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JP3082376B2 - カメラ用データ写し込み装置及びカメラ - Google Patents
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JP3082376B2 - カメラ用データ写し込み装置及びカメラ - Google Patents

カメラ用データ写し込み装置及びカメラ

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JP3082376B2
JP3082376B2 JP03328447A JP32844791A JP3082376B2 JP 3082376 B2 JP3082376 B2 JP 3082376B2 JP 03328447 A JP03328447 A JP 03328447A JP 32844791 A JP32844791 A JP 32844791A JP 3082376 B2 JP3082376 B2 JP 3082376B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撮影フィルムに年月日
などのデータを露光するカメラ用データ写し込み装置
びカメラに関し、詳しくは標準サイズとパノラマサイズ
に切り換え可能なカメラに適用可能のデータ写し込み装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶表示体(液晶シャッタ)を用
いたカメラ用データ写し込み装置は、例えば図10に示
すように、カメラの裏蓋1内のフィルム2の裏に搭載さ
れ、フィルム2の裏面に対し年月日データの数字列を露
光するものである。データ写し込み装置は、縦横約3c
m,厚み3mm程度の外形を有する樹脂製ケース内に、例
えば光源たるタングステン・ランプ3aと、それから射
出してケース平面上に沿って進行する光を直角に反射さ
せてケースの厚み方向へ偏向させる反射板3bと、その
反射光で照明される透過形液晶表示体3cと、この表示
体への照明範囲を制限する遮光板3dなどを有してお
り、表示体3cでデータ文字列として形取られた透過光
はそのままフィルム2の裏面に投光されるようになって
いる。
【0003】特開昭63−139327に開示のように、画面サ
イズを標準サイズ(36mm×24mm)とハーフサイズ(36mm
×13mm)に切り換え可能なカメラに適合可能のデータ写
し込み装置が知られている。このデータ写し込み装置
は、ハーフサイズの面積が標準サイズの1/2であるも
ののプリントしたときの写し込みデータの占める面積を
等しくするため、標準用の液晶表示体とこれと異なる大
きさの文字列を作るハーフ用の液晶表示体を一線に並べ
たものである。従って、プリント倍率が変わってもそれ
とは逆にネガフィルム上では写し込みデータの占める面
積が縮小化されているため、ハーフサイズと言えども、
プリント上では写し込みデータの占める面積比を標準サ
イズのそれと等しくできる。従って、違和感がなく文字
バランスの適正なデータ表示を行うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、画面サイズを標
準サイズ(36mm×24mm)とパノラマサイズ(36mm×13m
m)に切り換え可能なカメラが人気を呼んでいる。この
種のカメラは、パノラマ撮影時にフィルム標準サイズの
上側部(約5.5mm 幅)及び下側部(約5.5mm 幅)を機械
的に遮光板にて隠し、中央部に細長状のパノラマサイズ
(36mm×13mm)を限定するものである。標準サイズのネ
ガは長さ倍率約4倍でサービスプリント版としてプリン
トされるが、パノラマプリント版はサービスプリント版
を横2枚並べた大きさであるので、パノラマサイズのネ
ガは長さ倍率約8倍でパノラマプリント版としてプリン
トされる。
【0005】このような標準サイズとパノラマサイズを
切り換え可能のカメラにおいても、データ写し込み装置
を内蔵させる要請が強い。しかしながら、上述の標準サ
イズとハーフサイズとの切り換え可能なカメラにおける
データ写し込み装置をそのまま適用することはできな
い。ハーフサイズのネガからサービスプリント版を得る
には、長さ倍率は4×20.5 ≒5.6 倍であるのに対し
て、パノラマサイズのネガからパノラマプリント版を得
るには、長さ倍率は約8倍である。パノラマサイズのプ
リント倍率はハーフサイズのそれの20.5 倍で、標準サ
イズのそれの約2倍である。従って、上述のハーフサイ
ズの場合と同様に、写し込みのデータ文字列を標準サイ
ズのそれに比して予め縮小しておく必要があるが、パノ
ラマサイズのフィルムに写し込まれたデータ文字列の大
きさは面積約64倍に拡大されるため、文字列の大きさ
の適正化の外に、文字列の鮮明度も顧慮する必要が生じ
る。最近のフィルム性能(超微粒化)の向上の下におい
ても、プリント時の拡大倍率が大きすぎると、データ文
字列の輪郭のボケや細りが顕在化し、文字表示品質の劣
化が生じてしまう。
【0006】このデータ文字列のボケを抑制するために
は、光源から液晶表示体に対する照明光線の拡散角(照
射見込み角)をできるだけ小さくして平行光束に近い光
線で液晶表示体を照明することが必要であるが、光源か
ら液晶表示体を見込む角度を小さくするには、光源と液
晶表示体の光学距離を長く設定しなければならない。
【0007】しかしながら、データ写し込み装置は一般
にカメラの裏蓋内に搭載され、縦横3cm程度、厚み3mm
程度のモジュールであるため、標準サイズ用の照明系と
パノラマ用の照明系の両者の光路長を長く設定すること
は、コンパクト化の障害となってしまう。
【0008】そこで本発明は、上記問題点に鑑み、標準
サイズ用とパノラマ用の独立の照明系に光反射手段を積
極的に設けて等価的に両照明系の光路長を長く設定する
ことにより、パノラマサイズのプリント上がりのデータ
文字列のボケなどを抑制でき、しかもコンパクト構成を
可能とするカメラ用データ写し込み装置を提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段及び作用】上記課題を解決
するために、本発明の講じた第1の手段は、第1の光
源,これから射出した光を装置厚み方向へ反射させる第
1の反射板及びその反射光を受ける第1の透過形液晶表
示体を有する標準サイズ用データ写し込み光学系と、第
2の光源,これから射出した光を装置厚み方向へ反射さ
せる第2の反射板及びその反射光を受ける第2の透過形
液晶表示体を有するパノラマサイズ用データ写し込み光
学系を備えたカメラ用データ写し込み装置において、ま
ず、第1の透過形液晶表示体と第2の透過形液晶表示体
を長辺同士が相隣接した状態で配置するものである。
表示体の配置を長辺同士が一部又は全部相隣接した状態
にすると、標準サイズとパノラマサイズのプリント上が
りでの写し込みをほぼ左右同位置で設定できる。なお、
標準サイズとパノラマサイズの各1行ずつの写し込みの
場合に限らず、2行以上の写し込みデータを得る場合で
も、同様な配置関係を保つ必要があろう。かかる配置の
両液晶表示体に対する投光方法として、本発明において
は第1の反射板と第2の反射板に対する入射光の方向を
互いに反平行とするものである。そして、本発明におい
ては、標準サイズ用データ写し込み光学系における第1
の光源と第1の反射板との光路間に、装置平面上を進行
する光をその平面内で偏向させる偏向手段を設けてなる
ことを特徴とする。
【0010】このように、第1の反射板と第2の反射板
に対する入射光の方向を互いに反平行とし、標準サイズ
用データ写し込み光学系の光路間に、装置平面上を進行
する光をその平面内で偏向させる偏向手段を設けてなる
構成であるため、偏向手段による光路の迂回と光路長の
増大によって、装置のコンパクト化を図りながら、両
ータ写し込み光学系の拡散角を抑えることができる。こ
こで、留意すべき点は、装置のコンパクト化を問題とし
なければ、本来的に偏向手段は不要であるが、限られた
装置スペース(装置平面積)の下では、光源と反射鏡と
液晶表示体とからなる写し込み系を自由には配置できな
いことである。パノラマサイズ用データ写し込み系に実
質的に光路長を確保する偏向手段を介在させるか、標準
サイズ用データ写し込み系に偏向手段を介在させるかが
問題であるが、偏向手段を採用することにより、その組
み付け精度の如何により照明光束の拡散角の増大を招く
点も顧慮しなければならない。パノラマサイズは標準サ
イズに比してプリント倍率が高いので、拡散角をできる
だけ抑える必要がある。かかる点から、パノラマサイズ
用データ写し込み系では、偏向手段を用いず、光源とこ
れからダイレクトの照明光を第2の反射鏡に導入するよ
うにしている。また標準サイズ用写し込み系では、拡散
角の精度が比較的に緩いので、偏向手段を介在させて装
置のコンパクト化を達成している。
【0011】この偏向手段としては、第1の光源の装置
内での配置で決定されるものでもあるが、第1の光源か
らの光をその入射方向とは逆方向に射出させ、その入射
点と射出点とを所定距離ずらす逆進光学手段とすること
ができる。装置のコンパクト化に有利である。そして、
この逆進光学手段の簡易な構成としては、第3の反射鏡
とこれに対し直交する第4の反射鏡とからなる。また、
標準サイズ用データ写し込み光学系及びパノラマサイズ
用データ写し込み光学系には乱反射防止構造を設けるこ
とが好ましい。この乱反射防止構造としては、装置のケ
ース枠と一体的に形成可能の構成を採用できる多重スリ
ット構造とすること好ましい。
【0012】上記偏向手段は第3の反射鏡と第4の反射
鏡から成り、第3の反射鏡と第4の反射鏡との光路間に
スリット構造を有することが好ましい。このような第3
の反射鏡と第4の反射鏡は落とし込み溝に取り付けられ
て成る。
【0013】本発明の第2の手段は、第1の光源,これ
から射出した光を装置厚み方向へ反射させる第1の反射
板,及びその反射光を受ける透光形液晶素子列を有する
標準サイズ用データ写し込み光学系と、第2の光源,こ
れから射出した光を装置厚み方向へ反射させる第2の反
射板,及びその反射光を受ける透光形液晶素子列を有す
るパノラマサイズ用データ写し込み光学系とを備えたカ
メラ用データ写し込み装置であって、第1の反射板と第
2の反射板に対する入射光の方向は互いに反平行であ
り、標準サイズ用データ写し込み光学系の第1の光源と
第1の反射板との光路間に、装置平面上を進行する光を
その平面内で偏向させてから第1の反射板へ導入させる
偏向手段を設けて成ることを特徴とする。標準サイズ用
写し込み系では、パノラマサイズ用データ写し込み光学
系に比し拡散角の精度が比較的に緩いので、標準サイズ
用写し込み系の方に偏向手段を介在させて装置のコンパ
クト化を達成している。かかる構成では、標準サイズ用
データ写し込み光学系の透光形液晶素子列の電極列と、
パノラマサイズ用データ写し込み光学系の透光形液晶素
子列の電極列とは、互いに装置平面方向に対し、反対側
に位置している。そして、モニター用液晶表示体と標準
サイズ用データ写し込み光学系の透光形液晶素子列との
間に所定の距離を設けて成る。
【0014】本発明の第3の手段は、第1の光源これ
から射出した光を装置厚み方向へ反射させる第1の反射
手段及びその反射光を受ける透光形液晶素子列を有す
る標準サイズ用データ写し込み光学系と、第2の光源
これから射出した光を装置厚み方向へ反射させる第2の
反射手段及びその反射光を受ける透光形液晶素子列を
有するパノラマサイズ用データ写し込み光学系とからな
るデータ写し込み装置を備えたカメラであって、データ
写し込み装置は、第1の反射板と第2の反射板に対する
入射光の方向は互いに反平行であり、標準サイズ用デー
タ写し込み光学系の第1の光源と第1の反射板との光路
間に、装置平面上を進行する光をその平面内で偏向させ
てから第1の反射板へ導入させる偏向手段を設けて成る
ことを特徴とする。かかる手段においても上記第2の手
段と同様の効果を得ることができる。
【0015】
【実施例】次に、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
【0016】図1は本発明の実施例に係るデータ写し込
み装置(カメラモジュール)を示す平面図、図2(A)
は図1におけるA−A線に沿って切断した断面図、図2
(B)は図1におけるB−B線に沿って切断した断面
図、図2(C)は図1におけるC−C線に沿って切断し
た断面図、及び図3は同装置の一部破断して示す正面図
である。
【0017】このデータ写し込み装置は縦横約3cm,厚
み約3mmで、カメラの裏蓋側配される黒色の樹脂製上
枠体10と、撮影フィルム側に配される黒色の樹脂製下
枠体20と、上枠体10及び下枠体20に挟まれて保持
される黒色の樹脂製回路基板30とを有しており、3つ
の液晶表示体40,50,60を備えている。上枠体1
0に窓明けしてこれに臨む液晶表示体40は写し込みデ
ータのモニター用液晶表示体で、カメラの裏側からモニ
ターできるようになっている。液晶表示体50はパノラ
マサイズ用の透過形液晶表示体で、下枠体20に窓明け
してこれに臨ましてある。また液晶表示体60は標準サ
イズ用の透過形液晶表示体で、パノラマサイズ用の透過
形液晶表示体50の長辺隣接領域において下枠体20に
窓明けしてこれに臨ましてある。
【0018】パノラマサイズ用のデータ写し込み系は、
光源たるタングステン・ランプ51,反射鏡52,遮光
板53及び液晶表示体50を有している。タングステン
・ランプ51は回路基板30にそのリード51a,51
aを半田51b,51bで固着され、上枠体10の裏面
側に形成されたランプ収納室51cに横倒し状態で収納
されている。反射鏡52は長方形のガラス板の表面にア
ルミニウムを蒸着したもので、上枠体10の裏面側に形
成された上枠体平面に対して約45°の傾斜面を持つ鏡
収納部52aに取り付けられている。この反射鏡52の
取り付けはその左右短辺側のカシメ突起52b,52b
と長辺側のカシメ突起52cを潰して固定するものであ
る。
【0019】ランプ51から反射鏡52に到る領域に
は、液晶表示体50に対してできるだけ平行光束を照明
することと、充分な投光量を得る目的で、乱反射防止構
造が構成されている。この乱反射防止構造は基本的には
4重のスリット構造である。第1のスリット構造はラン
プ収納室51cの光射出窓に位置し、上枠体10の裏面
に形成された断面三角状のスリット長辺限定突起51d
と、この両側に直交するスリット短辺限定突起51e,
51eと、下枠体20に一体的に形成され回路基板30
の矩形孔51fから突出するスリット長辺限定突起51
gとから構成されている。また第2のスリット構造は、
第1のスリット構造より光進行側で上枠体10の裏面に
形成された乱反射除去室53と、その光射出窓に位置
し、上枠体10の裏面に形成された断面三角状のスリッ
ト長辺限定突起53aと、この両側に直交するスリット
短辺限定突起53b,53bと、下枠体20に一体的に
形成され回路基板30の矩形孔53cから突出するスリ
ット長辺限定突起53dとから構成されている。更に第
3のスリット構造は、第2のスリット構造より光進行側
で上枠体10の裏面に形成された乱反射除去室54と、
その光射出窓に位置し、上枠体10の裏面に形成された
断面三角状のスリット長辺限定突起54aと、この両側
に直交するスリット短辺限定突起54b,54bと、下
枠体20に一体的に形成され回路基板30の矩形孔54
cから突出するスリット長辺限定突起54dとから構成
されている。更にまた第4のスリット構造は、第3のス
リット構造より光進行側で上枠体10の裏面に形成され
た乱反射除去室55と、その光射出窓に位置し、上枠体
10の裏面に形成され反射鏡52の落とし込みストッパ
たるスリット長辺限定突起55aと、この両側に直交す
るスリット短辺限定突起55b,55bとから構成され
ている。
【0020】反射鏡52と液晶表示体50との間には遮
光板53が介在している。この遮光板53には投光窓5
3aが形成されており、これは回路基板30に形成され
た投光孔32に重なっている。液晶表示体50の一方の
長辺のみに複数の透明電極(端子部)が形成されてお
り、これらの透明電極には回路基板30との電気的接続
を達成するための導電性ゴム58が介在している。
【0021】標準サイズのデータ写し込み系は、光源た
るタングステン・ランプ61,反射鏡62,63,6
4,遮光板65及び液晶表示体60を有している。タン
グステン・ランプ61は回路基板30にそのリード61
a,61aを半田61b,61bで固着され、上枠体1
0の裏面側に形成されたランプ収納室61cに横倒し状
態で収納されている。反射鏡62,63,64は長方形
のガラス板の表面にアルミニウムを蒸着したもので、反
射鏡62,63は平面方向に沿って進行する光を同一面
上で直角に偏向する偏向系を構成している。また反射鏡
64は反射鏡52と同様に平面方向に沿って進行する光
をモジュールの厚み方向に偏向するものである。反射鏡
62は上枠体10の裏面側に形成された鏡収納室62a
の落とし込み溝に取り付けられており、また反射鏡63
は反射鏡と離間しこれと90°直交して配置され、鏡収
納室63aの落とし込み溝に取り付けられている。反射
鏡64は上枠体10の裏面側に形成された上枠体平面に
対して約45°の傾斜面を持つ鏡収納部64aに取り付
けられている。この反射鏡64の取り付けはその左右短
辺側のカシメ突起64b,64bと長辺側のカシメ突起
64cを潰して固定するものである。
【0022】ランプ61と反射鏡62との間には第1の
スリット構造が形成されている。このスリット構造はラ
ンプ収納室61cの光射出窓に位置し、上枠体10の裏
面に形成された断面三角状のスリット長辺限定突起61
dと、この両側に直交するスリット短辺限定突起61
e,61eとから構成されている。また反射鏡62と反
射鏡63との間には第2のスリット構造が形成されてい
る。このスリット構造は、上枠体10の裏面に形成され
た断面三角状のスリット短辺限定突起61f,61fで
構成されている。更に反射鏡63と64との間には第3
のスリット構造が形成されている。第3のスリット構造
は、上枠体10の裏面に形成され反射鏡64の落とし込
みストッパたるスリット長辺限定突起61gと、この両
側に直交するスリット短辺限定突起61h,61hとか
ら構成されている。
【0023】反射鏡64と液晶表示体60との間には遮
光板65が介在している。この遮光板65には投光窓6
5aが形成されており、これは回路基板30に形成され
た投光孔33に重なっている。液晶表示体60の一方の
長辺のみに複数の透明電極が形成されており、これらの
透明電極には回路基板30との電気的接続を達成するた
めの導電性ゴム68が介在している。液晶表示体50の
電極列と液晶表示体60のそれは互いに反対側に位置し
ており、電極列の配置が写し込みデータ領域の設定の障
害にならないようにしている。
【0024】ここで、パノラマサイズ用の写し込み光学
系は図1の左下から左上にかけて直線上に配置されてい
る。照明光線を偏向させると、その偏向手段の組み付け
精度によって拡散角の精度が悪くなってしまうから、タ
ングステン・ランプ51からの照明光は屈曲させずに反
射鏡52へ導入させるようにしている。このため、パノ
ラマサイズ用のデータ文字列はボケや細りのない鮮明な
ものとなっている。一方、標準サイズ用のデータ写し込
み光学系には偏向手段たる反射鏡62,63が介在して
いる。これはタングステン・ランプ61から出た光線を
距離Lだけずらして逆進させるリトロダイレクティブミ
ラーを構成している。装置のコンパクト化のために装置
周辺に光線を迂回させる目的と、光路長を確保してでき
るだけ平行光束を形成させるためである。2枚の反射鏡
62,63が直角に相互固着されたものであれば、入射
光線に対して高精度の反平行な反射光線を得ることがで
きる。また組み付け精度もラフで済む。なお、タングス
テン・ランプ61は液晶表示体50,60の上に積み重
た状態で取り付けられている。この点も装置のコンパク
ト化に寄与している。
【0025】なお、81は回路基板30に搭載された樹
脂封止のIC、82は水晶発振器、83a〜83kは上
枠体10,回路基板20及び下枠体30を一体的にカメ
ラの裏蓋に固定する固定孔、84a,84bは下枠体2
0,回路基板30と上枠体10とを位置決めするスナッ
プ突起、85a,85bは治具用の孔、破線丸印領域8
6a〜86fは回路基板30に形成された所定の押しボ
タンスイッチのパターン部である。
【0026】このようなカメラ用データ写し込み装置
(カメラモジュール)100を組み立て方法は次のよう
にして行われる。まず、上枠体10に反射鏡52,6
2,63,64を落とし込み,みネジ止め,接着などに
より固定し、液晶表示体40を凹凸部に落とし込み、回
路基板30をスナップ突起84a,84bを基準にかぶ
せる。次に、下枠体20に液晶表示体50,60、遮光
板65、導電性ゴム58,68を落とし込む。そして上
枠体10に下枠体20をスナップ突起84a,84bを
基準にかぶせて固定する。以上の組み立ての際には、治
具上にピンを立て、そのピンに治具用孔85a,85b
を差し込んで組み立てを行うと、作業効率を上げること
ができる。図5,図6に示すように、またこの治具用孔
85a,85bはカメラの裏蓋に設けられた突起93
a,93bに嵌めると、カメラモジュール100をカメ
ラ本体に容易に固定することができる。このような固定
方法によると、カメラモジュールの表示体部をカメラ本
体の所定の部位に位置精度よく組み付けることができ
る。なお、101は地板で、102は圧板である。
【0027】図7は本実施例のデータ写し込み装置の回
路系を示すブロック図である。モニター用液晶表示体4
0,パノラマ用液晶表示体50及び標準用液晶表示体6
0は表示ドライバIC81によって常時駆動されてい
る。この表示ドラインバICはコントール回路90か
らの制御信号に従い時計回路90からのデートデータを
デコードして表示信号を表示体40,50,60へ送出
する。カメラ側の制御ブロック95においてオープンコ
レクタのトランジスタTr1 のベースに写し込みトリガ
信号(ハイレベル)が発生すると、コントロール回路9
0へはロウレベルの写し込み開始信号Xが供給される。
コントロール回路90ではワンショット回路により一定
パルス幅のランプ制御信号Yをランプドライバ回路92
に供給する。ドライバ回路92はそのランプ制御信号Y
のロウレベル期間中ランプ切換回路93を接地レベルに
設定する。ランプ切換回路93は手動スライドスイッチ
で構成されており、接点P1 が閉成されているときは、
パノラマ用のタングステン・ランプ51が点灯し、接点
2 が閉成されているときは、標準用のタングステン・
ランプ61が点灯する。
【0028】図8はランプ点灯の切換を電子的に行う写
し込み装置の回路系を示す回路図である。ロウレベルの
ランプ制御信号Yが発生している場合、カメラ側の制御
ブロック95においてオープンコレクタのトランジスタ
Tr2 のベースにハイレベルの信号が発生すると、トラ
ンジスタTr2 のコレクタは接地レベル(ロウレベル)
になるので、トランジスタTr3 はオンし、トランジス
タTr4 ,Tr5 ,Tr6 はオフ状態になる。この結
果、標準用のタングステン・ランプ61が点灯する。ト
ランジスタTr2 のベースにロウレベルの信号が発生す
ると、トランジスタTr2 はオフ状態となり、そのコレ
クタの電圧は浮動であり、トランジスタTr3 はオフ状
態である。そしてプルアップ抵抗R1 に流れる電流によ
り、トランジスタTr5 がオンとなり、またトランジス
タTr6 がオンとなるので、パノラマ用のタングステン
・ランプ51が点灯する。プルアップ抵抗R1 に電流が
流れその電圧降下が進むと、トランジスタTr3 も連動
してオン状態となってしますが、本例においてはプルア
ップ用のトランジスタTr4 がプルアップ抵抗R1 の電
圧降下によってオンするため、トランジスタTr3 のベ
ース・エミッタ間電圧の増大を抑制し、このトランジス
タTr3 のスイッチングを防止している。
【0029】なお、液晶表示体として強誘電性液晶表示
体を用いても良い。また、光源が発光ダイオード(LE
D)でも良く、トランジスタはバイポーラの他にMOS
トタンジタを利用しても良い。なお、上記実施例の長辺
が相隣接する透過形液晶表示体50,60において、図
9に示すように、複数の端子部501 〜50n ,601
〜60n は共に反対側に向けた配置関係にしてあるの
で、実装が容易である。
【0030】この他、端子部を共に同じ側(例えば共に
下側又は共に上側)にしても良いし、また共に向き合う
側(共に中央側)にして良い。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、独立の
標準サイズ用データ写し込み光学系とパノラマサイズ用
データ写し込み光学系を備えたカメラ用データ写し込み
装置において、第1の手段では、両光学系の透過形液晶
表示体を長辺同士が相隣接した状態で配置すると共に、
両光学系の反射板に対する入射光の方向を互いに反平行
とし、標準サイズ用データ写し込み光学系における光路
間に、装置平面上を進行する光をその平面内で偏向させ
る偏向手段を設けてなることを特徴とするものであるの
で、以下の効果を奏する。
【0032】 偏向手段を設けることにより、光路の
迂回により光学部品などの実装が限られたスペース内で
行うことができ、装置のコンパクト化を図ることができ
る。また等価光路長の増大により平行光束に近い光線を
液晶表示体に照明でき、標準サイズのデータ文字列は鮮
明なものとなる。
【0033】 偏向手段はパノラマサイズ用データ写
し込み光学系に設けられておらず、拡散角の許容度の大
きな標準サイズ用データ写し込み光学系に設けられてい
るので、プリント倍率の大きなパノラマサイズのデータ
文字列はボケや細りのない鮮明なものが得られる。
【0034】 本発明の第2及び第3の手段におい
て、標準サイズ用写し込み系では、パノラマサイズ用デ
ータ写し込み光学系に比し拡散角の精度が比較的に緩い
ので、標準サイズ用写し込み系の方に偏向手段を介在さ
せて装置のコンパクト化を達成でき、上記 及び と同
様な効果を奏する。
【0035】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るデータ写し込み装置(カ
メラモジュール)を示す平面図である。
【図2】図1におけるA−A線に沿って切断した断面
図、(B)は図1におけるB−B線に沿って切断した断
面図、(C)は図1におけるC−C線に沿って切断した
断面図である。
【図3】同装置の一部破断して示す正面図である。
【図4】同装置における標準サイズ用写し込み光学系を
示す斜視図である。
【図5】同装置をカメラ裏蓋に取り付ける際の状態を示
す斜視図である。
【図6】同装置をカメラ裏蓋に取り付けた状態を示す断
面図である。
【図7】同装置において適用される回路系を示すブロッ
ク図である。
【図8】同装置におけるランプ点灯の切換を電子的に行
う写し込み装置の回路系を示す回路図である。
【図9】同装置における透過形液晶表示体の端子部の配
置関係を示す平面図である。
【図10】カメラ用データ写し込み装置とカメラの関係
を示す概略図である。
【符号の説明】
10・・・上枠体 20・・・下枠体 30・・・回路基板 40,50,60・・・液晶表示体 51,61・・・タングステン・ランプ 52,62,63,64・・・反射鏡 53,65・・・遮光板 100・・・カメラ用データ写し込み装置(カメラモジ
ュール)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−34803(JP,A) 特開 昭63−139327(JP,A) 特開 平2−28628(JP,A) 実開 平3−84820(JP,U) 実開 平3−98432(JP,U) 実開 平3−98431(JP,U) 実開 昭59−128638(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 17/24

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の光源,これから射出した光を装置
    厚み方向へ反射させる第1の反射板及びその反射光を受
    ける第1の透過形液晶表示体を有する標準サイズ用デー
    タ写し込み光学系と、第2の光源,これから射出した光
    を装置厚み方向へ反射させる第2の反射板及びその反射
    光を受ける第2の透過形液晶表示体を有するパノラマサ
    イズ用データ写し込み光学系を備えたカメラ用データ写
    し込み装置であって、第1の透過形液晶表示体と第2の
    透過形液晶表示体は長辺同士が相隣接した状態で配置さ
    れ、第1の反射板と第2の反射板に対する入射光の方向
    は互いに反平行であり、該標準サイズ用のデータ写し込
    み光学系における第1の光源と第1の反射板との光路間
    に、装置平面上を進行する光をその平面内で偏向させて
    から第1の反射板へ導入させる偏向手段を設けてなるこ
    とを特徴とするカメラ用データ写し込み装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記偏向手段は、前
    記第1の光源からの光をその入射方向とは逆方向に射出
    させ、その入射点と射出点とを所定距離ずらす逆進光学
    手段であることを特徴とするカメラ用データ写し込み装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記逆進光学手段は
    第3の反射鏡とこれに対し直交する第4の反射鏡とから
    なることを特徴とするカメラ用データ写し込み装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記標準サイズ用デ
    ータ写し込み光学系及び前記パノラマサイズ用データ写
    し込み光学系は乱反射防止構造を有することを特徴とす
    るカメラ用データ写し込み装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記乱反射防止構造
    は多重スリット構造であることを特徴とするカメラ用デ
    ータ写し込み装置。
  6. 【請求項6】 請求項1において、前記偏向手段は第3
    の反射鏡と第4の反射鏡から成り、第3の反射鏡と第4
    の反射鏡との光路間にスリット構造を有して成ることを
    特徴とするカメラ用データ写し込み装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記第3の反射鏡と
    前記第4の反射鏡は落とし込み溝に取り付けられて成る
    ことを特徴とするカメラ用データ写し込み装置。
  8. 【請求項8】 第1の光源,これから射出した光を装置
    厚み方向へ反射させる第1の反射板,及びその反射光を
    受ける透光形液晶素子列を有する標準サイズ用データ写
    し込み光学系と、第2の光源,これから射出した光を装
    置厚み方向へ反射させる第2の反射板,及びその反射光
    を受ける透光形液晶素子列を有するパノラマサイズ用デ
    ータ写し込み光学系とを備えたカメラ用データ写し込み
    装置であって、 前記第1の反射板と前記第2の反射板に対する入射光の
    方向は互いに反平行であり、前記標準サイズ用データ写
    し込み光学系の前記第1の光源と前記第1の反射板との
    光路間に、装置平面上を進行する光をその平面内で偏向
    させてから前記第1の反射板へ導入させる偏向手段を設
    けて成ることを特徴とするカメラ用データ写し込み装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項8において、前記標準サイズ用デ
    ータ写し込み光学系の透光形液晶素子列の電極列と、前
    記パノラマサイズ用データ写し込み光学系の透光形液晶
    素子列の電極列とは、互いに装置平面方向に対し、反対
    側に位置していることを特徴とするカメラ用データ写し
    込み装置。
  10. 【請求項10】 請求項8において、モニター用液晶表
    示体と前記標準サイズ用データ写し込み光学系の透光形
    液晶素子列との間に所定の距離を設けて成ることを特徴
    とするカメラ用データ写し込み装置。
  11. 【請求項11】 第1の光源、これから射出した光を装
    置厚み方向へ反射させる第1の反射板、及びその反射光
    を受ける透過形液晶表示列を有する標準サイズ用データ
    写し込み光学系と、第2の光源、これから射出した光を
    装置厚み方向へ反射させる第2の反射板、及びその反射
    光を受ける透過形液晶表示列を有するパノラマサイズ用
    データ写し込み光学系とからなるデータ写し込み装置を
    備えたカメラであって、前記データ写し込み装置は、前
    記第1の反射板と前記第2の反射板に対する入射光の方
    向は互いに反平行であり、前記標準サイズ用データ写し
    込み光学系の前記第1の光源と前記第1の反射板との光
    路間に、装置平面上を進行する光をその平面内で偏向さ
    せてから第1の反射板へ導入させる偏向手段を設けて成
    ことを特徴とするカメラ。
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