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JP2984995B2 - ダミー内蔵同軸プラグ - Google Patents
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JP2984995B2 - ダミー内蔵同軸プラグ - Google Patents

ダミー内蔵同軸プラグ

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JP2984995B2
JP2984995B2 JP10118267A JP11826798A JP2984995B2 JP 2984995 B2 JP2984995 B2 JP 2984995B2 JP 10118267 A JP10118267 A JP 10118267A JP 11826798 A JP11826798 A JP 11826798A JP 2984995 B2 JP2984995 B2 JP 2984995B2
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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同軸ケーブルの先
端に装着され、CATVなどにおける電気信号を伝送す
るための分配器や直列ユニットなどの機器の入力端子あ
るいは出力端子として用いられる同軸コネクターと連結
される同軸プラグであって、同軸コネクターに接続され
ないときは自動的に終端されるダミー内蔵同軸プラグに
関する。
【0002】
【従来の技術】CATV信号やテレビ信号等の高周波信
号が入出力される分配器や直列ユニット等の入力/出力
端子として用いられる同軸コネクターに、例えばテレビ
などに信号を送る同軸ケーブルの先端に設けられた同軸
プラグが連結されることにより、同軸コネクターおよび
同軸プラグを介してテレビ等に信号が伝送されるように
なる。この際に、テレビ等の機器が設置されていない場
合は、分配器や直列ユニットなどの機器の出力端子に同
軸ケーブルの一端に装着されている同軸プラグが接続さ
れていると、その同軸ケーブルの他端に装着された出力
側の同軸プラグが開放されて、いわゆる空き端子とな
る。空き端子とされた同軸プラグにおいては、その中心
コンタクトが解放されているため、周囲の雑音が飛び込
むおそれが生じる。ただし、ホーム共聴や電波障害等の
共聴システムでよく行われているテレビ再送信などの場
合には、隣接するチャンネルを用いて伝送される信号が
ほとんどないため、空き端子のままでも、他に配備され
ているテレビへの障害等の発生はあまり問題となってい
ない。
【0003】しかしながら、近年導入されつつある多チ
ャンネル伝送、双方向CATVなどのCATVシステム
の場合には、使用するチャンネル数が多いため、隣接す
るチャンネルにも信号の伝送が行われており、空き端子
のままにしておくと、インピーダンス不整合や飛び込ん
だ雑音により他に配備されているテレビなどに障害等が
発生するという問題があった。
【0004】例えば、2分配器の一方の端子Aに先端の
同軸プラグが空き端子とされている同軸ケーブルが接続
されている場合、端子Aの出力方向のVSWR(電圧定
在波比)が無限大となるため、端子Aよりの反射波によ
り信号に位相ずれが生じ、信号が劣化するようになる。
すると、他方の端子Bに接続されたテレビ等にゴースト
が発生するようになる。さらに、位相ずれにより振幅変
動も発生することになり、周波数特性が劣化するため、
チャンネルによっては障害が発生することになる。ま
た、BS/CS−IF伝送時には、衛星放送信号がFM
変調とされているため、トランケーションノイズが発生
されたり、エネルギー拡散除去不良等を発生する。なお
CATVにおいてもFM変調とされているため、同様の
障害が発生するおそれがある。
【0005】さらに、双方向CATVシステムの2分配
器の一方の端子Aに先端の同軸プラグが空き端子とされ
ている同軸ケーブルが接続されている場合、その中心コ
ンタクトがむき出しとされているので、中心コンタクト
に外部雑音が乗り、多数の端末の空き端子に乗った雑音
が累積されてセンタへ上がって行くことになる。これを
流合雑音と称している。また、雑音は中心コンタクトだ
けに乗るものではなく、同軸ケーブルそのものにも乗る
ようになり、多数本の同軸ケーブルからの雑音が合成さ
れると、同様に流合雑音が発生し、双方向通信の場合は
この流合雑音のため上り回線が使用できなくなるおそれ
があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来は、この様な障害
が発生しないように、同軸コネクターの空き端子にダミ
ー抵抗が内蔵されているダミープラグを装着するように
していた。この様なダミープラグは実公平6−1736
3号公報などに記載されている。しかしながら、同軸コ
ネクターに同軸プラグを接続した場合に、該同軸プラグ
が取り付けられている同軸ケーブルの他端が空き端子と
される場合には、このダミープラグは同軸プラグに接続
することができないことから、ダミープラグでは終端す
ることができない。また、同軸プラグに接続することの
できるダミー抵抗の内蔵されたダミーコネクターがあっ
たとしても、この様なダミーコネクターをその空き端子
に取り付けることは、ユーザにおいては必ずしも行われ
るものではない。特に、一般家庭では従来からの習慣と
して空き端子があっても終端する必要性を認識すること
ができないことから、ダミーコネクターを空き端子に取
り付けることはほとんど行われない。
【0007】そこで、本発明は、分配器や直列ユニット
などの機器の出力端子に接続された同軸ケーブルに装着
された同軸プラグを空き端子のままにしておいても、内
蔵した終端抵抗により障害が発生しないようにしたダミ
ー内臓同軸プラグを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のダミー内蔵同軸プラグは、略円筒状の導電
性の第1シェルと、該第1シェルの前部に回動可能に装
着されている略円筒状とされた導電性の第3シェルと、
前記第1シェルの後部に装着されている導電性の第2シ
ェルと、前記第1シェルの前面を閉塞するように配置さ
れ、該第1シェル内を摺動可能とされた可動絶縁体と、
前記第1シェルの略中心軸に沿うよう内部に配置される
導電性の中心コンタクトと、該中心コンタクトを挟持す
る挟持片を備え、前記第1シェルの略中心軸に沿うよう
内部に配置される導電性の中心導体と、該中心導体が固
着されていると共に、前記第1シェルの後端を閉塞する
ように固着される絶縁性の蓋体と、接点パターンが一面
に形成され、他面にダミー抵抗が接続されたプリントパ
ターンが形成され、前記接点パターンと前記プリントパ
ターンとがスルーホールにより接続されているプリント
基板からなり、前記中心導体が略中央に形成された貫通
孔内に挿通されると共に、該貫通孔内に前記中心導体に
接触される前記第2パターンが形成されている前記第1
シェル内に配設されるスイッチ基板と、該スイッチ基板
に形成されている前記接点パターンが、前記第1シェル
の内部に形成された段部に接触するよう前記スイッチ基
板を付勢していると共に、2重スリーブ状となるよう連
接された第1筒体部と第2筒体部からなる絶縁性の弾性
体とを備え、前記第3シェルに同軸コネクターが装着さ
れていない状態では、前記弾性体により前記スイッチ基
板が付勢されることにより、前記第1シェルの段部と前
記接点パターンとが接触して、前記中心コンタクトが前
記中心導体を介して前記スイッチ基板に設けられている
ダミー抵抗により終端されると共に、前記第1シェルに
同軸コネクターが装着された際に、前記可動絶縁体が前
記同軸コネクターの前面により押されて内側に移動する
ことにより、前記スイッチ基板がスライドし、前記第1
シェルの段部と前記接点パターンとの接触が解除される
ようにしている。
【0009】また、前記ダミー内蔵同軸プラグにおい
て、前記第2シェルには、同軸ケーブルが取り付けられ
た際に同軸ケーブルのシールド用編み線と絶縁部との間
に挿入される挿入部が延伸するよう形成されており、前
記中心コンタクトの後部には同軸ケーブルの芯線が挿入
される芯線挿入部が形成されるようにしてもよい。さら
に、前記ダミー内蔵同軸プラグにおいて、前記可動絶縁
体の前面に、前記第1シェルの前面を閉塞する柔軟な材
質からなる閉塞体が設けられており、前記第1シェルに
同軸コネクターが装着されていないときには該閉塞体に
より、前記第1シェルの前面が完全に閉塞されるように
してもよい。さらにまた、前記ダミー内蔵同軸プラグに
おいて、前記弾性体がシリコンゴム製とされていてもよ
い。
【0010】さらにまた、前記ダミー内蔵同軸プラグに
おいて、前記弾性体は、前記スイッチ基板と前記蓋体と
の間に配設されており、2重スリーブ状となるよう連接
された第1筒体部と第2筒体部のうちのいずれか一方の
筒体部における前記蓋体側に位置する後半部が除去され
ていてもよい。さらにまた、前記ダミー内蔵同軸プラグ
において、前記第3シェルの内周面には、同軸コネクタ
ーに螺着されるネジ部が形成されていてもよい。さらに
また、前記ダミー内蔵同軸プラグにおいて、前記第3シ
ェルに替えて、前記第1シェルが延伸されており、延伸
された部分が同軸コネクターに嵌挿された際に、同軸コ
ネクターの外周面を圧接する複数のスプリングがその内
周部に設けられていてもよい。さらにまた、前記ダミー
内蔵同軸プラグにおいて、前記中心コンタクトが、同軸
ケーブルの芯線を延伸することにより構成されていても
よい。
【0011】このような本発明によれば、ダミー内蔵同
軸プラグが空き端子とされている時には、絶縁性の弾性
体による付勢力により中心コンタクトがプリント基板に
設けられたダミー抵抗を介して第1シェルに接続される
ようになる。従って、中心コンタクトはダミー抵抗によ
りインピーダンスマッチングがとられるように終端され
ると共に、弾性体が金属製のコイルスプリングではなく
絶縁材から構成されているので、弾性体による悪影響を
防止することができ、空き端子とされた際に自動的に終
端できる構成としてもダミー内蔵同軸プラグのVSWR
は小さい値となる。また、中心コンタクトに飛び込んだ
雑音等はダミー抵抗により終端されるようになるため、
センタに上っていくことはなく流合雑音の発生を防止す
ることができ、他の受信機器に受信障害を与えることを
防止することができる。
【0012】さらに、このダミー内蔵同軸プラグを受信
機器に設けられている同軸コネクターに装着すると、絶
縁性の弾性体による付勢力に抗してスイッチ基板が移動
することにより中心コンタクトと第1シェルとの電気的
接続がオフされる。これにより、中心コンタクトをダミ
ー抵抗により終端する回路は開かれることになる。これ
により、ダミー内蔵同軸プラグの中心コンタクトを介し
て信号が受信機器に効率良く伝達されるようになる。ま
た、ダミー内蔵同軸プラグにおける第1シェルの前面が
柔軟な閉塞体により閉塞されていることから、空き端子
とされた際に内部に塵埃が侵入することを防止すること
ができる。
【0013】さらにまた、弾性体は、スイッチ基板と蓋
体との間に配設されており、2重スリーブ状となるよう
連接された第1筒体部と第2筒体部のうちのいずれか一
方の筒体部における蓋体側に位置する後半部を除去する
ようにしてもよい。このように2重スリーブ状となるよ
う弾性体を構成している筒体部のいずれか一方の蓋体側
に位置する後半部を除去することにより、押圧された際
に第1筒体部と第2筒体部とを連接する連接部と、2重
スリーブ状とされていない筒体部が局部的に変形するよ
うになり、スイッチ基板の平行状態を維持しながら安定
して移動することができるようになる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明のダミー内蔵同軸プラグの
第1の実施の形態の構成例を図1,図2および図3に示
す。ただし、図1は本発明のダミー内蔵同軸プラグの実
施の形態の構成を示す分解斜視図であり、図2は組立後
のダミー内蔵同軸プラグの断面図であり、図3はダミー
内蔵プラグの左側面図である。図示するように、ダミー
内蔵同軸プラグ1は電気信号、特に高周波信号が伝達さ
れる同軸ケーブルの先端に取り付けられるものであり、
同軸ケーブルに取り付けられた状態において、直列ユニ
ットや受信機器に設けられている同軸コネクターに装着
されるものである。
【0015】本発明の第1の実施の形態に係るダミー内
蔵同軸プラグ1は、同軸コネクターに取り付けられるプ
ラグ部2と、同軸ケーブルが取り付けられる取付部3と
からなる。プラグ部2は、金属製の第1シェル30と、
第3シェル40とにより構成され、取付部3は第2シェ
ル20により構成される。また、第3シェル40は、第
1シェル30に固着される際に回動可能に固着される。
第1シェル30内には、図1に示すように可動絶縁体1
1と、中心導体12と、スイッチ基板13と、弾性体2
4と、蓋体15とが内蔵される。そして、第2シェル2
0は、芯線5−1が露出された同軸ケーブル5を、その
後部に取り付けることができる構成とされている。な
お、図1では図示されていないが同軸ケーブル5の芯線
5−1の先端には中心コンタクト25が嵌着されてお
り、この中心コンタクト25は蓋体15、スイッチ基板
13、中心導体12、可動絶縁体11を貫通して第3シ
ェル40の略中心軸に沿って配置される。
【0016】各部の構成の詳細は後述するものとし、図
1を参照しながら本発明のダミー内蔵同軸プラグ1の組
立順序を説明する。まず、中心導体12にスイッチ基板
13を挿入し、次いで弾性体24を中心導体12に挿入
する。次いで、この状態において蓋体15に中心導体1
2の下部を圧入して中心導体アセンブリを組み立てる。
同時に、第1シェル30の第2保持部30−2に第3シ
ェル40の後端部をカシメることにより回動可能に固着
する。そして、第3シェル40の前側から可動絶縁体1
1を挿入し、次いで、第1シェル30の後側から組み立
てた中心導体アセンブリを挿入固定する。さらに、第1
シェルの後側に第2シェル20を固着する。これによ
り、ダミー内蔵同軸プラグ1を組み立てることができ
る。
【0017】また、同軸ケーブル5をダミー内蔵同軸プ
ラグ1に取り付ける際には、同軸ケーブル5を図4に示
すように加工する。すなわち、芯線5−1を所定長露出
させると共に、シールド用編み線5−3を外被5−4上
に折り返すようにする。次いで、芯線5−1に中心コン
タクト25の後部に設けられた芯線挿入部に挿入するこ
とにより中心コンタクト25を装着し、第2シェル20
の後面から延伸された挿入部20−2が、同軸ケーブル
5の絶縁部5−2とシールド用編み線5−3との間に圧
入されるように同軸ケーブル5を、第2シェル20に押
し込んでいく。これにより、シールド用編み線5−3が
第2シェル20に接続されると共に、中心コンタクト2
5が第2シェル20、蓋体15、スイッチ基板13、中
心導体12、可動絶縁体11を貫通して第3シェル40
の略中心軸に沿って配置されるようになる。
【0018】以下、図1,図2,図3を参照しながらダ
ミー内蔵同軸プラグ1の詳細構成を説明する。ダミー内
蔵同軸プラグ1は、円筒状とされた金属製の第1シェル
30と、第1シェル30の後部に固着されている第2シ
ェル20、および、第1シェル30の前部に回動可能に
固着されている第3シェル40を備え、第2シェル20
は同軸ケーブル5が装着される構成とされており、第3
シェル40は外殻が6角部40−7とされており、その
内周面にはネジ部40−2が形成されている。また、こ
の第1シェル30の前面には可動絶縁体11が出没自在
に固着されている。この可動絶縁体11の前面には、柔
軟な弾性体からなる閉塞体16が一体に嵌め込まれて固
着されている。
【0019】前記可動絶縁体11はポリカーボネイト等
の樹脂製とされており、その詳細構成が図5(a)
(b)(c)に示されているが、第1シェル30に可動
絶縁体11が出没自在に固着された際に、ダミー内蔵同
軸プラグ1の前面は閉塞体16により閉塞されるように
なり、第1シェル30の内部に塵埃が侵入することが防
止される。さらに、可動絶縁体11が第1シェル30の
前側から挿入された際に、図5(b)に示すように、そ
の後部から延伸された延伸部11−2の先端に形成され
ている係合部11−3が、第1シェル30の内周面に形
成されたリング状の突出部40−3の上面に形成されて
いるリング状の第2段部40−5に係合される。これに
より、可動絶縁体11を第1シェル30内に挿入した際
に、可動絶縁体11は第1シェル30から抜け出ること
がないように係止されると共に、第1シェル30に対し
摺動可能に配設されるようになる。
【0020】この延伸部11−2はスリ割り部11−4
により4つに分割されているため、延伸部11−2は弾
力を有するようになる。このため、係合部11−3は弾
性的にリング状の第2段部40−5に係合するようにな
る。また、可動絶縁体11の延伸部11−2が形成され
ている後面が、前記第1シェル30内に形成されている
突出部40−3の前面である第1段部40−4に当接し
たときに、可動絶縁体11の移動は停止される。このよ
うに、可動絶縁体11の摺動範囲が規制されることによ
り可動絶縁体11が押し込まれ過ぎてダミー内蔵同軸プ
ラグ1が破損されることを防止している。
【0021】また、この可動絶縁体11の前面にはエラ
ストマー等の柔軟な弾性材からなる閉塞体16が一体に
成形されている。この閉塞体16は、図5(a)(b)
に示すように裏側からは3本の突部16−1が突出する
形状とされている。そして、可動絶縁体11の前面に閉
塞体16を一体成形した際に、この突部16−1が可動
絶縁体11の前面に形成された凹部内に密着するよう成
形されることにより、閉塞体16と可動絶縁体11とが
一体化されている。この閉塞体16の前面の略中央には
テーパ状の凹部からなる案内部16−2と、リング状に
形成されたリング状突起部16−3が形成されている。
この案内部16−2には、同軸ケーブル5の芯線5−1
の先端に嵌着されている導電性の中心コンタクト25が
挿通される。また、リング状突起部16−3は、図示し
ない同軸コネクターに取り付けられた時に、同軸コネク
ターの先端面が当接される部位であり、その衝撃を和ら
げる作用を行っている。
【0022】図1,図2,図3に戻り、第1シェル30
の内部の略中央にはプリント基板からなるスイッチ基板
13が収納されている。このスイッチ基板13の一面
は、通常は図2に示すように第1シェル30の内周面か
ら突出するよう形成されている突出部40−3の後面の
第3段部40−6に当接される。このスイッチ基板13
の詳細構成を図6(a)(b)に示すが、スイッチ基板
13の略中央には貫通孔13−1が形成されている。ま
た、図6(a)はスイッチ基板13の一面の構成を示し
ており、図6(b)はスイッチ基板13の他面の構成を
示している。図示するように、スイッチ基板13の一面
には第1パターン13−2と第2パターン13−3とが
形成されており、前記第3段部40−6にスイッチ基板
13が当接された際に、第1パターン13−2が第3段
部40−6に接触されるようになる。
【0023】なお、第2パターン13−3は貫通孔13
−1に沿って形成されている。また、スイッチ基板13
の他面には図6(b)に示すように第3パターン13−
5、第4パターン13−6、第5パターン13−7が形
成されている。第3パターン13−5は、貫通孔13−
1に沿って形成されており、貫通孔13−1内に形成さ
れたスルーホールにより一面に形成されている第2パタ
ーン13−3に接続されている。さらに、第4パターン
13−6はスルーホール13−4により一面に形成され
た第1パターン13−2と接続されている。そして、第
4パターン13−6と第5パターン13−7との間にダ
ミー抵抗17−1が半田付けされ、第5パターン13−
7と第3パターン13−5との間にはコンデンサ17−
2が半田付けされる。なお、これらのパターンは第1シ
ェル30との間に浮遊容量が生じないように必要最小限
の長さとされている。
【0024】スイッチ基板13の貫通孔13−1内には
中心導体12が挿通されて、中心導体12に形成された
接触片が貫通孔13−1内に形成されたスルーホールに
接触される。一方、中心導体12に挟持されている中心
コンタクト25は、中心導体12の挟持片により支持さ
れているため、中心コンタクト25は、中心導体12お
よび貫通孔13−1内に形成されたスルーホールに電気
的に接続されるようになる。従って、図2に示す状態に
おいては中心コンタクト25がスイッチ基板13の第3
パターン13−5−コンデンサ17−2−第5パターン
13−7−ダミー抵抗17−1−第4パターン13−6
−スルーホール13−4−第1パターン13−2を介し
て第1シェル30に電気的に接続される。第1シェル3
0は、第2シェル20に取り付けられている同軸ケーブ
ル5のシールド用編み線5−3に接続されるため、結局
のところ、図2に示す状態においては中心コンタクト2
5がダミー抵抗17−1,17−1を介してアースされ
るようになる。
【0025】これにより、終端内蔵同軸プラグ1は終端
されてインピーダンス整合された状体とされるので、流
号雑音等の発生を防止することができる。また、中心導
体12は真鍮やリン青銅等の金属板を折り曲げ加工して
金メッキすることにより作成されており、中心導体12
の下端部はポリカーボネイト等の樹脂製とされた蓋体1
5内に圧入されることにより、図2に示すように第1シ
ェル30の略中央部に配設されている。この蓋体15は
第1シェル30の後面から挿入されて、第1シェル30
の第1保持部30−1に第2シェル20のカシメ部20
−1がカシメられることにより、蓋体15が第1シェル
30内に固着されると共に、第2シェル20が第1シェ
ル30に対して電気的に確実に接続されるよう固着され
る。
【0026】この蓋体15の詳細構成を図7(a)
(b)に示す。図7(a)は蓋体15を半断面図で示す
平面図であり、同図(b)は右側面図である。これらの
図に示すように、蓋体15は第1シェル30の後面を閉
塞する蓋部15−4と、蓋体15の中央部から突出する
よう形成されている円筒部15−1とから構成されてい
る。この円筒部15−1内に形成された中心導体圧入孔
15−8に、中心導体12の下端部が圧入されることに
より蓋体15と中心導体12とが固着される。また、蓋
部15−4には第1リング部15−2と第2リング部1
5−3とが2重となるように形成されており、この第1
リング15−2と第2リング部15−3とにより、第1
凹部15−6と第2凹部15−7がそれらの間に形成さ
れる。
【0027】この第1凹部15−6には、図2に示すよ
うに弾性体24の後縁が収納される。この弾性体24
は、例えばシリコンゴム製とされており、スイッチ基板
13の後面を蓋体15に対して押圧することにより、ス
イッチ基板13の第1パターン13−2を第1シェル3
0の内周面に形成された第3段部40−6に接触させて
いる。この弾性体24の詳細構成を図8(a)(b)に
示すが、スイッチ基板13を安定して平行移動させ易く
するように、その前半部は第1筒体部24−1と第2筒
体部24−2との2重スリーブ構成とされており、その
後半部は第2筒体部24−2のみの1重スリーブで構成
されている。また、第1筒体部24−1と第2筒体部2
4−2とは、ほぼ中央部に形成された連接部24−3に
より連結されている。
【0028】さらに、第1筒体部24−1の前縁、略中
央の外周面は厚みが厚くされて、さらにスイッチ基板1
3を平行移動させ易くされている。また、前縁の外周部
は角がカットされている。これは、次の理由による。本
発明のダミー内蔵同軸プラグ1に同軸コネクターが装着
された際に、同軸コネクターがダミー内蔵同軸プラグ1
に装着されると、同軸コネクターにおける前面により可
動絶縁体11に装着されている閉塞体16が押圧され、
可動絶縁体11が内部に押し込まれる。これにより、可
動絶縁体11における延伸部11−2の先端が当接され
たスイッチ基板13が図2における右方向へ移動され
る。
【0029】これにより、弾性体24がその弾性力に抗
して圧縮されるようになり、この際に、第1筒体部24
−1の前縁の角を図8(a)に示すようにカットしてい
ると、スイッチ基板13の外周縁と第1シェル30の内
周面との間に第1筒体部24−1の前縁が挟み込まれな
い方向に第1筒体部24−1が変形して圧縮されるよう
になる。また、この際に弾性体24における変形する部
分は、連接部24−3と第2筒体部24−2の後半部が
局部的に変形するようになる。このため、2重スリーブ
構造とされた前半部の変形は少なくなり、平行状態を維
持したままスイッチ基板13を移動することができるよ
うになる。
【0030】なお、ダミー内蔵同軸プラグ1が同軸コネ
クターに装着された際に、前記したように同軸コネクタ
ーの前面により可動絶縁体11が押圧され、可動絶縁体
11の延伸部11−2の先端が当接されたスイッチ基板
13が図2における右方向へ移動される。これにより、
スイッチ基板13に形成された第1パターン13−2と
第1シェル30に形成された第3段部40−6との接続
が絶たれて、中心コンタクト25のダミー抵抗17−
1,コンデンサ17−2による終端は解除されるように
なる。従って、受信機器等に設けられた同軸コネクター
に本発明に係る終端内蔵同軸プラグ1が装着された際
に、インピーダンスのミスマッチングが生じないと共
に、減衰することなく信号が受信機器に伝達されるよう
になる。
【0031】また、第2筒体部24−2のスイッチ基板
13側の端部を第1筒体部24−1から離れるように折
り曲げるようにして、スイッチ基板13の姿勢を安定に
保持できるようにしている。さらに、この構成により、
スイッチ基板13の弾性体14に当接する面に半田付け
されているダミー抵抗やコンデンサ等の部品を、第1筒
体部24−1と第2筒体部24−2との間に配設するこ
とができるようになる。さらにまた、第2筒体部24−
2の前縁の角を図示するようにカットしている。これ
は、弾性体24がスイッチ基板13により圧縮された際
に、第2筒体部24−2の前縁がスイッチ基板13に形
成されている貫通孔13−1に挟み込まれない方向に第
2筒体部24−2が変形して圧縮されるようにするため
である。
【0032】このように弾性体24は、前半部を2重ス
リーブ状に形成すると共に、後半部を1重スリーブ状と
しているので、弾性体24が圧縮される際に1重スリー
ブとされた後半部が主に変形されて圧縮されるようにな
り、前半部の変形を極力抑制することができる。このた
め、スイッチ基板13を安定して移動することができる
と共に、スイッチ基板13を第3段部10−6に安定し
て接触することができるようになる。なお、弾性体24
の後半部を1重スリーブ状としても可動絶縁体21の摩
擦係数が小さくされているため、確実に可動絶縁体21
を移動させることができる。また、図8に示す例では第
1筒体部24−1の後半部を切除するようにしたが、こ
れに替えて第2筒体部24−2の後半部を切除するよう
にしてもよい。
【0033】また、弾性体24の全長は、第1シェル3
0内に装着された際に若干圧縮される長さに形成されて
おり、これにより、圧縮状態で第1シェル30内に取り
付けられるため、ダミー内蔵同軸プラグ1が空き端子状
態とされた際にスイッチ基板13を確実に付勢すること
ができ、第3段部40ー6と確実に接触させることがで
きるようになる。
【0034】次に、中心導体12の詳細構成を図9
(a)(b)(c)(d)に示す。図9(a)は中心導
体12の上面図、同図(b)はその正面図、同図(c)
はその左側面図、同図(d)はその右側面図である。こ
れらの図に示すように中心導体12は、中心コンタクト
25を挟持する1対の狭持片12−3と、スイッチ基板
13の貫通孔13−1の内面に形成されたスルーホール
に接触される1対の接触片12−4が形成されている。
また、1対の狭持片12−3と1対の接触片12−4と
は、それぞれ所定の弾性を保持するように断面が山形と
なるように折り曲げられている。従って、1対の狭持片
12−3と1対の接触片12−4とが形成されている基
部12−1の断面形状は図9(d)に示すように略6角
形とされている。この基部12−1は、蓋体15に形成
されている貫通孔15−5に圧入される部分である。
【0035】次に、第2シェル20は同軸ケーブル5の
取付部3を構成しており、同軸ケーブル5を第2シェル
20からなる取付部3に取り付ける態様を説明する。図
2に示すように、第2シェル20の後面からは円筒状と
された挿入部20−2が延伸するよう形成されている。
この挿入部20−2の先端部には段差が形成されてその
先端がテーパ状とされている。そこで、この挿入部20
−2の先端のテーパ部を図4に示すように加工された同
軸ケーブル5の絶縁部5−2とシールド用編み線5−3
との間に挿入していく。この場合、先端部はテーパ状と
されているので、その挿入作業は容易に行うことができ
る。この挿入作業は、同軸ケーブル5の前面が第2シェ
ル20の後面に当接するまで行われる。
【0036】この際に、同軸ケーブル5の芯線5−1の
先端には細い棒状の中心コンタクト25が嵌着されてお
り、挿入作業を行うとこの中心コンタクト25が蓋体1
5の貫通孔15−5から挿入されて、スイッチ基板13
の貫通孔13−1を貫通し、さらに中心導体12の一対
の挟持片12−3内に挿通されて挟持されるようにな
り、さらに、可動絶縁体11と一体とされている閉塞体
16の案内部16−2を貫通して第3シェル40の略中
心軸上に配置されるようになる。また、シールド用編み
線5−3は第2シェル20の後面、および、後面から若
干突出されたリング部20−3に接触するようになる。
そして、挿入作業が終了すると、あらかじめ同軸ケーブ
ル5に挿入されていたリング状の同軸ケーブルカシメリ
ング4を、第2シェル20の後面と挿入部20−2に形
成されている段部との間に位置させて、カシメるように
する。
【0037】これにより、同軸ケーブルカシメリング4
の径は縮小されて同軸ケーブル5を挿入部20−2に対
して強く圧接するようになる。したがって、同軸ケーブ
ル5を確実に第2シェル20に対して取り付けることが
できる。なお、挿入部20−2の先端部に形成された段
部に同軸ケーブルカシメリング4が係合するため、同軸
ケーブル5に引張力が加えられても第2シェル20から
同軸ケーブル5が抜け出ることが防止される。また、同
軸ケーブルカシメリング4がカシメられることにより、
シールド用編み線5−3は確実に第2シェル20に電気
的に接触するようになる。
【0038】このように構成された本発明の第1の実施
の形態にかかるダミー内蔵同軸プラグ1は、同軸コネク
ターに装着されず開放状態とされた際に、内蔵されたス
イッチ基板13が第1シェル30の内部に形成された第
3段部40−6に接触することにより終端回路が形成さ
れて、その中心コンタクト25がこの終端回路により終
端されるようになる。これにより、ダミー内蔵同軸プラ
グ1はインピーダンスマッチング状態とされることか
ら、中心コンタクト25等に誘導された雑音成分による
流号雑音の発生を防止することができるようになる。ま
た、同軸コネクターにダミー内臓同軸プラグ1が装着さ
れた際には、可動絶縁体11によりスイッチ基板13が
移動されて、上記終端回路は開かれるので、信号は減衰
することなく受信機器等へ導かれるようになる。
【0039】次に、本発明のダミー内蔵同軸プラグの第
2の実施の形態の構成例を図10に示す。図10は第2
の実施の形態におけるダミー内蔵同軸プラグの詳細構成
を示す断面図である。第2の実施の形態のダミー内蔵プ
ラグ100においては、第1の実施の形態のダミー内蔵
同軸プラグ1と一部の構成を除いてほぼ同様の構成とさ
れているので、異なる部分の構成について以下に説明す
るものとする。このダミー内蔵同軸プラグ100におい
て、第1の実施の形態のダミー内蔵同軸プラグ1と異な
る構成は、第1に中心コンタクトを、同軸ケーブルの芯
線5−1により構成するようにした点である。また、第
2に弾性体14の構成を変更するようにした点である。
【0040】そこで、図10を参照しながら第2の実施
の形態のダミー内蔵同軸プラグ100における第1の実
施形態のダミー内蔵プラグ1と異なる構成について説明
する。図10に示すように同軸ケーブル5の芯線5−1
は、第3シェル40の略中心軸上に位置するまで延伸さ
れている。これにより、同軸ケーブル5の芯線5−1に
より中心コンタクトを兼用することができる。この際
に、同軸ケーブル5は、図15に示すようにあらかじめ
加工されている。すなわち、同軸ケーブル5の芯線5−
1は第3シェル40内まで届くような長さだけ露出され
ており、シールド用編み線5−3は外被5−4上に折り
返されている。
【0041】そして、第2シェル20の後面から延伸し
ている挿入部20−2の先端のテーパ部を図15に示す
ように加工された同軸ケーブル5の絶縁部5−2とシー
ルド用編み線5−3との間に挿入していく。この場合、
先端部はテーパ状とされているので、その挿入作業は容
易に行うことができる。この挿入作業は、同軸ケーブル
5の前面が第2シェル20の後面に当接するまで行われ
る。この際に、同軸ケーブル5の芯線5−1が蓋体15
の貫通孔15−5から挿入されて、スイッチ基板13の
貫通孔13−1を貫通し、さらに中心導体12の一対の
挟持片12−3内に挿通されて挟持されるようになり、
さらに、可動絶縁体11と一体とされている閉塞体16
の案内部16−2を貫通して第3シェル40の略中心軸
上に配置されるようになる。
【0042】また、シールド用編み線5−3は第2シェ
ル20の後面、および、後面から若干突出されたリング
部20−3に接触するようになる。そして、挿入作業が
終了すると、あらかじめ同軸ケーブル5に挿入されてい
たリング状の同軸ケーブルカシメリング4を、第2シェ
ル20の後面と挿入部20−2に形成されている段部と
の間に位置させて、カシメるようにする。これにより、
同軸ケーブルカシメリング4の径は縮小されて同軸ケー
ブル5が第2シェル20に対して確実に取り付けられ
る。なお、挿入部20−2の先端部に形成された段部に
同軸ケーブルカシメリング4が係合するため、同軸ケー
ブル5に引張力が加えられても第2シェル20から同軸
ケーブル5が抜け出ることが防止される。また、同軸ケ
ーブルカシメリング4がカシメられることにより、シー
ルド用編み線5−3は確実に第2シェル20に電気的に
接触するようになる。
【0043】次に、第1シェル30内の後端部に固着さ
れた蓋体15とスイッチ基板13の後面の間に挟持さ
れ、スイッチ基板を付勢している弾性体14の構成を図
11に示し、図11を参照しながら弾性体14の構成を
説明する。この弾性体14は、例えばシリコンゴム製と
されており、図10に示すようにスイッチ基板13の後
面と蓋体15との間に介在され、スイッチ基板13の第
1パターン13−2が第1シェル30の内周面に形成さ
れた第3段部40−6に接触するよう押圧している。こ
の弾性体24は、スイッチ基板13を平行移動させ易く
すると共に、復元力を向上するために、第1筒体部14
−1と第2筒体部14−2との2重スリーブ構成とされ
ている。そして、第1筒体部14−1と第2筒体部14
−2とは、ほぼ中央部に形成された連接部14−3によ
り連結されている。
【0044】さらに、第1筒体部14−1の前縁、略中
央、後縁の外周面は厚みが厚くされて、さらにスイッチ
基板13を平行移動させ易くされている。また、前縁と
後縁の外周部は角がカットされている。これは、次の理
由による。本発明のダミー内蔵同軸プラグ1に同軸コネ
クターが装着された際に、同軸コネクターの前面により
可動絶縁体11が押圧され、可動絶縁体11の延伸部1
1−2の先端が当接されたスイッチ基板13が図10に
おける右方向へ移動される。これにより、弾性体14が
その弾性力に抗して圧縮されるようになる。この際に、
第1筒体部14−1の前縁の角を図11(a)に示すよ
うにカットしていると、スイッチ基板13の外周縁と第
1シェル30の内周面との間に第1筒体部14−1の前
縁が挟み込まれない方向に第1筒体部14−1が折れ曲
がり圧縮されるようになる。
【0045】また、第2筒体部14−2のスイッチ基板
13側の端部を第1筒体部14−1から離れるように折
り曲げるようにして、スイッチ基板13の姿勢を安定に
保持できるようにしている。さらに、この構成により、
スイッチ基板13の弾性体14に当接する面に半田付け
されているダミー抵抗やコンデンサ等の部品を、第1筒
体部14−1と第2筒体部14−2との間に配設するこ
とができるようになる。さらにまた、第2筒体部14−
2の前縁の角を図示するようにカットしている。これ
は、弾性体14がスイッチ基板13により圧縮された際
に、第2筒体部14−2の前縁がスイッチ基板13に形
成されている貫通孔13−1に挟み込まれない方向に第
2筒体部14−2が折れ曲がり圧縮されるようにするた
めである。
【0046】なお、弾性体14の全長は、第1シェル3
0内に装着された際に若干圧縮される長さに形成されて
おり、これにより、圧縮状態で第1シェル30内に取り
付けられるため、ダミー内蔵同軸プラグ1が空き端子状
態とされた際にスイッチ基板13を付勢することがで
き、第3段部40ー6と確実に接触させることができる
ようになる。
【0047】本発明の第2の実施の形態にかかるダミー
内蔵同軸プラグ100の他の構成は、本発明の第1の実
施の形態にかかるダミー内蔵同軸プラグ1と略同様であ
るので省略するが、このように構成された本発明の第2
の実施の形態にかかるダミー内蔵同軸プラグ100が、
同軸コネクターに装着されず開放状態とされた際には、
内蔵されたスイッチ基板13が第1シェル30の内部に
形成された第3段部40−6に接触することにより終端
回路が形成されて、その中心コンタクトとして作用する
芯線5−1がこの終端回路により終端されるようにな
る。これにより、ダミー内蔵同軸プラグ100はインピ
ーダンスマッチング状態とされることから、芯線5−1
等に誘導された雑音成分による流号雑音の発生を防止す
ることができるようになる。
【0048】また、本発明の第2の実施の形態にかかる
ダミー内蔵同軸プラグ100が同軸コネクター300に
装着された状態を図12に示す。同軸コネクター300
へのダミー内臓同軸プラグ100の装着は、第3シェル
4の内周面に形成されているねじ部40−2を同軸コネ
クター300の外周面に形成されたネジ部301に螺着
することにより行われる。この際に、第3シェル40は
第1シェル30に対して回動可能とされているので、ダ
ミー内蔵同軸プラグ100を同軸コネクター300に容
易に装着することができる。この装着により、可動絶縁
体11が同軸コネクター300の前面により押されて可
動絶縁体11が第1シェル30内に移動するようにな
る。すると、可動絶縁体11によりスイッチ基板13が
第3段部40−6から離れるように移動されて、上記終
端回路は開かれる。そして、同軸ケーブル5を介して伝
達された信号は、芯線5−1を介して受信機器等へ設け
られている同軸コネクター300に伝達されるようにな
る。
【0049】次に、本発明のダミー内蔵同軸プラグの第
3の実施の形態の構成例を図13および図14に示す。
ただし、図13は第3の実施の形態におけるダミー内蔵
同軸プラグの詳細構成を示す断面図であり、図14はそ
の左側面図である。この本発明の第3の実施の形態にお
けるダミー内蔵同軸プラグ200は、同軸コネクターに
装着する際に螺着ではなく嵌挿するだけで装着できるよ
うにしたものである。このため、第3の実施の形態のダ
ミー内蔵同軸プラグ200は第2の実施の形態のダミー
内蔵同軸プラグ100の第3シェルと第1シェルとが一
体化されて第1シェルとされている。そこで、図13お
よび図14を参照しながらこの構成について説明する
と、第1シェル10の先端は延伸されており、その内周
面に複数枚の板状のスプリング17が略等間隔で固着さ
れている。このスプリング17の枚数は図14に示す例
では6枚とされている。このスプリング17は、同軸コ
ネクターに取り付けられた際に同軸コネクターの外周部
に圧接されて、簡単な操作でダミー内蔵同軸プラグ20
0を確実に同軸コネクターに取り付けることができる。
【0050】本発明の第3の実施の形態にかかるダミー
内蔵同軸プラグ200の他の構成は、本発明の第2の実
施の形態にかかるダミー内蔵同軸プラグ100と略同様
であるので省略するが、このように構成された本発明の
第3の実施の形態にかかるダミー内蔵同軸プラグ200
が、同軸コネクターに装着されず開放状態とされた際に
は、内蔵されたスイッチ基板13が第1シェル10の内
部に形成された第3段部10−6に接触することにより
終端回路が形成されて、その中心コンタクトとして作用
する芯線5−1がこの終端回路により終端されるように
なる。これにより、ダミー内蔵同軸プラグ200はイン
ピーダンスマッチング状態とされることから、芯線5−
1等に誘導された雑音成分による流号雑音の発生を防止
することができるようになる。
【0051】また、本発明の第3の実施の形態にかかる
ダミー内蔵同軸プラグ200の第1シェル10の延伸部
が同軸コネクターに嵌挿されて装着されると、可動絶縁
体11が同軸コネクター300の前面により押されて可
動絶縁体11が第1シェル30内に移動するようにな
る。すると、可動絶縁体11によりスイッチ基板13が
第3段部10−6から離れるように移動されて、上記終
端回路は開かれる。そして、同軸ケーブル5を介して伝
達された信号は、芯線5−1を介して受信機器等へ設け
られている同軸コネクターに伝達されるようになる。
【0052】なお、上記の説明では第1の実施の形態に
おけるダミー内蔵同軸プラグにおいては、中心コンタク
ト25を同軸ケーブル5の芯線5−1に嵌着するように
したが、これに限らず同軸ケーブル5の芯線5−1を延
伸して中心コンタクトとして使用するようにしても良
い。また、第2の実施の形態および第3の実施の形態に
おけるダミー内蔵同軸プラグにおいては、同軸ケーブル
5の芯線5−1を延伸して中心コンタクトとして使用す
るようにしたが、これに限らず中心コンタクト25を同
軸ケーブル5の芯線5−1に嵌着する構成としても良
い。さらに、第1の実施の形態ないし第3の実施の形態
におけるダミー内蔵同軸プラグに使用する弾性体として
は、図8に示す弾性体と図11に示す弾性体のいずれを
使用するようにしても良い。
【0053】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、ダミー内蔵同軸プラグが空き端子とされている時に
は、絶縁性の弾性体による付勢力により中心コンタクト
がプリント基板に設けられたダミー抵抗を介して第1シ
ェルに接続されるようになる。従って、中心コンタクト
はダミー抵抗によりインピーダンスマッチングがとられ
るように終端されると共に、弾性体が金属製のコイルス
プリングではなく絶縁材から構成されているので、弾性
体による悪影響を防止することができ、空き端子とされ
た際に自動的に終端できる構成としてもダミー内蔵同軸
プラグのVSWRは小さい値となる。また、中心コンタ
クトに飛び込んだ雑音等はダミー抵抗により終端される
ようになるため、センタに上っていくことはなく流合雑
音の発生を防止することができ、他の受信機器に受信障
害を与えることを防止することができる。
【0054】さらに、このダミー内蔵同軸プラグを受信
機器に設けられている同軸コネクターに装着すると、絶
縁性の弾性体による付勢力に抗してスイッチ基板が移動
することにより中心コンタクトと第1シェルとの電気的
接続がオフされる。これにより、中心コンタクトをダミ
ー抵抗により終端する回路は開かれることになる。これ
により、ダミー内蔵同軸プラグの中心コンタクトを介し
て信号が受信機器に効率良く伝達されるようになる。ま
た、ダミー内蔵同軸プラグにおける第1シェルの前面が
柔軟な閉塞体により閉塞されていることから、空き端子
とされた際に内部に塵埃が侵入することを防止すること
ができる。
【0055】さらにまた、弾性体は、スイッチ基板と蓋
体との間に配設されており、2重スリーブ状となるよう
連接された第1筒体部と第2筒体部のうちのいずれか一
方の筒体部における蓋体側に位置する後半部を除去する
ようにしてもよい。このように2重スリーブ状となるよ
う弾性体を構成している筒体部のいずれか一方の蓋体側
に位置する後半部を除去することにより、押圧された際
に第1筒体部と第2筒体部とを連接する連接部と、2重
スリーブ状とされていない筒体部が局部的に変形するよ
うになり、スイッチ基板の平行状態を維持しながら安定
して移動することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のダミー内蔵同軸プラグの第1の実施の
形態の構成を示す分解斜視図である。
【図2】本発明のダミー内蔵同軸プラグの第1の実施の
形態の構成を示す断面図である。
【図3】本発明のダミー内蔵同軸プラグの第1の実施の
形態の構成を示す左側面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態のダミー内蔵同軸プ
ラグに取り付ける同軸ケーブルの加工態様を示す図であ
る。
【図5】本発明のダミー内蔵同軸プラグにおける可動絶
縁体の詳細構成を示す図である。
【図6】本発明のダミー内蔵同軸プラグにおけるスイッ
チ基板の詳細構成を示す図である。
【図7】本発明のダミー内蔵同軸プラグにおける蓋体の
詳細構成を示す図である。
【図8】本発明のダミー内蔵同軸プラグの第1の実施の
形態における弾性体の詳細構成を示す図である。
【図9】本発明のダミー内蔵同軸プラグにおける中心導
体の詳細構成を示す図である。
【図10】本発明のダミー内蔵同軸プラグの第2の実施
の形態の構成を示す断面図である。
【図11】本発明のダミー内蔵同軸プラグの第2の実施
の形態における弾性体の詳細構成を示す図である。
【図12】本発明の第2の実施の形態のダミー内蔵同軸
プラグが同軸コネクターに装着された際の構成を示す断
面図である。
【図13】本発明のダミー内蔵同軸プラグの第3の実施
の形態の構成を示す断面図である。
【図14】本発明の同軸プラグを備えるダミー内蔵同軸
プラグの第3の実施の形態の構成を示す左側面図であ
る。
【図15】本発明の第2および第3の実施の形態のダミ
ー内蔵同軸プラグに取り付ける同軸ケーブルの加工態様
を示す図である。
【符号の説明】
1,100,200 ダミー内蔵同軸プラグ 2 プラグ部 3 取付部 4 同軸ケーブルカシメリング 5 同軸ケーブル 10,30 第1シェル 11 可動絶縁体 12 中心導体 13 スイッチ基板 14,24 弾性体 15 蓋体 16 閉塞体 17 スプリング 20 第2シェル 40 第3シェル
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−124630(JP,A) 特開 平9−161903(JP,A) 特開 昭60−127678(JP,A) 特開 昭63−26976(JP,A) 特開 昭63−4579(JP,A) 特開 平8−78103(JP,A) 実開 平2−150685(JP,U) 実開 平4−61881(JP,U) 実開 昭62−12278(JP,U) 実開 昭59−138182(JP,U) 実開 昭64−38782(JP,U) 実開 平1−112581(JP,U) 実開 平1−113979(JP,U) 実開 平1−126776(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01R 17/04 H01R 31/06 H01R 13/66 H04N 5/00

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略円筒状の導電性の第1シェルと、 該第1シェルの前部に回動可能に装着されている略円筒
    状とされた導電性の第3シェルと、 前記第1シェルの後部に装着されている導電性の第2シ
    ェルと、 前記第1シェルの前面を閉塞するように配置され、該第
    1シェル内を摺動可能とされた可動絶縁体と、 前記第1シェルの略中心軸に沿うよう内部に配置される
    導電性の中心コンタクトと、 該中心コンタクトを挟持する挟持片を備え、前記第1シ
    ェルの略中心軸に沿うよう内部に配置される導電性の中
    心導体と、 該中心導体が固着されていると共に、前記第1シェルの
    後端を閉塞するように固着される絶縁性の蓋体と、 接点パターンが一面に形成され、他面にダミー抵抗が接
    続されたプリントパターンが形成され、前記接点パター
    ンと前記プリントパターンとがスルーホールにより接続
    されているプリント基板からなり、前記中心導体が略中
    央に形成された貫通孔内に挿通されると共に、該貫通孔
    内に前記中心導体に接触される前記第2パターンが形成
    されている前記第1シェル内に配設されるスイッチ基板
    と、 該スイッチ基板に形成されている前記接点パターンが、
    前記第1シェルの内部に形成された段部に接触するよう
    前記スイッチ基板を付勢していると共に、2重スリーブ
    状となるよう連接された第1筒体部と第2筒体部からな
    る絶縁性の弾性体とを備え、 前記第3シェルに同軸コネクターが装着されていない状
    態では、前記弾性体により前記スイッチ基板が付勢され
    ることにより、前記第1シェルの段部と前記接点パター
    ンとが接触して、前記中心コンタクトが前記中心導体を
    介して前記スイッチ基板に設けられているダミー抵抗に
    より終端されると共に、前記第1シェルに同軸コネクタ
    ーが装着された際に、前記可動絶縁体が前記同軸コネク
    ターの前面により押されて内側に移動することにより、
    前記スイッチ基板がスライドし、前記第1シェルの段部
    と前記接点パターンとの接触が解除されるようにしたこ
    とを特徴とするダミー内蔵同軸プラグ。
  2. 【請求項2】 前記第2シェルには、同軸ケーブルが取
    り付けられた際に同軸ケーブルのシールド用編み線と絶
    縁部との間に挿入される挿入部が延伸するよう形成され
    ており、前記中心コンタクトの後部には同軸ケーブルの
    芯線が挿入される芯線挿入部が形成されていることを特
    徴とする請求項1記載のダミー内蔵同軸プラグ。
  3. 【請求項3】 前記可動絶縁体の前面に、前記第1シェ
    ルの前面を閉塞する柔軟な材質からなる閉塞体が設けら
    れており、前記第1シェルに同軸コネクターが装着され
    ていないときには該閉塞体により、前記第1シェルの前
    面が完全に閉塞されていることを特徴とする請求項1記
    載のダミー内蔵同軸プラグ。
  4. 【請求項4】 前記弾性体がシリコンゴム製とされてい
    ることを特徴とする請求項1記載のダミー内蔵同軸プラ
    グ。
  5. 【請求項5】 前記弾性体は、前記スイッチ基板と前記
    蓋体との間に配設されており、2重スリーブ状となるよ
    う連接された第1筒体部と第2筒体部のうちのいずれか
    一方の筒体部における前記蓋体側に位置する後半部が除
    去されていることを特徴とする請求項1記載のダミー内
    蔵同軸プラグ。
  6. 【請求項6】 前記第3シェルの内周面には、同軸コネ
    クターに螺着されるネジ部が形成されていることを特徴
    とする請求項1記載のダミー内蔵同軸プラグ。
  7. 【請求項7】 前記第3シェルに替えて、前記第1シェ
    ルが延伸されており、延伸された部分が同軸コネクター
    に嵌挿された際に、同軸コネクターの外周面を圧接する
    複数のスプリングがその内周部に設けられていることを
    特徴とする請求項1記載のダミー内蔵同軸プラグ。
  8. 【請求項8】 前記中心コンタクトが、同軸ケーブルの
    芯線を延伸することにより構成されていることを特徴と
    する請求項1記載のダミー内蔵同軸プラグ。
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