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JP3032058B2 - ホモリピドx類縁体 - Google Patents
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JP3032058B2 - ホモリピドx類縁体 - Google Patents

ホモリピドx類縁体

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JP3032058B2
JP3032058B2 JP3272411A JP27241191A JP3032058B2 JP 3032058 B2 JP3032058 B2 JP 3032058B2 JP 3272411 A JP3272411 A JP 3272411A JP 27241191 A JP27241191 A JP 27241191A JP 3032058 B2 JP3032058 B2 JP 3032058B2
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登 石田
哲夫 平岡
慶行 小林
正弘 西島
穣 赤松
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

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  • Saccharide Compounds (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、優れた細菌感染防御効
果を有する新規なホモリピドX類縁体およびその塩に関
する。
【0002】
【従来の技術】グラム陰性菌の最外膜の構成成分である
リポ多糖(LPS)内毒素活性の大部分は、LPSの端
の部分に位置するリピドAに存在する。このリピドA
は、毒性、発熱原性の他に、非特異的な細菌感染防御効
果、免疫アジュバンド活性、腫瘍壊死作用、マクロファ
ージ活性化作用などの有益な作用もあることから、BR
M(Biological Responce Modifier)の一つとして、こ
のリピドAが興味ある親化合物となり得ることに着目
し、化学的に修飾した化合物の合成が広く行なわれてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は、副作用
が弱く、優れた細菌感染防御効果および免疫賦活作用を
有する誘導体の合成とその薬理活性について永年に亘り
鋭意研究を行なった結果、新規なホモリピドX類縁体が
優れたマクロファージ活性化作用を有し、免疫賦活剤と
して有用であることを見出し、本発明を完成した。本発
明の新規なホモリピドX類縁体は、一般式
【0004】
【化3】
【0005】を有する。
【0006】前記一般式(1)中、R1 及びR4 は水素
原子、−P(O)(OR62 基(式中、R6 は水素原
子又は下記A群から選択される置換分を芳香環上に有し
ていてもよいフェニル基若しくはベンジル基を示す。)
又は水酸基の保護基を示し、R2 およびR3 は同一又は
異なって、式R7 CH(OR8 )CαβCO(式中、R
7 は炭素数7乃至17個のアルキル基を示し、R8 は炭
素数10乃至20個の脂肪族アシル基を示し、α及びβ
は同一又は異なって水素原子又はハロゲン原子を示
す。)で表わされる炭素数10乃至20個の置換脂肪族
アシル基を示し、R5 は水素原子又は水酸基の保護基を
示す。 [A群]炭素数1乃至4個のアルキル基、炭素数1乃至
4個のアルコキシ基。
【0007】前記一般式(1)において、R1 及びR4
の−P(O)(OR62 基のR6に係るA群の炭素数
1乃至4個のアルキル基としては、メチル、エチル、プ
ロピル、ブチルなどがあげられ、好適には、メチルであ
る。前記一般式(1)において、R1 及びR4 の−P
(O)(OR62 基のR6に係るA群の炭素数1乃至
4個のアルコキシ基としては、メトキシ、エトキシ、プ
ロポキシ、ブトキシなどがあげられ、好適には、メトキ
シである。前記一般式(1)において、R1 、R4およ
びR5 の水酸基の保護基としては、一般に水酸基の保護
基として使用されるものがあげられるが、R1 において
は、好適には、メチル、エチルなどの低級アルキル基、
アリル基、フェニル、ナフチルのようなアリ−ル基、ベ
ンジル、ナフチルメチルのようなアラルキル基、アセチ
ル、プロピオニルなどの低級アシル基、ベンゾイル、ナ
フトイルなどの芳香族アシル基またはトリクロロアセト
イミドイル、トリブロモアセトイミドイルなどのトリハ
ロゲノイミドイル基であり、R4 およびR5 において
は、好適には、アセチル、プロピオニルなどの脂肪族ア
シル基、ベンゾイル、ナフトイルなどの芳香族アシル
基、ベンジル基もしくはトリメチルシリル、t−ブチル
ジメチルシリル、t−ブチルジフェニルシリルのような
トリ置換シリル基、又はR4 及びR5 が一緒になってイ
ソプロピリデンなどのアルキリデン基、ベンジリデン基
である。
【0008】前記一般式(1)において、R2 及びR3
に係るR7 の炭素数7乃至17個のアルキル基として
は、ヘプチル、5-メチルヘプチル、6-メチルヘプチル、
1-プロピルペンチル、2-エチルヘキシル、5,5-ジメチル
ヘキシル、オクチル、1-メチルヘプチル、2-メチルヘプ
チル、3-メチルヘプチル、4-メチルノニル、3-メチルオ
クチル、4-メチルオクチル、5-メチルオクチル、6-メチ
ルオクチル、1-プロピルヘキシル、2-エチルヘプチル、
6,6-ジメチルヘプチル、デシル、1-メチルノニル、3-メ
チルノニル、8-メチルノニル、3-エチルオクチル、3,7-
ジメチルオクチル、7,7-ジメチルオクチル、ウンデシ
ル、4,8-ジメチルノニル、ドデシル、トリデシル、テト
ラデシル、ペンタデシル、3,7,11- トリメチルドデシ
ル、ヘキサデシル、4,8,12- トリメチルトリデシル、1-
メチルペンタデシル、14-メチルペンタデシル、13,13-
ジメチルテトラデシル、ヘプタデシル、15- メチルヘキ
サデシルなどがあげられ、好適には、炭素数7乃至13
個のものである。
【0009】前記一般式(1)において、R2 及びR3
に係るR8 の炭素数10乃至20個の脂肪族アシル基と
しては、例えばノニルカルボニル、デシルカルボニル、
3-メチルノニルカルボニル、8-メチルノニルカルボニ
ル、3-エチルオクチルカルボニル、3,7-ジメチルオクチ
ルカルボニル、ウンデシルカルボニル、ドデシルカルボ
ニル、トリデシルカルボニル、テトラデシルカルボニ
ル、ペンタデシルカルボニル、ヘキサデシルカルボニ
ル、1-メチルペンタデシルカルボニル、14- メチルペン
タデシルカルボニル、13,13-ジメチルテトラデシルカル
ボニル、ヘプタデシルカルボニル、15- メチルヘキサデ
シルカルボニル、オクタデシルカルボニル、1-メチルヘ
プタデシルカルボニル、ノナデシルカルボニルがあげら
れ、好適には炭素数10乃至16個のものである。
【0010】前記一般式(1)において、R2 及びR3
に係るα及びβのハロゲン原子としては、フッ素、塩
素、臭素、ヨウ素があげられ、好適には、フッ素、塩素
および臭素である。化合物(1)において、好適な化合
物としては、 R1 及びR4 のうち、一方が式−P(O)(OH)2
基であり、他方が、水素原子又は−P(O)(OH)2
基である化合物 R2 において、R7 が炭素数7乃至13個のアルキル
基、R8 が炭素数10乃至16個の脂肪族アシルオキシ
基、α及びβが水素原子である化合物 R3 において、R7 が炭素数7乃至13個のアルキル
基、R8 が炭素数10乃至16個の脂肪族アシルオキシ
基、α及びβが水素原子である化合物 があげられる。
【0011】本発明の代表的化合物としては表1に記載
する化合物を挙げることができるが、本発明はこれらの
化合物に限定されるものではない。表1中、R(XX) は炭
素数XX個の直鎖アルキル基を示す。
【0012】
【化4】
【0013】
【表1】 ──────────────────────────────────── 番号 R12345 ──────────────────────────────────── 1 H -COCH2CH(OH)R(7) -COCH2CH(OH)R(7) -P(O)(OH)2 H 2 H -COCH2CH(OH)R(8) -COCH2CH(OH)R(8) -P(O)(OH)2 H 3 H -COCH2CH(OH)R(9) -COCH2CH(OH)R(9) -P(O)(OH)2 H 4 H -COCH2CH(OH)R(11) -COCH2CH(OH)R(11) -P(O)(OH)2 H 5 H -COCH2CH(OH)R(12) -COCH2CH(OH)R(12) -P(O)(OH)2 H 6 H -COCH2CH(OH)R(13) -COCH2CH(OH)R(13) -P(O)(OH)2 H 7 H -COCH2CH(OH)R(14) -COCH2CH(OH)R(14) -P(O)(OH)2 H 8 H -COCH2CH(OH)R(15) -COCH2CH(OH)R(15) -P(O)(OH)2 H 9 H -COCH2CH(OH)R(17) -COCH2CH(OH)R(17) -P(O)(OH)2 H 10 H -COCH2CH(OH)R(19) -COCH2CH(OH)R(19) -P(O)(OH)2 H 11 H -COCH2CH(OH)R(11) -COCH2CH(OH)R(13) -P(O)(OH)2 H 12 H -COCH2CH(OH)R(13) -COCH2CH(OH)R(11) -P(O)(OH)2 H 13 H -COCH2CH(OOCR(9))R(7) -COCH2CH(OH)R(7) -P(O)(OH)2 H 14 H -COCH2CH(OOCR(10))R(8) -COCH2CH(OH)R(8) -P(O)(OH)2 H 15 H -COCH2CH(OOCR(11))R(9) -COCH2CH(OH)R(9) -P(O)(OH)2 H 16 H -COCH2CH(OOCR(14))R(10) -COCH2CH(OH)R(11) -P(O)(OH)2 H 17 H -COCH2CH(OOCR(13))R(11) -COCH2CH(OH)R(11) -P(O)(OH)2 H 18 H -COCH2CH(OOCR(14))R(11) -COCH2CH(OH)R(11) -P(O)(OH)2 H 19 H -COCH2CH(OOCR(15))R(11) -COCH2CH(OH)R(11) -P(O)(OH)2 H 20 H -COCH2CH(OOCR(17))R(11) -COCH2CH(OH)R(13) -P(O)(OH)2 H 21 H -COCH2CH(OOCR(19))R(11) -COCH2CH(OH)R(13) -P(O)(OH)2 H 22 H -COCH2CH(OOCR(13))R(13) -COCH2CH(OH)R(13) -P(O)(OH)2 H 23 H -COCH2CH(OOCR(15))R(13) -COCH2CH(OH)R(13) -P(O)(OH)2 H 24 H -COCH2CH(OH)R(11) -COCH2CH(OOCR(13))R(11) -P(O)(OH)2 H 25 H -COCH2CH(OH)R(11) -COCH2CH(OOCR(14))R(11) -P(O)(OH)2 H 26 H -COCH2CH(OH)R(11) -COCH2CH(OOCR(15))R(11) -P(O)(OH)2 H 27 H -COCH2CH(OH)R(13) -COCH2CH(OOCR(17))R(11) -P(O)(OH)2 H 28 H -COCH2CH(OH)R(13) -COCH2CH(OOCR(19))R(11) -P(O)(OH)2 H 29 H -COCH2CH(OH)R(13) -COCH2CH(OOCR(13))R(13) -P(O)(OH)2 H 30 H -COCH2CH(OH)R(13) -COCH2CH(OOCR(15))R(13) -P(O)(OH)2 H 31 H -COCH2CH(OOCR(13))R(11) -COCH2CH(OOCR(13))R(11) -P(O)(OH)2 H 32 H -COCH2CH(OOCR(13))R(11) -COCH2CH(OOCR(11))R(11) -P(O)(OH)2 H 33 H -COCH2CH(OOCR(11))R(11) -COCH2CH(OOCR(11))R(11) -P(O)(OH)2 H 34 H -COCH2CH(OOCR(11))R(11) -COCH2CH(OOCR(13))R(11) -P(O)(OH)2 H 35 H -COCF2CH(OOCR(13))R(11) -COCH2CH(OOCR(13))R(11) -P(O)(OH)2 H 36 H -COCHFCH(OOCR(13))R(11) -COCH2CH(OOCR(13))R(11) -P(O)(OH)2 H 37 H -COCHFCH(OOCR(13))R(11) -COCH2CH(OH)R(11) -P(O)(OH)2 H 38 H -COCF2CH(OOCR(13))R(11) -COCH2CH(OH)R(11) -P(O)(OH)2 H 39 H -COCCl2CH(OH)R(11) -COCH2CH(OH)R(11) -P(O)(OH)2 H 40 H -COCH2CH(OH)R(11) -COCH2CH(OOCR(13))R(11) -P(O)(OH)2 H 41 H -COCHClCH(OH)R(11) -COCH2CH(OOCR(13))R(11) -P(O)(OH)2 H ──────────────────────────────────── ──────────────────────────────────── 番号 R12345 ──────────────────────────────────── 42 -P(O)(OH)2 -COCH2CH(OH)R(7) -COCH2CH(OH)R(7) H H 43 -P(O)(OH)2 -COCH2CH(OH)R(8) -COCH2CH(OH)R(8) H H 44 -P(O)(OH)2 -COCH2CH(OH)R(9) -COCH2CH(OH)R(9) H H 45 -P(O)(OH)2 -COCH2CH(OH)R(10) -COCH2CH(OH)R(10) H H 46 -P(O)(OH)2 -COCH2CH(OH)R(11) -COCH2CH(OH)R(11) H H 47 -P(O)(OH)2 -COCH2CH(OH)R(13) -COCH2CH(OH)R(13) H H 48 -P(O)(OH)2 -COCH2CH(OH)R(15) -COCH2CH(OH)R(15) H H 49 -P(O)(OH)2 -COCH2CH(OH)R(17) -COCH2CH(OH)R(17) H H 50 -P(O)(OH)2 -COCH2CH(OOCR(13))R(11) -COCH2CH(OH)R(11) H H 51 -P(O)(OH)2 -COCH2CH(OOCR(15))R(11) -COCH2CH(OH)R(13) H H 52 -P(O)(OH)2 -COCH2CH(OH)R(11) -COCH2CH(OOCR(11))R(13) H H 53 -P(O)(OH)2 -COCH2CH(OH)R(11) -COCH2CH(OOCR(13))R(15) H H 54 -P(O)(OH)2 -COCH2CH(OOCR(11))R(11) -COCH2CH(OOCR(11))R(11) H H 55 -P(O)(OH)2 -COCH2CH(OOCR(13))R(11) -COCH2CH(OOCR(13))R(11) H H 56 -P(O)(OH)2 -COCH2CH(OOCR(15))R(11) -COCH2CH(OOCR(13))R(11) H H ──────────────────────────────────── 上記例示化合物のうち、好適な化合物としては、3、
4、5、6、15、16、17、24、25、31、3
2、33、34、46、47、50、51、53および
55があげられ、さらに好適には、4、6、17、3
1、32、33、34、46および47があげられる。
【0014】本発明の化合物は以下に述べる方法によっ
て製造することができる。なお、工程表1、2、3、4
及び5において、R1'はアリル基を示し、R5'は水酸基
の保護基(ベンジル基またはトリアルキルシリル基)を
示し、R7 及びR7'は同一又は異なって炭素数7乃至1
7個のアルキル基を示し、R8a及びR8bは同一又は異な
って炭素数10乃至20個の脂肪族アシル基又は水酸基
の保護基を示し、α、α’、β及びβ’は同一又は異な
って水素原子又はハロゲン原子を示し、Phはフェニル
基を示し、DMBはジメトキシベンジル基を示す。
【0015】
【化5】
【0016】
【化6】
【0017】
【化7】
【0018】
【化8】
【0019】
【化9】
【0020】(第1工程)本工程は、不活性溶剤中、銀
塩存在下、公知化合物(1)(Bull.Chem.Soc.Jpn.62,3
950(1989),M.シオザキ、N.イシダ、S.サトウ)に
ハロゲン化アリルR1'Xを反応させて、化合物(2)を
製造する工程である。
【0021】使用される溶剤としては、反応を阻害せ
ず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定
はないが、好適には、アセトニトリル、イソブチロニト
リルのようなニトリル類、ホルムアミド、ジメチルホル
ムアミド、ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルホスホ
ロトリアミドのようなアミド類、ジメチルスルホキシ
ド、スルホランのようなスルホキシド類があげられ、好
適には、アミド類である。使用される銀塩としては、炭
酸銀、酸化銀、過塩素酸銀、シアン化銀などの銀塩があ
げられ、好適には、酸化銀である。使用されるハロゲン
化アリルとしては、塩化アリル、臭化アリル、ヨウ化ア
リルなどがあげられ、好適には、ヨウ化アリルである。
【0022】反応温度は0℃乃至150℃で行なわれる
が、好適には、室温付近である。
【0023】反応時間は、主に反応温度、原料化合物、
反応試薬又は使用される溶媒の種類によって異なるが、
通常5時間乃至2日間である。反応終了後、常法に従っ
て、反応混合物から採取される。
【0024】例えば、不溶物が存在する場合には濾過に
より除去した後、水と酢酸エチルのような混和しない有
機溶媒を加え、水洗後、目的化合物を含む有機層を分離
し、無水硫酸マグネシウム等で乾燥後、溶剤を留去する
ことによって得られる。得られた目的化合物は必要なら
ば、常法、例えば再結晶、再沈殿又はクロマトグラフィ
−等によって更に精製できる。
【0025】(第2工程)本工程は、不活性溶剤中、化
合物(2)に還元剤を反応させて、化合物(3)を製造
する工程である。
【0026】使用される溶剤としては、ヘキサン、ヘプ
タン、リグロイン、石油エーテルのような脂肪族炭化水
素類、ジエチルエ−テル、ジイソプロピルエ−テル、テ
トラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジ
エチレングリコールジメチルエーテルのようなエ−テル
類などがあげられ、好適には、エ−テル類である。使用
される還元剤としては、水素化ホウ素ナトリウム、水素
化ホウ素リチウムのような水素化ホウ素アルカリ金属、
水素化アルミニウムリチウム、水素化リチウムトリエト
キシドアルミニウムのような水素化アルミニウム化合
物、水素化テルルナトリウムのようなヒドリド試薬があ
げられ、好適には、水素化アルミニウムリチウムであ
る。
【0027】反応温度は−50℃乃至100℃で行なわ
れるが、好適には、−10℃乃至50℃である。
【0028】反応時間は、主に反応温度、原料化合物、
反応試薬又は使用される溶媒の種類によって異なるが、
通常10分乃至5時間である。
【0029】反応終了後、常法に従って、反応混合物か
ら採取される。
【0030】例えば、反応混合物にメタノ−ル、エタノ
ールなどのアルコール類または酢酸、プロピオン酸など
の有機脂肪酸類を加え、過剰の還元剤を分解し、微酸性
の水と酢酸エチルのような混和しない有機溶媒を加え、
水洗後、目的化合物を含む有機層を分離し、無水硫酸マ
グネシウム等で乾燥後、溶剤を留去することによって得
られる。
【0031】得られた目的化合物は必要ならば、常法、
例えば再結晶、再沈殿又はクロマトグラフィ−等によっ
て更に精製できる。
【0032】(第3工程)本工程は、不活性溶剤中、縮
合剤及び塩基の存在下、カルボン酸R7 CH(OR8a
CαβCOOH(R7 、R8a、αおよびβは前述のもの
と同意義を示す。)と化合物(3)を反応させて、化合
物(4)を製造する工程である。
【0033】使用される溶剤としては、ヘキサン、ヘプ
タン、リグロイン、石油エーテルのような脂肪族炭化水
素類、ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭
化水素類;メチレンクロリド、クロロホルム、四塩化炭
素、ジクロロエタン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼ
ンのようなハロゲン化炭化水素類、蟻酸エチル、酢酸エ
チル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、炭酸ジエチルのよう
なエステル類、ジエチルエ−テル、ジイソプロピルエ−
テル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエ
タン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのような
エ−テル類、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイ
ソブチルケトン、イソホロン、シクロヘキサノンのよう
なケトン類、アセトニトリル、イソブチロニトリルのよ
うなニトリル類、ホルムアミド、ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルホスホロトリ
アミドのようなアミド類、ジメチルスルホキシド、スル
ホランのようなスルホキシド類があげられ、好適には、
エーテル類、ハロゲン化炭化水素類である。
【0034】使用される縮合剤としては、例えば、アゾ
ジカルボン酸ジエチル−トリフェニルホスフィンのよう
なアゾジカルボン酸ジ低級アルキル−トリフェニルホス
フィン類、N-エチル-5- フェニルイソオキサゾリウム-
3'-スルホナ−トのようなN-低級アルキル-5- アリール
イソオキサゾリウム-3'-スルホナ−ト類、N',N'-ジシク
ロヘキシルカルボジイミド(DCC) のようなN',N'-ジシク
ロアルキルカルボジイミド類、ジ-2- ピリジルジセレニ
ドのようなジヘテロアリールジセレニド類、トリフェニ
ルホスフィンのようなトリアリールホスフィン類、p-ニ
トロベンゼンスルホニルトリアゾリドのようなアリール
スルホニルトリアゾリド類、2-クロル-1-メチルピリジ
ニウム ヨーダイドのような2-ハロ-1- 低級アルキルピ
リジニウムハライド及びジフェニルホスホリルアジド(D
PPA)のようなジアリールホスホリルアジド類、N,N'- カ
ルボジイミダゾール(CDI) のようなイミダゾール誘導
体、1-ヒドロキシベンゾトリアゾール(HOBT)のようなベ
ンゾトリアゾール誘導体、N-ヒドロキシ-5- ノルボルネ
ン-2,3- ジカルボキシイミド(HONB)のようなジカルボキ
シイミド誘導体、1-エチル-3-(3-ジメチルアミノプロピ
ル)カルボジイミド(EDAPC) のようなカルボジイミド誘
導体があげられ、好適には、N',N'-ジシクロアルキルカ
ルボジイミド類、イミダゾール誘導体である。
【0035】使用される塩基としては、通常の反応にお
いて塩基として使用されるものであれば、特に限定はな
いが、好適には、トリエチルアミン、トリブチルアミ
ン、ジイソプロピルエチルアミン、N-メチルモルホリ
ン、ピリジン、4-(N,N- ジメチルアミノ) ピリジン、N,
N-ジメチルアニリン、N,N-ジエチルアニリン、1,5-ジア
ザビシクロ[4.3.0] ノナ-5- エン、1,4-ジアザビシクロ
[2.2.2] オクタン(DABCO)、1,8-ジアザビシクロ[5.4.0]
ウンデク- 7-エン(DBU) のような有機塩基類があげら
れ、好適には、ピリジン、ジメチルアミノピリジンのよ
うなピリジン類である。
【0036】反応温度は0℃乃至150℃で行なわれる
が、好適には、室温付近である。
【0037】反応時間は、主に反応温度、原料化合物、
反応試薬又は使用される溶媒の種類によって異なるが、
通常2時間乃至24時間である。
【0038】反応終了後、常法に従って、反応混合物か
ら採取される。
【0039】例えば、反応混合物を適宜中和し、又、不
溶物が存在する場合には濾過により除去した後、水と酢
酸エチルのような混和しない有機溶媒を加え、水洗後、
目的化合物を含む有機層を分離し、無水硫酸マグネシウ
ム等で乾燥後、溶剤を留去することによって得られる。
【0040】得られた目的化合物は必要ならば、常法、
例えば再結晶、再沈殿又はクロマトグラフィ−等によっ
て更に精製できる。
【0041】(第4工程)本工程は、不活性溶剤中、化
合物(4)にベンジル位の酸化剤を反応させて、DMB
基を除去して、化合物(5)および(6)を製造する工
程である。
【0042】使用される溶剤としては、ヘキサン、ヘプ
タン、リグロイン、石油エーテルのような脂肪族炭化水
素類;ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭
化水素類;メチレンクロリド、クロロホルム、四塩化炭
素、ジクロロエタン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼ
ンのようなハロゲン化炭化水素類;蟻酸エチル、酢酸エ
チル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、炭酸ジエチルのよう
なエステル類;ジエチルエ−テル、ジイソプロピルエ−
テル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエ
タン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのような
エ−テル類;メタノ−ル、エタノ−ル、n-プロパノ−
ル、イソプロパノ−ル、n-ブタノ−ル、イソブタノ−
ル、t-ブタノ−ル、イソアミルアルコ−ル、ジエチレン
グリコール、グリセリン、オクタノール、シクロヘキサ
ノール、メチルセロソルブ、のようなアルコ−ル類;ア
セトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケト
ン、イソホロン、シクロヘキサノンのようなケトン類;
ニトロエタン、ニトロベンゼンのようなニトロ化合物
類;アセトニトリル、イソブチロニトリルのようなニト
リル類;ホルムアミド、ジメチルホルムアミド、ジメチ
ルアセトアミド、ヘキサメチルホスホロトリアミドのよ
うなアミド類;ジメチルスルホキシド、スルホランのよ
うなスルホキシド類およびこれらと水との混合溶媒があ
げられ、好適には、ハロゲン化炭化水素類と水との混合
溶剤である。
【0043】使用される脱保護剤としては、好適には、
DDQのような酸化剤である。
【0044】反応温度は−20℃乃至100℃で行なわ
れるが、好適には、20℃乃至50℃である。
【0045】反応時間は、主に反応温度、原料化合物、
反応試薬又は使用される溶媒の種類によって異なるが、
通常30分乃至20時間である。
【0046】反応終了後、常法に従って、反応混合物か
ら採取される。
【0047】例えば、反応混合物を適宜中和し、又、不
溶物が存在する場合には濾過により除去した後、水と酢
酸エチルのような混和しない有機溶媒を加え、水洗
後、、目的化合物を含む有機層を分離し、無水硫酸マグ
ネシウム等で乾燥後、溶剤を留去することによって得ら
れる。得られた目的化合物は必要ならば、常法、例えば
再結晶、再沈殿又はクロマトグラフィ−等によって更に
精製できる。
【0048】(第5工程)本工程は、不活性溶剤中、縮
合剤の存在下、カルボン酸R7'CH(OR8b)Cα’
β’COOH(R7'、R8b、α’およびβ’はそれぞれ
前述のR7 、R8 、αおよびβと同意義を示す。)と化
合物(5)又は(6)を反応させて、化合物(7)を製
造する工程であり、第3工程と同様にして行なわれる。
【0049】(第6工程)本工程は、不活性溶剤中、化
合物(7)にアリル基の二重結合を異性化剤により、異
性化後、脱保護剤を反応させて、化合物(8)を製造す
る工程である。
【0050】使用される溶剤としては、メタノ−ル、エ
タノ−ル、n-プロパノ−ル、イソプロパノ−ル、n-ブタ
ノ−ル、イソブタノ−ル、t-ブタノ−ル、イソアミルア
ルコ−ル、ジエチレングリコール、グリセリン、オクタ
ノール、シクロヘキサノール、メチルセロソルブのよう
なアルコ−ル類、アセトン、メチルエチルケトン、メチ
ルイソブチルケトン、イソホロン、シクロヘキサノンの
ようなケトン類;ニトロエタン、ニトロベンゼンのよう
なニトロ化合物類、アセトニトリル、イソブチロニトリ
ルのようなニトリル類;ホルムアミド、ジメチルホルム
アミド、ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルホスホロ
トリアミドのようなアミド類、ジメチルスルホキシド、
スルホランのようなスルホキシド類またはこれら有機溶
剤と水との混合溶剤があげられ、好適には、アルコール
類、エーテル類である。
【0051】使用される異性化剤としては、好適には、
[ビス(ジフェニルメチルホスフィン)シクロオクタジ
エンイリジウム]ヘキサフルオロフォスフェートのよう
なイリジウム錯体、トリフェニルロジウムクロリドのよ
うなロジウム錯体である。
【0052】この際、使用される脱保護剤としては、ヨ
ウ素、ピリジンおよび水の混合試剤、カリウムt−ブト
キシドである。
【0053】反応温度は−20℃乃至80℃で行なわれ
るが、好適には、室温付近である。反応時間は、主に反
応温度、原料化合物、反応試薬又は使用される溶媒の種
類によって異なるが、通常、異性化反応において、1時
間乃至10時間であり、脱保護反応においては、10分
乃至3時間である。
【0054】反応終了後、常法に従って、反応混合物か
ら採取される。
【0055】例えば、反応混合物を適宜中和し、又、不
溶物が存在する場合には濾過により除去した後、水と酢
酸エチルのような混和しない有機溶媒を加え、水洗
後、、目的化合物を含む有機層を分離し、無水硫酸マグ
ネシウム等で乾燥後、溶剤を留去することによって得ら
れる。得られた目的化合物は必要ならば、常法、例えば
再結晶、再沈殿又はクロマトグラフィ−等によって更に
精製できる。
【0056】(第7a工程)本工程は、不活性溶剤中、
イソプロピリデン基の除去剤を反応させて、イソプロピ
リデン基を除去する工程である。
【0057】使用される溶剤としては、ジエチルエ−テ
ル、ジイソプロピルエ−テル、テトラヒドロフラン、ジ
オキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジ
メチルエーテルのようなエ−テル類、メタノ−ル、エタ
ノ−ル、n-プロパノ−ル、イソプロパノ−ル、n-ブタノ
−ル、イソブタノ−ル、t-ブタノ−ル、イソアミルアル
コ−ル、ジエチレングリコール、グリセリン、オクタノ
ール、シクロヘキサノール、メチルセロソルブのような
アルコ−ル類またはこれらの有機溶剤と水との混合溶剤
があげられ、好適には、水とエーテル類の混合溶剤であ
る。
【0058】使用されるイソプロピリデン基の除去剤と
しては、塩酸、硫酸などの無機酸、酢酸、p−トルエン
スルホン酸などの有機酸があげられ、好適には、10〜
20%含水酢酸である。
【0059】反応温度は0℃乃至使用される溶剤の沸点
付近で行なわれるが、好適には、室温付近である。
【0060】反応時間は、主に反応温度、原料化合物、
反応試薬又は使用される溶媒の種類によって異なるが、
通常30分乃至24時間である。
【0061】反応終了後、常法に従って、反応混合物か
ら採取される。
【0062】例えば、反応混合物を適宜中和し、又、不
溶物が存在する場合には濾過により除去した後、水と酢
酸エチルのような混和しない有機溶媒を加え、水洗
後、、目的化合物を含む有機層を分離し、無水硫酸マグ
ネシウム等で乾燥後、溶剤を留去することによって得ら
れる。得られた目的化合物は必要ならば、常法、例えば
再結晶、再沈殿又はクロマトグラフィ−等によって更に
精製できる。 (第7b工程)本工程は、不活性溶剤中、酸の存在下、
第7a工程で得られるイソプロピリデン基の導入剤を反
応させて、化合物(9)を製造する工程である。
【0063】使用される溶剤としては、メチレンクロリ
ド、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、クロ
ロベンゼン、ジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化
水素類アセトニトリル、イソブチロニトリルのようなニ
トリル類;ホルムアミド、ジメチルホルムアミド、ジメ
チルアセトアミド、ヘキサメチルホスホロトリアミドの
ようなアミド類またはアセトンがあげられ、好適には、
ハロゲン化炭化水素類、アミド類である。
【0064】使用される試薬としては、アセトン、モノ
メトキシプロペン、ジメトキシプロパンなどがあげら
れ、好適にはジメトキシプロパンである。
【0065】使用される酸としては、塩酸、硫酸などの
無機酸、酢酸、p−トルエンスルホン酸などの有機酸が
あげられ、好適には、p−トルエンスルホン酸である。
【0066】反応温度は0℃乃至100℃で行なわれる
が、好適には、20℃乃至70℃である。反応時間は、
主に反応温度、原料化合物、反応試薬又は使用される溶
媒の種類によって異なるが、通常30分乃至24時間で
ある。反応終了後、常法に従って、反応混合物から採取
される。
【0067】例えば、反応混合物を適宜中和し、又、不
溶物が存在する場合には濾過により除去した後、水と酢
酸エチルのような混和しない有機溶媒を加え、水洗
後、、目的化合物を含む有機層を分離し、無水硫酸マグ
ネシウム等で乾燥後、溶剤を留去することによって得ら
れる。
【0068】得られた目的化合物は必要ならば、常法、
例えば再結晶、再沈殿又はクロマトグラフィ−等によっ
て更に精製できる。
【0069】(第8工程)本工程は、不活性溶剤中、銀
塩存在下、化合物(9)に臭化アリルを反応させて、化
合物(10)を製造する工程であり、第1工程と同様に
して行なわれる。 (第9工程)本工程は、不活性溶剤中、化合物(10)
に脱保護剤を反応させて、化合物(11)を製造する工
程であり、第6工程と同様にして行なわれる。
【0070】(第10工程)本工程は、不活性溶剤中、塩
基の存在下、化合物(11)に水酸基の保護剤を反応さ
せて、化合物(12)を製造する工程である。
【0071】使用される溶剤としては、ベンゼン、トル
エン、キシレンのような芳香族炭化水素類;メチレンク
ロリド、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、
クロロベンゼン、ジクロロベンゼンのようなハロゲン化
炭化水素類、ジエチルエ−テル、ジイソプロピルエ−テ
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタ
ン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエ
−テル類があげられ、好適には、ハロゲン化炭化水素類
である。
【0072】使用される保護剤としては、好適には、ベ
ンジルクロロメチルエーテルのようなアラルキルハロゲ
ノメチルエーテル類である。
【0073】使用される塩基としては、好適にはテトラ
メチル尿素である。反応温度は0℃乃至100℃で行な
われるが、好適には、室温付近である。反応時間は、主
に反応温度、原料化合物、反応試薬又は使用される溶媒
の種類によって異なるが、通常6時間乃至2日間であ
る。反応終了後、常法に従って、反応混合物から採取さ
れる。
【0074】例えば、反応混合物を適宜中和し、又、不
溶物が存在する場合には濾過により除去した後、水と酢
酸エチルのような混和しない有機溶媒を加え、水洗
後、、目的化合物を含む有機層を分離し、無水硫酸マグ
ネシウム等で乾燥後、溶剤を留去することによって得ら
れる。得られた目的化合物は必要ならば、常法、例えば
再結晶、再沈殿又はクロマトグラフィ−等によって更に
精製できる。
【0075】(第11工程)本工程は、不活性溶剤中、塩
基の存在下、化合物(12)に燐酸化剤を反応させて、
化合物(13)を製造する工程である。使用される溶剤
としては、ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香
族炭化水素類;メチレンクロリド、クロロホルム、四塩
化炭素、ジクロロエタン、クロロベンゼン、ジクロロベ
ンゼンのようなハロゲン化炭化水素類、ジエチルエ−テ
ル、ジイソプロピルエ−テル、テトラヒドロフラン、ジ
オキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジ
メチルエーテルのようなエ−テル類があげられ、好適に
は、ハロゲン化炭化水素類である。
【0076】使用される燐酸化剤としては、好適にはジ
フェニルフォスホリルクロリドのようなジアリールフォ
スホリルハライド類、ジベンジルフォスホリルクロリド
のようなジアラルキルフォスホリルハライド類である。
【0077】使用される塩基としては、通常の反応にお
いて塩基として使用されるものであれば、特に限定はな
いが、好適には、トリエチルアミン、トリブチルアミ
ン、ジイソプロピルエチルアミン、N-メチルモルホリ
ン、ピリジン、4-(N,N- ジメチルアミノ) ピリジン、N,
N-ジメチルアニリン、N,N-ジエチルアニリン、1,5-ジア
ザビシクロ[4.3.0] ノナ-5- エン、1,4-ジアザビシクロ
[2.2.2] オクタン(DABCO)、1,8-ジアザビシクロ[5.4.0]
ウンデク- 7-エン(DBU) のような有機塩基類があげら
れ、好適には、ピリジン、ジメチルアミノピリジンのよ
うなピリジン類である。
【0078】反応温度は−20℃乃至100℃で行なわ
れるが、好適には、室温付近である。
【0079】反応時間は、主に反応温度、原料化合物、
反応試薬又は使用される溶媒の種類によって異なるが、
通常10分乃至24時間である。
【0080】反応終了後、常法に従って、反応混合物か
ら採取される。
【0081】例えば、反応混合物を適宜中和し、又、不
溶物が存在する場合には濾過により除去した後、水と酢
酸エチルのような混和しない有機溶媒を加え、水洗
後、、目的化合物を含む有機層を分離し、無水硫酸マグ
ネシウム等で乾燥後、溶剤を留去することによって得ら
れる。得られた目的化合物は必要ならば、常法、例えば
再結晶、再沈殿又はクロマトグラフィ−等によって更に
精製できる。
【0082】(第12工程)本工程は、不活性溶剤中、化
合物(13)に1位の保護基の除去剤を反応させて、化
合物(14)を製造する工程であり、第6工程と同様に
して行なわれる。 (第13工程)本工程は、不活性溶剤中、化合物(14)
に水酸基の脱保護剤を反応させて、化合物(15)を製
造する工程である。
【0083】使用される溶剤としては、ヘキサン、ヘプ
タン、リグロイン、石油エーテルのような脂肪族炭化水
素類、メタノ−ル、エタノ−ル、n-プロパノ−ル、イソ
プロパノ−ル、n-ブタノ−ル、イソブタノ−ル、t-ブタ
ノ−ル、イソアミルアルコ−ル、ジエチレングリコー
ル、グリセリン、オクタノール、シクロヘキサノール、
メチルセロソルブ、のようなアルコ−ル類、酢酸、プロ
ピオン酸などの脂肪酸類、これら有機溶剤と水との混合
溶剤などがあげられ、好適には、アルコール類、脂肪酸
類である。使用される脱保護剤としては、通常、使用さ
れるものがそのまま使用でき特に制限はないが、保護基
がベンジル基の場合には、パラジウム−炭素、白金のよ
うな還元用触媒と水素の組み合わせ、トリメチルシリル
ハライドのようなトリアルキルシリルハライド類、三臭
化ホウ素のような三ハロゲン化ホウ素類などがあげられ
るが、好適には、パラジウム−炭素類であり、保護基が
トリアルキルシリル基の場合には、好適には、テトラn
−ブチルアンモニウムフルオライドのようなフッ素アニ
オンを生成するものであるか、又は希塩酸、希硫酸など
の酸である。反応温度は−20℃乃至150℃で行なわ
れるが、好適には、0℃乃至60℃である。
【0084】反応時間は、主に反応温度、原料化合物、
反応試薬又は使用される溶媒の種類によって異なるが、
通常1時間乃至10時間である。
【0085】反応終了後、常法に従って、反応混合物か
ら採取される。
【0086】例えば、反応混合物を適宜中和し、又、不
溶物が存在する場合には濾過により除去した後、水と酢
酸エチルのような混和しない有機溶媒を加え、水洗
後、、目的化合物を含む有機層を分離し、無水硫酸マグ
ネシウム等で乾燥後、溶剤を留去することによって得ら
れる。得られた目的化合物は必要ならば、常法、例えば
再結晶、再沈殿又はクロマトグラフィ−等によって更に
精製できる。
【0087】(第14工程)本工程は、不活性溶剤中、第
18工程により得られる化合物に水酸基の脱保護剤を反
応させて、化合物(19)を製造する工程であり、第1
5工程と同様にして行なわれる。なお、本製造工程は必
要な場合にのみ行なわれる。
【0088】使用される溶剤としては、ヘキサン、ヘプ
タン、リグロイン、石油エーテルのような脂肪族炭化水
素類、メタノ−ル、エタノ−ル、n-プロパノ−ル、イソ
プロパノ−ル、n-ブタノ−ル、イソブタノ−ル、t-ブタ
ノ−ル、イソアミルアルコ−ル、ジエチレングリコー
ル、グリセリン、オクタノール、シクロヘキサノール、
メチルセロソルブ、のようなアルコ−ル類、酢酸、プロ
ピオン酸などの脂肪酸類、これら有機溶剤と水との混合
溶剤などがあげられ、好適には、アルコール類、脂肪酸
類である。使用される保護基の除去剤としては、パラジ
ウム−炭素、白金、酸化白金のような還元用触媒と水素
の組み合わせがあげられ、好適には、パラジウム−炭素
である。
【0089】反応温度は0℃乃至100℃で行なわれる
が、好適には、室温付近である。反応時間は、主に反応
温度、原料化合物、反応試薬又は使用される溶媒の種類
によって異なるが、通常1時間乃至24時間である。
【0090】反応終了後、常法に従って、反応混合物か
ら採取される。
【0091】例えば、触媒を濾過により除去した後、水
と酢酸エチルのような混和しない有機溶媒を加え、水洗
後、、目的化合物を含む有機層を分離し、無水硫酸マグ
ネシウム等で乾燥後、溶剤を留去することによって得ら
れる。得られた目的化合物は必要ならば、常法、例えば
再結晶、再沈殿又はクロマトグラフィ−等によって更に
精製できる。
【0092】なお、本製造工程は必要な場合にのみ行な
われる。
【0093】(第15工程)本工程は、不活性溶剤中、化
合物(15)に燐酸部分の保護基の除去剤を反応させ
て、目的化合物を製造する工程である。使用される溶剤
としては、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン、石油エー
テルのような脂肪族炭化水素類、メタノ−ル、エタノ−
ル、n-プロパノ−ル、イソプロパノ−ル、n-ブタノ−
ル、イソブタノ−ル、t-ブタノ−ル、イソアミルアルコ
−ル、ジエチレングリコール、グリセリン、オクタノー
ル、シクロヘキサノール、メチルセロソルブ、のような
アルコ−ル類、酢酸、プロピオン酸などの脂肪酸類、こ
れら有機溶剤と水との混合溶剤などがあげられ、好適に
は、アルコール類、脂肪酸類である。
【0094】使用される保護基の除去剤としては、パラ
ジウム−炭素、白金、酸化白金のような還元用触媒と水
素の組み合わせがあげられ、好適には、酸化白金であ
る。
【0095】反応温度は0℃乃至100℃で行なわれる
が、好適には、室温付近である。反応時間は、主に反応
温度、原料化合物、反応試薬又は使用される溶媒の種類
によって異なるが、通常3時間乃至3日間である。反応
終了後、常法に従って、反応混合物から採取される。
【0096】例えば、触媒を濾過により除去した後、水
と酢酸エチルのような混和しない有機溶媒を加え、水洗
後、目的化合物を含む有機層を分離し、無水硫酸マグネ
シウム等で乾燥後、溶剤を留去することによって得られ
る。得られた目的化合物は必要ならば、常法、例えば再
結晶、再沈殿又はクロマトグラフィ−等によって更に精
製できる。
【0097】(第16工程)本工程は、不活性溶剤中、化
合物(14)に燐酸化剤を反応させて、化合物(17)
を製造する工程であり、第11工程と同様にして行なわ
れる。
【0098】(第17工程)本工程は、不活性溶剤中、化
合物(17)に保護基の除去剤を反応させて、化合物
(18)を製造する工程であり、第6工程と同様にして
行なわれる。
【0099】(第18工程)本工程は、不活性溶剤中、化
合物(18)に水酸基の脱保護剤を反応させて、目的化
合物を製造する工程であり、第14工程と同様にして行
なわれる。なお、本製造工程は必要な場合にのみ行なわ
れる。 (第19工程)本工程は、不活性溶剤中、化合物(18)
または第18工程で得られた化合物の燐酸部分の保護基
の除去剤を反応させて、目的化合物を製造する工程であ
り、第15工程と同様にして行なわれる。
【0100】(第20工程)本工程は、不活性溶剤中、塩
基の存在下、化合物(9)に燐酸化剤を反応させて、化
合物(20)を製造する工程であり、第11工程と同様
にして行なわれる。
【0101】(第21工程)本工程は、不活性溶剤中、化
合物(20)に脱保護剤を反応させて、化合物(21)
を製造する工程であり、第6工程と同様にして行なわれ
る。
【0102】(第22工程)本工程は、不活性溶剤中、化
合物(21)に水酸基の脱保護剤を反応させて、目的化
合物を製造する工程であり、第14工程と同様にして行
なわれる。なお、本製造工程は必要な場合にのみ行なわ
れる。 (第23工程)本工程は、不活性溶剤中、化合物(21)
または第18工程で得られた化合物の燐酸部分の保護基
の除去剤を反応させて、目的化合物を製造する工程であ
り、第15工程と同様にして行なわれる。
【0103】
【発明の効果】本発明の新規なホモリピドX類縁体は、
優れた細菌感染防御効果、免疫アジュバンド活性、腫瘍
壊死作用、マクロファージ活性化作用を有し、且つ、毒
性も弱いので、免疫賦活剤として有用である。
【0104】本発明の化合物(I) の投与形態として
は、例えば、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤若しくは
シロップ剤等による経口投与又は注射剤若しくは坐剤等
による非経口投与を挙げることができる。これらの製剤
は、賦形剤、結合剤、崩壊剤、滑沢剤、安定剤、矯味矯
臭剤等の添加剤を用いて周知の方法で製造される。その
使用量は症状、年齢等により異なるが、1 日0.01-10mg/
kg体重を通常成人に対して、1日1回又は数回に分けて
投与することができる。
【0105】以下に、実施例をあげて本発明を更に具体
的に説明する。
【0106】(実施例1) 1a)(1R,2S,4S,5S)−4−アリルオキシ
−6−(2,4−ジメトキシベンジル)−2−[(1’
R)−(1’,2’−O−イソプロピリデン)エチル]
−3−オキサ−6−アザビシクロ[3.2.0]ヘプタ
ン−7−オン (1R,2S,4S,5S)−6−(2,4−ジメトキ
シベンジル)−4−ヒドロキシ−2−[(1R)−1,
2−イソプロピリデンジオキシエチル]−3−オキサ−
6−アザビシクロ−[3.2.0]ヘプタン−7−オン
(2.17g)のジメチルホルムアミド(30ml)溶液に、
沃化アリル(5ml)及び酸化銀(6g)を加え、室温
下、15時間撹拌した。反応終了後、不溶物を濾過して
除去し、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(シクロヘキサン−酢酸エチル1:1で
溶出)にて精製して、目的物を混合物として、2.70g得
た。 赤外吸収スペクトル νmax (CDCl3): 1747,1608, 15
85 cm-1 マススペクトル m/z: 419(M+) 。
【0107】1b)アリル 2,3−ジデオキシ−2−
(2,4−ジメトキシベンジルアミノ)−3−C−ヒド
ロキシメチル−5,6−O−イソプロピリデン−α−D
−マンノフラノサイド 1a で得られた化合物(2.7 g)のテトラヒドロフラン
(70ml)溶液に、水素化リチウムアルミニウム(50
0mg)を氷冷下加え、15分間撹拌後、更に室温で30
分間撹拌した。反応終了後、酢酸を加え、加剰の水素化
リチウムアルミニウムを分解し、酢酸エチルを加えた。
これを5%重曹水、続いて飽和食塩水で洗浄した後、Mg
SO4 で乾燥した。溶媒を留去して得られた残渣を、クロ
マトグラフィー(シクロヘキサン−酢酸エチル1:1で
溶出)にて精製して、目的物を1.53g得た。1 H-NMR スペクトル(60MHz, CDCl3)δ ppm: 1.34(3H,
s), 1.40(3H,s), 2.66(1H,quintuplet,J=6.5Hz), 2.66
(2H,巾広,OH), 3.34(1H,dd,J=2.5,6.5Hz), 3.7-4.4(16
H,m), 6.3-6.5(2H,m), 7.12(1H,d,J=9Hz), 5.0-6.3(3H,
m), 6.3-6.5(2H,m),7.12(1H,d,J=9Hz) 赤外吸収スペクトル νmax (CDCl3): 3450,1613c
m-1
【0108】1c)アリル 3−C−[(3’R)−
(3’−ベンジルオキシ)テトラデカノイルオキシ]メ
チル−2,3−ジデオキシ−2−(2,4−ジメトキシ
ベンジルアミノ)−5,6−O−イソプロピリデン−α
−D−マンノフラノサイド 1b で得られた化合物(1.50g)の塩化メチレン(25
ml)溶液に、(3R)−3−ベンジルオキシテトラデカ
ン酸(1.30g)、ジシクロヘキシルカルボジイミド(D
CC)(876mg)及びジメチルアミノピリジン(DM
AP)(476mg)を加え、室温で10時間撹拌した。
反応終了後、不溶物を濾過して除去し、溶媒を留去し
た。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(シク
ロヘキサン−酢酸エチル(3:1)で溶出)にて精製
し、目的物を2.09g得た。1 H-NMR スペクトル(60MHz, CDCl3)δ ppm: 0.8-1.0(3
H,m), 1.1-1.6(26H,m),2.45(2H,dd,J=2,6Hz), 3.70(2H,
s), 3.75(6H,s), 3.8-4.45(9H,m), 4.50(2H,s),4.87(1
H,d,J=2Hz), 5.0-6.2(3H,m), 6.3-6.5(2H,m), 7.14(1H,
d,J=9Hz), 7.30(5H,s) 赤外吸収スペクトル νmax (CDCl3): 2930,2850, 173
0, 1610cm-1
【0109】1d)アリル 2−アミノ−3−C−
[(3’R)−(3’−ベンジルオキシ)テトラデカノ
イルオキシ]メチル−2,3−ジデオキシ−5,6−O
−イソプロピリデン−α−D−マンノフラノサイド
よびアリル 2−[(3’R)−(3’−ベンジルオキ
シ)テトラデカノイルアミノ]−2,3−ジデオキシ−
3−ヒドロキシメチル−5,6−O−イソプロピリデン
−α−D−マンノフラノサイド 1c で得られた化合物(2.03g)の塩化メチレン(45
ml)溶液に、水(2.25ml)及び2,3−ジクロル−5,
6−ジシアノ−1,4−ベンゾキノン(760mg)を加
え、激しく撹拌した。2時間後、不溶物を濾過して除去
し、溶媒を留去して濃縮した。残渣に99.5%エタノール
(100ml)を加えて、溶解し、ジラードT(920m
g)を加え、室温にて3時間撹拌した。反応終了後、溶
媒を留去し、酢酸エチルを加えて溶解し、5%重曹水に
て洗浄後、硫酸ナトリウムにて乾燥した。不溶物を濾過
して除去し、溶媒を留去した。残渣をカラムクロマトグ
ラフィー(シクロヘキサン−酢酸エチル(2:1)で溶
出)にて精製して、目的物962mgを得た。 赤外吸収スペクトル νmax (Nujol): 3220, 2920, 2
860, 1630cm-1 1 H-NMRスペクトル(60MHz, CDCl3)δ ppm: 0.7-1.0(6H,
m), 1.1-1.7(26H,m), 1.9-2.6(3H,m), 3.6-4.2(9H,m),
4.5(2H,s), 4.80(1H,s), 4.9-6.0(3H,m), 6.71(1H,d,J=
7Hz,NH), 7.33(5H,s) 。
【0110】1e)アリル 2−[(3’R)−(3’
−ベンジルオキシテトラデカノイル)アミノ]−3−C
−[(3’R)−(3’−ベンジルオキシテトラデカノ
イルオキシ)メチル−2,3−ジデオキシ−5,6−O
−イソプロピリデン−α−D−マンノフラノサイド 1d で得られた化合物(892mg)の塩化メチレン(2
0ml)溶液を撹拌しながら、(3R)−3−ベンジルオ
キシテトラデカン酸(595mg)の塩化メチレン(5m
l)溶液、ジメチルアミノピリジン(200mg)及びジ
シクロヘキシルカルボジイミド(590mg)を室温にて
加えた。添加終了から45分後、析出物を濾取し、濾液
は濃縮し残渣を得た。析出物と残渣を合わせて、シリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(シクロヘキサン−酢酸
エチル(3:1)で溶出)にて精製して、目的物を1.66
g得た。 赤外吸収スペクトルνmax (neat): 3330, 2930, 2860,
1735, 1675, 1650cm-1 マススペクトル m/z:905(M+), 890。
【0111】1f)2−[(3’R)−(3’−ベンジ
ルオキシテトラデカノイル)アミノ]−3−C−
[(3’R)−(3’−ベンジルオキシテトラデカノイ
ルオキシ)メチル]−2,3−ジデオキシ−4,6−O
−イソプロピリデン−α−D−マンノフラノサイド 1e で得られた化合物(1.64g)のテトラヒドロフラン
(80ml)溶液に、[ビス(ジフェニル・メチルホスフ
ィン)シクロオクタジエンイリジウム]ヘキサフルオロ
フォスフェート(100mg)を加えた。反応容器内の空
気を水素ガス置換し、2分間撹拌後、窒素ガスにて置換
した。反応液を室温にて3時間撹拌した後、 H2O (1
0ml)、ピリジン(1.0 g )及び沃素(0.7 g)を加え
て、さらに30分間室温にて撹拌した。溶媒を留去し
て、残渣に酢酸エチルを加えた。酢酸エチル溶液を5%
亜硫酸ナトリウム、5%重曹水及び飽和食塩水で順次に
洗浄した。酢酸エチル層をMgSO4 乾燥し、濾過後、溶媒
を減圧下留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(シクロヘキサン−酢酸エチル(7:
3)で溶出)にて精製して、目的物を1.0 g得た。1 H-NMRスペクトル(270MHz, CDCl3) δ ppm: 0.88(6H,
t,J=6.6Hz), 1.2-1.8(48H,m), 2.24-2.44(2H,m), 3.42-
4.04(11H,m), 4.42-4.59(4H,m), 5.06(1H,t,J=1.0Hz),
6.39(1H,d,J=8.8Hz), 7.31(5H,s), 7.35(5H,s) 。
【0112】1g)2−[(3’R)−(3’−ベンジ
ルオキシテトラデカノイル)アミノ]−3−C−
[(3’R)−(3’−ベンジルオキシテトラデカノイ
ルオキシ)メチル]−2,3−ジデオキシ−4,6−O
−イソプロピリデン−α−D−マンノピラノサイド 1f で得られた化合物(500mg)の90%酢酸水(2
5ml)溶液を、60℃にて4時間30分加温した。反応
終了後、減圧下、溶媒を留去し、ポンプ減圧下に5時間
乾燥した。ここへジメチルホルムアミド(7ml)、2,
2−ジメトキシプロパン(0.7 ml)及びp−トルエンス
ルホン酸(7mg)を加え、室温にて15時間撹拌した。
ポンプ減圧下、ジメチルホルムアミドを留去し、酢酸エ
チルを加えた。酢酸エチル層を5%重曹水、続いて飽和
食塩水にて洗浄した。これをMgSO4 で乾燥し、不溶物を
濾過して除去後、溶媒を留去した。残渣をカラムクロマ
トグラフィー(シクロヘキサン−酢酸エチル(3:2)
で溶出)で精製して、目的物を450mg 得た。1 H-NMRスペクトル(270MHz, CDCl3) δ ppm: 0.88(6H,
t,J=6.2-7.0Hz), 1.18-1.80(46H,m), 2.30-2.68(4H,m),
2.74(1H,d,J=37Hz,OH), 3.15-4.67(14H,m),4.77(1/4H,
m,Cl-H), 5.03(3/4H,d,J=2.6Hz,Cl-H), 6.34(1/4H,d,J=
9.5Hz,NH), 6.79(3/4H,d,J=9.5Hz,NH), 7.2-7.4(10H,m) 赤外吸収スペクトルνmax (neat): 3340, 2915, 284
0, 1734, 1652cm-1
【0113】1h)アリル 2−[(3’R)−(3’
−ベンジルオキシテトラデカノイル)アミノ]−3−C
−[(3’R)−(3’−ベンジルオキシテトラデカノ
イルオキシ)メチル]−2,3−ジデオキシ−4,6−
O−イソプロピリデン−D−マンノピラノサイド 1g で得られた化合物(379mg)のジメチルホルムア
ミド(2ml)溶液に、沃化アリル(2ml)および酸化銀
(1g)を加え、室温にて5時間撹拌した。反応終了
後、不溶物を濾過して除去し、溶媒を留去して濃縮し
た。残渣をシリカゲルカラムクロマト(シクロヘキサン
−酢酸エチル=3:1で溶出)にて精製し、目的物をア
ノメリック混合物として、357mg得た。1 H-NMRスペクトル(270MHz, CDCl3) δ ppm: 0.88(6H,
t,J=6.6Hz), 1.0-1.8(47H,m), 3.1-4.3(11H,m), 4.4-4.
7(5H,m), 5.1-5.4(2H,m), 5.8-6.0(1H,m), 6.76(1H,d,J
=9.9Hz), 7.2-7.5(10Hz,m) 赤外吸収スペクトルνmax(film) 3350, 2920, 2850, 17
33, 1652cm-1 マススペクトル m/z:905(M+), 890, 848 。
【0114】1i)アリル 2−[(3’R)−(3’
−ベンジルオキシテトラデカノイル)アミノ]−3−C
−[(3’R)−(3’−ベンジルオキシテトラデカノ
イルオキシ)メチル]−2,3−ジデオキシ−D−マン
ノピラノサイド 1h で得られた(357mg)の85%酢酸水(40ml)
溶液を、60℃にて30分間加温した。反応終了後、減
圧下濃縮、乾燥した。シリカゲルカラムクロマト(シク
ロヘキサン−酢酸エチル=1:1で溶出)にて精製し、
目的物β−アノマーを228mg及び目的物α−アノマー
を68mg得た。 赤外吸収スペクトル νmax(film) β−アノマー: 3350, 2920, 2860, 1732, 1675, 1655c
m-1 α−アノマー: 3350, 2920, 2850, 1732, 1673, 1650c
m-1 1 H-NMRスペクトル(270MHz, CDCl3) δ ppm β−アノマー: 0.88(6H,t,J=6.6-7.0Hz), 1.20-1.40(3
6H,m), 1.43-1.70(4H,m), 1.74(1H,t,J=5.9Hz OH), 2.3
1-2.62(6H,m),3.13(1H,m,D2O 添加によりd,d,J=5.4,10.
8Hzに変化、C4-H), 3.49-3.60(3H,m C6-H2,C5-H), 3.77
-4.30(6H,m),4.35(1H,dd,J=2.7,9.9Hz,C2-H), 4.49 and
4.61(2H,AB-q,J=11.4Hz), 4.51 and4.55(2H,AB-q,J=11.
7Hz), 4.59(1H,d,J1a,2e=1Hz,C1-H), 5.16-5.31(2H,m),
5.80-5.95(1H,m), 6.55(1H,d,J=9.9Hz,NH), 7.15-7.64
(10H,m) α−アノマー: 0.88(6H,t,J=6.2-7.0Hz), 1.19-1.40(3
6H,m), 1.43-1.70(4H,m), 1.73(1H,t,J=6.8Hz OH), 2.3
1-2.64(6H,m,OHを含む), 3.02-3.18(1H,m,C4-H), 3.44
-4.65(15H,m), 5.14-5.27(2H,m), 5.78-5.92(1H,m), 6.
45(1H,d,J=9.5Hz,NH), 7.30-7.64(10H,m) 。
【0115】(実施例2)アリル 6−ベンジルオキシメチル−2−[(3’R)
−(3’−ベンジルオキシテトラデカノイル)アミノ]
−3−C−[(3’R)−(3’−ベンジルオキシテト
ラデカノイルオキシ)メチル]−2,3−ジデオキシ−
D−マンノピラノサイド 実施例1の1iで得られたアノメリック混合物(β:α
=10:3)(212mg)の塩化メチレン(2ml)溶液
に、テトラメチル尿素(700mg)、ベンジルクロロメ
チルエーテル(700mg)を加え、15乃至20℃にて
一昼夜撹拌した。反応混合物をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(シクロヘキサン−酢酸エチル=3:1で
溶出)にて精製し、目的のアノマー混合物を部分精製物
として310mg得た。この部分精製物は、さらなる精製
を行なわず、次の工程へこのまま使用した。
【0116】(実施例3)アリル 6−ベンジルオキシメチル−2−[(3’R)
−(3’−ベンジルオキシテトラデカノイル)アミノ]
−3−C−[(3’R)−(3’−ベンジルオキシテト
ラデカノイルオキシ)メチル]−2,3−ジデオキシ−
4−O−ジフェニルホスホリル−D−マンノピラノサイ
実施例2で得られた混合物(310mg)の塩化メチレン
溶液に、ジフェニルホスホリルクロライド(500mg)
及び4−ジメチルアミノピリジン(500mg)を加え
て、室温にて30分撹拌した。反応液を濃縮し、残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(シクロヘキサン
−酢酸エチル=3:1で溶出)にて精製し、目的のアノ
マー混合物を部分精製品として580mg得た。この部分
精製物は、さらなる精製を行なわず、次の工程へこのま
ま使用した。
【0117】(実施例4)6−ベンジルオキシメチル−2−[(3’R)−(3’
−ベンジルオキシテトラデカノイル)アミノ]−3−C
−[(3’R)−(3’−ベンジルオキシテトラデカノ
イルオキシ)メチル]−2,3−ジデオキシ−4−O−
ジフェニルホスホリル−D−マンノピラノース 実施例3で得られた混合物(370mg)を、実施例6と
同様に処理し、目的物を87mg得た。 赤外線吸収スペクトルνmax(film) 3330, 2920, 2860,
1735, 1670(肩), 1653, 1590cm-1 1 H-NMRスペクトル(270MHz, CDCl3) δ ppm: 0.88(6H,
t,J=6.6Hz), 1.16-1.59(40H,m), 2.30-2.68(4H,m), 2.8
4(1H,m), 2.88(1H,b,OH), 3.52-4.80(17H,m),5.03(1H,b
s,C1-H), 6.62(1H,d,J=9.5Hz,NH), 7.10-7.38(25H,m) 赤外線吸収スペクトルνmax(film) :3330, 2920, 286
0, 1735, 1670(肩),1653, 1590cm-1
【0118】(実施例5)2−[(3’R)−(3’−ヒドロキシテトラデカノイ
ル)アミノ]−3−C−[(3’R)−(3’−ヒドロ
キシテトラデカノイルオキシ)メチル]−2,3−ジデ
オキシ−4−O−ジフェニルホスホリル−D−マンノピ
ラノース 実施例4で得られた化合物(63mg)を酢酸(4ml)に
溶解し、10%パラジウム炭素(150mg)触媒下、室
温にて5時間、水素添加を行なった。触媒を濾去し、減
圧下溶媒を留去し、乾燥し、目的物をアノマー混合物と
して46mg得た。1 H-NMRスペクトル(270MHz, CDCl3) δ ppm: 0.88(6H,
t,J=6.6-7.0Hz), 1.20-1.62(40H,m), 2.20-2.48(4H,m),
2.90(1H,m,C3-H), 3.32-4.70(13H,m,OH×4 を含む)
5.08(1H,b,D2O添加によりS1に変化、C1-H) 6.63(1H,d,J
=10.3Hz,NH), 7.15-7.39(10H,m) 赤外線吸収スペクトルνmax(film) :3330, 2920, 285
0, 1730, 1653, 1590cm-1
【0119】(実施例6)2−[(3’R)−(3’−ヒドロキシテトラデカノイ
ル)アミノ]−3−C−[(3’R)−(3’−ヒドロ
キシテトラデカノイルオキシ)メチル]−2,3−ジデ
オキシ−D−マンノピラノース4−ホスフェート 実施例13で得られたアノマー混合物(29mg)を酢酸
(6ml)に溶解し、酸化白金(10mg)触媒下、室温に
て6時間水素添加を行なった。触媒を濾去し、減圧下溶
媒を留去し、乾燥し、目的物をアノマー混合物(3:
1)として24mgを得た。 赤外線吸収スペクトルνmax(Nujol): 3300(broad), 17
20, 1655cm-1 1 H-NMRスペクトル(270MHz, CDCl3+D2O) δ ppm:0.88(6
H,t,J=6.0-7.0Hz), 1.1-1.7(40H,m), 2.2-2.8(5H,m),
3.6-5.0(10H,m) 。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI A61P 35/00 A61P 35/00 37/04 37/04 (72)発明者 小林 慶行 東京都品川区広町1丁目2番58号 三共 株式会社内 (72)発明者 西島 正弘 神奈川県川崎市宮前区宮前平1−4−29 −A−101 (72)発明者 赤松 穣 東京都杉並区清水1−26−21 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07H 13/04,15/04 A61K 31/7024,31/7028 A61P 31/04,35/00,37/04 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 【化1】 [式中、R1 及びR4 は水素原子、−P(O)(OR
    62 基(式中、R6 は水素原子又は下記A群から選択
    される置換分を芳香環上に有していてもよいフェニル基
    若しくはベンジル基を示す。)又は水酸基の保護基を示
    し、R2 およびR3は同一又は異なって、式R7 CH
    (OR8 )CαβCO(式中、R7 は炭素数7乃至17
    個のアルキル基を示し、R8 は炭素数10乃至20個の
    脂肪族アシル基を示し、α及びβは同一又は異なって水
    素原子又はハロゲン原子を示す。)で表わされる炭素数
    10乃至20個の置換脂肪族アシル基を示し、R5 は水
    素原子又は水酸基の保護基を示す。]で表わされる化合
    物。 [A群]炭素数1乃至4個のアルキル基、炭素数1乃至
    4個のアルコキシ基。
  2. 【請求項2】一般式 【化2】 [式中、R1 及びR4 は水素原子又は−P(O)(O
    H)2 基を示し、R2 およびR3 は同一又は異なって、
    式R7 CH(OR8 )CαβCO(式中、R7 は炭素数
    7乃至17個のアルキル基を示し、R8 は炭素数10乃
    至20個の脂肪族アシル基を示し、α及びβは同一又は
    異なって水素原子又はハロゲン原子を示す。)で表わさ
    れる炭素数10乃至20個の置換脂肪族アシル基を示
    し、R5 は水素原子を示す。]で表わされる化合物。
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