のリミットを付加するた
め、映像信号S1から制御したクランプレベル出力期間
か、最大値あるいは最小値の期間かを選択器6で選択す
ることができる。
【0047】また、上述した実施の形態においては、信
号のの立ち上がりを検出しているが、立ち下がりを検出
しても同様に実現することができる。
【0048】要するに、上述した幾つかの実施の形態か
らも明らかなように、本発明は映像信号を直接検出器に
入力し、クランプ期間を検出することにより、通常とは
異なる異常な映像信号が入力されたときにも、安定した
クランプレベルを得られるクランプ幅を確保することが
できる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のクランプ
回路は、映像信号とともに受信する水平同期信号の立ち
上がりや映像信号の立ち上がり、あるいは映像デイジタ
ル信号のレベル差などを検出し、最大幅最小幅保証回路
で保証された期間信号の前後に選択器を用いて出力期間
を付加することにより、映像信号によってクランプ幅を
変化させることができ、十分なクランプレベルを引き込
むことができるので、安定したクランプレベルを得る際
にクランプレベルの合わせ込みを行う期間を十分にとる
ことができるという効果がある。
【0050】また、本発明のクランプ回路は、選択器に
よりクランプパルス発生回路からのクランプレベルの引
き込み期間を長くして引き込むことにより、増幅率の高
いアンプを使用する必要がなくなり、回路構成を簡単且
つ安価に形成することができ、精度の高いクランプを行
うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を説明するためのクラン
プ回路の構成図である。
【図2】図1における映像信号にノイズがない場合およ
び重畳された場合の各信号波形図である。
【図3】図1における映像信号に長期間輝度信号がない
ときの各信号波形図である。
【図4】本発明の他の実施の形態を説明するためのクラ
ンプ回路の構成図である。
【図5】図4における映像信号にノイズがない場合およ
び重畳された場合の各信号波形図である。
【図6】図4における映像信号に長期間輝度信号がない
ときの各信号波形図である。
【図7】本発明のさらに別の実施の形態を説明するため
のクランプ回路の構成図である。
【図8】図7における映像信号にノイズがない場合およ
び重畳された場合の各信号波形図である。
【図9】図7における映像信号に長期間輝度信号がない
ときの各信号波形図である。
【図10】従来の一例を示すクランプ回路のブロック構
成および映像信号波形を表わす図である。
【図11】従来の他の例を示すクランプ回路図である。
【図12】図11におけるクランプレベルを下げる場合
と上げる場合の信号波形および収束期間を説明するため
の信号波形を表わす図である。
【符号の説明】
1,1A,1B アナログ回路 2 クランプ回路 3,4 エッジ検出器 5 最大幅最小幅保証回路 6 選択器 7 クランプパルス発生器 8 スイッチ 9 増幅器 10 微分パルス検出器 13 ディジタル比較器 S1 アナログ映像信号 S2 水平同期信号 S3 クランプレベル出力開始制御信号 S4 クランプレベル出力終了制御信号 S5 最大幅最小幅保証期間信号 S6 クランプレベル制御信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−331978(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 5/18

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平同期信号の立ち下がり、あるいは立
    ち上がりエッジを検出し、クランプレベルの出力を開始
    させる第1のエッジ検出器と、映像信号の立ち上がり、
    あるいは立ち下がりエッジを検出し、クランプレベルの
    出力を終了させる第2のエッジ検出器と、前記水平同期
    信号に基いてクランプレベル出力の開始と終了の最大期
    間および最小期間を保証する最大・最小幅保証回路と、
    前記第1,第2のエッジ検出器のクランプレベル出力の
    開始から終了までの期間および前記最大・最小幅保証回
    路で保証されるクランプレベル出力期間のいずれか1つ
    を自己判定して選択出力する選択器と、その選択出力に
    より前記映像信号に対するクランプパルスを発生するク
    ランプパルス発生器とを有し、前記クランプレベルを出
    力する期間を前記映像信号対応して制御することを特徴
    とするクランプ回路。
  2. 【請求項2】 映像信号の電圧レベルの変化を観測する
    第1の基準レベルを設定し、前記第1の基準レベルを上
    回る電圧レベルを検出したときに微分パルスを発生さ
    せ、その微分パルスの立ち上がり、あるいは立ち下がり
    エッジを検出してクランプレベルの出力を開始させる微
    分パルス発生器と、映像信号の電圧レベルの変化を観測
    する第2の基準レベルを設定し、前記第2の基準レベル
    を上回る電圧レベルを検出したときにクランプレベルの
    出力を終了させるエッジ検出器と、水平同期信号に基い
    てクランプレベル出力の開始と終了の最大期間および最
    小期間を保証する最大・最小幅保証回路と、前記微分パ
    ルス発生器,前記エッジ検出器での前記クランプレベル
    出力の開始から終了までの期間および前記最大・最小幅
    保証回路でのクランプレベル出力期間のいずれか1つを
    自己判定して選択出力する選択器と、その選択出力によ
    り前記映像信号に対するクランプパルスを発生するクラ
    ンプパルス発生器とを有し、前記クランプレベルを出力
    する期間を前記映像信号対応して制御することを特徴と
    するクランプ回路。
  3. 【請求項3】 映像信号をA/D変換したディジタルデ
    ータをあらかじめ設定した第1および第2の基準レベル
    と比較し、前記ディジタルデータが前記第1の基準レベ
    ルを上回ったときにクランプレベル出力を開始し、前記
    第2の基準レベルを上回ったときにクランプレベル出力
    を終了させるディジタル比較器と、水平同期信号に基い
    てクランプレベル出力の開始と終了の最大期間および最
    小期間を保証する最大・最小幅保証回路と、前記ディジ
    タル比較器でのクランプレベル出力の開始から終了まで
    の期間および前記最大・最小幅保証回路でのクランプレ
    ベル出力期間のいずれか1つを自己判定して選択出力す
    る選択器と、その選択出力により前記映像信号に対する
    クランプパルスを発生するクランプパルス発生器とを有
    し、前記クランプレベルを出力する期間を前記映像信号
    対応して制御することを特徴とするクランプ回路。
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