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JP3016567B2 - 球状セメントの製造方法および球状セメントの製造装置 - Google Patents
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JP3016567B2 - 球状セメントの製造方法および球状セメントの製造装置 - Google Patents

球状セメントの製造方法および球状セメントの製造装置

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JP3016567B2
JP3016567B2 JP1340516A JP34051689A JP3016567B2 JP 3016567 B2 JP3016567 B2 JP 3016567B2 JP 1340516 A JP1340516 A JP 1340516A JP 34051689 A JP34051689 A JP 34051689A JP 3016567 B2 JP3016567 B2 JP 3016567B2
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kiln
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正敏 小野寺
紀男 横田
修輔 原田
明彦 宮内
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P40/00Technologies relating to the processing of minerals
    • Y02P40/10Production of cement, e.g. improving or optimising the production methods; Cement grinding

Landscapes

  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、水セメント比を小さくし、緻密なコンク
リートを製造することを可能にする球状セメントの製造
方法とこの製造方法を実施するのに好適な製造装置に関
する。
「従来の技術」 従来、セメントとして例えばポルトランドセメントを
製造するには、原料を粉砕しサスペンションプレヒータ
ーに供給して予熱し、さらにこれをロータリーキルンで
焼成し、その後クーラーにて得られたセメントクリンカ
ーを空気で急冷する。そして、冷却したセメントクリン
カーに石膏粉末を添加し、さらにこれをチューブミルな
どにより再度微粉砕して所望する粒度のセメントを得
る。
「発明が解決しようとする課題」 ところで、このようにして得られたセメントにあって
は、粉砕により角張った形状となることから、粒子間の
摩擦抵抗が大きくよってセメントと水とを混練した際、
流動性および充填性にやや劣るといった課題がある。
また、このような課題を解決するため本発明者等は、
先に高温火炎中にセメントクリンカー粉砕物を通過させ
て溶融または半溶融状態とし、次いでこれを冷却し、そ
の後石膏粉末を添加する球状セメントの製造方法を提案
した。しかし、この方法では球状でありしたがって流動
性や充填性に優れているセメントが得られるものの、バ
ーナーからの高温火炎中にセメントクリンカー粉砕物を
通過させて球状化処理を行うことから、エネルギーの消
費が多くこれにより製造コストが高くなるといった新た
な課題がある。
「課題を解決するための手段」 そこでこの発明における請求項1記載の球状セメント
の製造方法では、高温火炎発生用のバーナーにおける支
燃性ガスとしてセメントキルンのクーラーからの排気ガ
スを使用し、かつ該高温火炎発生用のバーナーからの排
気ガスをセメントキルンのプレヒーターまたはロータリ
ーキルン内に供給することによって上記課題を解決し
た。
また請求項2記載の球状セメントの製造装置では、原
料粉末を予熱するサスペンションプレヒーターと、該サ
スペンションプレヒーターから原料粉末が供給されるロ
ータリーキルンと、該ロータリーキルンから原料が供給
されるクーラーとを有し、かつ高温火炎を発生するバー
ナーを設けてなり、上記クーラーからの排気ガスをバー
ナーに導く導入管を設け、バーナーからの排気ガスをセ
メントキルンのプレヒーターあるいはロータリーキルン
内に供給する供給管を設けたことを上記課題の解決手段
とした。
「作用」 この発明の球状セメントの製造方法および製造装置に
よれば、クーラーからの加熱された排気ガスをバーナー
の支燃性ガスとして用いることから、バーナーでの燃焼
効率が高くなる。また、バーナーからの燃焼排気ガスを
サスペンションプレヒーターの排気ガス供給部に供給す
ることから、セメントクリンカー粉砕物の球状化に要し
た燃焼(焼成)熱が回収されて有効に利用され、よって
セメント製造装置全体での熱効率が高まる。
また、請求項1記載の製造方法に基づいて得られた球
状セメントにあっては、球状であることから粒子間の摩
擦抵抗が少なく、よって従来のセメントに比べ同一の水
セメント比では大きなフロー値を有するものとなる。
「実施例」 以下本発明を、請求項2記載の発明の球状セメントの
製造装置を基に図面を利用して詳しく説明する。
第1図ないし第3図は本発明における請求項2記載の
製造装置の一実施例を示す図であって、これらの図にお
いて符号1は高温火炎発生装置1である。この高温火炎
発生装置1は、第2図および第3図に示すようにバーナ
ー2とこのバーナー2の火口3側に設けられたサイクロ
ン4とからなるものである。バーナー2は、プロパン,
ブタン,プロピレン,アセトン,水素などの可燃ガス
や、重油,軽油などの液体燃料または石油、さらにはオ
イルコークスなどの固体燃料を燃料とするもので、これ
ら燃料と酸素あるいは空気などの支燃性ガスとが供給さ
れてその火口3から高温火炎を噴出するものであり、そ
の火口3と反対の側に燃料供給部5および排気ガス導入
部6をそれぞれ配設したものである。導入部6は、第1
図に示すようにセメントキルン7のクーラー8の排気風
車9に導入管10を介して接続されたものである。
ここでセメントキルン7は、原料粉末を予熱するサス
ペンションプレヒーター11と、該サスペンションプレヒ
ーター11の下流側に配置されたロータリーキルン12と、
さらに該ロータリーキルン12の下流側に配置されたクー
ラー8とを具備してなるSPキルンであり、サスペンショ
ンプレヒーター11で予熱仮焼された原料粉末をロータリ
ーキルン12で焼成し、さらにこれをクーラー8で急冷す
るものである。
すなわち第1図に示した例では、ロータリーキルン12
の下流側に吹き込み風車13が配設され、この吹き込み風
車13より熱風がロータリーキルン12内に導入されること
によって該キルン12内にて原料粉末が焼成せしめられる
ようになっている。また原料粉末を焼成した熱風は、原
料粉末と接触することによって冷却され、その状態でサ
スペンションプレヒーター11内に流入することにより、
該ヒーター11内にて原料粉末を予熱するものとなる。さ
らに、クーラー8にはその上流側に冷却用の吹き込み風
車14が配設されており、これから吹き込まれる冷風によ
ってロータリキルン12で焼成された後送られたセメント
クリンカーが急冷されるようになっている。そして、セ
メントクリンカーを冷却した冷風は、セメントクリンカ
ーと接触したことにより加熱され、その状態でクーラー
8の下流側に配設された上記排気風車9より排出され、
上記導入管10を介してバーナー2の導入部6に導かれ
る。
また、高温火炎発生装置1においてサイクロン4は、
第2図に示すように円筒状の側壁4aとテーパ状の底壁4b
とからなるもので、底壁4bが二重に形成され、第2図中
矢印W1,W2で示すようにこの間に水が循環することによ
ってサイクロン4内を冷却するものとなっている。側壁
4aの上方には、第3図に示すように側壁4aの一部に、そ
の接線方向に延びる火炎管15が配設されている。この火
炎管15のサイクロン4と反対の側の口部内にはバーナー
2の火口3が配設されており、これによってバーナー2
はその火炎を火炎管15内に発生せしめるものとなってい
る。また火炎管15内には、第2図に示すようにバーナー
2の火口3の前方に原料供給管16の口部16aが配設され
ている。原料供給管16は、後述するようにその平均粒径
を調整したセメントクリンカー粉砕物を、バーナー2の
火口3前方に供給してバーナー2からの火炎中に通過せ
しめるためのものである。
またサイクロン4には、側壁4aの上端にその上部開口
を覆う蓋体17が設けられており、該蓋体17のほぼ中央部
にサイクロン4の内外を通過せしめる連通管18が蓋体17
を貫通して取り付けられている。連通管18は、バーナー
2からの排気ガスをサイクロン4の外へ導くためのもの
で、そのサイクロン4側と反対の側の端部は第1図に示
すようにサスペンションプレヒーター11への排気ガス供
給部19aあるいは19bに連通したものとなっている。
このような構成の高温火炎発生装置1およびセメント
キルン7を用いて球状のセメントを製造するには、まず
従来と同様に原料粉末を粉砕してこれをサスペンション
プレヒーター11内に供給して予熱し、さらに予熱した原
料粉末をロータリーキルン12内で焼成し、その後得られ
たセメントクリンカーをクーラー8内にて冷風で急冷す
る。そして、冷却したセメントクリンカーをチューブミ
ルなどによって微粉砕し、分級して平均粒径が60μm以
下のセメントクリンカー粉砕物を得る。ここで、セメン
トクリンカー粉砕物の平均粒径を60μm以下にするの
は、最終的に得られる球状セメントの平均粒径を40μm
程度以下にするためであり、また球状セメントの平均粒
径を40μm程度以下にするのは、その流動性および充填
性を十分向上せしめるためである。なお、セメントクリ
ンカー粉砕物の平均粒径を通常のセメント粒子の粒径よ
り大きくするのは、後述するように球状化することによ
って見掛けの平均粒径が小さくなるためである。
次に、燃料供給部5よりバーナー2に燃料を供給する
とともに、セメントキルン7のクーラー8より導入管10
および導入部6を介してクーラー8からの加熱された排
出ガス(空気)をバーナー2に供給し、さらにバーナー
2に点火して高温火炎を発生せしめる。
次いで、粒度調整したセメントクリンカー粉砕物を一
旦図示略の槽に収容し、さらにこの槽より原料供給管16
を介して火炎管15内の上記バーナー2からの高温火炎中
にセメントクリンカー粉砕物を所定量ずつ供給してこれ
を溶融または半溶融化せしめる。
すると、溶融または半溶融したセメントクリンカー粉
砕物は、火炎に伴われさらに火炎に噴き出されてサイク
ロン4内に導かれ、ここで冷却されてその表面張力によ
り球状化する。そして、冷却され球状化したセメントク
リンカー粉砕物(以下、球状セメントクリンカー粒子と
いう。)は、サイクロン4内の側壁4aおよび底壁4bに沿
って回転しつつ下方に落ち、さらに底壁4bより冷熱を受
けて十分冷却され、その後底壁4bの排出口20から排出さ
れる。
一方、燃料と支燃性ガス(クーラー8からの排気ガ
ス)とからの燃料排気ガスは、サイクロン4に導かれた
後、温度が高いことから上記球状セメントクリンカー粒
子と分離して上昇し、連通管18に導かれて排気ガス供給
部19aあるいは19bに導かれ、さらにサスペンションプレ
ヒーター10内に供給される。
なお、バーナー2からの火炎温度としては、セメント
の種類によっても異なるが、少なくとも1300℃以上、好
ましくは1500℃以上が必要であり、1300℃より低いとセ
メントクリンカー粉砕物が十分溶融または半溶融状態に
至らず、したがってセメントクリンカー粉砕物が十分に
球状にならず好ましくない。また、火炎中での滞留時間
としては、0.01〜0.02秒程度が好ましい。また、上記火
炎発生装置の燃料として灰分の多いものを使用する場合
には、セメント成分が目標の成分となるように予めセメ
ント原料の配合を調整する必要がある。
その後、得られた球状セメントクリンカー粒子に対し
適宜量の石膏粉末を添加し、所望する水硬スピードに調
整して球状セメントを得る。ここで石膏粉末の平均粒径
としては、80μm以下程度にするのが、得られるセメン
トの流動性や充填性を高めるうえで好ましい。
このような構成の高温火炎発生装置1とセメントキル
ン7とを有したセメント製造装置にあっては、クーラー
8からの加熱された排気ガスをバーナー2の支燃性ガス
として用いることから、バーナー2での燃焼効率が高く
なってより高い温度の火炎を得ることができる。また、
バーナー2からの燃焼排気ガスをサスペンションプレヒ
ーター10の排気ガス供給部19a,19bに供給することか
ら、セメントクリンカー粉砕物の球状化に要した燃焼
(焼成)熱を回収してその有効利用を図り、セメント製
造装置全体での熱効率を高めることができる。
また、このようなセメント製造装置によって得られた
球状セメントにあっては、球形であることから粒子間の
摩擦抵抗が少なく、よって従来のセメントに比べ同一の
水セメント比では大きなフロー値を有するものとなる。
そして、これにより流動性がよく充填性もよくなること
から、硬化後のセメント硬化体の強度が従来のセメント
からなるものに比べ高いものとなる。
第4図は本発明の請求項2記載の製造装置の他の実施
例を示す図である。この図に示した製造装置が第1図に
示した製造装置と異なるところは、バーナー2からの燃
焼排気ガスの供給部の位置である。
第4図に示したセメントキルン21は、原料粉末を予熱
するサスペンションプレヒーター22と、該サスペンショ
ンプレヒーター22の下流側に配置されたロータリーキル
ン23と、さらに該ロータリーキルン23の下流側に配置さ
れたクーラー24とを具備してなるNSPキルンであり、サ
スペンションプレヒーター22に仮焼炉25を設け、かつク
ーラー24からの加熱された空気を仮焼炉26に返送せしめ
る返送管27を設けたものである。そして、この例ではバ
ーナー2からの燃焼排気ガスの供給部19cがサスペンシ
ョンプレヒーター22の仮焼炉25に、また19d,19eがサス
ペンションプレヒーター22内に、さらには19fがロータ
リーキルン23の下流側にそれぞれ設けられており、これ
ら供給部19c,19d,19e,19fのいずれかあるいは二箇所以
上にサイクロン4の連続管18が接続されている。
このような製造装置にあっては、クーラー24からの排
気ガスをバーナー2の支燃性ガスとして用いることか
ら、バーナー2での燃焼効率が高くなるのはもちろん、
バーナー2からの燃焼排気ガスをサスペンションプレヒ
ーター22の排気ガス供給部19c,19d,19e,19fに供給する
ことから、セメントクリンカー粉砕物の球状化に要した
燃焼(焼成)熱を回収してセメント製造装置全体での熱
効率を高めることができる。
「発明の効果」 以上説明したようにこの発明における請求項1記載の
球状セメントの製造方法は、クーラーからの加熱された
排気ガスをバーナーの支燃性ガスとして用いるようにし
たものであるから、バーナーでの燃焼効率が高くなって
より高い温度の火炎を得ることができ、したがってセメ
ントクリンカー粉砕物の球状化処理に要する熱エネルギ
ーコストを低減することができる。また、バーナーから
の燃焼排気ガスをサスペンションプレヒーターの排気ガ
ス供給部に供給することから、セメントクリンカー粉砕
物の球状化に要した燃焼(焼成)熱を回収してその有効
利用を図り、セメント製造装置全体での熱効率を高める
ことができ、したがってセメントの生産コストを低減す
ることができる。
また、このようなセメント製造方法によって得られた
球状セメントにあっては、球形であることから粒子間の
摩擦抵抗が少なく、よって従来のセメントに比べ同一の
水セメント比では大きなフロー値を有するものとなる。
そして、これにより流動性がよく充填性もよくなること
から、硬化後のセメント硬化体の強度が従来のセメント
からなるものに比べ高いものとなる。
請求項2記載の球状セメントの製造装置は、上記製造
方法を実施するのに好適な装置であり、したがってセメ
ントクリンカー粉砕物の球状化処理に要する熱エネルギ
ーコストを低減し、またセメントの生産コストを低減す
ることができるなど請求項1記載の製造方法と同様な効
果を有するものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図はこの発明における請求項2記載の
球状セメントの製造装置の一実施例を示す図であって、
第1図は製造装置の概略構成図、第2図は高温火炎発生
装置の概略構成を示す側断面図、第3図は同じく高温火
炎発生装置の横断面図、第4図は球状セメントの製造装
置の他の実施例を示す図であって、製造装置の概略構成
図である。 1……高温火炎発生装置、2……バーナー、 6……導入部、7,21……セメントキルン、 8,24……クーラー、 11,22……サスペンションヒータ、 12,23……ロータリーキルン、 19a,19b,19c,19d,19e,19f……排気ガス供給部。
フロントページの続き (72)発明者 宮内 明彦 千葉県習志野市津田沼3―7―9 (56)参考文献 特開 昭64−72945(JP,A) 特開 平2−192439(JP,A) 特開 平2−311338(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C04B 7/36 C04B 7/02 C04B 7/48 C04B 7/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バーナーによる高温火炎中にセメントクリ
    ンカー粉砕物を通過させて溶融または半溶融状態とし、
    次いでこれを冷却し、この後石膏粉末を添加して球状セ
    メントを製造するに際し、 上記高温火炎発生用のバーナーにおける支燃性ガスとし
    てセメントキルンのクーラーからの排気ガスを使用し、
    かつ該高温火炎発生用のバーナーからの排気ガスをセメ
    ントキルンのプレヒーターまたはロータリーキルン内に
    供給することを特徴とする球状セメントの製造方法。
  2. 【請求項2】原料粉末を予熱するサスペンションプレヒ
    ーターと、該サスペンションプレヒーターから原料粉末
    が供給されるロータリーキルンと、該ロータリーキルン
    から原料が供給されるクーラーとを有してなるセメント
    製造装置において、 高温火炎を発生するバーナーを設け、上記クーラーから
    の排気ガスをバーナーに導く導入部を設け、かつバーナ
    ーからの排気ガスをセメントキルンのプレヒーターある
    いはロータリーキルン内に供給する供給部を設けたこと
    を特徴とする球状セメントの製造装置。
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