JP2961202B2 - スピーカ用ダストキャップ - Google Patents
スピーカ用ダストキャップInfo
- Publication number
- JP2961202B2 JP2961202B2 JP8958590A JP8958590A JP2961202B2 JP 2961202 B2 JP2961202 B2 JP 2961202B2 JP 8958590 A JP8958590 A JP 8958590A JP 8958590 A JP8958590 A JP 8958590A JP 2961202 B2 JP2961202 B2 JP 2961202B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fiber
- synthetic resin
- thermoplastic synthetic
- dust cap
- fibers
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Audible-Bandwidth Dynamoelectric Transducers Other Than Pickups (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、コーン型スピーカのダストキャップに関
する。
する。
[従来の技術] コーン型スピーカのダストキャップは、周知のごとく
振動板の中心近傍に位置して塵埃等の異物を遮断する機
能を有し、特に振動板の付根部に結合されたダストキャ
ップでは当該振動板の振動モードに影響を与えるので、
ある程度剛性が大きく且つ振動板の異常共振を抑制する
ための吸振力が比較的大きいことを要求される。
振動板の中心近傍に位置して塵埃等の異物を遮断する機
能を有し、特に振動板の付根部に結合されたダストキャ
ップでは当該振動板の振動モードに影響を与えるので、
ある程度剛性が大きく且つ振動板の異常共振を抑制する
ための吸振力が比較的大きいことを要求される。
従来におけるダストキャップの代表的な構造は、例え
ば(1)パルブ、金属、合成樹脂等単一の素材を成形し
たもの、(2)炭素繊維織布等に熱硬化性樹脂を含浸さ
せて加熱成形したもの、(3)炭素繊維織布等と熱可塑
性合成樹脂シートを積層し、加熱成形したもの等が実用
化されている。
ば(1)パルブ、金属、合成樹脂等単一の素材を成形し
たもの、(2)炭素繊維織布等に熱硬化性樹脂を含浸さ
せて加熱成形したもの、(3)炭素繊維織布等と熱可塑
性合成樹脂シートを積層し、加熱成形したもの等が実用
化されている。
[解決しようとする課題] この様な構造を有する従来のダストキャップは、
(1)に属するダストキャップは素材の性質によって剛
性と吸振力とを両立させることは困難であり、(2)に
属するダストキャップは繊維の結合材が熱硬化性樹脂で
あるため耐衝撃性が低く、耐水性、長期安定性が低い。
更に、生産時の成形サイクルが長く且つ成形原料のプリ
プレグの保存性がよくない。又、(3)に属するダスト
キャップは例えば熱可塑性合成樹脂シートとしてポリプ
ロピレン樹脂を使用した場合には、成形時のドレープが
悪いため、高圧プレスを要するという解決すべき課題が
あった。
(1)に属するダストキャップは素材の性質によって剛
性と吸振力とを両立させることは困難であり、(2)に
属するダストキャップは繊維の結合材が熱硬化性樹脂で
あるため耐衝撃性が低く、耐水性、長期安定性が低い。
更に、生産時の成形サイクルが長く且つ成形原料のプリ
プレグの保存性がよくない。又、(3)に属するダスト
キャップは例えば熱可塑性合成樹脂シートとしてポリプ
ロピレン樹脂を使用した場合には、成形時のドレープが
悪いため、高圧プレスを要するという解決すべき課題が
あった。
そこで本発明は、液晶性高分子繊維と熱可塑性合成樹
脂繊維とを複合させて使用することにより、上記従来例
の有する課題を解決して、高い剛性と大きい内部ロスと
を両立させたスピーカ用ダストキャップを提供すること
を目的とする。
脂繊維とを複合させて使用することにより、上記従来例
の有する課題を解決して、高い剛性と大きい内部ロスと
を両立させたスピーカ用ダストキャップを提供すること
を目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記した目的を達成するため、本発明に係るスピーカ
のダストキャップは、液晶性高分子繊維と熱可塑性合成
樹脂繊維とからなり、前記液晶性高分子繊維が、加熱成
形時に溶融した熱可塑性合成樹脂繊維によって結合、複
合化されていることを特徴とするスピーカ用ダストキャ
ップである。
のダストキャップは、液晶性高分子繊維と熱可塑性合成
樹脂繊維とからなり、前記液晶性高分子繊維が、加熱成
形時に溶融した熱可塑性合成樹脂繊維によって結合、複
合化されていることを特徴とするスピーカ用ダストキャ
ップである。
[作 用] 液晶性高分子繊維は、例えば炭素繊維等の従来のコン
ポジット材と比較すると密度(ρ)が小さく、かつ切断
強度が大きい(炭素繊維等の1.5〜2倍)うえに、融点
が300℃以上と高いため熱的に安定で、更にフィブリル
構造の繊維であるから繊維自体の内部ロス(tanδ)が
大きいという特徴がある。
ポジット材と比較すると密度(ρ)が小さく、かつ切断
強度が大きい(炭素繊維等の1.5〜2倍)うえに、融点
が300℃以上と高いため熱的に安定で、更にフィブリル
構造の繊維であるから繊維自体の内部ロス(tanδ)が
大きいという特徴がある。
この様な性質の液晶性高分子繊液維を、溶融した熱可
塑性合成樹脂繊維で複合することにより、複合材中に液
晶性高分子繊維が一様に分散すると共に、複合材の物性
は従来の炭素繊維等を使用した複合材と比較してρが小
さく、tanδが大きいものとなる。更に両方の繊維が熱
可塑性合成樹脂繊維であるから、耐衝撃性、保存性に優
れ、また、2種類の繊維が密接しているので、成形時間
を短縮することができる。その上、従来のシート状熱可
塑性合成樹脂コンポジットと比較してドレープ性、濡れ
性に優れているのでボイドがなく品質が安定する。
塑性合成樹脂繊維で複合することにより、複合材中に液
晶性高分子繊維が一様に分散すると共に、複合材の物性
は従来の炭素繊維等を使用した複合材と比較してρが小
さく、tanδが大きいものとなる。更に両方の繊維が熱
可塑性合成樹脂繊維であるから、耐衝撃性、保存性に優
れ、また、2種類の繊維が密接しているので、成形時間
を短縮することができる。その上、従来のシート状熱可
塑性合成樹脂コンポジットと比較してドレープ性、濡れ
性に優れているのでボイドがなく品質が安定する。
[実施例] 液晶性高分子繊液維として全芳香族ポリエステル繊維
の平織布、熱可塑性合成樹脂繊維としてPP(ポリプロピ
レン樹脂…ガラス転移温度=0℃、融点170℃)繊維の
平織布を用い、全芳香族ポリエステル繊維の平織布の両
面にPP繊維の平織布を重ねて3層とし、ドーム形状の金
型で140℃、2分間プレス成形してスピーカ用のダスト
キャップを得た。
の平織布、熱可塑性合成樹脂繊維としてPP(ポリプロピ
レン樹脂…ガラス転移温度=0℃、融点170℃)繊維の
平織布を用い、全芳香族ポリエステル繊維の平織布の両
面にPP繊維の平織布を重ねて3層とし、ドーム形状の金
型で140℃、2分間プレス成形してスピーカ用のダスト
キャップを得た。
当該ダストキャップの常温に於けるtanδ、ヤング率
E、密度ρ並びにE/ρの値を第1表に、又、成形条件を
第2表に示す。比較のために炭素繊維織布とポリプロピ
レンシートを積層して得た従来例ダストキャップの上記
物性値を同時に示した。この結果から本発明の複合物ダ
ストキャップは従来例と比較して高剛性で且つ大きなta
nδを示している。特に成形圧力については、従来のPP
シートによるコンポジットの場合と比較して繊維の目ズ
レを利用できるため形状付与が容易で且つ繊維であるか
ら溶融しやすいことから約1/3の圧力でよい。
E、密度ρ並びにE/ρの値を第1表に、又、成形条件を
第2表に示す。比較のために炭素繊維織布とポリプロピ
レンシートを積層して得た従来例ダストキャップの上記
物性値を同時に示した。この結果から本発明の複合物ダ
ストキャップは従来例と比較して高剛性で且つ大きなta
nδを示している。特に成形圧力については、従来のPP
シートによるコンポジットの場合と比較して繊維の目ズ
レを利用できるため形状付与が容易で且つ繊維であるか
ら溶融しやすいことから約1/3の圧力でよい。
本発明の複合物を得る手段として、上記実施例の変形
例1として、液晶性高分子繊維と熱可塑性合成樹脂繊維
と混合した長繊維条(コミングルドヤーン)からなる織
布(交又織、3軸織、円盤織等)を一層若しくは複数層
重ねて成形しても得られる。又、変形例2として液晶性
高分子繊維の表面を熱可塑性合成樹脂繊維でラッピング
したプライドマトリックスの織布を一層若しくは複数層
重ねて成形してもよい。或いは変形例3として2種類の
繊維を交ぜ織りにした織布を使用する手段等が考えられ
る。
例1として、液晶性高分子繊維と熱可塑性合成樹脂繊維
と混合した長繊維条(コミングルドヤーン)からなる織
布(交又織、3軸織、円盤織等)を一層若しくは複数層
重ねて成形しても得られる。又、変形例2として液晶性
高分子繊維の表面を熱可塑性合成樹脂繊維でラッピング
したプライドマトリックスの織布を一層若しくは複数層
重ねて成形してもよい。或いは変形例3として2種類の
繊維を交ぜ織りにした織布を使用する手段等が考えられ
る。
以上、本発明に係るスピーカのダストキャップについ
て代表的と思われる実施例を基に詳述したが、本発明に
よるダストキャップの実施態様は、素材樹脂の材質など
に於て、上記実施例の構造に限定されるものではなく、
前記したクレーム記載の構成要件を具備し、本発明にい
う作用を呈し、以下に述べる効果を有する限りにおい
て、適宜改変して実施しうるものである。
て代表的と思われる実施例を基に詳述したが、本発明に
よるダストキャップの実施態様は、素材樹脂の材質など
に於て、上記実施例の構造に限定されるものではなく、
前記したクレーム記載の構成要件を具備し、本発明にい
う作用を呈し、以下に述べる効果を有する限りにおい
て、適宜改変して実施しうるものである。
[効 果] 本発明に係るスピーカのダストキャップは、液晶性高
分子繊維が、熱可塑性合成樹脂繊維によって溶融結合し
複合化されており、液晶性高分子繊維が炭素繊維等の従
来のコンポジット材と比較すると密度維等の1.5〜2
倍)うえに、融点が300℃以上と高いため熱的に安定
で、更にフィブリル構造の繊維であるため繊維自体の内
部ロス(tanδ)が大きいという特徴がある。
分子繊維が、熱可塑性合成樹脂繊維によって溶融結合し
複合化されており、液晶性高分子繊維が炭素繊維等の従
来のコンポジット材と比較すると密度維等の1.5〜2
倍)うえに、融点が300℃以上と高いため熱的に安定
で、更にフィブリル構造の繊維であるため繊維自体の内
部ロス(tanδ)が大きいという特徴がある。
この様な性質の液晶性高分子繊維を溶融した熱可塑性
合成樹脂繊維で複合することにより、複合材中に液晶性
高分子繊維が一様に分散すると共に、複合材の物性は従
来の炭素繊維等を使用した複合材と比較してρが小さ
く、tanδが大きいものとなる。
合成樹脂繊維で複合することにより、複合材中に液晶性
高分子繊維が一様に分散すると共に、複合材の物性は従
来の炭素繊維等を使用した複合材と比較してρが小さ
く、tanδが大きいものとなる。
又、更に熱可塑性合成樹脂繊維を使用しているので耐
衝撃性、耐水性、長期安定性並びに保存性に優れ、また
2種類の繊維が半ば混合された状態となっているので、
成形時間を短縮することができる。その上、従来のシー
ト状熱可塑性合成樹脂コンポジットと比較してドレープ
性、濡れ性に優れているのでボイドがなく品質が安定す
るという効果を有するものである。
衝撃性、耐水性、長期安定性並びに保存性に優れ、また
2種類の繊維が半ば混合された状態となっているので、
成形時間を短縮することができる。その上、従来のシー
ト状熱可塑性合成樹脂コンポジットと比較してドレープ
性、濡れ性に優れているのでボイドがなく品質が安定す
るという効果を有するものである。
Claims (2)
- 【請求項1】液晶性高分子繊維と熱可塑性合成樹脂繊維
とからなり、該液晶性高分子繊維が、加熱成形時に溶融
した熱可塑性合成樹脂繊維によって結合および複合化さ
れ、 該複合化が、該液晶性高分子繊維と該熱可塑性合成樹脂
繊維とを混合した長繊維条からなる織布、該液晶性高分
子繊維の表面を該熱可塑性合成樹脂繊維でラッピングし
たプライドマトリックス織布、または該液晶性高分子繊
維と該熱可塑性合成樹脂繊維とを交ぜ織りにした織布を
加熱成形することにより行われる スピーカ用ダストキャップ。 - 【請求項2】上記液晶性高分子繊維が、パラヒドロキシ
安息香酸とテレフタル酸とからなるエチレンのコポリエ
ステル、又はフェニレン、ビフェニレンのコポリエステ
ルであることを特徴とする請求項1のスピーカ用ダスト
キャップ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8958590A JP2961202B2 (ja) | 1990-04-03 | 1990-04-03 | スピーカ用ダストキャップ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8958590A JP2961202B2 (ja) | 1990-04-03 | 1990-04-03 | スピーカ用ダストキャップ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03289300A JPH03289300A (ja) | 1991-12-19 |
| JP2961202B2 true JP2961202B2 (ja) | 1999-10-12 |
Family
ID=13974862
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8958590A Expired - Fee Related JP2961202B2 (ja) | 1990-04-03 | 1990-04-03 | スピーカ用ダストキャップ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2961202B2 (ja) |
-
1990
- 1990-04-03 JP JP8958590A patent/JP2961202B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03289300A (ja) | 1991-12-19 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5966797A (en) | Method of manufacturing a damper for a loudspeaker | |
| US5085928A (en) | Fiber reinforced composites comprising uni-directional fiber layers and aramid spunlaced fabric layers | |
| KR101183146B1 (ko) | 탄성 및 형태 복원력이 우수한 부직포 및 이를 이용한 쿠션용 소재 | |
| US20220033595A1 (en) | Method for producing heat-resistant resin composite and heatresistant resin composite | |
| US5316834A (en) | Fiber-reinforced thermoplastic sheet | |
| US5903658A (en) | Loudspeaker and a method for producing the same | |
| CA1269576A (en) | Sizing agents | |
| WO2015098470A1 (ja) | プリフォーム、シート材料および一体化シート材料 | |
| FR2670790A1 (fr) | Demi-produit et materiau composites thermoplastiques a polymeres a cristaux liquides et procede de fabrication du materiau. | |
| JP2646140B2 (ja) | 炭素繊維複合体およびその製造方法 | |
| JP2961202B2 (ja) | スピーカ用ダストキャップ | |
| JP2997685B2 (ja) | スピーカ用振動板 | |
| JPS6050146B2 (ja) | スタンピング成形用シ−ト | |
| JP2961201B2 (ja) | スピーカ用ダストキャップ | |
| JPH0453394A (ja) | スピーカ用キャビネット | |
| JPH05500781A (ja) | 不織フェルトを使った繊維強化熱可塑性合成樹脂の製造方法 | |
| JPH03289299A (ja) | スピーカ用ダストキャップ | |
| KR100450531B1 (ko) | 자동차용 엔진후드 성형기재 및 그 제조방법 | |
| JPH0571055A (ja) | 耐熱性濾布 | |
| JP2000152382A (ja) | 耐候性スピーカ用ダンパー | |
| JPH01270494A (ja) | 耐熱性スピーカ用振動板の製造方法 | |
| EP1594341B1 (en) | Loudspeaker diaphragm | |
| JPH0488799A (ja) | スピーカ用振動板 | |
| JP2000156899A (ja) | スピーカ用ダンパー | |
| JPH0442698A (ja) | スピーカ用キャビネット |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |