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JP3064637B2 - 赤外レンズ製造方法 - Google Patents
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JP3064637B2 - 赤外レンズ製造方法 - Google Patents

赤外レンズ製造方法

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JP3064637B2
JP3064637B2 JP4046727A JP4672792A JP3064637B2 JP 3064637 B2 JP3064637 B2 JP 3064637B2 JP 4046727 A JP4046727 A JP 4046727A JP 4672792 A JP4672792 A JP 4672792A JP 3064637 B2 JP3064637 B2 JP 3064637B2
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container
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希代子 大嶋
義尚 武富
久則 杉浦
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光学レンズ、特にハロゲ
ン化銀結晶を用いた赤外線透過レンズの製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、光学レンズの量産工法として、工
程の大幅な簡略化と、高性能な非球面レンズの加工も容
易に行えるという利点があるプレス成形法が注目されて
いる。
【0003】ハロゲン化銀結晶は、その高い透過率を活
かし、赤外線センサ用高感度レンズ等の素材として期待
されているが、研磨加工が困難であり、量産に向かない
という課題があった。
【0004】しかし一方でハロゲン化銀結晶は、押し出
し加工によるファイバ化も可能であるほど塑性変形能が
高く、他の材料には無いこの様な特長を活かした、プレ
ス成形による高性能な非球面レンズ量産への期待が高ま
っている。
【0005】以下図面を参照しながら、従来の製造方法
の一例について説明する。図6は従来の赤外レンズ製造
方法に用いられる装置の要部断面構造を示すものであ
り、21はレンズ形状を転写するための鏡面部22を有
した上レンズ金型であり、23はレンズ形状を転写する
ための鏡面部24を有した下レンズ金型である。25は
例えば塩化銀・臭化銀等のハロゲン化銀結晶から成るレ
ンズ硝材であり、適応する大きさに切り出されている。
(特開昭59−212801号報)。
【0006】以下その動作について説明する。レンズ硝
材25を上下レンズ金型21、23間の中心に載置し上
方より加圧すると、レンズ硝材25は鏡面部22、24
に沿って流動し、レンズ形状を転写する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、図7に示すように切り出されたレンズ硝
材の金型鏡面部中心での材料の流れが起こり難く、レン
ズ硝材表面の切削傷、研削傷が成形後にも残ってしまう
という問題点を有していた。
【0008】本発明は上記問題点に鑑み、レンズ硝材の
表面傷を残さずに所望レンズ形状の転写を行う赤外レン
ズ製造方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め本発明は、レンズ形状を転写するための鏡面部とそれ
をとりまくコバ部から成る金型と、この金型を収納する
コンテナと、加圧棒と、前記鏡面部の径より大きく前記
金型の径より小さい円板状レンズ硝材を用い、前記鏡面
部と前記レンズ硝材を偏心させ、且つ前記レンズ硝材の
平面部全周が前記コバ部と当接し、且つ前記コンテナ内
壁との間に間隙を有するように前記レンズ硝材を保持し
ながら押圧を行い所望のレンズ形状を得るという特徴を
備えたものである。また本発明は、レンズ形状を転写す
るための鏡面部とそれをとりまくコバ部から成る金型を
用い、この金型を収納するコンテナと、加圧棒と、前記
鏡面部の径より大きく前記金型の径より小さく両面が非
平行な楔状円板レンズ硝材を用い、前記コバ部で前記レ
ンズ硝材を前記鏡面部の同心円位置で保持しながら押圧
を行い所望のレンズ形状を得るという特徴を備えたもの
である。
【0010】
【作用】本発明は上記の構成によって、金型に偏心して
保持されたレンズ硝材が加圧棒により押圧されると、レ
ンズ硝材の平面部外周から金型鏡面に沿うようにミクロ
な塑性変形が進行する。即ち偏心させて設置したレンズ
硝材が金型の鏡面部に沿って流動し、徐々にレンズ形状
が転写されて行くためレンズ面全体が流動した面となっ
て鏡面にならうため、レンズ硝材表面に残存する傷が消
滅する。
【0011】また、楔状のレンズ硝材を押圧することに
より、肉厚部から金型鏡面に沿うように流動し、徐々に
レンズ形状が転写されて行くためレンズ面全体が流動し
た面となって鏡面にならうため、レンズ硝材表面に残存
する傷が消滅する。
【0012】
【実施例】以下本発明の赤外レンズ製造方法の一実施例
について、図面を参照しながら説明する。
【0013】図1は本発明の一実施例である赤外レンズ
製造方法を具現化した赤外レンズ製造装置の構造を示す
ものである。図1において、1は上レンズ金型であり、
レンズ形状を転写するための鏡面部2と、レンズ硝材8
を保持し押圧するためのコバ部3を有する。4は下レン
ズ金型であり、レンズ形状を転写するための鏡面部5
と、レンズ硝材8を保持し押圧するためのコバ部3を有
する。6はコンテナであり、前記上下金型1、4と加圧
棒7が摺動自在に収納される。8は例えば塩化銀・臭化
銀等のハロゲン化銀結晶から成るレンズ硝材であり、
えば前記金型1、4の径より小さく且つ前記鏡面部2、
5の径より大きい円板状に切り出されてい る。
【0014】以上のように構成された赤外レンズ製造装
置について、図1〜図3を用いてその動作を説明する。
【0015】まず図1に示すようにコンテナ6内に、鏡
面部5を上向きにして下レンズ金型4を挿入し、次にレ
ンズ硝材8を前記下レンズ金型4の前記鏡面部5に対し
て偏心させ且つ前記レンズ硝材8の平面部全周が前記コ
バ部3と当接し、且つ前記コンテナ6内壁との間に間隙
を有するように前記レンズ硝材8を載置する。次に鏡面
部2を下向きにして上レンズ金型1を挿入すると、前記
レンズ硝材8は上下レンズ金型1、4のコバ部3間に
心して保持された状態となる。
【0016】次に加圧棒7を挿入しこの状態で加圧棒7
に圧力を加えると、前記レンズ硝材8は塑性変形を起こ
し、図2に示すようにレンズ形状を転写した赤外レンズ
が得られるものである。
【0017】加圧棒7に圧力を加えると、図3に示すよ
うに、前記レンズ硝材8はまず上下レンズ金型1、4の
接触しているコバ部3で押圧され、コバ部3に沿って一
部はコンテナ6内壁側に流動し、未接触部は徐々に上下
レンズ金型1、4の鏡面部2、5とコバ部3に沿って流
動し、また、一部が先にコンテナ内壁に到達し、さらに
押圧が続くことにより、到達した内壁側には流れず間隙
のある側に流動していくため、徐々にレンズ形状が転写
されていくものである。
【0018】以上のように本実施例によれば、レンズ金
型に対してレンズ硝材を偏心させることにより、徐々に
レンズ形状が転写されて行き、レンズ面全体が流動した
面となって鏡面にならうため鏡面部中心部でも材料の流
れがあり、レンズ硝材表面に残存する傷が消滅するもの
である。
【0019】以下本発明の第2の実施例について図面を
参照しながら説明する。
【0020】図4は本発明の製造方法の第2の実施例を
具現化した製造装置の要部断面図であり、図1と同様の
構成となっている。図4において、1は上レンズ金型で
あり、レンズ形状を転写するための鏡面部2と、押圧す
るためのコバ部3を有する。4は下レンズ金型であり、
レンズ形状を転写するための鏡面部5と、押圧するため
のコバ部3を有する。6はコンテナであり、前記上下金
型1、4と加圧棒7が摺動自在に収納される。11は例
えば塩化銀・臭化銀等のハロゲン化銀結晶から成るレン
ズ硝材であり、前記鏡面部2、5の径より大きく前記金
型1、4の径より小さく両面が非平行な楔状の円板に形
成される。
【0021】以上のように構成された赤外レンズ製造方
法について、図2、図4、図5を用いてその動作を説明
する。
【0022】まず図4に示すようにコンテナ6内に、鏡
面部5を上向きにして下レンズ金型4を挿入し、次に楔
円板レンズ硝材11を前記下レンズ金型4の中心すな
わち前記鏡面部5の同心円位置に載置する。次に鏡面部
2を下向きにして上レンズ金型1を挿入すると、前記楔
状円板レンズ硝材11の肉厚部が上下レンズ金型1、4
のコバ部3間に保持され、肉薄部は未接触の状態とな
る。
【0023】次に加圧棒7を挿入しこの状態で加圧棒7
に圧力を加えると、前記レンズ硝材11は塑性変形を起
こし、図2に示すようにレンズ形状を転写した赤外レン
ズが得られるものである。
【0024】加圧棒7に圧力を加えると、図5に示すよ
うに、前記レンズ硝材11はまず肉厚部が上下レンズ金
型1、4の接触しているコバ部3で押圧され、コバ部3
に沿って一部はコンテナ6内壁側に流動し、未接触部は
徐々に上下レンズ金型1、4の鏡面部2、5とコバ部3
に沿って流動し、また、一部が先にコンテナ内壁に到達
し、さらに押圧が続くことにより、到達した内壁側には
流れず間隙のある側に流動していくため、徐々にレンズ
形状が転写されていくものである。
【0025】以上のように本実施例によれば、レンズ硝
材を楔状円板とすることにより、徐々にレンズ形状が転
写されて行き、レンズ面全体が流動した面となって鏡面
にならうため鏡面部中心部でも材料の流れがあり、レン
ズ硝材表面に残存する傷が消滅するものである。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明の赤外レンズ製造方
法により、偏心させて設置した円板状レンズ硝材が金型
の鏡面部に沿って流動し、徐々にレンズ形状が転写され
て行くためレンズ面全体が流動した面となって鏡面にな
らうため、レンズ硝材表面に残存する傷が消滅し、転写
性の優れた鏡面のレンズ表面が得られ、高精度な非球面
レンズの量産が可能となる。
【0027】また、楔状円板のレンズ硝材を押圧するこ
とにより、肉厚部から金型鏡面に沿うように流動し、徐
々にレンズ形状が転写されて行くためレンズ面全体が流
動した面となって鏡面にならうため、レンズ硝材表面に
残存する傷が消滅し、転写性の優れた鏡面のレンズ表面
が得られ、高精度な非球面レンズの量産が可能となるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例方法を具現化した赤外レ
ンズ製造装置の断面図
【図2】同製造装置による赤外レンズの成形状態図
【図3】同製造装置の動作説明図
【図4】本発明の第2の実施例方法を具現化した赤外レ
ンズ製造装置の断面図
【図5】同実施例における動作説明図
【図6】従来の赤外レンズ製造装置の要部断面図
【図7】同従来装置の動作説明図
【符号の説明】
1 上レンズ金型 2 鏡面部 3 コバ部 4 下レンズ金型 5 鏡面部 8 レンズ硝材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−172235(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 3/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズ形状を転写するための鏡面部とそ
    れをとりまくコバ部から成る金型と、この金型を収納す
    るコンテナと、加圧棒と、前記鏡面部の径より大きく前
    記金型の径より小さい円板状レンズ硝材を用い、前記鏡
    面部と前記レンズ硝材を偏心させ、且つ前記レンズ硝材
    の平面部全周が前記コバ部と当接し、且つ前記コンテナ
    内壁との間に間隙を有するように前記レンズ硝材を保持
    しながら押圧を行い所望のレンズ形状を得ることを特徴
    とする赤外レンズ製造方法。
  2. 【請求項2】 レンズ形状を転写するための鏡面部とそ
    れをとりまくコバ部から成る金型を用い、この金型を収
    納するコンテナと、加圧棒と、前記鏡面部の径より大き
    く前記金型の径より小さく両面が非平行な楔状円板レン
    ズ硝材を用い、前記コバ部で前記レンズ硝材を前記鏡面
    部の同心円位置で保持しながら押圧を行い所望のレンズ
    形状を得ることを特徴とする赤外レンズ製造方法。
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