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JP3113993B2 - ヨコウェブの目合い調整された直交不織布の製法 - Google Patents
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JP3113993B2 - ヨコウェブの目合い調整された直交不織布の製法 - Google Patents

ヨコウェブの目合い調整された直交不織布の製法

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JP3113993B2
JP3113993B2 JP12659692A JP12659692A JP3113993B2 JP 3113993 B2 JP3113993 B2 JP 3113993B2 JP 12659692 A JP12659692 A JP 12659692A JP 12659692 A JP12659692 A JP 12659692A JP 3113993 B2 JP3113993 B2 JP 3113993B2
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宏 矢沢
利一 大石
洋一 間沢
金太郎 相原
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は直交不織布の製法に関
し、さらに詳しくは、ヨコウェブの目合い調整された直
交不織布の製法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、強度のある不織布として種々のタ
イプの直交不織布が市場に多数出廻るようになった。そ
して、その製法も後で例示するように種々提案されてい
る。直交不織布のタテウェブの目合い調整に関しては、
本出願人等により種々提案されている(特公昭50−4
0186号、特公昭58−10507号等)。またこれ
ら種々に目合い調整されたウェブを経緯積層機(特公昭
53−38783号等)によりヨコウェブとして使用す
ることも行われている。ヨコウェブの目合い調整に関し
ては、ヨコ延伸前については種々提案(特公昭62−2
8226号等)されている。ヨコ延伸後については、本
発明人等の提案(特公昭57−54582号、以下先発
明Aとする)がある。この先発明Aは、耳部が固定して
いないヨコウェブを他の速度の異なるタテ材で拾い上げ
ていく方式である。
【0003】
【本発明が解決しょうとする課題】ヨコウェブの目合い
調整技術には、次の事項が要求される。 製品姿がきれいなこと。作業性が良いこと。歩留
が良いこと。目合い調整の範囲が広いこと。装置が
簡便で装置費が安く装置の床面積が小さいことなどが挙
げられる。
【0004】ここで本発明に使用されるヨコウェブとし
ては、フィルムをヨコにスリットしてヨコに延伸した
ウェブ(例えば特公昭60−32573号)、遠心紡
糸したフィラメント群をヨコ延伸したウェブ(例えば特
公昭59−39539号)、不織布状ウェブのヨコ延
伸(例えば特公平3−36948号)、タテウェブを
経緯積層機でヨコ配列ウェブに変換したウェブ(例えば
特公昭53−38783号)、などがある。の方式で
は、ヨコウェブに明確な耳端部が形成されない場合があ
るが、その場合は、耳端部に別のフィルム等を接着させ
ることにより、本発明の実施をよりスムースにすること
が可能になる。
【0005】目合い調整は、スプリットウェブやヨコス
リット後のヨコ延伸ウェブ、ネット状ウェブ等は、これ
らのウェブの網目の目合いを調整することを意味する。
ヨコウェブが、トウやヨコ延伸不織布のようにファイン
ファイバーの集積体で有る場合は、目合い調整というよ
りも、むしろヨコウェブの坪量調整や密度調整と表現す
べきであるかもしれないが、ここでは目合い調整の表現
で代表させる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の製品の
品質と工程上、装置上の要求を満たす解決手段を鋭意研
究を続けた結果、タテウェブとヨコウェブを経緯積層す
る際、タテウェブの供給速度に対して、ヨコウェブの供
給速度を変速して供給することによりヨコウェブの目合
いを調整する方式に到達した。経緯積層熱処理に循環ベ
ルト(特開平1−45855号、以下先発明B)を使用
する場合は特に有効である。すなわち、直交不織布用の
ヨコウェブを、熱シリンダと循環ベルト間で少なくとも
ヨコウェブの耳端部を把持し、その把持部分へのヨコウ
ェブの供給速度を異にできる送り機構により変速させて
供給する方式である。例えば、タテウェブの速度よりヨ
コウェブの供給速度を大きくして過供給することによ
り、ヨコウェブの目合いを密にし、その状態で循環ベル
トと熱シリンダ間で密になったヨコウェブにタテウェブ
を重ねて、タテウェブとヨコウェブを積層接着する。こ
のヨコウェブの供給速度を逆に遅くすると、ヨコウェブ
の少なくとも耳部はタテウェブまたは循環ベルトに把持
されているので、耳部は引っ張られて伸ばされることに
より目合いを粗にすることもできる。
【0007】この方式は、先発明Bのベルトによる経緯
積層方式のヨコウェブが収縮しないことによる製品物性
の良さばかりでなく、ヨコウェブが熱により収縮しよう
としてピンと張ることにより、製品姿も良くなる等の利
点をそのまま保持して、それに目合い調整機能をもたせ
たものである。本発明は、ヨコウェブに付随している耳
端部を積極的に活用する点で、先発明Aとは根本的に異
なる。先発明Aは、ヨコウェブの耳端部を切り除くが、
そのことにより配列が乱れる傾向にある。本発明の方式
では、耳端部を目合い調整に使用するばかりでなく、ヨ
コウェブの配列を良くすることに積極的に活用できる。
【0008】本発明に使用されるウェブの原料は、特に
限定されるものではないが、ポリエチレンやポリプロピ
レン等のポリオレフィン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポ
リ塩化ビニリデン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド
樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、フッ素系樹脂等の
種々の樹脂を原料にすることができる。
【0009】
【実施例】以下、実施の具体例を図面と共に詳述する。
図1は、本発明の目合い調整方式の一例で、ヨコウェブ
1の両耳部2a、2bとタテウェブ3の両耳部4a、4
bとが、循環ベルト5a、5bと熱シリンダ6間で連続
的に把持される。ヨコウェブ1の耳部がベルト5で把持
されて、その外側に出た部分2a、2bを刃7a、7b
(ベルト5bの裏で見えない)でスリットする。そのス
リットされた耳部2a、2bは、別に設けられたニップ
ロール8a、8bで引き取られる。ここで、ニップロー
ル8の引取速度を循環ベルト5より速くすると、ヨコウ
ェブ1は目合いは縮小してタテウェブ3と積層される。
刃7でスリットされたヨコウェブ1の耳部2a、2bが
ニップロール8a、8bでシリンダ6の外側に引き出さ
れるので、ベルト5にヨコウェブ1が把持される時点で
ヨコウェブがヨコに張るので、製品姿が良くなる効果が
ある。熱シリンダ6上で、タテウェブ3と目合い調整さ
れたヨコウェブが積層接着され、熱処理もされる。
【0010】このとき、循環ベルト5のターンロール9
aは単なるターンロールでもよい。しかし循環ベルト5
がターンする部分の外側10a、10bは、ベアリング
が入っていて、自由に回転するようにすると、ヨコウェ
ブ1の耳部2a、2bがターンロール10a、10bを
通過するとき、両者の速度が一致して、目合い調整後の
ヨコウェブの製品姿が良い。刃7は、カミソリ刃のよう
な鋭利な刃でもよく、またウェブの融点以上に加熱され
た熱刃や、レーザスリッタ、また、スコアカッタやシェ
アカッタのような回転刃も使用できる。
【0011】図1は、タテウェブ3と循環ベルト5が同
時にヨコウェブ1を把持する例であるのに対して、図2
は、まずターンロール9−2でタテウェブとヨコウェブ
が積層し、その後に、ターンロール9−1でベルトで積
層されたタテウェブとヨコウェブを把持する例を示し
た。ヨコウェブの耳部2は、ターンロール9−2でタテ
ウェブ3と把持された後、耳スリットされてニップロー
ル8で引き取られる。ヨコウェブ1の耳部2の速度は、
ニップロール8によりタテウェブの速度より速く引き取
られることにより、ヨコウェブ1の中央部は目合いを密
にされた状態でタテウェブ3に積層される。タテウェブ
とヨコウェブが積層後に、ベルト5により少なくともウ
ェブの両耳部を把持された状態で熱シリンダの熱により
熱処理および接着される。
【0012】図1の場合は、タテウェブ3を熱シリンダ
6側にし、その上をヨコウェブ、さらにその上に循環ベ
ルト6と云う構成にも出来る。それに対して図2の場合
は、熱シリンダ側はヨコウェブでその上にタテウェブと
いう構成に固定される。
【0013】図3は、図1および図5、6におけるター
ンロール9aの構造の例で、図Aはシャフト11とター
ンロールの中央部9aは、シャフト11のキイ溝12と
キイ13a、13bで固定されている。ターンロール9
aの端部10a、10b・・・の循環ベルト5が通らな
い部分は、ベアリング14a、14bにより自由に回転
できる。ターンロール10a、10c間のギャップに
は、刃が入り、ウェブの耳部を切るのに利用する。この
タイプのターンロール9aは、図1のケースで使用でき
る。図Bは、ターンロール9aの中央部はベアリング1
5a、15bにより自由に回転可能で、端部16a、1
6b・・・の循環ベルト5が通らない部分は、キイ17
a、17bでシャフト11に固定されている。シャフト
11はプーリ18で駆動される。このタイプのターンロ
ール9aは、図5の図A、図B、図6の図Aのケースに
使用できる。
【0014】図4は、図1の循環ベルトの他の例で、図
Aはウェブ28(ヨコウェブ1とタテウェブ3の積層
体)の両耳部のみでなく、中央部も多数の循環ベルト5
a、5b、5c・・・を使用した例である。図Bはウェ
ブ28の両耳部のみでなく、ウェブ28の幅全体を把持
するように広巾の循環ベルト19を使用した場合で、揮
発分や蒸気等が通過する多数の穴20が開いていること
が望ましい。また、循環ベルト5または19はフッ素や
シリコン系樹脂等で離型処理されていることが望まし
い。
【0015】図5は、目合い調整方法の他の例で、図を
簡明にするために、タテウェブ3等は省略してある。図
Aは、ターンロール9aの外側16a、16bがプーリ
18を通じてモータMdで駆動されており、その部分1
6a、16bでヨコウェブ1の両耳部2aと2bをニッ
プロール21a、21bでニップしている例を示す。こ
のターンロール16a、16bの表面速度が循環ベルト
5より速く回転すると、ヨコウェブは過供給されて、目
合いの密な構造になる。逆に16a、16b部が遅い
と、ヨコウェブ1の耳部2は引き伸ばされる。この場合
は、ニップロール21の位置は、ヨコウェブ1がベルト
5に把持される前であることが望ましい。
【0016】図5の図Bは、ターンロール5の外側16
a、16bの表面に多数の針22があり、ヨコウェブ1
の耳部2をこの針を突き刺して把持する。そしてこのタ
ーンロール16の速度をモータMdで変速させることに
より、ヨコウェブの目合いを調節する。
【0017】図6の図Aは、ターンロール16a、16
b部分に、別の循環ベルト23a、23bを循環し、こ
の循環ベルト23とターンロール13a、13bの間で
ウェブの両耳部2a、2bを把持し、モータMdで把持
部の速度を調整する。この図Aでは、循環ベルト23
a、23bはモータMdで駆動する例を示したが、循環
ベルト23a、23bそのものを別の駆動源で駆動して
もよい。
【0018】図6の図Bは、片持ちターンロール24
a、24bで循環ベルト5a、5bをターンする。その
中間にニップロールの各ロール25a、25bを設置
し、それでヨコウェブ1をニップし、このニップロール
25を変速して目合いを調節する方式である。この場合
タテウェブ3(図では省略)は、図1とは逆にシリンダ
面側にもって来て、ニップロール25にはニップさせな
い。このニップロール25の位置は、目合いを縮小する
場合は、ヨコウェブ1の両耳部2が循環ベルト5で把持
された後に設置し、目合いを拡げる場合は、ヨコウェブ
1の両耳部2が循環ベルト5で把持される前に設置する
ことが望ましい。
【0019】図7は、他の目合い調整方式の例で、厚い
循環ゴムベルト(例えば厚み80mm)27を使用する
場合である。熱シリンダ6に入る前のターンロール26
a上でゴムの表面が伸ばされた状態にし、その状態でヨ
コウェブ1を乗せ、熱シリンダ6上ではヨコウェブ1の
目合いが密になった状態で、下の熱シリンダに沿って来
たタテウェブ3と積層され、熱シリンダ6上で積層接着
されて直交不織布28となる。この厚いゴムベルトを使
用する方式は、布の柔軟加工法や縮充加工法等に使用さ
れているものである(例えばUSP2,624,24
5)。本発明は、ヨコウェブの目合い調整にゴムベルト
を使用し、熱シリンダは、タテウェブとヨコウェブの接
着に使用する点が異なる。
【0020】図8は、本発明の直交不織布28の一例
で、ヨコウェブ1とタテウェブ3が延伸された網状体で
ある例を示す。本発明は、このヨコウェブ1が密度調整
される方式を示す。
【0021】図9は、図8のヨコウェブ1の種々の目合
い調整されたウェブの状態の例を示す。図Aは、ヨコウ
ェブ1が目合い調整されない通常の状態を示す。ヨコウ
ェブ1の耳部2a、2bが、ヨコウェブ1の搬送に利用
される。図Bは、循環ベルト5よりヨコウェブ1が遅く
送り込まれて、耳部2が延伸されて、目合いが粗になっ
た例である。図Cは、循環ベルト5よりヨコウェブ1が
過供給されて、目合いが密になった例である。
【0022】
【発明の効果】本発明の方式は、装置上のメリットとし
て、簡便な装置で、自由に目合い調整できる点にある。
簡便装置であるので、装置費が安く、運転が容易であ
り、特に多品種少量生産には最も適している。また、単
なる目合い調整ばかりでなく、ヨコウェブの製品姿を良
くしながら目合い調整できることも大きなメリットであ
る。このように製品姿良く、種々の目合いが自由に生産
できるので、多目的な用途に単一の装置で対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の目合い調整方式を示す装置の斜視
図。
【図2】 本発明の目合い調整方式の示す別の例である
(斜視図)。
【図3】 循環ベルトのターンロールの構造の例。
【図4】 循環ベルトの他の例で、図Aは複数本、図B
は幅広のベルト。
【図5】 目合い調整装置の他の例で、図A、図B(正
面図)。
【図6】 目合い調整装置の他の例で、図A、図B(正
面図)。
【図7】 厚い循環ベルトによる目合い調整装置の側面
図。
【図8】 本発明のタテウェブとヨコウェブが直交積層
接着された例。
【図9】 ヨコウェブが各種に目合い調整された状態の
例。
【符号の説明】
1:ヨコウェブ、 2a、2b:ヨコウェブの両耳端
部、 3:タテウェブ、4a、4b:タテウェブの両耳
部、 5a、5b、5c・・・:循環ベルト、6:熱
シリンダ、 Ma、Mb、Mc、Md、Me:モー
タ、 7a:刃、8a、8b:ニップロール、 9
a:循環ベルトとウェブのターンロール、9−1:循環
ベルトのターンロール、9−2:タテウェブとヨコウェ
ブの積層用ターンロール、10a、10b:ターンロー
ルの外側の循環ベルトの通過しない部分、11:ターン
ロール用シャフト、 12:シャフトのキイ溝、13
a、13b:キイ、 14a、14b、15a、15
b:ベアリング、16a、16b:循環ベルト用ターン
ロール、 17a、17b:キイ18:駆動用プー
リ、 19:広巾循環ベルト、 20:穴、21a、
21b:ニップロール、 22:多数の針、23a、
23b:循環ベルト、 24a、24b:片持ちタ
ーンロール、25a、25b:ニップロール、26a、
26b、26c・・・:ターンロール、27:厚いゴム
製循環ベルト、 28:直交不織布。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 相原 金太郎 千葉県千葉市こてはし台4の8の26 審査官 平井 裕彰 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D04H 1/00 - 18/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タテウェブで両側端に搬送用の耳部を有
    するヨコウェブの少なくとも耳端部を把持し、タテウェ
    ブと積層接着する直交不織布の製法において、その把持
    部分へのヨコウェブの供給速度を異にできる機構により
    変速させて供給することによる、ヨコウェブの目合い調
    整された直交不織布の製法。
  2. 【請求項2】 両側端に搬送用の耳部を有するヨコウェ
    ブの少なくとも耳端部を、熱シリンダと循環ベルトで把
    持し、タテウェブと積層接着する直交不織布の製法にお
    いて、その把持部分へのヨコウェブの供給速度を異にで
    きる機構により変速させて供給することによる、ヨコウ
    ェブの目合い調整された直交不織布の製法。
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