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JP2963025B2 - 仮設足場用鋼管 - Google Patents
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JP2963025B2 - 仮設足場用鋼管 - Google Patents

仮設足場用鋼管

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JP2963025B2 JP3231495A JP3231495A JP2963025B2 JP 2963025 B2 JP2963025 B2 JP 2963025B2 JP 3231495 A JP3231495 A JP 3231495A JP 3231495 A JP3231495 A JP 3231495A JP 2963025 B2 JP2963025 B2 JP 2963025B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建設工事現場において
立設される工事用仮設足場の建地パイプとして利用され
る仮設足場用鋼管に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】工事用仮設足場は、図7
に示すように種々の長さの建地パイプ1、布地パイプ
2、及び腕木パイプ3を根がらみ用クランプ4により結
合して成る足場用枠組みと、昇降階段5や腕木パイプ3
に支持される各階床の足場板6から構成されるものであ
るが、図示のように第一床7が構築された後、上層の第
二床を構築するに先立って、長さの不足する建地パイプ
1に別の適当長さの建地パイプ8を継ぎ足す作業や第二
床用の布地パイプや腕木パイプの取り付け作業が、第一
床7に上がった作業者によって行われる。
【0003】この上層床構築作業を行う際の作業者の落
下防止を図るために、作業者Pが装着している安全帯を
適当な部材に掛止する必要があるが、作業床上には建地
パイプのみが突出しているだけで、安全帯を掛止するの
に適当な部材がない。従って従来は、作業床上に突出し
ている建地パイプ間に親綱と呼称される安全帯掛止用ロ
ープを張設し、これに安全帯を掛止する必要があった。
しかしながら現実には、安全帯掛止用ロープを張設する
のが非常に面倒なために、作業者Pは安全帯を使用しな
いで上層床の構築作業を行っているのが普通であり、非
常に危険な状況であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のような従
来の問題点を解決するために成されたものであって、そ
の特徴を後述する実施例の参照符号を付して示すと、鋼
管(10)と当該鋼管(10)の長さ方向適当高さに取り付けら
れた安全帯掛止金具(11,20) とから成り、安全帯掛止金
具(11,20) は、鋼管(10)を中心に回転可能で安全帯掛止
孔(16,26) を有する金具本体(13,23) を備えている仮設
足場用鋼管であって、前記金具本体(13)が、鋼管(10)に
外嵌固定された上下つば付きリング(12)の上下つば(12
a,12b) 間に回転のみ可能に外嵌するかまたは、鋼管(1
0)に外嵌固定された上下一対の位置決めリング(21,22)
間に回転のみ可能に外嵌している点に特徴を有する。
【0005】なお、前記金具本体(13)は、鋼管を中心に
回転可能な軸受体(14)と、この軸受体(14)に鋼管長さ方
向に対し略直角向きの支軸(15)により鋼管長さ方向に揺
動可能に軸支され且つ安全帯掛止孔(16)を有する揺動部
材(17)とから構成することができるし、この場合、揺動
部材(17)を、鋼管(10)から略直角横向きに突出する使用
姿勢(A) と、鋼管上端側へ略90度揺動した非使用姿勢
(B) との間の略90度の範囲内でのみ揺動可能に構成す
ることができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付の例示図に基
づいて説明すると、図1〜図3において、10は建地パ
イプなどとして利用される鋼管であって、一般的には6
00ミリメートルの倍数の長さのもので、主として18
00,3000,4200ミリメートルのものが多用さ
れる。11は安全帯掛止金具であって、上下つば付きリ
ング12と金具本体13とから構成されている。この安
全帯掛止金具11は、前記鋼管10の適当高さ、好まし
くは上下各端部から300ミリメートルの位置と、その
中間の600ミリメートル間隔の位置とに取り付けられ
る。
【0007】前記安全帯掛止金具11の上下つば付きリ
ング12は鋼管10に外嵌されて溶接など適当な方法で
固着されている。そして金具本体13は、当該上下つば
付きリング12の上下つば12a,12b間で鋼管10
を中心に回転可能に外嵌された略C字形の軸受体14
と、この軸受体14の一対の軸受板部14a,14b間
で鋼管10の長さ方向に対し略直角向きの支軸15(リ
ベットなど)により鋼管10の長さ方向に揺動可能に軸
支され且つ安全帯掛止孔16を有する揺動部材17とか
ら構成されている。
【0008】揺動部材17は、安全帯掛止孔16を有す
る基板の基部両側から軸受板部17a,17bを折曲連
設してなるもので、両軸受板部17a,17b間の基板
側縁17cが上下つば付きリング12の周面に当接する
ことにより、鋼管10から略直角横向きに突出する使用
姿勢Aから揺動部材17が鋼管下端側へ揺動するのを阻
止している。従って、揺動部材17は前記使用姿勢Aか
ら鋼管上端側へ略90度にわたって揺動させることによ
り、図1に仮想線で示す非使用姿勢Bに切り換えること
ができる。この非使用姿勢Bは、揺動部材17に作用し
ている軸支部の摩擦抵抗により保持されるが、非使用姿
勢Bへ揺動部材17を付勢するスプリングを併用するこ
ともできる。
【0009】上記のように構成された仮設足場用鋼管1
0は、図7に示した従来の建地パイプ1に代わるものと
して、図4に示すように工事用仮設足場を組み立てるこ
とができる。このとき、各安全帯掛止金具11の金具本
体13における揺動部材17は非使用姿勢Bに切り換え
ておくことにより、鋼管10を取り扱う作業者や当該鋼
管10を建地パイプとして組み立てられた足場上または
足場付近を通行する作業者が安全帯掛止金具11の揺動
部材17に引っ掛かって怪我をするような恐れも少なく
なるとともに、鋼管10を地面上などに投げ降ろした場
合などに揺動部材17が破損するような恐れも少なくな
る。
【0010】そして図4に示すように、前記鋼管10を
建地パイプとして工事用仮設足場を組み立てる作業に際
しては、各鋼管10(建地パイプ)の安全帯掛止金具1
1の内、作業者Pに最も近い位置にある安全帯掛止金具
11の金具本体13における揺動部材17を非使用姿勢
Bから使用姿勢Aに切り換え、この使用姿勢Aの揺動部
材17を作業者Pの方に向けるように鋼管10を中心に
上下つば付きリング12上で回転させ、図4に示すよう
に作業者Pが装着している安全帯Sを、図1に仮想線で
示すように安全帯先端の掛止用フックSfを利用して、
使用姿勢Aにある揺動部材17の安全帯掛止用孔16に
掛止し、作業者Pの落下防止を図ることができる。勿
論、作業者Pが移動するときは、安全帯Sを安全帯掛止
金具11の揺動部材17から外し、この揺動部材17を
非使用姿勢Bに切り換え、移動後の位置の最も近い位置
にある安全帯掛止金具11に、先の要領で安全帯Sを掛
止すれば良い。
【0011】安全帯掛止金具の別の実施例を図5及び図
6に基づいて説明すると、この実施例の安全帯掛止金具
20は、鋼管10に外嵌固定された上下一対の位置決め
リング21,22間で鋼管10に金具本体23を回転の
み可能に外嵌して成るものである。金具本体23として
は、先の実施例の金具本体13を利用しても良いが、こ
の実施例の金具本体23は、帯状金属板を鋼管10に沿
って曲げ加工して成る回転可能なリング状部分24と、
このリング状部分24の両端から折曲延出する両端板部
を互いに重ね合わせて溶接などにより互いに固着一体化
して成る突出板部25と、この突出板部25に設けた安
全帯掛止用孔26とから構成している。この安全帯掛止
金具20も、先の安全帯掛止金具11と同様に使用する
ことができる。
【0012】
【発明の作用及び効果】以上のように本発明の仮設足場
用鋼管は、これを建地パイプとして、工事用仮設枠組み
足場を従来同様に組み立てて使用することにより、当該
鋼管の適当高さに取り付けられている安全帯掛止金具に
作業者の安全帯を掛止して、簡単に作業者の落下防止を
図ることができる。即ち、従来のように建地パイプ間に
安全帯掛止用ロープ(親綱)を張設する手間や資材が不
要であるにも拘らず、この足場を組み立てる作業者や当
該足場上から建設中の建物に対し作業を行う作業者の安
全帯による落下防止を簡単且つ確実に実行することがで
きる。
【0013】しかも、鋼管に取り付けられた安全帯掛止
金具は、当該鋼管を中心に回転可能で安全帯掛止用孔を
備えた金具本体を備えているので、安全帯掛止用孔を常
に作業者の居る側へ位置させて、最短距離で安全帯を安
全帯掛止金具に掛止することができ、安全帯が鋼管に巻
き付くような不都合がないし、安全帯の掛止作業も容易
に行える。
【0014】また、鋼管の周囲何れ側からも安全帯を掛
止できるように、安全帯掛止用孔を備えた突出板を鋼管
から四方八方に向けて突設する場合と比較して、使用材
料が少なくて済み、鋼管全体の重量アップ、コストアッ
プを最小限に抑えることができるとともに、仮に図5及
び図6に示した実施例のように金具本体の安全帯掛止用
孔を備えた部分が折り畳み不可能なものであっても、鋼
管の運搬格納時などに金具本体の安全帯掛止用孔を備え
た部分が破損する機会も少なくなり、耐用寿命が永くな
る。
【0015】さらに、請求項1に記載の本発明の構成に
よれば、金具本体(13)と上下つば付きリング(12)とを組
み合わせて一体化したものを鋼管(10)に対し取り付ける
ことができるので、組立作業が簡単になる。また、請求
項2に記載の本発明の構成によれば、鋼管(10)に外嵌固
定された上下一対の位置決めリング(21,22) により金具
本体(23)を回転可能に位置決めするのであるから、上下
つば付きリング(12)を使用する場合と比較して、使用材
料を少なくすることができる。
【0016】なお、請求項3に記載の構成によれば、安
全帯掛止孔(16)を有する揺動部材(17)を使用しないとき
に鋼管(10)に沿った姿勢に折り畳むことができ、安全帯
掛止用孔を有する部分が鋼管に対し突出したままのもの
と比較して、当該安全帯掛止用孔を有する部分の破損な
どの恐れを少なくし、耐用寿命を永くすることができる
とともに、突出したままの当該安全帯掛止用孔を有する
部分によって作業者が怪我をしたり、衣服を損傷するよ
うな恐れも少なくなる。特に、請求項4に記載のように
構成すれば、安全帯掛止金具の使用に際して、安全帯掛
止孔(16)を有する揺動部材(17)が略水平の姿勢で安定す
るので、安全帯の掛止作業が容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第一実施例の要部を示す一部縦断側面図であ
る。
【図2】 同横断平面図である。
【図3】 安全帯掛止金具を備えた鋼管全体を示す側面
図である。
【図4】 当該鋼管を使用して組み立てられる工事用仮
設枠組み足場の斜視図である。
【図5】 第二実施例の要部を示す一部縦断側面図であ
る。
【図6】 同横断平面図である。
【図7】 従来の鋼管で組み立てられる工事用仮設枠組
み足場の斜視図である。
【符号の説明】
10 鋼管 11 安全帯掛止金具 12 上下つば付きリング 13 金具本体 14 軸受体 15 支軸 16 安全帯掛止用孔 17 揺動部材 20 安全帯掛止金具 21 位置決めリング 22 位置決めリング 23 金具本体 24 リング状部分 25 突出板部 26 安全帯掛止用孔 P 作業者 S 安全帯 Sf 安全帯先端の掛止用フック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉山 信夫 神奈川県川崎市川崎区駅前本町3−1 株式会社杉孝内 (72)発明者 前泉 正信 大阪府大阪市鶴見区今津北3−4−27 株式会社国元商会 内 (56)参考文献 実開 平2−44108(JP,U) 実公 昭58−7920(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04G 5/02 E04G 7/20

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鋼管(10)と当該鋼管(10)の長さ方向適当高
    さに取付けられた安全帯掛止金具(11,20) とから成
    り、安全帯掛止金具(11,20) は、鋼管(10)を中心に回転
    可能で安全帯掛止孔(16,26) を有する金具本体(13)を備
    えている仮設足場用鋼管であって、前記金具本体(13)
    が、鋼管(10)に外嵌固定された上下つば付きリング(12)
    の上下つば(12a,12b) 間に回転のみ可能に外嵌している
    仮設足場用鋼管。
  2. 【請求項2】鋼管(10)と当該鋼管(10)の長さ方向適当高
    さに取り付けられた安全帯掛止金具(11,20) とから成
    り、安全帯掛止金具(11,20) は、鋼管(10)を中心に回転
    可能で安全帯掛止孔(16,26) を有する金具本体(23)を備
    えている仮設足場用鋼管であって、前記金具本体(23)
    が、鋼管(10)に外嵌固定された上下一対の位置決めリン
    グ(21,22) 間に回転のみ可能に外嵌している仮設足場用
    鋼管。
  3. 【請求項3】前記金具本体(13)が、鋼管を中心に回転可
    能な軸受体(14)と、この軸受体(14)に鋼管長さ方向に対
    し略直角向きの支軸(15)により鋼管長さ方向に揺動可能
    に軸支され且つ安全帯掛止孔(16)を有する揺動部材(17)
    とを有する請求項1または2に記載の仮設足場用鋼管。
  4. 【請求項4】前記揺動部材(17)が、鋼管(10)から略直角
    横向きに突出する使用姿勢(A) と、鋼管上端側へ略90
    度揺動した非使用姿勢(B) との間の略90度の範囲内で
    のみ揺動可能である請求項3に記載の仮設足場用鋼管。
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