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JP3062899B2 - ナトリウムホルムアルデヒドスルホキシレート水溶液の安定化方法 - Google Patents
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JP3062899B2 - ナトリウムホルムアルデヒドスルホキシレート水溶液の安定化方法 - Google Patents

ナトリウムホルムアルデヒドスルホキシレート水溶液の安定化方法

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JP3062899B2
JP3062899B2 JP4049853A JP4985392A JP3062899B2 JP 3062899 B2 JP3062899 B2 JP 3062899B2 JP 4049853 A JP4049853 A JP 4049853A JP 4985392 A JP4985392 A JP 4985392A JP 3062899 B2 JP3062899 B2 JP 3062899B2
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formaldehyde sulfoxylate
sodium formaldehyde
weight
aqueous sodium
solution
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佐藤  誠
正伸 酒井
健児 濱田
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Sumitomo Seika Chemicals Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Seika Chemicals Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ナトリウムホルムアル
デヒドスルホキシレート(NaSOCHOH・2H
O)水溶液の安定化方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ナトリウムホルムアルデヒドスルホキシ
レートは、レドックス重合反応における触媒または助触
媒およびセルロース繊維の捺染等に用いられる有用な化
合物である。
【0003】使用に際しては、水を添加し、水溶液とし
て使用するが、特にレドックス重合における触媒または
助触媒として用いる場合は、ナトリウムホルムアルデヒ
ドスルホキシレートが水溶液中で不安定であるため、使
用直前に水に溶解して使用している。このため、溶解作
業に多大な時間と労力を要し、効率的な生産活動の妨げ
となっているのが現状である。また、使用量が多くなり
溶解頻度が多い場合には、混合時に発生するナトリウム
ホルムアルデヒドスルホキシレート粉塵による作業環境
の悪化等も懸念される。
【0004】そこで、安定剤を用いてナトリウムホルム
アルデヒドスルホキシレート水溶液を安定化させること
が研究されてきた。従来、ナトリウムホルムアルデヒド
スルホキシレート水溶液の安定剤としては、硫化ナトリ
ウム(Kim.Kim.Teckhnol 26(1
0).1231−4(Russ)1983)、ホルムア
ルデヒド(Barwniki−Srodki Pomo
cnicze 20(1).1−12(Pol)197
6)等が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記安定剤の
うち、硫化ナトリウムは、ナトリウムホルムアルデヒド
スルホキシレートを、例えばレドックス重合反応におけ
る助触媒として用いた場合、重合触媒の活性を阻害する
おそれがある。また、ホルムアルデヒドは、その毒性に
問題があり、最終製品中の残留量が厳しく規制されてい
るため、その使用は好ましくない。
【0006】本発明の目的は、上記のような欠点を有し
ないナトリウムホルムアルデヒドスルホキシレート水溶
液の安定剤を提供することであり、これによって、ナト
リウムホルムアルデヒドスルホキシレート水溶液の調製
時にその分解に伴なうホルマリン、硫化物等の生成を防
ぎ、同時にアルカリ度の低下を防ぐことにある。さら
に、溶解作業の効率化および作業環境の改善をはかるこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記した状
況に鑑み、鋭意検討の結果、ある種のアルデヒド、ケト
ン、オキシム、アミド、アセタールがナトリウムホルム
アルデヒドスルホキシレート水溶液の安定剤として有用
であることを見い出し、本発明に到達した。
【0008】すなわち、本発明の要旨は、ナトリウムホ
ルムアルデヒドスルホキシレート水溶液を調製するに際
し、固形ナトリウムホルムアルデヒドスルホキシレート
100重量部に対し、下記一般式(I)〜(V)で示さ
れる化合物群から選択される少なくとも1種を0.1〜
3.0重量部添加することを特徴とするナトリウムホル
ムアルデヒドスルホキシレート水溶液の安定化方法であ
る。 RCHO (I) RC=O (II) RC=N−OH (III) RCONH (IV) RC(OR (V) (式中、R〜R、Rは、それぞれ、C〜C
直鎖または分岐アルキル基を表わし、R〜Rは、そ
れぞれ、水素原子またはC〜Cの直鎖もしくは分岐
アルキル基を表わす。)
【0009】本発明で用いることのできるナトリウムホ
ルムアルデヒドスルホキシレート水溶液の安定剤の具体
例としては、アセトアルデヒド、プロピオンアルデヒ
ド、ブチルアルデヒド、イソブチルアルデヒド、バレル
アルデヒド、イソバレルアルデヒド、ヘキサナール、ヘ
プタナール等のアルデヒド類;アセトン、メチルエチル
ケトン、3−ペンタノン、イソプロピルメチルケトン、
メチルプロピルケトン、3−ヘキサノン、2−メチル−
3−ペンタノン、4−ヘプタノン、2,4−ジメチル−
3−ペンタノン、2−メチル−3−ヘキサノン等のケト
ン類;ホルムアルデヒドオキシム、アセトアルデヒドオ
キシム、プロピオンアルデヒドオキシム、ブチルアルデ
ヒドオキシム、イソブチルアルデヒドオキシム、バレル
アルデヒドオキシム、イソバレルアルデヒドオキシム、
ヘキサナールオキシム、ヘプタナールオキシム、ノナナ
ールオキシム等のオキシム類;ホルムアミド、アセトア
ミド、プロピオンアミド、ブチルアミド、イソブチルア
ミド、バレルアミド、イソバレルアミド、ヘキサンアミ
ド、ヘプタンアミド、ノナンアミド等のアミド類;ホル
ムアルデヒドジメチルアセタール、ホルムアルデヒドジ
エチルアセタール、アセトアルデヒドジメチルアセター
ル、アセトンジメチルアセタール等のアセタール類;お
よびこれらの混合物が挙げられる。
【0010】なかでも、少量の添加で長期に亘って保存
安定化が可能であるとの理由から、アセトアルデヒド、
ブチルアルデヒド、イソブチルアルデヒド、アセトン、
メチルエチルケトン、3−ヘキサノン、2−メチル−3
−ペンタノン、アセトアルデヒドオキシム、ブチルアル
デヒドオキシム、バレルアルデヒドオキシム、ノナナー
ルオキシム、アセトアミド、イソブチルアミド、ヘキサ
ンアミド、ホルムアルデヒドジメチルアセタール、ホル
ムアルデヒドジエチルアセタール、アセトアルデヒドジ
メチルアセタール等が好ましく用いられる。
【0011】上記した安定剤の添加量は、固形ナトリウ
ムホルムアルデヒドスルホキシレート100重量部に対
して0.1〜3.0重量部、好ましくは0.3〜2.0
重量部が適量である。0.1重量部未満では、実質的に
安定剤の添加効果が現われず、3.0重量部を超えて添
加してもそれに見合う効果が得られないため有利でな
い。安定剤の添加方法は、ナトリウムホルムアルデヒド
スルホキシレート水溶液の調製時、固形ナトリウムホル
ムアルデヒドスルホキシレートと同時に添加混合しても
よく、また先にナトリウムホルムアルデヒドスルホキシ
レート水溶液を調製した後、安定剤を添加してもよい。
【0012】このようにして調製すれば、濃度が1〜6
0重量%のナトリウムホルムアルデヒドスルホキシレー
ト水溶液を得ることができ、30〜40℃にて保存した
場合に最大60日まで安定に保存することができる。
【0013】
【実施例】以下に実施例をあげて本発明をさらに詳細に
説明するが、本発明はこれら実施例になんら限定される
ものではない。(以下、「部」は「重量部」を示す。)
【0014】実施例1〜16および比較例1〜3 以下に示した配合でナトリウムホルムアルデヒドスルホ
キシレートの水溶液をつくり、表1〜4記載の安定剤を
所定量添加し、安定剤の添加による該水溶液の安定性を
比較した。水溶液は、ガラス製の容器に入れ密栓し、3
0℃で保存し、ナトリウムホルムアルデヒドスルホキシ
レートの濃度、硫化物の存否およびアルカリ度について
経時変化を測定した。結果を表1〜4に示す。なお、配
合例および分析法は以下の通りである。
【0015】[配合例] 水 700部 ナトリウムホルムアルデヒドスルホキシレート 300部 (NaSOCHOH・2HO) 安定剤(表1〜4記載) 所定量(部)
【0016】[分析法] ナトリウムホルムアルデヒドスルホキシレート水溶
液の濃度(重量%)は、JIS K 1476−198
0記載の方法に準じて求めた。 硫化物の存否の分析については、JIS K 14
76−1980記載の方法に準じておこない、直ちに暗
い色が現われる(硫化物が存在する)場合を×、直ちに
暗い色が現われない(硫化物が存在しない)場合を○と
して判定した。 アルカリ度:ナトリウムホルムアルデヒドスルホキ
シレート水溶液をナトリウムホルムアルデヒドスルホキ
シレート固形換算で約1gに相当する量採取し、これを
100mlに希釈し、マグネチックスタラーで緩やかに
かき混ぜながら、N/10塩酸を用いて、中和滴定し
た。指示薬としてはフェノールフタレイン溶液を用い
た。中和に要したN/10塩酸の量からNaOH重量に
換算し、ナトリウムホルムアルデヒドスルホキシレート
固形換算1gあたりのNaOH重量(重量%)で表わし
た。
【0017】
【表1】
【0018】
【表2】
【0019】
【表3】
【0020】
【表4】
【0021】
【発明の効果】安定剤を用いない場合、ナトリウムホル
ムアルデヒドスルホキシレート水溶液中のナトリウムホ
ルムアルデヒドスルホキシレート濃度、アルカリ度は時
間とともに徐々に低下し、硫化物は徐々に増加する。し
かし、本発明の方法によれば、ナトリウムホルムアルデ
ヒドスルホキシレートを水溶液の状態で長期に亘り安定
に保存でき、溶解に要する労力の削減および作業環境の
改善等が可能となる。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−28954(JP,A) 特許38776(JP,C1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07C 313/00 C07C 315/00 C07C 381/00 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ナトリウムホルムアルデヒドスルホキシ
    レート水溶液を調製するに際し、固形ナトリウムホルム
    アルデヒドスルホキシレート(NaSOCHOH・
    2HO)100重量部に対し、下記一般式(I)〜
    (V)で示される化合物群から選択される少なくとも1
    種を0.1〜3.0重量部添加することを特徴とするナ
    トリウムホルムアルデヒドスルホキシレート水溶液の安
    定化方法。 RCHO (I) RC=O (II) RC=N−OH (III) RCONH (IV) RC(OR (V) (式中、R〜R、Rは、それぞれ、C〜C
    直鎖または分岐アルキル基を表わし、R〜Rは、そ
    れぞれ、水素原子またはC〜Cの直鎖もしくは分岐
    アルキル基を表わす。)
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