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JP3058671B2 - 車両の走行速度検出装置 - Google Patents
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JP3058671B2 - 車両の走行速度検出装置 - Google Patents

車両の走行速度検出装置

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JP3058671B2
JP3058671B2 JP2288391A JP28839190A JP3058671B2 JP 3058671 B2 JP3058671 B2 JP 3058671B2 JP 2288391 A JP2288391 A JP 2288391A JP 28839190 A JP28839190 A JP 28839190A JP 3058671 B2 JP3058671 B2 JP 3058671B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、自動二輪車のような車両において、その走
行速度をミッションケースの出力軸の回転数から電気的
に検出するようにした走行速度検出装置に関する。
[従来の技術] 「特開昭64−29771号公報」は、ミッションケースの
出力軸の回転を互いに噛み合う一対の歯車を介して取り
出し、この歯車の回転をケーブルを介してスピードメー
タに伝えるようにした機械式の回転動力取り出し装置を
開示している。
この従来の回転動力取り出し装置は、上記歯車を収容
するための歯車ケースを備えている。この歯車ケース
は、上記出力軸やこれと一体に回転する駆動スプロケッ
トを覆うスプロケットカバーの外側面に取り付けられて
おり、このスプロケットカバーを入力側の歯車の回転軸
が貫通している。そして、回転軸の貫通端は、出力軸の
端部にジョイントを介して同軸的に連結されており、こ
の連結により、出力軸の回転が入力側の歯車から出力側
の歯車を経てケーブルに伝えられるようになっている。
ところで、歯車を用いた従来の回転動力取り出し装置
では、この歯車の噛み合い部分に抵抗が生じるので、こ
の抵抗の分だけ出力軸の駆動トルクが失われるといった
問題がある。そこで、本出願人は、上記機械式の回転動
力取り出し装置を電気式のセンサに変更し、出力軸の回
転数を電気的に検出することを試みている。
このセンサは、ケース内に円盤状の磁石とピックアッ
プICとを収容してなり、このケースをスプロケットカバ
ーに取り付けることで、磁石の軸部と出力軸とが同軸的
に連結されるようになっている。そして、磁石が出力軸
によって回転されると、その磁力線によりピックアップ
ICが動作され、出力軸の回転数を示す電気パルスが出力
される。
一方、センサの磁石を出力軸に同軸的に連結する場
合、この連結部分のコンパクト化やセンサの組み付け性
のことを考慮すると、磁石の軸部と出力軸との連結部分
は、凹凸嵌合等の簡単な構成とすることが望ましいもの
となる。また、センサは精密な部品でもあるため、磁石
の軸部に無理な曲げ荷重が加わると、センサの故障の原
因となることがある。
したがって、センサの軸部と出力軸との同軸度は、こ
れまでにも増して高精度に定める必要が生じてくる。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、スプロケットカバーの軽量化やコスト
の低減を図るために、このスプロケットカバーを薄肉な
合成樹脂材料にて構成した場合、スプロケットカバーの
成形時にカバー自体に歪が発生することが多い。このた
め、スプロケットカバー上の所定位置にセンサのケース
を取り付けても、磁石の軸部と出力軸とが同軸状に揃わ
ないことがあり、これら軸部と出力軸との位置決め精度
が悪くなる不具合がある。
しかも、センサ自体がスプロケットカバーの外側に露
出するため、外観的な面で問題が残るとともに、センサ
を石打ちや飛び石等から保護するために、ケースを強固
に形成しなくてはならない。このため、専用のハードケ
ースが必要となり、その分、コストが高くなるといった
問題もある。
本発明は、このような事情にもとづいてなされたもの
で、出力軸とセンサ軸との同軸度を精度良く定めつつ、
センサ軸の軸長を短く抑えて軸振れを防止することがで
き、しかも、センサがミッションケースの外方に露出す
ることもなく、石打ち等から保護できるとともに、ミッ
ションケースの側方へのセンサの張り出しを少なく抑え
ることができ、かつまた、センサに連なる信号送出用の
リード線と駆動部材との干渉も防止できる車両の走行速
度検出装置の提供を目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本発明に係る車両の走行速
度検出装置は、 エンジンのクランクケースに連なるミッションケース
と: このミッションケースに支持され、一端が上記ミッシ
ョンケースの側方に突出する出力軸と; この出力軸の一端に取り付けられ、出力軸と一体に回
転駆動する駆動部材と; 上記クランクケースを側方から覆うとともに、その端
部に上記駆動部材を側方から覆い隠すカバー部が一体に
形成された合成樹脂製のクランクケースカバーと;を備
えている。
そして、本願発明においては、上記ミッションケース
に、上記カバー部と上記駆動部材との間に介在される金
属製の支持ステーを取り付け、この支持ステーに上記出
力軸と同軸状をなすセンサ取り付け孔を形成するととも
に、この支持ステーの上記カバー部と向かい合う面に上
記出力軸の回転数を電気的に検出するセンサを取り付
け、 このセンサは、磁石およびこの磁石と向かい合う検出
部を内蔵したケースと、このケースに回転自在に支持さ
れ、上記出力軸の回転を上記磁石に伝えるセンサ軸と、
上記検出部によって検出された回転数信号を送出するリ
ード線とを有し、これら磁石および上記リード線を上記
センサ軸と直交する方向に互いに並べて配置するととも
に、上記リード線は上記支持ステーと上記カバー部との
間を通して配線し、 また、上記センサのケースは、上記センサ軸を同軸状
に取り囲むとともに、上記センサ取り付け孔に嵌め込む
ことで上記センサ軸と出力軸とを同軸状に位置合わせす
る筒状部と、上記支持ステーに重ね合わされるフランジ
部とを一体に有し、上記筒状部を上記センサ取り付け孔
に嵌め込んだ状態で上記フランジ部の複数箇所を上記支
持ステーにねじ止めすることにより、上記センサが上記
支持ステーに固定されているとともに、 上記出力軸は、その一端に上記筒状部の内側に進出す
る突出部を有し、この突出部が上記筒状部の内側で上記
センサ軸に同軸状に連結されていることを特徴としてい
る。
[作用] この構成によれば、センサを支持する支持ステーは、
合成樹脂材料よりも剛性の高い金属製であるから、変形
し難いとともに、成形歪の発生も少なくなる。加えて、
センサのセンサ軸は、ケースと一体の筒状部を支持ステ
ーのセンサ取り付け孔に嵌め込むことでミッションケー
ス側の出力軸との同軸的な位置合わせがなされていると
ともに、このケースにしても上記筒状部をセンサ取り付
け孔に嵌め込んだ状態で支持ステーにねじ止めされてい
るので、出力軸とセンサ軸との同軸度を精度良く定める
ことができる。
また、センサ軸と出力軸とを連結するに当って、この
出力軸の一端に筒状部の内側に進出する突出部を形成し
たので、センサ軸を筒状部の開口端から外方に向けて大
きく延長する必要はない。このため、センサ軸の軸長を
短く抑えて、軸振れを防止することができる。
センサはクランクケースカバーから延びるカバー部に
よって覆い隠されるので、センサがミッションケースの
外方に直接露出することはない。そのため、外観的な面
でも何等問題は生じないとともに、このセンサを車両の
走行に伴う石打ちや飛び石等から保護することができ
る。
加えて、センサに連なるリード線と回転する駆動部材
との間には支持ステーが介在されているので、この支持
ステーによってリード線と駆動部材とを互いに隔てるこ
とができる。よって、センサが駆動部材に隣接している
にも拘わらず、このセンサのリード線が駆動部材に巻き
込まれたり、絡み付くことはなく、リード線の損傷を防
止することができる。
それとともに、磁石とリード線とがセンサ軸の軸方向
に重なり合わずに済むので、支持ステーの側方へのセン
サの張り出しを極力少なく抑えることができる。
[実施例] 以下本発明を、自動二輪車に適用した図面にもとづい
て説明する。
第6図中符号1で示すフレームは、その前端にステア
リングヘッドパイプ2を備えている。ステアリングヘッ
ドパイプ2には、フロントフォーク3を介して前輪4が
支持されている。ステアリングヘッドパイプ2には、後
方斜め下向きに延びるメインパイプ5が連結されてお
り、このメインパイプ5の後端部に下向きに延びるリヤ
アームブラケット6が設けられている。リヤアームブラ
ケット6には、リヤアーム7の前端部が枢支されてい
る。リヤアーム7は、リヤアームブラケット6の後方に
延びており、このリヤアーム7の後端部に駆動輪として
の後輪8が支持されている。
メインパイプ5の下方には、エンジン9が支持されて
いる。このエンジン9は、クランク軸10を収容するメイ
ンケース11を備えている。クランクケース11の後部に
は、図示しない歯車変速機を収容するミッションケース
12が一体に形成されている。ミッションケース12は、ク
ランクケース11の後方に突出しており、その後端部がリ
ヤアームブラケット6に支持されている。
また、ステアリングヘッドパイプ2の前面には、前方
に延びるメータステー13が取り付けられている。メータ
ステー13の前端部には、電気式のスピードメータ14が取
り付けられている。スピードメータ14は、フロントフォ
ーク3の上部よりも前方に位置している。
第1図に示すように、エンジン9のミッションケース
12の後部には、軸受18を介してエンジン動力を出力する
出力軸17が支持されている。出力軸17の一端は、ミッシ
ョンケース12の側面を貫通して外方に導出されている。
出力軸17の導出部には、駆動部材としての駆動スプロケ
ット19がスプライン係合され、ナット20により抜け止め
固定されている。駆動スプロケット19と後輪8の従動ス
プロケット21との間には、チェーン22が巻回されてお
り、これらスプロケット19,21およびチェーン22を介し
て出力軸17の回転が後輪8に伝えられる。
また、クランクケース11の一側面には、第2図に示す
ような合成樹脂製のクランクケースカバー23が取り付け
られている。クランクケースカバー23は、クランク軸10
の一端の発電機24を覆っており、このクランクケースカ
バー23の後端部にカバー軸として機能するスプロケット
カバー25が一体に形成されている。このスプロケットカ
バー25は、上記ミッションケース12や駆動スプロケット
19を側方から覆い隠している。
このスプロケットカバー25で覆われるミッションケー
ス12の一側面には、例えばアルミダイキャスト製の支持
ステー30が取り付けられている。第1図および第2図に
示すように、支持ステー30は、駆動スプロケット19とス
プロケットカバー25との間に介在される上下方向に細長
い平坦な基板部31と、この基板部31の上下両端部に位置
するボス部32とを備えている。支持ステー30のボス部32
は、ミッションケース12の側面の取り付け座部33に重ね
合わされており、このボス部32に挿通したボルト34を取
り付け座部33にねじ込むことで、支持ステー30がミッシ
ョンケース12に固定される。
支持ステー30の基板部31には、センサ取り付け孔35が
形成されている。センサ取り付け孔35は、出力軸17の軸
線X1上に位置しており、このセンサ取り付け孔35の開口
周縁部には、駆動スプロケット19側に延びる円筒状の支
持壁36が形成されている。
このような支持ステー30の基板部31には、上記出力軸
17の回転数を検出するためのセンサ38が取り付けられて
いる。センサ38は、第3図ないし第5図に示すように、
基板部31のスプロケットカバー25と向かい合う面に固定
されるケース39を備えている。ケース39は、一端が開口
された円筒部40と、この円筒部40に連なる箱形部41とで
構成されている。円筒部40は、上下方向に張り出す一対
のフランジ部4aを有している。これらフランジ部40a
は、支持ステー30の基板部31に重ね合わされるととも
に、この基板部31にボルト44を介して固定されている。
円筒部40の開口端には、軸受部材43が設けられてい
る。軸受部材43は、円筒部40の開口部分を閉塞してお
り、この軸受部材43と円筒部40の終端との間にセンサ軸
45が回転自在に支持されている。センサ軸45は、上記出
力軸17に対し同軸的に位置されており、このセンサ軸45
の一端部に偏平な角柱状をなす係合部46が形成されてい
る。
なお、軸受部材43は、センサ軸45の貫通部分をシール
するためのオイルシール48を有している。
ケース39の円筒部40の開口端には、筒状部として機能
する円筒状の嵌合壁部42が一体に形成されている。嵌合
壁部42は、センサ軸45の係合部46の周囲を同軸状に覆っ
ている。嵌合壁部42は、支持ステー30のセンサ取り付け
孔35やこれに連なる支持壁36の内側に嵌合されており、
この嵌合により、センサ軸45と出力軸17の同軸度が確保
されている。
また、出力軸17は、その駆動スプロケット19が固定さ
れた一端に軸方向に沿って突出する突出部17aを有して
いる。突出部17aは、上記ケース39の嵌合壁部42の内側
に入り込んでおり、この突出部17aの先端の係合溝47に
センサ軸45の係合部46が係合されている。この係合によ
り、出力軸17とセンサ軸45とが軸回り方向に一体的に回
転するように連結され、出力軸17の回転がセンサ軸45に
伝えられるようになっている。そして、センサ軸45と出
力軸17との係合部分は、嵌合壁部42によって取り囲まれ
ており、この嵌合壁部42は、上記係合部分に埃や雨水等
の異物が侵入するのを防いでいる。
センサ軸45の他端部には、このセンサ軸45と一体に回
転する円盤状の磁石49が同軸的に設けられている。磁石
49の上方には、検出部としてのピックアップIC50が配置
されている。ピックアップIC50は、磁石49の外周面に近
接されており、この磁石49が回転された時に、その磁力
線により動作されて電気パルスを発するようになってい
る。そして、本実施例のピックアップIC50は、磁石49が
1回転する間に2パルスを出力する。
ピックアップIC50は、プリント基板51に支持されてい
る。プリント基板51は、ケース39の箱形部41にねじ52を
介して固定されている。プリント基板51は、第4図に示
すように、磁石49の後方に向けて延長されており、この
プリント基板51の延長部分にリード線53が接続されてい
る。
リード線53は、ピックアップIC50から出力されたパル
ス信号をスピードメータ14に送出するためのものであ
り、そのプリント基板51との接続部分が上記磁石49に隣
接されている。そして、磁石49とリード線53とは、セン
サ軸45の軸線と直交する方向、つまりミッションケース
12の前後方向に互いに並べ配置されている。
第1図や第2図に示すように、リード線53は、センサ
32のケース39から引き出された後、支持ステー30の基板
部31とスプロケットカバー25との間を通して下向きに導
かれており、上記駆動スプロケット19に対し基板部31を
挟んだ反対側に位置されている。そして、このリード線
53は、第6図に示すように、スプロケットカバー25の下
方からクランクケースカバー23の周囲を通してメインパ
イプ5の後部に導かれ、ここからメインパイプ5に沿っ
て前方のスピードメータ14に導かれている。
なお、ケース39の箱形部41の開口部分は、この箱形部
41内にプリント基板51を収容した後、合成樹脂製の充填
材54によって液密に閉塞されている。
また、スプロケットカバー25には、センサ38との干渉
を避けるために、外側に張り出す膨出部25aが設けられ
ている。
このような構成によれば、センサ38を支持するアルミ
ダイキャスト製の支持ステー30は、合成樹脂製のスプロ
ケットカバー25に比べて剛性が格段に高いために、変形
し難いとともに、成形歪の発生も少なくなる。
その上、センサ38のセンサ軸45は、このセンサ軸45を
囲むようにケース39に形成された嵌合壁部42を支持ステ
ー30のセンサ取り付け孔35に嵌め込むことで、ミッショ
ンケース12側の出力軸17との同軸的な位置あわせがなさ
れ、かつ、ケース39にしても上記嵌合壁部42をセンサ取
り付け孔35に嵌め込んだ状態で、支持ステー30の基板部
31にボルト44を介して固定されているので、出力軸17と
センサ軸45との同軸度を精度良く定めることができる。
よって、センサ軸45にセンサ38の故障の原因となる曲げ
荷重が加わるのを確実に防止できる。
その上、センサ軸45と出力軸17とを連結するに当た
り、この出力軸17の一端に嵌合壁部42の内側に進出する
突出部17aを形成したので、センサ軸45を嵌合壁部42の
開口端から外方に向けて大きく延ばす必要はない。この
ため、センサ軸45の軸長を極力短く抑えることができ、
センサ軸45の軸振れを防止することができる。
また、上記構成によると、センサ38は、スプロケット
カバー25によって側方から覆い隠されるので、センサ38
がミッションケース12の外方にそのまま露出することは
なく、外観的な面でも好都合となる。それとともに、セ
ンサ38を石打ちや飛び石等からも保護することができ、
センサ38の破損を防止できるのは勿論のこと、専用のハ
ードケースを用意する必要もなくなり、その分、コスト
を低減することができる。
また、センサ38を支持する支持ステー30は、駆動スプ
ロケット19とセンサ38との間に介在されているので、セ
ンサ38をスプロケットカバー25の内側に収容したにも拘
わらず、このセンサ38を駆動スプロケット19から保護す
ることができる。
さらに、上記構成によると、センサ38で検出された回
転数信号を送出するリード線53と駆動スプロケット19と
の間には、支持ステー30が介在されているので、この支
持ステー30によってリード線53と駆動スプロケット19と
を互いに隔てることができる。よって、センサ38が駆動
スプロケット19に隣接しているにも拘わらず、リード線
53が駆動スプロケット19に巻き込まれたり、絡み付くこ
とはなく、このリード線53の破損を未然に防止すること
ができる。
それとともに、センサ38の磁石49とリード線53とがセ
ンサ軸45の軸方向に重なり合わずに済むので、センサ38
からのリード線53の引き出し部分をコンパクトに形成す
ることができ、支持ステー30の側方へのセンサ38の張り
出しを少なく抑えることができる。
なお、上記実施例では、センサの支持ステーをアルミ
ダイキャスト製としたが、本発明はこれに限らず、板金
製あるいは鍛造成形品としても良いし、駆動部材もスプ
ロケットに限らず、後輪をベルトで駆動する場合にはプ
ーリであっても良い。
さらに、本発明に係る車両は、自動二輪車に特定され
ず、例えば自動四輪車や雪上車のようなその他の車両で
あっても良い。
[発明の効果] 以上詳述した本発明によれば、センサ軸は、ケースの
筒状部を支持ステーのセンサ取り付け孔に嵌め込むこと
でミッションケースの出力軸との同軸的な位置合わせが
なされ、かつ、ケースにしても筒状部をセンサ取り付け
孔に嵌め込んだ状態で支持ステーにねじ止めされている
ので、出力軸に対するセンサ軸の同軸度を精度良く定め
ることができ、センサ軸にセンサの故障の原因となる曲
げ荷重が加わるのを確実に防止できる。
また、出力軸の一端に筒状部の内側に進出する突出部
を形成したことにより、センサ軸を筒状部の開口端から
外方に向けて大きく延ばす必要はなく、その分、センサ
軸の軸長を短く抑えてセンサ軸の軸振れを防止すること
ができる。
しかも、センサはクランクケースカバーのカバー部で
覆われているので、外観的な面で好都合となるととも
に、このセンサを走行中の石打ちや飛び石等からも保護
することができる。このため、センサの破損を防止でき
るのは勿論のこと、専用のハードケースを用意する必要
もなくなり、その分、コストを低減できる。
また、センサを支える支持ステーは、駆動部材とセン
サのリード線との間に介在されているので、この支持ス
テーを利用してリード線と駆動部材とを互いに隔てるこ
とができる。したがって、センサが駆動部材に隣接して
いるにも拘わらず、リード線が駆動部材に巻き込まれた
り、絡み付くことはなく、このリード線の損傷を未然に
防止することができる。
その上、センサの磁石とリード線とがセンサ軸の軸方
向に重なり合わずに済むので、センサからのリード線の
引き出し部分をコンパクトに形成することができ、支持
ステーの側方へのセンサの張り出しが少なくなるといっ
た利点がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、 第1図は、センサの取り付け部分の断面図、 第2図は、第1図中II線方向から見た矢視図、 第3図は、第5図中III−III線に沿う断面図、 第4図は、第5図中IV−IV線に沿う断面図、 第5図は、センサの平面図、 第6図は、自動二輪車の側面図である。 9……エンジン、 11……クランクケース、 12……ミッションケース、 17……出力軸、 17a……突出部、 19……駆動部材(駆動スプロケット)、 23……クランクケースカバー、 25……カバー部(スプロケットカバー)、 30……支持ステー、 35……センサ取り付け部、 38……センサ 39……ケース 40a……フランジ部、 42……筒状部(嵌合壁部)、 45……センサ軸、 49……磁石、 50……検出部(ピックアップIC) 53……リード線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 章高 静岡県磐田市新貝2500番地 ヤマハ発動 機株式会社内 (72)発明者 三輪 邦彦 静岡県磐田市新貝2500番地 ヤマハ発動 機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭64−29771(JP,A) 特開 平3−287072(JP,A) 実開 昭57−93861(JP,U) 実開 平1−139024(JP,U) 実開 昭50−109679(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62J 39/00 B62J 23/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンのクランクケースに連なるミッシ
    ョンケースと; このミッションケースに支持され、一端が上記ミッショ
    ンケースの側方に突出する出力軸と; この出力軸の一端に取り付けられ、出力軸と一体に回転
    する駆動部材と; 上記クランクケースを側方から覆う合成樹脂製のクラン
    クケースカバーと; を備え、 このクランクケースカバーの端部に、上記駆動部材を側
    方から覆い隠すカバー部を一体に形成してなる車両にお
    いて、 上記ミッションケースに、上記カバー部と上記駆動部材
    との間に介在される金属製の支持ステーを取り付け、こ
    の支持ステーに上記出力軸と同軸状をなすセンサ取り付
    け孔を形成するとともに、この支持ステーの上記カバー
    部と向かい合う面に上記出力軸の回転数を電気的に検出
    するセンサを取り付け、 このセンサは、磁石およびこの磁石と向かい合う検出部
    を内蔵したケースと、このケースに回転自在に支持さ
    れ、上記出力軸の回転を上記磁石に伝えるセンサ軸と、
    上記検出部によって検出された回転数信号を送出するリ
    ード線とを有し、これら磁石および上記リード線を上記
    センサ軸と直交する方向に互いに並べて配置するととも
    に、上記リード線は上記支持ステーと上記カバー部との
    間を通して配線し、 また、上記センサのケースは、上記センサ軸を同軸状に
    取り囲むとともに、上記センサ取り付け孔に嵌め込むこ
    とで上記センサ軸と出力軸とを同軸状に位置合わせする
    筒状部と、上記支持ステーに重ね合わされるフランジ部
    とを一体に有し、上記筒状部を上記センサ取り付け孔に
    嵌め込んだ状態で上記フランジ部の複数箇所を上記支持
    ステーにねじ止めすることにより、上記センサが上記支
    持ステーに固定されているとともに、 上記出力軸は、その一端に上記筒状部の内側に進出する
    突出部を有し、この突出部が上記筒状部の内側で上記セ
    ンサ軸に同軸状に連結されていることを特徴とする車両
    の走行速度検出装置。
JP2288391A 1990-10-29 1990-10-29 車両の走行速度検出装置 Expired - Fee Related JP3058671B2 (ja)

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