JP3043838B2 - シリコーン系ブロック共重合体および成形用エポキシ樹脂組成物 - Google Patents
シリコーン系ブロック共重合体および成形用エポキシ樹脂組成物Info
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L63/00—Compositions of epoxy resins; Compositions of derivatives of epoxy resins
Landscapes
- Epoxy Resins (AREA)
- Silicon Polymers (AREA)
- Structures Or Materials For Encapsulating Or Coating Semiconductor Devices Or Solid State Devices (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規なシリコーン系ブロ
ック共重合体、その製造方法、該共重合体を含有する成
形用エポキシ樹脂組成物および該組成物を封止材として
用いた電子部品に関する。
ック共重合体、その製造方法、該共重合体を含有する成
形用エポキシ樹脂組成物および該組成物を封止材として
用いた電子部品に関する。
【0002】
【従来の技術】エポキシ樹脂は電気的特性、機械的特
性、耐薬品性、耐熱性、耐寒性、耐湿性、寸法安定性等
に優れており、圧縮成形、トランスファー成形、射出成
形、注型等各種成形方法により容易に成形されるので、
半導体封止材、電気積層板、コンデンサー、抵抗器、電
位差計、変圧器等に広く利用されている。
性、耐薬品性、耐熱性、耐寒性、耐湿性、寸法安定性等
に優れており、圧縮成形、トランスファー成形、射出成
形、注型等各種成形方法により容易に成形されるので、
半導体封止材、電気積層板、コンデンサー、抵抗器、電
位差計、変圧器等に広く利用されている。
【0003】しかしながら、エポキシ樹脂は金型からの
離型性が悪く生産性が低いので、金型に離型剤を塗布し
たり、エポキシ樹脂組成物に離型剤を配合する必要があ
る。離型剤としてはジメチルシリコーンオイル、カルナ
ウバワックス、モンタンワックス、高級脂肪酸またはそ
の金属塩等が使用されているが、ジメチルシリコーンオ
イルは成形品表面に社名、製品名、ロット番号、製造年
月日等を塗料、インク等で表示する際の捺印性を悪化さ
せ、ワックス系は離型性および捺印性に劣り、高級脂肪
酸(塩)は密着性に劣る等の欠点があり、改良が望まれ
ていた。
離型性が悪く生産性が低いので、金型に離型剤を塗布し
たり、エポキシ樹脂組成物に離型剤を配合する必要があ
る。離型剤としてはジメチルシリコーンオイル、カルナ
ウバワックス、モンタンワックス、高級脂肪酸またはそ
の金属塩等が使用されているが、ジメチルシリコーンオ
イルは成形品表面に社名、製品名、ロット番号、製造年
月日等を塗料、インク等で表示する際の捺印性を悪化さ
せ、ワックス系は離型性および捺印性に劣り、高級脂肪
酸(塩)は密着性に劣る等の欠点があり、改良が望まれ
ていた。
【0004】さらに、エポキシ樹脂は高度で剛直な網目
構造を有しているため、成形歪や急激な温度変化により
応力が発生しやすく、半導体素子表面を破壊したり、リ
ード線をスライドさせたり、封止材自体にクラックが入
り、外気より水分が侵入することがあるので、ゴム、シ
リコーンオイル等を配合しているが、ゴムは耐熱性、分
散性、離型性に劣り、シリコーンオイルは分散性、耐熱
性に劣るため、この点においても改良が望まれている。
これに対し、特開昭60−13841号には、シリコー
ン分子の両末端にエポキシ樹脂と反応するエポキシ基、
アミノ基、水酸基、カルボキシ基、カルボン酸エステル
基等を結合し、また、該シリコーン分子の直鎖の一部の
ジメチルシロキサンユニットにペンダント型にポリアル
キレンオキシドを結合したオルガノポリシロキサンを使
用することが提案されている。これは従来のジメチルポ
リシロキサンを使用する場合に比べ、相当に優れた効果
を奏するものであるが、未反応のポリアルキレンオキシ
ドが残っており、これが耐熱性、密着性、耐湿性、金属
防食性、応力緩和性等を悪化させることと、全体の化学
構造に由来する性質とにより上記したエポキシ樹脂成形
材料の性質改良の課題を解決していない。
構造を有しているため、成形歪や急激な温度変化により
応力が発生しやすく、半導体素子表面を破壊したり、リ
ード線をスライドさせたり、封止材自体にクラックが入
り、外気より水分が侵入することがあるので、ゴム、シ
リコーンオイル等を配合しているが、ゴムは耐熱性、分
散性、離型性に劣り、シリコーンオイルは分散性、耐熱
性に劣るため、この点においても改良が望まれている。
これに対し、特開昭60−13841号には、シリコー
ン分子の両末端にエポキシ樹脂と反応するエポキシ基、
アミノ基、水酸基、カルボキシ基、カルボン酸エステル
基等を結合し、また、該シリコーン分子の直鎖の一部の
ジメチルシロキサンユニットにペンダント型にポリアル
キレンオキシドを結合したオルガノポリシロキサンを使
用することが提案されている。これは従来のジメチルポ
リシロキサンを使用する場合に比べ、相当に優れた効果
を奏するものであるが、未反応のポリアルキレンオキシ
ドが残っており、これが耐熱性、密着性、耐湿性、金属
防食性、応力緩和性等を悪化させることと、全体の化学
構造に由来する性質とにより上記したエポキシ樹脂成形
材料の性質改良の課題を解決していない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような現状を踏ま
えて、本発明は上記問題点を解決することを課題として
なされたものである。より具体的に、本発明は、成形用
エポキシ樹脂組成物に配合された場合、成形性を向上さ
せ、成形時に金型汚れを起こすことなく優れた離型性を
与え、封止される電子部品に対して優れた密着性を示
し、電子部品を構成する金属と接触した場合腐食を引き
起こすことなく、成形品の表面に塗料やインキ等で捺印
するとき印刷性を阻害することなく、成形品に内部応力
を発生させず、さらに成形品に優れた耐湿性を付与する
新規なシリコーン系ブロック共重合体、その製造方法、
該共重合体を含有する成形用エポキシ樹脂組成物および
該組成物を封止材として用いた電子部品の提供を目的と
する。
えて、本発明は上記問題点を解決することを課題として
なされたものである。より具体的に、本発明は、成形用
エポキシ樹脂組成物に配合された場合、成形性を向上さ
せ、成形時に金型汚れを起こすことなく優れた離型性を
与え、封止される電子部品に対して優れた密着性を示
し、電子部品を構成する金属と接触した場合腐食を引き
起こすことなく、成形品の表面に塗料やインキ等で捺印
するとき印刷性を阻害することなく、成形品に内部応力
を発生させず、さらに成形品に優れた耐湿性を付与する
新規なシリコーン系ブロック共重合体、その製造方法、
該共重合体を含有する成形用エポキシ樹脂組成物および
該組成物を封止材として用いた電子部品の提供を目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、各種化学構
造のオルガノポリシロキサンを合成し、これを配合した
成形用エポキシ樹脂組成物からの成形品について検討を
行ったところ、特定の化学構造のシリコーン系ブロック
共重合体が優れた結果を与えることを見出し、本発明を
完成させた。
造のオルガノポリシロキサンを合成し、これを配合した
成形用エポキシ樹脂組成物からの成形品について検討を
行ったところ、特定の化学構造のシリコーン系ブロック
共重合体が優れた結果を与えることを見出し、本発明を
完成させた。
【0007】すなわち、本発明は、次式D:
【化5】 (式中、a、bおよびcはそれぞれ少なくとも2の整数
を表し、nは2ないし4の整数を表し、R’は水素原子
または一価の炭化水素基を表し、R”は一価の炭化水素
基を表し、R”’はエチレン性不飽和基含有単量体が水
素原子により飽和された残基を表し、Xはエポキシ基、
アミノ基、水酸基、カルボキシ基またはメタクリル基を
表す)で表されるシリコーン系ブロック共重合体に関す
る。このように本発明のシリコーン系ブロック共重合体
は両末端にエポキシ基、アミノ基、水酸基、カルボキシ
基またはメタクリル基を有し、かつ線状ポリシロキサン
−ポリオキシアルキレンブロックを反復単位として有す
る、高分子量で非加水分解性のものである。
を表し、nは2ないし4の整数を表し、R’は水素原子
または一価の炭化水素基を表し、R”は一価の炭化水素
基を表し、R”’はエチレン性不飽和基含有単量体が水
素原子により飽和された残基を表し、Xはエポキシ基、
アミノ基、水酸基、カルボキシ基またはメタクリル基を
表す)で表されるシリコーン系ブロック共重合体に関す
る。このように本発明のシリコーン系ブロック共重合体
は両末端にエポキシ基、アミノ基、水酸基、カルボキシ
基またはメタクリル基を有し、かつ線状ポリシロキサン
−ポリオキシアルキレンブロックを反復単位として有す
る、高分子量で非加水分解性のものである。
【0008】本発明の上記式Dで表されるシリコーン系
ブロック共重合体は、次式A: HR”2 SiO(R”2 SiO)a SiR”2 H (A) (式中、R”は一価の炭化水素基を表し、aは少なくと
も2の整数を表す)で表される化合物と次式B:
ブロック共重合体は、次式A: HR”2 SiO(R”2 SiO)a SiR”2 H (A) (式中、R”は一価の炭化水素基を表し、aは少なくと
も2の整数を表す)で表される化合物と次式B:
【化6】 (式中、R’は水素原子または一価の炭化水素基を表
し、bは少なくとも2の整数を表し、nは2ないし4の
整数を表す)で表される化合物とを、式Aで表される化
合物を式Bで表される化合物に対して過剰に用いて反応
させ、次式C:
し、bは少なくとも2の整数を表し、nは2ないし4の
整数を表す)で表される化合物とを、式Aで表される化
合物を式Bで表される化合物に対して過剰に用いて反応
させ、次式C:
【化7】 (式中、R’、R”、a、bおよびnは上記と同じ意味
を表し、そしてcは少なくとも2の整数を表す)で表さ
れる線状ポリシロキサン−ポリオキシアルキレンブロッ
クを反復単位として有するブロック共重合体を生成さ
せ、該共重合体と、エポキシ基、アミノ基、水酸基、カ
ルボキシ基またはメタクリル基を有するエチレン性不飽
和基含有単量体を反応させることにより製造することが
できる。本発明は上記製造方法にも関する。
を表し、そしてcは少なくとも2の整数を表す)で表さ
れる線状ポリシロキサン−ポリオキシアルキレンブロッ
クを反復単位として有するブロック共重合体を生成さ
せ、該共重合体と、エポキシ基、アミノ基、水酸基、カ
ルボキシ基またはメタクリル基を有するエチレン性不飽
和基含有単量体を反応させることにより製造することが
できる。本発明は上記製造方法にも関する。
【0009】上記式における一価の炭化水素基としての
R’およびR”は例えばアルキル基(例えばメチル基、
エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、ペ
ンチル基、ヘキシル基、オクチル基、デシル基、ドデシ
ル基、オクタデシル基、エイコシル基等)、アリール基
(例えばフェニル基、ナフチル基等)、アラルキル基
(例えばベンジル基、フェニルエチル基等)、トリル
基、キシリル基、シクロヘキシル基等である。
R’およびR”は例えばアルキル基(例えばメチル基、
エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、ペ
ンチル基、ヘキシル基、オクチル基、デシル基、ドデシ
ル基、オクタデシル基、エイコシル基等)、アリール基
(例えばフェニル基、ナフチル基等)、アラルキル基
(例えばベンジル基、フェニルエチル基等)、トリル
基、キシリル基、シクロヘキシル基等である。
【0010】上記式B中の−(Cn H2nO)b −で表さ
れるポリオキシアルキレン基はポリオキシエチレン、ポ
リオキシプロピレン、ポリオキシブチレン、混合ポリオ
キシエチレン−オキシプロピレン等から誘導される。
れるポリオキシアルキレン基はポリオキシエチレン、ポ
リオキシプロピレン、ポリオキシブチレン、混合ポリオ
キシエチレン−オキシプロピレン等から誘導される。
【0011】上記式Aで表される化合物とBで表される
化合物との反応は、有機溶媒(ベンゼン、トルエン、キ
シレン、ペンタン、ヘプタン、オクタン、o−ジクロル
ベンゼン、モノクロルベンゼン、ジエチルカルビトー
ル、ジブチルカルビトール、ジエトキシテトラグリコー
ル等)中で、白金系触媒(塩化白金酸、塩化白金酸とア
ルコールとの反応物、白金とオレフィン類との錯体、白
金とケトン類との錯体、白金とビニルシロキサンとの錯
体、白金とトリフェニルオスファイトとの錯体等)、パ
ラジウム系触媒(テトラキス(トリフェニルホスフィ
ン)パラジウム、パラジウム黒とトリフェニルホスフィ
ンとの混合物等)、ロジウム系触媒(ロジウムとホスフ
ィン化合物との錯体等)等のヒドロシリル化を促進する
触媒を化合物AおよびBの合計量に対して0.01ない
し50ppm用いて行われ、その結果両末端にヒドロシ
リル基(HSi≡)を有する、ポリシロキサン単位とポ
リオキシアルキレン単位が交互に結合された式Cで表さ
れるブロック共重合体が得られる。
化合物との反応は、有機溶媒(ベンゼン、トルエン、キ
シレン、ペンタン、ヘプタン、オクタン、o−ジクロル
ベンゼン、モノクロルベンゼン、ジエチルカルビトー
ル、ジブチルカルビトール、ジエトキシテトラグリコー
ル等)中で、白金系触媒(塩化白金酸、塩化白金酸とア
ルコールとの反応物、白金とオレフィン類との錯体、白
金とケトン類との錯体、白金とビニルシロキサンとの錯
体、白金とトリフェニルオスファイトとの錯体等)、パ
ラジウム系触媒(テトラキス(トリフェニルホスフィ
ン)パラジウム、パラジウム黒とトリフェニルホスフィ
ンとの混合物等)、ロジウム系触媒(ロジウムとホスフ
ィン化合物との錯体等)等のヒドロシリル化を促進する
触媒を化合物AおよびBの合計量に対して0.01ない
し50ppm用いて行われ、その結果両末端にヒドロシ
リル基(HSi≡)を有する、ポリシロキサン単位とポ
リオキシアルキレン単位が交互に結合された式Cで表さ
れるブロック共重合体が得られる。
【0012】次に、式Cで表されるブロック共重合体の
両末端のヒドロシリル基に、エポキシ基、アミノ基、水
酸基、カルボキシ基またはメタクリル基を有するエチレ
ン性不飽和基含有単量体を付加反応させると、両末端に
官能基を有する、ポリシロキサン単位とポリオキシアル
キレン単位が交互に繰り返されているシリコーン系共重
合体Dが得られる。
両末端のヒドロシリル基に、エポキシ基、アミノ基、水
酸基、カルボキシ基またはメタクリル基を有するエチレ
ン性不飽和基含有単量体を付加反応させると、両末端に
官能基を有する、ポリシロキサン単位とポリオキシアル
キレン単位が交互に繰り返されているシリコーン系共重
合体Dが得られる。
【0013】本発明において使用されるエチレン性不飽
和基含有単量体としては以下のものが例示できる: ・エポキシ基を有するエチレン性不飽和化合物 メタクリル酸グリシジル、メタクリル酸2−メチルグリ
シジル、グリシジルシンナメート、エポキシステアリル
(メタ)アクリレート、またはビスフェノールA型もし
くはビスフェノールF型エポキシの2個のグリシジル基
の一方が(メタ)アクリレート化された化合物。 ・アミノ基を有するエチレン性不飽和化合物 アクリル酸アミド、メタクリル酸アミド、またはアリル
アミン。 ・水酸基を有するエチレン性不飽和化合物 2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒド
ロキシプロピル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシ
ブチル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシプロピル
(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパン(メ
タ)アクリレート、ペンタエリスリトール(メタ)アク
リレート、2−ヒドロキシエチルシンナメート。 ・カルボキシ基またはメタクリル基を有するエチレン性
不飽和化合物 アクリル酸、アクリル酸グリシジル、アクリル酸アリ
ル、アクリル酸2−シアノエチル、アクリル酸イソブチ
ル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸エチル、メタク
リル酸、メタクリル酸アリル、メタクリル酸イソブチ
ル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸n−ブチル。
和基含有単量体としては以下のものが例示できる: ・エポキシ基を有するエチレン性不飽和化合物 メタクリル酸グリシジル、メタクリル酸2−メチルグリ
シジル、グリシジルシンナメート、エポキシステアリル
(メタ)アクリレート、またはビスフェノールA型もし
くはビスフェノールF型エポキシの2個のグリシジル基
の一方が(メタ)アクリレート化された化合物。 ・アミノ基を有するエチレン性不飽和化合物 アクリル酸アミド、メタクリル酸アミド、またはアリル
アミン。 ・水酸基を有するエチレン性不飽和化合物 2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒド
ロキシプロピル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシ
ブチル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシプロピル
(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパン(メ
タ)アクリレート、ペンタエリスリトール(メタ)アク
リレート、2−ヒドロキシエチルシンナメート。 ・カルボキシ基またはメタクリル基を有するエチレン性
不飽和化合物 アクリル酸、アクリル酸グリシジル、アクリル酸アリ
ル、アクリル酸2−シアノエチル、アクリル酸イソブチ
ル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸エチル、メタク
リル酸、メタクリル酸アリル、メタクリル酸イソブチ
ル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸n−ブチル。
【0014】本発明はさらに、エポキシ樹脂100重量
部および上記式Dで表わされるシリコーン系ブロック共
重合体0.005ないし20重量部からなる成形用エポ
キシ樹脂組成物に関する。
部および上記式Dで表わされるシリコーン系ブロック共
重合体0.005ないし20重量部からなる成形用エポ
キシ樹脂組成物に関する。
【0015】式Dで表わされるシリコーン系ブロック共
重合体のエポキシ樹脂100重量部に対する配合量が
0.005重量部以下であると、この共重合体による効
果が発現せず、20重量部以上ではエポキシ樹脂の機械
的特性、耐熱性、寸法安定性等を損ない望ましくない。
重合体のエポキシ樹脂100重量部に対する配合量が
0.005重量部以下であると、この共重合体による効
果が発現せず、20重量部以上ではエポキシ樹脂の機械
的特性、耐熱性、寸法安定性等を損ない望ましくない。
【0016】本発明においてエポキシ樹脂とは、一般的
に使用される多価エポキシ樹脂を意味し、以下のものを
例示できる:フェノールノボラック、クレゾールノボラ
ック等のグリシジル化合物;ビスフェノールA、ビスヒ
ドロキシジフェニルメタン、レゾルシン、ビスヒドロキ
シジフェニルエーテル、テトラブロモビスフェノールA
等の多価フェノール類のエポキシ樹脂;エチレングリコ
ール、ネオペンチルグリコール、グリセリン、トタメチ
ロールプロパン、ペンタエリスリトール、ジエチレング
リコール、ポリプロピレングリコール、ビスフェノール
A−エチレンオキシド付加物、トリスヒドロキシエチレ
ンイソシアヌレート等の多価アルコール類のジグリシジ
ルエーテル型エポキシ樹脂;エチレンジアミン、アニリ
ン等のポリアミノ化合物のグリシジルアミン型のエポキ
シ樹脂;アジピン酸、フタル酸、イソフタル酸等の多価
カルボキシ化合物のグリシジルエステル型エポキシ樹
脂;ジシクロペンタジエンエポキシド、ブタジエンダイ
マージエポキシド等の脂肪酸(脂環族も含む)エポキシ
樹脂。
に使用される多価エポキシ樹脂を意味し、以下のものを
例示できる:フェノールノボラック、クレゾールノボラ
ック等のグリシジル化合物;ビスフェノールA、ビスヒ
ドロキシジフェニルメタン、レゾルシン、ビスヒドロキ
シジフェニルエーテル、テトラブロモビスフェノールA
等の多価フェノール類のエポキシ樹脂;エチレングリコ
ール、ネオペンチルグリコール、グリセリン、トタメチ
ロールプロパン、ペンタエリスリトール、ジエチレング
リコール、ポリプロピレングリコール、ビスフェノール
A−エチレンオキシド付加物、トリスヒドロキシエチレ
ンイソシアヌレート等の多価アルコール類のジグリシジ
ルエーテル型エポキシ樹脂;エチレンジアミン、アニリ
ン等のポリアミノ化合物のグリシジルアミン型のエポキ
シ樹脂;アジピン酸、フタル酸、イソフタル酸等の多価
カルボキシ化合物のグリシジルエステル型エポキシ樹
脂;ジシクロペンタジエンエポキシド、ブタジエンダイ
マージエポキシド等の脂肪酸(脂環族も含む)エポキシ
樹脂。
【0017】また、本発明の成形用エポキシ樹脂組成物
には、フェームドシリカ、溶融シリカ、結晶性シリカ、
炭酸カルシウム、カオリン、タルク、アルミナ、水酸化
アルミニウム、酸化マグネシウム、水酸化マグネシウ
ム、ドロマイト、ジルコン、珪藻土、マイカ、アスベス
ト、酸化チタン、ガラス繊維、酸化アンチモン、ハロゲ
ン化合物、リン化合物、シランカップリング剤、チタン
カップリング剤、アルミニウムカップリング剤、顔料、
老化防止剤、酸化防止剤等を配合してもよい。
には、フェームドシリカ、溶融シリカ、結晶性シリカ、
炭酸カルシウム、カオリン、タルク、アルミナ、水酸化
アルミニウム、酸化マグネシウム、水酸化マグネシウ
ム、ドロマイト、ジルコン、珪藻土、マイカ、アスベス
ト、酸化チタン、ガラス繊維、酸化アンチモン、ハロゲ
ン化合物、リン化合物、シランカップリング剤、チタン
カップリング剤、アルミニウムカップリング剤、顔料、
老化防止剤、酸化防止剤等を配合してもよい。
【0018】本発明の成形用エポキシ樹脂組成物は慣用
の硬化剤、例えば脂肪族アミン類、芳香族アミン類、酸
無水物類、イミダゾール類、ヒドラジッド類、ジシアン
ジアミド類等により硬化され得る。
の硬化剤、例えば脂肪族アミン類、芳香族アミン類、酸
無水物類、イミダゾール類、ヒドラジッド類、ジシアン
ジアミド類等により硬化され得る。
【0019】さらに、本発明の成形用エポキシ樹脂組成
物は各成分を均一に攪拌混合し、ニーダー、ロール、エ
クストルーダー等で混練した後、冷却粉砕、シートカッ
ト、ペレタイザー等により粉粒体とし、これを圧縮成形
機、トランスファー成形機、射出成形機に供給し、I
C、LSI、トランジスター、サイリスター、ダイオー
ド等の封止材として使用したり、電気積層板、コンデン
サー、抵抗器、電位差計、変圧器用の材料として、ま
た、粉末塗料、電気絶縁塗料、耐蝕塗料、注型材料、含
浸材料、耐熱ワニス、コーティング材料、その他一般成
形用材料等として使用できる。中でも本発明の成形用エ
ポキシ樹脂組成物は電子部品の封止材として優れている
ため、本発明はこの成形用エポキシ樹脂組成物を封止材
として用いた電子部品にも関する。
物は各成分を均一に攪拌混合し、ニーダー、ロール、エ
クストルーダー等で混練した後、冷却粉砕、シートカッ
ト、ペレタイザー等により粉粒体とし、これを圧縮成形
機、トランスファー成形機、射出成形機に供給し、I
C、LSI、トランジスター、サイリスター、ダイオー
ド等の封止材として使用したり、電気積層板、コンデン
サー、抵抗器、電位差計、変圧器用の材料として、ま
た、粉末塗料、電気絶縁塗料、耐蝕塗料、注型材料、含
浸材料、耐熱ワニス、コーティング材料、その他一般成
形用材料等として使用できる。中でも本発明の成形用エ
ポキシ樹脂組成物は電子部品の封止材として優れている
ため、本発明はこの成形用エポキシ樹脂組成物を封止材
として用いた電子部品にも関する。
【0020】
【実施例】次に実施例に基づいて本発明をさらに詳細に
説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるもので
はなく、本発明の技術的思想を体現するものは本発明の
範囲内に包含される。なお、本実施例に示す化学式中M
eはメチル基を表す。シリコーン系ブロック共重合体の
製造 合成例1 ジメタアリルポリエーテル〔CH2 =C(CH3 )CH
2 O(C2 H4 O)18(C3 H6 O)33CH2 C(CH
3 )=CH2 〕100g、トルエン350g、クロル白
金酸の形態にある白金20ppmを、機械的攪拌機、凝
縮器、温度計および窒素送入口を備えた500mlの3
つ口フラスコ中に入れ、この混合物に温度を80〜10
0℃に維持するような速度でジヒドロポリジメチルシロ
キサン〔HMe2 SiO(SiMe2 O)40SiMe2
H〕125gを徐々に添加した。この反応の終了は一定
時間ごとにフラスコ内容物の一部を取り出し、その粘度
を測定し、粘度増加が停止することにより判定した。次
いで、反応混合物をNaHCO3 で中和し、ろ過し、ロ
ータリーエバポレータにより50℃/1mmHgで溶媒
を除去した後、次式:
説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるもので
はなく、本発明の技術的思想を体現するものは本発明の
範囲内に包含される。なお、本実施例に示す化学式中M
eはメチル基を表す。シリコーン系ブロック共重合体の
製造 合成例1 ジメタアリルポリエーテル〔CH2 =C(CH3 )CH
2 O(C2 H4 O)18(C3 H6 O)33CH2 C(CH
3 )=CH2 〕100g、トルエン350g、クロル白
金酸の形態にある白金20ppmを、機械的攪拌機、凝
縮器、温度計および窒素送入口を備えた500mlの3
つ口フラスコ中に入れ、この混合物に温度を80〜10
0℃に維持するような速度でジヒドロポリジメチルシロ
キサン〔HMe2 SiO(SiMe2 O)40SiMe2
H〕125gを徐々に添加した。この反応の終了は一定
時間ごとにフラスコ内容物の一部を取り出し、その粘度
を測定し、粘度増加が停止することにより判定した。次
いで、反応混合物をNaHCO3 で中和し、ろ過し、ロ
ータリーエバポレータにより50℃/1mmHgで溶媒
を除去した後、次式:
【化8】 で表される分子量50200の交互ブロック共重合体を
220g得た。
220g得た。
【0021】次に、上記と同様の3つ口フラスコ中に上
記の交互ブロック共重合体100g、トルエン350g
およびクロル白金酸の形態にある白金を20ppm入れ
た。この混合物に温度を80〜100℃に維持するよう
な速度でメタクリル酸グリシジル0.6gを徐々に添加
した。この反応の終了はSiHに対するAgNO3 試薬
が負になることで判定した。次いで、反応混合物をNa
HCO3 で中和し、ろ過し、ロータリーエバポレータに
より50℃/1mmHgで溶媒を除去した後、次式:
記の交互ブロック共重合体100g、トルエン350g
およびクロル白金酸の形態にある白金を20ppm入れ
た。この混合物に温度を80〜100℃に維持するよう
な速度でメタクリル酸グリシジル0.6gを徐々に添加
した。この反応の終了はSiHに対するAgNO3 試薬
が負になることで判定した。次いで、反応混合物をNa
HCO3 で中和し、ろ過し、ロータリーエバポレータに
より50℃/1mmHgで溶媒を除去した後、次式:
【化9】 で表される両末端にグリシジル基を有する分子量505
00の交互ブロック共重合体を100g得た。
00の交互ブロック共重合体を100g得た。
【0022】合成例2 ジメタアリルポリエーテル〔CH2 =C(CH3 )CH
2 O(C2 H4 O)20(C3 H6 O)29CH2 C(CH
3 )=CH2 〕70g、ジヒドロポリジメチルシロキサ
ン〔HMe2 SiO(SiMe2 O)30SiMe2 H〕
61g、トルエン350gおよびプラチナ系付加触媒と
して白金20ppmを用い、合成例1と同様な操作を行
い、次式:
2 O(C2 H4 O)20(C3 H6 O)29CH2 C(CH
3 )=CH2 〕70g、ジヒドロポリジメチルシロキサ
ン〔HMe2 SiO(SiMe2 O)30SiMe2 H〕
61g、トルエン350gおよびプラチナ系付加触媒と
して白金20ppmを用い、合成例1と同様な操作を行
い、次式:
【化10】 で表される分子量37000の共重合体を126g得
た。
た。
【0023】次に、機械的攪拌機、凝縮器、温度計およ
び窒素送入口を備えた500mlの3つ口フラスコ中に
上記の交互ブロック共重合体100g、トルエン350
gおよびクロル白金酸の形態にある白金を20ppm入
れた。この混合物に温度を80〜100℃に維持するよ
うな速度でアクリル酸0.5gを徐々に添加した。この
反応の終了はSiHに対するAgNO3 試薬が負になる
ことで判定した。次いで、反応混合物をNaHCO3 で
中和し、ろ過し、ロータリーエバポレータにより50℃
/1mmHgで溶媒を除去した後、次式:
び窒素送入口を備えた500mlの3つ口フラスコ中に
上記の交互ブロック共重合体100g、トルエン350
gおよびクロル白金酸の形態にある白金を20ppm入
れた。この混合物に温度を80〜100℃に維持するよ
うな速度でアクリル酸0.5gを徐々に添加した。この
反応の終了はSiHに対するAgNO3 試薬が負になる
ことで判定した。次いで、反応混合物をNaHCO3 で
中和し、ろ過し、ロータリーエバポレータにより50℃
/1mmHgで溶媒を除去した後、次式:
【化11】 で表される両末端にカルボキシル基を有する分子量37
150の交互ブロック共重合体を100g得た。
150の交互ブロック共重合体を100g得た。
【0024】合成例3 ジメタアリルポリエーテル〔CH2 =C(CH3 )CH
2 O(C2 H4 O)18(C3 H6 O)20CH2 C(CH
3 )=CH2 〕120g、ジヒドロポリジメチルシロキ
サン〔HMe2 SiO(SiMe2 O)15SiMe
2 H〕80g、トルエン330gおよびプラチナ系付加
触媒として白金20ppmを用い、合成例1と同様な操
作を行い、次式:
2 O(C2 H4 O)18(C3 H6 O)20CH2 C(CH
3 )=CH2 〕120g、ジヒドロポリジメチルシロキ
サン〔HMe2 SiO(SiMe2 O)15SiMe
2 H〕80g、トルエン330gおよびプラチナ系付加
触媒として白金20ppmを用い、合成例1と同様な操
作を行い、次式:
【化12】 で表される分子量37000の共重合体を184g得
た。
た。
【0025】次に、機械的攪拌機、凝縮器、温度計およ
び窒素送入口を備えた500mlの3つ口フラスコ中に
上記の交互ブロック共重合体100g、トルエン350
gおよびクロル白金酸の形態にある白金を20ppm入
れた。この混合物に温度を80〜100℃に維持するよ
うな速度でメタクリル酸ヒドロキシプロピル0.8gを
徐々に添加した。この反応の終了はSiHに対するAg
NO3試薬が負になることで判定した。次いで、反応混
合物をNaHCO3 で中和し、ろ過し、ロータリーエバ
ポレータにより50℃/1mmHgで溶媒を除去した
後、次式:
び窒素送入口を備えた500mlの3つ口フラスコ中に
上記の交互ブロック共重合体100g、トルエン350
gおよびクロル白金酸の形態にある白金を20ppm入
れた。この混合物に温度を80〜100℃に維持するよ
うな速度でメタクリル酸ヒドロキシプロピル0.8gを
徐々に添加した。この反応の終了はSiHに対するAg
NO3試薬が負になることで判定した。次いで、反応混
合物をNaHCO3 で中和し、ろ過し、ロータリーエバ
ポレータにより50℃/1mmHgで溶媒を除去した
後、次式:
【化13】 で表される両末端にヒドロキシプロピル基を有する分子
量37400の交互ブロック共重合体を100g得た。
量37400の交互ブロック共重合体を100g得た。
【0026】実施例1 オルソクレゾールノボラック型エポキシ樹脂(日本化薬
製,EOCN−1020−70)80重量部、臭素化エ
ポキシ樹脂(東都化成製,YDB−340)15重量
部、溶融シリカ粉末300重量部、硬化剤(フェノール
ノボラック樹脂,大日本インキ製,TD−2093)2
5重量部、硬化促進剤(2−メチル−4−イミダゾー
ル)1.3重量部、カーボンブラック1.5重量部、三
酸化アンチモン15重量部、γ−グリシドキシプロピル
トリメトキシシラン(日本ユニカー製,A−187)
1.3重量部、合成例1の交互ブロック共重合体3重量
部を混合し、85〜95℃の熱ロールで30分間混練
し、室温で5時間放置した後、粉砕して半導体封止用組
成物を得た。該組成物をトランスファー成形機に供給
し、半導体を封止した。この際の金型温度175℃、硬
化時間1分、および後硬化時間8時間だった。 評価 ・金型汚れ性:型曇りが発生するまでの成形ショット数
は2010であり、非常に良好だった。 ・金型離型性:断面積1cm2 の円筒形キャビティを有
する金型で、1.5gの組成物を175℃で2分間圧縮
成形し、成形直後の金型からの離型押し出し力(kg)
をプッシュプルゲージで測定したところ、1.8〜2.
5kgであり、良好であった。 ・金属との密着性:レッドチェック液に浸漬し、10時
間煮沸させた後、樹脂とリードフレームとの境界面への
レッドチェック液の浸透を観察したが、全く浸透は認め
られなかった。 ・捺印性:成形品の表面にMARKEM7224で印字
した後、十分に加熱硬化させ、セロハンテープをその上
に密着させ、急激に剥がしたが、テープ側に全く転写さ
れず、良好な捺印性を示した。 ・耐蝕性:成形品をプレッシャークッカーに放置し、2
000時間後のアルミニウム配線の断線率(%)を測定
したところ0だった。従って、耐蝕性は良好だった。 ・耐湿性:成形品100個について120℃の高圧水蒸
気下で1000時間の耐湿試験を行い、不良個数を観察
したが、0であり、良好な耐湿性を示した。 ・低応力性:曲げ弾性率(JIS K6911)を測定
したところ、1120kg/mm2 であり、低応力性に
優れていた。
製,EOCN−1020−70)80重量部、臭素化エ
ポキシ樹脂(東都化成製,YDB−340)15重量
部、溶融シリカ粉末300重量部、硬化剤(フェノール
ノボラック樹脂,大日本インキ製,TD−2093)2
5重量部、硬化促進剤(2−メチル−4−イミダゾー
ル)1.3重量部、カーボンブラック1.5重量部、三
酸化アンチモン15重量部、γ−グリシドキシプロピル
トリメトキシシラン(日本ユニカー製,A−187)
1.3重量部、合成例1の交互ブロック共重合体3重量
部を混合し、85〜95℃の熱ロールで30分間混練
し、室温で5時間放置した後、粉砕して半導体封止用組
成物を得た。該組成物をトランスファー成形機に供給
し、半導体を封止した。この際の金型温度175℃、硬
化時間1分、および後硬化時間8時間だった。 評価 ・金型汚れ性:型曇りが発生するまでの成形ショット数
は2010であり、非常に良好だった。 ・金型離型性:断面積1cm2 の円筒形キャビティを有
する金型で、1.5gの組成物を175℃で2分間圧縮
成形し、成形直後の金型からの離型押し出し力(kg)
をプッシュプルゲージで測定したところ、1.8〜2.
5kgであり、良好であった。 ・金属との密着性:レッドチェック液に浸漬し、10時
間煮沸させた後、樹脂とリードフレームとの境界面への
レッドチェック液の浸透を観察したが、全く浸透は認め
られなかった。 ・捺印性:成形品の表面にMARKEM7224で印字
した後、十分に加熱硬化させ、セロハンテープをその上
に密着させ、急激に剥がしたが、テープ側に全く転写さ
れず、良好な捺印性を示した。 ・耐蝕性:成形品をプレッシャークッカーに放置し、2
000時間後のアルミニウム配線の断線率(%)を測定
したところ0だった。従って、耐蝕性は良好だった。 ・耐湿性:成形品100個について120℃の高圧水蒸
気下で1000時間の耐湿試験を行い、不良個数を観察
したが、0であり、良好な耐湿性を示した。 ・低応力性:曲げ弾性率(JIS K6911)を測定
したところ、1120kg/mm2 であり、低応力性に
優れていた。
【0027】実施例2 オルソクレゾールノボラック型エポキシ樹脂(日本化薬
製,EOCN−1020−70)80重量部、臭素化エ
ポキシ樹脂(東都化成製,YDB−340)15重量
部、溶融シリカ粉末300重量部、硬化剤(フェノール
ノボラック樹脂,大日本インキ製,TD−2093)2
5重量部、硬化促進剤(2−メチル−4−イミダゾー
ル)1.3重量部、カーボンブラック1.5重量部、三
酸化アンチモン15重量部、γ−グリシドキシプロピル
トリメトキシシラン(日本ユニカー製,A−187)
1.3重量部、合成例2の交互ブロック共重合体1重量
部を混合し、85〜95℃の熱ロールで30分間混練
し、室温で5時間放置した後、粉砕して半導体封止用組
成物を得た。該組成物をトランスファー成形機に供給
し、半導体を封止した。この際の金型温度175℃、硬
化時間1分、および後硬化時間8時間だった。 評価 ・金型汚れ性:型曇りが発生するまでの成形ショット数
は1920であり、非常に良好だった。 ・金型離型性:断面積1cm2 の円筒形キャビティを有
する金型で、1.5gの組成物を175℃で2分間圧縮
成形し、成形直後の金型からの離型押し出し力(kg)
をプッシュプルゲージで測定したところ、2.3〜3.
0kgであり、良好であった。 ・金属との密着性:レッドチェック液に浸漬し、10時
間煮沸させた後、樹脂とリードフレームとの境界面への
レッドチェック液の浸透を観察したが、全く浸透は認め
られなかった。 ・捺印性:成形品の表面にMARKEM7224で印字
した後、十分に加熱硬化させ、セロハンテープをその上
に密着させ、急激に剥がしたが、テープ側への転写率は
1%であり、良好な捺印性を示した。 ・耐蝕性:成形品をプレッシャークッカーに放置し、2
000時間後のアルミニウム配線の断線率(%)を測定
したところ2だった。従って、耐蝕性は良好だった。 ・耐湿性:成形品100個について120℃の高圧水蒸
気下で1000時間の耐湿試験を行い、不良個数を観察
したが、2であり、良好な耐湿性を示した。 ・低応力性:曲げ弾性率(JIS K6911)を測定
したところ、1280kg/mm2 であり、低応力性に
優れていた。
製,EOCN−1020−70)80重量部、臭素化エ
ポキシ樹脂(東都化成製,YDB−340)15重量
部、溶融シリカ粉末300重量部、硬化剤(フェノール
ノボラック樹脂,大日本インキ製,TD−2093)2
5重量部、硬化促進剤(2−メチル−4−イミダゾー
ル)1.3重量部、カーボンブラック1.5重量部、三
酸化アンチモン15重量部、γ−グリシドキシプロピル
トリメトキシシラン(日本ユニカー製,A−187)
1.3重量部、合成例2の交互ブロック共重合体1重量
部を混合し、85〜95℃の熱ロールで30分間混練
し、室温で5時間放置した後、粉砕して半導体封止用組
成物を得た。該組成物をトランスファー成形機に供給
し、半導体を封止した。この際の金型温度175℃、硬
化時間1分、および後硬化時間8時間だった。 評価 ・金型汚れ性:型曇りが発生するまでの成形ショット数
は1920であり、非常に良好だった。 ・金型離型性:断面積1cm2 の円筒形キャビティを有
する金型で、1.5gの組成物を175℃で2分間圧縮
成形し、成形直後の金型からの離型押し出し力(kg)
をプッシュプルゲージで測定したところ、2.3〜3.
0kgであり、良好であった。 ・金属との密着性:レッドチェック液に浸漬し、10時
間煮沸させた後、樹脂とリードフレームとの境界面への
レッドチェック液の浸透を観察したが、全く浸透は認め
られなかった。 ・捺印性:成形品の表面にMARKEM7224で印字
した後、十分に加熱硬化させ、セロハンテープをその上
に密着させ、急激に剥がしたが、テープ側への転写率は
1%であり、良好な捺印性を示した。 ・耐蝕性:成形品をプレッシャークッカーに放置し、2
000時間後のアルミニウム配線の断線率(%)を測定
したところ2だった。従って、耐蝕性は良好だった。 ・耐湿性:成形品100個について120℃の高圧水蒸
気下で1000時間の耐湿試験を行い、不良個数を観察
したが、2であり、良好な耐湿性を示した。 ・低応力性:曲げ弾性率(JIS K6911)を測定
したところ、1280kg/mm2 であり、低応力性に
優れていた。
【0028】実施例3 オルソクレゾールノボラック型エポキシ樹脂(日本化薬
製,EOCN−1020−70)80重量部、臭素化エ
ポキシ樹脂(東都化成製,YDB−340)15重量
部、溶融シリカ粉末300重量部、硬化剤(フェノール
ノボラック樹脂,大日本インキ製,TD−2093)2
5重量部、硬化促進剤(2−メチル−4−イミダゾー
ル)1.3重量部、カーボンブラック1.5重量部、三
酸化アンチモン15重量部、γ−グリシドキシプロピル
トリメトキシシラン(日本ユニカー製,A−187)
1.3重量部、合成例2の交互ブロック共重合体15重
量部を混合し、85〜95℃の熱ロールで30分間混練
し、室温で5時間放置した後、粉砕して半導体封止用組
成物を得た。該組成物をトランスファー成形機に供給
し、半導体を封止した。この際の金型温度175℃、硬
化時間1分、および後硬化時間8時間だった。 評価 ・金型汚れ性:型曇りが発生するまでの成形ショット数
は2250であり、非常に良好だった。 ・金型離型性:断面積1cm2 の円筒形キャビティを有
する金型で、1.5gの組成物を175℃で2分間圧縮
成形し、成形直後の金型からの離型押し出し力(kg)
をプッシュプルゲージで測定したところ、1.5〜2.
3kgであり、良好であった。 ・金属との密着性:レッドチェック液に浸漬し、10時
間煮沸させた後、樹脂とリードフレームとの境界面への
レッドチェック液の浸透を観察したが、全く浸透は認め
られなかった。 ・捺印性:成形品の表面にMARKEM7224で印字
した後、十分に加熱硬化させ、セロハンテープをその上
に密着させ、急激に剥がしたが、テープ側への転写率は
3%であり、良好な捺印性を示した。 ・耐蝕性:成形品をプレッシャークッカーに放置し、2
000時間後のアルミニウム配線の断線率(%)を測定
したところ0だった。従って、耐蝕性は良好だった。 ・耐湿性:成形品100個について120℃の高圧水蒸
気下で1000時間の耐湿試験を行い、不良個数を観察
したが、3であり、良好な耐湿性を示した。 ・低応力性:曲げ弾性率(JIS K6911)を測定
したところ、1010kg/mm2 であり、低応力性に
優れていた。
製,EOCN−1020−70)80重量部、臭素化エ
ポキシ樹脂(東都化成製,YDB−340)15重量
部、溶融シリカ粉末300重量部、硬化剤(フェノール
ノボラック樹脂,大日本インキ製,TD−2093)2
5重量部、硬化促進剤(2−メチル−4−イミダゾー
ル)1.3重量部、カーボンブラック1.5重量部、三
酸化アンチモン15重量部、γ−グリシドキシプロピル
トリメトキシシラン(日本ユニカー製,A−187)
1.3重量部、合成例2の交互ブロック共重合体15重
量部を混合し、85〜95℃の熱ロールで30分間混練
し、室温で5時間放置した後、粉砕して半導体封止用組
成物を得た。該組成物をトランスファー成形機に供給
し、半導体を封止した。この際の金型温度175℃、硬
化時間1分、および後硬化時間8時間だった。 評価 ・金型汚れ性:型曇りが発生するまでの成形ショット数
は2250であり、非常に良好だった。 ・金型離型性:断面積1cm2 の円筒形キャビティを有
する金型で、1.5gの組成物を175℃で2分間圧縮
成形し、成形直後の金型からの離型押し出し力(kg)
をプッシュプルゲージで測定したところ、1.5〜2.
3kgであり、良好であった。 ・金属との密着性:レッドチェック液に浸漬し、10時
間煮沸させた後、樹脂とリードフレームとの境界面への
レッドチェック液の浸透を観察したが、全く浸透は認め
られなかった。 ・捺印性:成形品の表面にMARKEM7224で印字
した後、十分に加熱硬化させ、セロハンテープをその上
に密着させ、急激に剥がしたが、テープ側への転写率は
3%であり、良好な捺印性を示した。 ・耐蝕性:成形品をプレッシャークッカーに放置し、2
000時間後のアルミニウム配線の断線率(%)を測定
したところ0だった。従って、耐蝕性は良好だった。 ・耐湿性:成形品100個について120℃の高圧水蒸
気下で1000時間の耐湿試験を行い、不良個数を観察
したが、3であり、良好な耐湿性を示した。 ・低応力性:曲げ弾性率(JIS K6911)を測定
したところ、1010kg/mm2 であり、低応力性に
優れていた。
【0029】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明のシ
リコーン系ブロック共重合体は、両末端に官能基を有し
かつポリシロキサンとポリオキシアルキレンとの交互ブ
ロック型のこれまで提案されたことのない共重合体であ
る。このシリコーン系ブロック共重合体を配合した成形
用エポキシ樹脂組成物は、成形性、金型汚れ性、金型離
型性、金属との密着性、耐蝕性、捺印性、耐湿性、低応
力性等が良好であり、エポキシ樹脂に対して望まれてい
た要求を満たすものである。従って、上記本発明の成形
用エポキシ樹脂組成物は、IC、LSI、トランジスタ
ー、サイリスター、ダイオード等の電子部品の封止材と
して、電気積層板、コンデンサー、抵抗器、電位差計、
変圧器用の材料として、また、粉末塗料、電気絶縁塗
料、耐蝕塗料、注型材料、含浸材料、耐熱ワニス、コー
ティング材料、その他一般成形用材料等として使用さ
れ、優れた品質の成形品を与えるものである。
リコーン系ブロック共重合体は、両末端に官能基を有し
かつポリシロキサンとポリオキシアルキレンとの交互ブ
ロック型のこれまで提案されたことのない共重合体であ
る。このシリコーン系ブロック共重合体を配合した成形
用エポキシ樹脂組成物は、成形性、金型汚れ性、金型離
型性、金属との密着性、耐蝕性、捺印性、耐湿性、低応
力性等が良好であり、エポキシ樹脂に対して望まれてい
た要求を満たすものである。従って、上記本発明の成形
用エポキシ樹脂組成物は、IC、LSI、トランジスタ
ー、サイリスター、ダイオード等の電子部品の封止材と
して、電気積層板、コンデンサー、抵抗器、電位差計、
変圧器用の材料として、また、粉末塗料、電気絶縁塗
料、耐蝕塗料、注型材料、含浸材料、耐熱ワニス、コー
ティング材料、その他一般成形用材料等として使用さ
れ、優れた品質の成形品を与えるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H01L 23/29 H01L 23/30 R 23/31 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08G 77/46 C08L 63/00 C08L 83/12
Claims (4)
- 【請求項1】 次式D: 【化1】 (式中、a、bおよびcはそれぞれ少なくとも2の整数
を表し、nは2ないし4の整数を表し、R’は水素原子
または一価の炭化水素基を表し、R”は一価の炭化水素
基を表し、R”’はエチレン性不飽和基含有単量体が水
素原子により飽和された残基を表し、Xはエポキシ基、
アミノ基、水酸基、カルボキシ基またはメタクリル基を
表す)で表されるシリコーン系ブロック共重合体。 - 【請求項2】 次式A: HR”2 SiO(R”2 SiO)a SiR”2 H (A) (式中、R”は一価の炭化水素基を表し、aは少なくと
も2の整数を表す)で表される化合物と次式B: 【化2】 (式中、R’は水素原子または一価の炭化水素基を表
し、bは少なくとも2の整数を表し、nは2ないし4の
整数を表す)で表される化合物とを、式Aで表される化
合物を式Bで表される化合物に対して過剰に用いて反応
させ、次式C: 【化3】 (式中、R’、R”、a、bおよびnは上記と同じ意味
を表し、そしてcは少なくとも2の整数を表す)で表さ
れる線状ポリシロキサン−ポリオキシアルキレンブロッ
クを反復単位として有するブロック共重合体を生成さ
せ、該共重合体と、エポキシ基、アミノ基、水酸基、カ
ルボキシ基またはメタクリル基を有するエチレン性不飽
和基含有単量体を反応させて次式D: 【化4】 (式中、R’、R”、a、b、cおよびnは上記と同じ
意味を表し、そしてR”’はエチレン性不飽和基含有単
量体が水素原子により飽和された残基を表し、Xはエポ
キシ基、アミノ基、水酸基、カルボキシ基またはメタク
リル基を表す)で表されるシリコーン系ブロック共重合
体の製造方法。 - 【請求項3】 エポキシ樹脂100重量部および請求項
1記載のシリコーン系ブロック共重合体0.005ない
し20重量部からなる成形用エポキシ樹脂組成物。 - 【請求項4】 請求項3記載の成形用エポキシ樹脂組成
物を封止材として用いた電子部品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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