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JP3115012B2 - 発泡樹脂から成る厚肉管体の製造方法及びその装置 - Google Patents
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JP3115012B2 - 発泡樹脂から成る厚肉管体の製造方法及びその装置 - Google Patents

発泡樹脂から成る厚肉管体の製造方法及びその装置

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JP3115012B2 JP3008091A JP3008091A JP3115012B2 JP 3115012 B2 JP3115012 B2 JP 3115012B2 JP 3008091 A JP3008091 A JP 3008091A JP 3008091 A JP3008091 A JP 3008091A JP 3115012 B2 JP3115012 B2 JP 3115012B2
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邦男 山川
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  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば空調用の熱媒給
送管等の保温部材として用いられ,発泡樹脂から成る厚
肉管体の製造方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、耐熱性を有する発泡樹脂から
成る管体はその適用分野が極めて広汎であるが、他方、
発泡樹脂を管状に一体成形することは、特に肉厚や口径
が大きいものにあっては、成形技術上等種々の困難を伴
なうばかりか、各種の口径毎に管体を成形することは製
造効率が極めて悪い。そのため、一枚の発泡樹脂シート
を円筒状に湾曲成形しその湾曲時に対向する両端部を融
着させる手法が採用された。
【0003】ところが、かかる手法では各種の口径の管
体、特に肉厚の厚いものを製造する場合、厚みのある発
泡樹脂シートを得難いことや、たとえ得られてもこれを
湾曲成形する際に変形等が生じ易く歩留りが悪い。
【0004】そのため、かかる厚肉管体の製造上の問題
を解決するべく、例えば特開平2ー160535号公報
に記載されるようなものが開示された。これによると、
段階的にシート幅が異なる複数枚の発泡樹脂シートをそ
のシート幅が漸次広くなるように積層した状態で用意
し、これを一対の圧着ロール間に挿入すると共に該挿入
の直前に各発泡樹脂シート間に熱風を送風し、さらに、
該積層された発泡樹脂シートを成形部材(成形ダイス)
に挿入することによりシート幅方向の両端部を融着し、
これにより例えば図8に示すような、厚肉管体(パイプ
カバー)Qを成形するように構成されている。したがっ
て、かかる手法により製造された厚肉管体Qはこれを構
成する発泡樹脂シートQ1、Q2、Q3の各接合部Q
a、Qb、Qcが管周上の同一箇所に形成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に記載されるような従来技術の構成では、成形部材に
より湾曲成形される発泡樹脂シートは相当の厚みを有す
るので、発泡樹脂材料の弾発力により各発泡樹脂シート
Q1、Q2、Q3の両端部の接合部Qa、Qb、Qcが
離間し易く、結果として、積層される発泡樹脂シートの
数が多くなる程、換言すれば肉厚が大きくなる程管体Q
の不良品が発生し易い。
【0006】本発明は、肉厚が大きい管体であっても常
時良品を製造することができる厚肉管体の製造方法及び
その製造装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するべく、シート幅が段階的に異なる複数の
発泡樹脂原反シートを用意する第1の工程と、各発泡樹
脂原反シートのうちの第1のシート幅を有する第1の発
泡樹脂原反シートにおけるシート幅方向の両端部を接合
する第2の工程と、該工程により成形された芯管体の周
囲に、前記第1のシート幅よりも幅広の第2のシート幅
を有する第2の発泡樹脂原反シートをその両端部の接合
部が該芯管体の接合部とは該芯管体の管周方向に所定間
隔を置くように積層させる第3の工程と、から成ること
を特徴とする。
【0008】また、請求項2の発明は、第1の発泡樹脂
原反シートを送り出すための第1の送出手段と、該送り
出された第1の発泡樹脂原反シートをそのシート幅方向
の両端部が対向するように湾曲させるための案内部材
と、該案内部材の近傍に設けられ前記第1の発泡樹脂原
反シートを加熱するための加熱手段と、該案内部材に後
続して設けられ、ベルト面同士が対向し、かつ、両ベル
ト面にそのベルト長方向に沿うように断面半円状の案内
溝が各々形成された一対の成形ベルトと、から成る第1
段の成形部と,該第1段の成形部に後続して設けられ,
第2の発泡樹脂原反シートを送り出すための第2の送出
手段と、該送り出された第2の発泡樹脂原反シートをそ
のシート幅方向の両端部が対向するように湾曲させるた
めの案内部材と、該案内部材の近傍に設けられ前記第2
の発泡樹脂原反シートを加熱するための加熱手段と、該
案内部材に後続して設けられ、ベルト面同士が対向し、
かつ、両ベルト面にそのベルト長方向に沿うように断面
半円状の案内溝が各々形成された一対の成形ベルトと、
から成る第2段の成形部と、を少なくとも備えたことを
特徴とする。
【0009】
【作用】第1の発泡樹脂シートが第1段の成形部を通過
すると芯管体が形成されるが、該芯管体が第2の発泡樹
脂シートと共に第2段の成形部を通過すると、芯管体の
周囲に第2の発泡樹脂シートが積層されて二層の厚肉管
体が形成されるが、この場合、第2の発泡樹脂シートの
接合部は第1の発泡樹脂シートの接合部とは芯管体の管
周方向に若干離間した位置に形成される。
【0010】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示すものであり、
本製造装置は第1段の成形部1と、これに後続する第2
段の成形部2とから大略構成されており、各第1及び第
2の成形部1、2は夫々上下二段に配設された成形ベル
ト3、4及び5、6を有している。ここで、両成形部
1、2はベルトの走行方向に沿い縦続するように配設さ
れており、成形ベルト3、4は一対のプーリ3A及び3
B、プーリ4A及び4Bに夫々巻回され、同様に成形ベ
ルト5、6は一対のプーリ5A及び5B、プーリ6A及
び6Bに夫々巻回されている。
【0011】また、前記第1段及び第2段の成形部1、
2の各導入側側(図1の左方)には、第1原反リール7
(第1の送出手段)、第2原反リール8(第2の送出手
段)が夫々設けられており、第1原反リール7には第1
発泡樹脂シート7Aが、第2原反リール8には第2発泡
樹脂シート8Aが夫々巻装されており、第1発泡樹脂シ
ート7Aは第2発泡樹脂シート8Aに比べてシート幅が
幅広に形成されている。
【0012】さらに、第1の原反リール7の導出側(図
1の右方)には第1及び第2送りロール9、10がその
順序で配設され、該第2送りロール10の導出側には第
1加熱器11A、案内部材たる第1一次成形ガイド12
及び第2二次成形ガイド13がその順序で設けられてお
り、第1一次成形ガイド12の導出側上方には第2加熱
器11Bが設けられている。同様に、第2の原反リール
8の導出側には第3及び第4送りロール14、15がそ
の順序で配設され、該第4送りロール15の導出側には
第1加熱器16A、他の案内部材たる第2一次成形ガイ
ド17及び第2二次成形ガイド18がその順序で設けら
れており、第2一次成形ガイド17の上方には第2加熱
器16Bが設けられている。ここで、第1加熱器11
A、16A、及び第2加熱器11B、16Bは熱風を製
品に吹き当てるためのノズルを有する構成となってい
る。
【0013】なお、図3により理解できるように、第2
一次成形ガイド17(第1一次成形ガイド12も同様)
は全体としてらっぱ管状を呈しており、中途部から導入
側に向かって裾割れ状に拡開され、また、中途部から導
出側に向かって円孔17aが形成されている。
【0014】また、第1段の成形部1と第2段の成形部
2との間には、中継ロール19が設けられており、該中
継ロール19の導出側には案内管20が設けられてい
る。
【0015】図2は、前記第2段の成形部2(第1段の
成形部1も概ね同様)の導入側端部近傍の詳細を示すも
のである。図4に詳細に示すように、上段の成形ベルト
5及び下段の成形ベルト6には断面半円形の成形孔5
a、6aが夫々対向するように形成されており、両成形
孔5a、6aにより円形の案内孔が形成される。
【0016】図2及び図5に示すように、前記第2一次
成形ガイド17(第1一次成形ガイド12も同様)には
導入側から導出側に向かって縮径されたガイド孔17a
が形成され、図2及び図5に示すように、第2二次成形
ガイド18(第1二次成形ガイド13も同様)には断面
半円形のガイド孔18aが形成され、該ガイド孔18a
はその半径が導入側から導出側に向かって縮径され、か
つ、湾曲面を下方に向けた状態になっている。
【0017】次に、上記のように構成された本実施例の
作動につき説明する。第1原反リール7から繰り出され
た第1発泡樹脂シート7Aは、その全体が第1加熱器1
1Aにより熱せられた状態で第1一次成形ガイド12に
挿入され、少なくともシート幅方向の両端部が第2加熱
器11Bにより熱せられた状態で断面略C字状の第1成
形体が形成される。
【0018】続いて、前記断面C字状の第1成形体が第
1二次成形ガイド13に挿入されると、熱せられた対向
する両端部が融着され、断面円環形の第1半成形芯管体
が形成される。
【0019】さらに、該第1半成形芯管体は前記両ベル
ト3、4の成形孔3a、4aの間に挟圧状態で成形され
た第1芯管体21となり、該第1芯管体21は、前記両
端部の第1接合部21aが固定される(図6参照)。
【0020】前記第1芯管体21は中継ロール19を介
して案内管20を通過し、その後に第2一次成形ガイド
17に挿入される。このとき、第2原反リール8からは
第2発泡樹脂シート8Aが繰り出されており、該第2発
泡樹脂シート8Aは前記第1芯管体21を被覆するよう
に第2一次成形ガイド17に挿入される。
【0021】ここで、該第2発泡樹脂シート8Aは、前
記第1一次成形ガイド12に挿入される第1発泡樹脂シ
ート7Aの場合と同様に、その全体が第1加熱器16A
により熱せられた状態で第2一次成形ガイド17に挿入
され、シート幅方向の両端部が第2加熱器16Bにより
熱せられ、断面略C字状の第2成形体が形成される。続
いて、該第2成形体が第2二次成形ガイド18に挿入さ
れると、第2発泡樹脂シート7Aの対向する熱せられた
両端部が融着され(図5参照)、二層構造の第2半成形
芯管体が形成される。さらに、該第2半成形芯管体は前
記両ベルト3、4の成形孔3a、4aの間に挟圧状態で
成形された第2芯管体22となり、前記第2発泡樹脂シ
ート8Aの両端部の第2接合部22aが固定される。
【0022】なお、図6に示すように、該第2芯管体2
2は、第2接合部22aが前記第1接合部21aに対し
て芯管体22の管周方向に所定間隔だけ離間するように
成形される。このため、例えば第2発泡樹脂シート8A
が第2一次成形ガイド17に挿入される際にその間隔が
調整される。
【0023】上記実施例は成形部が二段に構成されてい
る場合であるが、製品の仕様等に応じて三段以上の成形
部を有する構成も可能であることは勿論である。図7は
三層構造の厚肉管体23の例を示すものである。いうま
でもなく、第三層目を形成する第3の発泡樹脂シート2
4の接合部23aは第一層及び第二層目の接合部21
a、22aとは異なる位置に形成される。
【0024】なお、各層を構成する発泡樹脂シートの厚
みが薄過ぎるときには予め複数枚の薄いもの同士をラミ
ネートして厚みを稼いでおくと効果的である。
【0025】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
シート幅が段階的に異なる複数の発泡樹脂原反シートを
用意する第1の工程と、各発泡樹脂原反シートのうちの
第1のシート幅を有する第1の発泡樹脂原反シートにお
けるシート幅方向の両端部を接合する第2の工程と、該
工程により成形された芯管体の周囲に、前記第1のシー
ト幅よりも幅広の第2のシート幅を有する第2の発泡樹
脂原反シートをその両端部の接合部が該芯管体の接合部
とは該芯管体の管周方向に所定間隔を置くように積層さ
せる第3の工程と、から成る構成としたので、得られた
製品たる厚肉管体の各構成部分の弾発力が分散されるよ
うになり、該管体の不良製品の発生を防止できる。
【0026】また、請求項2の発明によれば、第1の発
泡樹脂原反シートを送り出すための第1の送出手段と、
該送り出された第1の発泡樹脂原反シートをそのシート
幅方向の両端部が対向するように湾曲させるための案内
部材と、該案内部材の近傍に設けられ前記第1の発泡樹
脂原反シートを加熱するための加熱手段と、該案内部材
に後続して設けられ、ベルト面同士が対向し、かつ、両
ベルト面にそのベルト長方向に沿うように断面半円状の
案内溝が各々形成された一対の成形ベルトと、から成る
第1段の成形部と,該第1段の成形部に後続して設けら
れ,第2の発泡樹脂原反シートを送り出すための第2の
送出手段と、該送り出された第2の発泡樹脂原反シート
をそのシート幅方向の両端部が対向するように湾曲させ
るための案内部材と、該案内部材の近傍に設けられ前記
第2の発泡樹脂原反シートを加熱するための加熱手段
と、該案内部材に後続して設けられ、ベルト面同士が対
向し、かつ、両ベルト面にそのベルト長方向に沿うよう
に断面半円状の案内溝が各々形成された一対の成形ベル
トと、から成る第2段の成形部と、を備える構成とした
ので、従来の構成部分を流用して請求項1の発明を容易
に構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法を実施に供される装置を示す
概略側面である。
【図2】第2段の成形部の導入側端部近傍を示す拡大断
面図である。
【図3】図1のW−W線に沿う平面図である。
【図4】図1のX−X線に沿う断面図である。
【図5】図1のY−Y線に沿う断面図である。
【図6】図1のZ−Z線に沿う断面図である。
【図7】三層構造の厚肉管体の製造過程を示す斜視図で
ある。
【図8】従来手法により製造された厚肉管体の構成を説
明するための端面図である。
【符号の説明】
1…第1段の成形部 2…第2段の成形部 3、4…成形ベルト 5、6…成形ベルト 7A…第1発泡樹脂シート 8A…第2発泡樹脂シート 12…第1一次成形ガイド(案内部材) 13…第1二次成形ガイド(案内部材) 17…第2一次成形ガイド(案内部材) 18…第2二次成形ガイド(案内部材) 21…芯管体 22…厚肉管体

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート幅が段階的に異なる複数の発泡樹
    脂原反シートを用意する第1の工程と、各発泡樹脂原反
    シートのうちの第1のシート幅を有する第1の発泡樹脂
    原反シートにおけるシート幅方向の両端部を接合する第
    2の工程と、該工程により成形された芯管体の周囲に、
    前記第1のシート幅よりも幅広の第2のシート幅を有す
    る第2の発泡樹脂原反シートをその両端部の接合部が該
    芯管体の接合部とは該芯管体の管周方向に所定間隔を置
    くように積層させる第3の工程と、から成ることを特徴
    とする発泡樹脂から成る厚肉管体の製造方法。
  2. 【請求項2】 第1の発泡樹脂原反シートを送り出すた
    めの第1の送出手段と、該送り出された第1の発泡樹脂
    原反シートをそのシート幅方向の両端部が対向するよう
    に湾曲させるための案内部材と、該案内部材の近傍に設
    けられ前記第1の発泡樹脂原反シートを加熱するための
    加熱手段と、該案内部材に後続して設けられ、ベルト面
    同士が対向し、かつ、両ベルト面にそのベルト長方向に
    沿うように断面半円状の案内溝が各々形成された一対の
    成形ベルトと、から成る第1段の成形部と,該第1段の
    成形部に後続して設けられ,第2の発泡樹脂原反シート
    を送り出すための第2の送出手段と、該送り出された第
    2の発泡樹脂原反シートをそのシート幅方向の両端部が
    対向するように湾曲させるための案内部材と、該案内部
    材の近傍に設けられ前記第2の発泡樹脂原反シートを加
    熱するための加熱手段と、該案内部材に後続して設けら
    れ、ベルト面同士が対向し、かつ、両ベルト面にそのベ
    ルト長方向に沿うように断面半円状の案内溝が各々形成
    された一対の成形ベルトと、から成る第2段の成形部
    と、を少なくとも備えたことを特徴とする厚肉管体の製
    造装置。
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