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JP3044313B2 - (3−ケトテトラヒドロフラン−2−イル)エタナール誘導体及びその製造方法 - Google Patents
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JP3044313B2 - (3−ケトテトラヒドロフラン−2−イル)エタナール誘導体及びその製造方法 - Google Patents

(3−ケトテトラヒドロフラン−2−イル)エタナール誘導体及びその製造方法

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JP3044313B2
JP3044313B2 JP6521788A JP52178894A JP3044313B2 JP 3044313 B2 JP3044313 B2 JP 3044313B2 JP 6521788 A JP6521788 A JP 6521788A JP 52178894 A JP52178894 A JP 52178894A JP 3044313 B2 JP3044313 B2 JP 3044313B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、新規化合物、その製造法及びその医療用途
に関する。
細胞性機能不全、例えば一般の用語“癌”に包含され
る症状を扱う多くの提案がなされているが、これらは通
常例えば化学又は放射線療法といった、脱毛、免疫系抑
制又は他の毒性効果のようないくつかの望ましくない副
作用も生じさせる治療法により補われる外科手術を含
む。従って多くの場合、患者の健康は治療の結果として
かなり悪くなり得る。医療で用いる生理学的に許容され
る低毒性剤を見いだす必要が増している。
他の領域においては、けが又は外科手術後の組織再生
は、瘢痕組織の過剰な形成により満足のいかないものと
なり得る。瘢痕組織の形成を最小にするために、組織の
増殖(growth of tissue)を調節する手段が望まれてい
る。
本発明の目的は、有益な生理学的効果及び細胞成長調
節機能(cell growth regulatory function)を有する
化合物を提供することにより、前述の不都合を未然に防
ぎ、又は緩和することである。
本発明に従って、式(I a)の化合物が提供され、該
化合物は通常、ケト−エノール互変異性対(keto−enol
tautomeric pair)として存在し、そのラセミケト形(r
acemic keto form)が式(I a) [式中、Rは、水素、低級アルキル、アシル,又は少な
くとも1つのヘテロ原子を有する炭素数6以下の他の官
能基であり、その原子は直接β−炭素に結合していても
よい。]で表され、該化合物は、示された非環式の形又
は環式の形であって、平衡のケト−エノール互変異性誘
導体及びそのアノマー形(anomeric forms)でもよく、
Rが水素のときはエナンチオマーを包含し、Rが他の基
のときはジアステレオマーを包含する。従って、該基
は、ヒドロキシル、第一級又は第二級アミン、アミド、
アシル基、硫黄を含有する基などであってよい。
このような化合物は、好ましい化合物に関して以下に
詳しく述べられる合成方法によって得られる。該好まし
い化合物は、ケト−エノール互変異性対として存在し、
ラセミケト体は、式I aにおいてR=H、つまり(3−
ケトテトラヒドロフラン−2−イル)エタナールであ
り、そして特定の理論に拘束されるのを望まないが、添
付のスキームは(R=Hである)本発明の化合物間に確
立された平衡又は分子転位の関係を示す。しかし、その
ように示されたスキーム中に明確には特定されていない
相等しい寄与の中間体又は反応段階があるかもしれない
ことは強調されなければならない。Rが水素である場
合、種々のエナンチオマーが可能であるが、Rが水素で
ない場合、示された化合物の或る対の間でジアステレオ
マー関係が明らかであることがわかるであろう。
本発明によると、治療学的に価値のある化合物を得る
には、例えば、トランス−ヘキセン−3−エン−1,6−
ジオールをヨード−エーテル化(iodo−etherificatio
n)反応に供することにより、フリーのα−ヒドロキシ
ルを保持する対応する3−ヨードテトラヒドロフランを
与え、該フリーのα−ヒドロキシルは、ヨウ素を置換し
てシス3−ヒドロキシテトラヒドロフランを生じさせる
次の反応のために保護されなければならない。そして、
該シス3−ヒドロキシテトラヒドロフランの脱保護及び
スワーン(Swern)酸化により所望のラセミ体の(3−
ケトテトラヒドロフラン−2−イル)エタナールが得ら
れる。
同一の化合物は、2位に保護された第一級アルコール
側鎖を有する適当なジヒドロフランから出発することに
より誘導できる。従って、これら治療学的に活性な化合
物のための一つの経路は、上記の保護されたアルコール
側鎖で置換されたジヒドロフランをクロムベースの試薬
を用いた酸化に供して対応する酸を生成し、次いで、こ
れをヨードラクトン化の条件に供してシス,シス,トラ
ンス−トリ置換ヨードラクトンを生成させ、これは、ヨ
ウ素の置換によりシス,シス,シス−トリ置換されたヒ
ドロキシラクトンを与え、該ヒドロキシロクトンは、還
元されてラクトール(lactol)を得ることができるもの
であり、該ラクトールは対応する開環鎖状アルデヒドと
平衡にある。
本発明において、上記α−ヒドロキシルを親油性のト
リ−ヒドロカルピルシリル(tri−hydrocarbylsilyl)
誘導体、例えば、トリプロピルシリルクロライドを試薬
として用いて保護するのが好ましい。
本発明を、以下に実施例を用いて説明するが、当業者
には、本発明の範囲から外れることなく他の別の形の方
法が適用されてもよく、他の出発物質も利用されること
が理解されるであろう。
実施例 参照の簡便のため、出発物質、中間体及び目的の最終
生成物の例の化学構造が、この書類の最後で別紙中に記
載されている。それぞれの化合物は、参照番号を与えら
れており、これは、後述するディスカッション及び実験
の詳細において用いられるであろう。
ラセミ体の(3−ケトテトラヒドロフラン−2−イル)
エタナール、化合物8(上記の式I a)の化合物合成 トランス−β−ヒドロムコン酸(trans−β−Hydromu
conic acid)(化合物1)を、酸性触媒の下メタノール
を用いてエステル化し、トランス−β−ハイドロムコン
酸ジメチルエステル(trans−β−hydromuconic acid d
imethyl ester)(化合物2)をほぼ定量的に得た。こ
れは水素化アルミニウムリチウムにより90%の収率でト
ランス−3−ヘキセン−1,6−ジオール(trans−hex−
3−ene−1,6−diol)(化合物3)に還元された。該ジ
オール(化合物3)は、ヨード−エーテル化反応(iode
−etherification reaction)に供され、トランス−二
置換テトラヒドロフラン(化合物4)が78%の収率で得
られた。第一級ヒドロキシルは、対応する親油性トリイ
ソプロピルシリル誘導体(化合物6)に75%の収率で転
化された。ヨウ素は超酸化カリウム(potassium supero
xide)を用いて立体配置の反転を伴って置換され、シス
−二置換テトラヒドロフラン(化合物7)を17%の収率
で得た。[この反応により一置換ジヒドロフラン(化合
物9)も収率25%で得られた]。化合物7は脱保護さ
れ、30%の収率でジオール(化合物5)を得た。
以下において、どのようにしてジオール(化合物5)
及びシリルで保護された誘導体(化合物7)をスワーン
条件(Swern conditions);つまりオキサリルクロライ
ド、ジメチルスルホキシド、ジクロロメタンを−20℃で
及びトリエチルアミンでの後処理による酸化により目標
分子(化合物8)に転化するかが説明されるであろう。
実験の詳細 1 トランス−β−ヒドロムコン酸ジメチルエステル、
化合物2 トランス−α−ヒドロムコン酸1(50.25g,0.349mo
l)を乾燥メタノール(250ml)に溶解させた。濃塩酸
(2滴)を添加し、溶液を還流下で4時間加熱した。溶
媒を、減圧下(40℃/10mmHg)で蒸発し、淡黄色の油状
物としてジエステルを得た。粗製の黄色化合物をジエチ
ルエーテル(200ml)に溶解させ、この溶液を飽和炭酸
水素ナトリウム溶液(2×100ml)、水(2×100ml)及
びブライン(100ml)で洗浄し、乾燥(MgSO4)し、真空
中で蒸発し、非常に淡い黄色(very pale yellow)の油
状物として化合物2を得た(47.57g,80%)。1 H−NMRスペクトル(250,133MHz) (CDCl3)TMSからのδppm 3.12(4H,dd,J=5.4,1.0Hz 2xCH2) 3.69(6H,s,2xOMe) 5.69(2H,m,CH=CH)13 C−NMRスペクトル(62.512MHz) (CDCl3)TMSからのδppm 37.5(2xアリルのC) 51.7(2xOの隣の(next to)C)) 125.8(2xオレフィンのC) 171.9(2xカルボキシのC) 2 トランス−3−ヘキセン−1,6−ジオール化合物3 THF(30ml)に溶解させたエステル(化合物2)(10.
4g,60.5mol)を、外界温度(ambient temperature)で
攪拌されているTHF(250ml)中のLiAlH4(3.35g,90.0mm
ol)懸濁液に滴下して加えた。攪拌を、1.5時間続け
た。硫酸ナトリウム十水和物(4.4g)を加え、攪拌をさ
らに30分間続けた。混合物を濾過し、残渣をTHF(4×2
00ml)で洗浄した。それぞれの洗浄は、少なくとも30分
間、残渣を溶媒中で勢いよく攪拌する必要があった。洗
液を当初の濾液と合わせ、乾燥し(MgSO4)、真空中で
蒸発し、さらなる精製なしに使用するのに適した淡黄色
の油状物として粗製のトランス−3−ヘキセン−1,6ジ
オール(化合物3)を得た(6.4g,55mmol,収率91%)。
合わされた濾液を、減圧下で蒸発し、無色の油状物とし
てトランス−3−ヘキセン−1,6−ジオール(化合物
3)を得た(0.65g,5.6mmol,収率90%)。1 H−NMRスペクトル:(250.133MHz) (CDCl3)TMSからのδppm 2.25(4H,m,アリルのH) ca2.8(2H,s,OH) 3.64(4H,m,Oの隣のH) 5.50(2H,m,オレフィンのH)13 C−NMRスペクトル:(62.512MHz) (CDCl3)TMSからのδppm 35.8(2xアリルのC) 61.4(2xOの隣のC) 129.3(2xオレフィンのC) 171.9(2xカルボキシのC) マススペクトル:CI(NH3)m/z= 134(M+NH4 +) 117(M+H) 3 トランス−2−(2−ヒドロキシエチル)−3−ヨ
ードテトラヒドロフラン、化合物4 上記ジオール(化合物3)(120mg,1.03mmol)をアセ
トニトリル(10ml)に溶解させた。炭酸水素ナトリウム
(0.83g,9.9mmol)を溶液中に懸濁させ、混合物を0℃
で10分間攪拌した。ヨウ素(0.78g,3.07mmol)を加え、
攪拌を0℃で6時間続けた。チオ硫酸ナトリウム溶液を
ヨウ素の色が消えるまで加え、混合物をジエチルエーテ
ル(2×30ml)で抽出した。有機抽出物を合わせて乾燥
し(MgSO4)、真空中で蒸発させ黄色油状物として化合
物4(196mg,78%)を得た。1 H−NMRスペクトル:(250.133MHz) (CDCl3)TMSからのδppm 1.67(1H,m,Oの隣でないH) 2.09(1H,m,Oの隣でないH) ca2.2(1H,bs,OH) 2.30(1H,m,Oの隣でないH) 2.54(1H,m,Oの隣でないH) 3.81(3H,m,O又はIの隣のH) 3.93(2H,m,O又はIの隣のH) 4.15(1H,m,O又はIの隣のH)13 C−NMRスペクトル:(62.512MHz) (CDCl3)TMSからのδppm 23.1(Oの隣でないC) 34.7(Oの隣でないC) 38.1(Iの隣のC) 60.7(Oの隣のC) 67.3(Oの隣のC) 87.4(Oの隣のC) マススペクトル:CI(NH3)m/z= 260(M+NH4 +) 243(M+H+) 赤外吸収スペクトル: (KBrディスク)v=3412(OH),2941,2879,1734cm-1 4 トランス−2(2−トリイソプロピルシリルオキシ
エチル)−3−ヨード−テトラヒドロフラン、化合物6 化合物4(0.9g,4.1mmol)及びトリイソプロピルシリ
ル(0.95g,5.0mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(DM
F)(10ml)に0℃で溶解させた。DMF(5ml)にイミダ
ゾール(0.6g,8.8mmol)を溶解させた溶液を加えて、混
合物を24時間攪拌し、その間、反応を外界温度に温まる
まで行った。混合物を水(50ml)に注ぎ、石油エーテル
(50ml)で抽出した。有機層を水(2×50ml)で洗浄
し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し、真空中で蒸
発しほぼ純粋な生成物を得た。酢酸エチル/ペトロール
(petrol)(5:95)を溶離液として用いたフラッシュカ
ラムクロマトグラフィーによりシリルテトラヒドロフラ
ン(化合物6)(1.1g,75%)を得た。1 H−NMRスペクトル(250.133MHz) (CDCl3)TMSからのδppm 1.05(21H,m,3xC3H7) 1.65(1H,m,Oの隣でないH) 2.00(1H,m,Oの隣でないH) 2.31(1H,m,Oの隣でないH) 2.58(1H,m,Oの隣でないH) 3.72−4.05(5H,m,O又はIの隣のH) 4.21(1H,m,O又はIの隣のH)13 C−NMRスペクトル:(62.512MHz) (CDCl3)TMSからのδppm 12.2(HCH3) 18.3(CHH3) 24.2(Oの隣でないC) 36.4(Iの隣のC) 38.5(Oの隣でないC) 60.4(Oの隣のC) 67.0(Oの隣のC) 85.7(Oの隣のC) マススペクトル:CI(NH3)m/z= 399(M+H) 355(M−C3H7) 赤外吸収スペクトル: (KBrディスク)v=2941,2866,1464,1385,1250,1100
cm-1 TCLの仕様: プレート:シリカ60F254,0.2mm厚,アルミニウム(メ
ルク(Merck)) 検出:メタノール性H2SO4 溶媒システム:酢酸エチル/ペトロール(60−80) 1/1 シングルスポットRf=0.89 5 シス−2(2−(トリイソプロピルシリルオキシ)
エチル−3−ヒドロキシテトラヒドロフラン、化合物7
および2−(2−(トリイソプロピルシリルオキシ)エ
チル−2,5−ジヒドロフラン、化合物9 シリル保護されたヨードフラニルエタノール(iodofu
ranyl ethanol)(化合物6)(1.01g,2.5mmol)を、18
−クラウン−6(50mg)を含む乾燥ジメチルホルムアミ
ドに溶解した。超酸化カリウム(0.32g,4.5mmol)を加
え、混合物を、アルゴン下、16時間、室温で攪拌した。
水(30ml)を加え、混合物を、石油エーテル60−80(50
ml)で抽出した。有機相を、水(2x20ml)で洗浄し、硫
酸ナトリウム上で乾燥し、真空で留去した。残渣(0.84
g)を、ペトロール/アセトン(4/1)で溶出するフラッ
シュ・シリカ・クロマトグラフィー・カラムにかけて精
製した。2つの化合物を、単離し(Rf=0.8,0.4)、そ
れらのうち、より高い極性のものをアルコール7として
同定し、(122mg,17%)、より低い極性のものをジヒド
ロフラン9として同定した(193mg,25%)。1 H−NMRスペクトル(250.133MHz)化合物7 (CDCl3)TMSからのδppm 1.09(21H,m,C3H7) 2.03(4H,m,Oの隣でないCH2) 3.77(3H,m,Oの隣のH) 3.91(m,1H,Oの隣のH) 4.03(m,1H,Oの隣) 4.35(m,1H,Oの隣)13 C−NMRスペクトル(62.512MHz)化合物7 (CDCl3)TMSからのδppm 11.7(HCH3) 17.8(CH3) 31.8(Oの隣でないC) 34.7(Oの隣でないC) 60.5(Oの隣のC) 66.0(Oの隣のC) 72.0(Oの隣のC) 82.9(Oの隣のC) マススペクトル:化合物7 CI(NH3) m/z= 289(M+H) 245(M−C3H7) 赤外スペクトル:化合物7 (KBrディスク) v=3429(OH),2941,2866,1641,1
464,1385cm-1 TLCの仕様: プレート シリカ 60F254,0.2mm厚さ,アルミニウム
(メルク) 検出:メタノール性H2SO4 溶媒システム:酢酸エチル/ペトロール(60−80) 1/1 シングルスポットRf=0.331 H−NMRスペクトル(250.133MHz)化合物9 (CDCl3)TMSからのδppm 1.00(21H,m,3xC3H7) 1.78(2H,m,Oの隣でないH) 3.82(2H,m,Oの隣のH) 4.62(2H,m,アリルのH,Oの隣) 4.96(1H,m,アリルのH,Oの隣) 5.86(2H,m,オレフィンのH)13 C−NMRスペクトル(62.512MHz)化合物9 12.2(3xHCH3) 18.3(3xH3) 39.7(Oの隣でないC) 60.6(Oの隣のC) 75.0(Oの隣のC) 126.2(オレフィンのC) 130.5(オレフィンのC) 赤外スペクトル: (KBrディスク)v−2941,2890,1464,1251,1084cm-1 マススペクトル:CI(NH3)m/z= 271(M+H) 227(M−C3H7) TLCの仕様: プレート シリカ60F254,厚さ0.2mm,アルミニウム
(メルク) 検出:メタノール性H2SO4噴霧 溶媒システム:エーテル/ペトロール(60−80)3/2 シングルスポットRf=0.91 6 シス−2−(2−ヒドロキシエチル)−3−ヒドロ
キシテトラヒドロフラン(化合物5) シス−2−(2(トリイソプロピルシリルオキシ)エ
チル)−3−ヒドロキシテトラヒドロフラン(化合物
7)(0.23g,0.80mmol)を、テトラヒドロフラン(20m
l)に溶解し、テトラヒドロフラン(1ml,1mmol)中のフ
ッ化テトラブチルアンモニウム1M溶液で処理し、室温で
24時間放置した。反応混合物を、真空で留去し、残渣
を、フラッシュ・カラム・クロマトグラフィー(ペトロ
ール/アセトン 1/1)により精製した。所望のジオー
ル(化合物5)を、無色の油状物(0.08g,76%)として
単離した1 H−NMRスペクトル(250.133MHz) (CDCl3)TMSからのδppm 1.94(3H,m,Oの隣でないH) 2.19(1H,m,Oの隣でないH) ca2.8(2H,OH) 3.67−3.89(4H,m,Oの隣のH) 4.03(1H,m,Oの隣のH) 4.30(1H,m,Oの隣のH)13 C−NMRスペクトル: (CDCl3)TMSからのδppm 31.1(Oの隣でないC) 35.0(Oの隣でないC) 60.1(Oの隣のC) 66.0(Oの隣のC) 72.5(Oの隣のC) 82.6(Oの隣のC) 赤外スペクトル:KBrディスク) v=3377,2949,2883,2
241,1703,1440,1062cm-1 マススペクトル:CI(NH3)m/z= 150(M+NH4) 133(M+H) TLCの仕様: プレート シリカ60F254,厚さ0.2mm,アルミニウム
(メルク) 検出:エタノール性H2SO4噴霧 溶媒システム:ペトロール/アセトン,1/1 シングルスポットRf=0.05 7 (3−ケトテトラヒドロフラン−2−イル)エタナ
ール(化合物8)の調製 ジクロロメタン(2ml)中にDMSO(0.18ml,2.67mmol)
を溶解させた溶液を、塩化オキサリル(0.12ml,1.4mmo
l)の攪拌された溶液に、アルゴン下、−60℃で加え
た。2分後、ジクロロメタン(2ml)中にジオール(化
合物5)(0.07g,0.53mmol)を溶解させた溶液を加え、
攪拌を40分間続けた。N,N−ジイソプロピルエチルアミ
ン(0.8ml,5.7mmol)を、加えた。混合物を放置して、
室温にした。揮発性成分を、減圧下、室温で留去した。
残渣を、フラッシュ・シリカ・カラムにのせ、ペトロー
ル(60−80)/アセトン 3/2で溶出して、淡黄色の油
状物(47mg)を得た。1 H−NMRスペクトル(250.133MHz) (CDCl3)TMSからのδppm 9.71(1h,m) 4.36(1H,dt,J=4Hz,11Hz) 4.10(1H,m) 4.04(1h,m) 3.00(1H,ddd,J=0.5Hz,4Hz,18Hz) 2.85(1H,ddd,J=1Hz,7Hz,19Hz) 2.73(1H,m) 2.53(1H,m)1 H−NMRスペクトル(250.133MHz) (D3O)TMSからのδppm 9.59(s) 5.66(m) 5.19(t,J=5.8Hz) 3.8−4.4(m) 1.8−3.2(m)13 C−NMRスペクトル:(D2O)TMSからのδppm 22.1 25.4 39.3 40.8 40.9 41.1 41.8 47.5 50.2 67.8 70.6 70.7 79.7 87.5 87.6 90.8 97.3 102.9 103.3 116.0 117.8 167.0 223.113 C−DEPT135−MNRスペクトル: (D2O)TMSからのδppm 22.1(−) 25.4(−) 39.3(+) 40.8(+) 40.9(+) 41.1(+) 41.8(+) 47.5(−) 50.2(−) 67.8(+) 70.6(+) 70.7(+) 79.7(−) 87.5(−) 87.6(−) 102.9(−) 103.3(−) (+)は、正のピークを示し、(−)は、負のピークを
示す。
このDEPT135スペクトルにおいて、CH3およびCH共鳴
は、1群のピークを構成し、CH2共鳴は、第2群を含
み、4級炭素は示されない。CH3およびCH共鳴が、正で
あり、CH2共鳴が負であることは、慣例である。このス
ペクトルにおいて、個々のピークの帰属はなされ得ず、
よって、絶対的な(+)または(−)帰属は、恣意的
(arbitrary)であるが、相対的帰属は、正確である。
水中のNMRスペクトルは、極めて複雑である。これ
は、水溶液中での、親化合物の幾つかの異性体の平衡混
合物の形成によるものと考えられる。13 C−NMRスペクトル:(D6−ベンゼン)TMSからのδppm 20.1 22.6 30.2 36.1 44.9 64.8 74.5 96.5 162.1 197.7 205.0 赤外スペクトル:薄膜 v=1757,1719,1157,1093,1061cm-1 TLCの仕様: プレート:シリカ60F254,厚さ0.2mm,アルミニウム
(メルク) 検出:エタノール性H2SO4噴霧 溶媒システム:ジクロロメタン:アセトン1:1 Rf=0.67 合成された標的物質の構造を有する物質は、種々の癌
細胞系統(cell line)のインビトロ培養物に添加され
たとき、下記の表に示されるような用量関連性の細胞死
を生じた。
HeLa=ヒト子宮頸癌(cervical carcinoma) MOLT4=ヒトT細胞性白血病 WIL2=ヒトBリンパ芽球腫(B lymphoblastoma) PA−1=ヒト卵巣奇形癌(ovarian teratocarcinoma) KHOS/NP=ヒト骨癌(osteocarcinoma) CaSki=ヒト頸部類表皮癌(epidermoid carcinoma) PC3=ヒト前立腺腺癌 WiDr=ヒト結腸腺癌 G361=ヒト悪性黒色腫 本発明の化合物は、固有の活性を有し得るか、または
体内の例えば、マクロファージ或いは肝ミクロソームで
活性化され得る。
これらの物質の治療的使用は、通常の試験に従うこと
が意図され、送達(delivery)は、必要に応じて、薬学
的に許容される補助物質、ビヒクル、増量剤、賦形剤、
ゲル化剤などと共に、適切な経口的投与形態、例えば、
錠剤、丸剤、カプセル剤、粉剤、局所的剤型、例えば、
クリーム、ゲル剤、噴霧剤など、および他の投与可能な
形態、例えば、経皮的、筋肉内または他の注射可能な剤
型のための懸濁液または溶液、に剤型化することによ
り、通常の形態を取り得る。適用は、腫瘍退縮治療(tu
morregression therapy)、瘢痕組織抑制(scar tissue
suppression)および細胞機能障害(cellular malfunc
tion)に影響を及ばす免疫系の刺激におけるものであ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−131363(JP,A) J.Am.Chem.Soc.,108 (19),p.6060−6062(1986) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07D 307/32 A61K 31/341 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式(I a)の化合物であって、通常該化合
    物はケト−エノール互変異性対として存在し、そのラセ
    ミケト形が式(I a) [式中、Rは、水素、ヒドロキシル、低級アルキル、ア
    シル、又は少なくとも1つのヘテロ原子を有する炭素数
    6以下の他の官能基であり、その原子は直接β−炭素に
    結合していてもよい。]で表される化合物。
  2. 【請求項2】官能基が、第一級又は第二級アミン、アミ
    ド、アシル基、又はイオウ含有基である請求項1に記載
    の化合物。
  3. 【請求項3】Rが水素である請求項1に記載の化合物。
  4. 【請求項4】トランス−ヘキセン−3−エン−1,6−ジ
    オールをヨード−エーテル化(iodo−etherification)
    反応に供することにより、フリーのα−ヒドロキシルを
    保持する対応する3−ヨードテトラヒドロフランを得、
    保護基を用いて該α−ヒドロキシルを、ヨウ素を置換し
    てシス3−ヒドロキシテトラヒドロフランを生じさせる
    次の反応の間、保護し、該シス3−ヒドロキシテトラヒ
    ドロフランの脱保護及びスワーン(Swern)酸化により
    所望のラセミ体の(3−ケトテトラヒドロフラン−2−
    イル)エタナールを得ることからなる(3−ケトテトラ
    ヒドロフラン−2−イル)エタナールの製造方法。
  5. 【請求項5】2位に保護された第一級アルコール側鎖を
    有する適当なジヒドロフランを選択し、該保護されたア
    ルコール側鎖で置換されたジヒドロフランをクロムベー
    スの試薬を用いた酸化に供して対応する酸を生成させ、
    該酸をヨードラクトン化の条件に供してシス,シス,ト
    ランス−トリ置換ヨードラクトンを生成させ、これは、
    ヨウ素の置換によりシス,シス,シス−トリ置換された
    ヒドロキシラクトンを与え、該ヒドロキシラクトンは、
    還元されてラクトール(lactol)を得ることができるも
    のであり、該ラクトールは対応する開環鎖状アルデヒド
    と平衡にあることからなる請求項1に記載の化合物の製
    造方法。
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