Deprecated: The each() function is deprecated. This message will be suppressed on further calls in /home/zhenxiangba/zhenxiangba.com/public_html/phproxy-improved-master/index.php on line 456
JP3127582B2 - 溶射用ジルコニア造粒乾燥粉末 - Google Patents
[go: Go Back, main page]

JP3127582B2 - 溶射用ジルコニア造粒乾燥粉末 - Google Patents

溶射用ジルコニア造粒乾燥粉末

Info

Publication number
JP3127582B2
JP3127582B2 JP04169903A JP16990392A JP3127582B2 JP 3127582 B2 JP3127582 B2 JP 3127582B2 JP 04169903 A JP04169903 A JP 04169903A JP 16990392 A JP16990392 A JP 16990392A JP 3127582 B2 JP3127582 B2 JP 3127582B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
powder
zirconia
thermal spraying
dry powder
granulated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP04169903A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05339698A (ja
Inventor
浩行 松村
敏彦 荒川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tosoh Corp
Original Assignee
Tosoh Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tosoh Corp filed Critical Tosoh Corp
Priority to JP04169903A priority Critical patent/JP3127582B2/ja
Publication of JPH05339698A publication Critical patent/JPH05339698A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3127582B2 publication Critical patent/JP3127582B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B41/00After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone
    • C04B41/45Coating or impregnating, e.g. injection in masonry, partial coating of green or fired ceramics, organic coating compositions for adhering together two concrete elements
    • C04B41/50Coating or impregnating, e.g. injection in masonry, partial coating of green or fired ceramics, organic coating compositions for adhering together two concrete elements with inorganic materials
    • C04B41/5025Coating or impregnating, e.g. injection in masonry, partial coating of green or fired ceramics, organic coating compositions for adhering together two concrete elements with inorganic materials with ceramic materials
    • C04B41/5042Zirconium oxides or zirconates; Hafnium oxides or hafnates
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B2111/00Mortars, concrete or artificial stone or mixtures to prepare them, characterised by specific function, property or use
    • C04B2111/00474Uses not provided for elsewhere in C04B2111/00
    • C04B2111/00482Coating or impregnation materials
    • C04B2111/00577Coating or impregnation materials applied by spraying
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B2111/00Mortars, concrete or artificial stone or mixtures to prepare them, characterised by specific function, property or use
    • C04B2111/10Compositions or ingredients thereof characterised by the absence or the very low content of a specific material
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B2111/00Mortars, concrete or artificial stone or mixtures to prepare them, characterised by specific function, property or use
    • C04B2111/90Electrical properties
    • C04B2111/94Electrically conducting materials

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)
  • Coating By Spraying Or Casting (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶射用ジルコニア造粒
乾燥粉末に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、粉末を溶射する場合、内径2m
m以下のパウダ−チュ−ブを通って溶射ガンに供給され
る。したがって、溶射用粉末は、粉末供給時の流動性が
重要視される。近年、耐熱性、硬度、耐摩耗性、耐食性
などにさらに優れた皮膜特性を得るために、1μm以下
のジルコニア粉末を使用することが増えており、この微
細な粉末を噴霧乾燥、転動造粒、流動造粒、攪拌造粒な
どによって造粒し、安定供給可能な粒度に分級調整され
たものが使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ジルコニア
粉末は、微細であるほど粉末同士のあるいはそれと器壁
との摩擦による静電気の発生が激しくなる。上記のよう
に造粒し分級しただけの粉末は軟らかいので、供給チュ
−ブ内で搬送ガスによって壊れ、微粉が生成し、帯電す
ることとなり、それによって、微粉が造粒粉末の表面に
付着し、さらに、チュ−ブ内に滞積し閉塞現象や供給不
良を生じる。この供給がスム−ズに行われないと、溶射
層における粒界、結晶粒および気孔から構成されている
積層が不均質になり、かつ1回当たりの皮膜厚みが不均
一になる。このような現象が生じると、製品の耐熱性、
硬度、耐摩耗性、強度、耐食性などに悪影響がでてく
る。
【0004】また、部分安定化ジルコニアの溶射皮膜
は、アルミナのそれに比べて、酸性の液やガスの雰囲気
における耐食性が劣る。例えば、30wt%HSO
溶液中にYで部分安定化させたジルコニア溶射皮
膜を浸漬させると、相転移により単斜晶が増加し強度な
どを落とす。一方、安定化ジルコニアの溶射皮膜は、相
転移を起こさず、しかも導電性など電気特性に優れてい
るが、機械的強度が低い。
【0005】これらの問題は、微粒子で純度がよい粉末
を用いて、従来のように粉末を分級調整や熱処理し、溶
射皮膜を形成させただけでは、解決されない。つまり、
耐熱性、硬度、耐摩耗性、耐食性など全ての面で優れた
ジルコニア溶射皮膜を得ることは難しい。
【0006】本発明は、これらの問題の解決された、す
なわち溶射にあたり搬送ガスによって壊されにくく、流
動性がよく、チューブ内で閉塞現象や供給不良を生じる
ことなく、かつ耐熱性、硬度、耐摩耗性、耐食性、導電
性などに優れた溶射皮膜をつくりうる溶射用ジルコニア
造粒乾燥粉末の提供を目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、主として結晶
子径1200A以下の酸化ジルコニウム、酸化イットリ
ウムおよびAl 2 3 からなり、Y23/ZrO2モル比
が1.5/98.5〜12/88の範囲であり、酸化ジ
ルコニウムと酸化イットリウムとの合計に対するAl2
3の量が0.05wt%以上1.0wt%未満であ
り、酸化ジルコニウムと酸化イットリウムとの合計に対
するSiO2の量が0.01wt%以下であり、かつ、
平均顆粒圧壊強度が0.10kgf/mm2以上である
溶射用ジルコニア造粒乾燥粉末、を要旨とするものであ
る。
【0008】Y/ZrOのモル比は、1.5/
98.5〜12/88の範囲でなければならず、とくに
2.5/97.5〜10/90の範囲がよい。この比が
1.5/98.5未満では、高温下あるいは応力下での
正方晶と単斜晶の相転移が起こりやすくなり、溶射皮膜
の靭性や機械的強度が低くなる。一方、Yの添加
量が8/92〜12/88の範囲に導電率のピ−クがあ
り、12/88を超えると導電率が低すぎることにな
る。
【0009】Alの含有量は、ZrOとY
との合計に対して0.05wt%以上1.0wt%未
満(Alの含有量の値は、ZrOとY
の合計に対するものとする)でなければならない。これ
が0.05wt%未満ではAlによって皮膜の耐
摩耗性などを向上させる効果が十分でなく、一方、1.
0wt%以上では皮膜の導電性が低下しすぎることにな
る。
【0010】耐食性については、部分安定化領域では、
Al0.05wt%未満では30wt%濃度のH
SO中などで皮膜の正方晶が単斜晶に転移するのを
抑制する効果が不十分であり、Al0.05wt
%以上にして十分な耐食性を備えることになる。一方、
Al1.0wt%を超えても1.0wt%未満の
場合にくらべて耐食性がそれほど向上しない。もっと
も、安定化領域では、Alの含有量に係わりなく
相転移の問題はない。
【0011】SiOは、粒界でガラス層を形成し、酸
素イオンの移動を阻害するが、0.01wt%以下であ
れば共存するAlによってガラス層の形成が抑制
される。
【0012】ジルコニア粉末の結晶子径は、1200A
以下でなければならない。結晶子径が1200Aを超え
ると、粉末粒子同士でネック焼結していることがあり、
溶射時の流動性が悪くなり、前記の皮膜の積層や厚みが
不均一となるなどの障害を起こすからである。
【0013】平均顆粒圧壊強度は、0.10kgf/m
以上でなければならない。それが0.10kgf/
mmに満たないと、溶射に使用する際、搬送ガス中で
顆粒が壊れ、前記の閉塞などの障害を起こすからであ
る。
【0014】このような条件を満足するジルコニア造粒
乾燥粉末は、噴霧乾燥法、転動造粒法、流動造粒法、攪
拌造粒法などによって製造することができる。例えば、
イットリウム化合物を含むジルコニウム塩を中和しある
いは加水分解してジルコニア水和ゾルを得、これを噴霧
乾燥して顆粒状のゲルとし、600〜1200℃で仮焼
してY2O3が固溶したジルコニアを得、これにAl2
3を添加し、平均粒子径1μm以下に湿式粉砕し、5
00〜3000cpに粘度調整し、大気中で造粒したの
ち乾燥するか乾燥したのち造粒し、1500℃以下で焼
成あるいは乾燥することによって製造することができ
る。
【0015】上記のジルコニウム塩は、水溶性であれば
いかなるものでもよく、例えば、オキシ塩化ジルコニウ
ム、塩化ジルコニウム、硝酸ジルコニウム、硫酸ジルコ
ニウムなどがある。ジルコニウム塩の水溶液にイットリ
ウム化合物を添加する時期は、中和法の場合は中和前が
よく、加水分解法の場合は前後どちらでもよいが、好ま
しくは、加水分解の前がよい。添加する形態としては、
酸化物あるいは焼成によって酸化物となる塩、水和酸化
物、水酸化物またはそれらの混合物がある。また、加水
分解を行う前に、該水溶性ジルコニウム塩水溶液に水和
ジルコニア、酸化ジルコニウム粒子などを添加すれば、
加水分解時間を短縮することができる。また、加水分解
終了後に、後工程の生産性を向上さすために加水分解終
了液を濃縮してもよい。上記のようにY23が固溶した
ジルコニアにAl23を添加することにより本発明の溶
射用ジルコニア造粒乾燥粉末を製造することができる
が、Al23源の添加時期は、それに限る必要はない。
例えば、中和法の場合はむしろ中和前がよく、加水分解
法の場合は前後どちらにしても格別の違いはないが、ど
ちらかといえば加水分解の前がよい。Al23源も、上
記のY23源と同じく、酸化物のほか塩、水和酸化物、
水酸化物またはそれらの混合物でもかまわない。酸化物
として添加する場合は、粉末粒子径は1μm以下が好ま
しい。
【0016】上記の水和ジルコニアゾルを乾燥し、ゲル
粉末を得る場合は、加水分解終了後直ちに乾燥しても濃
縮後に乾燥してもよく、更に加水分解終了後や濃縮後に
pH調整した後に乾燥してもよい。水和ジルコニアゾル
を乾燥し、造粒ゲル粉末を得る方法としては、噴霧乾燥
方法を用いることが好ましく、中でも流動性の向上のた
めに、回転ディスク方式がとくに好ましい。噴霧乾燥時
の熱風温度は、50〜300℃がよく、95〜200℃
がより好ましい。
【0017】造粒ゲル粉末を仮焼する方法としては、連
続、バッチ方式を問わず、一般的には、電気炉やガス炉
を用いることが多いが、回転ディスクにより、水和ジル
コニアゾルを噴霧しながら、乾燥−仮焼を同時に行う方
式を用いることもできる。
【0018】造粒ゲル粉末の仮焼は、中和法、加水分解
法いずれによるものも、500〜1200℃、保持時間
は、15分〜10時間程度の条件で行うのが好ましい。
皮膜の必要としている特性により仮焼温度を変え、目的
に合った溶射粉末を得ることができる。
【0019】ジルコニア粉末に、Alを添加し、
湿式粉砕混合するのに使用する粉砕機としては、ボ−ル
ミル、振動ボ−ルミル、アトリッションミルなどの湿式
粉砕機が好ましく、その際の粉砕媒体としては、ジルコ
ニアあるいはアルミナ製が好ましい。粉砕後のスラリ−
濃度は、経済性も考えて25wt%以上とするのが好ま
しい。
【0020】ジルコニアスラリ−を増粘剤を用いて粘度
500〜3000cpの範囲に粘度調整を行い、造粒乾
燥し、造粒乾燥粉末を得る方法としては、噴霧乾燥方法
が好ましく、中でも流動性の向上のために、回転ディス
ク方式がとくに好ましい。噴霧乾燥後の顆粒強度を保つ
ために、粘度調整前後に有機系バインダ−を添加してか
ら噴霧乾燥してもよい。噴霧乾燥時の熱風温度は、50
〜300℃がよく、水系の場合は、150〜230℃が
より好ましい。また、噴霧乾燥によってえられる粉末の
平均顆粒径としては、100μm以下が好ましい。
【0021】以上のようにして得られたジルコニア造粒
乾燥粉末に、ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラ
ール、アクリル系モノマーまたはポリマーなどのバイン
ダーを水または溶剤に溶解した溶液を上記粉末に吹き付
けて塗布し、乾燥することによって平均顆粒圧壊強度
0.10kgf/mm2以上の本発明の溶射用ジルコニ
造粒乾燥粉末が得られる。このバインダーの添加は、
上記の湿式粉砕後のジルコニアスラリーの段階で行って
もよい。また、上記バインダーとともにジルコニア粉末
が静電気を帯びるのを防ぐ性質を持つ、グリセリン、ソ
ルビトールなどのアルコール;グリセリン脂肪酸エステ
ル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステルなどのエス
テル;アルキルスルホン酸塩、N−アシルザルコネート
などのアニオン界面活性剤;ポリオキシエチレン脂肪酸
アルコールエーテル、ポリオキシエチレンステアリン酸
アミドなどの非イオン界面活性剤;アルキルイミダゾリ
ウムベタイン、β−アルキルアミノプロピオン酸塩など
の両性界面活性剤;ジメチルジアルキルアンモニウムク
ロリド、アルキルトリメチルアンモニウムクロリドなど
のカチオン界面活性剤;四級アンモニウム化合物;アミ
ン類などを併用すれば、ジルコニア粉末の帯電を防止す
ることができるので、いっそう流動性のよい溶射用ジル
コニア造粒乾燥粉末とすることができる。
【0022】上記のジルコニア造粒乾燥粉末を、電気、
ガスなどによって800〜1500℃の範囲、好ましく
は、1000〜1300℃の範囲で焼成する方法によっ
ても平均顆粒圧壊強度の高い溶射用ジルコニア造粒乾燥
粉末を製造することができる。この熱処理温度が800
℃未満では、得られる粉末の平均顆粒圧壊強度が不十分
であり、いっぽう、1500℃を超えると、得られる粉
末の結晶子径が1200Aを超え、いずれの場合も本発
明の溶射用ジルコニア造粒乾燥粉末が得られない。ま
た、後者のように熱処理温度が高すぎる場合、造粒粒子
内で部分的に焼結が起こっているところがあり、溶射温
度が低かった場合、未溶融部分が残存し、溶射皮膜の付
着効果が悪くなり、気孔率が上昇するので、皮膜の耐熱
性や硬度が低下する。
【0023】
【発明の効果】以上の如く、本発明の溶射用ジルコニア
造粒乾燥粉末は、従来のものと比較して、流動性が優れ
ており、内径2mm以下のパウダーチューブでも閉塞す
ることなく、単位時間当たりの供給量も安定している。
そのため、均質で付着効率が高く、また、耐摩耗性、耐
食性、導電性などに優れた溶射皮膜を得ることができ
る。
【0024】この粉末を耐摩耗性、耐食性などを必要と
する箇所あるいは酸素イオン伝導性を必要とする箇所に
溶射して皮膜を形成させることによって、従来法による
ものよりも寿命の長い溶射皮膜を得られることが期待さ
れる。
【0025】
【実施例】実施例1 ZrO2換算濃度50g/lのオキシ塩化ジルコニウム
水溶液にY23をZrO2とY23との合計に対するY2
3換算3モル%となるように添加し、還流下に加水分
解率が90%になるまで加水分解し、更に該水溶液にA
23(住友化学工業社製 AKP−30、以下同じ)
をZrO2に対して0.5wt%添加した後、ZrO2
算濃度が300g/lになるまで濃縮して水和ジルコニ
アゾルを得た。このゾルを回転ディスク方式の噴霧乾燥
装置を用いて熱風温度150℃で噴霧乾燥を行い、球状
造粒ゲル粉末を得た。このゲル粉末を更に大気雰囲気下
で1300℃、保持2時間の条件により電気炉による熱
処理によって溶射用部分安定化ジルコニア造粒乾燥粉末
を得た。
【0026】実施例2 ZrO2換算濃度50g/lのオキシ塩化ジルコニウム
水溶液にYCl3をZrO2とY23との合計に対するY
23換算3モル%となるように添加し、還流下で加水分
解率が89%になるまで加水分解し、更に該水溶液をZ
rO2換算濃度が310g/lになるまで濃縮し水和ジ
ルコニアゾルを得た。このゾルを実施例1と同じ条件で
噴霧乾燥を行い、ゲル粉末を得、大気雰囲気下で電気炉
により850℃、保持2時間の条件で仮焼してジルコニ
ア粉末を得、Al23を該ジルコニア粉末に対して0.
95wt%添加した後、ボールミルにより24時間湿式
粉砕混合して平均粒子径0.7μmのスラリーとし、濃
度2wt%のアンモニア水によって2000cpに粘度
調整し、190℃の熱風中に噴霧乾燥して部分安定化ジ
ルコニアからなる球状造粒粉末を得た。この粉末を更に
大気雰囲気下で1200℃、保持2時間の条件により電
気炉による熱処理によって、溶射用部分安定化ジルコニ
造粒乾燥粉末を得た。
【0027】実施例3 Al23の添加量をジルコニア粉末に対して0.05w
t%とするほかは実施例2と同じ条件にして溶射用部分
安定化ジルコニア造粒乾燥粉末を得た。
【0028】実施例4 ZrO2換算濃度50g/lのオキシ塩化ジルコニウム
水溶液にYCl3をZrO2とY23との合計に対するY
23換算3モル%となるように添加し、還流下に加水分
解率が90%になるまで加水分解し、更に該水溶液に水
酸化ナトリウム溶液を添加し水和ジルコニアゾルを得
た。このゾルを実施例1と同じ条件で噴霧乾燥を行い、
ゲル粉末を得、大気雰囲気下で電気炉により850℃、
保持2時間の条件で仮焼してジルコニア粉末を得、Al
23を該ジルコニア粉末に対して0.5wt%添加した
後、ボールミルにより24時間湿式粉砕混合して平均粒
子径0.7μmのスラリーとし、ポリビニルアルコール
(けん化度88、重合度500)を該ジルコニア粉末に
対して5wt%加え、増粘剤(サンノプコ製A−81
8)により1500cpに粘度調整し、帯電防止剤とし
てアニオン界面活性剤(サンノプコ社製ノプコサントR
FA)を上記ジルコニア粉末に対して0.5wt%添加
し、180℃の熱風中に噴霧乾燥して、溶射用部分安定
化ジルコニア造粒乾燥粉末を得た。
【0029】実施例5 イットリア源としてY23を使用し、その添加量をZr
2との合計に対して8モル%とするほかは実施例3と
同じ条件にして溶射用安定化ジルコニア造粒乾燥粉末を
得た。
【0030】実施例6 安定化ジルコニア粉末(東ソー社製 TZ−8Y)にA
23を該安定化ジルコニア粉末に対して0.05wt
%添加し、振動ボールミルで8時間粉砕混合し、それ以
降は実施例2と同じ条件にして溶射用安定化ジルコニア
造粒乾燥粉末を得た。
【0031】実施例7 Al23の添加量を安定化ジルコニア粉末に対して0.
9wt%とするほかは実施例6と同じ条件にして溶射用
安定化ジルコニア造粒乾燥粉末を得た。
【0032】比較例1 実施例2で得た噴霧乾燥された部分安定化ジルコニアか
らなる球状造粒粉末をそのまま溶射用部分安定化ジルコ
ニア造粒乾燥粉末として用いた。
【0033】溶射試験では、溶射開始後2〜3分間で波
打ち現象を生じ、粉末が安定供給されず、均一な厚みの
皮膜が得られなかった。
【0034】比較例2 Al23を添加せず、その他の条件は実施例2と同じに
して溶射用部分安定化ジルコニア造粒乾燥粉末を得た。
【0035】比較例3 Al23の添加量を安定化ジルコニア粉末に対して5w
t%とするほかは実施例6と同じ条件にして溶射用安定
化ジルコニア造粒乾燥粉末を得た。
【0036】比較例4 Al23の添加量を0.03wt%とし、Al23とと
もにSiO2を添加するほかは実施例6と同じ条件にし
て溶射用安定化ジルコニア造粒乾燥粉末を得た。
【0037】比較例5 熱処理温度を1400℃とするほかは実施例6と同じ条
件にして溶射用部分安定化ジルコニア造粒乾燥粉末を得
た。
【0038】溶射試験では、波打ち現象を生じ、粉末供
給量が不安定になり、均一な厚みの皮膜が得られなかっ
た。
【0039】以上の各例で得られた溶射用粉末の特性を
表1に、溶射試験の結果を表2に示す。
【0040】平均顆粒圧壊強度は、島津制作所製 微笑
圧縮試験機によって平均粒径に近い顆粒10個について
測定したものの平均値である。
【0041】溶射は、プラズマ溶射により50mm×6
0mm×5mmのブラスト処理されたSUS304試験
片に皮膜厚さ200μmを目標にして行った(溶射機M
ETCO社、プラズマガスAr/H)。皮膜の評価
は、溶射皮膜断面の顕微鏡観察による。また、皮膜の硬
度は、マイクロビッカ−ス硬度計により、試験荷重20
0g、負荷時間10秒の条件で測定した。さらに、JI
S H 8666のセラミック溶射試験方法およびJI
S H 8304の品質規格による熱衝撃試験によっ
て、試験片を900℃に加熱し、水中に投じて冷却する
という操作を10回繰り返すことによる耐熱衝撃性を測
定した。
【0042】耐食性試験は、SUS304全面をジルコ
ニア溶射した皮膜を用いて行った。試験方法としては、
100℃、30wt%H2SO4溶液による20日間の静
的浸漬条件で行い、皮膜表面のX線回折法による相転移
率(単斜晶量)の測定および走査型電子顕微鏡による皮
膜表面の観察を行った。単斜晶量は、次式を用いて算出
した。
【0043】 単斜晶量(%)=[{I(11−1)+I(111)}/ {I(11−1)+I(111)+It,c(111)}]×100 ここで、I(11−1)は単斜晶の11−1面のX線
強度、I(111)は単斜晶の111面のX線強度、
t,c(111)は正方晶、立方晶の111面のX線
強度である。
【0044】導電率の測定は、部分安定化領域のものは
大気中600℃で、安定化領域のものは大気中1000
℃で複素インピ−ダンスによるコ−ルコ−ルプロット法
により測定した。
【0045】 表1 Y SiO Al 結晶子径 平均顆粒 平均顆粒 /ZrO 径 圧壊強度 モル比 wt% wt% μm 実施例 1 3 0.007 0.5 520 46 0.25 2 3 0.005 0.95 440 50 0.20 3 3 0.008 0.05 430 50 0.15 4 3 0.004 0.05 275 57 0.10 5 8 0.005 0.05 540 50 0.14 6 8 0.006 0.5 520 52 0.16 7 8 0.005 0.9 530 50 0.20 比較例 1 3 0.005 0.01 270 58 0.04 2 3 0.005 0.01 450 50 0.14 3 8 0.006 5 440 52 0.22 4 8 0.025 0.03 500 52 0.16 5 8 0.007 0.05 1500 45 0.20 注)平均顆粒圧壊強度の単位:kgf/mm
【0046】 表2 単斜晶量 耐食性 皮膜の 硬 度 耐熱衝 導 電 率 評価 Hv 撃性 S/cm 実施例 1 20 ○ ◎ 780 ○ 0.08 2 30 ○ ◎ 850 ○ 0.05 3 30 ○ ◎ 740 ○ 0.001 4 25 ○ ○ 760 ○ 0.002 5 0 ○ ◎ 800 ○ 0.09 6 0 ○ ◎ 820 ○ 0.04 7 0 ○ ◎ 870 ○ 0.9 比較例 1 75 × △ 470 △ 0.002 2 70 × ◎ 720 ○ 0.002 3 0 ○ ◎ 820 ○ 0.006 4 0 × ○ 700 ○ 0.009 5 0 ○ △ 750 ○ 測定不可能 注)耐食性試験 ○:皮膜変化なし ×:皮膜腐食あり 皮膜の評価 ◎:厚みが均一で気孔が極めて少ない ○:厚みが均一で気孔が少ない △:厚みが不均一だが気孔が少ない 熱衝撃試験 ○:まったく剥離しない △:5〜10回で剥離した

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主として結晶子径1200A以下の酸化ジ
    ルコニウム、酸化イットリウムおよびAl 2 3 からな
    り、Y23/ZrO2モル比が1.5/98.5〜12
    /88の範囲であり、酸化ジルコニウムと酸化イットリ
    ウムとの合計に対するAl23の量が0.05wt%以
    上1.0wt%未満であり、酸化ジルコニウムと酸化イ
    ットリウムとの合計に対するSiO2の量が0.01w
    t%以下であり、かつ、平均顆粒圧壊強度が0.10k
    gf/mm2以上であることを特徴とする、溶射用ジル
    コニア造粒乾燥粉末。
JP04169903A 1992-06-05 1992-06-05 溶射用ジルコニア造粒乾燥粉末 Expired - Fee Related JP3127582B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04169903A JP3127582B2 (ja) 1992-06-05 1992-06-05 溶射用ジルコニア造粒乾燥粉末

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04169903A JP3127582B2 (ja) 1992-06-05 1992-06-05 溶射用ジルコニア造粒乾燥粉末

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05339698A JPH05339698A (ja) 1993-12-21
JP3127582B2 true JP3127582B2 (ja) 2001-01-29

Family

ID=15895114

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04169903A Expired - Fee Related JP3127582B2 (ja) 1992-06-05 1992-06-05 溶射用ジルコニア造粒乾燥粉末

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3127582B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2646395B1 (fr) * 2010-11-29 2018-04-25 Saint-Gobain Centre de Recherches et d'Etudes Européen Poudre de zircone yttriee fondue

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5957398A (en) * 1996-06-07 1999-09-28 Toray Industries, Inc. Composite ceramic materials as a pulverization medium and for working parts of a pulverizer
JP5061554B2 (ja) * 2006-09-25 2012-10-31 東ソー株式会社 ジルコニア微粉末及びその製造方法
JP4945729B2 (ja) * 2007-02-02 2012-06-06 ニイミ産業株式会社 ジルコニアビーズの製造方法
JP2007246395A (ja) * 2007-05-02 2007-09-27 Niimi Sangyo Kk ジルコニアビーズ及びその製造方法
KR101293766B1 (ko) * 2011-02-11 2013-08-05 충남대학교산학협력단 열용사 코팅재 및 그 제조방법과 코팅방법
EP3960721A4 (en) * 2019-04-25 2023-01-25 Tosoh Corporation SINTERED BODIES, POWDER AND METHOD OF MAKING THEREOF

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2646395B1 (fr) * 2010-11-29 2018-04-25 Saint-Gobain Centre de Recherches et d'Etudes Européen Poudre de zircone yttriee fondue

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05339698A (ja) 1993-12-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI598300B (zh) Film-forming powder and film-forming material
JP7069469B2 (ja) 成膜用又は焼結用粉末
JP2023138599A (ja) 溶射皮膜及び溶射部材
JP2020190032A (ja) 成膜用材料
US7837967B2 (en) Thermal spray powder and method for forming thermal spray coating
JP4560387B2 (ja) 溶射用粉末、溶射方法及び溶射皮膜
JP5495165B1 (ja) 溶射材料
JP3127582B2 (ja) 溶射用ジルコニア造粒乾燥粉末
JPH0665706A (ja) 溶射用ジルコニア粉末
US7279221B2 (en) Thermal spraying powder
JP4660905B2 (ja) ジルコニア微小球の製造方法
JPH05193948A (ja) ジルコニア粉末およびその製造方法
JP7380966B2 (ja) コールドスプレー用材料
JP4752098B2 (ja) ジルコニア球状焼結体の製造方法
JPWO2020217552A1 (ja) 成膜用又は焼結用粉末
JPH0665707A (ja) 溶射用ジルコニア粉末
JP6388153B2 (ja) 溶射材料
JP2006143551A (ja) ジルコニア粉末
JP3254730B2 (ja) 溶射用ジルコニア粉末
JP2002332559A (ja) 酸化物溶射用粒子およびその製造方法、ならびに該粒子を用いた溶射部材および耐食性部材
JP4396123B2 (ja) 部分安定化ZrO2球体およびその製造方法
JP2006193345A (ja) セラミックス微小球およびその製造方法
JPH05339697A (ja) 溶射用ジルコニア粉末の製造方法
JP7585574B2 (ja) コールドスプレー用粉末、コールドスプレー膜及び膜の製造方法
JPH05330826A (ja) ジルコニア粉末組成物

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071110

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081110

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091110

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees