JP2958467B2 - 半導体装置のシリコン酸化膜の製造法 - Google Patents
半導体装置のシリコン酸化膜の製造法Info
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Landscapes
- Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
- Formation Of Insulating Films (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、新規な液体原料を用いてSiO2膜をCVD法で
形成する半導体装置のシリコン酸化膜の製造法に関す
る。
形成する半導体装置のシリコン酸化膜の製造法に関す
る。
(従来の技術) CVD法は薄膜を構成する元素からなる一種または二種
以上の化合物気体を基板表面に送り、基板表面上で化学
反応させて所望の薄膜を形成する方法である。
以上の化合物気体を基板表面に送り、基板表面上で化学
反応させて所望の薄膜を形成する方法である。
従来からSiO2系CVD成膜材料としては、SiH4気体原料
が用いられてきた。
が用いられてきた。
しかし、集積回路に使用されるパターン寸法は回路パ
ターンの高密度化とともに年々微細化の一途をたどり、
今やサブミクロンの時代に入っている。また、LSIの微
細化、高集積化に伴い、配線のチップに占める面積が大
きくなり、配線の多層化がますます進展している。さら
に、今後の多層配線においては、配線抵抗を小さく維持
する必要から配線のアスペクト比が大きくなり、その結
果、基板表面の凹凸はますます激しくなっている。した
がって、SiO2のような絶縁膜の平坦化は欠くことのでき
ない必須技術となっている。
ターンの高密度化とともに年々微細化の一途をたどり、
今やサブミクロンの時代に入っている。また、LSIの微
細化、高集積化に伴い、配線のチップに占める面積が大
きくなり、配線の多層化がますます進展している。さら
に、今後の多層配線においては、配線抵抗を小さく維持
する必要から配線のアスペクト比が大きくなり、その結
果、基板表面の凹凸はますます激しくなっている。した
がって、SiO2のような絶縁膜の平坦化は欠くことのでき
ない必須技術となっている。
従来のSiH4気体原料を用いるCVDプロセスでは基板上
の段差や凹凸を平坦化できない。
の段差や凹凸を平坦化できない。
また、このCVDプロセスでは狭い電極間やゲートのト
レンチにボイドを形成し著しく膜特性を悪化させる。
レンチにボイドを形成し著しく膜特性を悪化させる。
さらに、SiH4は自己発火性で極めて危険な原料であ
る。
る。
以上のような欠点を克服するために、最近、SiH4に代
わって液体原料であるテトラエトキシシランSi(OC
2H5)4を用いるCVD法が実用化され、盛んになってきて
いる。
わって液体原料であるテトラエトキシシランSi(OC
2H5)4を用いるCVD法が実用化され、盛んになってきて
いる。
これはテトラエトキシシランを蒸気化し、CVD反応室
に導入するものである。
に導入するものである。
テトラエトキシシランを用いるCVD法で成長させた膜
は段差被覆性、平坦化性等に優れており、かつ、テトラ
エトキシシランは自己発火性もなく、半導体装置の製造
工程上極めて安全な原料である。
は段差被覆性、平坦化性等に優れており、かつ、テトラ
エトキシシランは自己発火性もなく、半導体装置の製造
工程上極めて安全な原料である。
また、平坦化CVD膜の特徴として、高密度なパターン
部においてもリフロー処理によってボイドのない平坦化
膜が達成できる。
部においてもリフロー処理によってボイドのない平坦化
膜が達成できる。
しかし、テトラエトキシシランを用いるCVD法で成長
させた膜は、その緻密性、クラック耐性、絶縁性等の膜
質にまだ問題点を残しており、この問題点を軽減するよ
うに成膜するには600〜700℃の基板加熱を必要とする。
させた膜は、その緻密性、クラック耐性、絶縁性等の膜
質にまだ問題点を残しており、この問題点を軽減するよ
うに成膜するには600〜700℃の基板加熱を必要とする。
したがって、アルミ配線上にテトラエトキシシランを
用いるCVD法でSiO2膜を成膜する場合、アルミ配線を著
しく劣化させる欠点がある。
用いるCVD法でSiO2膜を成膜する場合、アルミ配線を著
しく劣化させる欠点がある。
このため高温の基板加熱を必要とせず、テトラエトキ
シシランより低温でSiO2膜を成膜できるCVD液体原料が
望まれていた。
シシランより低温でSiO2膜を成膜できるCVD液体原料が
望まれていた。
(解決しようとする問題点) 本発明者等は、テトラエトキシシランより低温でSiO2
膜を成膜でき、かつ、段差被覆性、平坦化性等に優れて
おり、さらに緻密性,クラック耐性、絶縁性等の膜質も
優れた新規な液体原料を用いる半導体装置のSiO2膜の製
造法を特許出願した。(特願平成2−20121号) 本発明は、この製造法の改良に関するものである。
膜を成膜でき、かつ、段差被覆性、平坦化性等に優れて
おり、さらに緻密性,クラック耐性、絶縁性等の膜質も
優れた新規な液体原料を用いる半導体装置のSiO2膜の製
造法を特許出願した。(特願平成2−20121号) 本発明は、この製造法の改良に関するものである。
(問題を解決するための手段) 本発明は、CVD法で半導体装置のSiO2膜を製造する場
合、新規な液体原料としてトリプロポキシシランあるい
はトリブトキシシランのようなH基1個を有するトリア
ルコキシシラン、あるいは、ジプロポキシシランあるい
はジブトキシシランのようなH基2個を有するジアルコ
キシシランを用いることを特徴とする。
合、新規な液体原料としてトリプロポキシシランあるい
はトリブトキシシランのようなH基1個を有するトリア
ルコキシシラン、あるいは、ジプロポキシシランあるい
はジブトキシシランのようなH基2個を有するジアルコ
キシシランを用いることを特徴とする。
テトラエトキシシランはエトキシ基4個がSiについた
構造であるが、トリプロポキシシランはプロポキシ基3
個と水素1個がSiにつき、トリブトキシシランはブトキ
シ基3個と水素1個がSiにつき、ジプロポキシシランは
プロポキシ基2個と水素2個がSiにつき、ジブトキシシ
ランはブトキシ基2個と水素2個がSiについた構造であ
り、常温で無色透明な液体である。
構造であるが、トリプロポキシシランはプロポキシ基3
個と水素1個がSiにつき、トリブトキシシランはブトキ
シ基3個と水素1個がSiにつき、ジプロポキシシランは
プロポキシ基2個と水素2個がSiにつき、ジブトキシシ
ランはブトキシ基2個と水素2個がSiについた構造であ
り、常温で無色透明な液体である。
トリプロポキシシランはn−HSi(OC3H7)3、i−HS
i(OC3H7)3等を含み、トリブトキシシランはn−HSi
(OC4H9)3、i−HSi(OC4H9)3、t−HSi(OC4H9)
3、sec−HSi(OC4H9)3等を含む。
i(OC3H7)3等を含み、トリブトキシシランはn−HSi
(OC4H9)3、i−HSi(OC4H9)3、t−HSi(OC4H9)
3、sec−HSi(OC4H9)3等を含む。
ジプロポキシシランはn−H2Si(OC3H7)2、i−H2S
i(OC3H7)2等を含み、ジブトキシシランはn−H2Si
(OC4H9)2、i−H2Si(OC4H9)2、t−H2Si(OC
4H9)2、sec−H2Si(OC4H9)2等を含む。
i(OC3H7)2等を含み、ジブトキシシランはn−H2Si
(OC4H9)2、i−H2Si(OC4H9)2、t−H2Si(OC
4H9)2、sec−H2Si(OC4H9)2等を含む。
本発明は、熱分解ガスクロマトグラフィーとプラズマ
分解装置を用いて種々のアルコラートの分解を研究中に
得た次の三つの事実に基ずくものである。
分解装置を用いて種々のアルコラートの分解を研究中に
得た次の三つの事実に基ずくものである。
(1)金属アルコラートの最終熱分解温度は、金属につ
く側鎖のうち最も分解しにくい側鎖によってきまる。
く側鎖のうち最も分解しにくい側鎖によってきまる。
金属としてSiを例にとると、メトキシ基700℃、エト
キシ基550℃、プロポキシ基類480℃、ブトイシ基類450
℃というように炭素数が多い程最終分解温度が低くな
る。
キシ基550℃、プロポキシ基類480℃、ブトイシ基類450
℃というように炭素数が多い程最終分解温度が低くな
る。
(2)側鎖の炭素数が多くなると分解してできた金属酸
化膜中に炭素分が残留し易い傾向がある。
化膜中に炭素分が残留し易い傾向がある。
(3)Siアルコキシド用い、プラズマ速度を弱くしてい
くと、蒸気圧が低い低粘性の液体をシリコン基板上に造
ることができる。
くと、蒸気圧が低い低粘性の液体をシリコン基板上に造
ることができる。
このうち(3)は、テトラエトキシシランをCVD材料
として用いると平坦な酸化膜ができる理由を明かにした
ものである。すなわち、従来、この理由として擬液体が
できると説明されてきたが、そうではなく液体そのもの
であることを明確にした。
として用いると平坦な酸化膜ができる理由を明かにした
ものである。すなわち、従来、この理由として擬液体が
できると説明されてきたが、そうではなく液体そのもの
であることを明確にした。
この発見により、分解過程で得られる液体が分解が進
んでも粘性の低い液体になり続け易いCVD原料が、平坦
化の上で有利であることがわかった。
んでも粘性の低い液体になり続け易いCVD原料が、平坦
化の上で有利であることがわかった。
分解してできるポリ金属アルコラートは直鎖状分子の
時最も粘性が低く、環状や立体的な構造をもつと固体化
や高粘性化することはシリコン樹脂等の例でよく知られ
た事実である。
時最も粘性が低く、環状や立体的な構造をもつと固体化
や高粘性化することはシリコン樹脂等の例でよく知られ
た事実である。
本発明の一つの骨子、金属、特にシリコンアルコキシ
ドの側鎖のうち一つまたは二つを特に分解し易い基と
し、残りの基を多少分解しにくい基にして、分解、縮合
過程でより粘性率の小さい状態にすることである。
ドの側鎖のうち一つまたは二つを特に分解し易い基と
し、残りの基を多少分解しにくい基にして、分解、縮合
過程でより粘性率の小さい状態にすることである。
シリコンのアルコキシドの分解は、オゾン等の活性酸
素を用いることにより分解開始温度が200〜300℃に低下
することは周知の事実であり、この条件下では、側鎖と
して水素基を持ったアルコキシドの方が分解され易い。
素を用いることにより分解開始温度が200〜300℃に低下
することは周知の事実であり、この条件下では、側鎖と
して水素基を持ったアルコキシドの方が分解され易い。
本発明のもう一つの骨子は、上記の水素基の分解し易
さによって直鎖状分子を造るに適した構造のアルコキシ
ドを選択することである。
さによって直鎖状分子を造るに適した構造のアルコキシ
ドを選択することである。
側鎖の水素基は三つ以上になると三次元的な立体構造
をとり易く好ましくない。
をとり易く好ましくない。
また、側鎖の炭素数が5以上のアルコキシドは形成し
た酸化膜中に炭素分が残留し易く、かつ、多孔質膜とな
り易く好ましくない。
た酸化膜中に炭素分が残留し易く、かつ、多孔質膜とな
り易く好ましくない。
上記のように、熱分解温度は一例として、HSi(OC
2H5)3よりHSi(OC3H7)3の方が低く、HSi(OC3H7)
3よりHSi(OC4H9)3の方がさらに低い。
2H5)3よりHSi(OC3H7)3の方が低く、HSi(OC3H7)
3よりHSi(OC4H9)3の方がさらに低い。
したがって、CVD法で半導体装置のSiO2膜を製造する
場合、液体原料としてHSi(OC2H5)3よりHSi(OC3H7)
3あるいはHSi(OC4H9)3を用いた法がより低温でSiO2
膜を成膜できることがわかった。
場合、液体原料としてHSi(OC2H5)3よりHSi(OC3H7)
3あるいはHSi(OC4H9)3を用いた法がより低温でSiO2
膜を成膜できることがわかった。
テトラエトキシシランがSiO2になる過程は一気にSiO2
になるのではなく、 (H5C2O)3SiOSi(0C2H5)3、(H5C2O)3SiOSi(0C
2H5)2OSi(OC2H5)3 等のテトラエトキシシランの二量体、三量体等の中間縮
合物を経てSiO2になることが知られており、この中間縮
合物が流動性を帯びているために、良好な段差被覆性、
平坦化性を有するものである。
になるのではなく、 (H5C2O)3SiOSi(0C2H5)3、(H5C2O)3SiOSi(0C
2H5)2OSi(OC2H5)3 等のテトラエトキシシランの二量体、三量体等の中間縮
合物を経てSiO2になることが知られており、この中間縮
合物が流動性を帯びているために、良好な段差被覆性、
平坦化性を有するものである。
トリプロポキシシランあるいはトリブトキシシラン、
あるいは、ジプロポキシシランあるいはジブトキシシラ
ンは分子中のHが離脱しOが入り易く、このためテトラ
エトキシシランより二量体、三量体等の中間縮合物を生
成し易いため段差被覆性、平坦化性に優れている。
あるいは、ジプロポキシシランあるいはジブトキシシラ
ンは分子中のHが離脱しOが入り易く、このためテトラ
エトキシシランより二量体、三量体等の中間縮合物を生
成し易いため段差被覆性、平坦化性に優れている。
また、分解物が環状分子ではなく直鎖状分子にする作
用がある。
用がある。
さらに、トリプロポキシシランあるいはトリブトキシ
シラン、あるいは、ジプロポキシシランあるいはジブト
キシシランを用いるCVD法で成長させた膜は緻密性、ク
ラック耐性、絶縁性等の膜質も極めて優れていることが
わかった。
シラン、あるいは、ジプロポキシシランあるいはジブト
キシシランを用いるCVD法で成長させた膜は緻密性、ク
ラック耐性、絶縁性等の膜質も極めて優れていることが
わかった。
また、これらのCVD原料はテトラエトキシシランと同
様に半導体装置の製造工程上極めて安全な原料である。
様に半導体装置の製造工程上極めて安全な原料である。
(実施例1) プラズマCVD装置内にSi基板を設置し、その基板を350
℃に加熱した。
℃に加熱した。
25℃でi−HSi(OC3H7)3をHeキヤリアガスでバブリ
ングしてプラズマCVD装置内に導入し、装置内で酸素と
混合し、プラズマによりSiO2膜をSi基板上に成膜した。
ングしてプラズマCVD装置内に導入し、装置内で酸素と
混合し、プラズマによりSiO2膜をSi基板上に成膜した。
この膜とテトラエトキシシランを用いたプラズマCVD
膜とを硬度計を用いて膜の硬度を比較した結果、i−HS
i(OC3H7)3を用いたプラズマCVD膜の方が硬度が大き
く、充分に緻密な膜であることがわかった。
膜とを硬度計を用いて膜の硬度を比較した結果、i−HS
i(OC3H7)3を用いたプラズマCVD膜の方が硬度が大き
く、充分に緻密な膜であることがわかった。
(実施例2) プラズマCVD装置内にSi基板を設置し、その基板を300
℃に加熱した。
℃に加熱した。
25℃でn−HSi(OC4H9)3をHeキヤリアガスでバブリ
ングしてブラズマCVD装置内に導入し、装置内で酸素と
混合し、プラズマによりSiO2膜をSi基板上に成膜した。
ングしてブラズマCVD装置内に導入し、装置内で酸素と
混合し、プラズマによりSiO2膜をSi基板上に成膜した。
この膜とテトラエトキシシランを用いたプラズマCVD
膜とを硬度計を用いて膜の硬度を比較した結果、トリブ
トキシシランを用いたプラズマCVD膜の方が硬度が大き
く、充分に緻密な膜であることがわかった。
膜とを硬度計を用いて膜の硬度を比較した結果、トリブ
トキシシランを用いたプラズマCVD膜の方が硬度が大き
く、充分に緻密な膜であることがわかった。
(発明の効果) 本発明によれば、テトラエトキシシランあるいはトリ
エトキシシランより低温でSiO2膜を成膜することがで
き、かつ、その膜は段差被覆性、平坦化性に優れ、硬
度、緻密性等の膜質も極めて優れている特徴がある。
エトキシシランより低温でSiO2膜を成膜することがで
き、かつ、その膜は段差被覆性、平坦化性に優れ、硬
度、緻密性等の膜質も極めて優れている特徴がある。
また、クラック耐性、絶縁性等の膜質も極めて優れて
いる特徴がある。
いる特徴がある。
さらに、半導体装置の製造工程上極めて安全性が高い
特徴がある。
特徴がある。
Claims (2)
- 【請求項1】半導体装置用のSiO2膜を液体原料を用いて
CVD法で形成する場合、該液体原料にH基1個を有する
トリアルコキシシランあるいはH基2個を有するジアル
コキシシランを用いることを特徴とする半導体装置のシ
リコン酸化膜の製造法。 - 【請求項2】H基1個を有するトリアルコキシシランが
トリプロポキシシランあるいはトリブトキシシランであ
り、H基2個を有するジアルコキシシランがジプロポキ
シシランあるいはジブトキシシランである特許請求の範
囲第1項記載の半導体装置のシリコン酸化膜の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18832290A JP2958467B2 (ja) | 1990-07-17 | 1990-07-17 | 半導体装置のシリコン酸化膜の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18832290A JP2958467B2 (ja) | 1990-07-17 | 1990-07-17 | 半導体装置のシリコン酸化膜の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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