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JP3072575B2 - セグメントリングの拡張及び軸力付与方法 - Google Patents
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JP3072575B2 - セグメントリングの拡張及び軸力付与方法 - Google Patents

セグメントリングの拡張及び軸力付与方法

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JP3072575B2
JP3072575B2 JP4137683A JP13768392A JP3072575B2 JP 3072575 B2 JP3072575 B2 JP 3072575B2 JP 4137683 A JP4137683 A JP 4137683A JP 13768392 A JP13768392 A JP 13768392A JP 3072575 B2 JP3072575 B2 JP 3072575B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、シールド工事におけ
るセグメントリングの曲げ強度増加工ないし曲げ変形抑
止のためのセグメントリングの拡張及び軸力付与方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、シールド工法における覆工セグメ
ントは所定の位置(円形)に据付けられた後、セグメン
ト間にボルトを通して締結するのが一般的である。
【0003】そして、セグメントの組立てには相互間に
多少の空隙が必要であるが、これら空隙はボルト締結後
もそのまま残ることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のシールド覆
工においてはセグメント間に残る空隙ためセグメント間
には多少の緩みがあって、曲げ強度の低下、曲げ変形の
増大、目開きなどによる水密性の低下等の弊害が生じ
る。
【0005】また、このようにシールド覆工継手の曲げ
剛性が小さいとき、曲げ剛性の差から将来2次覆工が施
工された時点で2次覆工と同時的に(付加)荷重に抵抗
する作用を果たし得ない。
【0006】このため軟弱地盤におけるように経時的に
徐々に増加する荷重に対し、1次覆工は有効に作用し得
ない。
【0007】また、覆工セグメントは円環状に組上げら
れた後、シールド外部へ押し出される形で外荷重に接す
るに至るが、覆工セグメントの外周はやがて裏込め注入
材で満たされ、地盤の反作用的変形抑制作用と相俟っ
て、円形から押し潰される形に変形せしめようとする外
荷重に抵抗する。
【0008】しかしシールドが前進した直後はこれら裏
込め注入は存在せず、水圧などの即時的荷重に覆工セグ
メント単独で抵抗せねばならない。
【0009】このため大深度トンネルなどにおいては、
この時点が最も危険であることがある。
【0010】また覆工セグメントが真円形から歪むこと
は外側表面に目開きが生じることをも意味し、シールド
−セグメント間のシール(水封)が危険状態に至るおそ
れもある。
【0011】一般にボルト継手構造は継目のない構造に
比し強度が小さく、このような事態に効果的に対応でき
ない。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は前記従来の課
題を解決するために、リング方向に隣接する少なくとも
一組のセグメント3,3の内、一方のセグメント3の接
合面付近の内部に先端がこの接合面に開口するガイド穴
6を設け、このガイド穴6内に先端が凸円弧面をなす加
圧体5をリング方向に進退自在に挿嵌し、この加圧体6
の後方に回転中心からの距離が変化する周面をもったフ
ェイスカム8をその回転中心からの距離が小さい周面を
加圧体5の後端面に近接させて回転自在に設置し、フェ
イスカム8の回転作動軸9の端部をセグメント3の内面
側に突出させ、この回転作動軸9を介してフェイスカム
8を回転してその回転中心からの距離が大きい周面によ
り加圧体5を押圧することにより、加圧体5を押し出し
てその先端で他方のセグメント3の接合面を加圧し、セ
グメントリングを拡張すると共に軸力を付与し、この状
態でフェイスカム8を係止装置13により係止し、その
逆転方向の回転を阻止するようにしたセグメントリング
の拡張及び軸力付与方法を提案するものである。
【0013】
【作用】キーセグメント4が所定位置に挿入された時点
で、セグメント3の内面側から各軸力導入装置の回転作
動軸9をその回転操作端部10を介して回転し、これに
よってフェイスカム8をその回転中心からの距離が大き
い円弧周面において加圧体5の後端面に圧接するように
回転して加圧体5を前方に押し出し、加圧体5の凸円弧
状先端で隣接セグメント3の接合面を均等に加圧してセ
グメント3,3間を拡張すると共に、セグメントリング
に軸力を導入する。
【0014】所定の軸力が得られた時点でフェイスカム
8の回転を停止し、係止装置13によりフェイスカム8
を係止し、フェイスカム8の緩み方向の逆転を阻止す
る。
【0015】自重などの初期荷重による曲げモーメント
は、リングクラウン部(頂部)では内部に目開きが生じ
るように働き、スプリング部(水平真横部)では外部に
目開きが生じるように働く。
【0016】しかし、一般にはクラウン部での曲げが最
大であるので、圧縮力作用位置をクラウン部では断面の
中央よりもやや外方に設定し、抵抗作用をより効果的な
らしめる。
【0017】導入軸力の大きさを単に隣接セグメント
3,3間の密着を十分ならしめる程度に止めるか、積極
的に曲げ荷重に抵抗し得る程度のものとするかは、状況
に応じて選択するものとする。
【0018】曲げ荷重に抵抗するためには、導入軸力と
曲げモーメントとの合力が断面のミドルサード内に入る
ようにする。
【0019】拡張されて生じた隣接セグメント3、3間
の空隙には、急硬性セメント混練材などの急結硬化材を
充填して固定する。
【0020】
【実施例】図1に示すように、シールドマシン1のテー
ルプレート2の内側においてセグメント3をリング状に
組立てるが、その際にリングクラウン部のキーセグメン
ト4を最後に挿入して組立てる。
【0021】そして組立後、図2に示すように通常のシ
ールド工事においてはキーセグメント4の両側のいずれ
か一方の接合面においてリング方向の圧縮力(軸力)を
導入する。
【0022】ただし、泥水シールドなどにおいてリング
方向に隣接する各セグメントの接合面において軸力を導
入する必要のある場合には、導入すべきセグメントにつ
いてジャッキの拘束を解いた後、各接合面に同時に導入
する。
【0023】図3、図4はこのような軸力を導入するた
めの装置を示したもので、図4に示すようにこの軸力導
入装置を隣接するセグメント3,3の一方の接合面付近
に複数組並列に埋設して設置し、その装置に設けた加圧
体5によって他方のセグメントの接合面を加圧すること
によって軸力を導入するように構成したもので、軸力導
入位置は図3に示すようにセグメントリングの軸線より
も外周側に適当量偏心させた配置とする。
【0024】加圧体5は図5、図6に示すように先端が
凸円弧状をなす角柱状の金属ブロックで、一方のセグメ
ント3の接合面付近の内部に設けた先端がこの接合面に
開口するガイド孔6内にリング方向に進退自在に挿嵌さ
れている。
【0025】ガイド孔6の後端側には押圧部保護ケース
7が埋設され、この押圧部保護ケース7内に金属円柱の
周面の一部を半月型にカットした形態のフェイスカム8
が、そのカットした平坦面8’を加圧体5の後端に近接
して回転自在に、かつ横移動を拘束された状態で設置さ
れており、その回転作動軸9は予めフェイスカム8の回
転中心に固定的に取付けておいてもよいが、回転作動軸
9をフェイスカム8の回転中心の連結部に嵌脱自在に連
結するものであってもよく、いずれにしてもその一端の
ナット状等の回転操作端部10をセグメント3の内周面
側に突出させて回転操作するようになっている。
【0026】一方、他方のセグメント3の接合面には、
加圧体5の先端に対応する位置に金属の受圧板11がそ
の後端に突設したアンカー12をコンクリート中に埋設
して固定されている。
【0027】押圧部保護ケース7には、フェイスカム8
の平坦面8’の一側端に相対する位置にフェイスカム8
の逆転を阻止するための係止装置13が設置されてい
る。
【0028】この係止装置13としては、例えば図7に
示すように、フェイスカム8の平坦面8’の垂直面に対
して所要角度傾斜した斜面14を設け、この斜面14に
後端の傾斜面を接してスライドする係止ブロック15を
フェイスカム8の平坦面8’の一側端に相対して配置
し、この係止ブロック15にはこれを斜面14における
平坦面8’に近接する方向に押し込むように弾圧する押
し込みバネ16を装着した機構などを用いる。
【0029】要するに係止装置13は、フェイスカム8
をその回転中心からの距離が小さい平坦面8’に加圧体
の後端面が近接する位置から回転して、回転中心からの
距離が大きい円弧周面において加圧体5の後端面に圧接
するようになったとき、その回転に追従してその回転停
止位置でフェイスカム8あるいはその回転作動軸9の一
部を係止し、逆転(加圧体5の後端面の圧接を緩める方
向の戻り回転)を阻止する機構であればどのような機構
のものであってもよい。
【0030】また、フェイスカム8は図示の形態に限定
されるものではなく、回転中心からの距離が変化する周
面をもったものであればよい。
【0031】なお、加圧体5は、セグメント3の組立ま
でガイド孔6内に引き込んだ状態に保持しておくため
に、細径ピン17を用いてガイド孔6の周囲に固定して
おき、加圧体5の押し出し時にこのピン17を切断す
る。
【0032】上記構成の軸力導入装置を用いてセグメン
トリングに軸力を導入する際には、キーセグメント4が
所定位置に挿入された時点で、セグメント3の内面側か
ら各軸力導入装置の回転作動軸9をその回転操作端部1
0を介して回転し、これによってフェイスカム8をその
回転中心からの距離が大きい円弧周面において加圧体5
の後端面に圧接するように回転して加圧体5を前方に押
し出し、加圧体5の凸円弧状先端で隣接セグメント3の
接合面を均等に加圧してセグメント3,3間を拡張する
と共に、セグメントリングに軸力を導入する。
【0033】この際、加圧体5の軸線とフェイスカム8
の回転中心とは予め適当量偏心させておき(加圧体5の
軸線の延長線がフェイスカム8の回転中心を通らな
い)、軸力発生時における両者の接触位置のフェイスカ
ム8の回転中心に対する偏心量を小さくしてフェイスカ
ム8を回転するトルクを小さくする。
【0034】所定の軸力が得られた時点でフェイスカム
8の回転を停止すると、押し込みバネ16の弾圧力(バ
ネ16が伸びた状態においても強力な弾圧力を保持す
る)によりフェイスカム8の回転に追従して斜面14に
沿ってスライド移動した係止ブロック15がフェイスカ
ム8の平坦面8’の一側端を係止し、フェイスカム8の
緩み方向の逆転を阻止する。
【0035】隣接するセグメント3,3が拡張されて相
互の接合面に生じた空隙には、急硬性セメント混練材な
どの急結硬化材を充填して固結一体化する。
【0036】なお泥水シールドなどにおいて、セグメン
ト3,3間の緩み除去などのため各セグメント3,3間
に圧縮力を導入する必要のある場合は、加圧時に反力を
受ける加圧操作側のセグメント3を推進ジャッキの操作
によって固定し、加圧によって拡張移動する側のセグメ
ント3の推進ジャッキを浮かせておいて、軸力を導入す
る。
【0037】
【発明の効果】以上の通りこの発明によれば、下記の効
果が得られる。
【0038】1) セグメント組立後、セグメントの接
合部の少なくとも1箇所をリング方向に拡張することに
より、セグメント間の緩みを除去することができ、これ
によってセグメントリングの曲げ剛性が増大して曲げ強
度が増加し、曲げ変形が減少して水密性を向上させるこ
とができる。
【0039】2) セグメントリング内に軸力を発生さ
せることにより、自重などの初期荷重による曲げモーメ
ントに抵抗することができる。
【0040】この結果、断面内に配置された曲げ引張り
抵抗部材は、付加的荷重のみに抵抗すれば良いことにな
り、強度が大幅に増加する。
【0041】3) 1次覆工の曲げ剛性の増大により、
1,2次覆工が同時的に外荷重に抵抗することが可能に
なる。
【0042】仮に1,2次覆工間にせん断力伝達装置を
施工すれば、合成版として曲げに抵抗することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】シールド工法の概要を示す縦断側面図。
【図2】シールド工法の概要を示す縦断正面図。
【図3】この発明による軸力導入状態を示す部分正面
図。
【図4】この発明による軸力導入状態を示す部分平面
図。
【図5】この発明に係る軸力導入装置の縦断平面図。
【図6】この発明に係る軸力導入装置の縦断側面図。
【図7】この発明に係るフェイスカム係止装置の縦断側
面図。
【符号の説明】 1 シールドマシン 2 テールプレート 3 セグメント 4 キーセグメント 5 加圧体 6 ガイド孔 7 押圧部保護ケース 8 フェイスカム 8’ 平坦面 9 回転作動軸 10 回転操作端部 11 受圧板 12 アンカー 13 係止装置 14 斜面 15 係止ブロック 16 押し込みバネ 17 細径ピン

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リング方向に隣接する少なくとも一組の
    セグメントの内、一方のセグメントの接合面付近の内部
    に先端がこの接合面に開口するガイド穴を設け、このガ
    イド穴内に先端が凸円弧面をなす加圧体をリング方向に
    進退自在に挿嵌し、前記加圧体の後方に回転中心からの
    距離が異なる周面をもったフェイスカムをその回転中心
    からの距離が小さい周面を加圧体の後端面に近接させて
    回転自在に設置し、前記フェイスカムの回転作動軸の端
    部を前記セグメントの内面側に突出させ、この回転作動
    軸を介して前記フェイスカムを回転してその回転中心か
    らの距離が大きい周面により前記加圧体を押圧すること
    により、加圧体を押し出してその先端で他方のセグメン
    トの接合面を加圧し、セグメントリングを拡張すると共
    に軸力を付与し、この状態で前記フェイスカムを係止装
    置により係止し、その逆転方向の回転を阻止することを
    特徴とするセグメントリングの拡張及び軸力付与方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102013002357A1 (de) 2012-02-09 2013-08-14 Asahi Glass Co., Ltd. Verfahren zur Herstellung von dotiertem Quarzglas

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5427062B2 (ja) 2010-02-25 2014-02-26 東京エレクトロン株式会社 基板のエッチング方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体

Patent Citations (1)

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DE102013002357A1 (de) 2012-02-09 2013-08-14 Asahi Glass Co., Ltd. Verfahren zur Herstellung von dotiertem Quarzglas

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