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JP3054009B2 - プラスター - Google Patents
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JP3054009B2 - プラスター - Google Patents

プラスター

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JP3054009B2
JP3054009B2 JP5313224A JP31322493A JP3054009B2 JP 3054009 B2 JP3054009 B2 JP 3054009B2 JP 5313224 A JP5313224 A JP 5313224A JP 31322493 A JP31322493 A JP 31322493A JP 3054009 B2 JP3054009 B2 JP 3054009B2
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glycol
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plaster
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新しいプラスターに関す
る。更に詳しくは、ポリエステルエラストマーを基材と
して用いたプラスターに関する。
【0002】
【従来技術とその問題点】プラスターは従来織物、紙な
どの伸縮性の少ない基材の上に粘着剤、薬剤などを塗布
して作られていた。しかし、近年になって、伸縮性のシ
ートを基材として用い、人体の伸縮に追随するようにす
ると共に、厚みを薄くし、また薬剤の臭いを遮断する試
みがなされ、塩化ビニル系エラストマー、ウレタン系エ
ラストマー等が使用されている。
【0003】ところが、これらの基布では未だ臭いの遮
断性は十分ではなく、また可塑剤、安定剤などの添加剤
が基布より抽出され薬剤と共に皮膚と接触したり、元来
有毒物として知られる塩化ビニルモノマー、イソシアネ
ート類等が使用する薬剤、粘着剤に抽出されたりする危
険があった。
【0004】
【解決しようとする課題】本発明の課題は、有毒物質を
含まず、臭いの遮断性がよく、また柔軟で可塑剤などの
滲みだしの少ない基布を用いたプラスターを提供しよう
とするものである。
【0005】
【課題を解決する方法】本発明者はこのような課題を解
決する方法を見いだすべく検討を重ねた結果、ポリエス
テル・ポリエステルブロック共重合体を用いると、前記
の如き有害物質を含まない柔軟なシートが出来、このも
のは臭いの遮断性にも優れることを見いだし、本発明に
至ったものである。
【0006】即ち、本発明は、テレフタル酸とテトラメ
チレングリコールを主たる構成成分とするハードセグメ
ントと、脂肪族ポリエステル及び/又は芳香族ジカルボ
ン酸と炭素数5以上のグリコールとからなるポリエステ
ルを主たる構成成分とするソフトセグメントとからなる
ポリエステル・エステルブロック共重合体よりなるシー
トの片面に、粘着剤及び薬剤を塗布してなるプラスター
である。特にポリエステル・ポリエステルブロック共重
合体が、テレフタル酸とテトラメチレングリコールを主
たる構成成分とするハードセグメントと、芳香族ジカル
ボン酸と炭素数5以上のグリコールを主たる構成成分と
するソフトセグメントとからなるポリエステル・エステ
ルブロック共重合体の場合は、臭いの遮断性などがよい
点で好ましい。
【0007】テレフタル酸とテトラメチレングリコール
を主たる構成成分とするハードセグメントと、脂肪族ポ
リエステル及び/又は芳香族ジカルボン酸と炭素数5以
上のグリコールとからなるポリエステルを主たる構成成
分とするソフトセグメントとからなるポリエステル・エ
ステルブロック共重合体とは、具体的には次のようなも
のである。
【0008】脂肪族ポリエステルとしては、炭素数6〜
12の脂肪族ジカルボン酸と炭素数2〜12の脂肪族ジ
オールとから得られるが如きポリエステル、εーカプロ
ラクトン等のオキシカルボン酸誘導体から得られるが如
きポリエステルがあげられ、また芳香族ジカルボン酸と
炭素数5以上のグリコールを主たる構成成分とするポリ
エステルとは、芳香族ジカルボン酸、炭素数5以上のグ
リコール以外のジカルボン酸、ジオールを50モル%、
好ましくは40モル%未満の量共重合してもよいポリエ
ステルが挙げられる。このソフトセグメントは、非晶性
叉は低結晶性で、融点が50℃以下の成分のものが好ま
しい。これは、人体に貼付した際、柔軟であるために必
要なことである。ここで用いる芳香族ジカルボン酸とし
ては、例えばイソフタル酸、フタル酸等のカルボキシル
基が芳香環の点対称の位置にないものが好ましく用いら
れるが、ジオールとして側鎖を有するものを使用したり
する場合は必ずしもこれにこだわるものではない。
【0009】一方、テレフタル酸とテトラメチレングリ
コールからなるハードセグメントは、テレフタル酸以外
に40モル%未満の他のジカルボン酸や、テトラメチレ
ングリコール以外のグリコールを40モル%未満含有し
ていてもよいポリエステルである。
【0010】かようなハードセグメント対ソフトセグメ
ントの割合は、20対80〜50対50、好ましくは3
0対70〜40対60である。これよりハードセグメン
ト成分が多いとシートにした際に柔軟性が不足し、本発
明の目的である柔軟なパップ剤を得ることが困難とな
る。
【0011】このようなブロック共重合体は、通常のポ
リエステルの重合法と同様の方法で製造されるソフトセ
グメントを構成するポリエステルと、同様に製造される
ハードセグメントを構成するポリエステルとを、溶融混
合して、ブロック化させる方法、テレフタル酸とテトラ
メチレングリコールからなるポリエステルに、溶融状態
でラクトンを添加し開環重合と同時にエステル交換させ
る方法などで製造されるが、この方法に限定されるもの
ではない。
【0012】このブロック共重合体は固有粘度(35
℃、オルトクロルフェノール中で測定)が0.8以上、
好ましくは1.0以上である。
【0013】本発明においてはこのブロック共重合体を
シート状にする必要がある。このシート化は、通常の溶
融押出し成型法で成形が可能である。つまり、押出機の
先端部分にTダイ,Iダイ等のシート状に溶融押出し可
能なダイを取付け、溶融ブロック共重合体を冷却ドラム
上や離型紙、他の離型フィルム上に押出し、冷却固化さ
せる方法が使用できる。
【0014】この冷却温度は目的によって変更すること
が好ましく、透明性のよいシートが欲しい場合には冷却
温度を低く設定することが好ましく、例えば30℃以
下、好ましくは20℃以下とするとよい。
【0015】一方、粘着性の低いシートにしたい場合に
は、冷却温度を高め設定することがよく、例えば50℃
以上、60〜100℃が好ましく用いられる。
【0016】かくして得られるシートは、厚みが5〜5
00μm、好ましくは10〜200μmになるようにす
るとよい。これより厚いものはごわごわしたり、伸縮す
るのに力が要り過ぎたりするからであり、また薄い場合
には機械的強度が弱くなったり、取扱いが困難になった
りするからである。
【0017】このシートは、粘着性がある場合も多く、
またシートが薄くなると取扱いが難しくなることもあ
り、離型紙などを用いることが好ましい場合も多い。こ
の離型紙としては、特に限定されるものではなく、例え
ば紙にポリエチレン、シリコーンなどの離型剤の付与さ
れているものなどが使用される。しかし、人体に接触す
る用途であるので、毒性があるなど有害な物質を使用す
ることが好ましくないことは勿論である。
【0018】本発明にあっては、かようなシートに粘着
剤及び薬剤を塗布してプラスターとするのである。そし
て、この粘着剤としては例えばロジンエステル、ポリア
クリル酸エステル類等があげらる。また、薬剤としては
メントール、サリチル酸エステル、ノニルワニリルアミ
ドその他が例示されるが、特にこれに限定されるわけで
はない。
【0019】この粘着剤、薬剤などを付与したシート
は、粘着剤面に離型紙などを付け、薬剤などの揮発防止
用の袋などに入れて販売されるのは、よく知られている
とおりであり、本発明のプラスターも、特にこれらの保
管方法に限定されるものではなく、一般に使用される方
法がそのまま採用される。
【0020】
【発明の効果】本発明を実施することにより、従来使用
されていたプラスターに比べ、柔軟で回復性がよく、薬
剤の透過による臭いが少ないなどの効果を得ることが出
来る。また、安全性の面でも、塩化ビニルモノマー、イ
ソシアネート等の毒性物質を含有することなく、また、
フェノール系、アミン系などの安定剤を含まなくても劣
化しないので、添加剤が少なくて済むなど利点が多い。
【0021】
【実施例】以下、実施例により、本発明を詳述する。な
お、本実施例中「部」とあるのは、「重量部」を示す。
【0022】[実施例1]イソフタル酸ジメチル175
部、セバシン酸ジメチル23部、ヘキサメチレングリコ
ール140部をチタニウムテトラブトキシド触媒でエス
テル交換反応後、減圧下に重縮合して、固有粘度1.0
6のポリエステルを得た。このポリエステルに、別途同
様に重縮合して得た固有粘度0.98のポリブチレンテ
レフタレートのチップを乾燥して、107部を添加し、
250℃で更に55分反応させたのち、リン酸を0.0
5部添加して、反応を停止させた。このブロックポリエ
ステルを取出しチップ化して原料とした。このチップの
融点は205℃であり、固有粘度は1.01であった。
【0023】かくして得られたチップを240℃でTダ
イ付き押出機でシート状に押出し、10℃に冷却した冷
却ドラムで冷却して、厚さ100μmのシートを得た。
このシートの片面に、ロジンエステル20g/m2 、l
−メントール5g/m2 、サリチル酸グリコール5g/
2 の割合で混合物を塗布し、その上にシリコン離型紙
を重ねて巻きとった。
【0024】このシートを幅1cmに切り、毎分50%
の引張速度で100%伸張し、直ちに同じ速度で戻して
測定した弾性回復率は88%であった。
【0025】このシートをアルミニウム箔に張貼り付
け、端部よりの臭いの漏れを押さえるようにアルミ箔を
折り曲げて24時間室温放置後、20人の人に内容を知
らせずに臭いの関知度を調べた結果、18人は全く臭わ
ず(評価5)、2人は僅かに臭う(評価4)との回答を
得た。比較のため、市販のサロンパスーハイ(久光製薬
(株)製)を同様に貼って調べた結果、全員がかなり臭
う(評価2)との評価であった。(評価1:サロンパス
ーハイの粘着側の臭い、評価5:臭いなし)安全性に関
しては、チタニウムとリンが含まれる以外、本質的に重
金属はなく、また安定剤としてのフェノール類もない状
態で、基材シートのみの耐熱試験を実施した結果、15
0℃で200時間の空気中での劣化試験を行っても50
%以上の破断強度の保持率を示し、安定剤が不要である
ことがわかった。
【0026】[実施例2〜3]実施例1に於いて、イソ
フタル酸ジメチル、セバチン酸ジメチル、ヘキサメチレ
ングリコールの代わりに表に示す原料を用い、実施例1
と同様に製造したブロック共重合体を用いて、実施例1
と同様にパップ剤を作成した。このテスト結果は表1に
示すとおりである。
【0027】
【表1】
【0028】[比較例1]テレフタル酸ジメチル34
部、テトラメチレングリコール31部、平均分子量15
00のポリテトラメチレングリコール62部をチタニウ
ムテトラブトキサイド触媒で重合し、安定剤としてヒド
ロキシジブチルトルエン0.5部を添加したものを、実
施例1と同様の要領でパップ剤とした。このものを実施
例1と同様に20人に臭いの官能検査を依頼した結果、
臭う(評価3)が11人、わずかに臭う(評価4)が9
人であった。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テレフタル酸とテトラメチレングリコー
    ルを主たる構成成分とするハードセグメントと、脂肪族
    ポリエステル及び/又は芳香族ジカルボン酸と炭素数5
    以上のグリコールとからなるポリエステルを主たる構成
    成分とするソフトセグメントとからなるポリエステル・
    エステルブロック共重合体よりなるシートの片面に、粘
    着剤及び薬剤を塗布してなるプラスター。
  2. 【請求項2】 ポリエステル・ポリエステルブロック共
    重合体が、テレフタル酸とテトラメチレングリコールを
    主たる構成成分とするハードセグメントと、芳香族ジカ
    ルボン酸と炭素数5以上のグリコールを主たる構成成分
    とするソフトセグメントとからなるポリエステル・エス
    テルブロック共重合体である請求項1に記載のプラスタ
    ー。
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