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JP5427062B2 - 基板のエッチング方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体 - Google Patents
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JP5427062B2 - 基板のエッチング方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体 - Google Patents

基板のエッチング方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体 Download PDF

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Description

本発明は、基板にエッチング処理を行い、基板上に所定の貫通孔を形成する基板のエッチング方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体に関する。
近年、半導体デバイス(以下、「デバイス」という)の製造においては、デバイスの高集積化が進んでいる。その一方で、高集積化された複数のデバイスを配線で接続して製品化する場合、配線長が増大し、それにより配線の抵抗が大きくなること、及び配線遅延が大きくなることが問題となる。
この問題を解決するための技術として、デバイスを3次元に積層する3次元集積技術が提案されている。この3次元集積技術においては、例えば図17(a)に示すように、その表面に回路300が形成された薄板状の半導体ウェハW(以下、「ウェハ」という)にTSV(Through Silicon Via)と呼ばれる微細な、例えば100μm以下の径を有する貫通孔Hが設けられる。そして、当該貫通孔Hに電極が形成され、図17(b)に示すように、上下に積層されたウェハWが、それぞれ電極301を介して電気的に接続される(例えば、特許文献1)。
ところで、上述の貫通孔Hには高い位置精度が求められるため、貫通孔Hの形成にあたっては、例えばフォトリソグラフィー技術によりマスクを形成し、マスクが形成されたウェハWをプラズマエッチング処理などのいわゆるドライエッチング技術を用いてエッチングを行うことで貫通孔Hが形成される。また、ドライエッチングに代わり、ウェットエッチングを用いて局所的な微細加工を行う方法としては、特許文献2に開示されるように、エッチングを行うにあたり、ウェハWの表面にエッチング液を液盛りし、液盛りしたエッチング液にマイクロプローブの先端を付着させ、当該マイクロプローブからウェハWに電流を流すことによりエッチング領域を制御し、高精度なエッチングを行う方法が提案されている。
特開2009−004722号公報 特開2008−280558号公報
ところが、上述のドライエッチングを用いた場合、マスクを形成するためのフォトリソグラフィー工程に要するコストや、真空装置を用いるドライエッチングに要するコストが、ウェットエッチングを用いる場合と比較して高額となり、近年の半導体デバイスの低価格化に対応することが困難であった。
また、特許文献2の方法にあっては、複数の微細な貫通孔を位置精度よく形成する場合、マイクロプローブを高い位置精度でプローブカードに整列配置させる必要がある。しかしながら、マイクロプローブを高い位置精度で整列させることは技術的に困難であり、そのため、貫通孔を適切に形成することができなかった。さらには、特許文献2の方法では、ウェハにエッチング液を液盛りするステップとマイクロプローブを当該エッチング液に接触させるステップの2つのステップが必要であり、それぞれのステップにおいてアライメント調整を行うので、スループットの低下を招いてしまう。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、基板の所定の位置に、安価な方法で且つ高い位置精度でエッチングを施すことを目的としている。
前記の目的を達成するため、基板にエッチング液を供給して当該基板を所定のパターンに選択的にエッチングする方法であって、表面において前記所定のパターンに対応する位置に開口部が複数形成され、且つ当該開口部に連通する前記エッチング液の流通路を備えたテンプレートと、前記基板と、を密着させ、前記テンプレートと前記基板を密着させた状態で、前記流通路を介して前記開口部から前記基板に対して前記エッチング液を供給することで、当該基板を前記所定のパターンにエッチングすることを特徴としている。
本発明によれば、所定のパターンに対応する位置に開口部が形成されたテンプレートを基板に密着させ、開口部に連通する流通路にエッチング液を供給するので、基板を所定のパターンに選択的にエッチングすることができる。このため、基板に貫通孔を形成するにあたり、高コストなドライエッチングを用いる必要がない。また、従来用いられていたフォトリソグラフィーにより形成されたマスクに代えてテンプレートを用いるため、基板毎にマスクを形成する工程が不要となる。したがって、基板を選択的にエッチングする際のスループットが向上すると共に、コストの低減も図ることができる。さらには、テンプレートの開口部そのものは、例えばフォトリソグラフィー処理とエッチング処理を行って一括して高い位置精度で形成できるので、従来のように、マイクロプローブを高い位置精度で整列させ難いという問題も生じない。このため、本発明によれば、ウェットエッチングを用いて、高い位置精度で複数の貫通孔を形成することができる。
前記エッチング液は、前記流通路に連通するエッチング液供給口から供給され、前記流通路に連通するエッチング液排出口から排出されてもよい。
かかる場合、前記テンプレートは絶縁材料により構成されており、前記テンプレートの裏面であって前記流通路と対向する面に、陰極が複数設けられ、前記基板における前記テンプレートと反対側の面には当該基板と接触する金属膜が形成され、前記金属膜を陽極とし、当該陽極と前記陰極との間に電圧を印加しながらエッチングを行ってもよい。
前記流通路は、当該仕切板により、前記基板と対向する第1の流通路と、当該仕切板を挟んで前記第1の流通路に対向する第2の流通路と、に分割され、前記仕切板には前記第1の流通路と前記第2の流通路を連通する他の開口部が複数形成され、前記エッチング液供給口は前記第2の流通路に連通し、前記エッチング液排出口は前記第1の流通路に連通していてもよい。
かかる場合、前記他の開口部は、前記開口部に対応する位置に設けられ、前記テンプレート及び前記仕切板は絶縁材料により構成されており、前記仕切板の前記第2の流通路と対向する面であって、前記他の開口部の外周部にはそれぞれ陰極が設けられ、前記基板の被処理面と反対側の面には当該基板と接触する金属膜が形成され、前記金属膜を陽極とし、当該陽極と前記陰極との間に電圧を印加しながらエッチングを行ってもよい。
前記陰極は、それぞれ独立して電圧が印加可能であり、少なくとも前記陰極に印加する電圧または前記陰極に電圧を印加する時間を制御することで、前記基板のエッチング深さを制御してもよい。
前記電圧の印加に起因して前記陽極及び前記陰極間を流れる電流の値を測定し、前記測定された電流値の変化により前記基板のエッチング状態を監視してもよい。
前記エッチング液は前記エッチング液供給口に圧入されてもよい。
また、前記基板に前記エッチング液が供給される際に、前記テンプレートを振動さてもよく、前記エッチング液を振動させてもよい。
別な観点による本発明によれば、前記のエッチング方法をエッチング装置によって実行させるために、当該エッチング装置を制御する制御部のコンピュータ上で動作するプログラムが提供される。
また別な観点による本発明によれば、前記プログラムを格納した読み取り可能なコンピュータ記憶媒体が提供される。
本発明によれば、基板の所定の位置に、安価な方法で且つ高い位置精度でエッチングを施すことができる。
本実施の形態にかかるエッチング方法を実施する基板処理システムの構成の概略を示す平面図である。 ウェハと支持板とが貼り合わせられた状態を示す縦断面図である。 選択エッチング装置の構成の概略を示す縦断面図である。 テンプレートの構成の概略を示す説明図である。 絶縁膜形成装置の構成の概略を示す縦断面図である。 絶縁膜形成用テンプレートとウェハを密着させた状態を示す説明図である。 電極形成装置の構成の概略を示す縦断面図である。 本実施の形態にかかるエッチング方法を含む、ウェハ処理のフロー図である。 本実施の形態にかかるエッチング方法を含む、ウェハ処理の説明図である。 金属膜堆積用テンプレートとウェハを密着させた状態を示す説明図である。 ウェハが積層された状態を示す縦断面図である。 加振装置の配置を示す平面図である。 テンプレートに加振機構を配置した状態を示す説明図である。 他の実施の形態にかかるテンプレートの構成の概略を示す説明図である。 加振機構をテンプレートの上方に設けた状態を示す説明図である。 エッチング液の供給口を有する加振機構近傍の構成の概略を示す説明図である。 薄板状のウェハを積層した状態を示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。図1は、本実施の形態にかかるエッチング方法を実施する選択エッチング装置を備えた基板処理システム1の構成の概略を示す平面図である。
基板処理システム1は、図1に示すように例えば外部に設けられたウェハ貼り合わせ装置(図示せず)により支持板が貼り合わせられた複数のウェハW(以下、単に「ウェハW」という場合がある)を、カセットC単位で基板処理システム1に対して搬入出したり、カセットCに対してウェハWを搬入出したりするカセットステーション2と、ウェハWに対して所定の処理を施す各種処理装置を備えた処理ステーション3とを一体に接続した構成を有している。
なお、本実施の形態にかかるエッチング方法で用いられるウェハWは、例えば図2に示すように、その表面Waに絶縁膜10による被膜が形成されており、絶縁膜10の上面には金属層11と絶縁層12が積層され、かかる構成により所定の回路が形成されている。金属層11は、所定の箇所において絶縁膜10を貫通してウェハWと接触しており、この金属層11とウェハWとが接触し、当該ウェハWを貫通する箇所が、3次元集積技術においてTSVと呼ばれる微細な貫通孔Hが形成される箇所である。なお、これら貫通孔Hが本発明における所定のパターンを構成している。金属層11上には、例えばガラス基板などの支持板Sが貼り合わせられている。そして、基板処理システム1においてはこの支持板SがウェハWの下方に位置するように、即ちウェハWの裏面Wbが上方を向いた状態でカセットCに収容されている。なお、図2においては、2層の金属層11と1層の絶縁層12がそれぞれ交互に積層された状態を描図しているが、金属層11と絶縁層12の層数や構成は任意に決定されるものである。
カセットステーション2には、カセット載置台20が設けられ、当該カセット載置台20には、例えば3つのカセット載置板21が設けられている。カセット載置板21は、水平方向のX方向(図1中の上下方向)に一列に並べて配置され、これら複数のカセット載置板21は、基板処理システム1の外部とカセットCの搬入出を行う際に、カセットCを載置することができる。
カセットステーション2には、図1に示すようにX方向に延伸する搬送路22上を移動自在なウェハ搬送装置23が設けられている。ウェハ搬送装置23は、上下方向及び鉛直軸周り(θ方向)にも移動自在であり、各カセット載置板21上のカセットCと、後述する処理ステーション3の第3のブロックG3のトランジション装置(図示せず)との間でウェハWを搬送できる。
カセットステーション2に隣接する処理ステーション3は、各種装置を備えた複数、例えば3つのブロックG1、G2、G3が設けられている。例えば処理ステーション3の背面側(図1のX方向正方向側)には、第1のブロックG1が設けられ、処理ステーション3の正面側(図1のX方向負方向側)には、第2のブロックG2が設けられている。また、処理ステーション3のカセットステーション2側(図1のY方向負方向側)には、第3のブロックG3が設けられている。
例えば第1のブロックG1には、ウェハWの裏面Wbを所定の厚みまでエッチングする全面エッチング装置30と、所定の厚みまでエッチングされたウェハWの裏面Wbの所定の部位を選択的にエッチングする選択エッチング装置31と、ウェハWに絶縁膜を形成する絶縁膜形成装置32と、ウェハWに形成された絶縁膜を選択的に除去する絶縁膜除去装置33が、カセットステーション2側からこの順で配置されている。
例えば第2のブロックG2には、ウェハWの裏面Wbに金属膜を形成する金属膜堆積装置40と、ウェハWに電極を形成する電極形成装置41が、カセットステーション2側からこの反対の順で配置されている。
例えば第3のブロックG3には、ウェハ搬送装置23と後述するウェハ搬送装置51との間でウェハWの受け渡しを行うトランジション(図示せず)装置が設けられている。
図1に示すように第1のブロックG1〜第3のブロックG3に囲まれた領域には、ウェハ搬送領域Dが形成されている。ウェハ搬送領域Dには、例えばウェハ搬送装置51が配置されている。
ウェハ搬送装置51は、例えばY方向、X方向、θ方向及び上下方向に移動自在な搬送アームを有している。ウェハ搬送装置51は、ウェハ搬送領域D内を移動し、周囲の第1のブロックG1及び第2のブロックG2内の所定の装置にウェハを搬送できる。
次に、上述した選択エッチング装置31について詳述する。
選択エッチング装置31は、図3に示すように、その内部にウェハを収容する処理容器60と、処理容器60内に設けられ、支持板Sが貼り合わされたウェハWを載置する載置台61を有している。載置台61には、例えば真空チャックなどが用いられる。載置台61の上方には、本実施の形態にかかるエッチング方法に用いられるテンプレート62と、当該テンプレート62を保持する保持機構63が設けられている。保持機構63は、当該保持機構63を上下方向及び左右方向に移動させる移動機構64により処理容器60の内面の上端に支持されている。
テンプレート62は、例えば図3及び図4に示すように、その表面62aに所定のパターンの開口部65が複数形成された略円盤状の部材である。そして、テンプレート62に設けられた開口部65の配置は、上述の金属層11とウェハWとが接触する位置、即ち、3次元集積技術においてTSVと呼ばれる貫通孔Hが形成されるべき位置に対応している。テンプレート62の内部には、開口部65と連通する流通路66が形成されている。
テンプレート62は、開口部65が形成されていない面である裏面62bが保持機構63により保持されている。即ち、テンプレート62は、処理容器60内において、載置台61に載置されたウェハWとテンプレート62とが対向するように配置されている。なお、テンプレート62は、ウェハWのエッチングに使用されるエッチング液に対して耐性を有する絶縁体により形成され、例えば炭化珪素(SiC)などを用いることができる。
テンプレート62の流通路66には、例えば図3に示すように、仕切板70がテンプレート62の表面62aと平行に設けられている。これによりテンプレート62の流通路66は、ウェハWの表面Wa側の第1の流通路66aと、仕切板70を挟んで第1の流通路66aに対向する第2の流通路66bに分割されている。仕切板70には、第1の流通路66aと第2の流通路66bとを連通する他の開口部としての、連絡流路71が複数形成されている。この連絡流路71は、当該連絡流路71と開口部65とが同一の鉛直線上に位置するように、テンプレート62の表面62aに設けられた開口部65に対応する位置に形成されている。なお、仕切り板70も、テンプレート62と同様に、ウェハWのエッチングに使用されるエッチング液に対して耐性を有する絶縁体により形成され、例えば炭化珪素などを用いることができる。
また、テンプレート62の、例えば外周面62cには、第2の流通路66bに連通するエッチング液供給口72と、第1の流通路66aに連通するエッチング液排出口73が設けられている。エッチング供給口72には、例えばポンプなどの圧入機構(図示せず)が接続されており、エッチング液をテンプレート62の流通路66に圧入することができるように構成されている。これにより、テンプレート62内に、エッチング液供給口72からエッチング液排出口73に向かうエッチング液の流れを形成できる。なお、図3においては、エッチング液供給口72とエッチング液排出口73をそれぞれ1つずつ描図しているが、エッチング液供給口72とエッチング液排出口73は、それぞれ第2の流通路66bと第1の流通路66aの2箇所以上に設けられていてもよい。
仕切板70の第2の流通路66b側の面であって連絡流路71の外周部には、エッチング液に対して耐性を有する金属により形成された陰極80が設けられている。陰極80と対をなす陽極81は、ウェハWの表面Waに形成された金属層11と電気的に接続して設けられている。陰極80と陽極81は電源装置(図示せず)に接続され、陰極80と陽極81との間に電圧を印加可能に構成されている。なお、陽極81は、例えばウェハWの金属層11と電気的に接触するように予め支持板Sに埋め込まれて設けられていてもよく、或いはウェハWと支持板Sとの貼り合わせに導電性の接着剤を用い、当該接着剤と陽極81とを電気的に接続してもよく、ウェハWの金属層11と電気的に接続されれば、接続の方法は任意に決定が可能である。
次に、絶縁膜形成装置32について説明する。絶縁膜形成装置32は、選択エッチング装置31とほぼ同様の構成を有している。即ち、図5に示すように、ウェハWを収容する処理容器90と、ウェハWを載置する載置台91と、絶縁膜形成用テンプレート92を保持する保持機構93と、保持機構93を上下方向及び左右方向に移動させる移動機構94を有している。
絶縁膜形成用テンプレート92は、内部が中空で下面が開口した略円柱状に形成され、ウェハWと絶縁膜形成用テンプレート92の外周縁部92aとを密着させることにより、図6に示すように、ウェハWと絶縁膜形成用テンプレート92との間に密閉空間95を形成することができる。
図5に示すように、絶縁膜形成用テンプレート92の、例えば上面92bには、密閉空間95に連通し、密閉空間95に絶縁膜の溶液として、例えば電着ポリイミド溶液を供給する絶縁膜溶液供給口96が形成されている。絶縁膜形成用テンプレート62の外周縁部92aには、絶縁膜の溶液を密閉空間95の外部に排出する絶縁膜溶液排出口97が形成されている。絶縁膜溶液供給口96には、テンプレート62と同様に圧入機構(図示せず)が接続されている。
絶縁膜形成用テンプレート92の外周縁部92aは、例えばテンプレート62と同様の炭化珪素により形成され、その上面92bは、導電性の金属により形成されている。この上面92bは、ウェハWの表面Waに形成された金属層11と電気的に接続して設けられた陽極81と対をなす陰極として機能し、上面92bと陽極81とに電気的に接続された電源装置(図示せず)によりウェハWと上面92bとの間に電圧を印加することができる。
次に、電極形成装置41について説明する。電極形成装置41も、図7に示すように、選択エッチング装置31とほぼ同様の構成を有している。即ち、ウェハWを収容する処理容器110と、ウェハWを載置する載置台111と、載置台111の上方に設けられ、電極形成用テンプレート112を保持する保持機構113と、保持機構113を上下方向及び左右方向に移動させる移動機構114を有している。
電極形成用テンプレート112は、テンプレート62と同様に略円盤状に形成されている。電極形成用テンプレート112の表面112aには、テンプレート62の表面に形成された開口部65と同じパターン、即ちテンプレート62の開口部65と同心の位置に開口部115が形成されている。電極形成用テンプレート112の内部には、テンプレート62と同様に、開口部115と連通する流通路116が形成されている。
電極形成用テンプレート112の裏面112bには、流通路116に連通し、当該流通路116内に電極形成用のめっき液として、例えば無電解銅めっき液を供給するめっき液供給口117が形成されている。めっき液供給口117には、テンプレート62と同様に圧入機構(図示せず)が接続されている。電極形成用テンプレート112の裏面112bには、排気管(図示せず)が接続されており、流通路116内にめっき液が供給された際に流通路116内の空気が外部に排出されるように構成されている。なお、排気管は、例えば真空ポンプなどの負圧形成機構に接続されていてもよく、かかる場合、さらに効率的に流通路116内の空気を排出することができる。また、電極形成用テンプレート112は、テンプレート62と同様に、例えば炭化珪素などの絶縁体により形成されているが、電極形成用テンプレート112においては、後述するように無電解めっきを用いる場合、陰極が不要である。しがたって、電極形成用テンプレート112は必ずしも絶縁体である必要はない。
以上の基板処理システム1には、図1に示すように制御部200が設けられている。制御部200は、例えばコンピュータであり、プログラム格納部(図示せず)を有している。プログラム格納部には、選択エッチング装置31におけるエッチング液の供給や電源装置の制御及びエッチングの際に陽極と陰極との間を流れる電流を監視するプログラムが格納されている。また、プログラム格納部には、上述の各種処理装置や搬送装置などの駆動系の動作を制御して、基板処理システム1における後述のウェハ処理を実現させるためのプログラムも格納されている。なお、前記プログラムは、例えばコンピュータ読み取り可能なハードディスク(HD)、フレキシブルディスク(FD)、コンパクトディスク(CD)、マグネットオプティカルデスク(MO)、メモリーカードなどのコンピュータに読み取り可能な記憶媒体Hに記録されていたものであって、その記憶媒体Hから制御部200にインストールされたものであってもよい。
次に、以上のように構成された基板処理システム1を用いて行われるウェハWの処理方法について説明する。図8及び図9は、ウェハWの処理方法の主な工程の一例を示すフローチャート及び各工程におけるウェハWの状態を模式的に示した説明図である。
先ず、基板処理システム1の外部に設けられた貼り合わせ装置(図示せず)により支持板Sとの貼り合わせが行われたウェハWを複数枚収容したカセットCが、カセットステーション2の所定のカセット載置板21に載置される。その後、ウェハ搬送装置23によりカセットC内のウェハWが取り出され、処理ステーション3の第3のブロックG3に設けられたトランジション装置を介してウェハ搬送装置51により全面エッチング装置30に搬送される。
全面エッチング装置30では、ウェハWの裏面Wbにエッチング液が供給される。エッチング液としては、例えばフッ酸とイソプロピルアルコールの混合液(HF/IPA)やフッ酸とエタノールの混合液などが用いられる。これにより、ウェハWが所定の厚みにエッチングされる(図8の工程S1及び図9(a))。その後、ウェハWは、ウェハ搬送装置51によって選択エッチング装置31に搬送される。
選択エッチング装置31に搬送されたウェハWは載置台61に載置され、当該ウェハWに対して本実施の形態にかかるエッチング方法が行われる。具体的には、ウェハWが載置台61に載置されると、保持機構63に保持されたテンプレート62の開口部65と、ウェハWとが所定の位置関係、即ちウェハWに貫通孔Hが形成される位置とテンプレート62の開口部65の位置とが一致するように、移動機構64により位置調整が行われる。その後、移動機構64が降下してテンプレート62をウェハWの裏面Wbに密着させ(図8の工程S2)、テンプレート62のエッチング液供給口72から流通路66を介して開口部65に、エッチング液Lとして例えばフッ酸とイソプロピルアルコールの混合液(HF/IPA)が連続的に供給される(図8の工程S3)。これにより、ウェハWのうち、エッチング液Lに曝された箇所、即ちウェハWのうち開口部65に対応する箇所を、図9(b)に示すように選択的にエッチングする。この際、制御部200は、各陰極80と陽極81との間に電源装置(図示せず)から所定の電圧を印加するとともに、電圧の印加により陰極80と陽極81との間に流れる電流値の監視を行う。(図8の工程S4)。なお、工程S2におけるテンプレート62とウェハWとの密着は、テンプレート62とウェハWとをクランプすることにより機械的に密着させてもよいし、テンプレート62の裏面Wbに真空チャック(図示せず)を設け、当該真空チャックにより密着させてもよい。
その後、テンプレート62の開口部65に対応する箇所のウェハWのエッチングが進行すると、半導体であるウェハWの厚みが減少して陰極80と陽極81との間の抵抗値が変化する。これにより、制御部200で監視する電流値が変化する。そして、ウェハWのエッチングがさらに進行し、ウェハWに貫通孔Hが形成されると、即ち図9(c)に示すようにエッチング液LがウェハWの金属層11に到達すると、陰極80と陽極81との間の電気抵抗値が急激に低下するため、制御部200で監視している電流値の値も急激に低下し、所定の設定値を下回る。これにより制御部200によってエッチングが終了したとの判定がなされ、電源装置(図示せず)による電圧の印加及びエッチング液の供給が停止される(図8の工程S5)。
その後、エッチング液供給口72から洗浄液として、例えば純水が供給され、テンプレート62の流通路66及びウェハWの貫通孔Hの内部が洗浄された後、当該貫通孔Hがドライエアにより乾燥され、本実施の形態にかかるエッチングが終了する。所定の部位に貫通孔Hが形成されたウェハWは、ウェハ搬送装置51によって絶縁膜形成装置32に搬送される。
絶縁膜形成装置32に搬送されたウェハWは、載置台91に載置され、次いで移動機構94が下降し、保持機構93に保持された絶縁膜形成用テンプレート92の外周縁部92aが、ウェハWに密着する。これにより、ウェハWと絶縁膜形成用テンプレート92との間に流通路として機能する密閉空間95が形成される(図8の工程S6及び図9(d))。なお、工程S6における絶縁膜形成用テンプレート92とウェハWとの密着は、テンプレート62の場合と同様に、絶縁膜形成用テンプレート92とウェハWとをクランプすることにより機械的に密着させてもよいし、絶縁膜形成用テンプレート92の外周縁部92aに真空チャック(図示せず)を設け、当該真空チャックにより密着させてもよい。
その後、絶縁膜溶液供給口96から絶縁膜の原料として、例えば電着ポリイミド溶液Pが供給されると共に、電源装置(図示せず)により絶縁膜形成用テンプレート92の上面92bとウェハWとの間に電圧が印加される(図8の工程S7)。これにより、選択エッチング装置31により形成された貫通孔Hを含むウェハWの全面に、図9(e)に示すように、均一な厚みの絶縁膜130が形成され、絶縁膜130が形成されると、電着ポリイミド溶液Pの供給及び電圧の印加が停止される(図8の工程S8)。
絶縁膜130が形成されたウェハWは、ウェハ搬送装置51によって絶縁膜除去装置33に搬送され、例えばレーザ加工やパルスパワーなどを用いて、貫通孔Hの底部の絶縁膜130が選択的に除去される(図8の工程S9及び図9(f))。なお、絶縁膜130を図9(f)に示すように選択的に除去する場合、図8の工程S8を終えて絶縁膜130が形成されたウェハWに、例えばテンプレート62を再度当接させ、その状態でテンプレート62内に純水を充填し、陰極80と陽極81との間に30V〜100V程度の電圧を印加するようにしても、レーザ加工やパルスパワーを用いた場合と同様に貫通孔Hの底部の絶縁膜130を選択的に除去することができる。
その後、ウェハWはウェハ搬送装置51によって金属膜堆積装置40に搬送される。金属膜堆積装置40においては、バリアメタルとして、例えばニッケルの金属膜131が絶縁膜130の上面に形成される(図8の工程S10及び図9(g))。この際、ウェハWには、例えば図10に示すように、貫通孔Hと同心で、貫通孔Hより僅かに大きな開口部が形成された、電極形成用テンプレート112と相似形状の金属膜堆積用テンプレート132を密着させ、図9(g)に示すように、貫通孔Hの内部及びその外周縁部に選択的に金属膜131が形成される。無電解めっきにより金属膜131が形成されたウェハWは、ウェハ搬送装置51によって電極形成装置41に搬送され、載置台111に載置される。なお、工程S10における金属膜堆積用テンプレート132とウェハWとの密着は、テンプレート62の場合と同様に、金属膜堆積用テンプレート132とウェハWとをクランプすることにより機械的に密着させてもよいし、金属膜堆積用テンプレート132の表面に真空チャック(図示せず)を設け、当該真空チャックにより密着させてもよい。
その後、載置台111に載置されたウェハWの裏面Wbに、電極形成用テンプレート112を密着させ(図8の工程S11及び図9(h))、次いで、めっき液供給口117から電極形成用のめっき液Mとして、例えば無電解銅めっき液を供給し(図8の工程S12)、金属膜131が形成された貫通孔H内に銅を堆積させることで電極133を形成する(図9(i))。なお、工程S11における電極形成用テンプレート112とウェハWとの密着は、テンプレート62の場合と同様に、電極形成用テンプレート112とウェハWとをクランプすることにより機械的に密着させてもよいし、電極形成用テンプレート112の表面112aに真空チャック(図示せず)を設け、当該真空チャックにより密着させてもよい。
電極133が形成された後、めっき液Mの供給が停止され(図8の工程S13)、その後、ウェハ搬送装置51により、カセットステーション2に搬送される。カセットステーション2のカセットCに収容されたウェハWは、外部に設けられた支持板剥離装置(図示せず)に搬送され、当該支持板剥離装置において、ウェハWから支持板Sが剥離される。その後、検査装置(図示せず)によりウェハWの検査が行われ、ウェハ積層装置(図示せず)によりウェハW同士の貼り合わせが行われ、図11に示すように3次元的に積層された半導体デバイスが形成される。
以上の実施の形態によれば、所定の開口部65が形成されたテンプレート62をウェハWに密着させ、開口部65に連通する流通路66にエッチング液Lを供給するので、ウェハWの開口部65に対応する位置を所定のパターンに選択的にエッチングすることができる。このため、ウェハWに貫通孔Hを形成するにあたり、高コストなドライエッチングを用いる必要がない。また、従来用いられていたフォトリソグラフィーによるマスクに代えてテンプレート62を用いるため、ウェハW毎にマスクを形成する工程が不要となる。したがって、ウェハWの裏面Wbを選択的にエッチングする際のスループットが向上すると共に、コストの低減もはかることができる。さらには、マスクを形成するための、例えばレジストの塗布や現像処理を行う塗布現像処理装置、レジストに対して露光処理を行う露光装置といった装置も不要となるので、貫通孔Hを形成するための装置も簡素化することができる。加えて、テンプレート62の開口部65そのものは、例えばフォトリソグラフィー処理とエッチング処理を行って一括して高い位置精度で形成できるので、従来のように、マイクロプローブを高い位置精度で整列させるという問題も生じない。このため、本実施の形態によれば、ウェットエッチングを用いて、高い位置精度で複数の貫通孔Hを形成することができる。
また、従来のプラズマエッチング等のドライエッチングにおいては、エッチング装置の有するエッチングレートに基づき、エッチング処理を実施する時間でエッチング深さを管理していたため、エッチングレートが当初の計画通りとならない場合には、エッチングが不足して貫通孔Hの形成が不完全となったり、逆にエッチングが過剰となった場合は、例えば金属層11や絶縁層12を損傷したりする恐れがあった。この点、本実施の形態にかかるエッチング方法によれば、電解エッチングを用いるにあたり制御部200により陰極80と陽極81との間を流れる電流値を測定しているので、電流値の変化によりエッチング状態の監視、即ちエッチングの終了時期を正確に判断することができる。したがって、エッチングが不足したり過剰となったりすることがない。さらには、陰極80が、テンプレート62の表面62aと平行に設けられた仕切板70に形成されているので各陰極80と陽極81とが平行に維持され、各開口部65において、概ね均一のエッチングレートを達成することができる。なお、電流値の変化による処理状態の監視は、エッチング以外にも、例えば陽極と陰極間に電圧を印加する場合に適用可能であり、本実施の形態においては、絶縁膜形成用テンプレート92を用いて絶縁膜130を形成する場合や、金属膜131を形成するにあたり電解めっきを用いる場合などにも用いることができる。
また、以上の実施の形態においては、各陰極80に対して設けられた1つの電源装置から電圧を印加していたが、例えば電源装置を複数設け、各陰極80毎に異なる値の電圧を印加するようにしてもよい。かかる場合、各開口部65毎に異なるレートでエッチングを行うことができるので、例えばウェハWのある箇所には貫通孔Hを形成し、その他の箇所には貫通孔Hではなく、所定の深さの窪みを形成するといったように、ウェハWのエッチング深さを制御することが可能となる。また、各陰極80に等しい電圧を印加した場合でも、各陰極80毎に電圧を印加する時間を変化させることで、エッチング深さを制御するようにしてもよい。さらに、陰極80に印加する電圧及び時間の両方を変化させることで、かかるエッチング深さを制御してもよい。
なお、テンプレート62を用いてウェハWのエッチングを行うにあたっては、必ずしも電解エッチングを用いる必要はなく、エッチング液Lの供給のみによりエッチングを行ってもよい。
なお、以上の実施の形態においては、エッチング液Lをエッチング液供給口72から圧入していたが、例えばエッチング液Lの圧入に代えて、例えば図3に破線で示すように、テンプレート62及びウェハWに振動を与える加振装置140を選択エッチング装置31に設けてもよい。テンプレート62にエッチング液Lが供給された際に加振装置140によりテンプレート62を振動させることにより、貫通孔Hの形成の過程において、貫通孔H内の反応済みのエッチング液Lと新たに供給された未反応のエッチング液Lとの置換を促進させ、エッチングレートが低下することを抑制することができる。かかる場合、例えば図12に示すように4つの加振装置140a〜140dを平面視において載置台61の上下左右方向にそれぞれ設け、制御部200により加振装置140a〜140dを、例えば時計回りに順番に加振と停止を行うことで、貫通孔H内に渦流を形成するようにしてもよい。貫通孔H内に渦流を形成することで、エッチング液Lの置換をさらに促進させることができる。加振により貫通孔H内に渦流を形成し泡の排出やエッチング液Lの置換を行う方法としては、上記の実施の形態に限定されるものではなく、例えば図13に示すようにテンプレート62の各開口部65に加振機構160を設け、各開口部65に個別に加振して渦流を形成してもよい。
また、ウェハWのエッチングの際には、エッチング液LとウェハWとの化学反応に起因してウェハWの表面から微小な気泡が発生するが、加振装置140によりウェハWに振動を加えることにより、この微小な泡を貫通孔Hから速やかに排出させることができる。なお、エッチング液Lの圧入と加振は併用して行ってもよい。
また、以上の実施の形態によれば、テンプレート62の流通路66内部に仕切板70を設けて流通路66を第1の流通路66aと第2の流通路66bとに分割しているので、貫通孔Hから排出された泡を第2の流通路66bに滞留させることができる。これにより、貫通孔Hから排出された泡が再びウェハWに付着することを防ぐことができる。さらには、テンプレート62にエッチング液供給口72とエッチング液排出口73が形成されているので、テンプレート62内にエッチング液供給口72からエッチング液排出口73へのエッチング液Lの流れを形成することができ、これにより、テンプレート62内を常に未反応のエッチング液Lで満たすことができる。なお、テンプレート62に仕切板70を設けない場合の陰極80は、例えば図14に示すように、テンプレート62の裏面62bにおける流通路66側の面に配置してもよい。
なお、以上の実施の形態においては、テンプレート62は、その内部に流通路66が形成された中空の円盤状に形成されていたが、テンプレート62は必ずしも円盤状である必要はなく、例えば矩形状であってもよい。また、流通路66はテンプレート62の中空の部分に形成されていたが、例えば上面が開口した椀状のテンプレートを用いてもよい。
また、例えばテンプレート62に代えて、図15に示すような、上面が開口したテンプレート150を用いる場合、加振を行うにあたっては必ずしもテンプレート150やウェハWを振動させる必要はなく、テンプレート150内に貯留されたエッチング液Lに、例えば棒状に形成された加振機構151を挿入するようにしてもよい。かかる場合、加振機構151を振動させ、エッチング液Lを振動させることで、ウェハWやテンプレート62を振動させた場合と同様に、エッチングにより貫通孔H内に生じた微小な泡を速やかに排出することができる。また、加振機構151を振動させる場合、テンプレート150そのものは振動させないので、振動によりテンプレート150と載置台61との密着がずれることがない。さらには、図15に示すように、加振機構151をテンプレート150の開口部65の鉛直上方に設け、さらに加振機構151を導電体で形成することにより、加振機構151を陰極として用いることが可能となるので、各加振機構151と陽極81との間に電圧を印加することができる。なお、かかる場合、加振機構151に例えば超音波やパルスパワー等を付与してもよい。
また、テンプレート150内には必ずしもエッチング液Lを貯留する必要はなく、例えば図16に示すように、加振機構151の内部に、開口部65に対応した大きさの、エッチング液L供給用の微細な供給路152を形成し、当該供給路152から微量のエッチング液LをウェハW上に滴下しながらエッチングを行ってもよい。加振機構151の内部に供給路152を形成した場合、エッチング液Lの有する表面張力によりエッチング液Lが適切に滴下しない場合が考えられるが、加振機構151を振動させることにより、供給路152からのエッチング液Lの適下を促進することができる。なお、かかる場合、加振機構151を開口部65からウェハW側に突出させ、ノズルとして用いてもよい。さらにこの場合、加振機構151に内部の空気抜き用の微小な吸気管を設けてもよい。また、供給路152の径がエッチング液Lの滴下に支障ない程度の大きさである場合は、単に供給路152を有する配管を加振機構151の代わりに用いてもよい。
以上の実施の形態においては、テンプレート62と電極形成用テンプレート112には同じパターンの開口部65、115が形成されていたが、開口部65、115は必ずしも同じパターンである必要はない。具体的には、例えばテンプレート62に、電極形成用テンプレート112に設けられた開口部115よりも多い数の開口部65を設け場合、電極133が形成されない貫通孔HをウェハWに形成することができる。かかる場合、電極133が形成されない当該貫通孔Hを、ウェハWに形成されるデバイスの放熱用に用いたり、予備の電極を形成するための貫通孔Hとして用いたりすることもでき、また、スクライブレーンとしても用いることができる。
また、以上の実施の形態においては、テンプレート62によるエッチングを一度のみ行っているが、エッチングの対象がウェハWではなく、例えばFPD(フラットパネルディスプレイ)のような大型の基板であった場合、FPDの一部に対してテンプレート62を移動させながらエッチングを繰り返し行うことでFPDの全面にわたって貫通孔Hを形成するようにしてもよい。また、ウェハWに対してチップ単位で貫通孔Hを形成する場合も、同様にウェハWに対してテンプレート62を移動させながら繰り返しエッチングを行ってもよい。
以上の実施の形態においては、ウェハWのエッチング液Lとしてフッ酸とイソプロピルアルコールを用いたが、例えばフッ硝酸溶液を用いてもよい。かかる場合、テンプレート62において、陰極80と陽極81を省略してもよい。また、例えばエッチングの対象物がウェハWに形成されたシリコン酸化膜(SiO)であったり、シリコン窒化膜(SiN)をであったりする場合は、例えばエッチング液Lとしてそれぞれバッファードフッ酸(HF/NH4HF)や、燐酸(H3PO4)を用いることで、本実施の形態にかかるエッチング方法を行うことができる。かかる場合にも、テンプレート62において、陰極80と陽極81を省略してもよい。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。本発明はこの例に限らず種々の態様を採りうるものである。本発明は、基板がウェハ以外のFPD(フラットパネルディスプレイ)、フォトマスク用のマスクレチクルなどの他の基板である場合にも適用できる。
本発明は、基板を選択的にエッチングする際に有用である。
1 基板処理システム
2 カセットステーション
3 処理ステーション
10 絶縁膜
11 金属層
12 絶縁層
20 カセット載置台
21 カセット載置板
22 搬送路
23 ウェハ搬送装置
30 全面エッチング装置
31 選択エッチング装置
32 絶縁膜形成装置
33 絶縁膜除去装置
40 金属膜堆積装置
41 電極形成装置
51 ウェハ搬送装置
60 処理容器
61 載置台
62 テンプレート
63 保持機構
64 移動機構
65 開口部
66 流通路
66a 第1の流通路
66b 第2の流通路
70 仕切板
71 連絡流路
72 エッチング液供給口
73 エッチング液排出口
80 陰極
81 陽極
90 処理容器
91 載置台
92 絶縁膜形成用テンプレート
93 保持機構
94 移動機構
95 密閉空間
96 絶縁膜溶液供給口
97 絶縁膜溶液排出口
110 処理容器
111 載置台
112 電極形成用テンプレート
113 保持機構
114 移動機構
115 開口部
116 流通路
117 めっき液供給口
130 絶縁膜
131 金属膜
132 金属膜堆積用テンプレート
133 電極
140 加振装置
150 テンプレート
151 加振機構
152 供給路
160 加振機構
200 制御部
W ウェハ
C カセット
S 支持板
H 貫通孔
L エッチング液
P ポリイミド溶液
M めっき液

Claims (12)

  1. 基板にエッチング液を供給して当該基板を所定のパターンに選択的にエッチングする方法であって、
    表面において前記所定のパターンに対応する位置に開口部が複数形成され、且つ当該開口部に連通する前記エッチング液の流通路を備えたテンプレートと、前記基板と、を密着させ、
    前記テンプレートと前記基板を密着させた状態で、前記流通路を介して前記開口部から前記基板に対して前記エッチング液を供給することで、当該基板を前記所定のパターンにエッチングすることを特徴とする、基板のエッチング方法。
  2. 前記エッチング液は、前記流通路に連通するエッチング液供給口から供給され、前記流通路に連通するエッチング液排出口から排出されることを特徴とする、請求項1に記載の基板のエッチング方法。
  3. 前記流通路内には仕切板が設けられ、
    前記流通路は、当該仕切板により、前記基板と対向する第1の流通路と、当該仕切板を挟んで前記第1の流通路に対向する第2の流通路と、に分割され、
    前記仕切板には前記第1の流通路と前記第2の流通路を連通する他の開口部が複数形成され、
    前記エッチング液供給口は前記第2の流通路に連通し、
    前記エッチング液排出口は前記第1の流通路に連通していることを特徴とする、請求項2に記載のエッチング方法。
  4. 前記テンプレートは絶縁材料により構成されており、
    前記テンプレートの裏面であって前記流通路と対向する面に、陰極が複数設けられ、
    前記基板における前記テンプレートと反対側の面には当該基板と接触する金属膜が形成され、
    前記金属膜を陽極とし、当該陽極と前記陰極との間に電圧を印加しながらエッチングを行うことを特徴とする、請求項1または2に記載の基板のエッチング方法。
  5. 前記他の開口部は、前記開口部に対応する位置に設けられ、
    前記テンプレート及び前記仕切板は絶縁材料により構成されており、
    前記仕切板の前記第2の流通路と対向する面であって、前記他の開口部の外周部にはそれぞれ陰極が設けられ、
    前記基板の被処理面と反対側の面には当該基板と接触する金属膜が形成され、
    前記金属膜を陽極とし、当該陽極と前記陰極との間に電圧を印加しながらエッチングを行うことを特徴とする、請求項3に記載の基板のエッチング方法。
  6. 前記陰極は、それぞれ独立して電圧が印加可能であり、
    少なくとも前記陰極に印加する電圧または前記陰極に電圧を印加する時間を制御することで、前記基板のエッチング深さを制御することを特徴とする、請求項4または5に記載の基板のエッチング方法。
  7. 前記電圧の印加に起因して前記陽極及び前記陰極間を流れる電流の値を測定し、前記測定された電流値の変化により前記基板のエッチング状態を監視することを特徴とする、請求項4〜6のいずれかに記載の基板のエッチング方法。
  8. 前記エッチング液は前記エッチング液供給口に圧入されることを特徴とする、請求項2〜7のいずれかに記載の基板のエッチング方法。
  9. 前記基板に前記エッチング液が供給される際に、前記テンプレートを振動させることを特徴とする、請求項1〜8のいずれかに記載の基板のエッチング方法。
  10. 前記基板に前記エッチング液が供給される際に、前記エッチング液を振動させることを特徴とする、請求項1〜9のいずれかに記載の基板のエッチング方法。
  11. 請求項1〜12のいずかに記載のエッチング方法をエッチング装置によって実行させるために、当該エッチング装置を制御する制御部のコンピュータ上で動作するプログラム。
  12. 請求項11に記載のプログラムを格納した読み取り可能なコンピュータ記憶媒体。
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