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JP3036683B2 - カード製品の製造方法及び製造装置 - Google Patents
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JP3036683B2 - カード製品の製造方法及び製造装置 - Google Patents

カード製品の製造方法及び製造装置

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JP3036683B2
JP3036683B2 JP8137550A JP13755096A JP3036683B2 JP 3036683 B2 JP3036683 B2 JP 3036683B2 JP 8137550 A JP8137550 A JP 8137550A JP 13755096 A JP13755096 A JP 13755096A JP 3036683 B2 JP3036683 B2 JP 3036683B2
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piston
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/14Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
    • B29C45/14639Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles for obtaining an insulating effect, e.g. for electrical components
    • B29C45/14647Making flat card-like articles with an incorporated IC or chip module, e.g. IC or chip cards

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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
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  • Credit Cards Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カード製品、特に
ICカード等の所定の機能を有する電気回路を組み込ん
だカードの製造方法及びその製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、データの書き込み及び読み取り機
能を有するICカードが実用化されている。このICカ
ードは、ICチップないしICモジュールを合成樹脂製
の基板に組み込むことにより形成されるものであるが、
特開平8−72092号公報によれば、ICカードの基
板の製造方法に関して、ICモジュール埋設用の凹部を
有する合成樹脂製基板を射出圧縮成形技術を用いて成形
するものが開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記公報に
示された方法によると、基板を製造する工程と、該基板
にICモジュールを接合する工程とが必要となり、しか
も、これらの工程はいずれも高度な技術を必要とし、そ
のため、製造コストが著しく高く付くことになる。
【0004】また、近年においては、この種のICカー
ドとして、基板内にICチップを埋め込んで、該チップ
に対する信号の入出力をアンテナを介して行うようにし
た非接触型のものが検討されている。このタイプのもの
は、予めICチップとアンテナとを含むシート状の電気
回路を製造し、この回路シートを合成樹脂層で被覆する
ことにより形成されることになるが、このような構成の
ものは、上記のような予め形成した基板にICモジュー
ルを接合するといった方法では製造することができな
い。
【0005】そこで、本発明は、ICカード等の電気回
路を組み込んだカード製品を能率よく製造することがで
き、しかも、非接触型ICカードのように、回路シート
を合成樹脂層で被覆してなるカード製品の製造をも可能
とする方法を及び装置を実現することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は次のように構成したことを特徴とする。
【0007】まず、本願の請求項1に係る発明は、ベー
スフィルム上に電気回路を構成した回路シートの回路構
成側の面を合成樹脂層で被覆してなるカード製品の製造
方法に関するものであって、溶融樹脂の射出孔を有する
第1の型と、該第1の型に対向する端面に一定深さの凹
部が設けられたピストンを有する第2の型とを用い、ま
ず、上記ピストンの端面を第2の型の端面より所定量後
退させ、かつ、該ピストン端面の凹部に対向する第1の
型の端面にベースフィルム側が対接するように上記回路
シートを供給した状態で上記第1、第2の型を型締めし
て、第1の型の端面に対接した回路シートと第2の型の
ピストン端面における凹部との間の空間に該凹部の容積
にほぼ対応する量の溶融樹脂を射出し、次に、該溶融樹
脂を圧縮しながら第2の型のピストンを前進させて該ピ
ストンの端面を第1の型の端面に当接させることによ
り、該ピストン端面の凹部と第1の型の端面とで構成さ
れるキャビティに上記溶融樹脂を行きわたらせ、その
後、該樹脂の硬化後に第1、第2の型を開くことを特徴
とする。この発明によれば、回路シートの回路構成側の
面が合成樹脂層で被覆されたカード製品が得られること
になる。
【0008】また、請求項2に係る発明は、上記請求項
1に係る発明の方法において、型締め前に、第2の型に
おけるピストン端面の凹部の底面にカバーシートを供給
しておくことを特徴とする。これによれば、回路シート
の回路構成側の面が合成樹脂層で被覆され、かつ、その
合成樹脂層の表面に上記カバーシートが貼着されてなる
カード製品が得られる。
【0009】さらに、請求項3に係る発明は、同じく請
求項1に係る発明の方法において、型締め前に、第2の
型の端面側に転写フィルムを供給しておくことを特徴と
する。これによれば、回路シートの回路構成側の面が合
成樹脂層で被覆され、かつ、その合成樹脂層の表面に上
記転写フィルムから所定の図柄等が転写されてなるカー
ド製品が得られる。
【0010】一方、請求項4に係る発明は、ベースフィ
ルム上に電気回路を構成した回路シートの両面を合成樹
脂層で被覆してなるカード製品の製造方法に関するもの
で、上記請求項1に係る発明の方法と同様に、溶融樹脂
の射出孔を有する第1の型と、該第1の型に対向する端
面に一定深さの凹部が設けられたピストンを有する第2
の型とを用い、まず、上記ピストンの端面を第2の型の
端面より所定量後退させ、かつ、該ピストン端面の凹部
に対向する第1の型の端面に対接するように上記回路シ
ートを供給した状態で上記第1、第2の型を型締めし
て、第1の型の端面に対接した回路シートと第2の型の
ピストン端面における凹部との間の空間に該凹部の容積
にほぼ対応する量の溶融樹脂を射出し、次に、該溶融樹
脂を圧縮しながら第2の型のピストンを前進させて該ピ
ストンの端面を第1の型の端面に当接させることによ
り、該ピストン端面の凹部と第1の型の端面とで構成さ
れるキャビティに上記溶融樹脂を行きわたらせると共
に、これを硬化させることにより回路シートの一方の面
が合成樹脂層で被覆された中間成形品を形成する。
【0011】次に、第1、第2の型を一旦開き、上記中
間成形品が第2の型のピストンの凹部内に保持された状
態で該ピストンを再び所定量後退させると共に、第1の
型の端面に上記ピストンの凹部に対応する凹部が形成さ
れるように一定高さの中空状突出部を設け、この状態で
該突出部に第2の型の端面が当接するように再び型締め
して、第1の型の端面に形成された凹部と第2の型のピ
ストンの凹部内に保持された中間成形品との間の空間に
第1の型に形成された凹部の容積にほぼ対応する量の溶
融樹脂を射出し、次に、該溶融樹脂を圧縮しながら第2
の型のピストンを再び前進させて該ピストンの端面を第
1の型の端面の突出部に当接させることにより、該第1
の型の端面に形成された凹部とピストン端面の凹部内の
中間成形品とで構成されるキャビティに上記溶融樹脂を
行きわたらせ、その後、該樹脂の硬化後に第1、第2の
型を開くことを特徴とする。
【0012】この発明によれば、回路シートの両面が合
成樹脂層で被覆されたカード製品が得られることにな
る。
【0013】また、請求項5に係る発明は、上記請求項
4に係る発明の方法において、1回目の型締め前に、第
2の型におけるピストン端面の凹部の底面に第1のカバ
ーシートを供給しておくと共に、2回目の型締め前に
は、突出部により第1の型の端面に形成された凹部の底
面に第2のカバーシートを供給しておくことを特徴とす
る。これによれば、回路シートの両面が合成樹脂層で被
覆され、かつ、両側の合成樹脂層の表面に第1、第2の
カバーシートがそれぞれ貼着されてなるカード製品が得
られることになる。
【0014】そして、請求項6に係る発明は、同じく請
求項4に係る発明の方法において、1回目の型締め前
に、第2の型の端面側に第1の転写フィルムを供給して
おくと共に、2回目の型締め前には、第1の型の端面側
に第2の転写フィルムを供給しておくことを特徴とす
る。これによれば、回路シートの両面が合成樹脂層で被
覆され、かつ、両側の合成樹脂層の表面に上記第1、第
2の転写フィルムからそれぞれ所定の図柄等が転写され
てなるカード製品が得られることになる。
【0015】さらに、請求項7に係る発明は、上記請求
項4に係る発明の方法を実施する装置に関するもので、
溶融樹脂の射出孔を有する固定型と、該固定型に対向配
置されて、固定型に対して対接、離反する可動型と、こ
の可動型に進退可能に設けられて、上記固定型の端面に
対向する端面に一定深さの凹部が設けられたピストン
と、該ピストンを、その端面が可動型の端面と同一面と
なる位置と該端面から所定量後退した位置との間で移動
させるピストン駆動手段と、上記固定型の端面にピスト
ン端面の凹部に対応する凹部が形成されるように中空状
突出部を形成する突出部形成手段とが備えられ、まず、
上記ピストンが後退され、突出部が形成されておらず、
かつ、固定型の端面に回路シートが供給されている状態
で固定型と可動型とが型締めされて、固定型側の回路シ
ートと可動型側のピストン端面の凹部との間の空間に上
記射出孔から溶融樹脂が射出され、その後、ピストンが
前進されて、上記回路シートの一方の面に対する合成樹
脂層の圧縮成形が行われ、次に、一旦型開きされた後、
ピストンが後退され、かつ、上記突出部が形成された状
態で再び型締めされて、固定型側の上記突出部により形
成された凹部と可動型側のピストンの凹部内に保持され
た中間成形品との間の空間に溶融樹脂が再び射出され、
その後、ピストンが再度前進されて、上記回路シートの
他方の面に対する合成樹脂層の圧縮成形が行われるよう
に構成されていることを特徴とする。
【0016】この発明の製造装置によれば、上記請求項
4に係る発明と同様に、回路シートの両面が合成樹脂層
でそれぞれ被覆されてなるカード製品が得られることに
なる。
【0017】なお、この請求項7に係る製造装置におい
ても、請求項5もしくは請求項6の発明ように、第1、
第2カバーシートもしくは第1、第2転写フィルムを供
給するように構成すれば、回路シート両側の合成樹脂層
の表面にカバーシートが貼着され、或は図柄等が転写さ
れたカード製品が得られることになる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0019】まず、この実施の形態に係る方法ないし装
置によって製造されるICカードの構成について説明す
ると、図1、図2に示すように、このICカード1は、
ベースフィルム2a上にICチップ2bとアンテナ部2
cとを含む電気回路を構成してなる回路シート2の両面
に第1、第2合成樹脂層3,4を形成し、かつ、これら
の合成樹脂層3,4の表面に、それぞれ所定の色彩、模
様、文字、図形等を印刷した第1,第2カバーシート
5,6を貼着した構成であり、以下に説明する装置で
は、図3に示すように、このICカード1が4枚取れる
ディスク7が製造される。
【0020】次に、この実施の形態に係るICカードの
製造装置について説明する。
【0021】図4に示すように、この製造装置10は、
一対の固定型20と可動型30とを有し、これらが端面
を互いに対向させて配置されていると共に、図示しない
シリンダにより、可動型30が駆動されて、固定型20
に対して対接、離反されるようになっている。
【0022】固定型20の背面側には溶融樹脂の射出ノ
ズル21が取り付けられていると共に、このノズル21
の先端部から該固定型20の端面20aの中央部に通じ
る射出孔22が設けられている。また、この固定型20
の端面20aには、上記射出孔22の開口部を中心とす
るリング状の凹溝23が設けられ、この凹溝23に同じ
くリング状のスペーサ24が嵌合されて固着されてい
る。ここで、このスペーサ24としては、凹溝23に嵌
合されたときに、実線で示すように前端面が固定型20
の端面20aに一致する第1スペーサ241と、鎖線で
示すように前端面が固定型20の端面20aから所定量
だけ突出する第2スペーサ242との交換が可能とされ
ている。そして、第2スペーサ242を取り付けたと
き、その内側に前端面24a2の突出量に等しい深さの
凹部25が形成され、その深さが、図2に示すICカー
ド1における回路シート2の裏側の第2合成樹脂層4と
第2カバーシート6の厚さの和L1に相当するようにな
っている。
【0023】一方、上記可動型30は、ベース部材31
と、該ベース部材31の前面に結合された本体32と、
該本体32に設けられたシリンダ32a内に進退可能に
嵌合されたピストン33とを有する。このピストン33
とシリンダ32aの嵌合面は前部の小径部と後部の大径
部とによって段付き状とされ、その段付き部に後退用作
動圧室34が形成されて、該室34に通路35を介して
外部から供給される作動圧によりピストン33が後退さ
れるようになっている。そして、その後端面がベース部
材31に当接する図示の位置で、該ピストン33の前端
面33aが本体32の端面32bより所定量だけ後退し
た状態になるように設定されている。
【0024】また、該ピストン33の後端面と上記ベー
ス部材31との間には前進用作動圧室36が設けられ、
該室36に通路37を介して外部から供給される作動圧
により、ピストン33が少なくともその前端面33aが
本体32の端面32bと同一面となる位置まで前進され
るようになっている。
【0025】さらに、ピストン33の前端面33aに
は、一定深さの円形の凹部33bが設けられている。こ
の凹部33bの深さは、図2に示すICカード1におけ
る回路シート2のベースフィルム2aから第1カバーシ
ート5までの厚さL2に相当し、また、その直径は、固
定型20側のリング状のスペーサ24の内径に等しく、
これらは図3に示すディスク7の直径L3に相当する。
【0026】また、この可動型30には、上記ピストン
33を前後方向に貫通して、先端部が上記凹部33bの
底面に達する複数のエジェクトピン38…38が備えら
れ、これらのエジェクトピン38…38がベース部材3
1の背面側に配置されたシリンダ39…39によって図
示の位置から前方へ突出されるようになっている。
【0027】なお、図5に拡大して示すように、ピスト
ン33における凹部33bの底面の周辺部には中間成形
品保持用の小孔33cが設けられており、また、この実
施の形態では、該ピストン33の凹部33bの底面はピ
ストン本体とは別の部材33dで構成されている。
【0028】次に、この成形装置10を用いて、図3に
示す4枚のICカード1…1を含むディスク7を製造す
る方法を説明する。
【0029】まず、図5に示すように、固定型20と可
動型30とを型開きし、かつ、可動型30におけるピス
トン33を後退させた状態で、固定型20の端面20a
の中央部に、図3のディスク7に対応するICカード4
枚分の円形の回路シート2′を、そのベースフィルム側
が該端面20aに対接する向きで供給し、また、可動型
30におけるピストン33の凹部33b内には、その底
面に添わせるように、所定の色彩、模様、文字、記号等
を予め印刷した同じくICカード4枚分の円形の第1カ
バーシート5′を供給する。
【0030】ここで、固定型20におけるスペーサ24
としては、その前端面24a1が該固定型20の端面2
0aと同一面になる第1スペーサ241が取り付けられ
ている。また、上記の円形の回路シート2′の中央部に
は、上記固定型20の端面20aにおける射出孔22の
開口部に対応位置するように、溶融樹脂の通孔2a′が
設けられている。
【0031】次に、この状態で可動型30を固定型20
側に移動させて型締めし、図6に示すように、可動型3
0の本体32の端面32bを固定型20の端面20a及
び該端面20aと同一面のスペーサ241の前端面24
1に対接させる。このとき、該固定型20と可動型3
0との間には、固定型20の端面20aから可動型30
側におけるピストン33の凹部33bの底面までの間
に、該凹部33bの深さとピストン33の後退量との和
に相当する深さの空間Aが生じる。
【0032】そして、図4に示すノズル21から溶融樹
脂Xを射出し、固定型20に設けれた射出孔22から上
記回路シート2′の中央の通孔2a′を通して上記空間
Aに該溶融樹脂Xを注入する。この場合、溶融樹脂Xの
注入量は、ピストン33の凹部33bの容積にほぼ対応
する量とする。
【0033】次に、図4に示す可動型30における前進
用作動圧室36に作動圧を導入することによりピストン
33を前進させ、図7に示すように、その前端面33a
を固定型20側のスペーサ241の前端面24a1に当接
させる。このとき、上記空間Aがピストン33の凹部3
3bのみに縮小され、これに伴って該空間A内に注入さ
れていた溶融樹脂Xが圧縮されて、上記凹部33bと固
定型20の端面20aとで形成されるキャビティBに行
きわたることになる。
【0034】その場合に、このキャビティBの固定型2
0の端面20a側には回路シート2′が供給されてお
り、また、可動型30側にはピストン33の凹部33b
の底面に添わせて第1カバーシート5′が供給されてい
るから、このキャビティB内において、上記溶融樹脂X
が回路シート2′と第1カバーシート5′との間に圧縮
されて充填されることになる。したがって、溶融樹脂X
が硬化したときに、合成樹脂層の両面に回路シート2′
と第1カバーシート5′とがそれぞれ貼着されてなる中
間成形品8が得られることになる。
【0035】また、溶融樹脂Xが硬化して上記のような
中間成形品8が得られると、図8に示すように、可動型
30を後退させて型開きすると共に、図4に示す該可動
型30における後退用作動圧室34に作動圧を供給し
て、ピストン33を後端面がベース部材31に当接する
位置まで後退させる。このとき、上記キャビティB内に
おいて、溶融樹脂Xがピストン33の凹部33bの底面
の周辺部に設けられた小孔33cに流れ込んで硬化する
ことにより、中間成形品8が該ピストン33の凹部33
b内に保持された状態で型開きされることになる。
【0036】また、この型開き状態で、固定型20の端
面20aにおける凹溝23に嵌合されているリング状の
スペーサを上記第1スペーサ241より厚い第2スペー
サ242に交換し、該第2スペーサ242の前端面24a
2が固定型20の端面20aより所定量だけ突出した状
態とする。さらに、この第2スペーサ242の突出によ
り固定型20の端面20aに形成される凹部25の底面
に添うように、ICカード4枚分の円形の第2カバーシ
ート6′を供給する。その場合に、この第2カバーシー
ト6′にも、中央に固定型20の端面20aにおける射
出孔22の開口部に対応位置するように、溶融樹脂の通
孔6a′が設けられている。
【0037】そして、次に、この状態で2回目の型締め
を行うのであるが、図9に示すように、今度は可動型本
体32の端面32bが固定型20の端面20aより突出
した第2スペーサ242の前端面24a2に当接すること
になり、このとき、固定型20と可動型30との間に
は、該第2スペーサ242により固定型20の端面20
aに形成された凹部25の底面から、可動型30のピス
トン33の凹部33b内に保持されている中間成形品8
の表面までの間に、上記凹部25の深さとピストン33
の後退量との和に相当する深さの空間Cが生じる。
【0038】そして、図4に示すノズル21から再び溶
融樹脂Xを射出し、固定型20に設けれた射出孔22か
ら上記第2カバーシート6′の中央の通孔6a′を通っ
て上記空間Cに溶融樹脂Xを注入する。このとき、該溶
融樹脂Xの注入量は、上記第2スペーサ242により固
定型20の端面20aに形成された凹部25の容積にほ
ぼ対応する量とする。
【0039】次に、図10に示すように、前回の射出圧
縮時と同様に、可動型30における前進用作動圧室36
に作動圧を導入してピストン33を前進させ、その前端
面33aを固定型20側の第2スペーサ242の前端面
24a2に当接させる。このとき、図9に示す空間Cが
第2スペーサ242によって形成された凹部25のみに
縮小され、これに伴って上記空間Cに注入されていた溶
融樹脂Xが圧縮されて、上記凹部25と可動型30側の
ピストン33の凹部33b内に保持されている中間成形
品8との間に形成されたキャビティDに行きわたること
になる。
【0040】その場合に、このキャビティDの固定型2
0側の凹部25の底面に添わせて第2カバーシート6′
が供給されているから、このキャビティD内において、
上記溶融樹脂Xが中間成形品8と第2カバーシート6′
との間に圧縮されて充填されることになる。
【0041】これにより、溶融樹脂Xが硬化したとき
に、図11に示すように、可動型30におけるエジェク
トピン38…38を突出させれば、回路シート2′の回
路構成側の面に第1合成樹脂層3′が、ベースフィルム
側に第2合成樹脂層4′がそれぞれ形成され、かつ、こ
れらの表面に第1、第2カバーシート5′,6′がそれ
ぞれ貼着されてなるディスク7が得られることになる。
【0042】そして、このディスク7を図3に示すよう
に所定の形状にカットすることにより、4枚のICカー
ド1…1が得られることになる。
【0043】なお、以上の製造装置10においては、第
1回目の圧縮成形が終了して型開きしたときに、スペー
サ24を前端面が固定型20の端面20aと同一面とな
る第1スペーサ241から前端面が固定型20の端面2
0aより所定量突出する第2スペーサ242に交換する
ようにしたが、スペーサを移動させてその前端面を突出
させるようにしてもよい。
【0044】つまり、図12に示すように、固定型12
0の前端面120aに形成したリング状の凹溝121に
リング状のスペーサ122を出没自在に嵌合すると共
に、このスペーサ122の後面に突設したボルト部材1
23と固定型120との間に装着したスプリング124
により該スペーサ122を後方に付勢する。また、固定
型120の側面にシリンダ125を備え、該シリンダ1
25のロッドを突出させたときに、カム機構126を介
してスペーサ122を上記スプリング124の付勢力に
抗して前方へ押し出すように構成する。
【0045】これによれば、回路シートの一方の面に対
する合成樹脂層の圧縮成形が終了して型開きしたとき
に、上記シリンダ125を作動させれば、スペーサ12
2の前端面が固定型120の端面120aより所定量突
出して、その内側に所要の凹部が形成されることにな
り、したがって、前述のようなスペーサの交換を要する
ことなく、上記回路シートの他方の面に対する合成樹脂
層の圧縮成形を行うことが可能となる。
【0046】また、以上の説明では、1回目の型締め
前、及び2回目の型締め前に第1、第2カバーシート
5′,6′をそれぞれ供給するようにしたが、これらの
代わりに転写フィルムを供給し、圧縮成形と同時に該フ
ィルムから合成樹脂層の表面に所定の図柄等を転写する
ようにしてもよく、さらに、合成樹脂層の表面に色彩、
模様、文字、図形等を直接印刷することが可能なときに
は、これらのカバーシート5′,6′や転写フィルムの
供給を省いてもよい。
【0047】一方、1回目の圧縮成形が終了して型開き
した時点で、製品を取り出せば、回路シート2′の回路
構成側の面にのみ合成樹脂層が形成され、その表面に必
要に応じてカバーシートが貼着され或は転写フィルムか
ら図柄等が転写されてなるICカードが得られることに
なる。
【0048】さらに、以上の説明は、ICカードが4枚
取れるディスク7を製造する場合についてであるが、I
Cカードを1枚づつ、もしくは4枚以外の複数枚同時に
製造する場合も同様に行えばよく、特に複数枚取りの場
合は、その全体を矩形を矩形に形成してもよく、その場
合、ピストン端面の凹部も矩形となり、スペーサも矩形
の中空部を有するものとなる。
【0049】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ICカー
ド等の所定の機能を有する電気回路を組み込んだカー
ド、特にICチップ等を含む電気回路を構成した回路シ
ートを合成樹脂層で被覆してなる非接触型のICカード
等のカード製品が能率よく製造されることになり、この
種のカード製品のコストが低減されることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の対象となるICカードの説明図であ
る。
【図2】 同ICカードの拡大断面図である。
【図3】 本発明の実施の形態に係る製造装置で得られ
る製品の説明図である。
【図4】 同製造装置の全体断面図である。
【図5】 同装置によるカード製造工程のうちの最初の
型締め前の状態を示す断面図である。
【図6】 同じく最初の型締め後の状態を示す断面図で
ある。
【図7】 最初の圧縮時の状態を示す断面図である。
【図8】 2回目の型締め前の状態を示す断面図であ
る。
【図9】 2回目の型締め後の状態を示す断面図であ
る。
【図10】 2回目の圧縮時の状態を示す断面図であ
る。
【図11】 製品取り出し時の状態を示す断面図であ
る。
【図12】 固定型側の他の実施の形態を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
10 製造装置 20 固定型 22 射出孔 24 突出部形成手段(スペーサ) 30 可動型 33 ピストン 33b 凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI // B29L 31:34 (56)参考文献 特開 平9−174619(JP,A) 特開 平9−109581(JP,A) 特開 平8−25860(JP,A) 特開 平7−81284(JP,A) 特開 平9−123653(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29D 45/00 - 45/84 B42D 15/10 521 G06K 19/077

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースフィルム上に電気回路を構成した
    回路シートの回路構成側の面を合成樹脂層で被覆してな
    るカード製品の製造方法であって、溶融樹脂の射出孔を
    有する第1の型と、該第1の型に対向する端面に一定深
    さの凹部が設けられたピストンを有する第2の型とを用
    い、上記ピストンの端面を第2の型の端面より所定量後
    退させ、かつ、該ピストン端面の凹部に対向する第1の
    型の端面にベースフィルム側が対接するように上記回路
    シートを供給した状態で上記第1、第2の型を型締めし
    て、第1の型の端面に対接した回路シートと第2の型の
    ピストン端面における凹部との間の空間に該凹部の容積
    にほぼ対応する量の溶融樹脂を射出し、次に、該溶融樹
    脂を圧縮しながら第2の型のピストンを前進させて該ピ
    ストンの端面を第1の型の端面に当接させることによ
    り、該ピストン端面の凹部と第1の型の端面とで構成さ
    れるキャビティに上記溶融樹脂を行きわたらせ、その
    後、該樹脂の硬化後に第1、第2の型を開くことによ
    り、回路シートの回路構成側の面が合成樹脂層で被覆さ
    れたカード製品を得ることを特徴とするカード製品の製
    造方法。
  2. 【請求項2】 型締め前に、第2の型におけるピストン
    端面の凹部の底面にカバーシートを供給しておくことに
    より、回路シートの回路構成側の面が合成樹脂層で被覆
    され、かつ、その合成樹脂層の表面に上記カバーシート
    が貼着されてなるカード製品を得ることを特徴とする請
    求項1に記載のカード製品の製造方法。
  3. 【請求項3】 型締め前に、第2の型の端面側に転写フ
    ィルムを供給しておくことにより、回路シートの回路構
    成側の面が合成樹脂層で被覆され、かつ、その合成樹脂
    層の表面に上記転写フィルムから所定の図柄等が転写さ
    れてなるカード製品を得ることを特徴とする請求項1に
    記載のカード製品の製造方法。
  4. 【請求項4】 ベースフィルム上に電気回路を構成した
    回路シートの両面を合成樹脂層で被覆してなるカード製
    品の製造方法であって、溶融樹脂の射出孔を有する第1
    の型と、該第1の型に対向する端面に一定深さの凹部が
    設けられたピストンを有する第2の型とを用い、上記ピ
    ストンの端面を第2の型の端面より所定量後退させ、か
    つ、該ピストン端面の凹部に対向する第1の型の端面に
    対接するように上記回路シートを供給した状態で上記第
    1、第2の型を型締めして、第1の型の端面に対接した
    回路シートと第2の型のピストン端面における凹部との
    間の空間に該凹部の容積にほぼ対応する量の溶融樹脂を
    射出し、次に、該溶融樹脂を圧縮しながら第2の型のピ
    ストンを前進させて該ピストンの端面を第1の型の端面
    に当接させることにより、該ピストン端面の凹部と第1
    の型の端面とで構成されるキャビティに上記溶融樹脂を
    行きわたらせると共に、これを硬化させることにより回
    路シートの一方の面が合成樹脂層で被覆された中間成形
    品を形成し、次に、第1、第2の型を一旦開き、上記中
    間成形品が第2の型のピストンの凹部内に保持された状
    態で該ピストンを再び所定量後退させると共に、第1の
    型の端面に上記ピストンの凹部に対応する凹部が形成さ
    れるように一定高さの中空状突出部を設け、この状態で
    該突出部に第2の型の端面が当接するように再び型締め
    して、第1の型の端面に形成された凹部と第2の型のピ
    ストンの凹部内に保持された中間成形品との間の空間に
    第1の型に形成された凹部の容積にほぼ対応する量の溶
    融樹脂を射出し、次に、該溶融樹脂を圧縮しながら第2
    の型のピストンを再び前進させて該ピストンの端面を第
    1の型の端面の突出部に当接させることにより、該第1
    の型の端面に形成された凹部とピストン端面の凹部内の
    中間成形品とで構成されるキャビティに上記溶融樹脂を
    行きわたらせ、その後、該樹脂の硬化後に第1、第2の
    型を開くことにより、回路シートの両面が合成樹脂層で
    被覆されたカード製品を得ることを特徴とするカード製
    品の製造方法。
  5. 【請求項5】 1回目の型締め前に、第2の型における
    ピストン端面の凹部の底面に第1のカバーシートを供給
    しておくと共に、2回目の型締め前には、突出部により
    第1の型の端面に形成された凹部の底面に第2のカバー
    シートを供給しておくことにより、回路シートの両面が
    合成樹脂層で被覆され、かつ、両側の合成樹脂層の表面
    に上記第1、第2のカバーシートがそれぞれ貼着されて
    なるカード製品を得ることを特徴とする請求項4に記載
    のカード製品の製造方法。
  6. 【請求項6】 1回目の型締め前に、第2の型の端面側
    に第1の転写フィルムを供給しておくと共に、2回目の
    型締め前には、第1の型の端面側に第2の転写フィルム
    を供給しておくことにより、回路シートの両面が合成樹
    脂層で被覆され、かつ、両側の合成樹脂層の表面に上記
    第1、第2の転写フィルムからそれぞれ所定の図柄等が
    転写されてなるカード製品を得ることを特徴とする請求
    項4に記載のカード製品の製造方法。
  7. 【請求項7】 ベースフィルム上に電気回路を構成した
    回路シートの両面を合成樹脂層で被覆してなるカード製
    品の製造装置であって、溶融樹脂の射出孔を有する固定
    型と、該固定型に対向配置されて、固定型に対して対
    接、離反する可動型と、この可動型に進退可能に設けら
    れて、上記固定型の端面に対向する端面に一定深さの凹
    部が設けられたピストンと、該ピストンを、その端面が
    可動型の端面と同一面となる位置と該端面から所定量後
    退した位置との間で移動させるピストン駆動手段と、上
    記固定型の端面にピストン端面の凹部に対応する凹部が
    形成されるように中空状突出部を形成する突出部形成手
    段とを有し、まず、上記ピストンが後退され、突出部が
    形成されておらず、かつ、固定型の端面に回路シートが
    供給されている状態で固定型と可動型とが型締めされ
    て、固定型側の回路シートと可動型側のピストン端面の
    凹部との間の空間に上記射出孔から溶融樹脂が射出さ
    れ、その後、ピストンが前進されて、上記回路シートの
    一方の面に対する合成樹脂層の圧縮成形が行われ、次
    に、一旦型開きされた後、ピストンが後退され、かつ、
    上記突出部が形成された状態で再び型締めされて、固定
    型側の上記突出部により形成された凹部と可動型側のピ
    ストンの凹部内に保持された中間成形品との間の空間に
    溶融樹脂が再び射出され、その後、ピストンが再度前進
    されて、上記回路シートの他方の面に対する合成樹脂層
    の圧縮成形が行われるように構成されていることを特徴
    とするカード製品の製造装置。
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